JPH05326850A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
- Publication number
- JPH05326850A JPH05326850A JP4158544A JP15854492A JPH05326850A JP H05326850 A JPH05326850 A JP H05326850A JP 4158544 A JP4158544 A JP 4158544A JP 15854492 A JP15854492 A JP 15854492A JP H05326850 A JPH05326850 A JP H05326850A
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- JP
- Japan
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- aluminum
- breakdown
- chip
- resistance
- aluminum wiring
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- Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体集積回路のチップ保証のための信頼性
評価用半導体装置を提供すること。 【構成】 1Alと2Alが交差し構成された1Al-2Al層間絶
縁膜破壊チェツクパタ−ンと、前記1Al及び/又は2Alに
直列に抵抗素子を接続した構成を複数直列に接続又は並
列に接続し、1端を1対のアルミパッドで終端した構成
のチップ保証用半導体装置。例えば、図1に示すように
A〜Eの各センサ−部を第1アルミ配線11間に順に配置
したア〜エの抵抗素子を介して接続した構成からなるも
の。 【効果】 センサ−とそれにつながる抵抗を対応ずけて
配設することにより、どのようなパッケ−ジに搭載して
も判定可能であり、テストパタ−ンの簡略化を図ること
ができ、不都合箇所の調査を迅速に行うことができる。
評価用半導体装置を提供すること。 【構成】 1Alと2Alが交差し構成された1Al-2Al層間絶
縁膜破壊チェツクパタ−ンと、前記1Al及び/又は2Alに
直列に抵抗素子を接続した構成を複数直列に接続又は並
列に接続し、1端を1対のアルミパッドで終端した構成
のチップ保証用半導体装置。例えば、図1に示すように
A〜Eの各センサ−部を第1アルミ配線11間に順に配置
したア〜エの抵抗素子を介して接続した構成からなるも
の。 【効果】 センサ−とそれにつながる抵抗を対応ずけて
配設することにより、どのようなパッケ−ジに搭載して
も判定可能であり、テストパタ−ンの簡略化を図ること
ができ、不都合箇所の調査を迅速に行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チップ保証用半導体装
置に関し、詳細には、半導体集積回路のチップ保証のた
めの信頼性評価用半導体装置に関する。
置に関し、詳細には、半導体集積回路のチップ保証のた
めの信頼性評価用半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術を説明する前に、まず集積回路
の品質保証について説明する。集積回路の品質保証と
は、(1) 装置に集積回路を搭載するときなどに発生する
物理的なストレスに対してのパッケ−ジを含めたデバイ
スとしての商品保証、(2) 集積回路の使用電源電圧、周
囲温度等による定格範囲内での電気的特性の保証、であ
る。
の品質保証について説明する。集積回路の品質保証と
は、(1) 装置に集積回路を搭載するときなどに発生する
物理的なストレスに対してのパッケ−ジを含めたデバイ
スとしての商品保証、(2) 集積回路の使用電源電圧、周
囲温度等による定格範囲内での電気的特性の保証、であ
る。
【0003】上記(1)の「デバイスとしての商品保証」
は、製品全数に対し事前に商品としての出荷判定基準に
基づいてテストされる。また、上記(2)の「電気的特性
の保証」は、集積回路をDC、ACテスタ−及び実装治
具にて商品規格と対照させて行い、そして、製造工程で
の不良品及び製造バラツキによって発生する規格はずれ
品を取除き製品として出荷する。
は、製品全数に対し事前に商品としての出荷判定基準に
基づいてテストされる。また、上記(2)の「電気的特性
の保証」は、集積回路をDC、ACテスタ−及び実装治
具にて商品規格と対照させて行い、そして、製造工程で
の不良品及び製造バラツキによって発生する規格はずれ
品を取除き製品として出荷する。
【0004】それらのテスト項目を下記に列記すると、 ・素子単体の経時変化を保証するテスト、 ・静電破壊に対し保証するテスト、 ・耐湿性に対し保証するテスト、 ・樹脂歪み等による第1のアルミニウム配線層と第2の
アルミニウム配線層の層間絶縁膜が破壊されないか保証
するテスト、 などである。そして、集積回路の品質保証は上記のテス
ト項目をすべて保証し、その上で出荷されている。
アルミニウム配線層の層間絶縁膜が破壊されないか保証
するテスト、 などである。そして、集積回路の品質保証は上記のテス
ト項目をすべて保証し、その上で出荷されている。
【0005】本発明は、前記テスト項目のうち第1のア
ルミニウム配線層(以下1Alと略記する。)と第2の
アルミニウム配線層(以下2Alと略記する。)との間
の層間絶縁膜が物理的ストレスにより破壊されていない
かどうかのテストに関するものであり、そこで、この破
壊現象について図5(A)〜(C)を参照して説明する。図5
は、1Al−2Al層間絶縁膜の破壊現象を説明するた
めの図であって、このうち(A)は破壊前の断面図、(B)は
同正面図であり、また、(C)は破壊後の断面図である。
ルミニウム配線層(以下1Alと略記する。)と第2の
アルミニウム配線層(以下2Alと略記する。)との間
の層間絶縁膜が物理的ストレスにより破壊されていない
かどうかのテストに関するものであり、そこで、この破
壊現象について図5(A)〜(C)を参照して説明する。図5
は、1Al−2Al層間絶縁膜の破壊現象を説明するた
めの図であって、このうち(A)は破壊前の断面図、(B)は
同正面図であり、また、(C)は破壊後の断面図である。
【0006】図5(A)及び(B)に示すような第2アルミ配
線(2Al)51と第1アルミ配線(1Al)52とが交差
しているレイアウトパタ−ンにおいて、集積回路を装置
にセットするとき又はチップをモ−ルド封入するとき樹
脂ひずみが生じ、また、周囲条件の急激な変化により樹
脂、リ−ドフレ−ム、チップ等に応力差が生じ、その結
果、1Al−2Al間の層間絶縁膜58にクラックが発生
する(図5(C)の破壊箇所55参照)。そして、このクラ
ック(破壊箇所55)により第1アルミ配線( 1Al)5
2と第2アルミ配線(2Al)51がショ−トし、回路動
作上不具合いが発生する。この不具合いにより規格内電
気的特性が得られない、というものである。なお、図5
(A)〜(C)において、53はフイ−ルド酸化膜、54は半導体
基板である。
線(2Al)51と第1アルミ配線(1Al)52とが交差
しているレイアウトパタ−ンにおいて、集積回路を装置
にセットするとき又はチップをモ−ルド封入するとき樹
脂ひずみが生じ、また、周囲条件の急激な変化により樹
脂、リ−ドフレ−ム、チップ等に応力差が生じ、その結
果、1Al−2Al間の層間絶縁膜58にクラックが発生
する(図5(C)の破壊箇所55参照)。そして、このクラ
ック(破壊箇所55)により第1アルミ配線( 1Al)5
2と第2アルミ配線(2Al)51がショ−トし、回路動
作上不具合いが発生する。この不具合いにより規格内電
気的特性が得られない、というものである。なお、図5
(A)〜(C)において、53はフイ−ルド酸化膜、54は半導体
基板である。
【0007】従来技術では、製品ごとに前記テストを行
ない、問題がなければその製品ごとに合格判定を出して
いた。最近では、効率化の見地から「基準チップ」を用
いる方法が採用されはじめている。「基準チップ」と
は、製品と無関係の1Al−2Al層間絶縁膜破壊チェ
ックパタ−ンを配置したチップである。
ない、問題がなければその製品ごとに合格判定を出して
いた。最近では、効率化の見地から「基準チップ」を用
いる方法が採用されはじめている。「基準チップ」と
は、製品と無関係の1Al−2Al層間絶縁膜破壊チェ
ックパタ−ンを配置したチップである。
【0008】この「基準チップ」を用いる方法について
説明すると、「樹脂ひずみ」は、チップ、即ち、チップ
サイズ・チップ縦横比・1Al−2Al層間絶縁膜を構
成する手段及びパッケ−ジ、即ち、リ−ドフレ−ムの材
質・厚さ・樹脂の材質・パッケ−ジサイズ・使用ピン数
・パッケ−ジの形状等の組合せで決定されるのに着目
し、基準チップとそれが搭載可能なリ−ドフレ−ムでサ
ンプルを作製し、このサンプルで前記1Al−2Al層
間絶縁膜の破壊テストを行う。そして、そのテスト結果
が問題なければ、そのリ−ドフレ−ムと基準チップ相当
のチップサイズの製品(基準チップと同様のプロセスで
作製した製品)については、前記テストを除外して工数
低減を計かろうというものである。
説明すると、「樹脂ひずみ」は、チップ、即ち、チップ
サイズ・チップ縦横比・1Al−2Al層間絶縁膜を構
成する手段及びパッケ−ジ、即ち、リ−ドフレ−ムの材
質・厚さ・樹脂の材質・パッケ−ジサイズ・使用ピン数
・パッケ−ジの形状等の組合せで決定されるのに着目
し、基準チップとそれが搭載可能なリ−ドフレ−ムでサ
ンプルを作製し、このサンプルで前記1Al−2Al層
間絶縁膜の破壊テストを行う。そして、そのテスト結果
が問題なければ、そのリ−ドフレ−ムと基準チップ相当
のチップサイズの製品(基準チップと同様のプロセスで
作製した製品)については、前記テストを除外して工数
低減を計かろうというものである。
【0009】また、基準チップのレイアウトパタ−ン
は、製品の判断基準となるため、あらゆる製品に対して
“よりきびしい条件となるレイアウトパタ−ン”である
必要がある。1Al−2Al層間絶縁膜破壊チェックレ
イアウトパタ−ンについて、図6(A)及び(B)を参照して
説明する。図6(A)は該パタ−ンの1例を示す正面図で
あり、図6(B)は図6(A)のX−Y線断面図である。
は、製品の判断基準となるため、あらゆる製品に対して
“よりきびしい条件となるレイアウトパタ−ン”である
必要がある。1Al−2Al層間絶縁膜破壊チェックレ
イアウトパタ−ンについて、図6(A)及び(B)を参照して
説明する。図6(A)は該パタ−ンの1例を示す正面図で
あり、図6(B)は図6(A)のX−Y線断面図である。
【0010】図6(A)及び(B)には、第1アルミ配線(1
Al)62と第2アルミ配線(2Al)61がそれぞれなみ
状にして交差するものを示し、そして、これに1Al−
2Alの層間絶縁膜68に対する破壊チェック用第2アル
ミパット66を配置した例を示す。なお、図6(A)におい
て、67は第1アルミ、第2アルミ接続用スル−ホ−ルで
あり、69 は第1アルミ、第2アルミ層間絶縁膜破壊チ
ェックパタ−ン部(センサ−部)である。また、図6
(B)において、63はフイ−ルド酸化膜、64は半導体基板
である。
Al)62と第2アルミ配線(2Al)61がそれぞれなみ
状にして交差するものを示し、そして、これに1Al−
2Alの層間絶縁膜68に対する破壊チェック用第2アル
ミパット66を配置した例を示す。なお、図6(A)におい
て、67は第1アルミ、第2アルミ接続用スル−ホ−ルで
あり、69 は第1アルミ、第2アルミ層間絶縁膜破壊チ
ェックパタ−ン部(センサ−部)である。また、図6
(B)において、63はフイ−ルド酸化膜、64は半導体基板
である。
【0011】一般に、上記図6(A)及び(B)に示すよう
に、1Al、2Alをそれぞれなみ状にして交差し、オ
−バ−ラップの面積、交差箇所を多くするのが、“きび
しいレイアウトパタ−ン”とされている。これは、1A
l−2Al層間絶縁膜の段差が多く、1Alと2Alの
オ−バ−ラップ面積も大きく、1Al−2Alショ−ト
時の検出感度が高く設定されるからである。
に、1Al、2Alをそれぞれなみ状にして交差し、オ
−バ−ラップの面積、交差箇所を多くするのが、“きび
しいレイアウトパタ−ン”とされている。これは、1A
l−2Al層間絶縁膜の段差が多く、1Alと2Alの
オ−バ−ラップ面積も大きく、1Al−2Alショ−ト
時の検出感度が高く設定されるからである。
【0012】テスト方法は、製品の使用状況、寿命から
判断し、加速テストを行なう。そして、ストレスを集積
回路に加えた後、1Alと2Al間に電圧を印加し、電
流が流れるか否かをチェツクする。このチェツクにより
「オ−プン状態」なら問題なし、「ショ−ト状態」なら
1Al−2Al層間絶縁膜に亀裂が入り、不具合を生じ
たことを示している。なお、便宜上前記1Al−2Al
層間絶縁膜破壊チェックパタ−ン部を以下“センサ−
部”という。
判断し、加速テストを行なう。そして、ストレスを集積
回路に加えた後、1Alと2Al間に電圧を印加し、電
流が流れるか否かをチェツクする。このチェツクにより
「オ−プン状態」なら問題なし、「ショ−ト状態」なら
1Al−2Al層間絶縁膜に亀裂が入り、不具合を生じ
たことを示している。なお、便宜上前記1Al−2Al
層間絶縁膜破壊チェックパタ−ン部を以下“センサ−
部”という。
【0013】一般に、センサ−部をチップ上どれだけの
面積にするかは、実製品での1Alと2Alのオ−バ−
ラップ面積に適当なマ−ジンを加えて決められている。
また、どこで破壊されたかのチップ上での検出箇所は、
最も破壊されやすいチップの周辺部及び中心部に配置し
ている。
面積にするかは、実製品での1Alと2Alのオ−バ−
ラップ面積に適当なマ−ジンを加えて決められている。
また、どこで破壊されたかのチップ上での検出箇所は、
最も破壊されやすいチップの周辺部及び中心部に配置し
ている。
【0014】従来技術では、不具合が発生したとき、ど
こでどのような状態で1Al−2Al層間絶縁膜の破壊
が生じたかを即座に調査できるように、それぞれのセン
サ−部に端子を用いてテストしている。そして、従来技
術では、製品ごとにテストを行なうか又はそれぞれ端子
をもったセンサ−を基準チップ上に配置した構成の装置
によるテストであった。
こでどのような状態で1Al−2Al層間絶縁膜の破壊
が生じたかを即座に調査できるように、それぞれのセン
サ−部に端子を用いてテストしている。そして、従来技
術では、製品ごとにテストを行なうか又はそれぞれ端子
をもったセンサ−を基準チップ上に配置した構成の装置
によるテストであった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術に
よって1Al−2Alの層間絶縁膜破壊を即座に検知す
るためのセンサ−を多数配置しようとすると、センサ−
端子も配置したセンサ−数に比例した数だけ必要とな
り、このため、センサ−端子も多数配置しなければなら
ない。これは、基準チップを多ピンパッケ−ジから小ピ
ンパッケ−ジまで搭載する際、不具合が生じる。即ち、
センサ−端子を多数有する基準チップを小ピンパッケ−
ジに搭載してテストする場合、端子数が足りない場合が
生じる。
よって1Al−2Alの層間絶縁膜破壊を即座に検知す
るためのセンサ−を多数配置しようとすると、センサ−
端子も配置したセンサ−数に比例した数だけ必要とな
り、このため、センサ−端子も多数配置しなければなら
ない。これは、基準チップを多ピンパッケ−ジから小ピ
ンパッケ−ジまで搭載する際、不具合が生じる。即ち、
センサ−端子を多数有する基準チップを小ピンパッケ−
ジに搭載してテストする場合、端子数が足りない場合が
生じる。
【0016】この回避策として、基準チップをそのパッ
ケ−ジ使用ピンに合わせ、いくつかのセンサ−ごとに分
け、組立ててテストする方法が従来より採用されてい
る。しかしながら、この方法では、組立て工数、テスト
工数の増大といった問題点を有し、また、テスト自体煩
雑であるのみならず、テストミスの原因等の不具合いが
あった。
ケ−ジ使用ピンに合わせ、いくつかのセンサ−ごとに分
け、組立ててテストする方法が従来より採用されてい
る。しかしながら、この方法では、組立て工数、テスト
工数の増大といった問題点を有し、また、テスト自体煩
雑であるのみならず、テストミスの原因等の不具合いが
あった。
【0017】そこで、本発明は、上記のような問題点、
不具合を解消するチップ保証用半導体装置を提供するこ
とを目的とし、詳細には、どのようなパッケ−ジに搭載
しても判定可能となり、また、テストパタ−ンの簡略化
を図ることができるチップ保証用半導体装置を提供する
ことを目的とする。
不具合を解消するチップ保証用半導体装置を提供するこ
とを目的とし、詳細には、どのようなパッケ−ジに搭載
しても判定可能となり、また、テストパタ−ンの簡略化
を図ることができるチップ保証用半導体装置を提供する
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】そして、本発明は、1A
l−2Al層間絶縁膜破壊テストのレイアウトパタ−ン
即ちセンサ−と、それにつながる抵抗を対応ずけて配置
することを特徴とし、詳細には、1Alと2Alが交差
し構成された1Al−2Al層間絶縁膜破壊チェツクパ
タ−ンと、前記1Al及び/又は2Alに直列に抵抗素
子を接続した構成を複数直列に接続又は並列に接続し、
1端を1対のアルミパッドで終端した構成とすることを
特徴とし、これによって上記目的とするチップ保証用半
導体装置を提供するものである。
l−2Al層間絶縁膜破壊テストのレイアウトパタ−ン
即ちセンサ−と、それにつながる抵抗を対応ずけて配置
することを特徴とし、詳細には、1Alと2Alが交差
し構成された1Al−2Al層間絶縁膜破壊チェツクパ
タ−ンと、前記1Al及び/又は2Alに直列に抵抗素
子を接続した構成を複数直列に接続又は並列に接続し、
1端を1対のアルミパッドで終端した構成とすることを
特徴とし、これによって上記目的とするチップ保証用半
導体装置を提供するものである。
【0019】即ち、本発明は、「半導体基板上に絶縁膜
層により絶縁された第1のアルミニウム配線層と第2の
アルミニウム配線層とが交差し構成された第1のアルミ
ニウム配線層及び第2のアルミニウム配線層破壊チェツ
クパタ−ンと、前記第1のアルミニウム配線層又は第2
のアルミニウム配線層もしくは第1のアルミニウム配線
層と第2のアルミニウム配線層に直列に抵抗素子を接続
した構成を複数直列もしくは並列接続し、1端を1対の
アルミパッドで終端してなることを特徴とするチップ保
証用半導体装置。」を要旨とするものである。
層により絶縁された第1のアルミニウム配線層と第2の
アルミニウム配線層とが交差し構成された第1のアルミ
ニウム配線層及び第2のアルミニウム配線層破壊チェツ
クパタ−ンと、前記第1のアルミニウム配線層又は第2
のアルミニウム配線層もしくは第1のアルミニウム配線
層と第2のアルミニウム配線層に直列に抵抗素子を接続
した構成を複数直列もしくは並列接続し、1端を1対の
アルミパッドで終端してなることを特徴とするチップ保
証用半導体装置。」を要旨とするものである。
【0020】
【実施例】次に、本発明の実施例1〜3を挙げ、本発明
をより詳細に説明する。
をより詳細に説明する。
【0021】(実施例1)図1は、本発明の実施例1を
説明するための図であって、半導体チップの正面図であ
る。図1中のA〜Eは、第1アルミ、第2アルミ層間絶
縁膜破壊チェック部(以下“センサ−部”という。)で
あり、該A〜Eの各センサ−部は、第1アルミ配線11間
に順にア〜エという抵抗素子を介して接続した構成より
なる。なお、図1中の12は第2アルミ配線、16はチェッ
ク用第2アルミパッド、17は第1アルミ、第2アルミ接
続用スル−ホ−ルである。
説明するための図であって、半導体チップの正面図であ
る。図1中のA〜Eは、第1アルミ、第2アルミ層間絶
縁膜破壊チェック部(以下“センサ−部”という。)で
あり、該A〜Eの各センサ−部は、第1アルミ配線11間
に順にア〜エという抵抗素子を介して接続した構成より
なる。なお、図1中の12は第2アルミ配線、16はチェッ
ク用第2アルミパッド、17は第1アルミ、第2アルミ接
続用スル−ホ−ルである。
【0022】ここで、第1アルミ配線(1Al)11と第
2アルミ配線(2Al)12の層間絶縁膜に破壊が発生し
たとする。まず、Aのセンサ−部で破壊が生じた場合、
各端子に電圧を印加すると、Aのどの部分で発生したか
によるが、ほぼ配線抵抗で決まる大電流が流れる。ま
た、センサ−B部で第1アルミ配線(1Al)11−第2
アルミ配線(2Al)12の層間絶縁膜破壊が発生した場
合は、センサ−A部の1Al、2Alの配線抵抗とセン
サ−B部の1部1Al、2Alの配線抵抗及び抵抗素子
アで決定される電流が流れる。この場合、配線抵抗に対
して抵抗素子アを大きな値とすれば、ほぼ抵抗素子アで
決まる電流が流れる。
2アルミ配線(2Al)12の層間絶縁膜に破壊が発生し
たとする。まず、Aのセンサ−部で破壊が生じた場合、
各端子に電圧を印加すると、Aのどの部分で発生したか
によるが、ほぼ配線抵抗で決まる大電流が流れる。ま
た、センサ−B部で第1アルミ配線(1Al)11−第2
アルミ配線(2Al)12の層間絶縁膜破壊が発生した場
合は、センサ−A部の1Al、2Alの配線抵抗とセン
サ−B部の1部1Al、2Alの配線抵抗及び抵抗素子
アで決定される電流が流れる。この場合、配線抵抗に対
して抵抗素子アを大きな値とすれば、ほぼ抵抗素子アで
決まる電流が流れる。
【0023】以下、センサ−C部で破壊が生じた場合
は、抵抗素子アとイを合わせた抵抗値で決定される電流
が流れる。また、センサ−D部での場合は、抵抗素子
ア、イ及びウを合わせた抵抗値で決まる電流が流れ、セ
ンサ−E部での場合は、抵抗素子ア、イ、ウ及びエを合
わせた抵抗値で決定される電流が流れる。
は、抵抗素子アとイを合わせた抵抗値で決定される電流
が流れる。また、センサ−D部での場合は、抵抗素子
ア、イ及びウを合わせた抵抗値で決まる電流が流れ、セ
ンサ−E部での場合は、抵抗素子ア、イ、ウ及びエを合
わせた抵抗値で決定される電流が流れる。
【0024】本来各端子に電圧を印加しても、第1アル
ミ配線(1Al)11と第2アルミ配線(2Al)12間は
絶縁膜があり、流入電流はほぼリ−ク電流で決まる値
(ほぼオ−プン状態)となっている。しかしながら、図
1に示す半導体チップ(実施例1)において、ストレス
で層間絶縁膜が破壊されれば、チップのどこで発生した
かはそのセンサ−の場所、即ち、流入電流値で即座にわ
かり、迅速な不具合箇所調査が可能となる。また、従来
技術のごとくセンサ−ごとに端子を引き出すことがない
ので、小ピンパッケ−ジで複数サンプルを製作して信頼
性評価をする必要もない利点を有する。
ミ配線(1Al)11と第2アルミ配線(2Al)12間は
絶縁膜があり、流入電流はほぼリ−ク電流で決まる値
(ほぼオ−プン状態)となっている。しかしながら、図
1に示す半導体チップ(実施例1)において、ストレス
で層間絶縁膜が破壊されれば、チップのどこで発生した
かはそのセンサ−の場所、即ち、流入電流値で即座にわ
かり、迅速な不具合箇所調査が可能となる。また、従来
技術のごとくセンサ−ごとに端子を引き出すことがない
ので、小ピンパッケ−ジで複数サンプルを製作して信頼
性評価をする必要もない利点を有する。
【0025】(実施例2)図2は、本発明の実施例2を
説明するための図であって、半導体チップの正面図であ
る。この実施例2は、図2に示すように、抵抗素子ア〜
エを第1アルミ配線21側及び第2アルミ配線22側にそれ
ぞれ交互に挿入し、センサ−部A〜Eを接続した例であ
る。なお、図1中の26はチェック用第2アルミパッド、
27は第1アルミ、第2アルミ接続用スル−ホ−ルであ
る。
説明するための図であって、半導体チップの正面図であ
る。この実施例2は、図2に示すように、抵抗素子ア〜
エを第1アルミ配線21側及び第2アルミ配線22側にそれ
ぞれ交互に挿入し、センサ−部A〜Eを接続した例であ
る。なお、図1中の26はチェック用第2アルミパッド、
27は第1アルミ、第2アルミ接続用スル−ホ−ルであ
る。
【0026】この実施例2においても、前記実施例1と
同様、図2のように流入電流の値が破壊されたセンサ−
部箇所と対応がつくよう、各センサ−部A〜Eを結ぶ配
線間に抵抗素子ア〜エを配置したものであり、これによ
っても前記実施例1と同様不具合箇所の調査を迅速に行
うことができる。
同様、図2のように流入電流の値が破壊されたセンサ−
部箇所と対応がつくよう、各センサ−部A〜Eを結ぶ配
線間に抵抗素子ア〜エを配置したものであり、これによ
っても前記実施例1と同様不具合箇所の調査を迅速に行
うことができる。
【0027】(実施例3)図3は、本発明の実施例3を
説明するための図であって、半導体チップの正面図であ
る。この実施例3は、図3に示すように、各センサ−部
A〜Eを並列接続した例であって、各センサ−部A〜E
ごとに抵抗素子ア〜オを第1アルミ配線31と第2アルミ
配線32のどちらかの配線間に配置した例である。なお、
図3中の36はチェック用第2アルミパッド、37は第1ア
ルミ、第2アルミ接続用スル−ホ−ルである。
説明するための図であって、半導体チップの正面図であ
る。この実施例3は、図3に示すように、各センサ−部
A〜Eを並列接続した例であって、各センサ−部A〜E
ごとに抵抗素子ア〜オを第1アルミ配線31と第2アルミ
配線32のどちらかの配線間に配置した例である。なお、
図3中の36はチェック用第2アルミパッド、37は第1ア
ルミ、第2アルミ接続用スル−ホ−ルである。
【0028】この実施例3においても、どのセンサ−部
で層間絶縁膜が破壊されたかは、ア〜オの抵抗値をそれ
ぞれ異なった値に設定しておけば、第1アルミ配線31側
及び第2アルミ配線32側の2端子で判定でき、不具合箇
所の調査を迅速に行うことができる。
で層間絶縁膜が破壊されたかは、ア〜オの抵抗値をそれ
ぞれ異なった値に設定しておけば、第1アルミ配線31側
及び第2アルミ配線32側の2端子で判定でき、不具合箇
所の調査を迅速に行うことができる。
【0029】上記した実施例1〜3では、センサ−部A
〜Eをチップ中央とチップ周辺の5個設置した場合につ
いて説明したが、本発明は、これに限定されるものでは
なく、より精度を上げるため、より多くのセンサ−部を
用いることもできる。また、第1アルミ配線側及び第2
アルミ配線側の双方に抵抗を入れて上述した構成とする
ことも本発明の適用範囲内であることは言うまでもな
い。更に、実施例1〜3では、センサ−部の第1アルミ
配線−第2アルミ配線レイアウトパタ−ンをなみ状パタ
−ンとしたが、第1アルミ−第2アルミ層間膜破壊が検
知できるものであれば、どのようなパタ−ンでも良く、
本発明は、当然のことながらこのようななみ状パタ−ン
に限定されるものではない。
〜Eをチップ中央とチップ周辺の5個設置した場合につ
いて説明したが、本発明は、これに限定されるものでは
なく、より精度を上げるため、より多くのセンサ−部を
用いることもできる。また、第1アルミ配線側及び第2
アルミ配線側の双方に抵抗を入れて上述した構成とする
ことも本発明の適用範囲内であることは言うまでもな
い。更に、実施例1〜3では、センサ−部の第1アルミ
配線−第2アルミ配線レイアウトパタ−ンをなみ状パタ
−ンとしたが、第1アルミ−第2アルミ層間膜破壊が検
知できるものであれば、どのようなパタ−ンでも良く、
本発明は、当然のことながらこのようななみ状パタ−ン
に限定されるものではない。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上詳記したとおり、第1ア
ルミ−第2アルミ層間絶縁膜破壊テストのレイアウトパ
タ−ン即ちセンサ−と、それにつながる抵抗を対応ずけ
て配置することを特徴とするものであり、チェック端子
を2端子でどのようなパッケ−ジに搭載しても判定可能
である効果が生ずる。また、本発明のチップ保証用半導
体装置を用いることにより、テストパタ−ンの簡略化を
図ることができ、不具合箇所の調査を迅速に行うことが
できる効果が生ずる。
ルミ−第2アルミ層間絶縁膜破壊テストのレイアウトパ
タ−ン即ちセンサ−と、それにつながる抵抗を対応ずけ
て配置することを特徴とするものであり、チェック端子
を2端子でどのようなパッケ−ジに搭載しても判定可能
である効果が生ずる。また、本発明のチップ保証用半導
体装置を用いることにより、テストパタ−ンの簡略化を
図ることができ、不具合箇所の調査を迅速に行うことが
できる効果が生ずる。
【図1】本発明の実施例1を示す半導体チップの正面
図。
図。
【図2】本発明の実施例2を示す半導体チップの正面
図。
図。
【図3】本発明の実施例3を示す半導体チップの正面
図。
図。
【図4】従来例を示す半導体チップの正面図。
【図5】第1アルミ、第2アルミ層間絶縁膜破壊現象を
説明するための図であって、(A)は破壊前の断面図、
(B)は同正面図、(C)は破壊後の断面図。
説明するための図であって、(A)は破壊前の断面図、
(B)は同正面図、(C)は破壊後の断面図。
【図6】第1アルミ、第2アルミ層間絶縁膜破壊チェッ
クレイアウトパタ−ンの1例を示す図であって、(A)
はその正面図、(B)は(A)のX−Y線断面図。
クレイアウトパタ−ンの1例を示す図であって、(A)
はその正面図、(B)は(A)のX−Y線断面図。
11、21、31、41 第1アルミ配線 12、22、32、42 第2アルミ配線 16、26、36、46 チェック用第2アルミパッド 17、27、37、47 第1アルミ、第2アルミ接続用スル−
ホ−ル A〜E 第1アルミ、第2アルミ層間絶縁膜破壊チェッ
ク部(センサ−部) ア〜エ、オ 抵抗素子 51、61 第2アルミ配線 52、62 第1アルミ配線 53、63 フイ−ルド酸化膜 54、64 半導体基板 55 破壊箇所 58、68 層間絶縁膜 67 第1アルミ、第2アルミ接続用スル−ホ−ル 66 チェック用第2アルミパッド 69 第1アルミ、第2アルミ層間絶縁膜破壊チェック部
(センサ−部)
ホ−ル A〜E 第1アルミ、第2アルミ層間絶縁膜破壊チェッ
ク部(センサ−部) ア〜エ、オ 抵抗素子 51、61 第2アルミ配線 52、62 第1アルミ配線 53、63 フイ−ルド酸化膜 54、64 半導体基板 55 破壊箇所 58、68 層間絶縁膜 67 第1アルミ、第2アルミ接続用スル−ホ−ル 66 チェック用第2アルミパッド 69 第1アルミ、第2アルミ層間絶縁膜破壊チェック部
(センサ−部)
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体基板上に絶縁膜層により絶縁され
た第1のアルミニウム配線層と第2のアルミニウム配線
層とが交差し構成された第1のアルミニウム配線層と第
2のアルミニウム配線層破壊チェツクパタ−ンと、前記
第1のアルミニウム配線層又は第2のアルミニウム配線
層もしくは第1のアルミニウム配線層と第2のアルミニ
ウム配線層に直列に抵抗素子を接続した構成を複数直列
もしくは並列接続し、1端を1対のアルミパッドで終端
してなることを特徴とするチップ保証用半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4158544A JPH05326850A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4158544A JPH05326850A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05326850A true JPH05326850A (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=15674030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4158544A Pending JPH05326850A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05326850A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006148001A (ja) * | 2004-11-24 | 2006-06-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体装置 |
CN102967813A (zh) * | 2011-08-31 | 2013-03-13 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | 一种测试结构及测试方法 |
-
1992
- 1992-05-26 JP JP4158544A patent/JPH05326850A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006148001A (ja) * | 2004-11-24 | 2006-06-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体装置 |
JP4728628B2 (ja) * | 2004-11-24 | 2011-07-20 | パナソニック株式会社 | 半導体装置 |
CN102967813A (zh) * | 2011-08-31 | 2013-03-13 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | 一种测试结构及测试方法 |
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