JPH05325362A - 1/4インチカートリッジのオートチェンジャ - Google Patents

1/4インチカートリッジのオートチェンジャ

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Publication number
JPH05325362A
JPH05325362A JP4129030A JP12903092A JPH05325362A JP H05325362 A JPH05325362 A JP H05325362A JP 4129030 A JP4129030 A JP 4129030A JP 12903092 A JP12903092 A JP 12903092A JP H05325362 A JPH05325362 A JP H05325362A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
magnetic tape
magazine
hand mechanism
tape drive
Prior art date
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Pending
Application number
JP4129030A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Takahara
弘樹 高原
Mikio Mishiro
幹夫 三代
Hideki Ando
英樹 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP4129030A priority Critical patent/JPH05325362A/ja
Publication of JPH05325362A publication Critical patent/JPH05325362A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報処理システムの一つの端末機として1台
の磁気テーブ駆動装置9へ必要なカートリッジ1を自動
的に装着し、アクセス処理が終了すると自動的に取外
し、操作者におけるカートリッジ交換の作業負担を軽減
し、かつ動作の信頼性を向上させる。 【構成】 ハンド機構19,カートリッジ挿脱機構20
及びカートリッジ移動機構を設け、データを記憶した複
数のカートリッジ1をマガジン12に収納してこのマガ
ジン全体をセットするのみで、ホストコンピュータから
の指令によって、自動的に必要とするカートリッジ1が
磁気テープ駆動装置9に装着され、このカートリッジ1
に対するアクセス処理が終了すると、自動的にマガジン
12内の元のラックに戻すことを可能にしている。ま
た、引出されたカートリッジの姿勢をガイド板25およ
び一対のガイド棒25a,25bによって規制してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は1/4インチ規格の複数
のカートリッジを収納したマガジンから必要なカートリ
ッジを抜出して磁気テープ駆動装置へ自動的に装着し、
磁気テープ駆動装置におけるアクセスが終了すると、マ
ガジンの元のラックへ自動的に戻す1/4インチカート
リッジのオートチェンジャに関する。
【0002】
【従来の技術】アメリカ合衆国規格(ANSI)によっ
て定められているコンピュータデータ等のデータ記憶媒
体としての1/4インチのカートリッジは図8に示す構
成を有する。すなわち、このカートリッジ1において、
一対のリール2a,2b間に1/4インチ幅の磁気テー
プ3が巻回されており、各リール2a,2bはキャプス
タン4と一対のテンションリール5a,5b間に張設さ
れた駆動ベルト6にて回転させられる。すなわち、ケー
スに穿設された切欠窓7を介してキャプスタン4を一定
速度で回転駆動すると、磁気テープ3が一定速度でリー
ル2a,2b間を搬送される。そして、ケースの切欠窓
7側の側面には磁気ヘッドを磁気テープ3に当接するた
めのアクセスドア8が設けられている。
【0003】このような構成のカートリッジ1の磁気テ
ープ3をアクセスする磁気テープ駆動装置として、図8
に示す磁気テープ駆動装置9が提唱されている(特開平
3−280244号公報)。
【0004】この磁気テープ駆動装置9はカートリッジ
1をケース10内の奥の既定位置まで自動的に引込むカ
ートリッジ自動装着機構を備えている。すなわち、ケー
ス10の前面10aにカートリッジ1の挿入口11が形
成されており、カートリッジ1が図中矢印A方向にその
長尺方向を挿入口11へ挿入される。そして、先端部分
1aがケース10内の所定位置まで挿入されると、前記
カートリッジ自動装着機構が起動して、カートリッジ1
が規定位置まで引込まれる。同時に、この自動装着動作
に合わせて、アクセスドア8が開放され、ケース10内
に設けられた磁気ヘッドが磁気テープ3に当接すると共
に、駆動モータに連結するキャプスタンローラがキャプ
スタン4に圧接される。その結果、キャプスタン4が回
転し、磁気テープ3が搬送され、磁気ヘッドでもって磁
気テープ3をアクセスできる。
【0005】なお、この磁気テープ駆動装置9は、アン
ロード信号を受けるとカートリッジ自動装着機構を逆に
動作させ、カートリッジ1をケース10内の奥の既定位
置から排出位置までイジェクトする。
【0006】そして、通常、磁気テープ駆動装置9は情
報処理システムに一つの端末機として組込まれる。した
がって、ホストコンピュータからの指令によって、磁気
テープ3に対するアクセスが実施される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ホス
トコンピュータに対して入出力する各種データを、通常
のオープンリール型の磁気テープではなくて、図8に示
すカートリッジ1の磁気テープ3に記憶することによっ
て、従来のオープンリール型の磁気テープに比較して、
その取扱いが飛躍的に簡素化される。
【0008】しかし、1個のカートリッジ1に記憶でき
る情報量には一定の限界があるので、この限界を越える
大量のデータ処理を実行する場合や、大量のプログラム
データをホストコンピュータにロードする場合には、頻
繁にカートリッジ1を交換する必要がある。このカート
リッジ1の交換作業は操作員が行っていたので、情報処
理システム全体としての情報処理能率が低下する。
【0009】このような不都合を解消するためには、多
数の磁気テープ駆動装置9を情報処理システムに組込め
ばよいが、この場合、システム全体の製造費が上昇する
問題が生じる。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、予め必要とする情報を記憶した複数のカー
トリッジをマガジンに収納してこのマガジンをケース内
にセットするのみで、ホストコンピュータからの指令に
よって、自動的に必要とするカートリッジが磁気テープ
駆動装置に装着され、操作員のカートリッジ交換作業の
負担を軽減できると共に、システム全体の処理能率を大
幅に向上でき、かつカートリッジを確実にマガジンや磁
気テープ駆動装置に挿入でき、動作の信頼性を向上でき
る1/4インチカートリッジのオートチェンジャを提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明の1/4インチカートリッジのオートチェンジ
ャは、それぞれ1/4インチ幅の磁気テープが組込まれ
た複数のカートリッジが収納されるマガジンと、前面に
カートリッジの挿入口が形成され、この挿入口に挿入さ
れたカートリッジの磁気テープに対するアクセスを行う
磁気テープ駆動装置と、マガジンに収納された各カート
リッジ及び磁気テープ駆動装置からイジェクトされたカ
ートリッジの側面の一部を挟持するハンド機構と、この
ハンド機構を搭載し、このハンド機構をマガジン前面及
び磁気テープ駆動装置前面に対して前後方向に移動させ
るカートリッジ挿脱機構と、このカートリッジ挿脱機構
をマガジン前面及び磁気テープ駆動装置前面に沿って移
動させるカートリッジ移動機構とを備えたものである。
【0012】さらに、前記カートリッジ挿脱機構に対し
て、ハンド機構の移動空間に沿って配設され、ハンド機
構にて挟持されてマガジン及び磁気テープ駆動装置から
引出されたカートリッジの下方への回動を規制する第1
のガイド部材と、一端がこの第1のガイド部材の各側面
に回動自在に取付けられた一対の第2のガイド部材と、
カートッジが第1のガイド板上へ引出された状態で、各
第2のガイド部材の他端を回動させてカートリッジの水
平方向の移動を規制する一対のばね部材を付加してい
る。
【0013】
【作用】このように構成された1/4インチカートリッ
ジのオートチェンジャであれば、例えば情報処理システ
ムにおいて一連のデータ処理を実施するに必要なプログ
ラムデータや処理データを記憶した複数のカートリッジ
をマガジンの所定ラックに収納して、このオートチェン
ジャにセットする。
【0014】以上のセット作業が終了すると、ホストコ
ンピュータを起動するか又はレディ信号を送出する。す
ると、ホストコンピユータからの指令によって、カート
リッシ移動機構が起動して、ハンド機構を搭載したカー
トリッジ挿脱機構を、マガジン前面における指定された
カートリッジに対向する位置へ移動させる。
【0015】その後、カートリッジ挿脱機構によってハ
ンド機構が指定されたカートリッジ近傍位置まで前進さ
れる。そして、ハンド機構が該当カートリッジの両側面
の一部を挟持する。カートリッジ挿脱機構によって該当
カートリッジを挟持した状態のハンド機構を後退させ
る。
【0016】すると、カートリッジはマガジンから引出
される。次に、カートリッジ移動機構を駆動して、カー
トリッジを挟持した状態のハンド機構を搭載したカート
リッジ挿脱機構を、磁気テープ駆動装置の挿入口に対向
する位置へ移動させる。そして、カートリッジ挿脱機構
によってハンド機構を前進させると、カートリッジは挿
入口から磁気テープ駆動装置内へ挿入される。
【0017】磁気テープ駆動装置からイジェクトされた
カートリッジを引出してマガジンの元のラックへ戻す動
作は、前述した動作の逆動作である。
【0018】この場合、ハンド機構でもって側面が挟持
されたカートリッジはマガジンまたは磁気テーブ駆動装
置から第1のガイド部材上面へ引出される。よって、た
とえハンド機構がカートリッジの側面の一部しか挟持し
ていなかったとしても、カートリッジが挟持された両側
面の各点を結ぶ線を中心に回動することが禁止され、カ
ートリッジは水平状態を維持する。また、第1のガイド
部材の両側面には、ばね部材によって、カートリッジが
第1のガイド部材上面へ引出されている時にカートリッ
ジの水平方向移動を規制すべく回動される一対の第2の
ガイド部材が取付けられている。したがって、カートリ
ッジの水平方向の移動も規制される。
【0019】すなわち、第1のガイド部材及び一対の第
2のガイド部材によって、マガジン及び磁気テーブ駆動
装置から引出されたカートリッジの3次元的姿勢は一定
の許容範囲に入るように規制される。
【0020】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0021】図2は実施例の1/4インチカートリッジ
のオートチェンジャの外観図である。なお、この実施例
オートチェンジャに用いるカートリッジ及び磁気テープ
駆動装置は図8で示したカートリッジ1及び磁気テープ
駆動装置9と同一構成である。
【0022】ほぼ直方体状に形成されたマガジン12に
は上下方向に10段のラック12aが形成されており、
各ラック12aに水平方向に1個のカートリッジ1が長
手方向に挿入される。
【0023】オートチェンジャのケース13前面にマガ
ジン12をケース13内へ収納するためのドロワー13
aが設けられている。なお、マガジン12は、各カート
リッジ1の露出側がドロワー13aの奥側に向くよう
に、ドロワー13aの床に装着される。また、ケース1
3の上面には、1枚の補助(エキストラ)のカートリッ
ジ14をケース13内に形成された図5に示す補助カー
トリッジ収納部14aに挿入するためのカバー13bが
取付けられている。
【0024】さらに、ケース13の前面上部には操作パ
ネル13cが設けられている。この操作パネル13cに
は、電源スイッチ,ホストコンピュータに準備終了を示
すレディ信号を送出する起動キー,このオートチェンジ
ャの状態を表示する表示部等が設けられている。
【0025】図4は、ドロワー13aによってマガジン
12がケース13内の所定位置にセットされた状態にお
けるオートチェンジャの内部構成を示す斜視図であり、
図5は同一状態におけるケース13の側面を取外した断
面模式図である。
【0026】図4及び図5において、ケース13の底壁
近傍に磁気テープ駆動装置9が配設されており、この磁
気テープ駆動装置9の上方位置にドロワー13aに支持
されたマガジン12が位置する。そして、このマガジン
12の上方に形成された補助カートリッジ収納部14a
に補助(エキストラ)のカートリッジ14がセットされ
ている。マガジン12の前面12b位置と,補助カート
リッジ収納部14aの前面位置と、挿入口11が形成さ
れた磁気テープ駆動装置9の前面10a位置とは一致し
ている。
【0027】ケース13内の両側壁近傍の上端位置及び
下端位置にそれぞれプーリー15a,15b,16a,
16bが取付けられており、この各プーリー15a,1
5b,16a,16bにベルト17a,17bが張設さ
れている。そして、ベルト17aはプーリー15bを介
して移動モータ18にて駆動される。プーリー15bと
プーリー16bとは連結されており、移動モータ18に
よりベルト17a,17bは連動して動く。ベルト17
a,17bの中途位置には図1に示すハンド機構19を
搭載したカートリッジ挿脱機構20が支持部材20a,
20bを介して固定されている。
【0028】また、ケース13内の両側壁近傍にL字型
ガイド板21及びガイド軸22が取付られている。そし
て、前記カートリッジ挿脱機構20はガイドローラ21
a及びガイド軸受22aによって前記L字型ガイド板2
1及びガイド軸22に支持されている。したがって、移
動モータ18を駆動すると、カートリッジ挿脱機構20
がL字型ガイド板21及びガイド軸22にガイドされな
がら、マガジン12の前面12b,補助カートリッジ収
納部14aの前面及び磁気テープ駆動装置9の前面10
aに沿って上下移動する。また、カートリッジ挿脱機構
20の上下移動位置はケース13内の側壁近傍に配設さ
れた一定間隔でスリットが穿設された目盛板23とカー
トリッジ挿脱機構20側に取付けられ光電素子からなる
上下位置センサ23aでもって検出される。
【0029】したがって、移動モータ18及びベルト1
7a,17bはカートリッジ挿脱機構20を上下移動さ
せるカートリッジ移動機構を構成する。
【0030】図1は前記カートリッジ挿脱機構20の概
略構成を示す斜視図である。ベース板24のマガジン1
2側及び反対側に折曲部24a,24bが形成されてい
る。折曲部24a,24b相互間の距離はカートリッジ
1の長尺方向の距離より若干長い距離に設定されてい
る。マガジン12の前面12bに対向する折曲部24a
にカートリッジ1,14が挿脱される窓24cが穿設さ
れている。また、ベース板24上には、カートリッジ
1,14の前進動作及び後退動作をガイドする第1のガ
イド部材としてのガイド板25が貼付けられている。こ
のガイド板25の幅は、カートリッジ1,14の側面を
ハンド機構19が挟持しやすいように、カートッジ1,
14の短尺方向の幅より若干狭く設定されている。
【0031】ベース板24の一方の側辺には前述したガ
イド軸22にガイドされるガイド軸受22aが取付けら
れ、他方の側辺には前述したL字型ガイド板21にガイ
ドされるローラ21aが取付けられている。また、ベル
ト17a,17bを固定する支持部材20a,20bが
取付けられている。
【0032】互いに対向する折曲部24a,24b相互
間にねじが刻設された駆動軸26とガイド軸27が取付
けられている。そして、駆動軸26はベルト26aを介
して折曲部24bに取付けられた挿脱モータ26bによ
って回転駆動される。
【0033】折曲部24a,24b相互間にこの折曲部
24a,24bに平行するハンド機構19のフレーム2
8が配設されている。そして、このフレーム28は駆動
軸26とガイド軸27によって、各軸26,27方向に
移動可能に支持されている。具体的には、挿脱モータ2
6bを駆動すると、フレーム28はカートリッジ1,1
4の挿脱方向に移動する。
【0034】フレーム28の下方は前記カートリッジ
1,14が自由に移動可能である。フレーム28の両側
にはL字型形状を有した挟持アーム29a,29bの上
端が回動自在に軸支されている。L字型形状の各挟持ア
ーム29a,29bの先端部は折曲部24a側に伸びて
おり、その各先端の互いに対向する部分にゴムが貼付ら
れた当接部30a,30bが形成されている。
【0035】各挟持アーム29a,29bの中間位置に
は回動アーム31a,31bの一端が枢支されている。
この各回動アーム31a,31bの他端は共通して1本
の上下移動軸32に連結されている。この上下移動軸3
2は回動モータ33の軸に固定された回動ピン33aに
て上下方向に移動制御される。さらに、各挟持アーム2
9a,29bはコイルばね34にて当接部30a,30
bが内側方向に移動するようように付勢されている。
【0036】図6(a)(b)はハンド機構19の動作
を示す模式図である。カートリッジ1,14を解放する
場合は、図6(a)に示すように、回動モータ33を反
時計方向に回動する。すると、回動ピン33aが反時計
方向に回動して、上下移動軸32が下方へ移動する。そ
の結果、各回動アーム31a,31bの上下移動軸32
側端が下方に移動し、各挟持アーム29a,29bはコ
イルばね34の弾性力に抗して外側に回動する。よっ
て、先端の当接部30a,30bが外側に移動して、カ
ートリッジ1,14が解放される。
【0037】カートリッジ1,14の側面を挟持する場
合は、図6(b)に示すように、回動モータ33を時計
方向に回動する。すると、回動ピン33aが時計方向に
回動して、上下移動軸32の下方への規制が解除され、
コイルばね34の弾性力によって、各回動アーム31
a,31bの上下移動軸32側端が上方に移動する。各
挟持アーム29a,29bはコイルばね34の弾性力に
て回動して、先端の当接部30a,30bが内側に移動
してカートリッジ1,14の側面を挟持する。
【0038】さらに、図1に示すカートリッジ挿脱機構
20におけるガイド板25の両側面にはL字型の第2の
ガイド部材としてのガイド棒25a,25bの一端が枢
支されている。そして、このガイド棒25a,25b
は、図7(a)(b)にも示すように、ばね部材25
c,25dによって、他端が上方に回動する方向に付勢
されている。
【0039】そして、図1に示すように、ハンド機構1
9がマガジン12または磁気テープ駆動装置9方向へ前
進している状態においては、ガイド棒25a,25bは
フレーム28の下端に当接しているので、各先端がガイ
ド板25の上面から大きくはみ出ることはない。よっ
て、この状態においては、ガイド棒25a,25bの存
在がハンド機構19の挟持アーム29a,29bによる
カートリッジ1,14側面に対する挟持動作に支障を与
えることはない。
【0040】しかし、図7(a)(b)に示すように、
ハンド機構19が折曲部24b方向へ後退すると、ガイ
ド棒25a,25bはフレーム28による下方への付勢
状態から解放されて、ばね部材25cの弾性力により、
各先端がガイド板25の上面から上方へ大きく出る。
【0041】一般に1/4インチ規格のカートリッジ1
は図8に示すように、長尺に形成されており、さらに、
このカートリッジ1の強度は底壁を形成するアルミ板1
aで維持している。したがって、ハンド機構19の挟持
アーム29a.29bの各当接部30a.30bはカー
トリッジ1の側面の下方のアルミ板1a部分を挟持する
よう位置調整されている。また、カートリッジ1は一定
の重量を有している。
【0042】よって、このカートリッジ1の後端部の側
面の一部を当接部30a,30bでもって挟持した状態
で持上げると、カートリッジ1自体が当接部どうしを結
ぶ線を中心に回動してしまう。また、2点で支持してい
るので、水平方向にも傾く懸念がある。
【0043】したがって、ハンド機構19にて挟持され
ているカートリッジ1,14の上下方向の回動はガイド
板25で規制され、水平方向の傾きは一対のガイド棒2
5a,25bによって規制される。すなわち、ガイド板
25及び一対のガイド棒25a,25bによって、マガ
ジン12及び磁気テーブ駆動装置9から引出されたカー
トリッジ1,14の3次元的姿勢は一定の許容範囲に入
るように規制される。
【0044】よって、カートッジ挿脱機構20によって
引出されたカートリッジ1,14を再度マガジン12又
は磁気テープ駆動装置9へ挿入する場合に、カートリッ
ジを確実にラック12a及び挿入口11へ挿入できる。
【0045】図3はこのオートチェンジャの電気的構成
を示すブロック図である。例えばマイクロコンピュータ
で構成されたオートチェンジャ制御部35は、操作パネ
ル13cからの操作員による指示および外部のホストコ
ンピュータからの指示によって、前記各モータ18,2
6b,33を駆動制御する。また、磁気テープ駆動装置
9にはホストコンピュータからのアクセス指令が入力さ
れる。磁気テープ駆動装置9およびオートチェンジャ制
御部35には電源回路36から駆動電源が供給される。
【0046】このように構成されたオートチェンジャの
動作を説明する。
【0047】先ず、情報処理システムのホストコンピュ
ータが一連の処理を実行するのに必要な各種情報が記録
された各カートリッジ1をマガジン12内の指定された
各ラックに収納し、そのマガジン12をドロワー13a
にセットし、このドロワー13aをケース13内に押込
む。そして、必要に応じて、別種類のデータが記録され
た補助(エキストラ)のカートリッジ14をカバー13
bを開けて補助カートリッジ収納部14aにセットす
る。
【0048】以上の準備作業が終了すると、操作パネル
13cの起動キーを押して、ホストコンピュータへレデ
ィ信号を送出させる。ホストコンピュータからカートリ
ッジ1の番号(マガジン12のラック番号)を指定した
ロード要求が入力される。
【0049】すると、オートチェンジャ制御部35は指
定されたカートリッジ1に対向する位置へカートリッジ
挿脱機構20を移動させる。具体的には、上下位置セン
サ23aの検出信号にてその上下位置を制御する。
【0050】次に、回動モータ33を駆動して、ハンド
機構19の挟持アーム29a,29bの当接部30a,
30bを広げる。次に、挿脱モータ26bを駆動して、
ハンド機構19を前進させて、当接部30a,30bが
カートリッジ1の後端部に達した時点で、回動モータ3
3を逆転して、当接部30a,30bでカートリッジ1
の側面を挟持する。
【0051】挿脱モータ26bを逆転して、ハンド機構
19の後端が折曲部24bに当接する直前まで後退させ
る。その結果、カートリッジ1はマガジン12のラック
から引出され、カートリッジ後端がガイド板25のほぼ
中央位置まで移動する。次に、回動モータ33を駆動し
て、当接部30a,30bを広げて、カートリッジ1を
ハンド機構19から解放する。そして、その当接部30
a,30bを広げた状態で、挿脱モータ26bを駆動し
て、ハンド機構19をマガジン12方向へ所定距離前進
させる。そして、前進させた状態で、ハンド機構19で
もってカートリッジ1の長尺方向のほぼ中間位置の側面
を挟持する。カートリッジ1のほぼ中間位置を挟持した
ハンド機構19を再度、後退させて、カートリッジ1全
体をマガジン12から引出す。
【0052】次に、移動モータ18を駆動して、カート
リッジ1を挟持したハンド機構19を搭載したカートリ
ッジ挿脱機構20を磁気テープ駆動装置9の挿入口11
の対向位置まで移動させる。そして、ハンド機構19を
前進させて、カートリッジ1を磁気テープ駆動装置9の
挿入口11へ挿入する。この場合、最初、ハンド機構1
9はカートリッジ1の中途位置を挟持しているので、カ
ートリッジ1を2回に別けて掴みなおして、このカート
リッジ1を磁気テープ駆動装置9内の所定位置まで挿入
する。
【0053】カートリッジ1を所定位置まで挿入する
と、磁気テープ駆動装置9は装置内の既定位置までカー
トリッジ1を自動的に引込み磁気テープ3に対するアク
セスを可能にする。
【0054】その後、ハンド機構19を所定位置まで後
退させて、ホストコンピュータによるカートリッジ1に
対するアクセス処理が終了するのを待つ。
【0055】磁気テープ駆動装置9を用いたこのカート
リッジ1に対するアクセス処理が終了すると、カートリ
ッジ1は自動的にイジェクトされて、その後端部が挿入
口11から露出する。よって、ハンド機構19にて挿入
口11から露出したカートリッジ1の側面の後端部を挟
持して、ハンド機構19を後退させる。
【0056】これ以降の動作は、カートリッジ1をマガ
ジン12から引き抜く動作と同じであるので説明を省略
する。また、補助(エキストラ)のカートリッジ14に
対するアクセス要求がホストコンピュータから入力され
た場合も、カートリッジ移動機構でもってハンド機構1
9を搭載したカートリッジ挿脱機構20を補助カートリ
ッジ収納部14aの前面位置へ移動させることによっ
て、前述したマガジン12に収納された各カートリッジ
1に対する動作と全く同じ動作を実施する。
【0057】このように構成されたオートチェンジャで
あれば、操作員が各カートリッジ1を磁気テープ駆動装
置9に装着したり、装着されたカートリッジ1を交換す
る必要がないので、情報処理システム全体の処理能率を
大幅に向上できる。また、複数台の磁気テープ駆動装置
9を設ける必要がないので、システム全体の製造費を低
減できる。
【0058】さらに、このオートチェンジャにおいて
は、前述したように、引出されたカートリッジ1,14
の姿勢を許容範囲内に規制するガイド板25及びガイド
棒25a,25bを設けているので、マガジン12及び
磁気テープ駆動装9に対する挿入動作がより確実にな
る。
【0059】なお、この実施例では、予め情報を記憶し
た複数のカートリッジを次々と選択して、この情報をホ
ストコンピュータにロードする場合について記述した
が、逆に大量のデータを複数のカートリッジに次々に記
憶させる場合であっても、同一の効果が得られる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明の1/4イン
チカートリッジのオートチェンジャによれば、ハンド機
構,カートリッジ挿脱機構およびカートリッジ移動機構
とを設け、予め必要とする情報を記憶した複数のカート
リッジをマガジンに収納してこのマガジンをケース内に
セットし、ホストコンピュータからの指令によって、自
動的に必要とするカートリッジが磁気テープ駆動装置に
装着され、このカートリッジに対するアクセス処理が終
了すると、自動的にマガジンの元のラックに戻すことを
可能としている。したがって、操作員の操作負担を軽減
できると共に、システム全体の処理速度を大幅に向上で
きる。
【0061】また、カートリッジ挿脱機構によって引出
されたカートリッジの姿勢を第1のガイド部材と一対の
第2のガイド部材とでもって許容範囲内に規制している
ので、装置の動作がより確実になり、オートチェンジャ
全体の信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる1/4インチカー
トリッジのオートチェンジャにおけるカートリッジ挿脱
機構を示す斜視図、
【図2】 実施例オートチェンジャを示す外観図、
【図3】 実施例オートチェンジャの電気的構成図、
【図4】 実施例オートチェンジャ全体を示す透視図、
【図5】 実施例オートチェンジャの側断面模式図、
【図6】 実施例オートチェンジャのハンド機構の動作
を示す図、
【図7】 実施例オートチェンジャのガイド棒の動作を
示す図、
【図8】 一般的なカートリッジと磁気テープ駆動装置
を示す斜視図。
【符号の説明】
1…カートリッジ、3…磁気テープ、9…磁気テープ駆
動装置、12…マガジン、13…ケース、14…補助
(エキストラ)のカートリッジ、18…移動モータ、1
9…ハンド機構、20…カートリッジ挿脱機構、24…
ベース板、25…ガイド板(第1のガイド部材)、25
a,25b…ガイド棒(第2のガイド部材)、25c,
25d…ばね部材、26b…挿脱モータ、28…フレー
ム、29a,29b…挟持アーム、30a,30b…当
接部、31a,31b…回動アーム、33…回動モー
タ、34…コイルばね。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ1/4インチ幅の磁気テープが
    組込まれた複数のカートリッジ(1) が収納されるマガジ
    ン(12)と、前面にカートリッジの挿入口が形成され、こ
    の挿入口に挿入されたカートリッジの磁気テープに対す
    るアクセスを行う磁気テープ駆動装置(9) と、前記マガ
    ジンに収納された各カートリッジ及び前記磁気テープ駆
    動装置からイジェクトされたカートリッジの側面の一部
    を挟持するハンド機構(19)と、このハンド機構を搭載
    し、このハンド機構を前記マガジン前面及び磁気テープ
    駆動装置前面に対して前後方向に移動させるカートリッ
    ジ挿脱機構(20)と、このカートリッジ挿脱機構を前記マ
    ガジン前面及び磁気テープ駆動装置前面に沿って移動さ
    せるカートリッジ移動機構(17a,17b.18)とを備えた1/
    4インチカートリッジのオートチェンジャであって、 前記カートリッジ挿脱機構(20)は、前記ハンド機構の移
    動空間に沿って配設され、前記ハンド機構にて挟持され
    て前記マガジン及び磁気テープ駆動装置から引出された
    カートリッジの下方への回動を規制する第1のガイド部
    材(25)と、一端がこの第1のガイド部材の各側面に回動
    自在に取付けられた一対の第2のガイド部材(25a,25b)
    と、前記カートッジが前記第1のガイド部材上へ引出さ
    れた状態で、前記各第2のガイド部材の他端を回動させ
    て前記カートリッジの水平方向の移動を規制する一対の
    ばね部材(25c,25d) とを備えたことを特徴とする1/4
    インチカートリッジのオートチェンジャ。
JP4129030A 1992-05-21 1992-05-21 1/4インチカートリッジのオートチェンジャ Pending JPH05325362A (ja)

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