JPH05323618A - 焼付装置、原板供給装置及び原板排出装置 - Google Patents

焼付装置、原板供給装置及び原板排出装置

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JPH05323618A
JPH05323618A JP4127446A JP12744692A JPH05323618A JP H05323618 A JPH05323618 A JP H05323618A JP 4127446 A JP4127446 A JP 4127446A JP 12744692 A JP12744692 A JP 12744692A JP H05323618 A JPH05323618 A JP H05323618A
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Koichi Fujii
幸一 藤井
Yuichi Tanioka
裕一 谷岡
Toshiki Funakoshi
俊樹 船越
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 原板の位置ずれを防止し、原板を確実に装着
できるようにするとともに原板を排出する。 【構成】 自動殖版機1は、原板と刷版とを密着させて
露光焼付けを行うものである。この殖版機1は、原板貯
蔵部4と原板供給部10と焼付部9と露光部と7を備え
ている。原板貯蔵部4は、原板を複数枚位置決めして貯
蔵するものである。原板供給部10は、原板を位置決め
する位置決めピン10a,10b,10cを有してい
る。焼付部9は、刷版を配置するものである。露光部7
は、原板貯蔵部12から原板を1枚ずつ取り出して原板
供給部10に搬送する原板搬送部14と、焼付部9に刷
版を搬送する刷版搬送部15と、原板供給部10から原
板を得て焼付部9の刷版に対して露光焼付けを行う光源
部6とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原板と感光材料とを密
着させて露光焼付けを行う焼付装置、焼付装置の移動可
能な露光部に対して原板を供給する原板供給装置、及び
露光部に装着された原板を排出する原板排出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】製版分野において、PS版や感光フィル
ム等の感光材料上に原板の画像を焼き付ける装置とし
て、特開昭62−220957号に焼付装置が開示され
ている。この種の焼付装置は、感光材料を載置するため
の焼付台と、原板を吸着保持しかつ焼付台上を直交する
2方向に移動可能な原板ホルダ及び原板ホルダに付随し
て移動する焼付用光源とを有する露光部と、原板ホルダ
に対して原板を供給するための原板供給部とを備えてい
る。この原板供給部には、複数枚の原板が位置決めされ
て重ねて載置される。さらに、焼付装置を無人運転させ
るために、感光材料を自動的に給排するようになってい
る。
【0003】この原板供給部及び感光材料給排部を備え
た焼付装置では、まず原板供給部に多数の原板を載置
し、また感光材料給排部により焼付台上に感光材料をセ
ットする。そして、原板供給部上に載置された原板を1
枚ずつ原板ホルダに装着し、感光材料と原板とを密着さ
せて露光焼付けを行う。焼付け終了後には、原板を排出
するとともに、感光材料給排部により感光材料を排出
し、再度感光材料を焼付台上にセットする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】たとえば夜間等に無人
運転をさせる際に原板供給部にたとえば100枚程度の
多数枚の原板を載置する場合には、上部に載置された原
板と下部に載置された原板との間で位置ずれが生じ、焼
付け位置が合わないことがある。たとえば、原板供給部
において位置決めピンを用いる場合、位置決めピンが傾
いていると、積層位置により原板の位置が変わってしま
い、原板の位置ずれが生じて焼付け位置が合わないこと
になる。
【0005】また、サイズが異なる複数の原板を原板供
給部に載置する場合には、一般に、一定の外形サイズの
補助シートに原板を貼り付け、外形サイズを合わせるこ
とが行われている。この場合には、多数枚の原板を原板
供給部で重ねると、補助シートと原板が重なっている中
央部が周囲より膨らみ、原板ホルダが原板を吸着する際
に、確実に原板を吸着することができなくなる。
【0006】また、この種の焼付装置において、据え付
けスペースを小さくするために、感光材料を傾斜した起
立姿勢で保持し得る焼付台を備えた傾斜型焼付装置があ
る。この傾斜型焼付装置では、一般に、その構造上多数
枚の原板を排出することは困難である。このため、傾斜
型焼付装置おいては、原板の排出が装置の自動化のネッ
クとなっている。
【0007】本発明の目的は、無人運転が可能な程度の
多数枚の原板を露光部に供給する際の位置ずれを防止す
るとともに原板を露光部に対して確実に装着できるよう
にすることにある。本発明の別の目的は、傾斜型焼付装
置において、多数枚の原板を容易に排出できるようにす
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る焼付装置
は、原板と感光材料とを密着させて露光焼付けを行うも
のである。この装置は、原板貯蔵部と原板供給部と焼付
部と露光部とを備えている。原板貯蔵部は、原板を複数
枚位置決めして貯蔵するものである。原板供給部は、原
板を位置決めする位置決め手段を有している。焼付部
は、感光材料を配置するものである。露光部は、原板貯
蔵部から原板を1枚ずつ取り出して原板供給部に搬送す
る原板搬送手段と、焼付部に感光材料を搬送する感光材
料搬送手段と、原板供給部から原板を得て焼付部の感光
材料に対して露光焼付けを行う露光手段とを備えてい
る。
【0009】本発明に係る原板供給装置は、焼付装置の
移動可能な露光部に対して原板を供給するものである。
この装置は、原板貯蔵部と原板供給部と原板搬送部とを
備えている。原板貯蔵部は、原板を複数枚位置決めして
貯蔵する。原板供給部は、原板を露光部に供給する。原
板搬送部は、原板貯蔵部から原板を1枚ずつ取り出して
原板供給部に搬送する。なお、前記原板供給装置は、前
記露光部が原板供給部に位置したとき、原板搬送部が原
板貯蔵部に位置するように露光部に取り付けられている
のが好ましい。
【0010】本発明に係る原板排出装置は、傾斜型焼付
装置の露光部に装着された原板を排出するものである。
この装置は排出原板貯蔵部と保持部と移動部とを備えて
いる。排出原板貯蔵部は、排出された原板を貯蔵するも
のである。保持部は、露光部から原板を受けて保持しか
つ排出原板貯蔵部に排出する。移動部は、保持部を原板
受け位置から排出原板貯蔵部に移動させる。
【0011】
【作用】本発明に係る焼付装置では、原板貯蔵部に貯蔵
された複数枚の原板が、露光部が有している原板搬送手
段により1枚ずつ原板供給部に搬送される。原板供給部
に1枚の原板が搬送されると、原板供給部で位置決めさ
れる。位置決めされた原板は、露光部に与えられ、露光
部が有している感光材料搬送手段により焼付部に搬送さ
れた感光材料に対して露光焼付けが行われる。
【0012】ここでは、原板及び感光材料が自動的にセ
ットされるとともに、原板供給部から露光手段に対して
1枚ずつ原板が与えられるので、原板の位置ずれを防止
でき、露光手段に確実に装着できる。本発明に係る原板
供給装置では、原板貯蔵部に位置決めされた原板が、原
板供給部に対して原板搬送部により1枚ずつ搬送され
る。搬送された1枚の原板は、露光部に対して供給され
る。
【0013】ここでは、原板供給部には1枚の原板だけ
が搬送され、それが露光部に供給されるので、同様に位
置ずれを防止でき、原板を確実に装着できる。また、露
光部が原板供給部に位置したとき、原板貯蔵部に位置す
るように原板搬送部が露光部に取り付けられている場合
には、原板の貯蔵部から原板搬送部への移動と、原板供
給部から露光部への供給とが並列的に行える。
【0014】本発明に係る原板排出装置では、保持部に
より原板が保持されると、移動部により保持部が原板受
け位置から排出原板貯蔵部に移動させられ、排出原板貯
蔵部で使用済みの原板が貯蔵される。ここでは、多数枚
の使用済みの原板が容易に排出原板貯蔵部に排出され
る。
【0015】
【実施例】図1は本発明の一実施例を採用した自動殖版
システムを示している。この自動殖版システムは、4台
の並設された傾斜型自動殖版機1と、自動殖版機1に並
設された傾斜型殖版機40と、自動殖版機1及び傾斜型
殖版機40の側方において並設方向に沿って配置された
刷版搬送ライン41と、刷版搬送ライン41の終端に配
置された平網焼付け及び刷版排出用のイジェクタ44
と、イジェクタ44の下流側に配置された自動現像機4
5と、自動現像機45の下流側に配置された絵柄面積計
46とから主に構成されている。刷版搬送ライン41は
横軸回りに旋回する刷版供給パレット42及び刷版排出
パレット43を備えており、パレット42,43が並設
方向に沿って移動し得る構成となっている。
【0016】自動殖版機1は、図2に示すように、焼付
けテーブル2と露光部7とから主として構成されてい
る。露光部7は、焼付けテーブル2の左右方向に移動可
能なキャリッジ3とキャリッジ3に取り付けられた上下
方向に移動可能な移動架台4と、この移動架台4に取り
付けられた原板ホルダ5及び光源部6とを備えている。
焼付けテーブル2は、水平面からの角度がたとえば70
°に設定された傾斜面8を有している。傾斜面8には、
長方形であり、図右側に配置された刷版を載置するため
の焼付部9と、図左下部に形成された原板供給部10
と、原板供給部10の上方に設けられた原板排出部11
とが設けられている。原板供給部10には、選択的に出
没可能な複数対の位置決めピン10a,10b,10c
が設けられている。原板のサイズに合わせて、このピン
10a,10b,10cのいずれかにより原板の位置決
めがなされる。なおピン10a,10b,10cは、原
板装着時には没入するようになっている。また、原板供
給部6には、吸着溝(図示せず)が設けられており、図
示しない真空ポンプが接続されている。
【0017】焼付けテーブル2の図左方には、使用済み
原板を貯蔵する排出原板貯蔵部13と、原板供給部10
に供給するための原板を貯蔵する原板貯蔵部12とが上
下に配置されている。原板貯蔵部12には、原板供給部
10の位置決めピン10a,10b,10cに対応する
位置決めピン12a,12b,12cが選択的に出没可
能に設けられている。なおこのピンの進出時の長さは、
100枚程度の原板を位置決め可能な長さになってい
る。排出原板貯蔵部13は、傾斜面8よりやや緩やかな
傾斜を有しており、その下部は、略J字型に形成されて
いる。
【0018】キャリッジ3は、キャリッジ駆動部31
(図7)を有している。この駆動部31は、焼付けテー
ブル2の左右方向に設けられた図示しないボールスクリ
ュー及びモータ等から構成されている。そして、モータ
により回転駆動され得るボールスクリューにより、キャ
リッジ3は、焼付けテーブル2上を図2の左右方向に移
動自在である。また架台4は、架台駆動部32(図7)
によりキャリッジ3の上下方向に移動可能である。
【0019】キャリッジ3の左側面には、原板搬送部1
4が配置されている。また、キャリッジ3の右側面には
刷版を搬送するための刷版搬送部15が取り付けられて
いる。原板搬送部14は、図3に示すように、キャリッ
ジ3の側面に図左方に突出するように配置された上下1
対の支持アーム16a,16bと、この支持アーム16
a,16b間で紙面と直交する方向に移動自在に配置さ
れた吸着フレーム17とを有している。この原板搬送部
14は、キャリッジ3の移動に伴い左右方向に移動す
る。
【0020】支持アーム16a,16bの先端部分に
は、紙面と直交する方向に沿って1対のガイド部材18
a,18bと、エアシリンダ20a,20bとが配置さ
れている。吸着フレーム17の上下面には、ガイド部材
18a,18bに転動自在に嵌め込まれる直線軸受19
a,19bが配置されている。このガイド部材18a,
18b、直線軸受19a,19b及びエアシリンダ20
a,20bにより、吸着フレーム17は支持アーム16
a,16bに対して紙面と直交する方向に移動可能に支
持されている。この吸着フレーム17の移動は、エアシ
リンダ20a,20bの伸退動作により行われる。この
エアシリンダ20a,20bのロッドには、図4に示す
ように吸着フレーム17から上下方向に延びるL型ブラ
ケット22a,22bの先端が取り付けられている。
【0021】吸着フレーム17の焼付けテーブル2に対
向する面には、図4に示すように原板Dを吸着保持する
ための複数個の吸盤21が配設されている。なおこの吸
盤21は、位置決めピン12aの近傍にて原板Dを吸着
し得る配置となっている。これは、原板Dの吸着及び原
板供給部10における位置決めピン10aへの装着を容
易にするためである。
【0022】吸盤21は、吸着フレーム17に図4左右
方向に移動自在に支持されている。また吸盤21は、吸
盤21の支持軸の回りに配置されたスプリング23によ
り常には図4左方に付勢されている。これは、原板Dの
枚数に係わらずエアシリンダ20a,20bのストロー
クを一定にするためである。このため、このエアシリン
ダ20a,20bは、進出位置と後退位置との2つの位
置で制御される。
【0023】刷版搬送部15は、原板搬送部14と略同
様な構成をしており、その詳細については省略する。原
板排出部11は、図5及び図6に示すようにキャリア2
5と、キャリア25を図5の左右方向に移動させるため
のエアシリンダ26と、キャリア25を移動自在に支持
するガイドレール27とから主に構成されている。キャ
リア25の前面には、4つの吸盤28が左右に等間隔に
配置されている。キャリア25は、焼付けテーブル2の
上面を跨ぎ、ガイドレール27を抱くように配置されて
いる。キャリア25は、エアシリンダ26のロッドエン
ドに固定されており、これによって原板ホルダ5に吸着
保持された使用済みの原板を受け取る位置と、排出原板
貯蔵部13で原板を排出する位置とに移動可能になって
いる。
【0024】次に、自動殖版機1の制御系の構成につい
て説明する。自動殖版機1は、図7に示す制御部30を
有している。制御部30は、ROM,RAM及びCPU
からなるマイクロコンピュータを備えている。制御部3
0には、原板排出部11、原板供給部10、原板搬送部
14、キャリッジ駆動部31、架台駆動部32、刷版搬
送部15、原板貯蔵部12及び光源部6がそれぞれ接続
されている。また、制御部30には、ホストインターフ
ェイス33を介して図示しないホストコンピュータが接
続されている。さらにキーボード34、その他の入出力
部も接続されている。
【0025】次に、制御部30の制御動作について図8
及び図9に示す制御フローチャートに基づいて説明す
る。まず図8のステップS1では、キャリッジ3及び移
動架台4を原点に移動させる等の初期設定が行われる。
ステップS2では、ホストコンピュータまたはキーボー
ド34により設定指令が入力されたか否かを判断する。
ステップS3では、作業指令が入力されたか否かを判断
する。ステップS4では他の指令が入力されたか否かを
判断する。なお、ステップS4で他の指令が入力される
とステップS7に移行する。ステップS7ではその指令
に応じた他の指令が実行される。
【0026】設定指令が入力されたと判断すると、ステ
ップS2からステップS5に移行する。ステップS5で
は、指令に応じた設定処理を行う。たとえば、ホストコ
ンピュータから殖版プログラムが入力された場合には、
入力された殖版プログラムに応じて、原板貯蔵部12の
位置決めピン12a,12b,12cのいずれか1組を
進出させる。また、原板供給部10の位置決めピン10
a,10b,10cのいずれか1つを進出させる。
【0027】作業指令が入力されるとステップS3から
ステップS6に移行する。ステップS6では図9に示す
殖版サブルーチンが実行される。図9の殖版サブルーチ
ンでは、まずステップS11で、原板貯蔵部12に貯蔵
された原板のうち最上の原板を原板搬送部14の吸盤2
1により吸着する。なおこのとき、露光部7は、図10
(A)に示すように、キャリッジ3が左端に、移動架台
5が下端にそれぞれ位置する原点位置に配置されてい
る。ステップS12では、露光部7を、図10(B)に
示す原板供給位置に移動させる。この原板供給位置は、
原板搬送部14が原板供給部10に対向する位置であ
る。
【0028】ステップS13では、原板搬送部14の吸
着フレーム17を原板供給部10の方向に移動させ、吸
着された原板を原板供給部10にセットする。原板がセ
ットされると原板供給部10では、原板を図示しない真
空ポンプにより吸着する。それと同時に吸盤21による
吸着を解除する。このようにして原板を原板供給部10
に供給する。原板を原板供給部10に供給すると、ステ
ップS14では、露光部7を図10(C)に示す刷版供
給位置に移動させる。この刷版供給位置は、刷版搬送ラ
イン3上を走行する2輌連結のパレット42に載置され
た未露光の刷版を吸着可能な位置である。なおこのパレ
ット42,43は、図示しない旋動機構により焼付けテ
ーブル2の傾斜角度(70°)と同一の角度に予めセッ
トされている。
【0029】ステップS15では、パレット42に載置
された未露光の刷版を吸着する。ステップS16では、
露光部7を原点(図10(A))に移動させる。ステッ
プS17では、原板供給部10に供給された原板の原板
ホルダ5への装着を開始する。ステップS18では、原
板の装着と同時に刷版搬送部15に吸着された刷版の焼
付け部9へのセットを開始する。ステップS19では、
原板貯蔵部12に次の原板があるか否かを判断する。こ
れにより殖版プログラムの終了を判断できる。次の原板
があると判断した場合にはステップS20に移行する。
ステップS20では、原板貯蔵部12に貯蔵された次の
原板を原板搬送部14により吸着する。
【0030】ここでは、露光部7が原点にあるときに、
原板貯蔵部12にある原板の吸着、原板供給部10にあ
る原板の原板ホルダ5への装着、及び焼付け部9への刷
版の供給を露光部7を移動させずに1度に行える。この
ため、刷版及び原板の供給動作に要するトータル時間が
短くなり、殖版サイクルが短くなる。ステップS21で
は、露光部7を図10(B)に示す原板供給位置に移動
させる。ステップS22では、原板搬送部14に吸着さ
れた原板を原板供給部10に供給する。なお、ステップ
S19で次の原板が原板貯蔵部12にないと判断した場
合にはステップS23に移行する。ステップS23で
は、終了フラグを「1」にセットする。ステップS22
またはステップS23での処理を終了するとステップS
24に移行する。
【0031】ステップS24では、殖版プログラムに応
じて露光部7を移動させ、原板と刷版とを真空密着して
露光焼付けを行う。ステップS25では、露光部7を図
10(D)に示す原板排出原点に移動させる。この原板
排出原点は、原版ホルダ5が原板排出部11に対向する
位置である。なお、キャリッジ3の位置は上述の原点と
同一の位置である。
【0032】露光部7が原板排出原点に到達するとステ
ップS26に移行する。ステップS26では、原板ホル
ダ5に吸着された使用済みの原板を排出するべく原板排
出部11のキャリッジ25で吸着させ、さらにキャリッ
ジ25を排出原板貯蔵部13側に移動させ、吸着した使
用済みの原板を排出原板貯蔵部13に落下させる。これ
と同時に、ステップS27では、露光済みの刷版を吸着
する。
【0033】ここでは、原板排出時に露光済みの刷版を
吸着できるので、原板及び刷版の排出動作に要するトー
タル時間が短くなる。また、使用済みの刷版を簡単に排
出できる。ステップS28では、露光部7を図10
(C)に示す刷版供給位置に移動させる。ステップS2
9では、刷版搬送部15で吸着した刷版をパレット43
へと搬送し、刷版を排出する。
【0034】ステップS30では、終了フラグ(ステッ
プS23)が「1」にセットされているか否かを判断す
る。これが「1」にセットされていない場合には、ステ
ップS15以下の処理を繰り返す。また、終了フラグが
「1」にセットされている場合にはステップS31に移
行する。ステップS31では終了フラグを0にリセット
し、図8のメインルーチンに戻る。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る焼付装置では、原板貯蔵部
と原板供給部とを設けるとともに、露光部に原板搬送手
段と感光材料搬送手段と露光手段とを設けたので、焼付
部への感光材料の搬送及び原板供給部への原板の搬送を
簡単な構成で実現でき、焼付装置の自動化を簡素な構成
で実現できる。また、原板が1枚ずつ原板供給部にセッ
トされ、供給された原板が露光手段に与えられるので、
原板の位置ずれを防止でき、多数枚の原板を露光手段に
確実に装着できる。
【0036】本発明に係る原板供給装置では、原板搬送
部により原板貯蔵部から原板が1枚ずつ取り出され原板
供給部に搬送されセットされるので、原板供給部におけ
る原板の位置ずれを防止できる。また、補助シートを貼
り付けて使用する場合であっても、原板を原板供給部に
1枚ずつ供給して供給された原板を露光部に供給するの
で、原板の中高現象がなくなり、原板を確実に装着でき
る。また、露光部が原板供給部に位置したとき原板貯蔵
部に位置するように原板搬送部が露光部に取り付けられ
ている場合には、貯蔵部からの原板の取り出し及び原板
供給部からの露光部への供給が同時に行える。
【0037】本発明に係る原板排出装置では、排出原板
貯蔵部と保持部と移動部とを設けたので、傾斜型焼付装
置であっても、簡単に原板を排出することができる。こ
のため、傾斜型焼付装置において多数枚の原板であって
も供給から原板の排出までの自動化を図ることも可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を採用した自動殖版システム
の斜視図。
【図2】本発明の一実施例としての自動殖版機の斜視
図。
【図3】その原板搬送装置の正面図。
【図4】その原板搬送装置の側面図。
【図5】その原板排出装置の正面図。
【図6】その原板排出装置の平面図。
【図7】その制御系の概略構成を示すブロック図。
【図8】制御部のメインルーチンを示すフローチャー
ト。
【図9】制御部の殖版サブルーチンを示すフローチャー
ト。
【図10】種々の動作状態を示す模式図。
【符号の説明】
1 自動殖版機 2 焼付けテーブル 6 光源部 7 露光部 10 原板供給部 10a,10b,10c 位置決めピン 11 原板排出部 12 原板貯蔵部 12a,12b,12c 位置決めピン 13 排出原板貯蔵部 14 原板搬送部 15 刷版搬送部 25 キャリア 26 エアシリンダ 28 吸盤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原板と感光材料とを密着させて露光焼付け
    を行う焼付装置であって、 前記原板を複数枚位置決めして貯蔵する原板貯蔵部と、 前記原板を位置決めする位置決め手段を有する原板供給
    部と、 前記感光材料を配置する焼付部と、 前記原板貯蔵部から前記原板を1枚ずつ取り出して原板
    供給部に搬送する原板搬送手段と、前記焼付部に前記感
    光材料を搬送する感光材料搬送手段と、前記原板供給部
    から前記原板を得て前記焼付部の感光材料に対し前記露
    光焼付けを行う露光手段とを有する露光部と、を備えた
    焼付装置。
  2. 【請求項2】焼付装置の移動可能な露光部に対して原板
    を供給する原板供給装置であって、 前記原板を複数枚位置決めして貯蔵する原板貯蔵部と、 前記原板を前記露光部に供給する原板供給部と、 前記原板貯蔵部から前記原板を1枚ずつ取り出して前記
    原板供給部に搬送する原板搬送部と、を備えた原板供給
    装置。
  3. 【請求項3】前記原板搬送部は、前記露光部が前記原板
    供給部に位置したとき前記原板貯蔵部に位置するように
    前記露光部に取り付けられている、請求項2に記載の原
    板供給装置。
  4. 【請求項4】傾斜型焼付装置の露光部に装着された原板
    を排出する原板排出装置であって、 焼付け済みの原板を複数枚貯蔵する排出原板貯蔵部と、 前記露光部から前記原板を受けて保持し、かつ前記排原
    板貯蔵部に排出する保持部と、 前記保持部を原板受け位置から前記排出原板貯蔵部に移
    動させる移動部と、を備えた原板排出装置。
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