JPH0532473Y2 - - Google Patents

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JPH0532473Y2
JPH0532473Y2 JP4328988U JP4328988U JPH0532473Y2 JP H0532473 Y2 JPH0532473 Y2 JP H0532473Y2 JP 4328988 U JP4328988 U JP 4328988U JP 4328988 U JP4328988 U JP 4328988U JP H0532473 Y2 JPH0532473 Y2 JP H0532473Y2
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side plate
tape cassette
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bent
parts
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、テープカセツトを持ち歩くときに
便利なテープカセツトの保護体、言い換えれば保
護ケースに関する。
[従来の技術] テープカセツトの保護ケースは一般には、テー
プカセツトのテープ走行面側を挿入する側板部が
形成され、一部が挿入される挿入側の保護ケース
と、この挿入側の保護ケースの底部に揺動自在に
係合し、上記挿入側の保護ケースと対向する面に
リールの巻き上げ部に挿入されてリールを動かな
くする突起が突設された蓋側のケースとからなつ
ていた。しかし、この型式の保護ケースではテー
プカセツトの6面を全て覆うので持ち歩く際にか
さばり、使用性が悪いこと、および、ウオークマ
ンエイジとも称されるような昨今の若年層にとつ
ては、意匠的に魅力がないとして最近では、書籍
の表紙のような保護ケースが市場に出てきてい
る。
この型式の保護ケースは、一枚の板体を折り曲
げ、背表紙に当る背板部と、この背板部の両側に
表紙と裏表紙にあたる第1および第2の側板部を
形成し、両側板部から対向する側に、リールの巻
き上げ部を挿通して互いに弾性的に係合する係合
突起を設けたもので、両側板部間にテープカセツ
トを位置させ、係合突起をリールの巻き上げ部に
挿入して係合させることによりテープカセツトを
上記両側板間に挟持させている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記のような表紙型式の保護ケース
は、比較的軟性の合成樹脂材から形成されている
が、このような合成樹脂材では、折り曲げて成形
しても折曲部で十分な弾性が確保できないので、
挟持したテープカセツトを取り出す際には、両手
で第1および第2の側板を開かねばならなかつ
た。この開き方は、挿入側の保護ケースと蓋側の
保護ケースからなる従来のものでも同様であつ
た。また、この型式のものは硬質の合成樹脂材に
よつて成型されているので、比較的コストが高く
なるとともに、上記の表紙式の保護ケースも含め
て、保護ケースに印刷することが難しく、そのほ
とんどがタイトルや歌手の容貌等を印刷した化粧
紙を保護ケース内に入れている。それゆえ、ケー
スの制作費と化粧紙の印刷費とが別々に発生する
ため、コストが余計にかかるという問題があつ
た。
この考案は上記のような従来技術の実情に鑑み
てなされたもので、その目的は、例えば片手操作
で簡単にテープカセツトを取り出すことができる
とともに、印刷が容易である厚紙によつても形成
可能な底コストのテープカセツトの保護ケースを
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、磁気テープが巻回された一対のリ
ールを収容してなるテープカセツトのテープ露出
側に背板部が、またリールの巻き上げ部が露出す
る両面に前記背板部に続く第1および第2の側板
部がそれぞれ一枚の板体を折り曲げて形成され、
テープカセツトの3面を保護するテープカセツト
の保護ケースにおいて、 上記第1および第2の側板部の延長上に第3
および第4の側板部をそれぞれ設ける、 その第3および第4の側板部をカセツトケー
スに対向する側に折り曲げる、 その折曲部近傍を接着する、 上記第3および第4の側板部の非接着部の一
部を第1および第2の側板部方向にそれぞれ折
り曲げる、 上記第3および第4の側板部間にテープカセ
ツトを挟持した状態で第1の側板部と、第2の
側板部とを固定する固定手段を設ける、 ことによつて達成される。
[作用] 上記手段によれば、第3および第4の側板部が
第1および第2の側板部から離間する方向に弾性
付勢力を生じ、第3および第4の側板部から折曲
された一部がさらに第3および第4の側板部を第
1および第2の側板部から離間する方向に付勢す
るので、比較的弾性が小さな紙のような材料でも
固定手段のロックを外せば自動的に第1および第
2の側板部が互いに離間する方向に開き、片手で
の操作が可能になる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図は第1の実施例に係る保護ケースを開い
た状態を示す斜視図である。同図において、この
保護ケース1は、背板部3と、この背板部3の両
側に延設された第1の側板部5および第2の側板
部7と、第2の側板部5の反背板部側に延出し、
かつ折返された第3の側板部9と、第2の側板部
7の反背板部側に延出し、かつ折返された第4の
側板部11とから一体的に形成されている。
この保護ケース1は、第2図の展開図に示すよ
うな、一枚の長方形の厚紙を折り曲げて形成され
るもので、背板部3の両側で第1および第2の折
曲部13,15から図において内側(紙面の上
方)に第1および第2の側板部5,7を折り曲
げ、さらに第1および第2の側板部5,7の外側
の第3および第4の側板部9,11を第3および
第4の折曲部17,19から内側に折り込む。次
いで、第3および第4の折曲部17,19と第5
および第6の折曲部21,23との間を接着剤で
貼り付け、第5および第6の折曲部21,23か
ら第4および第5の側板部9,11の非接着部を
第1図に示すように内側(紙面の上方)に軽く折
り曲げる。
一方、これらの第4および第5の側板部9,1
1の非接着部の一部には、さらに小さな第1およ
び第2の折曲片25,27が一部切り込まれて形
成され、第1図に示すように、第7および第8の
折曲部29,31から第1および第2の側板方向
(内側)にそれぞれ折り曲げられる。また、第4
の側板部9のさらに外側には、第5の側板部33
が設けられ、同側板部33は第9の折曲部35か
ら第1図に示すように外側(紙面の上方)に折り
曲げられている。
さらに、第4および第5の側板部9,11の第
3図に示すテープカセツト51のリール55の巻
き上げ部57に対向する個所には、固定手段とし
ての雌側の係合部材37と雄側の係合部材39と
がそれぞれ挿入される挿入孔41,43がそれぞ
れ穿設され、両係合部材37,39が第2図に示
す紙面の上側から下側に挿入され、上記挿入孔4
1,43より大径の係合部材37,39の基部4
5,47が第3および第4の側板部9,11の紙
面に係止して第3図に示すように上記挿入孔4
1,43から脱落しないように意図されている。
第3図に示すように、テープカセツト51は第
3の側板部9と第4の側板部11の間に挟まれる
が、その際、第5の側板部33が180度折り曲げ
られて第3の側板部9とテープカセツト51の外
側のケースとの間に位置するとともに、第1の折
曲片25が第1の側板部5と第3の側板部9との
間に、また第2の折曲片27が第2の側板部7と
第4の側板部11との間にそれぞれ折り込まれ
る。
したがつて、テープカセツト51のテープ露出
側53を背板部3の内側に対向させるようにし
て、同テープカセツト51を第3および第4の側
板部9,11の間に入れて、両側板部9,11を
閉じると、係合部材37および39がリール55
の巻き上げ部57に挿入され、雄側の挿入部材3
9が雌側の係合部材37に係合し、言い換えると
スナツプフイツトし、両側板部9,11がテープ
カセツト51の両側を挟んだ形で固定される。こ
れにより、上記第1および第2の折曲片25,2
7と第5の側板部33によつて、常時、第1およ
び第2の側板部5および7は開く方向に付勢され
ることになる。このように装着すると、テープカ
セツト51のテープ露出側53が背板部3によつ
て保護され、テープがたるんで出てきたり、テー
プカセツト内に塵埃類が侵入する虞れはない。
上記のようにテープカセツト51を保持した保
護ケース1からテープカセツト51を取り出す際
には、片手で保護ケース1を持つたまま、親指に
よつて保護ケース1の解放側Aのいずれかの側板
部9あるいは11の端部を上方に押し上げると、
係合部材37,39の係合関係が解除される。す
ると、保護ケース1は、上記のようにして折曲さ
れた厚紙自身の弾性力によつて開き、テープカセ
ツト51を取り出すことができる。この弾性力
は、主に前記各折り曲げ部で折り曲げられた厚紙
の反発力によつて生じる。すなわち、第5の側板
部33の第9の折曲部35、および第1、第2の
折曲片25,27の第7,8の折曲部29,3
1、第3および第4の側板部の第5および第6の
折曲部21,23、さらには、背板部3の両端の
第1および第2の折曲部13,15の全てから得
られるが、特に、第1および第2の折曲片25,
27と第5の側板部33の180度の折曲から生じ
る反発力によつて生じるものが大である。
以上のように、上記実施例によれば、 厚紙によつて形成するだけで、片手で取り出
し動作が可能な薄型の保護ケースが提供でき
る、 比較的軟性の合成樹脂材だけでなく厚紙でも
よいので、使用目的に応じてコストの安い保護
ケースを提供できる、 厚紙で成形できるので簡単に直接印刷でき、
コストが安くなるとともに、意匠的な効果も発
揮できる、 等の効果がある。
なお、上記実施例では、第5の側板部33を設
けた例を示しているが、この側板部33は厚紙の
ように比較的弾性が小さい材料のときに有効で、
弾性が大きい材料を使用する際にはこの側板部3
3がなくともよい場合がある。
また、上記実施例によると例えば第2の側板部
7側に歌詞カード等を入れるためのポケツトが設
けられている。このポケツトは第2図に示されて
いるように、第2の側板部7の両側に折曲部1
0,10を介して耳8,8を連設し、同耳8,8
を第2の側板部7と第4の側板部11との間に折
曲げることにより形成される。
次に第2の実施例を第4図に示す。この実施例
は、固定手段として第1の側板部5の外面に鉤形
の係合部材49を揺動自在に設け、閉じたときに
その突起49aが第2の側板部7の凹部7aに噛
み合い、同係合部材49が第2の側板部7の外面
に係合できるようにしたもので、この例の場合も
前記実施例と同様の効果を奏する。なおこの実施
例の場合には、リール55の巻き上げ部57に挿
入される挿入部材48は単なる板材のような簡便
なものでよい。
[考案の効果] これまでの説明で明らかなように、上記のよう
に構成されたこの考案によれば、片手で開いてテ
ープカセツトを取り出すことができ、印刷が必要
なときに厚紙によつても形成可能な低コストのテ
ープカセツトの保護ケースを提供できる。
【図面の簡単な説明】
図は全てこの考案の実施例を説明するためのも
ので、第1図は第1の実施例に係る保護ケースの
斜視図、第2図は保護ケースの展開図、第3図は
テープカセツトに装着した状態を示す断面図、第
4図は第2の実施例に係る保護ケースの斜視図で
ある。 図において、1は保護ケース、3は背板部、5
は第1の側板部、7は第2の側板部、9は第3の
側板部、11は第4の側板部、25は第1の折曲
片、27は第2の折曲片、33は第5の側板部、
37,39,49は係合部材、51はテープカセ
ツト、55はリール、57は巻き上げ部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 磁気テープが巻回された一対のリールを収容し
    てなるテープカセツトのテープ露出側に背板部
    が、またリールの巻き上げ部が露出する両面に前
    記背板部に続く第1および第2の側板部がそれぞ
    れ一枚の板体を折り曲げて形成され、テープカセ
    ツトの3面を保護するテープカセツトの保護ケー
    スにおいて、 上記第1および第2の側板部の延長上に第3お
    よび第4の側板部をそれぞれ設け、その第3およ
    び第4の側板部をカセツトケースに対向する側に
    折り曲げてその折り曲げ部近傍を接着し、上記第
    3および第4の側板部の非接着部の一部を第1お
    よび第2の側板部方向にそれぞれ折り曲げるとと
    もに、上記第3および第4の側板部間にテープカ
    セツトを挟持した状態で第1の側板部と第2の側
    板部とを固定する固定手段を備えていることを特
    徴とするテープカセツトの保護ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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