JPH05327286A - 電子部品挿入装置 - Google Patents

電子部品挿入装置

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JPH05327286A
JPH05327286A JP4156175A JP15617592A JPH05327286A JP H05327286 A JPH05327286 A JP H05327286A JP 4156175 A JP4156175 A JP 4156175A JP 15617592 A JP15617592 A JP 15617592A JP H05327286 A JPH05327286 A JP H05327286A
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electronic component
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pallet
electronic
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JP4156175A
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Manabu Yamauchi
学 山内
Hiroshi Yamazaki
洋 山崎
Hideki Suzui
秀樹 鈴井
Masatada Itabane
賢忠 板羽
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 電子部品が収納されたトレイパレットから供
給された電子部品を回路基板に挿入する電子部品挿入装
置において、ステップS21でトレイパレットからの部
品供給動作が行われ、ステップS22で該部品供給が正
常に行われているか否かの判別がなされる。NOのとき
には、ステップS25にて該部品をトレイパレットの元
の位置に戻すリカバリ動作を行い、次のステップS26
でこのリカバリ動作が一定回数に達したか否かを判別
し、NOのときステップS21に戻って再度部品供給動
作を試みる。 【効果】 電子部品自体に異常がないのに部品供給が正
常に行われないとき、該部品を戻して再使用に回すこと
ができ、コストダウンが図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板等に挿入
されたIC等の電子部品の端子ピンをプリント基板等の
回路基板に挿入するような電子部品挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンデンサ、抵抗、IC(集積回路)等
の電子部品をプリント基板等の回路基板に実装するよう
な基板実装工程は、自動実装による合理化が進んでいる
が、近年においては、製品の多様化、多機能化、多品種
化、また製品開発のサイクルの短縮化等により、電子部
品の種類数も膨大となっており、多品種、多形状の電子
部品の自動実装が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、多品種の電
子部品を使用する自動実装の場合に、いわゆるバラ部品
の自動供給が必要とされる。これは、従来において、コ
ンデンサや抵抗等の一定形状の部品は、いわゆるテーピ
ング等の自動供給に適した部品供給が行えるが、トラン
ス等の大型の異形部品は、テーピング化が困難であり、
手作業で部品供給及び回路基板への挿入を行わざるを得
ないのが現状である。
【0004】また、従来の電子部品の自動挿入装置等
は、1品種1形状の電子部品に対応するものが基本とな
っており、部品供給ユニットも1機種に対応する構成が
主であったため、他の供給形態の部品供給機とのライン
バランスがとりにくく、投資効果が得られないという欠
点もある。
【0005】さらに、いわゆるバラの電子部品をトレイ
パレットの格子枠内に収納して供給する部品供給機も考
えられているが、上記テーピング等の部品供給に比べて
部品供給の機械的精度が出し難く、例えばトレイパレッ
トの格子枠内に電子部品が収納されていても配置角度が
異なっている等の僅かの狂いでも、正常な部品挿入が行
えず、不良部品として自動廃棄されたり、挿入作業が停
止されたりするような不具合が生じる虞れがある。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、トランス等の大型の異形部品の供給が容
易に行え、部品供給が正常に行われなかったり、端子ピ
ンが正常位置になかったりして、回路基板への部品挿入
に不都合が生じた場合に、当該電子部品をそのまま廃棄
処分することなく、後の再使用等への適用を可能とし得
るような電子部品供給装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子部品供
給装置は、複数の電子部品が配列されたトレイパレット
から必要とされる電子部品を取り出して回路基板に該電
子部品の端子ピンを挿入する電子部品挿入装置であっ
て、上記トレイパレットから取り出された電子部品の回
路基板への挿入が不都合な状況か否かを判断する判断手
段を設け、この判断手段により部品挿入が不都合である
と判断されたとき、上記取り出された電子部品を上記ト
レイパレットの元の位置に戻すことを特徴とする。
【0008】ここで、上記判別手段は、上記電子部品の
供給状態を判別したり、あるいは、上記電子部品の端子
ピンの状態を判別するように設定すればよい。
【0009】
【作用】電子部品の供給状態が正常でなかったり、電子
部品の端子ピンの挿入が正常に行えないような、部品挿
入作業に不都合が生じたとき、電子部品を元のトレイパ
レットの位置に戻しているため、部品の収納位置や角度
がずれているだけで部品自体には異常がない場合に、該
電子部品を再使用等に回すことが可能となり、コストダ
ウンに貢献できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について、図
面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る電子
部品挿入装置の一実施例の概略構成を示す外観斜視図で
ある。この図1に示す電子部品挿入装置の全体は、部品
挿入機10とトレイ供給機20とから成っており、部品
挿入機10内にプリント基板等の回路基板11が搬送さ
れるようになっている。
【0011】図1において、トレイ供給機20から供給
された電子部品は、部品挿入機10の部品挿入機構部の
チャック部13により把持されてプリント基板等の回路
基板11の所定位置に運ばれ、端子ピンが基板の端子挿
入孔に挿入される。チャック部13は、例えば3個が挿
入ヘッド15に自動交換可能に取り付けられており、こ
の挿入ヘッド15は、いわゆるX−Yビーム16に取り
付けられて、回路基板11の主面に平行な平面上でX−
Y方向に移動可能に構成されている。挿入ヘッド15に
一列に取り付けられた3個のチャック部13は、各々独
立して上下に動くようになっている。
【0012】電子部品が挿入される回路基板11は、基
板搬送部(いわゆるコンベア)17によって所定位置、
すなわち本装置による部品挿入作業のワークエリアにま
で搬送される。基板搬送部17は、モータ18、18を
有し、これらのモータ18、18に巻き付けたベルトを
駆動することにより、ベルト上の回路基板11が本装置
内の所定位置に搬入されたり外部に搬出されたりするよ
うになっている。また、基板搬送部17は、基板位置決
めユニット(図示せず)を有し、これにより回路基板1
4が上記所定のワークエリアに位置決めされる。また、
上記部品挿入機構部のチャック部13により把持されて
回路基板14の所定位置に挿入された電子部品の端子ピ
ン(リード端子)は、クリンチ機構部(図示せず)によ
ってクリンチ(折曲)される。
【0013】次に、電子部品を供給するためのトレイ供
給機20は、筐体21の内部に複数段、例えば16段の
トレイパレット22が積層配置されており、この積層方
向である上下方向(矢印S方向)にトレイが移送駆動さ
れ、必要なトレイが選択されトレイ載置台(供給ステー
ジ)23上に矢印V方向に引き出されて、部品供給可能
な状態となる。トレイパレット22は、縦横に仕切られ
た格子状の枠構造あるいはマトリクス構造を有し、各格
子の枠あるいは仕切り枠内にそれぞれ電子部品が収納さ
れるようになっている。
【0014】図2は、このような部品挿入機10及びト
レイ供給機20の制御系の概略構成を示すブロック図で
ある。この図2において、部品挿入機10側の部品供給
制御等を行うためのコントローラ31は、部品挿入作業
プログラム等により上記部品挿入機構部にて部品挿入作
業を行わせるため部品挿入制御回路部32にバスライン
を介して接続されている。また、コントローラ31には
インターフェース用のI/Oボード33が接続され、こ
のI/Oボード33と、トレイ供給機20側のコントロ
ーラ34に接続されたI/Oボード35との間でデータ
転送が行われるようになっている。
【0015】トレイ供給機20側のコントローラ34に
は、位置制御ユニット36が接続され、この位置制御ユ
ニット36は、上記矢印V方向の駆動を行うACサーボ
モータ37を駆動制御する。また、I/Oボード35に
は、上記矢印S方向の駆動を行うインダクションモータ
38が接続され駆動制御されるようになっている。この
他、I/Oボード35には、センサやリミットスイッチ
やソレノイド等の外部入出力機器と接続するための端子
39が設けられている。
【0016】このような構成において、部品挿入機10
側の部品挿入制御回路部32の内部ソフトウェアにて指
定されたトレイ品種データをバスラインを介してコント
ローラ31に伝達し、I/Oボード(I/Oポート)3
3を介してトレイ供給機20側のコントローラ34のI
/Oボード(I/Oポート)35に該トレイ品種データ
を伝達する。このデータをもとに、トレイ供給機20側
において該当する品種のトレイを検索し、トレイパレッ
トを所定の供給位置にまで搬送する。この搬送動作は、
ACサーボモータ37により矢印V方向の駆動が、また
インダクションモータ38により矢印S方向の駆動がそ
れぞれ行われる。
【0017】次に、上記トレイ供給機20内のトレイパ
レットや各トレイパレット内に収納された電子部品の管
理について説明する。先ず、個々のトレイパレット22
内に収納された電子部品については、図3に示すよう
に、パレット内収納最大範囲を示す基準点A、Bの座標
(少なくとも各点のX、Y座標)のデータと、X、Y方
向のマトリクスデータ、すなわち各方向の部品の個数デ
ータXmat,Ymat とが必要であり、個々のトレイパレッ
トに対して、例えば図4に示すような品種データが対応
付けられている。この図4に示す品種データは、例えば
1ワード16ビットとされ、LSB(最下位ビット)か
ら順に、品種a、品種b、品種c、品種d・・・を示す
ようになっている。これらのビットの内の“1”が立っ
ているビットで品種を識別できる。なお、複数ビット
(例えば4ビット)で2のべき乗(例えば24 =16)
種類の品種を表すようにしてもよい。また、図4の16
ビットワードのMSB(最上位ビット)は通常“1”と
されており、MSBの次のビットは、部品有りのとき
“1”、無しのとき“0”とされる。
【0018】次に図5は、トレイ供給機20内の複数
(例えば16)のトレイパレットの部品の有無を示すデ
ータの例を示し、トレイパレットの段数に応じて、部品
有りのとき“1”、無しのとき“0”のデータが配され
る。これらの16パレットの内の部品有りのパレットに
ついての品種は、上記図4の各パレット毎のデータで識
別することができる。
【0019】ここで、部品挿入機10側と、トレイ供給
機20側とにそれぞれ必要とされるデータの具体例を示
す。 部品挿入機10側 (1)トレイ品種毎のX、Y方向のマトリックス値Xma
t 、Ymat (2)トレイ品種毎の供給位置を算出するための基準位
置(上記A点、B点)の座標 (3)トレイ品種毎の品種コードa、b、c、d・・・ (4)トレイ品種毎の供給位置データ トレイ供給機20側 (1)トレイパレット収納段毎の位置データ (2)トレイパレット収納段毎の品種データ (3)トレイ品種毎のトレイパレット収納段データ
【0020】上記データを用いて、該当する品種のトレ
イパレットを上記トレイ供給機20のトレイ載置台23
にまで搬送し、その後、部品挿入機10側に設けられて
いる上記部品挿入機構部のチャック部13により、上記
回路基板11への部品挿入作業を行わせる。
【0021】多品種における部品供給動作は、供給動作
毎に、上記部品挿入機10側の制御部よりトレイ供給機
20に対して品種情報を出すことにより行われる。この
場合、供給効率を上げるために、情報の先渡しを行い、
トレイパレット搬送ロスを少なくするような制御を行わ
せる。この制御方式を、トレイパレット先出し制御と呼
ぶ。また、同品種の部品を複数のチャックにて供給する
場合においては、例えば図4、図5に示すデータは共通
とし、チャック毎に供給位置データを持たせることによ
り、同品種の部品供給を可能とする。
【0022】ところで、上記部品挿入機10のチャック
部13で電子部品を把持して上記回路基板11へ運ぶ途
中に、中間ステージを設け、電子部品の端子ピンの有無
や挿通チェック等を行うことが考えられている。
【0023】すなわち、図6のAは、上述したような中
間ステージ40の一例の概略構成を示しており、電子部
品41から突出する端子ピン42の有無が、中間ステー
ジ40のピン検出部43のスイッチ(マイクロスイッチ
やリミットスイッチ等)44により検出されるようにな
っている。図6のBはピン検出部43の概略平面図、図
6のCはピン検出部43の概略側面図をそれぞれ示して
おり、ピン検出部43には、電子部品41の各端子ピン
42の位置に対応してピン挿入孔45がそれぞれ設けら
れており、このピン挿入孔45を介して挿入された端子
ピン42によりスイッチ(マイクロスイッチやリミット
スイッチ等)44がオン(閉成)され、ピンの有無検出
が行えるようになっている。このピン検出は、所定位置
にピンが有るか否かを検出するのみならず、電子部品の
収納位置(角度等)が正規と異なっていたり、品種が異
なっている場合に、ピン検出部43の所定のピン挿入孔
45に端子ピンが挿入されなくなり、正常な部品供給や
挿入が行えないことが判別できるわけである。
【0024】ここで、図7は、このような中間ステージ
を設けて端子ピンの検出を行う場合の動作フローの一例
を示している。この図7において、最初のステップS1
の部品供給動作が行われると、次のステップS2で上述
したような中間ステージによるピン検出動作を実行する
か否かの判別が行われる。ピン検出を行わない場合に
は、ステップS3に進んで、従来と同様に直ちに部品挿
入動作を行う。中間ステージによるピン検出動作を実行
する場合には、ステップS5に進んで、上記中間ステー
ジの上記ピン検出部43にまで電子部品を運んで、ステ
ップS6でヘッドを下降させて上記電子部品40の端子
ピン41をピン挿入孔45に挿入させ、ステップS7で
端子ピン検出がOKか否か、すなわち上記スイッチ44
がオンされたか否かを判別する。OKの場合には上記ス
テップS3に進んで基板への部品挿入動作を行う。
【0025】ステップS7でNOと判別された場合、す
なわち端子ピン検出が有効に行えなかった場合には、ス
テップS8に進んでヘッドを上昇させ、ステップS9で
トレイパレットを呼出し、ステップS10でトレイパレ
ットを移動させ、ステップS11でチャックされている
電子部品を元の位置に戻した後、上記ステップS1に戻
っている。これは、例えば電子部品自体には問題がない
が、トレイパレット内での収納状態や配置角度等が正規
状態とは異なっている場合もあることを考慮して、完全
に廃棄処分にする代わりに、トレイパレットの元の位置
に戻すことによって、後で該電子部品の再使用を可能に
するものである。
【0026】次に、図8は、部品供給検出機構の一具体
例を示しており、上記部品挿入機10のチャック部13
にて電子部品41がチャック(把持)されたとき、この
電子部品41の形状や寸法に応じて決定される挿入ヘッ
ド15の高さ位置を検出することにより、正常な電子部
品供給が行われているか否か(部品の供給が確実に行え
たか否か)を確認している。これは種々の方向により実
現できるが、図8の具体例においては、挿入ヘッド15
の頂部に設けられた部品検出ドグ46を部品検出センサ
47で検出することにより確認している。
【0027】図9は、このような部品供給状態の判別に
応じた部品挿入動作のフローの例を示しており、ステッ
プS21の部品供給動作が行われた後、次のステップS
22にて上記部品供給検出機構による部品供給状態の判
別を行っている。このステップS22でOKとされた場
合には、通常の挿入動作、すなわち、ステップS23で
当該電子部品を回路基板の部品挿入位置にまで移動さ
せ、ステップS24で端子ピンをピン挿入孔へ挿入する
動作が行われる。これに対して、ステップS22でNO
と判別された場合には、ステップS25に移って、リカ
バリ動作、例えばチャックされた電子部品をトレイパレ
ットの元の位置にまで戻すような動作が行われる。この
ような部品供給状態判別がNOとされる場合には、トレ
イパレットの上記仕切り枠内に異なる品種の電子部品が
収納されていた場合や、何の電子部品も収納されていな
かった場合等も含んでいる。
【0028】次のステップS26では、上記リカバリ動
作が所定の回数に達したか否かを判別し、NOのとき
(所定回数に達していないとき)には、上記ステップS
21に戻って、例えばトレイパレットの次の仕切り枠の
電子部品をチャック(把持)して部品供給を行うような
動作が行われる。このように、上記部品供給状態判別が
NOとされて上記リカバリ動作が上記所定の回数にまで
達すると、ステップS21でYESと判別され、この場
合には部品供給動作に容易に回復できない異常があるこ
とから、ステップS27に進んで、自動供給動作自体を
停止(ストップ)する。その後、電子部品供給装置や実
装装置等に対してメンテナンスや修理等が必要に応じて
行われることは勿論である。
【0029】次に、図10は、上述したような部品供給
状態判別と、中間ステージでの端子ピン状態判別とを組
み合わせた動作フローの一具体例を示している。この図
10において、ステップS31で部品供給動作が行わ
れ、次のステップS32で、上述した図9のステップS
22と同様に、部品供給がOKか否かの判別がなされ
る。ステップS32でYES(OK)と判別されたとき
には、次のステップS33に進んで、上述した中間ステ
ージによる電子部品の端子ピン検出動作が行われ、ステ
ップS34で端子ピン検出がOKか否かの判別がなされ
る。このステップS34でもYES(OK)とされたと
きには、ステップS35に進んで部品挿入動作が行われ
る。
【0030】ここで、この図10の具体例では、次のス
テップS36において、回路基板に挿入された電子部品
の端子ピンに対して例えば導通テスト等を施すことによ
り、部品挿入がOKか否かの判別を行っている。このス
テップS36でNO(異常あり)とされた場合には、ス
テップS39に進んで、リカバリ動作を実行するか否か
の判別が行われ、NO(実行しない)の場合には、動作
を停止(ストップ)する。ステップS39でYES(リ
カバリ動作を実行する)の場合には、ステップS40に
進み、リカバリ回数が所定の回数に達したか否かの判別
を行い、YESの時には動作を停止(ストップ)し、N
Oのときには、ステップS41に進んでリカバリ動作、
例えば部品をトレイパレットの元の位置に戻す動作を行
い、上記ステップS31に戻っている。
【0031】なお、上記ステップS32でNOとされた
場合は、上記図9の説明と同様に、ステップS37でリ
カバリ回数に達したか否かの判別を行い、達していない
間はステップS31に戻っている。また、上記ステップ
S34でNOとされた場合には、上記図7の説明と同様
に、リカバリ動作(部品を元に戻す動作)を行って、ス
テップS31に戻っている。これらの動作の詳細は省略
しているが、上記図7や図9の説明と同様にすればよ
い。
【0032】この図10のような動作を行わせることに
より、トレイパレット内の一部部品の品種が異なってい
たり、収納位置や角度がずれていたり、部品が入ってい
ない仕切り枠があったりした場合には、上記リカバリ回
数の範囲でリカバリ動作が行われて、装置を停止(スト
ップ)させることなく次の仕切り枠から電子部品を取り
出して再度部品挿入動作が試みられる。従って、頻繁に
装置が停止するような不具合を防止でき、電子部品自体
に異常がなくとも、当該トレイパレットの品種と異なっ
ていたり、配設位置や角度がずれている場合には、トレ
イパレットの元の位置に部品が戻されるため、再使用に
回すことも可能となる。
【0033】ところで、上記図10と共に説明したよう
に、部品挿入に不都合なエラー発生時、例えば部品供給
エラー及び挿入エラー発生時には、現在トレイ載置台
(供給ステージ)にあるトレイパレットが該当する品種
のパレットであるか否かを判別し、該当しないトレイパ
レットの場合には、トレイパレットチェンジルーチンの
ソフトウェアプログラムを起動し、トレイパレットの交
換を行う。交換終了後、エラー部品のトレイパレットへ
の戻し動作を行うようにしてもよい。
【0034】トレイ供給機においては、予め人手により
各段のパレットに該当する品種データを設定する必要が
あり、データ設定終了後、トレイパレットを該当する段
へ収納する。これにより、トレイパレットを供給ステー
ジ(トレイ載置台)へ搬出し、部品挿入機構部による供
給が可能になる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係る電子部品挿入装置によれば、複数の電子部品が
配列されたトレイパレットから必要とされる電子部品を
取り出して回路基板に該電子部品の端子ピンを挿入する
際に、上記トレイパレットから取り出された電子部品の
回路基板への挿入が不都合な状況か否かを判断し、部品
挿入が不都合であると判断されたとき、上記取り出され
た電子部品を上記トレイパレットの元の位置に戻してい
るため、電子部品自体に異常がなく、供給形態等に異常
があって挿入ができないとき、該電子部品が廃棄される
ことなくトレイパレットの元の位置に戻され、再使用等
に回すことが可能となり、コストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品挿入装置の一実施例の概
略構成を示す外観斜視図である。
【図2】上記実施例に用いられる制御系の一例の概略構
成を示すブロック図である。
【図3】上記実施例に用いられるトレイパレットの概略
平面図である。
【図4】上記実施例のトレイパレット毎の品種データの
一例を示す図である。
【図5】上記実施例のトレイパレット管理データの一例
を示す図である。
【図6】上記実施例に用いられる中間ステージを説明す
るための図である。
【図7】上記実施例の動作の一例を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図8】上記実施例に用いられる部品供給検出機構を説
明するための模式図である。
【図9】上記実施例の動作の他の一例を説明するための
フローチャートである。
【図10】上記実施例の動作のさらに他の例を説明する
ためのフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・・・部品挿入機 11・・・・・回路基板 13・・・・・チャック部 15・・・・・挿入ヘッド 20・・・・・トレイ供給機 22・・・・・トレイパレット 23・・・・・トレイ載置台(供給ステージ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板羽 賢忠 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電子部品が配列されたトレイパレ
    ットから必要とされる電子部品を取り出して回路基板に
    該電子部品の端子ピンを挿入する電子部品挿入装置であ
    って、 上記トレイパレットから取り出された電子部品の回路基
    板への挿入が不都合な状況か否かを判断する判断手段を
    設け、 この判断手段により部品挿入が不都合であると判断され
    たとき、上記取り出された電子部品を上記トレイパレッ
    トの元の位置に戻すことを特徴とする電子部品挿入装
    置。
  2. 【請求項2】 上記判別手段は、上記電子部品の供給状
    態を判別することを特徴とする請求項1記載の電子部品
    挿入装置。
  3. 【請求項3】 上記判別手段は、上記電子部品の端子ピ
    ンの状態を判別することを特徴とする請求項1記載の電
    子部品挿入装置。
JP4156175A 1992-05-25 1992-05-25 電子部品挿入装置 Withdrawn JPH05327286A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07321496A (ja) * 1994-05-24 1995-12-08 Tenryu Technic:Kk 電子部品の搬送搭載装置
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