JPH05323627A - 電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ - Google Patents
電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリInfo
- Publication number
- JPH05323627A JPH05323627A JP15310192A JP15310192A JPH05323627A JP H05323627 A JPH05323627 A JP H05323627A JP 15310192 A JP15310192 A JP 15310192A JP 15310192 A JP15310192 A JP 15310192A JP H05323627 A JPH05323627 A JP H05323627A
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- JP
- Japan
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- electrophotographic
- chemical
- general formula
- photosensitive member
- photoconductor
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、耐久性及び耐摩耗性に優
れ、しかも帯電能の低下のない電子写真感光体を提供す
ることにある。 【構成】 本発明は、導電性支持体上に機能分離型感光
層を有する電子写真感光体において、該感光層が下記一
般式[1]及び[2] 【化55】 【化56】 (式中、R1 ないしR16は水素原子、ハロゲン原子、メ
チル基、エチル基またはフェニル基、Aは2価の基を示
す)で示される構造単位を同時に有する共重合体を含有
し、かつ芳香族アミン系酸化防止剤または有機リン系酸
化防止剤を含有する電子写真感光体、それを有する電子
写真装置及びファクシミリである。 【効果】 本発明は、耐久性及び耐摩耗性に優れ、しか
も帯電能の低下のない電子写真感光体、それを有する電
子写真装置及びファクシミリを可能にした。
れ、しかも帯電能の低下のない電子写真感光体を提供す
ることにある。 【構成】 本発明は、導電性支持体上に機能分離型感光
層を有する電子写真感光体において、該感光層が下記一
般式[1]及び[2] 【化55】 【化56】 (式中、R1 ないしR16は水素原子、ハロゲン原子、メ
チル基、エチル基またはフェニル基、Aは2価の基を示
す)で示される構造単位を同時に有する共重合体を含有
し、かつ芳香族アミン系酸化防止剤または有機リン系酸
化防止剤を含有する電子写真感光体、それを有する電子
写真装置及びファクシミリである。 【効果】 本発明は、耐久性及び耐摩耗性に優れ、しか
も帯電能の低下のない電子写真感光体、それを有する電
子写真装置及びファクシミリを可能にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真複写機、レーザ
ービームプリンター、CRTプリンター及び電子写真式
製版システムなどの電子写真応用分野に広く用いること
ができる電子写真感光体に関する。
ービームプリンター、CRTプリンター及び電子写真式
製版システムなどの電子写真応用分野に広く用いること
ができる電子写真感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体の光導電材料としてセレ
ン、硫化カドミウム及び酸化亜鉛などの無機光導電材料
が従来より用いられている。一方ポリビニルカルバゾー
ル、オキサジアゾール及びフタロシアニンなどの有機光
導電材料は無機光導電材料に比べてその無公害性及び高
生産性等の利点があるが感度が低くその実用化は困難で
あった。そのため、いくつかの増感方法が提案されてい
るがその効果的な方法としては電荷発生層と電荷輸送層
を積層した機能分離型の感光体を用いることが知られて
いる。
ン、硫化カドミウム及び酸化亜鉛などの無機光導電材料
が従来より用いられている。一方ポリビニルカルバゾー
ル、オキサジアゾール及びフタロシアニンなどの有機光
導電材料は無機光導電材料に比べてその無公害性及び高
生産性等の利点があるが感度が低くその実用化は困難で
あった。そのため、いくつかの増感方法が提案されてい
るがその効果的な方法としては電荷発生層と電荷輸送層
を積層した機能分離型の感光体を用いることが知られて
いる。
【0003】一方、電子写真感光体には当然のことなが
ら適用される電子写真プロセスに応じた所定の感度、電
気特性、さらには光学的特性を備えていることが要求さ
れる。特に繰り返し使用可能な感光体にあっては、その
感光体の表面層にはコロナ帯電、トナー現像、紙への転
写及びクリーニング処理と言った電気的及び機械的外力
が直接加えられるため、それらに対する耐久性が要求さ
れる。
ら適用される電子写真プロセスに応じた所定の感度、電
気特性、さらには光学的特性を備えていることが要求さ
れる。特に繰り返し使用可能な感光体にあっては、その
感光体の表面層にはコロナ帯電、トナー現像、紙への転
写及びクリーニング処理と言った電気的及び機械的外力
が直接加えられるため、それらに対する耐久性が要求さ
れる。
【0004】具体的には、コロナ帯電時に発生するオゾ
ンに依る劣化のために感度低下や電位低下、及び残留電
位増加が起こり、加えて摺擦によって表面が摩耗したり
傷が発生することなど、これらに対する耐久性が要求さ
れている。感光体の表面は樹脂によって被膜化されてい
るため、特に樹脂の性能が重要であり、耐久性の優れた
樹脂が要望されていた。最近になってこれらを満足する
樹脂としてビスフェノールAを骨格として有するポリカ
ーボネート樹脂(以下ビスフェノールA型ポリカーボネ
ートという)が表面層のバインダーとして研究されるよ
うになってきたが、前述した電子写真特性のすべてがビ
スフェノールA型ポリカーボネート樹脂で満足されるわ
けではなく、次のような問題点を有している。 (1)樹脂の溶解性が悪い。ジクロロメタンや1,2−
ジクロロエタン等のハロゲゲン化脂肪族炭化水素類の一
部にしか良好な溶解性を示さない。これらのハロゲン化
脂肪族炭化水素類は低沸点のため、これらの溶剤で調液
した塗工液を用いて感光体を製造すると塗工面が白化し
易い。また、塗工液の固形分等の工程管理にも手間がか
かる。 (2)ハロゲン化脂肪族炭化水素類以外の溶剤に対して
は、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シクロヘキサノ
ン、あるいはそれらの混合溶剤に一部可溶であるが、そ
の溶液は数日以内でゲル化するなど経時安定性が悪く、
感光体の生産の為には不向きである。 (3)さらに、上記(1)および(2)に挙げた欠点が
改善されたとしてもビスフェノールAもしくはビスフェ
ノールA誘導体のみが主鎖骨格のポリカーボネート樹脂
にはソルベントクラックが発生するといった欠点があ
り、しばしば電子写真複写機においてドラムのひび割れ
として現われ、その欠点が指摘されていた。
ンに依る劣化のために感度低下や電位低下、及び残留電
位増加が起こり、加えて摺擦によって表面が摩耗したり
傷が発生することなど、これらに対する耐久性が要求さ
れている。感光体の表面は樹脂によって被膜化されてい
るため、特に樹脂の性能が重要であり、耐久性の優れた
樹脂が要望されていた。最近になってこれらを満足する
樹脂としてビスフェノールAを骨格として有するポリカ
ーボネート樹脂(以下ビスフェノールA型ポリカーボネ
ートという)が表面層のバインダーとして研究されるよ
うになってきたが、前述した電子写真特性のすべてがビ
スフェノールA型ポリカーボネート樹脂で満足されるわ
けではなく、次のような問題点を有している。 (1)樹脂の溶解性が悪い。ジクロロメタンや1,2−
ジクロロエタン等のハロゲゲン化脂肪族炭化水素類の一
部にしか良好な溶解性を示さない。これらのハロゲン化
脂肪族炭化水素類は低沸点のため、これらの溶剤で調液
した塗工液を用いて感光体を製造すると塗工面が白化し
易い。また、塗工液の固形分等の工程管理にも手間がか
かる。 (2)ハロゲン化脂肪族炭化水素類以外の溶剤に対して
は、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シクロヘキサノ
ン、あるいはそれらの混合溶剤に一部可溶であるが、そ
の溶液は数日以内でゲル化するなど経時安定性が悪く、
感光体の生産の為には不向きである。 (3)さらに、上記(1)および(2)に挙げた欠点が
改善されたとしてもビスフェノールAもしくはビスフェ
ノールA誘導体のみが主鎖骨格のポリカーボネート樹脂
にはソルベントクラックが発生するといった欠点があ
り、しばしば電子写真複写機においてドラムのひび割れ
として現われ、その欠点が指摘されていた。
【0005】前述した様な問題点は、ポリカーボネート
樹脂骨格を共重合化し、共重合成分としてフェニル基の
自由回転をさまたげない様な骨格を導入することによっ
て解決される。しかし上述の様な柔軟な構造を導入する
ことによって、電子写真複写機中で繰り返し使用した
際、オゾン雰囲気に曝され感光体表面の劣化が発生し易
くなり、感光体の電気的特性の劣化、すなわち感度低
下、電位低下及び残留電位の増加を引き起していた。
樹脂骨格を共重合化し、共重合成分としてフェニル基の
自由回転をさまたげない様な骨格を導入することによっ
て解決される。しかし上述の様な柔軟な構造を導入する
ことによって、電子写真複写機中で繰り返し使用した
際、オゾン雰囲気に曝され感光体表面の劣化が発生し易
くなり、感光体の電気的特性の劣化、すなわち感度低
下、電位低下及び残留電位の増加を引き起していた。
【0006】そのため、電子写真複写機の操作時オゾン
による感光体の劣化のためにエアの排気や感光体にオゾ
ン酸化防止剤の添加が用いられていた。しかし、オゾン
以外にも原因不明で未解決の問題点が残されている。
による感光体の劣化のためにエアの排気や感光体にオゾ
ン酸化防止剤の添加が用いられていた。しかし、オゾン
以外にも原因不明で未解決の問題点が残されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、種々検
討の結果、電子写真装置が停止している時に発生する画
像上の弊害、すなわち、従来の複写機では使用後に1ケ
月以上放置すると帯電器の付近の感光体が電位変化を起
こし易くなり、画像上で白スジ、黒スジを発生するケー
スがあることがわかり、その原因が一次コロナ帯電器や
転写コロナ帯電器から発生するオゾンのみならず、同時
に発生するNOX が感光体に対して大きな影響を与えて
いることを突き止めた。また、NOX は感光体表面のみ
ならず感光層内部から支持体付近にまでも浸透していく
ことが認められ、電荷輸送材料に対しては、吸着や錯体
形成を引き起し、電荷発生材料にも吸着や分解反応を引
き起し、電位変動や感度劣化を起こさせることを突き止
めた。
討の結果、電子写真装置が停止している時に発生する画
像上の弊害、すなわち、従来の複写機では使用後に1ケ
月以上放置すると帯電器の付近の感光体が電位変化を起
こし易くなり、画像上で白スジ、黒スジを発生するケー
スがあることがわかり、その原因が一次コロナ帯電器や
転写コロナ帯電器から発生するオゾンのみならず、同時
に発生するNOX が感光体に対して大きな影響を与えて
いることを突き止めた。また、NOX は感光体表面のみ
ならず感光層内部から支持体付近にまでも浸透していく
ことが認められ、電荷輸送材料に対しては、吸着や錯体
形成を引き起し、電荷発生材料にも吸着や分解反応を引
き起し、電位変動や感度劣化を起こさせることを突き止
めた。
【0008】従って、本発明の目的は、前記一般式
[1]及び[2]で示される構造単位を有する共重合体
を使用することによる良好な特性を損うことなく、特に
NOX による感光体劣化に対しても優れた耐久性を有す
る電子写真感光体を提供することにある。
[1]及び[2]で示される構造単位を有する共重合体
を使用することによる良好な特性を損うことなく、特に
NOX による感光体劣化に対しても優れた耐久性を有す
る電子写真感光体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、導
電性支持体上に機能分離型感光層を有する電子写真感光
体において、該感光層が下記一般式[1]及び[2]
電性支持体上に機能分離型感光層を有する電子写真感光
体において、該感光層が下記一般式[1]及び[2]
【0010】
【化7】
【0011】
【化8】 (式中、R1 ないしR16は水素原子、ハロゲン原子、メ
チル基、エチル基またはフェニル基、Aは2価の基を示
す)で示される構造単位を同時に有する共重合体を含有
し、かつ芳香族アミン系酸化防止剤または有機リン系酸
化防止剤を含有することを特徴とする電子写真感光体で
ある。
チル基、エチル基またはフェニル基、Aは2価の基を示
す)で示される構造単位を同時に有する共重合体を含有
し、かつ芳香族アミン系酸化防止剤または有機リン系酸
化防止剤を含有することを特徴とする電子写真感光体で
ある。
【0012】上記共重合体の構造を一つの式でまとめれ
ば、下記一般式[7]で示すことができる。
ば、下記一般式[7]で示すことができる。
【0013】
【化9】 (式中、R1 〜R16及びAは前記のものと同じであり、
X及びYは共重合比(モル%)を示す) 前記の共重合体に含有される一般式[1]で示される共
重合成分はポリカーボネート樹脂に好適な柔軟性を付与
するために導入するものであり、フェノール基の自由回
転を妨げず、かつエーテル結合の柔軟性を付与しソルベ
ントクラック性を向上させる目的で導入される。かかる
構造単位としては具体的には例えば次のものが挙げられ
る。
X及びYは共重合比(モル%)を示す) 前記の共重合体に含有される一般式[1]で示される共
重合成分はポリカーボネート樹脂に好適な柔軟性を付与
するために導入するものであり、フェノール基の自由回
転を妨げず、かつエーテル結合の柔軟性を付与しソルベ
ントクラック性を向上させる目的で導入される。かかる
構造単位としては具体的には例えば次のものが挙げられ
る。
【0014】
【化10】 また共重合体中に含有される一般式[2]で示される構
造は前記の共重合体に適正な機械的強度を与えるために
導入されるが、一般式[3]〜[6]
造は前記の共重合体に適正な機械的強度を与えるために
導入されるが、一般式[3]〜[6]
【0015】
【化11】
【0016】
【化12】
【0017】
【化13】
【0018】
【化14】 (式中、R9 〜R16は前記のものと同じ。)で示される
構造が好ましい。
構造が好ましい。
【0019】一般式[2]で示される構造単位を与える
化合物としては次のものが挙げられる。
化合物としては次のものが挙げられる。
【0020】
【化15】
【0021】
【化16】
【0022】
【化17】
【0023】
【化18】 共重合体中に含有される前述の構造単位は電子写真プロ
セスに応じて要求される耐キズ性、及び硬度等を考慮し
て決定されなければならない。このとき用いる式[1]
の化合物と式[2]の化合物の割合は、ランダムな共重
合体を安定して、形成できること、耐ソルベントクラッ
ク性及び電気特性に対する環境安定性などを考慮すると
共重合比において [1]:[2]=5:95〜95:5(モル比) が好ましく、 [1]:[2]=30:70〜70:30(モル比)で
あるのが最も好ましい。
セスに応じて要求される耐キズ性、及び硬度等を考慮し
て決定されなければならない。このとき用いる式[1]
の化合物と式[2]の化合物の割合は、ランダムな共重
合体を安定して、形成できること、耐ソルベントクラッ
ク性及び電気特性に対する環境安定性などを考慮すると
共重合比において [1]:[2]=5:95〜95:5(モル比) が好ましく、 [1]:[2]=30:70〜70:30(モル比)で
あるのが最も好ましい。
【0024】かかる共重合体の分子量としては、耐久
性、即ち耐摩耗性、耐キズ性及び製造時の粘度、即ち生
産性等の点を考慮すれば、粘度平均分子量(Mv)が
1,000から150,000の範囲であることが好ま
しく、特には5,000から100,000の範囲であ
ることが好ましい。
性、即ち耐摩耗性、耐キズ性及び製造時の粘度、即ち生
産性等の点を考慮すれば、粘度平均分子量(Mv)が
1,000から150,000の範囲であることが好ま
しく、特には5,000から100,000の範囲であ
ることが好ましい。
【0025】本発明に使用される共重合体は、前述の多
価フェノール類をホスゲンの存在下で界面重縮合するこ
とによって合成される。
価フェノール類をホスゲンの存在下で界面重縮合するこ
とによって合成される。
【0026】本発明で用いる芳香族アミン系酸化防止剤
は、例えば、下記構造式のものを挙げることができる。
は、例えば、下記構造式のものを挙げることができる。
【0027】
【化19】 本発明で用いる有機リン系酸化防止剤は、例えば、下記
構造式のものを挙げることができる。
構造式のものを挙げることができる。
【0028】
【化20】
【0029】
【化21】
【0030】
【化22】 これらの酸化防止剤の添加量は、一般に用いる化合物の
種類によって変化するが、後述の電荷輸送材料に対して
0.01〜4重量%、好ましくは0.04〜2重量%で
ある。
種類によって変化するが、後述の電荷輸送材料に対して
0.01〜4重量%、好ましくは0.04〜2重量%で
ある。
【0031】また、上記の化合物はそれぞれ好ましい配
合比で互いに混合して使用されても良く、さらには他の
酸化防止剤を混合することができる。
合比で互いに混合して使用されても良く、さらには他の
酸化防止剤を混合することができる。
【0032】前述した様に1か月以上放置した電子写真
複写機の画像上の白スジ、黒スジは帯電器から発生する
特にNOX が原因である。
複写機の画像上の白スジ、黒スジは帯電器から発生する
特にNOX が原因である。
【0033】そこで耐NOX 性を観測することが重要で
あり耐NOX 性は、硝酸雰囲気中に曝露した感光体の帯
電能の変化を観測することによって評価することができ
る。
あり耐NOX 性は、硝酸雰囲気中に曝露した感光体の帯
電能の変化を観測することによって評価することができ
る。
【0034】本発明で使用する前記の共重合体は、感光
層のバインダー樹脂、また電荷発生層及び電荷輸送層の
バインダー樹脂として使用するのが好ましい。
層のバインダー樹脂、また電荷発生層及び電荷輸送層の
バインダー樹脂として使用するのが好ましい。
【0035】本発明の電子写真感光体を製造する場合、
導電性支持体としてはアルミニウム、ステンレス等の金
属類、紙及びプラスチックなどの円筒状シリンダーまた
はフィルムが用いられる。これらの支持体の上には、バ
リアー機能と接着機能をもつ下引層を設けることができ
る。
導電性支持体としてはアルミニウム、ステンレス等の金
属類、紙及びプラスチックなどの円筒状シリンダーまた
はフィルムが用いられる。これらの支持体の上には、バ
リアー機能と接着機能をもつ下引層を設けることができ
る。
【0036】下引層は感光層の接着性改良、塗工性改
良、支持体の保護、支持体上の欠陥の被覆、支持体から
の電荷注入性改良、及び感光層の電気的破壊に対する保
護等のために形成される。下引層の材料としては、ポリ
ビニルアルコール、ポリ−N−ビニルイミダゾール、ポ
リエチレンオキシド、エチルセルロース、エチレン−ア
クリル酸共重合体、カゼイン、ポリアミド、共重合ナイ
ロン、ニカワ及びゼラチン等が知られている。これらは
それぞれに適した溶剤に溶解されて支持体上に塗布され
る。その際の膜厚としては0.1〜10μm程度が好ま
しい。
良、支持体の保護、支持体上の欠陥の被覆、支持体から
の電荷注入性改良、及び感光層の電気的破壊に対する保
護等のために形成される。下引層の材料としては、ポリ
ビニルアルコール、ポリ−N−ビニルイミダゾール、ポ
リエチレンオキシド、エチルセルロース、エチレン−ア
クリル酸共重合体、カゼイン、ポリアミド、共重合ナイ
ロン、ニカワ及びゼラチン等が知られている。これらは
それぞれに適した溶剤に溶解されて支持体上に塗布され
る。その際の膜厚としては0.1〜10μm程度が好ま
しい。
【0037】本発明の電子写真感光体における電荷発生
材料としては、セレン−テルル、ピリリウム、チオピリ
リウム系染料、各種の中心金属及び結晶系、具体的にに
は例えば、α,β,γ,ε,X型等の結晶型を有する銅
フタロシアニン化合物、A,B,C,E,F,H,G,
L,M,N,Kと言った結晶型を有するチタニルフタロ
シアニン顔料、アントアントロン顔料、ジベンズピレン
キノン顔料、ピラントロン顔料、トリスアゾ顔料、ジス
アゾ顔料、アゾ顔料、インジゴ顔料、キナクリドン顔
料、非対称キノシアニン顔料、キノシアニンあるいは特
開昭54−143645号公報に記載のアモルファスシ
リコン等が挙げられる。また、電荷輸送材料としては、
ピレン、N−エチルカルバゾール、N−イソプロピルカ
ルバゾール、N−メチル−N−フェニルヒドラジノ−3
−メチリデン−9−エチルカルバゾール、N,N−ジフ
ェニルヒドラジノ−3−メチリデン−9−エチルカルバ
ゾール、N,N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデ
ン−10−エチルフェノチアジン、N,N−ジフェニル
ヒドラジノ−3−メチリデン−10−エチルフェノキサ
ジン、p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N,N−
ジフェニルヒドラゾン、p−ジエチルアミノベンズアル
デヒド−N−α−ナフチル−N−フェニルヒドラゾン、
p−ピロリノジベンズアルデヒドN,N−ジフェニルヒ
ドラゾン、1,3,3−トリメチルインドレニン−ω−
アルデヒド−N,N−ジフェニルヒドラゾン、p−ジエ
チルベンズアルデヒド−3−メチルベンズチアゾリノン
−2−ヒドラゾン等のヒドラゾン類、2,5−ビス(p
−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジア
ゾール、1−フェニル−3−(p−ジエチルアミノスチ
リル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリ
ン、1−[キノリル(2)]−3−(p−ジエチルアミ
ノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピ
ラゾリン、1−[ピリジル(2)]−3−(p−ジエチ
ルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニ
ル)ピラゾリン、1−[6−メトキシ−ピリジル
(2)]−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−
(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−[ピ
リジル(3)]−3−(p−ジエチルアミノスチリル)
−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1
−[ピリジル(2)]−3−(p−ジエチルアミノスチ
リル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリ
ン、1−[ピリジル(2)]−3−(p−ジエチルアミ
ノスチリル)−4−メチル−5−(p−ジエチルアミノ
フェニル)ピラゾリン、1−[ピリジル(2)]−3−
(α−メチル−p−ジエチルアミノスチリル)−5−
(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−フェ
ニル−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−4−メチ
ル−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、
1−フェニル−3−(α−ベンジル−p−ジエチルアミ
ノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピ
ラゾリン、スピロピラゾリン等のピラゾリン類、2−
(p−ジエチルアミノスチリル)−6−ジエチルアミノ
ベンズオキサゾール、2−(p−ジエチルアミノフェニ
ル)−4−(p−ジメチルアミノフェニル)−5−(2
−クロロフェニル)オキサゾール等のオキサゾール系化
合物、2−(p−ジエチルアミノスチリル)−6−ジエ
チルアミノベンゾチアゾール等のチアゾール系化合物、
ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)フェ
ニルメタン等のトリアリールメタン系化合物、1,1−
ビス(4−N,N−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)ヘプタン、1,1,2,2−テトラキス−4−N,
N−ジメチルアミノ−2−メチルフェニル)エタン等の
ポリアリールアルカン類等の他、トリアリールアミン誘
導体が挙げることができる。
材料としては、セレン−テルル、ピリリウム、チオピリ
リウム系染料、各種の中心金属及び結晶系、具体的にに
は例えば、α,β,γ,ε,X型等の結晶型を有する銅
フタロシアニン化合物、A,B,C,E,F,H,G,
L,M,N,Kと言った結晶型を有するチタニルフタロ
シアニン顔料、アントアントロン顔料、ジベンズピレン
キノン顔料、ピラントロン顔料、トリスアゾ顔料、ジス
アゾ顔料、アゾ顔料、インジゴ顔料、キナクリドン顔
料、非対称キノシアニン顔料、キノシアニンあるいは特
開昭54−143645号公報に記載のアモルファスシ
リコン等が挙げられる。また、電荷輸送材料としては、
ピレン、N−エチルカルバゾール、N−イソプロピルカ
ルバゾール、N−メチル−N−フェニルヒドラジノ−3
−メチリデン−9−エチルカルバゾール、N,N−ジフ
ェニルヒドラジノ−3−メチリデン−9−エチルカルバ
ゾール、N,N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデ
ン−10−エチルフェノチアジン、N,N−ジフェニル
ヒドラジノ−3−メチリデン−10−エチルフェノキサ
ジン、p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N,N−
ジフェニルヒドラゾン、p−ジエチルアミノベンズアル
デヒド−N−α−ナフチル−N−フェニルヒドラゾン、
p−ピロリノジベンズアルデヒドN,N−ジフェニルヒ
ドラゾン、1,3,3−トリメチルインドレニン−ω−
アルデヒド−N,N−ジフェニルヒドラゾン、p−ジエ
チルベンズアルデヒド−3−メチルベンズチアゾリノン
−2−ヒドラゾン等のヒドラゾン類、2,5−ビス(p
−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジア
ゾール、1−フェニル−3−(p−ジエチルアミノスチ
リル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリ
ン、1−[キノリル(2)]−3−(p−ジエチルアミ
ノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピ
ラゾリン、1−[ピリジル(2)]−3−(p−ジエチ
ルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニ
ル)ピラゾリン、1−[6−メトキシ−ピリジル
(2)]−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−
(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−[ピ
リジル(3)]−3−(p−ジエチルアミノスチリル)
−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1
−[ピリジル(2)]−3−(p−ジエチルアミノスチ
リル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリ
ン、1−[ピリジル(2)]−3−(p−ジエチルアミ
ノスチリル)−4−メチル−5−(p−ジエチルアミノ
フェニル)ピラゾリン、1−[ピリジル(2)]−3−
(α−メチル−p−ジエチルアミノスチリル)−5−
(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−フェ
ニル−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−4−メチ
ル−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、
1−フェニル−3−(α−ベンジル−p−ジエチルアミ
ノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピ
ラゾリン、スピロピラゾリン等のピラゾリン類、2−
(p−ジエチルアミノスチリル)−6−ジエチルアミノ
ベンズオキサゾール、2−(p−ジエチルアミノフェニ
ル)−4−(p−ジメチルアミノフェニル)−5−(2
−クロロフェニル)オキサゾール等のオキサゾール系化
合物、2−(p−ジエチルアミノスチリル)−6−ジエ
チルアミノベンゾチアゾール等のチアゾール系化合物、
ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)フェ
ニルメタン等のトリアリールメタン系化合物、1,1−
ビス(4−N,N−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)ヘプタン、1,1,2,2−テトラキス−4−N,
N−ジメチルアミノ−2−メチルフェニル)エタン等の
ポリアリールアルカン類等の他、トリアリールアミン誘
導体が挙げることができる。
【0038】電荷発生層は前記の電荷発生材料を0.3
〜4倍量のバインダー樹脂及び溶剤と共にホモジナイザ
ー、超音波分散、ボールミル、振動ボールミル、サンド
ミル、アトライター及びロールミル等の方法でよく分散
し、塗布、乾燥されて形成される。その膜厚としては
0.05〜2μmの範囲であるのが望ましい。
〜4倍量のバインダー樹脂及び溶剤と共にホモジナイザ
ー、超音波分散、ボールミル、振動ボールミル、サンド
ミル、アトライター及びロールミル等の方法でよく分散
し、塗布、乾燥されて形成される。その膜厚としては
0.05〜2μmの範囲であるのが望ましい。
【0039】電荷輸送層は前記の電荷輸送材料とバイン
ダー樹脂を溶剤に溶解することによって塗布、形成され
る。電荷輸送材料とバインダー樹脂の混合割合は2:1
〜1:2程度であることが好ましく、またその溶剤とし
てはトルエン、キシレン、あるいはモノクロルベンゼン
などの芳香族系溶剤のほか、ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、テトラヒドロピラン、等の環状エーテル類も使
用可能である。この溶液を塗布する方法は、例えば浸漬
コーティング法、スプレイコーティング法、カーテンコ
ーティング法及びスピンコーティング法等が知られてい
る。電子写真感光体を効率良く大量生産するには浸漬コ
ーティング法が最良であり、本発明のポリカーボネート
樹脂を用いることにより可能となる。塗布後10℃〜2
00℃、好ましくは20℃〜150℃で5分〜5時間、
好ましくは10分〜2時間の範囲で通風乾燥又は静止乾
燥を行い、5〜40μmの電荷輸送層が得られる。
ダー樹脂を溶剤に溶解することによって塗布、形成され
る。電荷輸送材料とバインダー樹脂の混合割合は2:1
〜1:2程度であることが好ましく、またその溶剤とし
てはトルエン、キシレン、あるいはモノクロルベンゼン
などの芳香族系溶剤のほか、ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、テトラヒドロピラン、等の環状エーテル類も使
用可能である。この溶液を塗布する方法は、例えば浸漬
コーティング法、スプレイコーティング法、カーテンコ
ーティング法及びスピンコーティング法等が知られてい
る。電子写真感光体を効率良く大量生産するには浸漬コ
ーティング法が最良であり、本発明のポリカーボネート
樹脂を用いることにより可能となる。塗布後10℃〜2
00℃、好ましくは20℃〜150℃で5分〜5時間、
好ましくは10分〜2時間の範囲で通風乾燥又は静止乾
燥を行い、5〜40μmの電荷輸送層が得られる。
【0040】本発明で使用する電荷輸送層には、各種の
添加剤を添加することができるが、かかる添加剤として
はジフェニル、塩化ジフェニル、o−タ−フェニル、p
−タ−フェニル、ジブチルフタレート、ジメチルグリコ
ールフタレート、ジオクチルフタレート、トリフェニル
燐酸、メチルナフタリン、ベンゾフェノン、塩素化パラ
フィン等を挙げることができる。
添加剤を添加することができるが、かかる添加剤として
はジフェニル、塩化ジフェニル、o−タ−フェニル、p
−タ−フェニル、ジブチルフタレート、ジメチルグリコ
ールフタレート、ジオクチルフタレート、トリフェニル
燐酸、メチルナフタリン、ベンゾフェノン、塩素化パラ
フィン等を挙げることができる。
【0041】図1に本発明の電子写真感光体を用いた一
般的な転写式電子写真装置の概略構成例を示した。
般的な転写式電子写真装置の概略構成例を示した。
【0042】図において、1は像担持体としての本発明
のドラム型感光体であり軸1aを中心に矢印方向に所定
の周速度で回転駆動される。該感光体1はその回転過程
で帯電手段2によりその周面に正または負の所定電位の
均一帯電を受け、次いで露光部3にて不図示の像露光手
段により光像露光L(スリット露光・レーザービーム走
査露光など)を受ける。これにより感光体周面に露光像
に対応した静電潜像が順次形成されていく。
のドラム型感光体であり軸1aを中心に矢印方向に所定
の周速度で回転駆動される。該感光体1はその回転過程
で帯電手段2によりその周面に正または負の所定電位の
均一帯電を受け、次いで露光部3にて不図示の像露光手
段により光像露光L(スリット露光・レーザービーム走
査露光など)を受ける。これにより感光体周面に露光像
に対応した静電潜像が順次形成されていく。
【0043】その静電潜像はついで現像手段4でトナー
現像されそのトナー現像像が転写手段5により不図示の
給紙部から感光体1と転写手段5との間に感光体1の回
転と同期取り出されて給紙された転写材Pの面に順次転
写されていく。
現像されそのトナー現像像が転写手段5により不図示の
給紙部から感光体1と転写手段5との間に感光体1の回
転と同期取り出されて給紙された転写材Pの面に順次転
写されていく。
【0044】像転写を受けた転写材Pは感光体面から分
離されて像定着手段8へ導入されて像定着を受けて複写
物(コピー)として機外へプリントアウトされる。
離されて像定着手段8へ導入されて像定着を受けて複写
物(コピー)として機外へプリントアウトされる。
【0045】像転写後の感光体1の表面はクリーニング
手段6にて転写残りトナーの除去を受けて清浄面化さ
れ、更に前露光手段7により除電処理されて繰り返して
像形成に使用される。
手段6にて転写残りトナーの除去を受けて清浄面化さ
れ、更に前露光手段7により除電処理されて繰り返して
像形成に使用される。
【0046】感光体1の均一帯電手段2としてはコロナ
帯電装置が一般に広く使用されている。また転写装置5
もコロナ転写手段が一般に広く使用されている。電子写
真装置として、上述の感光体や現像手段、クリーニング
手段などの構成要素のうち、複数のものを装置ユニット
として一体に結合して構成し、このユニットを装置本体
に対して着脱自在に構成しても良い。例えば、感光体1
とクリーニング手段6とを一体化してひとつの装置ユニ
ットとし、装置本体のレールなどの案内手段を用いて着
脱自在の構成にしても良い。このとき、上記の装置ユニ
ットの方に帯電手段および/または現像手段を伴って構
成しても良い。
帯電装置が一般に広く使用されている。また転写装置5
もコロナ転写手段が一般に広く使用されている。電子写
真装置として、上述の感光体や現像手段、クリーニング
手段などの構成要素のうち、複数のものを装置ユニット
として一体に結合して構成し、このユニットを装置本体
に対して着脱自在に構成しても良い。例えば、感光体1
とクリーニング手段6とを一体化してひとつの装置ユニ
ットとし、装置本体のレールなどの案内手段を用いて着
脱自在の構成にしても良い。このとき、上記の装置ユニ
ットの方に帯電手段および/または現像手段を伴って構
成しても良い。
【0047】光像露光Lは、電子写真装置を複写機やプ
リンターとして使用する場合には、原稿からの反射光や
透過光、あるいは原稿を読取り信号化し、この信号によ
りレーザービームの走査、LEDアレイの駆動、または
液晶シャッターアレイの駆動などにより行われる。
リンターとして使用する場合には、原稿からの反射光や
透過光、あるいは原稿を読取り信号化し、この信号によ
りレーザービームの走査、LEDアレイの駆動、または
液晶シャッターアレイの駆動などにより行われる。
【0048】ファクシミリのプリンターとして使用する
場合には、光像露光Lは受信データをプリントするため
の露光になる。図2はこの場合の1例をブロック図で示
したものである。
場合には、光像露光Lは受信データをプリントするため
の露光になる。図2はこの場合の1例をブロック図で示
したものである。
【0049】コントローラ11は画像読取部10とプリ
ンター19を制御する。コントローラ11の全体はCP
U17により制御されている。画像読取部10からの読
取データは、送信回路13を通して相手局に送信され
る。相手局から受けたデータは受信回路12を通してプ
リンター19に送られる。画像メモリ16には所定の画
像データが記憶される。プリンタコントローラ18はプ
リンター19を制御している。14は電話である。
ンター19を制御する。コントローラ11の全体はCP
U17により制御されている。画像読取部10からの読
取データは、送信回路13を通して相手局に送信され
る。相手局から受けたデータは受信回路12を通してプ
リンター19に送られる。画像メモリ16には所定の画
像データが記憶される。プリンタコントローラ18はプ
リンター19を制御している。14は電話である。
【0050】回線15から受信された画像情報(回線を
介して接続されたリモート端末からの画像情報)は、受
信回路12で復調された後、CPU17で復号処理が行
われ、順次画像メモリ16に格納される。そして、少な
くとも1ページの画像情報がメモリ16に格納される
と、そのページの画像記録を行う。CPU17は、メモ
リ16より1ページの画像情報を読み出し、プリンタコ
ントローラ18に復号化された1ページの画像情報を送
出する。プリンタコントローラ18は、CPU17から
の1ページの画像情報を受け取るとそのページの画像情
報記録を行うべく、プリンター19を制御する。
介して接続されたリモート端末からの画像情報)は、受
信回路12で復調された後、CPU17で復号処理が行
われ、順次画像メモリ16に格納される。そして、少な
くとも1ページの画像情報がメモリ16に格納される
と、そのページの画像記録を行う。CPU17は、メモ
リ16より1ページの画像情報を読み出し、プリンタコ
ントローラ18に復号化された1ページの画像情報を送
出する。プリンタコントローラ18は、CPU17から
の1ページの画像情報を受け取るとそのページの画像情
報記録を行うべく、プリンター19を制御する。
【0051】尚、CPU17は、プリンター19による
記録中に、次のページの受信を行っている。
記録中に、次のページの受信を行っている。
【0052】以上の様にして、画像の受信と記録が行わ
れる。
れる。
【0053】本発明の電子写真感光体は電子写真複写機
に利用するのみならず、レーザービームプリンター、C
RTプリンター、LEDプリンター、液晶プリンター、
レーザー製版など電子写真応用分野にも広く用いること
ができる。
に利用するのみならず、レーザービームプリンター、C
RTプリンター、LEDプリンター、液晶プリンター、
レーザー製版など電子写真応用分野にも広く用いること
ができる。
【0054】
【実施例】次に本発明を実施例に従って説明する。
【0055】(実施例1)10%の酸化アンチモンを含
有する酸化スズで被覆した導電性酸化チタン粉体50
部、フェノール樹脂25部、メチルセロソルブ20部、
メタノール5部、及びシリコーンオイル(ポリジメチル
シロキサンポリオキシアルキレン共重合体、平均分子量
3,000)0.002部をφ1mmガラスビーズを用
いたサンドミル装置で2時間分散して導電層用塗料を得
た。この塗料をアルミニウムシート上にワイヤーバー塗
布し、140℃で30分間乾燥して、膜厚20μmの導
電層を形成した。
有する酸化スズで被覆した導電性酸化チタン粉体50
部、フェノール樹脂25部、メチルセロソルブ20部、
メタノール5部、及びシリコーンオイル(ポリジメチル
シロキサンポリオキシアルキレン共重合体、平均分子量
3,000)0.002部をφ1mmガラスビーズを用
いたサンドミル装置で2時間分散して導電層用塗料を得
た。この塗料をアルミニウムシート上にワイヤーバー塗
布し、140℃で30分間乾燥して、膜厚20μmの導
電層を形成した。
【0056】次に、N−メトキシメチル化ナイロン5部
をメタノール95部中に溶解し、中間層用塗料を作成し
た。この塗料を前記の導電層上にワイヤーバーに依って
塗布し、100℃で20分間乾燥して0.6μmの中間
層を形成した。
をメタノール95部中に溶解し、中間層用塗料を作成し
た。この塗料を前記の導電層上にワイヤーバーに依って
塗布し、100℃で20分間乾燥して0.6μmの中間
層を形成した。
【0057】次いで、下記構造式
【0058】
【化23】 のジスアゾ顔料3部、ポリビニルベンザール(ベンザー
ル化率80%、重量平均分子量11000)2部および
シクロヘキサノン35部をφ1mmガラスビーズを用い
たサンドミル装置で12時間分散してその後にメチルエ
チルケトン60部を加えて電荷発生層用分散液を得た。
この分散液を前記の中間層上にワイヤーバーで塗布して
80℃で20分間乾燥して、膜厚0.2μmの電荷発生
層を得た。
ル化率80%、重量平均分子量11000)2部および
シクロヘキサノン35部をφ1mmガラスビーズを用い
たサンドミル装置で12時間分散してその後にメチルエ
チルケトン60部を加えて電荷発生層用分散液を得た。
この分散液を前記の中間層上にワイヤーバーで塗布して
80℃で20分間乾燥して、膜厚0.2μmの電荷発生
層を得た。
【0059】次いで、構造式
【0060】
【化24】 のヒドラゾン化合物10部、下記構造式
【0061】
【化25】 の共重合体(粘度平均分子量2.16×104 :TEM
による被膜の観測から完全に均一構造を有したもの)1
0部、さらに下記構造式
による被膜の観測から完全に均一構造を有したもの)1
0部、さらに下記構造式
【0062】
【化26】 の酸化防止剤0.05部をジクロロメタン20部、モノ
クロルベンゼン40部の混合溶媒中に溶解し、この溶液
を前述の電荷発生層上にワイヤーバーで塗布して120
℃で60分間乾燥して膜厚18μmの電荷輸送層を形成
した。
クロルベンゼン40部の混合溶媒中に溶解し、この溶液
を前述の電荷発生層上にワイヤーバーで塗布して120
℃で60分間乾燥して膜厚18μmの電荷輸送層を形成
した。
【0063】次いで、この感光体を用いて酸化雰囲気に
よる帯電能低下についての評価を行った。評価方法とし
ては25℃、硝酸飽和蒸気の酸化雰囲気中に前記感光体
を60分間放置し、その後ただちに帯電能を測定し、初
期との帯電能の差で帯電能変化の評価とした。
よる帯電能低下についての評価を行った。評価方法とし
ては25℃、硝酸飽和蒸気の酸化雰囲気中に前記感光体
を60分間放置し、その後ただちに帯電能を測定し、初
期との帯電能の差で帯電能変化の評価とした。
【0064】この結果を表1に記載する。
【0065】(実施例2)次の組成を有する共重合体
【0066】
【化27】 (粘度平均分子量2.51×104 :TEMによる被膜
の観測から完全に均一構造を有したもの)を用い、さら
に酸化防止剤として、下記構造式
の観測から完全に均一構造を有したもの)を用い、さら
に酸化防止剤として、下記構造式
【0067】
【化28】 のものを用いて電荷輸送層を形成したことを除き、実施
例1と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
例1と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
【0068】得られた結果を表1に記載する。
【0069】(実施例3)次の組成を有する共重合体
(粘度平均分子量9.56×104 :TEMによる被膜
の観測から完全に均一構造を有したもの)を用いて電荷
輸送層を形成したことを除き、実施例1と全く同様にし
て感光体を作成し測定を行った。
(粘度平均分子量9.56×104 :TEMによる被膜
の観測から完全に均一構造を有したもの)を用いて電荷
輸送層を形成したことを除き、実施例1と全く同様にし
て感光体を作成し測定を行った。
【0070】
【化29】 得られた結果を表1に記載する。
【0071】(実施例4)酸化防止剤として下記構造式
【0072】
【化30】 のものを用いて電荷輸送層を形成したことを除き、実施
例1と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
例1と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
【0073】得られた結果を表1に記載する。
【0074】(実施例5)酸化防止剤として下記構造式
【0075】
【化31】 のものを用いて電荷輸送層を形成したことを除き、実施
例1と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
例1と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
【0076】得られた結果を表1に記載する。
【0077】(実施例6)次の構造を有する電荷発生材
料
料
【0078】
【化32】 を使用し、電荷発生層を形成し、次の組成を有する共重
合体
合体
【0079】
【化33】 (粘度平均分子量2.23×104 :TEMによる被膜
の観測から完全に均一構造を有したもの)及び下記構造
式の電荷輸送材料
の観測から完全に均一構造を有したもの)及び下記構造
式の電荷輸送材料
【0080】
【化34】 を用いて電荷輸送層を形成したことを除き、実施例1と
全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
【0081】得られた結果を表1に記載する。
【0082】(実施例7)次の組成を有する電荷発生材
料
料
【0083】
【化35】 を用いて電荷輸送層を形成したことを除き、実施例1と
全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
【0084】得られた結果を表1に記載する。
【0085】(実施例8)下記の組成を有する共重合体
【0086】
【化36】 を用いたことを除き、実施例6と全く同様にして感光体
を作成し測定を行った。
を作成し測定を行った。
【0087】得られた結果を表1に記載する。
【0088】(実施例9)下記の組成を有する共重合体
【0089】
【化37】 を用いたことを除き、実施例7と全く同様にして感光体
を作成し測定を行った。
を作成し測定を行った。
【0090】得られた結果を表1に記載する。
【0091】(比較例1)ポリカーボネートZ(粘度平
均分子量3.6×104 )を用い、酸化防止剤を用いな
かったことを除き、実施例1と全く同様にして感光体を
作成し測定を行った。
均分子量3.6×104 )を用い、酸化防止剤を用いな
かったことを除き、実施例1と全く同様にして感光体を
作成し測定を行った。
【0092】得られた結果を表1に記載する。
【0093】(比較例2)ポリカーボネートZ(粘度平
均分子量3.6×104 )を用い、酸化防止剤を用いな
かったことを除き、実施例6と全く同様にして感光体を
作成し測定を行った。
均分子量3.6×104 )を用い、酸化防止剤を用いな
かったことを除き、実施例6と全く同様にして感光体を
作成し測定を行った。
【0094】得られた結果を表1に記載する。
【0095】
【0096】(実施例10)10%の酸化アンチモンを
含有する酸化スズで被覆した導電性酸化チタン粉体50
部、フェノール樹脂25部、メチルセロソルブ20部、
メタノール5部、及びシリコーンオイル(ポリジメチル
シロキサンポリオキシアルキレン共重合体、平均分子量
3,000)0.002部をφ1mmガラスビーズを用
いたサンドミル装置で2時間分散して導電層用塗料を得
た。この塗料をアルミニウムシート上にワイヤーバー塗
布し、140℃で30分間乾燥して、膜厚20μmの導
電層を形成した。
含有する酸化スズで被覆した導電性酸化チタン粉体50
部、フェノール樹脂25部、メチルセロソルブ20部、
メタノール5部、及びシリコーンオイル(ポリジメチル
シロキサンポリオキシアルキレン共重合体、平均分子量
3,000)0.002部をφ1mmガラスビーズを用
いたサンドミル装置で2時間分散して導電層用塗料を得
た。この塗料をアルミニウムシート上にワイヤーバー塗
布し、140℃で30分間乾燥して、膜厚20μmの導
電層を形成した。
【0097】次に、N−メトキシメチル化ナイロン5部
をメタノール95部中に溶解し、中間層用塗料を作成し
た。この塗料を前記の導電層上にワイヤーバーに依って
塗布し、100℃で20分間乾燥して0.6μmの中間
層を形成した。
をメタノール95部中に溶解し、中間層用塗料を作成し
た。この塗料を前記の導電層上にワイヤーバーに依って
塗布し、100℃で20分間乾燥して0.6μmの中間
層を形成した。
【0098】次いで、下記構造式
【0099】
【化38】 のジスアゾ顔料3部、ポリビニルベンザール(ベンザー
ル化率80%、重量平均分子量11,000)2部およ
びシクロヘキサノン35部をφ1mmガラスビーズを用
いたサンドミル装置で12時間分散してその後にメチル
エチルケトン60部を加えて電荷発生層用分散液を得
た。この分散液を前記の中間層上にワイヤーバーで塗布
して80℃で20分間乾燥して、膜厚0.2μmの電荷
発生層を得た。
ル化率80%、重量平均分子量11,000)2部およ
びシクロヘキサノン35部をφ1mmガラスビーズを用
いたサンドミル装置で12時間分散してその後にメチル
エチルケトン60部を加えて電荷発生層用分散液を得
た。この分散液を前記の中間層上にワイヤーバーで塗布
して80℃で20分間乾燥して、膜厚0.2μmの電荷
発生層を得た。
【0100】次いで、構造式
【0101】
【化39】 のヒドラゾン化合物10部、下記構造式
【0102】
【化40】 の共重合体(粘度平均分子量2.16×104 :TEM
による被膜の観測から完全に均一構造を有したもの)1
0部、さらに下記構造式
による被膜の観測から完全に均一構造を有したもの)1
0部、さらに下記構造式
【0103】
【化41】 の酸化防止剤0.05部をジクロロメタン20部、モノ
クロルベンゼン40部の混合溶媒中に溶解し、この溶液
を前述の電荷発生層上にワイヤーバーで塗布して120
℃で60分間乾燥して膜厚18μmの電荷輸送層を形成
した。
クロルベンゼン40部の混合溶媒中に溶解し、この溶液
を前述の電荷発生層上にワイヤーバーで塗布して120
℃で60分間乾燥して膜厚18μmの電荷輸送層を形成
した。
【0104】次いで、この感光体を用いて酸化雰囲気に
よる帯電能低下についての評価を行った。評価方法とし
ては25℃、硝酸飽和蒸気の酸化雰囲気中に前記感光体
を60分間放置し、その後ただちに帯電能を測定し、初
期との帯電能の差で帯電能変化の評価とした。
よる帯電能低下についての評価を行った。評価方法とし
ては25℃、硝酸飽和蒸気の酸化雰囲気中に前記感光体
を60分間放置し、その後ただちに帯電能を測定し、初
期との帯電能の差で帯電能変化の評価とした。
【0105】この結果を表2に記載する。
【0106】(実施例11)次の組成を有する共重合体
【0107】
【化42】 (粘度平均分子量2.51×104 :TEMによる被膜
の観測から完全に均一構造を有したもの)を用い、さら
に酸化防止剤として下記構造式
の観測から完全に均一構造を有したもの)を用い、さら
に酸化防止剤として下記構造式
【0108】
【化43】 のものを用いて電荷輸送層を形成したことを除き、実施
例10と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
例10と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
【0109】得られた結果を表2に記載する。
【0110】(実施例12)次の組成を有する共重合体
(粘度平均分子量9.56×104 :TEMによる被膜
の観測から完全に均一構造を有したもの)を用いて電荷
輸送層を形成したことを除き、実施例10と全く同様に
して感光体を作成し測定を行った。
(粘度平均分子量9.56×104 :TEMによる被膜
の観測から完全に均一構造を有したもの)を用いて電荷
輸送層を形成したことを除き、実施例10と全く同様に
して感光体を作成し測定を行った。
【0111】
【化44】 得られた結果を表2に記載する。
【0112】(実施例13)酸化防止剤として下記構造
式
式
【0113】
【化45】 のものを用いて電荷輸送層を形成したことを除き、実施
例10と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
例10と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
【0114】得られた結果を表2に記載する。
【0115】(実施例14)酸化防止剤として下記構造
式
式
【0116】
【化46】 のものを用いて電荷輸送層を形成したことを除き、実施
例10と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
例10と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
【0117】得られた結果を表2に記載する。
【0118】(実施例15)次の構造を有する電荷発生
材料
材料
【0119】
【化47】 を使用し、電荷発生層を形成し、次の組成を有する共重
合体
合体
【0120】
【化48】 (粘度平均分子量2.23×104 :TEMによる被膜
の観測から完全に均一構造を有したもの)及び下記構造
式の電荷輸送材料
の観測から完全に均一構造を有したもの)及び下記構造
式の電荷輸送材料
【0121】
【化49】 を用いて電荷輸送層を形成したことを除き、実施例10
と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
【0122】得られた結果を表2に記載する。
【0123】(実施例16)次の組成を有する電荷発生
材料
材料
【0124】
【化50】 を用いて電荷発生層を形成したことを除き、実施例10
と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
【0125】得られた結果を表2に記載する。
【0126】(実施例17)酸化防止剤として下記構造
式
式
【0127】
【化51】 のものを用いたことを除き、実施例15と全く同様にし
て感光体を作成し測定を行った。
て感光体を作成し測定を行った。
【0128】得られた結果を表2に記載する。
【0129】(実施例18)酸化防止剤として下記構造
式
式
【0130】
【化52】 のものを用いたことを除き、実施例16と全く同様にし
て感光体を作成し測定を行った。
て感光体を作成し測定を行った。
【0131】得られた結果を表2に記載する。
【0132】(実施例19)下記の組成を有する共重合
体
体
【0133】
【化53】 を用いたことを除き、実施例15と全く同様にして感光
体を作成し測定を行った。
体を作成し測定を行った。
【0134】得られた結果を表2に記載する。
【0135】(実施例20)下記の組成を有する共重合
体
体
【0136】
【化54】 を用いたことを除き、実施例16と全く同様にして感光
体を作成し測定を行った。
体を作成し測定を行った。
【0137】得られた結果を表2に記載する。
【0138】(比較例3)ポリカーボネートZ(粘度平
均分子量3.6×104 )を用い、酸化防止剤を用いな
かったことを除き、実施例10と全く同様にして感光体
を作成し測定を行った。
均分子量3.6×104 )を用い、酸化防止剤を用いな
かったことを除き、実施例10と全く同様にして感光体
を作成し測定を行った。
【0139】得られた結果を表2に記載する。
【0140】(比較例4)ポリカーボネートZ(粘度平
均分子量3.6×104 )を用い、酸化防止剤を用いな
かったことを除き、実施例15と全く同様にして感光体
を作成し測定を行った。
均分子量3.6×104 )を用い、酸化防止剤を用いな
かったことを除き、実施例15と全く同様にして感光体
を作成し測定を行った。
【0141】得られた結果を表2に記載する。
【0142】
【0143】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体は優れた耐久
性、耐摩耗性、耐摩擦性及び電気特性を有している上、
上記の優れた特性をそこなうことなく、酸化雰囲気によ
る表面の劣化、詳しくは、電子写真方法の主に一次コロ
ナ帯電器や転写コロナ帯電器で発生するNOX に対する
電位変動の低減に効果がある。詳しくは帯電能の劣化の
防止、感度の変動の防止することができる。
性、耐摩耗性、耐摩擦性及び電気特性を有している上、
上記の優れた特性をそこなうことなく、酸化雰囲気によ
る表面の劣化、詳しくは、電子写真方法の主に一次コロ
ナ帯電器や転写コロナ帯電器で発生するNOX に対する
電位変動の低減に効果がある。詳しくは帯電能の劣化の
防止、感度の変動の防止することができる。
【図1】一般的な転写式電子写真装置の概略構成図であ
る。
る。
【図2】電子写真装置をプリンターとして使用したファ
クシミリのブロック図である。
クシミリのブロック図である。
1 感光体 2 帯電手段 3 露光部 4 現像手段 5 転写手段 6 クリーニング手段 7 前露光手段 8 像定着手段
Claims (7)
- 【請求項1】 導電性支持体上に機能分離型感光層を有
する電子写真感光体において、該感光層が下記一般式
[1]及び[2] 【化1】 【化2】 (式中、R1 ないしR16は水素原子、ハロゲン原子、メ
チル基、エチル基またはフェニル基、Aは2価の基を示
す)で示される構造単位を同時に有する共重合体を含有
し、かつ芳香族アミン系酸化防止剤または有機リン系酸
化防止剤を含有することを特徴とする電子写真感光体。 - 【請求項2】 前記一般式[2]で示される構造が、下
記一般式[3] 【化3】 (式中、R9 ないしR16は前記のものと同じ)で示され
る請求項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項3】 前記一般式[2]で示される構造が、下
記一般式[4] 【化4】 (式中、R9 ないしR16は前記のものと同じ)で示され
る請求項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項4】 前記一般式[2]で示される構造が、下
記一般式[5] 【化5】 (式中、R9 ないしR16は前記のものと同じ)で示され
る請求項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項5】 前記一般式[2]で示される構造が、下
記一般式[6] 【化6】 (式中、R9 ないしR16は前記のものと同じ)で示され
る請求項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項6】 請求項1ないし5記載の電子写真感光体
を有することを特徴とする電子写真装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし5記載の電子写真感光体
を有し、かつリモート端末からの画像情報を受信する受
信手段を有することを特徴とするファクシミリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15310192A JPH05323627A (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15310192A JPH05323627A (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05323627A true JPH05323627A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=15554999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15310192A Pending JPH05323627A (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05323627A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100516366B1 (ko) * | 1997-06-19 | 2005-12-21 | 후지 덴키 홀딩스 가부시키가이샤 | 전자사진용감광체및그제조방법 |
-
1992
- 1992-05-21 JP JP15310192A patent/JPH05323627A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100516366B1 (ko) * | 1997-06-19 | 2005-12-21 | 후지 덴키 홀딩스 가부시키가이샤 | 전자사진용감광체및그제조방법 |
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