JPH053269Y2 - - Google Patents

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JPH053269Y2
JPH053269Y2 JP1983020008U JP2000883U JPH053269Y2 JP H053269 Y2 JPH053269 Y2 JP H053269Y2 JP 1983020008 U JP1983020008 U JP 1983020008U JP 2000883 U JP2000883 U JP 2000883U JP H053269 Y2 JPH053269 Y2 JP H053269Y2
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Japan
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circuit
electrostrictive vibrator
vibration
voltage
electrostrictive
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば超音波洗浄装置に用いられる
ごとき超音波発振回路に関し、特に、電歪型振動
子の振動を検知しその検知信号を増巾器の入力側
へ正帰還させて発振を行なわせるようにした振動
帰還型超音波発振器に関するものである。
従来、この種の振動帰還型超音波発振器におい
て、帰還信号を検知する方式としては種々知られ
る。しかしながら、電歪型振動子の振動や位相
は、その負荷変動等の理由によつて大巾に変動す
るので、帰還信号の振巾や位相が大巾に変化する
ことになる。このため、帰還回路に、複雑な利得
調整回路を設ける必要があつた。また、電歪型振
動子の設置条件によつて生ずる種々の副振動や高
次の振動などの不要なモードの振動も帰還されて
発振回路の発振条件が満され不要モードの発振が
行なわれる不都合が生じ、これを避けるために回
路上複雑な補償を施す必要があつた。
本考案は、以上の点に鑑み、電歪型振動子の振
動速度に比例した信号を検知し、これを発振回路
へ帰還させるようにして、上記した従来の欠点を
除去した振動帰還型超音波発振器を提供すること
を目的とする。
本考案は、電歪型振動子を含む振動系の振動に
比例した電圧を取出し、これを増巾器の入力側に
帰還させるようにした振動帰還型超音波発振器に
おいて、電歪型振動子と並列に、該電歪型振動子
の静電容量の数分の1のコンデンサと第1のカレ
ントトランスの1次側との直列回路を挿入すると
ともに、該電歪型振動子と直列に第2のカレント
トランスの1次側を接続し、上記第1および第2
のカレントトランスの2次側抵抗同志をそれらの
両端圧の差動電圧が得られるように接続し、該差
動電圧を増巾器の入力側に帰還させるように構成
してあることを特徴とする振動型超音波発振器で
ある。
本考案によれば、上述のように第1および第2
のカレントトランスを設け両者の2次側電圧のベ
クトル差を求めて、これを帰還信号としているの
で、帰還信号からは、電歪振動子の静電容量分を
通過する電流が打消され、従つて、振動系の振動
速度に比例した電圧のみを帰還させることができ
るので、前述した従来のような複雑回路を設ける
必要がないという利点を有する。
以下、本考案を図面の実施例について詳細に説
明する。
第1図は、本考案の最つとも特徴とする、振動
系の振動の速度に比例した電圧を取出す検知回路
を示し、図で点線ブロツクで示したものがこの検
知回路である。
検知回路1は、電歪振動子2に並列に接続され
た、コンデンサ3と、カレントトランス4の1次
側回路の直列回路と、電歪振動子2に1次側を直
列に接続されたカレントトランス5と、カレント
トランス4,5のそれぞれの2次側抵抗6,7か
らなつている。
第1図の回路において、入力Vioが印加される
と、電歪振動子2の方に流れる電流の一部がコン
デンサ3に流れ、この電流によつて、カレントト
ランス4の2次側抵抗6の両端に電圧が誘起され
る。一方電歪振動子2に流れる電流はカレントト
ランス5の1次側に流れるので、これにより、2
次側抵抗7の両端に電圧が誘起される。
抵抗6,7は、図示のとおり、両誘起電圧のベ
クトル差が得られるように差動的に接続されてい
るので、電歪振動子2の静電容量分を通過する電
流に対応する電圧が打消され、従つて、出力電圧
υ0は、振動の速度に比例した電圧のみが得られ
る。なお、コンデンサ3の容量は、電歪振動子の
静電容量の数分の1に選ばれる必要がある。
第2図は、第1図における検知回路1の出力電
圧υ0の周波数特性を示したものである。即ち、第
1図において、入力Vioの周波数を変化させたと
き、電歪振動子2の共振周波数0において、検出
電圧υ0が最大値を示している。電歪振動子2の共
振周波数が変化して0′となつた場合も同様なカ
ーブを描き、その共振周波数0′で検出電圧υ0
最大値を示す。即ち、振動子の共振周波数を追尾
できる。
第3図は、本考案による超音波発振器の具体例
を示してある。以下第3図を参照すると、商用電
源線より、交流電圧がヒユーズ10、スイツチ1
1を介して、ブリツジ整流器13へ印加されて整
流され、コンデンサー14で平滑されて、コンデ
ンサー14の両端に直流電源が得られる。この直
流電源は発振回路に電圧を供給する。この直流電
源に、抵抗15〜18、1対のトランジスタ1
9,20、トランス21,24からなるスイツチ
ング型プツシユプル増巾器が接続されている。抵
抗15,17は、トランジスタ19,20のベー
ス・エミツタバイアス用である。また抵抗16,
18は、トランジスタ19,20のベース入力抵
抗である。このプツシユプル回路の入力にはトラ
ンス21によつて検知回路の出力が印加されてい
る。
トランス24の2次側には、インダクタンスコ
イル25を介して、第1図の回路が接続されてい
る。なお、検知回路の出力と、スイツチング型プ
ツシユプル回路の入力トランス21の一次側との
間には、インダクタンスコイル22とコンデンサ
ー23とからなる直列共振回路が入つている。な
お、入力トランス21の2次側の巻線は、それぞ
れトランジスタ19,20が発振周波数の交互の
半サイクルで導通するように巻かれている。
回路の動作は次の如くである。発振周波数の最
初の半サイクルの間でトランジスタ19が導通さ
れ、直流電源から、トランス24を介して電流が
トランジスタ19を流れる。この時、トランス2
4の2次側に電圧が誘起され、インダクタンスコ
イル25、電歪振動子2の静電容量とからなる直
列共振回路に共振電流が流れる。
次の半サイクルの間で、トランジスタ20が導
通され、直流電源からトランス24を介して、電
流がトランジスタ20を流れる。この時トランス
24の2次側に電圧が誘起され、インダクタンス
コイル25、電歪振動子2からなる直列共振回路
に共振電流が流れる。以上の動作を繰返すこと
で、トランジスタ19,20のコレクタ−エミツ
タ間には、矩形波電圧が、直流電源電圧の2倍の
値をもつて現われる。しかしながら、トランジス
タ19に流れる電流は、負荷が直列共振回路であ
ることから、正弦波電流となる。
前述したように、検知回路により、電歪振動子
2の振動速度に比例した電圧を検知し、これを帰
還しているが、ここでは、インダクタンスコイル
22とコンデンサー23とからなる直列共振回路
を通すことで、不要振動モードを完全に除去する
とともに、Qの高いフイルターを構成しているの
で、追尾がより安定化する。
以上述べたように、本考案では、帰還信号とし
て、電歪振動子の振動速度に比例した電圧成分の
みを検出し入力へ帰還しているので、電歪振動子
の負荷の状態の変化に対して常に、最適な共振周
波数の追尾が可能となつている。すなわち、振動
速度が最大となる周波数において、電歪振動子の
電気−機械変換効率が最大となるため、この周波
数を追尾することで、高効率で電歪振動子を駆動
することができ、発振回路の効率が向上し、不要
なスプリアス振動モードに対しても、安定した発
振回路が得られる。
更に本考案では、振動速度に比例した電圧の検
出に用いた回路構成部品が、電歪振動子の共振特
性に影響を与えないとの利点もある。すなわち、
発振回路の共振周波数は、インダクタンスコイル
25と電歪振動子2の静電容量とから決定され、
検知回路1の構成部品3,4,5,6,7から影
響されない。なお、コンデンサー3の値は、電歪
振動子2の静電容量の数分の1としてあり、さら
に、カレントトランス4,5の巻数比を数倍とす
ることで、検知回路1の抵抗6−7の両端には、
モーシヨナルアドミツタンスに比例した電圧すな
わち、振動速度に比例した電圧を取り出すことが
できる。
第3図の実施例において、使用した電歪振動子
2の特性および、回路定数の一例は以下の通りで
ある。
電歪振動子2の主要特性 静電容量 Cx 3500PF 自由アドミタンス Ync 25±5mυ 共振周波数 0 28±0.4kHz インダクタンスコイル25は
8.5mH,θ=5, コンデンサー3は 470PF,1kV カレントトランス4と5の巻数比は n=7 抵抗6,7は 50Ω であつた。
また、発振回路の総合効率は、η=95%とな
り、高効率であり、さらに、周波数追尾範囲は、
0±1kHzの範囲内となり、上記の効率をそこねる
ことなく、安定な周波数追尾動作を行なうことが
できた。
以上のごとく、本考案は超音波発振器におい
て、帰還型にもかかわらず、安定した周波数追尾
動作を有し、さらに電歪振動子の共振特性を損な
うことのない、検知回路を用いているので、極め
て調整が簡単で、発振器の低コスト化、性能向上
の上で、際立つて改善されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の主要部である電歪振動子の
振動速度に比例した電圧を検出する検知回路を示
す回路図である。第2図は、第1図の検知回路の
検出された電圧の周波数に対する特性を示す図で
ある。第3図は、本考案の一実施例である超音波
発振器の回路図である。 1……検知回路、2……電歪振動子、3……コ
ンデンサー、4,5……カレントトランス、6,
7……抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電歪型振動子を含む振動系の振動に比例した電
    圧を取出し、これを増巾器の入力側に帰還させる
    ようにした振動帰還型超音波発振器において、電
    歪型振動子と並列に、該電歪型振動子の静電容量
    の数分の1のコンデンサと第1のカレントランス
    の1次側との直列回路を挿入するとともに、該電
    歪型振動子と直列に第2のカレントトランスの1
    次側を接続し、上記第1および第2のカレントト
    ランスの2次側抵抗同志をそれらの両端電圧の差
    動電圧が得られるように接続し、該差動電圧を増
    巾器の入力側に帰還させるように構成してあるこ
    とを特徴とする振動型超音波発振器。
JP2000883U 1983-02-16 1983-02-16 振動帰還型超音波発振器 Granted JPS59127781U (ja)

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JPS59127781U JPS59127781U (ja) 1984-08-28
JPH053269Y2 true JPH053269Y2 (ja) 1993-01-26

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0730135Y2 (ja) * 1989-03-06 1995-07-12 ティーディーケイ株式会社 電歪振動子の駆動回路
US6999202B2 (en) 2001-03-27 2006-02-14 Polaroid Corporation Method for generating a halftone of a source image
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JPS5389417A (en) * 1977-01-18 1978-08-07 Cho Onpa Kogyo Co Supersonic wave generator
JPS567669A (en) * 1979-06-29 1981-01-26 Tohoku Metal Ind Ltd Ultrasonic oscillating circuit

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