JPH05327351A - 高周波発生装置 - Google Patents

高周波発生装置

Info

Publication number
JPH05327351A
JPH05327351A JP11545092A JP11545092A JPH05327351A JP H05327351 A JPH05327351 A JP H05327351A JP 11545092 A JP11545092 A JP 11545092A JP 11545092 A JP11545092 A JP 11545092A JP H05327351 A JPH05327351 A JP H05327351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
voltage
output
transistor
high frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11545092A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Katahira
洋一 片平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP11545092A priority Critical patent/JPH05327351A/ja
Publication of JPH05327351A publication Critical patent/JPH05327351A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高周波発生装置において、出力電圧の波高値
の変動を防止し、常に一定の波高値となる安定した出力
電圧を発生する。 【構成】 高周波発生装置21は発振回路2と、出力補
正回路22とからなる。そして、この出力補正回路22
は差動回路23およびバッファ回路部25,整流回路部
26および積分回路部27からなるフィードバック回路
24とから構成する。これにより、バッファ回路部25
から出力される出力電圧VB の変動から整流回路部26
および積分回路部27によりフィードバック電圧VF を
設定し、差動回路23に入力する。そして、差動回路2
3の増幅率を設定し、出力電圧VBの波高値V0Bの変動
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばセンサの検出処
理回路等に用いて好適な高周波発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、高周波発生装置には種々のもの
が存在するが、基本的な発振回路としてダイオードクリ
ップ型のウィーンブリッジ発振回路は広く知られてい
る。
【0003】ここで、従来技術として、このウィーンブ
リッジ発振回路を例に挙げ、図6に基づいて説明する。
【0004】図中、1は高周波発生装置を示し、該発生
装置1はダイオードクリップ型のウィーンブリッジ発振
回路として構成された発振回路2と、該発振回路2に接
続された出力補正回路としての温度補正回路3とから構
成されている。
【0005】また、前記発振回路2はオペアンプ4と、
該オペアンプ4の非反転端子およびアースと出力端子と
の間に接続された発振周波数設定回路部5と、前記オペ
アンプ4の反転端子およびアースと出力端子との間に接
続された負帰還調整回路部6とから構成されている。
【0006】ここで、発振周波数設定回路部5はオペア
ンプ4の非反転端子と出力端子との間に位置して直列に
接続された抵抗値R1 を有する発振基準抵抗7および静
電容量C1 を有する発振基準コンデンサ8と、該発振基
準コンデンサ8とオペアンプ4の非反転端子の接続点9
とアースとの間に位置して並列に接続された抵抗値R2
を有する発振基準抵抗10および静電容量C2 を有する
発振基準コンデンサ11とからなる。
【0007】かくして、発振周波数fは、次の数式1の
ようになる。
【0008】
【数1】
【0009】また、負帰還調整回路部6は前記オペアン
プ4の反転入力端子とアースとの間に接続され、抵抗値
R3 を有する第1の負帰還抵抗12と、前記オペアンプ
4の反転端子と出力端子との間に接続され、抵抗値R4
を有する第2の負帰還抵抗13と、該第2の負帰還抵抗
13と並列に接続され、抵抗値R5 を有する第3の負帰
還抵抗14と直列に接続された抵抗値RD を有するダイ
オードリミッタ15とから構成され、該ダイオードリミ
ッタ15は接続方向の異なるダイオード15A,15B
とからなる。
【0010】そして、この発振回路2は次の数式2の発
振条件を満足したときに数式1の発振周波数fで発振す
る。
【0011】
【数2】
【0012】さらに、オペアンプ4の出力端子から出力
される発振電圧Vの波高値V0 は接続点9の電圧を発振
基準電圧Vi とすると、
【0013】
【数3】 となる。
【0014】さらに、温度補正回路3は、結合コンデン
サ16および入力抵抗17を介して前記オペアンプ4の
出力端子に反転端子を接続したオペアンプ18と、該オ
ペアンプ18の出力端子と反転端子との間に接続された
調整抵抗19および温度補正素子としてのサーミスタ2
0とから構成され、前記オペアンプ18の非反転端子は
アースに接続されている。
【0015】そして、当該温度補正回路3のサーミスタ
20により、温度変化を検出し、発振回路2から出力さ
れる発振電圧Vの波高値V0 の変動を防止するようにな
っている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による高周波発生装置1では、前記数式3に示す
ように、発振電圧Vの波高値V0 は負帰還調整回路部6
の各抵抗12,13,14およびダイオード15A,1
5Bからなるダイオードリミッタ15のそれぞれの抵抗
値により設定されるが、特にダイオードリミッタ15は
温度特性が顕著であるために、温度変化により抵抗値R
D が大きく変化し、増幅率A1 が大きく変化することに
なり、波高値V0 が温度変化に対して変動することにな
る。
【0017】この波高値V0 の変動を防止するために、
上記従来技術では、発振回路2の出力側に温度補正回路
3を接続し、該温度補正回路3を構成する温度補正素子
としてのサーミスタ20によりダイオード15A,15
Bの温度特性を打ち消すようにしている。
【0018】しかし、ダイオード15A,15Bの温度
特性を完全に打ち消すサーミスタ20を選択することは
非常に困難であり、確実な温度補正を行なうことができ
ず、温度変化に対する波高値V0 の変動を確実に防止す
ることができないという問題がある。
【0019】このため、この高周波発生装置1をセンサ
の検出処理回路等に用いた場合には、温度変化による検
出誤差が生じ、高精度の検出を行なうことができなくな
るという問題がある。
【0020】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は発振回路から出力される高周波
電圧の波高値の変動に拘らず、常に一定の波高値となる
高周波の出力電圧が出力できる出力補正回路を有する高
周波発生装置を提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明が採用する構成の特徴は、出力補正回路
は、基準電圧により増幅率を決定する複数個のトランジ
スタからなる差動回路と、該差動回路の出力側と入力側
との間に接続されたフィードバック回路とにより構成し
たことにある。
【0022】また、前記フィードバック回路は、前記差
動回路の出力側に接続され、高周波の出力電圧を出力す
るバッファ回路部と、該バッファ回路部の出力側に接続
され、前記出力電圧を整流する整流回路部と、該整流回
路部からの信号を積分して基準電圧を発生する積分回路
部とから構成し、該積分回路部からの基準電圧を前記差
動回路に入力することが望ましい。
【0023】
【作用】上記構成により、バッファ回路部から出力され
る高周波の出力電圧の波高値が一定の波高値と異なる場
合には、この差によりフィードバック回路から差動回路
に出力される基準電圧を変動させ、該差動回路の増幅率
を変えてバッファ回路部から出力される高周波の出力電
圧の波高値を、一定の波高値に収束させ、一定の波高値
を有する高周波の出力電圧を発生させることができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図5に基
づき説明する。なお、実施例では前述した従来技術と同
一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する
ものとする。
【0025】図中、21は本実施例による高周波発生装
置を示し、該発生装置21は従来技術と同様のダイオー
ドクリップ型のウィーンブリッジ発振回路として構成さ
れ、波高値V0 の発振電圧Vを発生する発振回路2と、
該発振回路2に接続された本実施例による出力補正回路
22とから構成されている。
【0026】ここで、出力補正回路22は後述する差動
回路23と、該差動回路23に接続されたフィードバッ
ク回路24とからなり、該フィードバック回路24は波
高値VB の高周波の出力電圧VB を出力するバッファ回
路部25,該バッファ回路部25の出力側に接続された
整流回路部26および積分回路部27から構成してい
る。また、前記出力補正回路21内には積分回路部27
に一定電圧VE を出力する電圧設定回路部28を有して
いる。
【0027】ここで、差動回路23の回路構成を図2に
基づいて説明する。
【0028】まず、該差動回路23では、A点から前記
発振回路2の発振電圧V(波高値V0 ,周波数f)がコ
ンデンサ29および抵抗30を介して入力され、差動回
路23には4本の基準ライン、即ち印加電圧VCCライン
31,ベース電圧VK ライン32,フィードバック電圧
VF ライン33およびアース電圧ライン34が設定され
ている。そして、前記各ライン31,32,33,34
の間にそれぞれトランジスタ等の電子部品を接続するこ
とにより差動回路23が構成されている。
【0029】まず、印加電圧VCCライン31,ベース電
圧VK ライン32およびアース電圧ライン34とのそれ
ぞれの間にはベース電圧VK 設定用の抵抗35,36が
直列に接続され、また抵抗35とベース電圧VK ライン
32との間には、緩衝用のトランジスタ37のベース側
が接続され、コレクタ側は印加電圧VCCライン31に接
続され、エミッタ側は後述する電流分流回路40に接続
されている。
【0030】38はカレントミラー回路を示し、該カレ
ントミラー回路38は1個の駆動トランジスタ38A
と、4個の受動トランジスタ38B〜38Eとからな
り、各トランジスタ38A〜38Eのエミッタ側が前記
印加電圧VCCライン31に接続され、各トランジスタ3
8A〜38Eのベース側は接続点38Fにおいてそれぞ
れ接続されると共に、トランジスタ38Aのコレクタ側
に接続されている。
【0031】そして、前記カレントミラー回路38のト
ランジスタ38Aのエミッタ側は抵抗39を介してアー
ス電圧ライン34に接続され、トランジスタ38B,3
8Cのエミッタ側はコンデンサ29および抵抗30を介
して発振回路2の出力側に接続されると共に、後述する
一対のトランジスタ40A,40Bにより構成された電
流分流回路40に接続される。一方、トランジスタ38
D,38Eのコレクタ側はそれぞれ電流加算回路41の
トランジスタ41A,41Bのコレクタ側に接続されて
いる。
【0032】40は一対のトランジスタ40A,40B
により構成された電流分流回路を示し、該電流分流回路
40の各トランジスタ40A,40Bのベース側は、前
記緩衝用のトランジスタ37のエミッタ側に接続され、
一方のトランジスタ40Aのエミッタ側は後述する第2
のカレントミラー回路43の一方のトランジスタ43A
のコレクタ側および各トランジスタ43A,43Bのベ
ース側に接続され、さらに他方のトランジスタ40Bの
エミッタ側は後述する第1のカレントミラー回路42の
他方のトランジスタ42Bのコレクタ側および出力補正
回路47のトランジスタ48,49のエミッタ側に接続
されている。
【0033】41は一対のトランジスタ41A,41B
により構成された電流加算回路を示し、該電流加算回路
41の各トランジスタ41A,41Bのベース側は、前
記緩衝用のトランジスタ37のエミッタ側に接続され、
各トランジスタ41A,41Bのエミッタ側は第1のカ
レントミラー回路42を構成する各トランジスタ42
A,42Bのベース側および一方のトランジスタ42A
のコレクタ側に接続され、さらに各トランジスタ41
A,41Bのコレクタ側は前記カレントミラー回路38
の各トランジスタ38D,38Eのコレクタ側にそれぞ
れ接続されている。
【0034】42,43,44は第1,第2,第3のカ
レントミラー回路をそれぞれ示し、該各カレントミラー
回路42,43,44はそれぞれ一対のトランジスタ4
2Aと42B,43Aと43B,44Aと44Bにより
構成され、各トランジスタ42A〜44Bのエミッタ側
はアース電圧ライン34に接続されている。
【0035】45,46は印加電圧VCCライン31とベ
ース電圧VK ライン32との間に接続された第4,第5
のカレントミラー回路を示し、該カレントミラー回路4
5,46は一対のトランジスタ45Aと45B,46A
と46Bにより構成され、各トランジスタ45A〜46
Bのエミッタ側は印加電圧VCCライン31にそれぞれ接
続されている。
【0036】そして、第4のカレントミラー回路45の
一方のトランジスタ45Aのコレクタ側および各トラン
ジスタ45A,45Bのベース側は、後述する変動検出
回路47のトランジスタ48のコレクタ側に接続され、
他方のトランジスタ45Bのコレクタ側は第3のカレン
トミラー回路44の一方のトランジスタ44Aのコレク
タ側および各トランジスタ44A,44Bのベース側に
接続されている。
【0037】一方、第5のカレントミラー回路46の一
方のトランジスタ46Aのコレクタ側および各トランジ
スタ46A,46Bのベース側は出力電圧補正回路47
のトランジスタ51のコレクタ側に接続され、他方のト
ランジスタ46Bのコレクタ側は第3のカレントミラー
回路44の他方のトランジスタ44Bのコレクタ側に接
続されている。
【0038】47は出力補正回路を示し、該出力補正回
路47は4個のトランジスタ48,49,50,51よ
り構成されている。
【0039】ここで、前記トランジスタ48のエミッタ
側はトランジスタ49のエミッタ側、電流分流回路40
の他方のトランジスタ40Bのエミッタ側および第1の
カレントミラー回路42の他方のトランジスタ42Bの
コレクタ側にそれぞれ接続され、コレクタ側は前記第4
のカレントミラー回路45の一方のトランジスタ45A
のコレクタ側および各トランジスタ45A,45Bのベ
ース側に接続され、ベース側はフィードバックVF ライ
ン33に接続されている。
【0040】また、前記トランジスタ49のエミッタ側
は前記トランジスタ48のエミッタ側,電流分流回路4
0の他方のトランジスタ40Bのエミッタ側および第1
のカレントミラー回路42の他方のトランジスタ42B
のコレクタ側に接続され、コレクタ側は印加電圧VCCラ
イン31に接続され、ベース側はトランジスタ50のベ
ース側およびベース電圧VK ライン32に接続されてい
る。
【0041】さらに、前記トランジスタ50のエミッタ
側はトランジスタ51のエミッタ側および第2のカレン
トミラー回路43の他方のトランジスタ43Bのコレク
タ側に接続され、コレクタ側は印加電圧VCCライン31
に接続され、ベース側は前記トランジスタ49のベース
側およびベース電圧VK ライン32に接続される。
【0042】さらにまた、前記トランジスタ51のエミ
ッタ側はトランジスタ50のエミッタ側および第2のカ
レントミラー回路43の他方のトランジスタ43Bのコ
レクタ側に接続され、コレクタ側は第5のカレントミラ
ー回路46の一方のトランジスタ46Aのコレクタ側お
よび各トランジスタ46A,46Bのベース側に接続さ
れ、べース側はフィードバック電圧VF ライン33に接
続されている。
【0043】52は差電流検出抵抗を示し、該差電流検
出抵抗52の一端は第5のカレントミラー回路46の他
方のトランジスタ46Bのコレクタ側,第3のカレント
ミラー回路44の他方のトランジスタ44Bのコレクタ
側との間の接続点53に接続され、その他端はベース電
圧VK ライン32に接続されている。そして、該差電流
検出抵抗52は前記出力補正回路47のトランジスタ4
8のコレクタ側電流I1 と出力補正回路47のトランジ
スタ51のコレクタ側電流I2 との差電流I0(I0 =
I1 −I2 )をベース電圧VK を基準として電圧VB に
変換し、バッファ回路部25に入力する。
【0044】また、差電流検出抵抗52により変換され
た電圧VB は、A点から入力された発振電圧Vを差動回
路23で増幅(または減衰)されたものと見ることがで
き、その増幅率はバッファ回路部25,整流回路部26
および積分回路部27を介してフィードバック電圧VF
ライン33から入力されるフィードバック電圧VF によ
り決定される。
【0045】そして、このように構成される差動回路2
3は基準電圧となるフィードバック電圧VF により増幅
率が決定され、A点から入力された発振電圧V(波高値
V0,周波数f)を、接続点53からの出力ライン54
を介してバッファ回路部25に出力電圧VB (波高値V
0B,周波数f)として出力する。
【0046】次に、図3に基づいてバッファ回路部2
5,整流回路部26,積分回路部27および電圧設定回
路部28の回路構成について説明する。
【0047】図中、55はバッファ回路部25を構成す
るオペアンプを示し、該オペアンプ55の非反転端子は
出力ライン54を介して作動増幅回路部23の接続点5
3に接続され、反転端子は出力端子に接続されている。
また、出力端子は外部のセンサの検出処理回路に接続さ
れ、図4に示すような出力電圧VB (波高値V0B,周波
数f)を出力する。さらに、この出力電圧VB はオペア
ンプ56の反転端子にも出力される(B点)。
【0048】56は整流回路部26を構成するオペアン
プを示し、該オペアンプ56の反転端子は入力抵抗5
7、結合コンデンサ58を介して前記オペアンプ55の
出力端子に接続され、非反転端子はベース電圧VK ライ
ン32に接続され、出力端子にはダイオード59A,5
9Bおよび帰還抵抗60が接続されている。そして、整
流回路部26は反転半波整流回路を構成し、ベース電圧
VK を基準とした図4のようなB点から入力された電圧
VB の反転半波整流電圧VC が出力される。
【0049】61は積分回路部27を構成するオペアン
プを示し、該オペアンプ61の反転端子は直列に接続さ
れた入力抵抗62,63を介して前記整流回路部26の
オペアンプ56の出力端子に接続され、前記入力抵抗6
2,63の接続点64とアースとの間には積分コンデン
サ65が接続されると共に、該オペアンプ61の出力端
子と接続点64との間には帰還抵抗66が接続され、か
つ入力抵抗63の出力側とオペアンプ61の出力端子と
の間には帰還コンデンサ67が接続されている。また、
前記オペアンプ61の非反転端子は後述するオペアンプ
68の出力端子に接続され、電圧設定回路部28で設定
された一定電圧VE が入力される。そして、積分回路部
27は反転平滑回路を構成し、該積分回路部27は後述
する一定電圧VE を基準にした反転平滑処理を行い、オ
ペアンプ61の出力端子(D点)からは図4に示すよう
な直流電圧となるフィードバック電圧VF をフィードバ
ック電圧VF ライン33に出力する。
【0050】68は電圧設定回路部28を構成するオペ
アンプを示し、該オペアンプ68の非反転端子は、前記
ベース電圧VK ライン32とアースとの間に直列接続さ
れた各設定抵抗69A,69B,69Cのうち中間の設
定抵抗69Bに接続され、反転端子は、出力端子とアー
スとの間に直列接続された基準抵抗70A,70Bの接
続点71に接続され、出力端子は前記基準抵抗70Bお
よび前記オペアンプ61の非反転端子に接続されてい
る。そして、電圧設定回路部28は各設定抵抗69A,
69B,69Cにより一定電圧VE を積分回路部27の
基準電圧として出力する。
【0051】次に、図4および図5に基づいて、本実施
例による高周波発生装置21の出力補正回路22の動作
について説明する。
【0052】まず、図4は通常時の各点における波形を
示し、1段目は発振回路2から差動回路23に出力され
る発振電圧Vの波形、2段目はバッファ回路部25から
整流回路部26および外部に出力される出力電圧VB の
波形、3段目は整流回路部26から積分回路部27に出
力される反転半波整流電圧VC の波形、4段目は積分回
路部27から差動回路23に出力されるフィードバック
電圧VF の波形をそれぞれ示している。なお、2段目の
出力電圧VB の波形は外部のセンサの検出処理回路に同
じ波形を出力する。
【0053】そして、フィードバック電圧VF は、前記
差動回路23のフィードバック電圧VF ライン33に接
続されているため、フィードバック電圧VF の変動が出
力補正回路47の各トランジスタ48〜51のベース−
エミッタ電圧を変化させ、差動回路23の各素子に流れ
る電流を変動させ、該差動回路23の最終段に位置する
差電流検出抵抗52を流れる電流I0 を変化させ、電圧
VB を変化させる。従って、フィードバック電圧VF は
該差動回路23の増幅率を設定する。
【0054】即ち、フィードバック電圧VF が高いとき
には増幅率を小さくし、フィードバック電圧VF が低い
ときには増幅率を大きくする。これにより、外部に出力
される出力電圧VB の波高値V0Bを調整するようになっ
ている。
【0055】次に、図5に基づいて、図6に示す発振回
路2中のダイオードリミッタ15が温められることによ
り抵抗値が変化して、発振電圧が通常の波高値V0 より
も高い波高値V0′になった場合の出力補正回路22の
補正について述べる。
【0056】ここで、発振回路2中のダイオードリミッ
タ15が温められて抵抗値が変化すると、前記数3に示
す増幅率A1 が変化し、該発振回路2からの発振電圧が
通常の波高値V0 よりも高い波高値V0′となる発振電
圧V′となる。
【0057】この場合の各点における波形を図5に示
し、1段目は発振回路2から差動回路23に出力される
発振電圧V′の波形、2段目はバッファ回路部25から
整流回路部26および外部に出力される出力電圧VB′
の波形、3段目は整流回路部26から積分回路部27に
出力される反転半波整流電圧VC′の波形、4段目は積
分回路部27から差動回路23に出力されるフィードバ
ック電圧VF′の波形、5段目はフィードバック電圧V
F′により補正されたバッファ回路部25からの出力さ
れる出力電圧VB′の波形をそれぞれ示している。
【0058】このように、発振回路2からの発振電圧V
が高い波高値V0′の発振電圧V′となって差動回路2
3に出力されると、該差動回路23では発振電圧V′を
増幅させて出力電圧VB′とするため、この出力電圧V
B′の波高値V0B′は波高値VB よりも高くなり、積分
回路部27から差動回路23にフィードバックされるフ
ィードバック電圧VF も高いフィードバック電圧VF′
となる。
【0059】そして、このフィードバック電圧VF′は
差動回路23のフィードバック電圧VF ライン33に入
力され、該フィードバック電圧VF ライン33とベース
電圧VK ライン32との電位差を変化させ、出力電圧補
正回路47の各トランジスタ48〜51のベース−エミ
ッタ電圧を調整して、差動回路23の増幅率を小さくす
る。これにより、出力電圧VB′の波高値V0B′を波高
値VB に減衰させ、5段目に示す出力電圧VB を出力す
る。従って、バッファ回路部25からは常に波高値V0B
となる出力電圧VB をセンサ側に出力することができ
る。
【0060】一方、発振回路2からの発振電圧Vの波高
値V0 が小さくなった場合には、この減少をフィードバ
ック電圧VF を低くして、差動回路23の増幅率を大き
くすることで出力電圧VB の波高値V0Bを調整すること
ができ、常に一定の波高値V0Bとなる出力電圧VB をセ
ンサの検出処理回路にバッファ回路部25から出力する
ことができる。
【0061】かくして、本実施例による高周波発生装置
21は発振回路2と、該発振回路2からの発生電圧Vの
波高値V0 を補正すべく接続され、差動回路23,バッ
ファ回路部25,整流回路部26および積分回路部27
からなる出力補正回路22とから構成し、該出力補正回
路22はバッファ回路部25からの出力電圧VB をセン
サ側に出力すると共に、この出力電圧VB に対して整流
回路部26および積分回路部27のフィードバック回路
を介してフィードバック電圧VF を設定し、このフィー
ドバック電圧VF を前記差動回路23に戻して、該差動
回路23の増幅率を設定するようにしたから、発振回路
2からの発生電圧Vの波高値V0 が変動した場合でも、
このフィードバック電圧VF により常に一定の波高値V
0Bとなる出力電圧VB を得ることができる。
【0062】従って、本実施例による高周波発生装置2
1は外部温度等の影響により発振回路2からの発生電圧
Vの波高値V0 が変動した場合でも、フィードバック電
圧VF により差動回路23の増幅率を調整することによ
り、バッファ回路部25からは常に一定の波高値V0Bと
なる出力電圧VB を出力できる。そして、トルクセンサ
等の検出処理回路に用いたときには、発振器からの波高
値の変動による誤検出を確実に防止し、高精度の検出を
行うことができる。
【0063】さらに、本実施例の高周波発生装置21は
歪みゲージおよび差動トランス等のセンサの検出処理回
路に用いることによっても、高精度な検出ができる。
【0064】なお、前記実施例では、フィードバック回
路の整流回路部26および積分回路部27をそれぞれ反
転させる回路を用いたが、本発明はこれに限らず、全波
整流回路および積分回路により構成してもよい。
【0065】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、高
周波発生装置を発振回路の出力側に接続する出力補正回
路を、基準電圧により増幅率を決定する複数個のトラン
ジスタからなる差動回路と、該差動回路の出力側と入力
側との間に接続されたフィードバック回路とから構成す
ることにより、発振回路から出力される発振電圧の波高
値が外部の影響により変動したときでも、フィードバッ
ク回路により差動回路に入力される基準電圧を調整する
ことにより、差動回路の増幅率を設定することができ、
高周波発生装置からは一定の波高値を有する出力電圧を
出力することができる。
【0066】そして、この高周波発生装置をセンサ処理
回路等に用いた場合には、外部の温度変化等によっても
波高値が変動しない出力電圧を印加することができ、正
確な検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による高周波発生装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】本実施例による出力補正回路の差動回路の具体
例を示す回路図である。
【図3】本実施例による出力補正回路のバッファ回路
部、整流回路部、積分回路部および電圧設定回路部の具
体例を示す回路図である。
【図4】本実施例による高周波発生装置の発振回路およ
び出力補正回路の各回路部からの電圧波形を示す波形図
である。
【図5】本実施例による発振回路の発生電圧の波高値が
高くなったときの、発振回路および出力補正回路の各回
路部からの電圧波形を示す説明図である。
【図6】従来技術による高周波発生器の回路構成を示す
回路図である。
【符号の説明】 2 発振回路 21 高周波発生装置 22 出力補正回路 23 差動回路 24 フィードバック回路 25 バッファ回路部 26 整流回路部 27 積分回路部 28 電圧設定回路部 V 発生電圧 VB 出力電圧 VC 反転全波整流電圧 VCC 印加電圧 VE 一定電圧 VF フィードバック電圧(基準電圧) V0 ,V0B 波高値

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波電圧を発生する高周波発振回路
    と、該発振回路に接続された出力補正回路とからなる高
    周波発生装置において、前記出力補正回路は、基準電圧
    により増幅率を決定する複数個のトランジスタからなる
    差動回路と、該差動回路の出力側と入力側との間に接続
    されたフィードバック回路とにより構成したことを特徴
    とする高周波発生装置。
  2. 【請求項2】 前記フィードバック回路は、前記差動回
    路の出力側に接続され、高周波の出力電圧を出力するバ
    ッファ回路部と、該バッファ回路部の出力側に接続さ
    れ、前記出力電圧を整流する整流回路部と、該整流回路
    部からの信号を積分して基準電圧を発生する積分回路部
    とから構成し、該積分回路部からの基準電圧を前記差動
    回路に入力してなる請求項1記載の高周波発生装置。
JP11545092A 1992-04-08 1992-04-08 高周波発生装置 Pending JPH05327351A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11545092A JPH05327351A (ja) 1992-04-08 1992-04-08 高周波発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11545092A JPH05327351A (ja) 1992-04-08 1992-04-08 高周波発生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05327351A true JPH05327351A (ja) 1993-12-10

Family

ID=14662855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11545092A Pending JPH05327351A (ja) 1992-04-08 1992-04-08 高周波発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05327351A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100493337B1 (ko) * 2004-09-07 2005-06-02 주식회사 경인특수금속 고주파 펄스 발진기

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5927609A (ja) * 1982-08-04 1984-02-14 Canon Inc 正弦波発振回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5927609A (ja) * 1982-08-04 1984-02-14 Canon Inc 正弦波発振回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100493337B1 (ko) * 2004-09-07 2005-06-02 주식회사 경인특수금속 고주파 펄스 발진기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2586495B2 (ja) 高周波検出回路
JP3178212B2 (ja) 発振回路
JPS6318434B2 (ja)
JP3135283B2 (ja) 絶対値検出用信号処理回路装置
JPH05327351A (ja) 高周波発生装置
JPH08181546A (ja) レベルシフト回路
JP2753422B2 (ja) 全波整流回路
JP2561023B2 (ja) 高周波信号レベル検出回路および高周波信号レベル検出方法
US6445219B1 (en) Method and circuit configuration for converting a frequency signal to a DC voltage
KR100216034B1 (ko) 인덕턴스 변화 검출장치
JPH0566164A (ja) 磁歪式トルクセンサ
US5189380A (en) Integrated circuit for transducers
JPH0731614Y2 (ja) 包絡線電圧検出回路
JPH11308049A (ja) 水晶発振回路
JP2549674Y2 (ja) Aft回路
JPH0122288Y2 (ja)
WO2020067341A1 (ja) 温度補償回路及び温度補償水晶発振器
JPS5830321Y2 (ja) 検波回路
JPH05288700A (ja) 湿度検出回路
JPS58200119A (ja) 圧力センサ装置
JPS63311815A (ja) 波形整形回路
JPS6256685B2 (ja)
JP2708554B2 (ja) ローパワー湿度センサ
JPS6369303A (ja) 発振回路
JPH0216042B2 (ja)