JPH05326705A - 半導体集積回路の設計方法 - Google Patents

半導体集積回路の設計方法

Info

Publication number
JPH05326705A
JPH05326705A JP4130694A JP13069492A JPH05326705A JP H05326705 A JPH05326705 A JP H05326705A JP 4130694 A JP4130694 A JP 4130694A JP 13069492 A JP13069492 A JP 13069492A JP H05326705 A JPH05326705 A JP H05326705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
channel transistor
transistors
channel
size
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4130694A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Yamada
正昭 山田
Sachiko Kurosawa
幸子 黒沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4130694A priority Critical patent/JPH05326705A/ja
Publication of JPH05326705A publication Critical patent/JPH05326705A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/04Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body
    • H01L27/10Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including a plurality of individual components in a repetitive configuration
    • H01L27/118Masterslice integrated circuits
    • H01L27/11803Masterslice integrated circuits using field effect technology
    • H01L27/11807CMOS gate arrays

Landscapes

  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 クリティカルパスの遅延時間がタイミング仕
様を満たしてなければ(ステップS1,S2)、クリテ
ィカルパス上の各トランジスタの速度に対する影響度を
求める(ステップS3)。影響度の大きい順に拡大候補
トランジスタとして複数個選出する(ステップS4)。
拡大候補トランジスタを影響度の大きい順に一つずつ、
サイズを拡大した場合の全体面積が大きくなるかを調べ
る(ステップS5)。全体面積に影響なく拡大できるト
ランジスタがあればそれを拡大する(ステップS6,S
7)。拡大できるトランジスタがなければ影響度が最大
のトランジスタを拡大する(ステップS6,S8)。 【効果】 全体レイアウト面積を大きくしないで、クリ
ティカルパスタイミング仕様を満たすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路の動作
速度仕様を満たすことができる設計方法、および回路パ
ターンの自動合成を行う設計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、MOSの論理回路のタイミング仕
様を満たすためのトランジスタサイズを変更する方法と
しては、図14のフローチャートのような方法が用いら
れてきた。
【0003】(参考文献: J. P. Fishburn and A. E.
Dunlop, "TILOS : A Posynomial Programming Approach
to Transistor Sizing", Proc. ICCAD-85, pp. 326-32
8,Nov. 1985.) まず、クリティカルパスを抽出してパス遅延解析を行う
(ステップS11)。遅延要求を満たしていなければク
リティカルパス上の各トランジスタのパス遅延に対する
影響度を求める(ステップS12,S13)。サイズの
変更によってディレイに与える影響度が最も大きいトラ
ンジスタを選び、そのサイズを一定割合だけ増加させる
(ステップS14)。タイミング仕様を満たすまで、S
12〜S14を繰り返す。
【0004】一方、自動合成装置における回路パターン
の自動合成では、IEEE TRANSACTION
ONCONPUTERS,VOL.C−30,No.
5,MAY1981,p305〜p312や電子情報通
信学会技術研究会VOL.90,No.261,p25
〜p32にあるように、Pチャネルトランジスタあるい
はNチャネルトランジスタにおいて、隣合うトランジス
タのソースとドレインの信号が同じであるトランジスタ
を、拡散層を共有させて次々と並べていってできたトラ
ンジスタ島と呼ぶ拡散層の切れ目のないトランジスタの
並びをできるだけ長くする事により、拡散層間のスペー
スをなるべく少なくして面積を小さくする方法がとられ
ている。
【0005】また、CMOS回路を自動合成する際に
は、該手法と共に対となるPチャネルトランジスタとN
チャネルトランジスタを向かい合わせに配置し、ゲート
のポリシリコンが長くならないように考慮されている。
【0006】しかしながら、CMOS回路には、プリチ
ャージやあるトランジスタの補強などを目的として、片
チャネルのトランジスタが存在する場合があるが、従来
の自動合成装置による設計方法では、この片チャネルト
ランジスタが存在するCMOS回路の自動合成を扱って
いなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のトランジスタサ
イズを変更する方法では、タイミング制約を満足させる
ために、ディレイに与える影響度が最も大きいトランジ
スタのサイズを拡大していた。これによって、回路全体
のレイアウト面積が大きくなるという問題があった。
【0008】回路のレイアウト面積が大きくなると、製
造コストの増大につながり、設計の前段階で予定してい
たスペースに収まらず他の部分の設計にも影響を及ぼす
ほか、面積増大によって素子間が離れるため配線長が長
くなり再び遅延を増大させる要因ともなる。
【0009】また、従来の自動合成装置による設計方法
では、トランジスタ島の長さをできるだけ長くする事で
面積の最小化が図れるが、トランジスタ島の長さをでき
るだけ長くする事にのみ重点が於かれており、CMOS
回路であっても片チャネルのトランジスタが存在する場
合の対応がなされていなかった。
【0010】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、第1の発明の目的は、回路全体のレイア
ウト面積を増大させず、かつタイミング制約を満たすこ
とができる半導体集積回路の設計方法を提供するもので
ある。
【0011】また、第2の発明の目的は、片チャネルト
ランジスタが存在するCMOS回路であっても、トラン
ジスタ島の長さをできるだけ長くすると共に片チャネル
トランジスタを配置することができる半導体集積回路の
設計方法を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、半導体集積回路の動作速度仕様を満たすようにトラ
ンジスタサイズを変更する際に、トランジスタサイズの
拡大が動作速度に影響を与えるトランジスタを複数個選
出し、選出されたトランジスタのうち、できるだけ動作
速度に与える影響が大きく、かつ前記半導体集積回路全
体のサイズを大きくしないトランジスタのサイズを拡大
する手段を備えている。
【0013】また、第2の発明は、CMOSトランジス
タの回路パターンを配置する際、同一信号を入力とする
PチャネルトランジスタとNチャネルトランジスタを一
対のCMOSトランジスタとし、複数対のCMOSトラ
ンジスタを、隣接する同一信号の拡散層を共有させて配
置し、この配置状態から、片チャネルトランジスタの拡
散層を共有させてこのトランジスタを挿入できる挿入位
置を全て探索し、探索された全ての挿入位置の中で、前
記片チャネルトランジスタの挿入による面積増加の最も
少ない位置にこの片チャネルトランジスタを挿入する手
段を有している。
【0014】あるいは、配置された複数対のCMOSト
ランジスタの入れ換え・裏返しを行い、入れ換え・裏返
しが行われた後の配置状態から、片チャネルトランジス
タの拡散層を共有させてこのトランジスタを挿入できる
挿入位置を全て探索し、探索された全ての挿入位置の中
で、前記片チャネルトランジスタの挿入による面積増加
の最も少ない位置にこの片チャネルトランジスタを挿入
する手段を有している。
【0015】
【作用】第1の発明においては、次のような手順でトラ
ンジスタのサイジングを進める。
【0016】1)クリティカルパスを抽出する。
【0017】2)クリティカルパス上のトランジスタの
うち、サイズの変更によってディレイに与える影響度が
大きい順に複数個のトランジスタを選ぶ。
【0018】3)選ばれたトランジスタの中でできるだ
け影響度が大きく、かつサイズを大きくしても全体レイ
アウトを大きくしないもの(例えば、並んでいる他のト
ランジスタよりもサイズが小さいもの)があれば、その
トランジスタサイズを拡大する。
【0019】4)このようなトランジスタがなければ、
全体レイアウトが大きくなっても、影響度が最も大きい
トランジスタのサイズを拡大する。
【0020】5)タイミング仕様を満たすまで、1)〜
4)を繰り返す。
【0021】また、第2の発明においては、まず、従来
と同様にPチャネルトランジスタ、Nチャネルトランジ
スタそれぞれの共有可能な拡散層の接続関係を表すグラ
フを生成し、該グラフをもとに対になっているPチャネ
ルトランジスタとNチャネルトランジスタが向かい合っ
ていてトランジスタ島の長さが出きるだけ長くなるよう
に並び順を決める。
【0022】その後、複数対からなっているトランジス
タで作ったトランジスタ島の端に片チャネルのトランジ
スタと拡散層を共有できる場所、即ち該片チャネルトラ
ンジスタと連結できるトランジスタ島を全て探索する。
【0023】このとき、片チャネルトランジスタが挿入
される左右両方のトランジスタ島と、挿入するトランジ
スタの拡散層とが連結可能かどうかによって挿入後の面
積が異なる。また、PチャネルとNチャネルとで向かい
合うトランジスタ島の形状や、設計ルールによってもト
ランジスタ島との連結による面積の増減は異なる。
【0024】よって探索された該連結可能トランジスタ
島の中で、挿入することにより面積の増加の最も少ない
位置に該片チャネルトランジスタを挿入する。
【0025】全ての片チャネルトランジスタの挿入を終
えた後は、また従来と同様に決定されたトランジスタの
並び順に従って、実際の回路パターンを生成する。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0027】第1の発明 まず、第1の発明の方法を、図1〜図9を用いて説明す
る。図1は、第1の発明を計算機による自動設計プログ
ラムで実現した際の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0028】スタート後、回路の情報を入力し、クリテ
ィカルパスを抽出する。クリティカルパスの抽出には、
従来から用いられている静的なタイミング解析のアルゴ
リズムがそのまま適用できる。
【0029】次に、クリティカルパスの遅延時間が仕様
として定められた最長遅延時間より長いかどうかを判断
し、長くなければタイミング仕様は満たされているので
処理を終了し、長ければタイミング仕様は満たされてい
ないので処理を続行する(ステップS1,S2)。
【0030】次いで、クリティカルパス上の各トランジ
スタのチャネル幅を、単位長さだけ拡大するとどれだけ
速度が改善できるかの見積(速度に対する影響度)を求
める(ステップS3)。これは、クリティカルパス上の
トランジスタのチャネル幅を拡大すれば回路の動作速度
が速くなることが期待できるからである。
【0031】影響度の大きい順に複数個のトランジスタ
を拡大候補トランジスタとして選出する(ステップS
4)。このとき、影響度の非常に小さなトランジスタは
候補からはずしておいても良い。
【0032】さらに、拡大候補トランジスタを影響度の
大きい順に取り出してきて、実際に拡大した場合に全体
レイアウトが大きくならないかどうかを調べる(ステッ
プS5)。もし、影響度の大きいトランジスタの周囲
に、他のトランジスタが置かれていない余裕スペースが
あれば、そのトランジスタを全体レイアウトに影響なく
拡大することができるが、そのトランジスタの周囲が他
のトランジスタなどで占められて余裕スペースがなけ
ば、全体レイアウトを大きくせずにはトランジスタサイ
ズを拡大できない。
【0033】全体レイアウトに影響なく拡大できるトラ
ンジスタが見つかれば、そのトランジスタを拡大し、ク
リティカルパスの抽出に戻る(ステップS6,S7)。
これにより、できるだけ動作速度に与える影響が大き
く、かつ全体レイアウトを大きくしないトランジスタの
サイズを拡大させることができる。
【0034】逆に、拡大できるトランジスタが見つから
なければ、速度に対する影響度の最も大きなトランジス
タを拡大して、クリティカルパスの抽出に戻る(ステッ
プS6,S8)。
【0035】次に、実際の回路の設計に第1の発明の設
計方法を適用した例を示す。
【0036】説明の簡明のため、最も単純な回路である
図2のような、3段のインバータからなるCMOSイン
バータチェーンを例に取る。図2の回路を、マスクパタ
ーンに変換すると図3のようになる。同図に示す回路パ
ターンは、PMOS領域3、拡散層5、ゲート7、金属
配線9から構成されている。ただし、簡単のため、金属
配線9は簡略化して示している。
【0037】ここで、INからOUTまでがクリティカ
ルパスで、OUTの立ち上がり、すなわちINの立ち上
がりがクリティカルであったとする。このときのクリテ
ィカルパス上のトランジスタは、P1、N2、P3であ
るので、このうちのいずれかのサイズを大きくしなけれ
ばならない。
【0038】サイズの拡大がディレイに与える影響はP
3が最も大きいもので、従来の方法ではP3のサイズを
大きくするところだが、P3を大きくすると図4のよう
に全体レイアウト(の高さ)が大きくなる。そこで、次
にディレイに与える影響が大きなトランジスタN2を大
きくすると、図5のように余裕があって全体レイアウト
の大きさは変わらない。
【0039】上記の例では、MOSトランジスタのチャ
ネル幅方向に余裕がある場合を考慮しているが、チャネ
ル幅方向と直交する方向に余裕がある場合も考えられ
る。回路の動作速度を早めるためには、MOSトランジ
スタのチャネル幅を増大させる方法の他に、それと同等
の効果を持つ方法として、トランジスタのゲートをフォ
ーク型に折り曲げて実効的なチャネル幅を拡大する方
法、並列にトランジスタを接続する方法も採用できる。
【0040】図6のトランジスタを、チャネル幅方向に
拡大した例、トランジスタのゲートをフォーク型に折り
曲げた例、並列にトランジスタを接続した例を、それぞ
れ図7、図8、図9に示す。
【0041】また、本発明の方法をゲートアレイに適用
することもできる。ゲートアレイに置いては、トランジ
スタのサイズが固定されているため、直接トランジスタ
サイズを拡大することはできないが、図9のようにトラ
ンジスタを並列化することによって、実効的なチャネル
幅を増すことができる。ゲートアレイに適用した場合、
本発明で言う「周囲に余裕があること」は、隣接するト
ランジスタが使われていない場合と考えれば良い。
【0042】なお、第1の発明の処理手順において、ク
リティカルパスを抽出する部分があるが、必ずしも最長
のパスのみを抽出することを意味するものではなく、最
長パスに近い遅延を持つ複数のクリティカルパスを同時
に抽出すれば、さらに処理が効率化される。その場合、
各々のクリティカルパスに属するトランジスタを一つず
つ拡大することになる。
【0043】特に、一つのトランジスタが複数のクリテ
ィカルパスに属しているときは、そのトランジスタを拡
大することによって複数のパスの遅延が改善されるの
で、さらに効率的である。
【0044】また、今回の実施例では、1本のクリティ
カルパスに対して1つのトランジスタのサイズを拡大す
る場合を示したが、問題がなければ複数個のトランジス
タサイズを一度に拡大することも可能である。
【0045】第2の発明 第2の発明を説明する前に、図12,図13を用いて片
チャネルトランジスタを挿入可能なトランジスタ島につ
いて説明する。
【0046】図12,13に示す回路パターンは、Pチ
ャネルのトランジスタ島11、Nチャネルのトランジス
タ島13、及び一対のCMOSトランジスタに同一信号
を入力するゲート15から形成されている。
【0047】図12(A)は下の一つのトランジスタ島
13に対応する上のトランジスタ島11が二つに別れて
おり、この上のトランジスタ島の両端それぞれと挿入す
る片チャネルトランジスタが拡散層を共有できる場合、
図12(B)は下の二つのトランジスタ島13に対応す
る上のトランジスタ島11が二つあり、この上のトラン
ジスタ島11の両端それぞれと挿入する片チャネルトラ
ンジスタが拡散層を共有できる場合である。
【0048】図13(A)は下の一つのトランジスタ島
13に対応する上のトランジスタ島11が二つに別れて
おり、この上のトランジスタ島11の一方の端の拡散層
と挿入する片チャネルトランジスタの一つの拡散層が共
有できる場合、図13(B)はトランジスタ島11の端
の拡散層と片チャネルトランジスタが拡散層を共有でき
る場合である。
【0049】なお、図13(C)は片チャネルトランジ
スタと拡散層を共有できるトランジスタ島が存在せずト
ランジスタ一個のみのトランジスタ島17を作った場合
である。
【0050】図12(A)に示したように、拡散層間隔
をS、拡散層幅をD、ゲート長をGとすると、G<Sの
時、図12(A)のタイプで片チャネルトランジスタを
挿入すると、拡散層幅DはG−Sだけ縮まり、片チャネ
ルトランジスタの挿入によって面積が小さくなる。しか
し、図12(B)のタイプで片チャネルトランジスタを
挿入しても、設計ルールのために下のトランジスタ島1
3の間隔Sを保たなければならないため、面積は挿入す
る前と変わらない。また、図13(A),(B)の両タ
イプで片チャネルトランジスタを挿入するとD+Gだけ
トランジスタ島11,13の幅が増える。
【0051】どこのトランジスタ島の端のトランジスタ
島とも拡散層を共有できない場合は図13(C)のタイ
プで、片チャネルトランジスタ島17を配置する。この
場合の幅の増加は、トランジスタ島の間に新しく片チャ
ネルトランジスタ島17を追加する場合は2*S+2*
D+G、トランジスタ島列の端に新しく片チャネルトラ
ンジスタ島17を追加する場合はS+2*D+Gとな
る。
【0052】従って、図12(A),(B),図13
(A),(B),(C)の順に片チャンネルトランジス
タ挿入による面積増加が少なく、しかも図12(A)の
タイプでは片チャンネルトランジスタ挿入後の方が挿入
前より面積が小さくなる。
【0053】このように、拡散層を共有できるトランジ
スタ島の中から優先順位を、図12(A),(B),図
13(A),(B),(C)として片チャネルトランジ
スタを挿入する場所を決定する事で面積を最小限に抑え
る事ができる。
【0054】一方、G>Sの時、図12(A),(B)
のタイプでG−S>0だけ幅の増加があり、全ての場合
で面積の増加がある。しかし、片チャンネルトランジス
タ挿入による面積増加はG<Sの時と同じ順序で少なく
なっており、G<Sの時と同様拡散層を共有できるトラ
ンジスタ島の中から優先順位を、図12(A),
(B),図13(A),(B),(C)として片チャネ
ルトランジスタを挿入する場所を決定する事で面積を最
小限に抑える事ができる。
【0055】次に、第2の発明の第一の実施例における
処理フローを図10に示す。本実施例では拡散層間隔S
が拡散層幅Dとゲート長Gとの和より大きいとする。
【0056】回路の接続関係を表すネット記述を入力し
(ステップS101)、この記述からPチャネルトラン
ジスタ、Nチャネルトランジスタそれぞれの共有可能な
拡散層の接続関係を表すグラフを生成する(ステップS
102)。該グラフよりペアとなるPチャネルトランジ
スタとNチャネルトランジスタが向かい合うトランジス
タ配置でトランジスタ島の長さが最大となるようにトラ
ンジスタ島を生成する(ステップS103)。この時、
PチャネルトランジスタとNチャネルトランジスタがペ
アとならず片側のみの片チャネルトランジスタは除外し
て処理を行う。
【0057】次に、ペアとなる該トランジスタ島の配置
を行う(ステップS104)。さらに、Pチャネルトラ
ンジスタとNチャネルトランジスタがペアとならない片
チャネルトランジスタをひとつづつ取り出し(ステップ
S105)、ステップS106,S107の処理を行
う。
【0058】まず、取り出された片チャネルトランジス
タと、S104で配置されているトランジスタ島の端の
拡散層が共有できる場所を全て探索する(ステップS1
06)。本実施例では拡散層間隔Sが拡散層幅Dとゲー
ト長Gとの和より大きいので、前述したように、図12
(A),(B),図13(A),(B),(C)の順で
片側トランジスタ挿入による面積増大が少ない。このた
め、S106で探索された片チャネルトランジスタの挿
入場所のパターンタイプの中から該順序を優先順位とし
て挿入場所を決定する(ステップS107)。
【0059】全ての片チャネルトランジスタについてS
105〜S107を行った後、片チャネルトランジスタ
挿入後のトランジスタの並び順に従って実際の回路パタ
ーンを合成する(ステップS108)。
【0060】第2の発明の第二の実施例における処理フ
ローを図11に示す。本実施例も第一の実施例同様、拡
散層間隔Sが拡散層幅Dとゲート長Gとの和より大きい
とする。
【0061】まず、S201〜S206の操作を第一の
実施例同様に行う。前述したように、図12(A),
(B),図13(A),(B),(C)の順で片側トラ
ンジスタ挿入による面積の増大が少ない。そこで、S2
06で探索された挿入場所の中に最も面積増加の少ない
挿入タイプ(図12(A))があるか否かを調べる(ス
テップS207)。ある場合はそこに挿入する事に決定
する(ステップS208)。
【0062】ない場合は全てのトランジスタ島の裏返し
・入れ換えを行い、最も面積増加の少ない挿入タイプ
(図12(A))があるかどうか探す(ステップS20
9)。優先順位の高い挿入パターンか見つかった場合は
該トランジスタ島の裏返しもしくは入れ換えと片側トラ
ンジスタの挿入を行う(ステップS210)。
【0063】見つからない場合は、S206で探索され
た、トランジスタ島の裏返しや入れ換えを行う前の挿入
場所の中で、最も優先順位の高い挿入パターンに対応す
る挿入場所に挿入する(ステップS211)。S205
〜S211の操作を全ての片側トランジスタについて行
う。全ての片側トランジスタの挿入が終わったら、該ト
ランジスタの並び順に従って実際の回路パターンを合成
する(ステップS212)。
【0064】以上のように、第2の発明の処理手順によ
れば、従来と同様に回路接続よりPチャネルトランジス
タ、Nチャネルトランジスタそれぞれの拡散層の共有を
表すグラフを生成し、次に該グラフをもとにペアになっ
ているPチャネルトランジスタとNチャネルトランジス
タが向かい合っていてトランジスタ島の長さが最長にな
るトランジスタの並び順を決める。
【0065】従って、PチャネルトランジスタとNチャ
ネルトランジスタがペアになっているトランジスタに対
しては従来と同じトランジスタ島の長さが得られこの段
階で従来より大きな面積になることはない。
【0066】さらに、前述したように、図12(A),
(B),図13(A),(B),(C)の順に片チャネ
ルトランジスタ挿入による面積増加が少なく、しかも図
12(A)のタイプでは片チャネルトランジスタ挿入後
の方が挿入前より面積が小さくなる。
【0067】
【発明の効果】以上述べたように、第1の発明によれ
ば、動作速度に与える影響度が大きいトランジスタの順
に回路全体のサイズを調べているので、全体レイアウト
を大きくすることなく、かつタイミング仕様を満たすこ
とができる。
【0068】また、第2の発明によれば、片チャネルト
ランジスタを含むCMOS回路でも、面積を最小限に抑
えて回路パターンを自動合成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の処理手順を示すフローチャート。
【図2】第1の発明の一実施例を説明するために用いた
論理回路図。
【図3】図2で示した論理回路図をマスクパターンに変
換したパターン図。
【図4】従来の方法によってトランジスタサイズが拡大
されたパターン図。
【図5】第1の発明によってトランジスタサイズが拡大
されたパターン図。
【図6】MOSトランジスタのマスクパターンの一例を
示すパターン図。
【図7】チャネル幅方向に拡大されたMOSトランジス
タのパターン図。
【図8】フォーク型に折り曲げられたMOSトランジス
タのパターン図。
【図9】並列にトランジスタが接続されたMOSトラン
ジスタのパターン図。
【図10】第2の発明の第一の実施例における処理フロ
ー。
【図11】第2の発明の第二の実施例における処理フロ
ー。
【図12】片チャネルトランジスタが挿入可能なトラン
ジスタ島タイプの一例を示すパターン図。
【図13】図12と異なるトランジスタ島タイプの他の
例を示すパターン図。
【図14】第1の発明に対する従来の処理手順を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1 インバータ 3 PMOS領域 5 拡散層 7,15 ゲート 9 金属配線 11 Pチャネルトランジスタ島 13 Nチャネルトランジスタ島 17 片チャネルトランジスタ島
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/092 9054−4M H01L 27/08 321 N

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路の動作速度仕様を満たす
    ようにトランジスタサイズを変更する際に、 トランジスタサイズの拡大が動作速度に影響を与えるト
    ランジスタを複数個選出し、 選出されたトランジスタのうち、できるだけ動作速度に
    与える影響が大きく、かつ前記半導体集積回路全体のサ
    イズを大きくしないトランジスタのサイズを拡大する段
    階を有することを特徴とする半導体集積回路の設計方
    法。
  2. 【請求項2】 CMOSトランジスタの回路パターンを
    配置する際、 同一信号を入力とするPチャネルトランジスタとNチャ
    ネルトランジスタを一対のCMOSトランジスタとし、 複数対のCMOSトランジスタを、隣接する同一信号の
    拡散層を共有させて配置し、 この配置状態から、片チャネルトランジスタの拡散層を
    共有させてこのトランジスタを挿入できる挿入位置を全
    て探索し、 探索された全ての挿入位置の中で、前記片チャネルトラ
    ンジスタの挿入による面積増加の最も少ない位置にこの
    片チャネルトランジスタを挿入することを特徴とする半
    導体集積回路の設計方法。
  3. 【請求項3】 CMOSトランジスタの回路パターンを
    配置する際、 同一信号を入力とするPチャネルトランジスタとNチャ
    ネルトランジスタを一対のCMOSトランジスタとし、 複数対のCMOSトランジスタを、隣接する同一信号の
    拡散層を共有させて配置し、 配置された複数対のCMOSトランジスタの入れ換え・
    裏返しを行い、 入れ換え・裏返しが行われた後の配置状態から、片チャ
    ネルトランジスタの拡散層を共有させてこのトランジス
    タを挿入できる挿入位置を全て探索し、 探索された全ての挿入位置の中で、前記片チャネルトラ
    ンジスタの挿入による面積増加の最も少ない位置にこの
    片チャネルトランジスタを挿入することを特徴とする半
    導体集積回路の設計方法。
JP4130694A 1992-05-22 1992-05-22 半導体集積回路の設計方法 Pending JPH05326705A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4130694A JPH05326705A (ja) 1992-05-22 1992-05-22 半導体集積回路の設計方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4130694A JPH05326705A (ja) 1992-05-22 1992-05-22 半導体集積回路の設計方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05326705A true JPH05326705A (ja) 1993-12-10

Family

ID=15040393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4130694A Pending JPH05326705A (ja) 1992-05-22 1992-05-22 半導体集積回路の設計方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05326705A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08213468A (ja) * 1995-02-03 1996-08-20 Nec Corp 半導体集積回路の自動配置方式
US6336207B2 (en) 1997-05-27 2002-01-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for designing LSI layout, cell library for designing LSI layout and semiconductor integrated circuit
US6415417B1 (en) 1999-03-01 2002-07-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for transistor optimization, method and apparatus for layout design of integrated circuit, and integrated circuit
JP2007288004A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Elpida Memory Inc 半導体装置
US8484597B2 (en) 2010-04-12 2013-07-09 Fujitsu Semiconductor Limited Integrated circuit manufacturing method, design method and program

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08213468A (ja) * 1995-02-03 1996-08-20 Nec Corp 半導体集積回路の自動配置方式
US6336207B2 (en) 1997-05-27 2002-01-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for designing LSI layout, cell library for designing LSI layout and semiconductor integrated circuit
US6415417B1 (en) 1999-03-01 2002-07-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for transistor optimization, method and apparatus for layout design of integrated circuit, and integrated circuit
JP2007288004A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Elpida Memory Inc 半導体装置
US8484597B2 (en) 2010-04-12 2013-07-09 Fujitsu Semiconductor Limited Integrated circuit manufacturing method, design method and program

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2609799B2 (ja) 順序回路の再設計方法
US5764533A (en) Apparatus and methods for generating cell layouts
US7500214B2 (en) System and method for reducing design cycle time for designing input/output cells
US7096436B2 (en) Macro design techniques to accommodate chip level wiring and circuit placement across the macro
US6336205B1 (en) Method for designing semiconductor integrated circuit
JP2001015602A (ja) スタンダードセル、スタンダードセル列、スタンダードセルの配置配線装置および配置配線方法
US6163877A (en) Method and apparatus for optimizing transistor cell layout with integrated transistor folding
CN114841104A (zh) 时序优化电路和方法、芯片及电子设备
US6075934A (en) Method for optimizing contact pin placement in an integrated circuit
JPH05326705A (ja) 半導体集積回路の設計方法
US6968524B2 (en) Method and apparatus to optimize an integrated circuit design using transistor folding
JP3165592B2 (ja) データパス自動配置方法及びその装置
Lazzari et al. A new transistor-level layout generation strategy for static CMOS circuits
Feller et al. A speed oriented fully automatic layout program for random logic VLSI devices
US6109201A (en) Resynthesis method for significant delay reduction
JP2002198430A (ja) 駆動力可変ブロックおよびこれを用いたlsi設計方法
JP2000294737A (ja) 半導体集積回路およびその製造方法
JP2000299382A (ja) 半導体集積回路用レイアウトセル
JPH0844776A (ja) 半導体集積回路のクロック配線回路の設計方法
JPH0794586A (ja) 最適スタンダードセル選択方法
JP2953384B2 (ja) 半導体集積回路のクロックツリー形成方法
JP3169874B2 (ja) 半導体集積回路のタイミング調整方法
JPH1021289A (ja) Lsi設計方法
JP2002289694A (ja) 半導体集積回路およびそのレイアウト設計方法
JP3253477B2 (ja) 半導体集積回路の設計方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071122

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees