JPH05326772A - 放熱装置 - Google Patents

放熱装置

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Publication number
JPH05326772A
JPH05326772A JP15870892A JP15870892A JPH05326772A JP H05326772 A JPH05326772 A JP H05326772A JP 15870892 A JP15870892 A JP 15870892A JP 15870892 A JP15870892 A JP 15870892A JP H05326772 A JPH05326772 A JP H05326772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat dissipation
heat
lid
solution
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP15870892A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Nakamura
幸男 中村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP15870892A priority Critical patent/JPH05326772A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ICに発生した熱を放熱溶液で最も効率よく
吸収させて、狭い空間であっても放熱効果の高い放熱装
置を提供することを目的とするものである。 【構成】 基板77の上面に銅電極などのランド8が形
成され、IC9がリード10の半田付けによって装着さ
れている。また、IC9の周囲の基板7表面に、枠体1
1が接着剤12で固着されており、該枠体11で囲われ
たCI9の設置部分にフロリナート等のフッ素系の放熱
溶液15が満たされており、枠体11の上面にアルミや
銅などの金属板からなる蓋体13a接着剤14で固着一
体化されており、上記枠体11と蓋体13aで放熱溶液
15が密封されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピューターを始め
とするの各種電子機器に用いられるIC(集積回路)装
着基板の放熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナル・コンピューター・シ
ステム等で用いられているICは、一般に動作時の発熱
量が多く、ICの温度を動作保証温度の範囲内に抑える
ことが課題となっており、動作時の熱を空気中に放熱さ
せるために各種放熱手段が採用されている。
【0003】図5は従来のIC実装基板の放熱装置を示
し、ガラスエポキシ樹脂のプリント基板やセラミック基
板1の上に銅電極2を設けてリード4を介してIC3が
取り付けられている。IC3の上面には、動作時のIC
内部の熱を吸収・放熱させる放熱溶液6が合成樹脂シー
トで形成した袋状容器5に封入されて取り付けられてお
り、IC3との接触面からICの熱を放熱容器側に伝達
吸収させて空気中に放熱させるように形成されている。
【0004】すなわち、放熱溶液6にはフロリナート等
のフッ素系の溶液が使用され、ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂等の袋状容器5に封入してIC3に密着させて
設けており、IC3の熱を上記袋状容器5に伝えて放熱
溶液6に吸収させるものである。
【0005】放熱溶液6に吸収された熱は、溶液に対流
を生じさせてIC3からの熱で温められた溶液が上方や
左右方向に拡散して放熱溶液6全体で熱吸収を行うと共
に、この上に置かれる外装ケース(図示せず)等に袋状
容器5の熱を伝えて空気中に放熱させるものである。こ
のように、従来の放熱溶液を充填した容器をICの上に
設置することでもICの動作時の熱を吸収させることが
可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の袋状の容器に封入させた放熱溶液6は、IC3の上
面からの熱をあまり熱伝導率の良くないポリエチレンテ
レフタレートの膜(シート)を介して伝達させているの
で、熱伝導が悪く、しかもIC3と接している面がIC
3の上面だけであるので熱の吸収効率が悪いという問題
があった。さらに、袋状の容器にして配したものである
のでパーソナル・コンピュータ内部の機構構造上、充分
な設置空間をとることが出来ない場合には、放熱溶液の
設置量にも限界が生じて充分な放熱効果が期待出来ない
という問題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、IC
に発生した熱を放熱溶液で最も効率よく吸収させて、狭
い空間であっても放熱効果の高い放熱装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、基板上の周囲に枠体を設けると
ともに、この枠内に放熱溶液を充填し、ICの上面に当
接された金属板よりなる蓋体で上記放熱溶液を密封した
ことを特徴とする放熱装置である。
【0009】また、請求項2の発明は前記蓋体を、合成
樹脂シート等からなる可撓性膜より形成した放熱装置で
あり、請求項3の発明は上記蓋体を、金属箔の両面を可
撓性膜で被覆してなる可撓性放熱シートより形成した放
熱装置である。
【0008】
【作用】したがって、本発明の放熱装置では、ICが放
熱溶液に直接浸っているので、ICの熱が放熱溶液に直
接伝えられると共に、ICの全周囲からの熱が放熱溶液
に伝わり、放熱溶液の対流がICの四周全域に生じて四
方八方に熱分散して熱吸収されるものである。さらに、
ICの上面が金属板による蓋体に接しているので、IC
上面の熱が蓋体に直接熱伝導して空気中への放熱が速や
かである。また、該蓋体は放熱溶液にも同様に接してい
るので放熱溶液に吸収された熱が、上記蓋体によって速
やかに放熱されものである。
【0009】また、請求項2によると蓋体を可撓性膜に
よって形成してあるので、金属板の蓋体に比べれば放熱
速度において僅かに劣るが、全体として軽量であり、ま
た蓋体の厚さが薄くできて狭い空間への設置範囲が広く
なり薄型でかつ放熱効果の高いIC実装基板を構成する
ことが出来る。
【0010】さらに、請求項3によれば蓋体を、金属箔
の両面を可撓性膜で覆ってた可撓性放熱シートで構成し
てあるので、蓋体の厚さを薄くしてかつ熱拡散を良好に
することができるものであり、金属箔が可撓性膜で補強
されて強度的にもすぐれた放熱装置が構成されるもので
ある。
【0011】
【実施例】次に本発明の一実施例の放熱装置を示す図面
に従って説明する。図1において、ガラスエポキシ樹脂
のプリント基板あるいはセラミック基板等からなる基板
7の上面に銅電極などのランド8が形成され、IC9が
リード10の半田付けによって装着されている。また、
IC9の周囲の基板7表面に、枠体11が接着剤12で
固着されており、該枠体11で囲われたCI9の設置部
分にフロリナート等のフッ素系の放熱溶液15が満たさ
れており、枠体11の上面にアルミや銅などの金属板か
らなる蓋体13a接着剤14で固着一体化されており、
上記枠体11と蓋体13aで放熱溶液15が密封されて
いる。
【0012】また、前記金属板からなる蓋体13aは、
IC9の上面に当接して配されており、IC9からの熱
が周囲の放熱溶液15および金属製の蓋体13aの両方
に熱伝導されるように構成されている。
【0013】したがって、IC9は枠体11と蓋体13
aおよび基板7で囲われた空間において放熱溶液15に
浸された状態で設置されており、IC9の動作時にはI
C9の熱が周囲の放熱溶液15全体に直接伝導されるよ
うになり、放熱溶液15が対流をおこしながら熱を四方
八方に伝えるものであり、IC9の熱を吸収して温めら
れた放熱溶液は上方に集まって金属板の蓋体13aによ
って空気中に放熱されるようになる。また、IC9の上
面では、金属板の蓋体13aがIC9の熱を直接吸収し
て空気中に放熱するためIC9の熱が速やかに放熱され
るものである。
【0014】このとき、上記金属板の蓋体13aを外装
ケース等(図示せず)に接続しておくと、蓋体13aに
伝達された熱を外装ケースに逃がしてより効果的に放熱
を行わせることができる。
【0015】図2は、本発明の請求項2に係る実施例を
示すものであり、前記実施例の金属板の蓋体に代えて耐
熱性を有する合成樹脂シートもしくはフィルムなどから
なる可撓性膜で形成した蓋体13bを設けて構成したも
のである。他の部分は図1の実施例と同様であり説明を
省略する。この場合には、図1の構成のものに比べて蓋
体13bの厚さを薄くして放熱装置全体の厚さを薄くし
て構成させることができる。
【0016】また、上記可撓性膜の蓋体によれば、前記
金属板による蓋体に比べると蓋体13bからの熱伝導や
放熱作用が若干劣ってはいるが、蓋体13b薄膜である
ので放熱溶液からの放熱を妨げるようなことがなく、し
かも蓋体13bが軽量であるので放熱装置全体を軽量化
できる。
【0017】図3、図4は、本発明の請求項3に係る実
施例を示すものであり、金属箔16の両面を可撓性膜1
7,17で被覆して形成した可撓性放熱シートからなる
蓋体13cで放熱溶液15を密封した構成の放熱装置で
ある。他の部分は図1および図2の実施例と同様であり
説明を省略する。
【0018】この場合には、図2の構成のものと同様に
放熱装置全体の厚さを薄くして構成させることができる
とともに、金属箔16によって図2の構成より蓋体13
cでの放熱効果を向上させることができるものであり、
蓋体13cが軽量で全体を軽量化できるとともに金属箔
16の破損が防止されて蓋体13cの熱伝導を高めた軽
量で薄い放熱装置が構成されるものである。
【0019】
【発明の効果】以上述べた如く、請求項1の発明は基板
上のIC周囲に枠体を設けるとともに、この枠内に放熱
溶液を充填し、ICの上面に当接された金属板よりなる
蓋体で上記放熱溶液を密封したことを特徴とする放熱装
置であるから、ICが放熱溶液に浸された状態で設置さ
れており、ICの熱が周囲の放熱溶液全体に直接伝導さ
れるようになり、放熱溶液が対流をおこしながら熱を四
方八方に伝えて金属板の蓋体によって空気中に速やかに
放熱されるようになる。
【0020】また、ICの上面では、金属板の蓋体がI
Cの熱を直接吸収して空気中に放熱して上記放熱溶液で
の放熱と金属板からの直接的な放熱が組み合せられた優
れた放熱効果を有する。
【0021】また、請求項2の発明によれば、前記構成
における蓋体が、合成樹脂シート等からなる可撓性膜よ
りなることを特徴とする放熱装置であるから、蓋体が薄
くかつ軽量であるので放熱装置全体を小型化できるもの
であり、狭い空間への設置範囲が広くなり薄型でかつ放
熱効果の高いIC実装基板を構成することが出来るとい
う利点を有する。
【0022】また、請求項3の発明によれば、前記構成
における蓋体が、金属箔の両面を可撓性膜で被覆してな
る可撓性放熱シートよりなることを特徴とする放熱装置
であるから、金属箔によって蓋体の放熱効果を向上させ
ることができるものであり、金属箔の破損を生じること
がなく全体が軽量でかつ放熱性に優れた薄い放熱装置を
構成できるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1の放熱装置に係る一実施例を
示す断面図、
【図2】本発明の請求項2の放熱装置に係る一実施例を
示す断面図、
【図3】本発明の請求項3の放熱装置に係る一実施例を
示す断面図、
【図4】同じく請求項3記載の金属箔の両側を可撓性膜
で挟んだ状態の拡大断面図、
【図5】従来の放熱方法を説明する断面図である。
【符号の説明】
7 基板 8 ランド 9 IC 10 リード 11 枠体 12 接着剤 13a,13b,13c 蓋体 14 接着剤 15 放熱溶液 16 金属箔 17 可撓性膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上のIC周囲に枠体を設けるととも
    に、この枠内に放熱溶液を充填し、ICの上面に当接さ
    れた金属板よりなる蓋体で上記放熱溶液を密封したこと
    を特徴とする放熱装置。
  2. 【請求項2】 請求項1における蓋体が、合成樹脂シー
    ト等からなる可撓性膜よりなることを特徴とする放熱装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1における蓋体が、金属箔の両面
    を可撓性膜で被覆してなる可撓性放熱シートよりなるこ
    とを特徴とする放熱装置。
JP15870892A 1992-05-25 1992-05-25 放熱装置 Pending JPH05326772A (ja)

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JP15870892A JPH05326772A (ja) 1992-05-25 1992-05-25 放熱装置

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JP15870892A JPH05326772A (ja) 1992-05-25 1992-05-25 放熱装置

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JPH05326772A true JPH05326772A (ja) 1993-12-10

Family

ID=15677622

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JP15870892A Pending JPH05326772A (ja) 1992-05-25 1992-05-25 放熱装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10580711B2 (en) 2016-05-20 2020-03-03 Kyocera Corporation Electronic device mounting board and electronic package

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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