JPH0532394B2 - - Google Patents

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JPH0532394B2
JPH0532394B2 JP57205307A JP20530782A JPH0532394B2 JP H0532394 B2 JPH0532394 B2 JP H0532394B2 JP 57205307 A JP57205307 A JP 57205307A JP 20530782 A JP20530782 A JP 20530782A JP H0532394 B2 JPH0532394 B2 JP H0532394B2
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JP
Japan
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radioactive
iodospiroperidol
represented
general formula
Prior art date
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JP57205307A
Other languages
English (en)
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JPS5995288A (ja
Inventor
Iwao Nakatsuka
Hiroshi Shimizu
Akira Yoshitake
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5995288A publication Critical patent/JPS5995288A/ja
Publication of JPH0532394B2 publication Critical patent/JPH0532394B2/ja
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  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式() (式中、Rは式 で示される基を表わし、Xは放射性のヨウ素原子
を表わす。) で表わされる新規な放射性2′−ヨードスピロペリ
ドールおよびその製造方法に関する。
本発明の化合物()は文献未載の新規化合物
であり、ドーパミン受容体に対して高い親和性を
有しており、ドーパミン受容体の核医学診断薬と
して、また放射性医薬品として極めて有用なもの
である。
近年、脳の病的状態(たとえばパーキンソン病
や精神分裂病等)においてドーパミン受容体の量
が正常人に比べて変化することが見出され、ドー
パミン受容体と諸種の脳の疾患との関係が医学、
薬学の分野において注目されてきている。このよ
うな状況を背景としてドーパミン受容体を標的と
する核医学診断薬、放射性医薬品の出現が強く望
まれている。
本発明者らは、放射性のヨウ素を分子内に持つ
ドーパミン受容体指向性診断薬、放射性医薬品を
目標に研究を行ない、前記一般式()で表わさ
れる新規なヨード化合物がドーパミン受容体に対
して高い親和性を有し、特異的にそれと結合する
ことを見出した。また、本発明化合物()は、
文献既知のヨード化合物であるP−ヨードスピロ
ペリドール(J.Nuclear Medicine、23(5)、100、
(1982))に比べてドーパミン受容体に対して遥か
に高い親和性を有し、ドーパミン受容体指向性の
放射性診断薬、放射性医薬品として大変優れた性
質を有する。
従つて本発明化合物()を用いればヒト又は
動物の脳およびその他の臓器、組織のドーパミン
受容体の存在に非侵襲的に検出できるばかりか、
受容体の量の変化を動的に測定することも可能と
なり、脳の疾患等の核医学診断及び治療に大変有
用である。また乳癌等の癌とドーパミン受容体と
の関連性からこの方面への応用においても有用で
ある。
以下に本発明化合物の製造法について説明す
る。
前記一般式()で表わされる本発明化合物
は、放射性ヨウ素化合物の一般的合成法により製
造できるが、たとえば以下に示す方法Aあるいは
方法Bに従つて製造することができる。
〔方法A〕
一般式() (式中、Rは前記のとおりである。) で表わされるアミノ化合物を、適当な溶媒中、例
えばテトラヒドロフラン、ジオキサンまたはアセ
トニトリル等の溶媒を用い、希硫酸または希塩酸
等の酸の存在下、亜硝酸アルカリ金属塩と反応さ
せ、一般式() (式中、Rは前記のとおりであり、Z−はハロゲ
ンイオンまたは式HSO4−で示される陰イオンを
表わす。) で表わされるジアゾニウム塩を形成させる。
次いで化合物()を放射性ヨウ素金属塩と反
応させることにより前記一般式()の本発明化
合物を得る。本反応は−5〜30℃の範囲で実施さ
れる。
得られた化合物()は、薄層クロマトグラフ
イー(TLC)または高速液体クロマトグラフイ
ー(HPLC)等の一般的方法により精製すること
ができる。
〔方法B〕
一般式() (式中、Rは前記のとおりであり、Yはハロゲン
原子を表わす。) で表わされるハロゲン化合物を適当な溶媒中、例
えばアセトニトリル、ジメチルホルムアミド、エ
チレングリコール、エチレングリコールのエーテ
ル誘導体、ジエチレングリコールのエーテル誘導
体または水等の溶媒を用い、50〜180℃の反応温
度で放射性ヨウ素金属塩と交換反応を行なう。得
られた化合物()とTLCまたはHPLC等の一
般的方法により精製することができる。
本発明において放射性のヨウ素原子としては、
例えばI−123、I−125、I−131、I−132など
が例示され、好ましくはI−123である。放射性
ヨウ素金属塩とは上記放射性ヨウ素の金属塩を意
味し、その化学形は放射性I−イオンを与えるも
のであればよいが、好ましくは例えばヨウ化ナト
リウム、ヨウ化カリウム、ヨウ化リチウムのよう
なアルカリ金属塩である。一般式()における
ハロゲンイオンとしては、例えば塩素、臭素、ヨ
ウ素等の陰イオンが例示され、一般的()にお
けるハロゲン原子としては、例えばフツ素原子、
塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を例示すること
ができる。
本発明により得られる放射性2′−ヨードスピロ
ペリドール()を患者に静脈注射し、経時的に
シンチグラムをとり、もしくはプローブ法で放射
能を測定し、当該化合物()の特定器官への取
り込みを測定することにより、病巣の部位範囲お
よび疾患の程度を簡便かつ適確に診断することが
可能である。
また、本発明に関わる放射性2′−ヨードスピロ
ペリドールは脳の疾患および乳癌等の診断に有用
であるが、その他ドーパミン受容体の変化に由来
する各種疾患の診断および治療にも有用である。
以下に実施例をあげて本発明をさらに具体的に
説明する。
参考例 8−〔4−(4−フルオロ−2−ヨードフエニ
ル)−4−オキソブチル〕−1−フエニル1,
3,8−トリアザスピロ〔4,5〕デカン−4
−オン−(2′−ヨードスピロペリドール)の製
造 2−アミノスピロペリドール(410mg)を2N−
塩酸およびアセトニトリルに懸濁し、氷冷下、亜
硝酸ナトリウム(95mg)の水溶液を滴下する。5
℃以下で30分間撹拌し、生じたジアゾニウム塩に
氷冷下、ヨウ化カリウム(166mg)の水溶液を滴
下する。滴下後、同温度で1.5時間撹拌する。反
応後、アルカリ性とし溶媒抽出し、溶媒を留去す
れば粗生成物を得る。このものをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフイーにより精製し、2′−ヨード
スピロペリドール(427mg)を得る。
融点:170〜175℃ IR(CHCl8)cm-1:1710(C=0)1 H−NMR(CDCl8)δ(ppm): 1.40−3.18(14H、m、メチレン) 4.72(2H、s、−HNCH2 N) 6.31〜7.79(8H、m、ベンゼン環) マススペクトル(70eV)m/e:521〔M+〕、
244 実施例 1 〔125〕−8−〔4−フルオロ−2−ヨードフ
エニル)−4−オキソブチル〕−1−フエニル−
1,3,8−トリアザスピロ〔4,5−〕デカ
ン−4−オン(〔125〕−2′−ヨードスピロペリ
ドール)の製造 2′−アミノスピロペリドール(40μg)を用い
2N−硫酸および亜硝酸ナトリウムを用いて調製
したジアゾニウム塩に氷冷下、Na125(2mCi)
を参考例と同様に反応させ、得られた粗生成物を
HPLC(カラム:Licrosorb RP−18)を用いて
精製し、〔125〕−2′−ヨードスピロペリドール
(1.4mCi)を得る。本品はTLCおよびHPLCのRf
値が参考例で得た標品と一致した。
実施例 2 Na123による〔123〕−2′−ヨードスピロペリ
ドールの製造 Na123(5mCi)を用い、実施例1と同様な方
法により〔123〕−2′−ヨードスピロペリドール
(1.4mCi)を得る。本品はTLCおよびHPLCのRf
値が参考例で得た標品と一致した。
実施例 8 交換法による〔125〕−2′−ヨードスピロペリ
ドールの製造 参考例の方法で合成した、2′−ヨードスピロペ
リドール(3μg)にジメチルホルムアミド(10μ
)、Na125(2.2mCi)を加え、微量の0.1N硫
酸を加え、加熱する。
反応後、生成製物をHPLCにて精製し、〔125
〕−2′−ヨードスピロペリドール(0.9mCi)を
得る。本品はTLC、HPLCのRf値が参考例で得
られた標品と一致した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、Rは式 で示される基を表わし、Xは放射性のヨウ素原子
    を表わす。) で表わされる放射性2′−ヨードスピロペリドー
    ル。 2 XがI−123、I−125、I−131、I−132よ
    りなる放射性ヨウ素同位体の群から選ばれた原子
    である特許請求の範囲第1項に記載の放射性2′−
    ヨードスピロペリドール。 3 一般式 (式中、Rは式 で示される基を表わす。) で表わされる2′−アミノスピロペリドールをジア
    ゾ化して得られる一般式 (式中、Rは前記のとおりであり、Z−はハロゲ
    ンイオンまたは式HSO4−で示される陰イオンを
    表わす。) で表わされるジアゾ化合物に放射性ヨウ素金属塩
    を反応させることを特徴とする一般式 (式中、Rは前記のとおりであり、Xは放射性の
    ヨウ素原子を表わす。) で表わされる放射性2′−ヨードスピロペリドール
    の製造方法。 4 一般式 (式中、Yはハロゲン原子を表わし、Rは式 で示される基を表わす。) で表わされる2′−ハロゲノスピロペリドールを放
    射性ヨウ素金属塩と交換反応を行なうことを特徴
    とする一般式 (式中、Rは前記のとおりであり、Xは放射性の
    ヨウ素原子を表わす。) で表わされる放射性2′−ヨードスピロペリドール
    の製造方法。
JP57205307A 1982-11-22 1982-11-22 新規な放射性ヨ−ドスピロペリド−ルおよびその製造法 Granted JPS5995288A (ja)

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JPS5995288A JPS5995288A (ja) 1984-06-01
JPH0532394B2 true JPH0532394B2 (ja) 1993-05-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0187162B1 (en) * 1984-05-22 1989-11-02 Sumitomo Chemical Company, Limited Novel radioactive iodospiroperidol and process for its preparation
JPS6248684A (ja) * 1985-08-26 1987-03-03 Sumitomo Chem Co Ltd 新規なヨ−ドブチロフエノン誘導体およびその製造法
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JPS5585562A (en) * 1979-11-08 1980-06-27 Sumitomo Chem Co Ltd O-halogen substituted butyrophenone derivative and preparation of its salt

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