JPH05324664A - 生産工程スケジューラ - Google Patents

生産工程スケジューラ

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Publication number
JPH05324664A
JPH05324664A JP4133184A JP13318492A JPH05324664A JP H05324664 A JPH05324664 A JP H05324664A JP 4133184 A JP4133184 A JP 4133184A JP 13318492 A JP13318492 A JP 13318492A JP H05324664 A JPH05324664 A JP H05324664A
Authority
JP
Japan
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elementary
production
composite
lot
schedule
Prior art date
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Application number
JP4133184A
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English (en)
Inventor
Tadao Takeda
忠雄 竹田
Satoshi Tazawa
聰 田沢
Yasushi Wada
康 和田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の素工程からなる生産工程により製造さ
れる製品の各ロットの生産スケジュールを、生産効率が
良く、生産計画に合致させて作成することができる。 【構成】 1つあるいは複数の連続する素工程を複合工
程に設定し、該複合工程の生産予定線表への割当て優先
度を、当該複合工程を構成する素工程の数に関係付け、
複合処理所要時間に関係付け、該複合処理所要時間が増
加するにつれて複合工程の割当て優先度が高くなるよう
に設定し、前記複合工程の割当て優先度に従って、前記
複合工程を構成するすべての素工程を生産予定線表に割
当てる手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製品の各ロットの生産
スケジュールを作成する生産工程スケジューラに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の生産工程スケジューラ
は、例えば、図6に示すように構成されている。図6に
おいて、61はスケジュール条件入力部、62はスケジ
ューリング起動部、63はスケジュール情報管理部、6
4はスケジューリング部、65は生産スケジュール出力
部、66は生産スケジュール表示部である。
【0003】前記スケジュール条件入力部61では、生
産スケジュールを作成する条件、例えば、スケジュール
対象期間(開始日時と終了日時)、スケジュール対象の
ロット名とそのスケジュール開始工程名、該ロットの完
成希望時期(あるいは納期)や処理優先度、生産に用い
られる装置の稼働可能時間帯の情報(以下、装置稼働情
報という)などを入力する。
【0004】前記スケジュール情報管理部63では、生
産スケジュールを作成するのに必要となる情報、例え
ば、生産工程、生産工程を構成する複数の素工程及びそ
れぞれの素工程で使用する装置などの情報を管理し、こ
れらの情報とスケジュール条件入力部61で入力された
スケジュール条件からスケジューリング情報を作成し、
スケジューリング部64に転送する。
【0005】また、スケジューリング部64で作成され
た生産スケジュールを受取り、生産スケジュール出力部
65や生産スケジュール表示部66に該生産スケジュー
ルを転送する。
【0006】前記スケジューリング起動部62は、生産
工程スケジューラを操作するオペレータの指示によっ
て、スケジューリングの開始をスケジューリング部64
に伝達する。
【0007】スケジューリング部64は、スケジュール
情報管理部63から転送されたスケジューリング情報を
用い、所定のスケジュール・アルゴリズムに従ってスケ
ジューリングを実行し、生産スケジュールを作成して、
スケジュール情報管理部63に出力する。
【0008】生産スケジュール出力部65及び生産スケ
ジュール表示部66では、それぞれスケジュール情報管
理部63から生産スケジュールを得てプリント出力を行
ったり、ディスプレイの表示画面に表示したりする。
【0009】このように構成された生産工程スケジュー
ラを用いて、1つあるいは複数の種類の製品の各ロット
の複数の素工程からなる生産工程をスケジューリングす
る場合、各ロットの素工程は、例えば、図7に示すフロ
ーチャートに従って該素工程で使用される装置の生産予
定線表(以下、装置線表という)に割当てられる。図7
のフローチャートに従って生産工程の割当ての手順を説
明する。
【0010】まず、ステップ71では、スケジュール対
象の各ロットの生産工程から、未割当てとなっている先
頭の素工程(以下、次素工程という)を抽出する。
【0011】次に、ステップ72では、前記抽出された
各ロットの次素工程の割当て優先度を、予め設定された
方法により算出する。例えば、素工程の割当て優先度
は、ロットの完成希望時期(あるいは納期)やロットの
処理優先度と関係付けて定義され、該定義に基づいて算
出される。ロットの完成希望時期(あるいは納期)が近
づくと素工程の割当て優先度は高くなり、ロットの処理
優先度が高いほど素工程の割当て優先度は高くなるとい
うように定義される。また、ロットの処理優先度は当該
ロットの生産工程の全ての素工程に対して一定であり、
ロット毎に設定できるように定義される。
【0012】ステップ73では、全てのロットの次素工
程の中で、最も高い割当て優先度をもつ次素工程を選択
し、当該次素工程の処理を行うことができる同種・複数
の装置の中で、最も早い時期に該装置の装置線表に該次
素工程を割当てることができる装置(勿論、該装置が1
台しかない場合は、その装置自身)を選択し、該装置の
装置線表に該次素工程を割当てる。このとき、当該次素
工程がそれに続く1つあるいは複数の素工程の間で連続
処理指定がなされている場合、つまり当該次素工程とそ
れに続く1つあるいは複数の素工程において、それぞれ
の素工程間に許容待ち時間が予め設定されており、これ
らの許容待ち時間を越えないように、それぞれの素工程
がそれぞれの素工程の処理を行うことができる装置の装
置線表に割当てられなければならない場合、当該次素工
程に引き続いて前記連続指定がなされている1つあるい
は複数の素工程が、順に装置線表に割当てられる。
【0013】図8は、装置線表への次素工程の割当ての
様子を示した模式図である。図8において、81は装置
Eの装置線表、82及び83はぞれぞれ第1ロット及び
第2ロットの生産工程、S1i(i=1〜9)は第1ロッ
トの生産工程を構成する素工程、S2j(j=1〜9)は
第2ロットの生産工程を構成する素工程である。各ロッ
トの生産工程における素工程S1iあるいはS2jの横方向
の長さは、素工程の処理所要時間の大きさを表してい
る。装置線表81の横軸は時刻を表し、時刻t11からt
12の間に第1ロットの素工程S15を割当て、時刻t13か
らt14の間に第2ロットの素工程S27が割当てられてい
る。
【0014】ステップ74では、ステップ73で割当て
られた素工程を有するロットが更に割当て可能な次素工
程をもっているか、否かが判定される。前記次素工程が
存在しない場合はステップ77へ進み、前記次素工程が
存在する場合はステップ75へ進む。
【0015】ステップ75では、前記ステップ74にお
いて存在することが判明した次素工程を抽出し、ステッ
プ76でその次素工程の割当て優先度を算出してステッ
プ73へ進む。
【0016】ステップ77では、全てのスケジュール対
象ロットの中で、割当て可能な未割当ての次素工程が存
在するか、否かが判定される。該次素工程が存在する場
合はステップ73へ進み、該次素工程が存在しない場合
は割当てを終了する。
【0017】以上のように従来の生産工程スケジューラ
では、1つあるいは複数の種類の製品の各ロットの複数
の素工程からなる生産工程をスケジュールする場合、各
ロットの素工程は、予め設定されたロットの処理優先度
やロットの完成希望時期(あるいは納期)と関係づけて
定義された素工程の割当て優先度に従って、該素工程に
使用される装置の装置線表に割当てられる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このように素工程の割
当て優先度は、ロットの処理優先度やロットの完成希望
時期(あるいは納期)により定義されているが、素工程
の処理所要時間の大きさや連続処理指定の有無に無関係
である。このため、処理所要時間が長い素工程や連続処
理指定がなされている複数の素工程の割当てが困難にな
ったり、設定されたロットの処理優先度や完成希望時期
(あるいは納期)により決定される素工程の割当て優先
度よりも実質的にかなり低い割当て優先度で割当てられ
ることになり、生産効率が良く生産計画に合致した生産
スケジュールを得るのが困難となるという問題があっ
た。
【0019】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、本発明の目的は、複数の素工程から
なる生産工程により製造される製品の各ロットの生産ス
ケジュールを、生産効率が良く、生産計画に合致させて
作成することができる生産工程スケジューラを提供する
ことにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の(1)の手段は、複数の素工程からなる生
産工程により製造される製品のロット毎の生産工程を、
該生産工程の割当て優先度に従って生産予定線表に割当
てることによって生産スケジュールを作成する生産工程
スケジューラにおいて、生産工程の一部として含まれる
1つの素工程あるいは連続する複数の素工程からなり、
該素工程間の順序を保持した組を複合工程と定義し、生
産スケジュール作成時の各ロットの生産工程の生産予定
線表への割当てにおける複合工程の割当て優先度を、前
記複合工程を構成する素工程の数に関係付け、該素工程
の数が増加するにつれて前記割当て優先度が高くなるよ
うに設定する手段を備えることを特徴とする。
【0021】本発明の(2)の手段は、生産工程の一部
として含まれる1つの素工程あるいは連続する複数の素
工程からなり、該素工程間の順序を保持した組を複合工
程と定義し、生産スケジュール作成時の各ロットの生産
工程の生産予定線表への割当てにおける複合工程の割当
て優先度を、前記複合工程を構成する全ての素工程の処
理所要時間の合計(以下、複合処理所要時間という)に
関係付け、該複合処理所要時間が増加するにつれて前記
割当て優先度が高くなるように設定する手段を備えるこ
とを特徴とする。
【0022】本発明の(3)の手段は、生産工程の一部
として含まれる1つの素工程あるいは連続する複数の素
工程からなり、該素工程間の順序を保持した組を複合工
程と定義し、生産スケジュール作成時の各ロットの生産
工程の生産予定線表への割当てにおける複合工程の割当
て優先度を、該複合工程を構成する素工程の数及び当該
複合工程の複合処理所要時間に関係付け、当該素工程の
数や複合処理所要時間が増加するにつれて前記複合工程
の割当て優先度が高くなるように設定する手段を備える
ことを特徴とする。
【0023】
【作用】前述の手段によれば、従来の生産工程スケジュ
ーラでは設定されていなかった複合工程の生産予定線表
への割当て優先度を、当該複合工程を構成する素工程の
数に関係付け、あるいは複合処理所要時間(素工程の数
が増加するにつれて前記割当て優先度が高くなるように
設定したり、当該素工程を構成する各素工程の処理所要
時間の合計)に関係付け、該複合処理所要時間が増加す
るにつれて複合工程の割当て優先度が高くなるように設
定し、前記複合工程の割当て優先度に従って、前記複合
工程を構成するすべての素工程を生産予定線表に割当て
るので、複数の素工程からなる生産工程により製造され
る製品の各ロットの生産スケジュールを、生産効率が良
く、生産計画に合致させて作成することができる。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例を
詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明の生産工程スケジューラの
一実施例の機能構成を示すブロック構成図であり、図2
は、本発明の生産工程スケジューラの一実施例のハード
構成を示すブロック構成図である。
【0026】図1において、1はスケジュール条件入力
部、2はスケジューリング起動部、3はスケジュール情
報管理部、4はスケジューリング部、5は生産スケジュ
ール出力部、6は生産スケジュール表示部、7は複合工
程設定部である。
【0027】前記スケジュール条件入力部1では、生産
スケジュールを作成する条件、例えば、スケジュール対
象期間(開始日時と終了日時)、スケジュール対象のロ
ット名とそのスケジュール開始工程名、該ロットの完成
希望時期(あるいは納期)や処理優先度、生産に用いら
れる装置の稼働可能時間帯の情報(以下、装置稼働情報
という)などを入力する。
【0028】前記スケジュール情報管理部3では、生産
スケジュールを作成するのに必要となる情報、例えば、
生産工程、生産工程を構成する複数の素工程及びそれぞ
れの素工程で使用する装置、複合工程設定部7で設定さ
れた複合工程などの情報を管理し、これらの情報とスケ
ジュール条件入力部1で入力されたスケジュール条件か
らスケジューリング情報を作成し、スケジューリング部
4に転送する。
【0029】また、スケジューリング部4で作成された
生産スケジュールを受取り、生産スケジュール出力部5
や生産スケジュール表示部6に該生産スケジュールを転
送する。
【0030】前記スケジューリング起動部2は、生産工
程スケジューラを操作するオペレータの指示によって、
スケジューリングの開始をスケジューリング部4に伝達
する。
【0031】スケジューリング部4は、スケジュール情
報管理部3から転送されたスケジューリング情報を用
い、所定のスケジュール・アルゴリズムに従ってスケジ
ューリングを実行し、生産スケジュールを作成して、ス
ケジュール情報管理部3に出力する。
【0032】生産スケジュール出力部5及び生産スケジ
ュール表示部6では、それぞれスケジュール情報管理部
3から生産スケジュールを得てプリント出力を行った
り、ディスプレイの表示画面に表示したりする。複合工
程設定部7では、生産工程の一部として含まれる1つの
素工程あるいは連続する複数の素工程からなり、該素工
程間の順序を保持した組を複合工程として設定すること
ができ、同一複合工程に含まれる一連の素工程間に連続
処理を設定することができる。また、連続処理を設定さ
れた素工程間では許容待ち時間が設定され、スケジュー
リング時に該許容待ち時間を越えないように連続処理を
設定された素工程が生産予定線表に割当てられる。前記
のように設定された複合工程の情報はスケジュール情報
管理部3に転送される。
【0033】図2において、21は電子計算機、22は
ハードディスク、23はディスプレイ、24はプリン
タ、25はキーボード、26はマウスである。
【0034】前記キーボード25やマウス26は、情報
入力装置であり、該情報入力装置を用いてスケジュール
条件入力、スケジュール情報登録、複合工程設定、スケ
ジューリング起動、生産スケジュール出力や表示などが
行われる。
【0035】前記ハードディスク22では、スケジュー
ル条件、スケジュール情報、生産スケジュールなどを保
存する。生産スケジュール、スケジュール情報、スケジ
ュール条件などは、ディスプレイ23に表示され、プリ
ンタ24に出力される。
【0036】前記電子計算機21は、スケジューリング
を実行し、キーボード25やマウス26、ハードディス
ク22、ディスプレイ23及びプリンタ24を制御す
る。
【0037】このように構成された生産工程スケジュー
ラを用いて、1つあるいは複数の種類の製品の各ロット
の複数の素工程からなる生産工程をスケジューリングす
る場合、各ロットの素工程は、例えば、図3に示すフロ
ーチャートに従って該素工程で使用される装置の生産予
定線表(以下、装置線表という)に割当てられる。ここ
では装置線表への割当てのみを示すが、この装置を操作
することができるオペレータの生産予定線表への割当て
も同様にして行うことができる。
【0038】図3に示すフローチャートに従って生産工
程の割当ての手順を説明する。
【0039】まず、ステップ31では、スケジュール対
象の各ロットの生産工程から、未割当てとなっている先
頭の素工程(以下、次素工程という)、あるいは複合工
程(以下、次複合工程という)を抽出する。
【0040】次に、ステップ32では、前記抽出された
各ロットの次素工程あるいは次複合工程の割当て優先度
を、予め設定された方法により算出される。例えば、素
工程の割当て優先度はロットの完成希望時期(あるいは
納期)やロットの処理優先度と関係付けて定義され、該
定義に基づいて算出される。ロットの完成希望時期(あ
るいは納期)が近づくと素工程の割当て優先度は高くな
り、ロットの処理優先度が高いほど素工程の割当て優先
度は高くなるというように定義される。また、ロットの
処理優先度は、当該ロットの生産工程の全ての素工程に
対して一定であり、ロット毎に設定できるように定義さ
れる。
【0041】さらに、複合工程の割当て優先度はロット
の完成希望時期(あるいは納期)、ロットの処理優先
度、該複合工程を構成する素工程の数及び該複合工程を
構成する全ての素工程の処理所要時間の合計(以下、複
合処理所要時間という)と関係付けて定義され、該定義
に基づいて算出される。勿論、前記複合工程の割当て優
先度の定義において、複合工程を構成する素工程の数あ
るいは複合工程の複合処理所要時間のどちらか一方と関
係付けて定義してもよい。
【0042】前記のように割当て優先度を定義すると、
ロットの完成希望時期(あるいは納期)が近づくと複合
工程の割当て優先度は高くなり、ロットの処理優先度が
高いほど複合工程の割当て優先度は高くなり、複合工程
を構成する素工程の数が多くなるほど複合工程の割当て
優先度は高くなり、複合工程の複合処理所要時間が長く
なるほど複合工程の割当て優先度は高くなる。
【0043】ステップ33では、全てのロットの次素工
程あるいは次複合工程の中で、最も高い割当て優先度を
もつ次素工程あるいは次複合工程を選択し、当該次素工
程あるいは次複合工程を構成する各素工程の処理を行う
ことができる同種・複数の装置の中で、最も早い時期に
該装置の装置線表に該次素工程あるいは該複合工程を構
成する各素工程を割当てることができる装置(勿論、該
装置が1台しかない場合はその装置自身)を選択し、該
装置の装置線表に該次素工程あるいは該複合工程を構成
する各素工程を順に割当てる。複合工程を装置線表に割
当てる場合、複合工程では、該複合工程に含まれる素工
程間に連続処理が設定されていることがあり、このとき
連続処理が設定されている素工程間に許容待ち時間が設
定されており、該許容待ち時間を越えないように前記連
続処理が設定されている素工程が装置線表に割当てられ
る。
【0044】図4は、装置線表の次素工程あるいは次複
合工程の割当ての様子を示した模式図である。図4にお
いて、41は装置E1の装置線表、42は装置E2の装
置線表、43は装置E3の装置線表、44及び45はぞ
れぞれ第1ロット及び第2ロットの生産工程、S1i(i
=1〜9)は第1ロットの生産工程を構成する素工程、
S2j(j=1〜9)は第2ロットの生産工程を構成する
素工程である。
【0045】各ロットの生産工程における素工程S1iあ
るいはS2jの横方向の長さは素工程の処理所要時間の大
きさを表している。装置線表41,42及び43の横軸
は時刻を表している。装置E1の装置線表41には、時
刻t11からt12の間に第1ロットの素工程S15が割当て
られ、時刻t13からt14の間に第2ロットの素工程S25
が割当てられている。装置E2の装置線表42には、時
刻t21からt22の間に第2ロットの素工程S26が割当て
られている。装置E3の装置線表43には時刻t31から
t32の間に第2ロットの素工程S27が割当てられてい
る。第2ロットの素工程S25,S26及びS27は複合工程
の1つとして設定されており、素工程S25,S26及びS
27間に許容待ち時間0がそれぞれ設定されているため
に、時刻t14とt21,t22とt31は一致するように割当
てられている。
【0046】ステップ34では、ステップ33で割当て
られた素工程あるいは複合素工程を有するロットが更に
割当て可能な次素工程あるいは次複合工程をもっている
か、否かが判定される。前記次素工程あるいは次複合工
程が存在しない場合はステップ37へ進み、前記次素工
程あるいは次複合工程が存在する場合は、ステップ35
へ進む。
【0047】ステップ35では、前記ステップ34にお
いて存在することが判明した次素工程あるいは次複合工
程を抽出し、ステップ36でその次素工程あるいは次複
合工程の割当て優先度を算出してステップ33へ進む。
ステップ37では、全てのスケジュール対象ロットの中
で、割当て可能な未割当ての次素工程あるいは次複合工
程が存在するか、否かが判定される。該次素工程あるい
は次複合工程が存在する場合はステップ33へ進み、該
次素工程あるいは次複合工程が存在しない場合は割当て
を終了する。
【0048】このように、本実施例の生産工程スケジュ
ーラでは、生産工程に含まれる1つの素工程あるいは連
続する複数の素工程からなり、該素工程の順序を保持し
た組を複合工程と定義し、設定することができると共
に、該複合工程の生産予定線表への割当て優先度を、該
複合工程を構成する素工程の数やこれらの全素工程の処
理所要時間の合計である複合処理所要時間に関係付けて
設定することができる。
【0049】このため、例えば、処理所要時間が長い1
つの素工程を複合工程と定義し、設定することにより、
該素工程の処理所要時間の長さに応じた、高い割当て優
先度に設定することが可能となる。
【0050】また、例えば、連続する複数の素工程で該
素工程間に連続処理が指定され、許容待ち時間が設定さ
れている場合、該複数の素工程を複合工程と定義し、設
定することにより、該複合工程を構成する素工程の数
や、複合処理所要時間に応じて、割当て優先度が高く設
定されるため、前記許容待ち時間を満たすように該複合
工程を生産予定線表に容易に割当てることができる。
【0051】以上の説明からわかるように、本実施例の
生産工程スケジューラによれば、生産工程に含まれる1
つの素工程あるいは連続する複数の素工程からなり、該
素工程の順序を保持した組を複合工程と定義、設定し、
該複合工程の生産予定線表への割当て優先度を、該複合
工程を構成する素工程の数やこれらの全素工程の処理所
要時間の合計である複合処理所要時間に関係付けて設定
することができるので、長い処理所要時間を要する素工
程や、連続処理が指定され、素工程間に許容待ち時間が
設定されている複数の素工程を複合工程として設定し、
該複合工程に含まれる素工程の割当て優先度を高く設定
することができる。
【0052】図5に本実施例の生産工程スケジューラの
効果を表す一例を示す。図5において、51及び52は
装置E1の装置線表、53及び54は装置E2の装置線
表、55及び56は装置E3の装置線表であり、Sxy
(x=1、2、3、4;y=l,m,n,p,q,r)
は素工程である。素工程S1l,S1m,S1n は第1ロッ
トの生産工程の一部をなす連続する素工程であり、連続
処理が指定され、各素工程間の許容待ち時間が0に設定
されており、S1l,S1m,S1n のそれぞれの素工程の
割当て優先度はS2p,S2q,S2r の割当て優先度より
低いものとする。
【0053】図5において、装置線表51,53,55
に示す素工程の割当ては、S1l,S1m,S1n を複合工
程に設定し、該複合工程の割当て優先度を素工程S2p,
S3q,S4r より高く設定した場合、つまり、S1l,S1
m,S1n を複合工程に設定しない場合は、それぞれの素
工程の割当て優先度は、S2p,S3q,S4r の割当て優
先度より低いが、複合工程に設定すると、該複合工程は
3つの素工程からなり、その複合処理所要時間は3つの
素工程の処理所要時間の合計となり、該複合工程の割当
て優先度は、素工程数3及び複合処理所要時間を基に算
出され、該複合工程の割当て優先度の方が素工程S2p,
S3q,S4r の割当て優先度より高く設定した場合であ
り、複合工程を構成する素工程が優先して割当てられて
いる。一方、装置線表52,54,56に示す割当て
は、S1l,S1m,S1n を複合工程として設定せず、従
って、各素工程の割当て優先度が、それぞれS2p,S3
q,S4r より低い場合で、S1l,S1m,S1n を複合工
程に設定した場合(装置線表51,53,55の場合)
に比べ割当てが後にずれていることがわかる。また、装
置線表52ではS2p とS1l の間に、装置線表54では
S3q とS1m の間に、空き時間が生じており、装置E1
及びE2の稼働率が低下する可能性があることを示して
いる。これらの空き時間が生じる原因は、素工程S1l,
S1m,S1n が連続処理指定されており、各素工程間の
許容待ち時間が0に設定されているために、S1l,S1m
の装置E1,E2の装置線表52,54への割当て時
刻が、S1nの装置E3の装置線表56への割当て時刻に
依存する(S1m の終了時刻がS1nの開始と一致し、S1
l の終了時刻がS1m の開始時刻と一致しなければなら
ない)ためである。
【0054】この例からも明らかなように、1つあるい
は複数の連続する素工程を複合工程に設定し、該複合工
程の割当て優先度を該複合工程を構成する素工程の数や
素工程の処理所要時間の合計(複合処理所要時間)に応
じて高くするという簡便な手段により、本発明の生産工
程スケジューラは、長い処理所要時間を要する素工程を
優先して割当て、この割当てに連続処理や許容待ち時間
といった制約条件が付加されている素工程を優先して割
当てる、といった有効な割当て方法を実施することがで
きるため、スケジュール対象の各ロットの生産工程を、
該生産工程の割当て優先度に従って生産予定線表に割当
てるという単純な処理により、生産スケジュールを高速
で効率よく作成することができ、かつ、長い処理所要時
間を要する素工程の割当てや、割当てに制約条件が付加
されている素工程の割当ての困難さのために、各ロット
の処理優先度や完成希望時期あるいは納期を守れないと
いった不都合が生じることなく、生産スケジュールを容
易に作成することができるという利点を有している。
【0055】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更し得
ることはいうまでもない。
【0056】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の生産工
程スケジューラによれば、1つあるいは複数の連続する
素工程を複合工程に設定し、該複合工程の生産予定線表
への割当て優先度を、当該複合工程を構成する素工程の
数に関係付け、あるいは複合処理所要時間に関係付け、
該素工程の数に関係付け、あるいは複合処理所要時間が
増加するにつれて複合工程の割当て優先度が高くなるよ
うに設定し、前記複合工程の割当て優先度に従って、前
記複合工程を構成するすべての素工程を生産予定線表に
割当てる。つまり、長い処理所要時間を要する素工程
や、連続処理が指定され、素工程間に許容待ち時間が設
定されている複数の素工程を複合工程として設定するこ
とにより、該複合工程に含まれる素工程の割当て優先度
を高く設定することができるので、複数の素工程からな
る生産工程により製造される製品の各ロットの生産スケ
ジュールを、生産効率が良く、生産計画に合致させて作
成することができる。
【0057】また、1つあるいは複数の連続する素工程
を複合工程に設定し、該複合工程の割当て優先度を該複
合工程を構成する素工程の数、及び素工程の処理所要時
間の合計(複合処理所要時間)に応じて高くするという
簡便な手段により、長い処理所要時間を要する素工程を
優先して割当てたり、割当てに連続処理や許容待ち時間
といった制約条件が付加されている素工程を優先して割
当てることができるので、スケジュール対象の各ロット
の生産工程を、該生産工程の割当て優先度に従って生産
予定線表に割当てるという単純な処理により、生産スケ
ジュールを高速で効率よく作成することができ、かつ、
長い処理所要時間を要する素工程の割当てや、割当てに
制約条件が付加されている素工程の割当ての困難さのた
めに、各ロットの処理優先度や完成希望時期あるいは納
期を守れないといった不都合が生じることなく、生産ス
ケジュールを容易に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の生産工程スケジューラの一実施例の
機能構成を示すブロック構成図、
【図2】 本発明の生産工程スケジューラの一実施例の
ハードウエア構成を示すブロック構成図、
【図3】 本実施例の生産工程スケジューラにおける生
産工程の装置線表への割当て手順を説明するためのフロ
ーチャート、
【図4】 本実施例の生産工程スケジューラにおける生
産工程の装置線表への割当ての様子を示した模式図、
【図5】 本実施例の生産工程スケジューラの効果を説
明するための一例を示した模式図、
【図6】 従来の生産工程スケジューラの機能構成を示
すブロック構成図、
【図7】 従来の生産工程スケジューラにおける生産工
程の装置線表への割当て手順を説明するためのフローチ
ャート、
【図8】 従来の生産工程スケジューラの実施例におけ
る生産工程の装置線表への割当ての様子を示した模式
図。
【符号の説明】
1…スケジュール条件入力部、2…スケジューリング起
動部、3…スケジュール情報管理部、4…スケジューリ
ング部、5…生産スケジュール出力部、6…生産スケジ
ュール表示部、7…複合工程設定部、21…電子計算
機、22…ハードディスク、23…ディスプレイ、24
…プリンタ、25…キーボード、26…マウス、41…
装置E1の装置線表、42…装置E2の装置線表、43
…装置E3の装置線表、44…第1ロットの生産工程、
45…第2ロットの生産工程、51,52…装置E1の
装置線表、53,54…装置E2の装置線表、55,5
6…装置E3の装置線表。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の素工程からなる生産工程により製
    造される製品のロット毎の生産工程を、該生産工程の割
    当て優先度に従って生産予定線表に割当てることによっ
    て生産スケジュールを作成する生産工程スケジューラに
    おいて、生産工程の一部として含まれる1つの素工程あ
    るいは連続する複数の素工程からなり、該素工程間の順
    序を保持した組を複合工程と定義し、生産スケジュール
    作成時の各ロットの生産工程の生産予定線表への割当て
    における複合工程の割当て優先度を、前記複合工程を構
    成する素工程の数に関係付け、該素工程の数が増加する
    につれて前記割当て優先度が高くなるように設定する手
    段を備えることを特徴とする生産工程スケジューラ。
  2. 【請求項2】 複数の素工程からなる生産工程により製
    造される製品のロット毎の生産工程を、該生産工程の割
    当て優先度に従って生産予定線表に割当てることによっ
    て生産スケジュールを作成する生産工程スケジューラに
    おいて、生産工程の一部として含まれる1つの素工程あ
    るいは連続する複数の素工程からなり、該素工程間の順
    序を保持した組を複合工程と定義し、生産スケジュール
    作成時の各ロットの生産工程の生産予定線表への割当て
    における複合工程の割当て優先度を、前記複合工程を構
    成する全ての素工程の処理所要時間の合計(以下、複合
    処理所要時間という)に関係付け、該複合処理所要時間
    が増加するにつれて当該割当て優先度が高くなるように
    設定する手段を備えることを特徴とする生産工程スケジ
    ューラ。
  3. 【請求項3】 複数の素工程からなる生産工程により製
    造される製品のロット毎の生産工程を、該生産工程の割
    当て優先度に従って生産予定線表に割当てることによっ
    て生産スケジュールを作成する生産工程スケジューラに
    おいて、生産工程の一部として含まれる1つの素工程あ
    るいは連続する複数の素工程からなり、該素工程間の順
    序を保持した組を複合工程と定義し、生産スケジュール
    作成時の各ロットの生産工程の生産予定線表への割当て
    における複合工程の割当て優先度を、該複合工程を構成
    する素工程の数及び当該複合工程の複合処理所要時間に
    関係付け、当該素工程の数や複合処理所要時間が増加す
    るにつれて該複合工程の割当て優先度が高くなるように
    設定する手段を備えることを特徴とする生産工程スケジ
    ューラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008225809A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Secom Co Ltd 日程作成装置
JPWO2015019500A1 (ja) * 2013-08-09 2017-03-02 富士機械製造株式会社 複数の生産ラインを有する電子部品装着システムの管理方法及び管理装置

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