JPH0532480U - U字溝用溝蓋 - Google Patents
U字溝用溝蓋Info
- Publication number
- JPH0532480U JPH0532480U JP8964891U JP8964891U JPH0532480U JP H0532480 U JPH0532480 U JP H0532480U JP 8964891 U JP8964891 U JP 8964891U JP 8964891 U JP8964891 U JP 8964891U JP H0532480 U JPH0532480 U JP H0532480U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- piece
- road
- groove lid
- side plates
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 道路上の雪をドーザーの除雪板で側溝に向か
って押し除ける際に、側溝に敷設した溝蓋が引き剥がさ
れないようにする。 【構成】 溝蓋本体1は左右にサイドプレート2・2を
有する。各サイドプレート2は垂直片5と水平片6とを
有する倒L字形状に形成されており、両水平片6・6が
溝ブロック10に対向する上面11・11に載置され、
垂直片5・5で溝蓋本体1の左右方向の位置ずれを接当
規制している。左右のサイドプレート2・2の少なくと
も道路B側の一方には、その水平片6の外端から下向き
に止め片7を折り曲げ連設する。かくして、道路Bと溝
ブロック10とのつなぎ目には、道路B側にスリット状
の隙間12をカッタで溝ブロック10の長手方向に沿っ
て入れ、この隙間12に前記止め片7を上方から差し込
む。
って押し除ける際に、側溝に敷設した溝蓋が引き剥がさ
れないようにする。 【構成】 溝蓋本体1は左右にサイドプレート2・2を
有する。各サイドプレート2は垂直片5と水平片6とを
有する倒L字形状に形成されており、両水平片6・6が
溝ブロック10に対向する上面11・11に載置され、
垂直片5・5で溝蓋本体1の左右方向の位置ずれを接当
規制している。左右のサイドプレート2・2の少なくと
も道路B側の一方には、その水平片6の外端から下向き
に止め片7を折り曲げ連設する。かくして、道路Bと溝
ブロック10とのつなぎ目には、道路B側にスリット状
の隙間12をカッタで溝ブロック10の長手方向に沿っ
て入れ、この隙間12に前記止め片7を上方から差し込
む。
Description
【0001】
本考案は道路の側溝、すなわちU字溝に敷設される溝蓋に関する。
【0002】
図6は従来の溝蓋を示しており、前後方向に長い溝蓋本体1が左右のサイドプ レート2・2と、両サイドプレート2・2間に溶接した横方向のベアリングバー 3と、多数のベアリングバー3の上面に溶接した縦方向のツイストバー4とから なる。かかる溝蓋は、例えば実公昭57−6631号公報などに公知である。 そこでの左右のサイドプレート2はU字溝Cのコンクリート製の溝ブロック1 0の上面11に受け止められる水平片6と、該溝ブロック10の上端内側面に沿 う垂直片5とからなる倒L字形状に形成されており、左右の垂直片5で溝蓋本体 1の左右溝幅方向への位置ずれを接当規制している。
【0003】
かかる従来の溝蓋では、積雪量の多い道路の側溝に敷設して、除雪作業をする ときに問題が出る。 すなわち、除雪車(ドーザー)の除雪板(土工板)で道路B上の雪を削って側 溝に向かって押しやる際に、除雪板が道路側に位置する溝蓋本体1のサイドプレ ート2の水平片6の外端縁6aに引っ掛かり、これで溝蓋本体1をU字溝Cから 引き剥がしてU字溝C内に落とし込んだり、サイドプレート2を含めて溝蓋本体 1に変形や損傷を加えていた。 そこで本考案の目的は、除雪作業時にU字溝から溝蓋が引き剥がされないよう にすることにある。
【0004】
本考案は、図1に示すごとく溝蓋本体1の左右のサイドプレート2が、U字溝 Cのコンクリート製の溝ブロック10の上面11に受け止められる水平片6と、 該溝ブロック10の上端内側面に沿う垂直片5とを有する倒L字形状に形成され ているU字溝用溝蓋において、左右の少なくとも一方のサイドプレート2には、 その水平片6の外端から前記溝ブロック10の上端外側面に沿う止め片7が下向 きに延設されていることを要件とする。
【0005】
道路Bには側溝の溝ブロック10とのつなぎ目に、隙間12を溝ブロック10 の長手方向にわたって形成する。この隙間12は、例えば公知のアスファルトな いしコンクリート用の路面カッタで道路B側に切削してつくれる。 溝蓋本体1は溝ブロック10上に敷設する。このとき溝蓋本体1の左右のサイ ドプレート2・2は、それぞれの水平片6を溝ブロック10の上面に載置する。 その際に、少なくとも道路B側のサイドプレート2には水平片6に止め片7が連 設されており、この止め片7を前記隙間12に落とし込み嵌合する。
【0006】 従ってU字溝Cの溝ブロック10上に溝蓋本体1を敷設した状態において、道 路Bに面する側のサイドプレート2は、水平片6の外端に止め片7が下向きに延 設されて該止め片7が溝ブロック10の上端外側面に沿う状態となっている。
【0007】
このように本考案では、道路B側に面するサイドプレート2の水平片6は、そ の外端縁が路面に向かって剥き出しになっていない。従って、道路B上の雪をド ーザーの除雪板で側溝に向けて押し除く際に、除雪板が前記水平片6にこれを上 向きに起こすように引っ掛からず、除雪板が該水平板6上に円滑に逃げて行く。 その結果、除雪作業時に溝ブロック10から溝蓋本体1が引き剥がされたり、変 形損傷を受けることを有効に防止できる。
【0008】
(第1実施例) 図1ないし図3は、本考案に係るU字溝用溝蓋の第1実施例を示す。 図2において、Aは本案の溝蓋(グレーチング)、Bは道路、Cは道路Bの側 溝つまりU字溝である。本案溝蓋AはU字溝Cの上面にこれを塞ぐ状態で敷設さ れる。
【0009】 図3は本案の溝蓋Aを示しており、前後に長い溝蓋本体1は左右のサイドプレ ート2・2と、左右方向に走る多数の断面I字形のベアリングバー3と、前後方 向に走る複数本のツイストバー4とで格子状に枠組みされている。 すなわち、左右の各サイドプレート2は縦方向の垂直片5の上端から横外側方 に向けて水平片6を一体に折り曲げ形成した倒L字形状に形成されている。 各ベアリングバー3はその左右端が両サイドプレート2・2の垂直片5・5に 溶接されており、前後の長手方向にわたってそれぞれ平行に配されている。 各ツイストバー4は、全てのベアリングバー3を跨ぐ状態でこれらの上面に溶 接されており、溝蓋本体1の左右方向に適当な間隔を置いて複数本、図では2本 配されている。
【0010】 上記の格子状に枠組みされた溝蓋Aにおいて、本考案では左右のサイドプレー ト2・2の一方に止め片7を設けたことに特徴を有する。 すなわち図1において、一方のサイドプレート2には、水平片6の外端から下 向きに止め片7を折り曲げ連設する。具体的には平板状の金属板をプレスで曲げ 加工して、一方のサイドプレート2に垂直片5、水平片6ついで止め片7を断面 コ字形に形成する。これにより、水平片6と止め片7とがつながるコーナー部R に丸みをつけてある。止め片7は垂直片5よりも長ければ有効であるが、両者は 上下長さが同一でもよく、止め片7が垂直片5よりも短くてもよい。 この止め片7の長さは実寸で50〜70mmとすれば十分である。サイドプレー ト2の板厚は4〜6mmであり、前記コーナー部Rの外面には曲げ加工で曲率半径 が2〜6mmの大きなアールをつけてある。このようにコーナー部Rにアールをつ けておくと除雪板の衝撃を小さくできる。なお、垂直片5と水平片6とのコーナ ー部にも同様のアールが付く。
【0011】 次に本案溝蓋Aの敷設要領を説明する。道路Bのアスファルト・コンクリート で舗装後の路面と、これにつながるU字溝Cのコンクリート製の溝ブロック10 の上面11とは、ほぼ面一状に仕上がっている。溝蓋Aの敷設に先立ち、道路B には溝ブロック10とのつなぎ目にアスファルト・カッタで隙間12を切削形成 する。この隙間12の幅および深さは、前記止め片7の厚みと上下長さよりも僅 かに大きく設定する。
【0012】 しかるのち止め片7を有する一方のサイドプレート2を道路B側に位置させて 、溝蓋本体1を溝ブロック10上に被せ付ける。これで左右のサイドプレート2 ・2の水平片6・6が溝ブロック10の対向する上面11・11で受け止められ 、垂直片5・5が溝ブロック10の上端内面側に近接対向して溝蓋本体1の左右 方向へのずれ動きを接当規制する。 その際に、道路B側のサイドプレート2においては、止め片7を前記隙間12 に長手方向にわたって上方から嵌め込み、該止め片7を溝ブロック10の上端外 側面に沿わせて該隙間12を埋める。
【0013】 これにより、道路B側のサイドプレート2の外端縁は止め片7の存在で下向き になって路面に臨んでいない。従って、ドーザーの除雪板で道路Bの雪を掻いて 側溝に向けて押し除ける際に、除雪板の下端がサイドプレート2の水平片6に突 っ掛かることがなく、これの上面側へと円滑に逃げて行き、溝蓋本体1を除雪板 で強引に引き剥がすことがなくなる。 なお、止め片7は車両などが溝蓋Aを踏んでこれが上方に飛び跳ねてU字溝C から外れることをも防止することになる。
【0014】 (第2実施例) 図4は本考案に係る溝蓋Aの第2実施例を示しており、これでは溝蓋本体1の 左右のサイドプレート2・2において、その各水平片6・6に止め片7・7がそ れぞれ一体に折り曲げ連設されている。 これによるときは溝蓋Aの敷設時に、左右いずれのサイドプレート2を道路B 側に位置させるかについて方向性が無くなる。そして車両通過時における溝蓋A の外れ止め機能を更に高めることができるものとなる。
【0015】 (第3実施例) 図5は本考案に係る溝蓋Aの第3実施例を示しており、これでは溝蓋本体1が 水抜き孔13を穿設した鋼板製の主面板14からなり、該主面板14の左右端に サイドプレート2・2が溶接されている。この場合に、主面板14とサイドプレ ート2・2とが1枚の鋼板で一体に折り曲げ形成されていてもよい。水抜き孔1 3が抜き孔に限られず、公知の切り起こしによって形成されたものでもよいこと は言うまでもない。
【0016】 (別実施態様例) 第1実施例では、止め片7を有するサイドプレート2を鋼板による曲げ加工で 得るものとし、水平片6と止め片7との連結コーナー部に積極的に丸みを持たせ るようにした。しかし、両サイドプレート2は曲げ加工によらず、垂直片5と水 平片6とを有する既製のL字形鋼に止め片7を溶接して形成してもよいし、止め 片7と水平片6とを構成するL字形鋼に垂直片5を溶接した形態で実施してもよ い。
【図1】第1実施例を示す要部の拡大縦断正面図であ
る。
る。
【図2】第1実施例を示す縦断正面図である。
【図3】第1実施例を示す溝蓋の斜視図である。
【図4】第2実施例を示す縦断正面図である。
【図5】第3実施例を示す縦断正面図である。
【図6】従来例の縦断正面図である。
A 溝蓋 B 道路 C U字溝 1 溝蓋本体 2 サイドプレート 5 垂直片 6 水平片 7 止め片 10 溝ブロック 11 上面 12 隙間 R コーナー部
Claims (1)
- 【請求項1】 溝蓋本体1の左右のサイドプレート2
が、U字溝Cのコンクリート製の溝ブロック10の上面
11に受け止められる水平片6と、該溝ブロック10の
上端内側面に沿う垂直片5とを有する倒L字形状に形成
されているU字溝用溝蓋において、 左右の少なくとも一方のサイドプレート2には、その水
平片6の外端から前記溝ブロック10の上端外側面に沿
う止め片7が下向きに延設されていることを特徴とする
U字溝用溝蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8964891U JPH0532480U (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | U字溝用溝蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8964891U JPH0532480U (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | U字溝用溝蓋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0532480U true JPH0532480U (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=13976590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8964891U Pending JPH0532480U (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | U字溝用溝蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0532480U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108589881A (zh) * | 2018-03-20 | 2018-09-28 | 中国建筑第二工程局有限公司 | 一种可拆卸可周转使用排水沟及其施工方法 |
-
1991
- 1991-10-04 JP JP8964891U patent/JPH0532480U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108589881A (zh) * | 2018-03-20 | 2018-09-28 | 中国建筑第二工程局有限公司 | 一种可拆卸可周转使用排水沟及其施工方法 |
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