JPH05324416A - システムエラーヒストリー退避方式 - Google Patents

システムエラーヒストリー退避方式

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JPH05324416A
JPH05324416A JP4134019A JP13401992A JPH05324416A JP H05324416 A JPH05324416 A JP H05324416A JP 4134019 A JP4134019 A JP 4134019A JP 13401992 A JP13401992 A JP 13401992A JP H05324416 A JPH05324416 A JP H05324416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
system error
time
error information
error
watchdog timer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4134019A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Fukui
栄一 福井
Toshiro Mise
敏朗 三瀬
Kazuo Okada
一穂 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP4134019A priority Critical patent/JPH05324416A/ja
Publication of JPH05324416A publication Critical patent/JPH05324416A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数のタスクを1つの中央演算処理装置により
時分割的に実行し、外部の事象に対して実時間で処理を
行うリアルタイム・マルチタスクシステムにおいて、シ
ステムエラーが発生したときのシステム状態を退避して
おき、後で要求に従って読み出せるようなシステムエラ
ーヒストリー退避方式を提供する。 【構成】システムエラーの発生時にシステムを再起動す
るためのウォッチドッグタイマ回路部5と、この再起動
の前にシステムエラー情報を退避させておくバックアッ
プメモリ部2と、退避されたシステムエラー情報を表示
するエラー情報表示部3と、この表示を行うか否かを選
択するスイッチ部1とを備える。 【効果】システム管理者がメンテナンス時にシステムエ
ラーを解析でき、しかもユーザーはシステムエラーに煩
わされることなく、システムを使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、システムエラーヒスト
リー退避方式に関するものであり、リアルタイム・マル
チタスクシステムにおいて外部の事象の発生するタイミ
ングや、プログラムの欠陥によって発生したシステムエ
ラーの履歴を退避しておいて、退避した内容を後で読み
取って解析するために利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】図4はリアルタイム・マルチタスクシス
テムの状態遷移図である。リアルタイム・マルチタスク
システムは、複数のタスクに時分割で実行時間を割り当
てて、この間、一つのタスクがCPUを独占している。
停止状態にあるタスクに起動がかかると、実行可能状態
となる。実行可能状態のタスクは、時分割でディスパッ
チされて実行状態となり、タスクはCPUを独占する。
実行中のタスク内部で、外部の入出力装置への入出力要
求処理が起こると、そのタスクは入出力完了待ち状態と
なり、この間にモニタは実行可能状態にある他のタスク
の中から、次に実行するタスクを選択して、その処理を
行う。このように、リアルタイム・マルチタスクシステ
ムにおいては、複数のタスクが複雑に絡み合って動作し
ているため、外部の事象の発生するタイミングや、プロ
グラムの欠陥によってシステムエラーが発生した場合、
システムダウンを防ぐために、通常、ウォッチドッグタ
イマリセットによってもう一度システムを立ち上げ直し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】リアルタイム・マルチ
タスクシステムにおいて、外部の事象の発生するタイミ
ングや、プログラムの欠陥によって発生したシステムエ
ラーに対して、従来のように、ウォッチドッグタイマリ
セットを用いた再起動をかけると、システムエラーが起
こったかどうかが不明となるばかりでなく、システムエ
ラー発生時の状態が残らない為、後にシステムエラーの
原因を解析することが非常に困難である上、同じ現象を
再現することも容易でない場合が多い。
【0004】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、システムエラーが
発生したときのシステム状態を退避しておき、後で要求
に従って読み出すことを可能としたシステムエラーヒス
トリー退避方式を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のシステムエラー
ヒストリー退避方式にあっては、上記の課題を解決する
ために、複数のタスクを1つの中央演算処理装置により
時分割的に実行し、外部の事象に対して実時間で処理を
行うリアルタイム・マルチタスクシステムにおいて、図
1に示すように、システムエラーの発生時にシステムを
再起動するためのウォッチドッグタイマ回路部5と、ウ
ォッチドッグタイマ回路部5によるシステムの再起動前
にシステムエラー情報を退避させておくためのバックア
ップメモリ部2と、バックアップメモリ部2に退避され
たシステムエラー情報を表示するためのエラー情報表示
部3と、システムエラー情報の表示を行うか否かを選択
するためのスイッチ部1とを備えることを特徴とするも
のである。
【0006】
【作用】本発明のシステムエラーヒストリー退避方式で
は、システムエラーが発生すると、ウォッチドッグタイ
マ回路部5によりウォッチドッグタイマリセットがかか
り、システムが再起動されるので、動作不能状態に陥る
ことを防止できる。また、ウォッチドッグタイマリセッ
トによるシステムの再起動前にバックアップメモリ部2
にエラー情報を書き込んでおいて、スイッチ部1により
システムエラー情報の表示を行うモードが選択された場
合には、バックアップメモリ部2に退避されたシステム
エラー情報をエラー情報表示部3に表示させる。したが
って、システム管理者が過去のシステムエラーヒストリ
ーをもとにメンテナンスを行いたい場合には、スイッチ
部1の設定によって、システムエラー情報の表示を行う
モードを選択すれば良く、また、通常のユーザーはシス
テムエラー情報について関知する必要はないので、シス
テムエラー情報の表示を行わないモードを選択しておけ
ば、エラー情報の表示に煩わされることなく、安心して
システムを使用できるものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図を用いて説明す
る。図1は本発明のシステムエラーヒストリー退避方式
の構成を機能的にブロック化して示しており、図中、太
線の枠で示した部分はハードウェアで構成されており、
その他の枠で示した部分はソフトウェアで構成されてい
る。まず、ハードウェアとしては、通常モードの運転で
あるかメンテナンスモードの運転であるかを設定するた
めのスイッチ部1と、エラー情報を書き込むためのバッ
クアップメモリ部2と、メンテナンスモードの運転時に
システムエラー情報を表示するためのエラー情報表示部
3と、リセット種別を判別するためのフリップフロップ
回路部4と、システムエラーの発生時にシステムをリセ
ットするためのウォッチドッグタイマ回路部5と、電源
投入時やリセットボタン押下時にシステムをリセットす
るパワーオンリセット回路部6を備えている。また、ソ
フトウェアとしては、ウォッチドッグタイマ回路部5に
リセット要求を発行するウォッチドッグタイマ管理タス
ク7と、リセット要求の発生時にそのリセットの種別に
従ってエラー情報の書き込み/読み込みを行うと共に、
スイッチ部1の設定状態に従ってエラー情報の表示を行
うイニシャル処理プログラム8とを備えている。なお、
添付図面において、ウォッチドッグタイマをWDTと略
記している。
【0008】図2は、フリップフロップ回路部4の構成
を示している。この回路は、一般にRS−フリップフロ
ップと呼ばれる回路であり、セット入力Sとリセット入
力Rを備えており、これらの状態に応じて出力Qが表1
に示すように変化する。まず、セット入力Sのみが1の
ときは必ずQ=1となり、リセット入力Rのみが1のと
きは必ずQ=0となる。このQ=1の状態をセット状
態、Q=0の状態をリセット状態という。尚、セット入
力Sとリセット入力Rが共に0のときには直前の状態を
保持し続ける。
【0009】
【表1】
【0010】システムが正常に稼働している場合、各タ
スクは一定周期で自タスクが正常稼働している旨をウォ
ッチドッグタイマ管理タスク7に通知している。システ
ムエラー発生時には、その原因となったタスク9から正
常稼働の通知が来なくなるため、結果として、異常状態
に陥ったことが通知され、ウォッチドッグタイマ管理タ
スク7はシステムエラーが発生したことを認識し、ウォ
ッチドッグタイマ回路部5のリセット要求用ポートにリ
セット要求を出力する。これにより、ウォッチドッグタ
イマ回路部5は、フリップフロップ回路部4にリセット
信号(R=1)を入力する。同様にパワーオンリセット
時には、パワーオンリセット回路部6は、フリップフロ
ップ回路部4にセット信号(S=1)を入力する。フリ
ップフロップ回路部4の出力信号Qによって、イニシャ
ル処理プログラム8はウォッチドッグタイマ回路部5か
らのリセット要求によるリセットであるか、パワーオン
リセットであるかを判断する。以後のシステムエラー退
避処理の手順を図3に示す。
【0011】図3に示すように、システムエラーが発生
すると、ウォッチドッグタイマ管理タスク7が起動され
て、ウォッチドッグタイマ回路部5にリセット要求を発
行し、ウォッチドッグタイマリセットがかかる。イニシ
ャル処理プログラム8は、フリップフロップ回路部4か
らの出力信号Qによりリセット種別がウォッチドッグタ
イマリセットであるか否かを判定する。ウォッチドッグ
タイマリセットであると判定されたときには、バックア
ップメモリ部2にエラー情報を書き込んでから、システ
ムをリセットする。リセットした後、バックアップメモ
リ部2に書き込まれた情報は保護され、次にメンテナン
スモードで運転されるまで、エラーヒストリーは保存さ
れる。
【0012】一方、電源投入あるいはリセットスイッチ
の押下によりパワーオンリセットがかかったときには、
イニシャル処理プログラム8はフリップフロップ回路部
4からの出力信号Qによりリセット種別がウォッチドッ
グタイマリセットではないと判定し、スイッチ部1から
通常運転モードか、メンテナンス運転モードかを読み込
む。そして、メンテナンス運転モード時にはバックアッ
プメモリ部2からエラーヒストリー情報を読み込み、エ
ラー情報表示部3へエラーヒストリー情報を表示し、バ
ックアップメモリ部2をクリアする。また、メンテナン
ス運転モードでない通常運転モードのときには、通常の
システム立ち上げを行う。以上のようにイニシャル処理
プログラム8は、システムエラー発生時にはその内容を
バックアップメモリ部2に退避し、保存されたシステム
エラーヒストリーは、スイッチ部1の設定により、後に
エラー情報表示部3に表示して読み取ることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明のシステムエラーヒストリー退避
方式では、リアルタイム・マルチタスクシステムにおけ
るウォッチドッグタイマによる再起動時に、システムエ
ラーの履歴を退避しておくことができ、その退避させた
システムエラーの情報をスイッチ部の設定により後で読
み出すことができるため、システム管理者がメンテナン
ス時にシステムエラーの解析を行うことができ、しかも
ユーザーはシステムエラーに煩わされることなく、シス
テムを使用することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムエラーヒストリー退避方式の
機能的なブロック図である。
【図2】本発明に用いるフリップフロップ回路部の動作
説明図である。
【図3】本発明によるシステムエラー退避処理手順を示
すフローチャートである。
【図4】従来のリアルタイム・マルチタスクシステムの
状態遷移図である。
【符号の説明】
1 スイッチ部 2 バックアップメモリ部 3 エラー情報表示部 4 フリップフロップ回路部 5 ウォッチドッグタイマ回路部 6 パワーオンリセット回路部 7 ウォッチドッグタイマ管理タスク 8 イニシャル処理プログラム 9 エラー発生タスク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のタスクを1つの中央演算処理装
    置により時分割的に実行し、外部の事象に対して実時間
    で処理を行うリアルタイム・マルチタスクシステムにお
    いて、システムエラーの発生時にシステムを再起動する
    ためのウォッチドッグタイマ回路部と、ウォッチドッグ
    タイマ回路部によるシステムの再起動前にシステムエラ
    ー情報を退避させておくためのバックアップメモリ部
    と、バックアップメモリ部に退避されたシステムエラー
    情報を表示するためのエラー情報表示部と、システムエ
    ラー情報の表示を行うか否かを選択するためのスイッチ
    部とを備えることを特徴とするシステムエラーヒストリ
    ー退避方式。
JP4134019A 1992-05-26 1992-05-26 システムエラーヒストリー退避方式 Pending JPH05324416A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4134019A JPH05324416A (ja) 1992-05-26 1992-05-26 システムエラーヒストリー退避方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4134019A JPH05324416A (ja) 1992-05-26 1992-05-26 システムエラーヒストリー退避方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05324416A true JPH05324416A (ja) 1993-12-07

Family

ID=15118480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4134019A Pending JPH05324416A (ja) 1992-05-26 1992-05-26 システムエラーヒストリー退避方式

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JP (1) JPH05324416A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011177390A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 Sophia Co Ltd 遊技機
CN109062718A (zh) * 2018-07-12 2018-12-21 联想(北京)有限公司 一种服务器及数据处理方法

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