JPH05325360A - カートリッジ・オートチェンジャ - Google Patents

カートリッジ・オートチェンジャ

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Publication number
JPH05325360A
JPH05325360A JP4129028A JP12902892A JPH05325360A JP H05325360 A JPH05325360 A JP H05325360A JP 4129028 A JP4129028 A JP 4129028A JP 12902892 A JP12902892 A JP 12902892A JP H05325360 A JPH05325360 A JP H05325360A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
magnetic tape
magazine
hand mechanism
front surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP4129028A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Takahara
弘樹 高原
Mikio Mishiro
幹夫 三代
Hideki Ando
英樹 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP4129028A priority Critical patent/JPH05325360A/ja
Publication of JPH05325360A publication Critical patent/JPH05325360A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報処理システムの一つの端末機として1台
の磁気テーブ駆動装置9へ必要なカートリッジ1を自動
的に装着し、かつアクセス処理が終了すると自動的に取
外し、操作者の負担を軽減し、処理能率を向上する。 【構成】 ハンド機構19,カートリッジ挿脱機構20
およびカートリッジ移動機構を設け、予め必要とする情
報を記憶した複数のカートリッジ1をマガジン12に収
納してこのマガジン全体をセットするのみで、ホストコ
ンピュータからの指令によって、自動的に必要とするカ
ートリッジ1が磁気テープ駆動装置9に装着され、この
カートリッジ1に対するアクセス処理が終了すると、自
動的にマガジン12内の元のラックに戻すことを可能に
している。また、ハンド機構をカートリッジの挿脱空間
を避けて設けて、ケース13内の不要な空間を極力圧縮
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のカートリッジを収
納したマガジンから必要なカートリッジを抜出して磁気
テープ駆動装置へ自動的に装着し、磁気テープ駆動装置
におけるアクセス処理が終了すると、マガジンの元のラ
ックへ自動的に戻すカートリッジ・オートチェンジャに
関する。
【0002】
【従来の技術】アメリカ合衆国規格(ANSI)によっ
て定められているコンピュータデータのデータ記憶媒体
としての1/4 インチのカートリッジは図10に示す構成
を有する。すなわち、このカートリッジ1において、一
対のリール2a,2b間に1/4インチ幅の磁気テープ3
が巻回されており、各リール2a,2bはキャプスタン
4と一対のテンションリール5a,5b間に張設された
駆動ベルト6にて回転させられる。すなわち、ケースに
穿設された切欠窓7を介してキャプスタン4を一定速度
で回転駆動すると、磁気テープ3が一定速度でリール2
a,2b間を搬送される。そして、ケースの切欠窓7側
の側面には磁気ヘッドを磁気テープ3に当接するための
アクセスドア8が設けられている。
【0003】このような構成のカートリッジ1の磁気テ
ープ3をアクセスする磁気テープ駆動装置として、図1
0に示す磁気テープ駆動装置9が提唱されている(特開
平3−280244号公報)。
【0004】この磁気テープ駆動装置9はカートリッジ
1をケース10内の奥の既定位置まで自動的に引込むカ
ートリッジ自動装着機構を備えている。すなわち、ケー
ス10の前面10aにカートリッジ1の挿入口11が形
成されており、カートリッジ1が図中矢印A方向にその
長尺方向を挿入口11へ挿入される。そして、先端部分
1aがケース10内の所定位置まで挿入されると、前記
カートリッジ自動装着機構が起動して、カートリッジ1
が規定位置まで引込まれる。同時に、この自動装着動作
に合わせて、アクセスドア8が開放され、ケース10内
に設けられた磁気ヘッドが磁気テープ3に当接すると共
に、駆動モータに連結するキャプスタンローラがキャプ
スタン4に圧接される。その結果、キャプスタン4が回
転し、磁気テープ3が搬送され、磁気ヘッドでもって磁
気テープ3をアクセスできる。
【0005】なお、この磁気テープ駆動装置9は、アン
ロード信号を受けるとカートリッジ自動装着機構を逆に
動作させ、カートリッジ1をケース10内の奥の既定位
置から排出位置までイジェクトする。
【0006】そして、通常、磁気テープ駆動装置9は情
報処理システムに一つの端末機として組込まれる。した
がって、ホストコンピュータからの指令によって、磁気
テープ3に対するアクセスが実施される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ホス
トコンピュータに対して入出力する各種データを、通常
のオープンリール型の磁気テープではなくて、図10に
示すカートリッジ1の磁気テープ3に記憶することによ
って、従来のオープンリール型の磁気テープに比較し
て、その取扱いが飛躍的に簡素化される。
【0008】しかし、カートリッジ1に記憶できる情報
量には一定の限界があるので、この限界を越える大量の
データ処理を実行する場合や、大量のプログラムデータ
をホストコンピュータにロードする場合には、頻繁にカ
ートリッジ1を交換する必要がある。このカートリッジ
1の交換作業は操作員が行っていたので、情報処理シス
テム全体としての情報処理能率が低下する。
【0009】このような不都合を解消するためには、多
数の磁気テープ駆動装置9を情報処理システムに組込め
ばよいが、この場合、システム全体の製造費が上昇する
問題が生じる。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、予め必要とする情報を記憶した複数のカー
トリッジをマガジンに収納してこのマガジン全体をセッ
トするのみで、ホストコンピュータからの指令によっ
て、自動的に必要とするカートリッジが磁気テープ駆動
装置に装着され、操作員の負担を軽減できると共に、シ
ステム全体の処理能率を大幅に向上でき、かつ装置全体
を小型に形成できるカートリッジ・オートチェンジャを
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明のカートリッジ・オートチェンジャは、それぞ
れ磁気テープが組込まれた複数のカートリッジが収納さ
れるマガジンと、前面にカートリッジの挿入口が形成さ
れ、挿入口に挿入されたカートリッジの磁気テープに対
するアクセスを行う磁気テープ駆動装置と、マガジンに
収納された各カートリッジ及び磁気テープ駆動装置から
イジェクトされたカートリッジを挟持するハンド機構
と、ハンド機構を搭載し、ハンド機構をマガジン前面及
び磁気テープ駆動装置前面に対して前後方向に移動させ
るカートリッジ挿脱機構と、このカートリッジ挿脱機構
をマガジン前面及び磁気テープ駆動装置前面に沿って移
動させるカートリッジ移動機構とを備えたものである。
【0012】さらに、前記ハンド機構を、カートリッジ
の挿脱移動空間を避けた位置に、カートリッジの挿脱方
向に直交する方向に配設されたフレームと、このフレー
ムの配設方向の両端部にそれぞれ一端が回動自在に支持
され、マガジン前面及び磁気テープ駆動装置前面方向に
延びる各他端にカートリッジ側面に当接する当接部が形
成された一対の挟持アームと、フレームに取付けられ、
一対の挟持アームを回動させることによって、カートリ
ッジを前記一対の挟持アームで挟持させる回動機構とで
構成している。
【0013】
【作用】このように構成されたカートリッジ・オートチ
ェンジャであれば、例えば情報処理システムにおいて一
連のデータ処理を実施するに必要なプログラムデータや
処理データを記憶した複数のカートリッジをマガジンの
所定ラックに収納して、このオートチェンジャにセット
すれば、ホストコンピユータからの指令によって、カー
トリッジ移動機構が起動して、ハンド機構を搭載したカ
ートリッジ挿脱機構を、マガジン前面における指定され
たカートリッジに対向する位置へ移動させる。
【0014】その後、カートリッジ挿脱機構によってハ
ンド機構が指定されたカートリッジ近傍位置まで前進さ
れる。そして、回動機構を駆動してハンド機構が該当カ
ートリッジの側面を一対の挟持アームの当接部で挟持さ
せる。カートリッジ挿脱機構によってハンド機構が該当
カートリッジを挟持した状態でこのハンド機構を後退さ
せる。一定量カートリッジを後退させた時点で、回動機
構を逆方向に駆動して、カートリッジを解放する。そし
て、カートリッジをその位置に残留したままハンド機構
のみを前進、すなわちこのカートリッジを引出した方向
へ移動させる。この場合、フレームはカートリッジの挿
脱移動空間を避けて配設されているので、ハンド機構が
前進する過程でカートリッジに接触することはない。
【0015】そして、所定距離だけ前進した時点で回動
機構を駆動してカートリッジを再度挟持して、このハン
ド機構を再度後退させると、カートリッジ全体がマガジ
ンから引出される。
【0016】この場合、ハンド機構はカートリッジの挿
脱移動空間の外側に存在するので、カートリッジの挿脱
移動空間の延長線上にハンド機構のための余分な移動空
間を確保する必要がない。
【0017】そして、カートリッジ全体がマガジン前面
から引出されると、カートリッジ移動機構を駆動して、
カートリッジを挟持した状態のハンド機構を搭載したカ
ートリッジ挿脱機構を、磁気テープ駆動装置の挿入口に
対向する位置へ移動させる。
【0018】そして、カートリッジ挿脱機構によってハ
ンド機構を前進させると、カートリッジは挿入口から磁
気テープ駆動装置内へ挿入される。
【0019】磁気テープ駆動装置からカートリッジを引
出してマガジンの元のラックへ戻す動作は、前述した動
作の逆動作である。
【0020】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0021】図2は実施例のカートリッジ・オートチェ
ンジャの外観図である。なお、この実施例装置に用いる
カートリッジ及び磁気テープ駆動装置は図10で示した
カートリッジ1及び磁気テープ駆動装置9と同一構成で
ある。
【0022】ほぼ直方体状に形成されたマガジン12に
は上下方向に10段のラック12aが形成されており、
各ラック12aに水平方向に1個のカートリッジ1が長
手方向に挿入される。よって、このマガジン12には合
計10個のカートリッジ1を収納可能である。
【0023】カートリッジ・オートチェンジャのケース
13前面にマガジン12を収納するためのドロワー13
aが設けられ、上面には、1枚の補助カートリッジ14
を挿入するためのカバー13bが取付けられている。さ
らに、前面には、操作パネル13cが設けられている。
なお、マガジン12は、各カートリッジ1の露出側がド
ロワー13aの奥側に向くように、ドロワー13aの床
に装着される。
【0024】図4はマガジン12をドロワー13a内に
収納した状態におけるカートリッジ・オートチェンジャ
の内部構成を示す斜視図であり、図5はケース13の側
面を取外した断面模式図である。
【0025】ケース13の底壁近傍に磁気テープ駆動装
置9が配設されており、この磁気テープ駆動装置9の上
方位置に図示しないドロワー13aに支持されたマガジ
ン12が位置する。そして、このマガジン12の上方に
取付けられた固定台14aにカバー13bを開けて挿入
され補助カートリッジ14が支持される。マガジン12
の前面12bの位置と挿入口11が形成された磁気テー
プ駆動装置9の前面10aの位置は一致している。
【0026】ケース13内の両側壁近傍の上端位置及び
下端位置にそれぞれプーリー15a,15b,16a,
16bが取付けられており、この各プーリー15a,1
5b,16a,16bにベルト17a,17bが張設さ
れている。そして、ベルト17aはプーリー15bを介
して移動モータ18にて駆動される。プーリー15bと
プーリー16bとは連結されており、移動モータ18に
よりベルト17a,17bは連動して動く。ベルト17
a,17bの中途位置には図1に示すハンド機構19を
搭載したカートリッジ挿脱機構20が支持部材20a.
20bを介して固定されている。
【0027】また、ケース13内の両側壁近傍にL字型
ガイド板21及びガイド軸22が取付られている。そし
て、前記カートリッジ挿脱機構20はガイドローラ21
a及びガイド軸受22aによって前記L字型ガイド板2
1及びガイド軸22に支持されている。したがって、移
動モータ18を駆動すると、カートリッジ挿脱機構20
がL字型ガイド板21及びガイド軸22にガイドされな
がら、マガジン12の前面12b及び磁気テープ駆動装
置9の前面10aに沿って上下移動する。また、カート
リッジ挿脱機構20の上下移動位置はケース13内の側
壁近傍に配設された一定間隔でスリットが穿設された目
盛板23とカートリッジ挿脱機構20側に取付けられ光
電素子からなる上下位置センサ23aでもって検出され
る。
【0028】したがって、移動モータ18及びベルト1
7a,17bはカートリッジ挿脱機構20を上下移動さ
せるカートリッジ移動機構を構成する。
【0029】図1は前記カートリッジ挿脱機構20の概
略構成を示す斜視図である。ベース板24のマガジン1
2側及び反対側に折曲部24a,24bが形成されてい
る。折曲部24a,24b相互間の距離はカートリッジ
1の長尺方向の距離より若干長い距離に設定されてい
る。マガジン12の前面12bに対向する折曲部24a
にカートリッジ1が挿脱される窓24cが穿設されてい
る。また、ベース板24上には、カートリッジ1の前進
動作及び後退動作をガイドするガイド板25が貼付けら
れている。
【0030】ベース板24の一方の側辺には前述したガ
イド軸22にガイドされるガイド軸受22aが取付けら
れ、他方の側辺には前述したL字型ガイド板21にガイ
ドされるローラ21aが取付けられている。また、ベル
ト17a,17bを固定する支持部材20a,20bが
取付けられている。
【0031】互いに対向する折曲部24a,24b相互
間にねじが刻設された駆動軸26とガイド軸27が取付
けられている。そして、駆動軸26はベルト26aを介
して折曲部24bに取付けられた挿脱モータ26bによ
って回転駆動される。
【0032】折曲部24a,24b相互間にこの折曲部
24a,24bに平行するハンド機構19のフレーム2
8が配設されている。そして、このフレーム28は駆動
軸26とガイド軸27によって、各軸26,27方向に
移動可能に支持されている。具体的には、挿脱モータ2
6bを駆動すると、フレーム28はカートリッジ1の挿
脱方向に移動する。
【0033】フレーム28の下方は前記カートリッジ1
が自由に移動可能である。フレーム28の両側にはL字
型形状を有した挟持アーム29a,29bの上端が回動
自在に軸支されている。L字型形状の各挟持アーム29
a,29bの先端部は折曲部24a側に伸びており、そ
の各先端の互いに対向する部分にゴムを貼付た当接部3
0a,30bが形成されている。
【0034】各挟持アーム29a,29bの中間位置に
は回動アーム31a,31bの一端が枢支されている。
この各回動アーム31a,31bの他端は共通して1本
の上下移動軸32に連結されている。この上下移動軸3
2は回動モータ33の軸に固定された回動ピン33aに
て上下方向に移動制御される。前記回動アーム31a.
31b,上下移動軸32,回動ピン33aおよび回動モ
ータ33は、各挟持アーム29a,29bを回動させ
て、カートリッジ1を挟持する回動機構を構成する。
【0035】さらに、前記各挟持アーム29a,29b
はコイルばね34にて当接部30a,30bが内側方向
に移動するようように付勢されている。
【0036】図7(a)(b)はハンド機構19の動作
を示す模式図である。カートリッジ1を解放する場合
は、図7(a)に示すように、回動モータ33を反時計
方向に回動する。すると、回動ピン33aが反時計方向
に回動して、上下移動軸32が下方へ移動する。その結
果、各回動アーム31a,31bの上下移動軸32側端
が下方に移動し、各挟持アーム29a,29bはコイル
ばね34の弾性力に抗して外側に回動する。よって、先
端の当接部30a,30bが外側に移動して、カートリ
ッジ1を解放する。
【0037】カートリッジ1の側面を挟持する場合は、
図7(b)に示すように、回動モータ33を時計方向に
回動する。すると、回動ピン33aが時計方向に回動し
て、上下移動軸32の下方への規制が解除され、コイル
ばね34の弾性力によって、各回動アーム31a,31
bの上下移動軸32側端が上方に移動する。各挟持アー
ム29a,29bはコイルばね34の弾性力にて回動し
て、先端の当接部30a,30bが内側に移動してカー
トリッジ1の側面を挟持する。
【0038】さらに、図1に示すカートリッジ挿脱機構
20におけるガイド板25の両側面にはL字型のガイド
棒25a,25bの一端が枢支されている。そして、こ
のガイド棒25a,25bはばね部材25cによって、
先端が上方に回動する方向に付勢されている。そして、
図1に示すように、ハンド機構19がマガジン12方向
へ前進している状態においては、ガイド棒25a,25
bはフレーム28の下端に当接しているので、先端がガ
イド板25の上面から大きくはみ出ることはない。しか
し、ハンド機構19が折曲部24b方向へ後退すると、
ガイド棒25a,25bは解放されて、ばね部材25c
の弾性力により、先端がガイド板25の上面から上方へ
大きく出る。
【0039】したがって、この状態において、ハンド機
構19がカートリッジ1の側面の後端部のみを挟持し、
カートリッジ1の先端が左右に移動してガイド板25か
ら外れようとすると、このガイド棒25a,25bに当
接して、それ以上カートリッジ1が左右に移動すること
はない。すなわち、この一対のガイド棒25a,25b
はガイド板25上におけるカートリッジ1の姿勢を常に
一定の基準範囲に維持する機能を有する。
【0040】図3はこのカートリッジ・オートチェンジ
ャの電気的構成を示すブロック図である。例えばマイク
ロコンピュータで構成されたオートチェンジャ制御部3
5は、操作パネル13cからの操作員による指示および
外部のホストコンピュータからの指示によって、前記各
モータ18,26b,33を駆動制御する。また、磁気
テープ駆動装置9にはホストコンピュータからのアクセ
ス指令が入力される。磁気テープ駆動装置9およびオー
トチェンジャ制御部35には電源回路36から駆動電源
が供給される。
【0041】オートチェンジャ制御部35は図6に示す
ように構成されている。各種制御を実施するCPU37
に、バスライン38を介して、制御プログラムを記憶す
るROM39,各種可変データを記憶するRAM40,
例えばステッピングモータで形成された前述した各モー
タ18,26b,33を駆動制御するモータ駆動回路4
1,前記上下位置センサ23a,操作パネル13cおよ
び外部のホストコンピュータとの間で情報交換を行うた
めのインタフェース42等が接続されている。
【0042】このように構成されたカートリッジ・オー
トチェンジャの動作を図8および図9を用いて説明す
る。
【0043】先ず、情報処理システムのホストコンピュ
ータが一連の処理を実行するのに必要な各種情報が記録
された各カートリッジ1をマガジン12内の指定された
各ラックに収納し、そのマガジン12をドロワー13a
にセットする。そして、その状態において、ホストコン
ピュータからカートリッジ1の番号(マガジン12のラ
ック番号)を指定したロード要求が入力される。
【0044】すると、CPU37はROM40の制御プ
ログラムに従って、移動モータ18を起動して、指定さ
れたカートリッジ1に対向する位置へカートリッジ挿脱
機構20を移動させる。具体的には、上下位置センサ2
3aの検出信号にてその上下位置を制御する(a)。
【0045】そして、次に、回動モータ33を駆動し
て、ハンド機構19の挟持アーム29a,29bの当接
部30a,30bを広げる。次に、挿脱モータ26bを
駆動して、ハンド機構19を前進させて、当接部30
a,30bがカートリッジ1の後端部に達した時点で、
回動モータ33を逆転して、当接部30a,30bでカ
ートリッジ1の側面を挟持する(b)。
【0046】挿脱モータ26bを逆転して、ハンド機構
19の後端が折曲部24bに当接する直前まで後退させ
る。その結果、カートリッジ1はマガジン12のラック
から引出され、カートリッジ後端がガイド板25のほぼ
中央位置まで移動する(c)。次に、回動モータ33を
駆動して、当接部30a,30bを広げて、カートリッ
ジ1をハンド機構19から解放する。そして、その当接
部30a,30bを広げた状態で、挿脱モータ26bを
駆動して、ハンド機構19をマガジン12方向へ所定距
離前進させる。そして、前進させた状態で、回動モータ
33を駆動して、ハンド機構19でもってカートリッジ
1の長尺方向のほぼ中間位置の側面を挟持する(d)。
カートリッジ1のほぼ中間位置を挟持したハンド機構1
9を再度、後退させて、カートリッジ1全体をマガジン
12から引出す(e)。
【0047】次に、移動モータ18を駆動して、カート
リッジ1を挟持したハンド機構19を搭載したカートリ
ッジ挿脱機構20を下方へ移動開始する(f)。カート
リッジ1が磁気テープ駆動装置9の挿入口11の対向位
置に達すると、移動モータ18を停止する(g)。そし
て、ハンド機構19を前進させて、カートリッジ1の先
端を磁気テープ駆動装置9の挿入口11へ挿入する。そ
して、ハンド機構19の当接部30a,30bが挿入口
11直前に達した時点で、ハンド機構19の前進を停止
して、カートリッジ1を解放する(h)。
【0048】そして、図9(i)に示すように、当接部
30a,30bを開いた状態で、ハンド機構19を、当
接部30a,30bがカートリッジ1の後端位置に達す
るまで後退させる。そして、その位置で再度カートリッ
ジ1を挟持する。次に、ハンド機構19を前進させて、
カートリッジ1をさらに磁気テープ駆動装置9内へ押し
込む(j)。その後、カートリッジ1を解放し、ハンド
機構19を当接部30a.30bがカートリッジ1の先
端から外れる程度に後退し、その位置でハンド機構19
における当接部30a,30bを閉じる。この場合、カ
ートリッジ1が存在しないので、当接部30a,30b
相互間の距離はカートリッジ1の幅より狭くなる。そし
て、当接部30a,30b相互間を閉じた状態でハンド
機構19を前進させる(k)。
【0049】当接部30a,30bの先端がカートリッ
ジ1の前面10aの位置に達しても、さらにハンド機構
19を前進させて、カートリッジ1を磁気テープ駆動装
置9内の所定位置まで押し込む(l)。カートリッジ1
を所定位置まで挿入すると、磁気テープ駆動装置9は装
置内の既定位置までカートリッジ1を自動的に引込み磁
気テープ3に対するアクセスを可能にする。
【0050】その後、ハンド機構19を当接部30a.
30bが挿入口11の外側に位置するまで後退させる。
そして、その位置で回動モータ33を駆動して、挟持ア
ーム29a,29bの当接部30a.30bをカートリ
ッジ1の幅より広げる(m)。そして、その状態で、ホ
ストコンピュータによるカートリッジ1に対するアクセ
ス処理が終了するのを待つ。
【0051】磁気テープ駆動装置9を用いたこのカート
リッジ1に対するアクセス処理が終了すると、カートリ
ッジ1は自動的にイジェクトされて、その後端部が挿入
口11から露出する。よって、ハンド機構19の回動モ
ータ33を駆動して、挿入口11から露出したカートリ
ッジ1の側面の後端部を挟持する(n)。その後、ハン
ド機構19を後退させる(o)。
【0052】これ以降の動作は、カートリッジ1をマガ
ジン12から引き抜く動作と同じであるので説明を省略
する。なお、カートリッジ1をマガジン12の元のラッ
クに収納する場合、カートリッジ1を挟持したままで、
規定位置まで挿入することが可能であるので、当接部3
0a.30bの先端面でカートリッジ1を押込む必要は
ない。
【0053】このように構成されたカートリッジ・オー
トチェンジャであれば、このカートリッジ・オートチェ
ンジャが端末機として組込まれた情報処理システムにお
いて一連の情報処理に必要なプログラムデータまたは処
理データを記録した各カートリッジ1をマガジン12に
収納して、ドロワー13aに装着して、情報処理システ
ムを起動する。すると、ホストコンピュータからカート
リッジ番号(ラック番号)を指定したロード信号が入力
すると、移動モータ18等のカートリッジ移動機構,カ
ートリッジ挿脱機構20およびハンド機構19が動作し
て、該当カートリッジ1をマガジン12から抜取って磁
気テーブ駆動装置9へ自動的に装着する。そして、該当
カートリッジ1に対するアクセス処理が終了すると、カ
ートリッジ1は自動的にマガジン12の元のラックに戻
される。
【0054】よって、操作員が各カートリッジ1を磁気
テープ駆動装置9に装着したり、装着されたカートリッ
ジ1を交換する必要がないので、情報処理システム全体
の処理能率を大幅に向上できる。また、複数台の磁気テ
ープ駆動装置9を設ける必要がないので、システム全体
の製造費を低減できる。
【0055】また、カートリッジ挿脱機構20に搭載さ
れたハンド機構19は、カートリッジ1の挿脱移動空間
を避けるように構成されている。したがって、カートリ
ッジ1がマガジン12又は磁気テープ駆動装置9からガ
イド板25上に完全に引出された状態においても、ハン
ド機構19をこのカートリッジ1に全く接触しないで、
マガジン12又は磁気テープ駆動装置9方向へ前進でき
る。そして、前進した状態で、カートリッジ1の側面を
挟持できるように構成されている。
【0056】したがって、図8に示すように、カートリ
ッジ1を引出す過程でカートリッジ1を掴み直すことに
よって、ハンド機構19の移動範囲をカートリッジ1の
長尺方向の長さ程度に短縮できる。その結果、カートリ
ッジ挿脱機構20の水平方向の長さをカートリッジ1の
長さより若干長い程度に設定できるので、ケース13内
に設けるハンド機構19の移動に必要な空間を最小限に
抑制できる。その結果、カートリッジ・オートチェンジ
ャ自体を小型に形成できる。
【0057】なお、この実施例では、予め情報を記憶し
た複数のカートリッジを次々と選択して、この情報をホ
ストコンピュータにロードする場合について記述した
が、逆に大量のデータを複数のカートリッジに次々に記
憶させる場合であっても、同一の効果が得られる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明のカートリッ
ジ・オートチェンジャによれば、ハンド機構,カートリ
ッジ挿脱機構およびカートリッジ移動機構とを設けるこ
とによって、予め必要とする情報を記憶した複数のカー
トリッジをマガジンに収納してこのマガジン全体をセッ
トするのみで、ホストコンピュータからの指令によっ
て、自動的に必要とするカートリッジが磁気テープ駆動
装置に装着され、このカートリッジに対するアクセス処
理が終了すると、自動的にマガジンの元のラックに戻す
ことが可能である。したがって、操作員の操作負担を軽
減できると共に、システム全体の処理速度を大幅に向上
できる。
【0059】また、ハンド機構をカートリッジの挿脱空
間を避けて設けているので、ケース内の不要な空間を極
力圧縮でき、オートチェンジャ装置全体を小型に構成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わるカートリッジ・オ
ートチェンジャにおけるカートリッジ挿脱機構を示す斜
視図、
【図2】 実施例オートチェンジャの外観図、
【図3】 実施例オートチェンジャの電気的構成図、
【図4】 実施例オートチェンジャ全体を示す透視図、
【図5】 実施例オートチェンジャの側断面模式図、
【図6】 実施例オートチェンジャの制御部を示すブロ
ック図、
【図7】 実施例オートチェンジャのハンド機構の動作
を示す図、
【図8】 実施例オートチェンジャのカートリッジの移
動動作を示す図、
【図9】 実施例オートチェンジャのカートリッジの移
動動作を示す図、
【図10】 一般的なカートリッジと磁気テープ駆動装
置を示す斜視図。
【符号の説明】
1…カートリッジ、3…磁気テープ、9…磁気テープ駆
動装置、12…マガジン、13…ケース、14…補助カ
ートリッジ、18…移動モータ、19…ハンド機構、2
0…カートリッジ挿脱機構、24…ベース板、25…ガ
イド板、25a,25b…ガイド棒、26b…挿脱モー
タ、28…フレーム、29a,29b…挟持アーム、3
0a,30b…当接部、31a,31b…回動アーム、
33…回動モータ、34…コイルばね、37…CPU。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ磁気テープが組込まれた複数の
    カートリッジ(1) が収納されるマガジン(12)と、前面に
    カートリッジの挿入口が形成され、この挿入口に挿入さ
    れたカートリッジの磁気テープに対するアクセスを行う
    磁気テープ駆動装置(9) と、前記マガジンに収納された
    各カートリッジ及び前記磁気テープ駆動装置からイジェ
    クトされたカートリッジを挟持するハンド機構(19)と、
    このハンド機構を搭載し、このハンド機構を前記マガジ
    ン前面及び磁気テープ駆動装置前面に対して前後方向に
    移動させるカートリッジ挿脱機構(20)と、このカートリ
    ッジ挿脱機構を前記マガジン前面及び磁気テープ駆動装
    置前面に沿って移動させるカートリッジ移動機構(17a,1
    7b.18)とを備えたカートリッジ・オートチェンジャであ
    って、 前記ハンド機構(19)は、前記カートリッジの挿脱移動空
    間を避けた位置に、前記カートリッジの挿脱方向に直交
    する方向に配設されたフレーム(28)と、このフレームの
    配設方向の両端部にそれぞれ一端が回動自在に支持さ
    れ、前記マガジン前面及び磁気テープ駆動装置前面方向
    に延びる各他端に前記カートリッジ側面に当接する当接
    部が形成された一対の挟持アーム(29a,29b) と、前記フ
    レームに取付けられ、前記一対の挟持アームを回動させ
    ることによって、前記カートリッジを前記一対の挟持ア
    ームで挟持させる回動機構(31a,31b,32,33,33a) とで構
    成されたことを特徴とするカートリッジ・オートチェン
    ジャ。
JP4129028A 1992-05-21 1992-05-21 カートリッジ・オートチェンジャ Pending JPH05325360A (ja)

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