JPH064364A - Cpu動作記録方式 - Google Patents

Cpu動作記録方式

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Publication number
JPH064364A
JPH064364A JP4161499A JP16149992A JPH064364A JP H064364 A JPH064364 A JP H064364A JP 4161499 A JP4161499 A JP 4161499A JP 16149992 A JP16149992 A JP 16149992A JP H064364 A JPH064364 A JP H064364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
task
state
recording
cpu
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP4161499A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuharu Fujishima
康晴 藤島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP4161499A priority Critical patent/JPH064364A/ja
Publication of JPH064364A publication Critical patent/JPH064364A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】1つのCPUで複数のタスクA、B、Cを時分
割的に実行し複数の事象に対して実時間で処理を行うリ
アルタイム・マルチタスクシステムにおいて、システム
エラーの発生原因を解析するために、システムエラー発
生時のタスクの状態とCPU動作の履歴を保存できるC
PU動作記録方式を提供する。 【構成】各タスクA、B、Cよりも優先的に動作して各
タスクA、B、Cの状態変化を記録するためのCPU動
作記録タスク1を設けた。 【効果】外部の予期せぬ事象やプログラムの欠陥によっ
てシステム全体が動作不能に陥るシステムエラーが発生
しても、それまでのCPU動作が記録されていることに
より、システムエラーの原因を容易に解析できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つのCPUで複数の
タスクを時分割的に実行し複数の事象に対して実時間で
処理を行うリアルタイム・マルチタスクシステムにおけ
るCPU動作記録方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、1つのCPUで複数のタスクを時
分割的に実行するマルチタスクシステムでは、時分割さ
れた時間内では1つのタスクがCPUを独占している。
図9はリアルタイム・マルチタスクシステムの概略構成
図である。このシステムは、複数のタスクA、B、C
と、各タスクの切替、起動、終了を行うカーネルKとで
構成されている。各タスクの状態は図10に示すように
必ずしも実行状態にあるわけではなく、入力待ちといっ
た待ち状態(CPUが何もせず待っている状態)になっ
ている場合もある。この待ち状態になったときに、他の
タスクの処理を行おうとするのがリアルタイム・マルチ
タスクシステムである。
【0003】図11は一般的なリアルタイム・マルチタ
スクシステムのCPU状態遷移図を一例として示してい
る。このシステムでは、タスクA、B、Cの優先順位が
決めてあり、タスクAの優先順位が最も高く、タスクC
の優先順位が最も低い。図中の時間t1において、タス
クA、B、Cに同時に処理要求が起きた場合、優先順位
によりタスクAが起動する。次に、時間t2でタスクA
に入出力命令があり、入出力結果待ち状態となり、タス
クBが起動する。タスクBが時間t3で終了すると、タ
スクCが起動する。時間t4でタスクAの入出力命令が
終了すると、タスクCからタスクAに切り替わる。時間
t5でタスクAが終了すると、タスクCに切り替わり、
時間t6でタスクCが終了する。以上のような各タスク
A、B、Cの切替、起動、終了はカーネルKにより制御
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般にリアルタイム・
マルチタスクシステムにおいては、複数のタスクが複雑
に絡み合って動作している。このようなシステムにおい
て、外部の予期せぬ事象やプログラムの欠陥によってシ
ステム全体が動作不能に陥るシステムエラーが発生した
場合、タスクの状態やCPU動作は記録されることはな
く再起動される。このため、システム保守者が同じシス
テムエラーが発生しないようにシステムエラーの原因を
解析する際には、システムエラーが発生した時と同じ環
境を整える必要があり、システムの保守に多くの時間を
要するという問題があった。
【0005】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、リアルタイム・
マルチタスクシステムにおいて、システムエラーの発生
原因を解析するために、システムエラー発生時のタスク
の状態とCPU動作の履歴を保存できるCPU動作記録
方式を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のCPU動作記録
方式は、上記の課題を解決するために、図1に示すよう
に、1つのCPUで複数のタスクA、B、Cを時分割的
に実行し、複数の事象に対して実時間で処理を行うリア
ルタイム・マルチタスクシステムにおいて、各タスク
A、B、Cよりも優先的に動作して各タスクA、B、C
の状態変化を記録するためのCPU動作記録タスク1を
有することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明のシステムでは、CPU動作記録タスク
1が各タスクA、B、Cよりも優先的に動作して各タス
クA、B、Cの状態変化を記録しておくものであるか
ら、外部の予期せぬ事象やプログラムの欠陥によってシ
ステム全体が動作不能に陥るシステムエラーが発生して
も、それまでのCPU動作が記録されていることによ
り、システムエラーの原因を容易に解析できるものであ
る。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例の全体構成図であ
る。このシステムは、複数のタスクA、B、Cと、各タ
スクA、B、Cの切替、起動、終了を行うカーネルKを
有するリアルタイム・マルチタスクシステムにおいて、
CPU動作記録タスク1と記録動作許可タスク2、CP
U動作解析タスク3、記録手段4及びシステムエラー検
出部5を付加したものである。各タスクA、B、Cは、
起動時、待ち状態に入る時、待ち状態から復帰する時、
終了時に、各タスクがどのような状態変化をしたかを示
すメッセージをCPU動作記録タスク1へ送信する。C
PU動作記録タスク1は、各タスクA、B、Cよりも優
先的に動作し、図4に示すように、各タスクA、B、C
からのメッセージを受け取り、各タスクの状態とCPU
動作の履歴を記録手段4に記録するものである。記録動
作許可タスク2は、記録手段4に書き込み許可を与える
ためのタスクである。CPU動作解析タスク3は、シス
テムエラー発生時のタスクの状態とCPU動作の記録を
システム管理者に知らせるためのタスクである。記録手
段4は、書き込み保護(ライトプロテクト)機能を持つ
メモリーであり、書き込み許可時にのみ書き込み可能と
なり、書き込み禁止時には書き込み不能となるように構
成されている。システムエラー検出部5は、システムエ
ラーを検出し、システムを再起動させるものである。シ
ステムを再起動した後、記録手段4は書き込み保護(ラ
イトプロテクト)の状態となり、タスクの状態とCPU
動作の履歴の記録は保存される。
【0009】ここで、カーネルKによる各タスクの切
替、起動、終了の様子を図2に示し説明する。図中、実
行状態とは、実際にタスクがCPUにより処理されてい
る状態(RUN)である。また、実行可能状態とは、実
行可能ではあるが他のタスク等が実行状態にあり、実行
待ちをしている状態(READY)である。待ち状態と
は、入出力待ちや資源要求などにより、CPUを動作さ
せることができない状態(WAIT)である。各タスク
が動作するのは実行状態のときだけである。各タスクが
そのタスクのレベルで認識できる状態変化は、実行状態
への変化(タスク生成から実行状態への変化、待ち状態
から実行状態への変化)、実行状態から変化(実行状態
から待ち状態への変化、実行状態からタスク終了への変
化)である。タスクA、B、CとCPU動作記録タスク
1は、その優先順位に基づいてカーネルKにより時分割
的に実行状態とされる。その様子を図3に示す。
【0010】各タスクA、B、Cは、図3に示すよう
に、起動時(タスク生成から実行状態への変化)、待ち
状態に入る時(実行状態から待ち状態への変化)、待ち
状態から復帰する時(待ち状態から実行状態への変
化)、終了時(実行状態からタスク終了への変化)に、
CPU動作記録タスク1へ各タスクA、B、Cがどのよ
うな状態変化を行ったかを示すメッセージを送信する。
【0011】図3の例において、タスクB、Cは入出力
処理を伴わないタスクであり、その処理の流れは図5の
ようになり、タスクが起動されると、タスクが起動した
ことをCPU動作記録タスクに通知し、そのタスクの処
理を行う。そして、タスクの処理を終了したときには、
タスクが終了したことをCPU動作記録タスクに通知し
て、終了する。また、タスクAは入出力処理を伴うタス
クであり、その処理の流れは図6のようになり、タスク
が起動されると、タスクが起動したことをCPU動作記
録タスクに通知し、そのタスクの処理を開始する。次
に、入出力命令を実行するときには、入出力命令が始ま
ることをCPU動作記録タスクに通知し、入出力命令を
実行し、入出力命令が終わったことをCPU動作記録タ
スクに通知する。そして、タスクの処理を終了したとき
には、タスクが終了したことをCPU動作記録タスクに
通知して、終了する。
【0012】図7は、記録手段4に記録されたタスクの
状態とCPU動作の記録を例示している。この例では、
図3の時間t6の直後の状態を示しており、大文字A、
B、Cはタスク名を表しており、小文字のsは起動(タ
スク生成から実行状態への変化)、wは実行状態から待
ち状態への変化、rは待ち状態から実行状態への変化、
eは終了(実行状態からタスク終了への変化)を表して
いる。図3と図7の関係を順に説明すると、まず、時間
t1において、タスクA、B、Cに同時に処理要求が起
きた場合、優先順位によりタスクAが起動する。このと
き、図6のプログラムに従って、AsのメッセージがC
PU動作記録タスクに送信されて、記録手段に記録され
る。次に、時間t2でタスクAが入出力命令を実行する
ときには、図6のプログラムに従って、Awのメッセー
ジがCPU動作記録タスクに送信されて、記録手段に記
録され、入出力結果待ち状態となり、タスクBが起動す
る。このとき、図5のプログラムに従って、Bsのメッ
セージがCPU動作記録タスクに送信されて、記録手段
に記録される。タスクBが時間t3で終了するときに
は、図5のプログラムに従って、BeのメッセージがC
PU動作記録タスクに送信されて、記録手段に記録さ
れ、タスクBが終了し、次の優先順位のタスクCが起動
する。このとき、図5のプログラムに従って、Csのメ
ッセージがCPU動作記録タスクに送信されて、記録手
段に記録される。時間t4でタスクAの入出力命令が終
了すると、タスクCからタスクAに切り替わる。このと
き、図6のプログラムに従って、ArのメッセージがC
PU動作記録タスクに送信されて、記録手段に記録され
る。次に、時間t5でタスクAが終了するときには、図
6のプログラムに従って、AeのメッセージがCPU動
作記録タスクに送信されて、記録手段に記録され、タス
クAが終了し、タスクCに切り替わる。時間t6でタス
クCが終了するときには、図5のプログラムに従って、
CeのメッセージがCPU動作記録タスクに送信され
て、記録手段に記録され、タスクCが終了する。この時
間t6の直後では、各タスクA、B、Cは終了している
ので、タスクの状態はAe、Be、Ceと記録されてい
る。
【0013】図8は本発明における記録手段4の状態変
化図である。図示されたように、記録手段4は、システ
ム起動時と再起動時に書き込み禁止状態とされ、記録動
作許可タスク2により書き込み許可が与えられると、書
き込み許可状態となり、通常動作時には書き込み許可状
態となっている。その後、システムにリセットがかか
り、再起動されると、記録手段4は書き込み禁止の状態
となり、システム管理者が操作するまでタスクの状態と
CPU動作の履歴の記録は保存される。システム管理者
は、CPU動作解析タスク3により、記録手段4に記録
された図7に例示したようなデータを読み出すことによ
り、システムエラー発生時のタスクの状態とCPU動作
の記録を知ることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、1つのCPUで複数のタスク
を時分割的に実行し、複数の事象に対して実時間で処理
を行うリアルタイム・マルチタスクシステムにおいて、
各タスクよりも優先的に動作して各タスクの状態変化を
記録するためのCPU動作記録タスクを有するものであ
るから、システム管理者がシステムエラーの原因を究明
するために、システムエラーの発生直前までのCPU動
作を知ることができ、これにより、どのような状態でシ
ステムエラーが発生したかを解析し、システムエラーの
原因を容易に知ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明におけるカーネルの機能を示す説明図で
ある。
【図3】本発明のリアルタイム・マルチタスクシステム
のCPU状態遷移図である。
【図4】本発明におけるCPU動作記録タスクのフロー
チャートである。
【図5】本発明における第1のタスクのフローチャート
である。
【図6】本発明における第2のタスクのフローチャート
である。
【図7】本発明における記録手段の記録内容を例示する
説明図である。
【図8】本発明における記録手段の状態遷移図である。
【図9】従来のリアルタイム・マルチタスクシステムの
概略構成図である。
【図10】従来のマルチタスクシステムにおける一般的
な状態遷移図である。
【図11】従来のリアルタイム・マルチタスクシステム
のCPU状態遷移図である。
【符号の説明】
1 CPU動作記録タスク 2 記録動作許可タスク 3 CPU動作解析タスク 4 記録手段 5 システムエラー検出部 A,B,C タスク K カーネル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのCPUで複数のタスクを時分割
    的に実行し、複数の事象に対して実時間で処理を行うリ
    アルタイム・マルチタスクシステムにおいて、各タスク
    よりも優先的に動作して各タスクの状態変化を記録する
    ためのCPU動作記録タスクを有することを特徴とする
    CPU動作記録方式。
JP4161499A 1992-06-19 1992-06-19 Cpu動作記録方式 Pending JPH064364A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4161499A JPH064364A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 Cpu動作記録方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4161499A JPH064364A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 Cpu動作記録方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH064364A true JPH064364A (ja) 1994-01-14

Family

ID=15736234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4161499A Pending JPH064364A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 Cpu動作記録方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH064364A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH112160A (ja) * 1997-06-12 1999-01-06 Nissan Motor Co Ltd エンジンの燃料供給装置
DE102009046642A1 (de) 2008-11-20 2010-05-27 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Schwerlast-Luftreifen
JP2012079356A (ja) * 2012-01-26 2012-04-19 Hitachi Ltd 計算機システムとその稼働情報管理方法
WO2013001607A1 (ja) * 2011-06-28 2013-01-03 富士通株式会社 情報処理装置、管理プログラムおよび管理方法
US8979123B1 (en) 2013-12-03 2015-03-17 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Utility vehicle

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