JPH05323140A - 光等化器 - Google Patents

光等化器

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JPH05323140A
JPH05323140A JP12437092A JP12437092A JPH05323140A JP H05323140 A JPH05323140 A JP H05323140A JP 12437092 A JP12437092 A JP 12437092A JP 12437092 A JP12437092 A JP 12437092A JP H05323140 A JPH05323140 A JP H05323140A
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optical
waveguides
diffraction grating
constant
equalizer
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JP12437092A
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Katsunari Okamoto
勝就 岡本
Yoshinori Hibino
善典 日比野
Motohaya Ishii
元速 石井
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分散を有する光ファイバを伝搬して歪みを受
けた信号を光信号のままで波形整形することを可能と
し、大容量・長距離光通信に適した光等化器を得る。 【構成】 二本の光導波路がその一部分で、互いに光結
合を起こす程度に近接している方向性結合器において、
出力側の二本の導波路の結合部から等しい位置に周期が
一定で、かつ光の伝搬定数が変化している第1型チャー
プ回折格子が設けられている。また、出力側の二本の導
波路の結合部から等しい位置に光の伝搬定数が一定で、
かつ周期が変化している第2型チャープ回折格子が設け
られている。また、第1型光導波路、あるいは第2型光
導波路をそれぞれ一対とし、これが二対以上設けられ、
チャープ回折格子が設けられていない光導波路同士が順
次接続されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分散を有する光ファイ
バを伝搬して歪みを受けた信号を波形整形する光等化器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】波長λ=1.3μmに零分散を有する光
ファイバ(日本縦貫光通信回線等、既設のほとんどの光
ファイバ)を、最低損失帯であるλ=1.55μmで使
用する際には、光ファイバの分散のために信号周波数
(変調周波数)fが高くなるにつれて伝搬遅延時間τが
小さくなる(伝搬速度が速くなる)。そのために、信号
光パルスの歪が大きくなり伝送容量、あるいは伝送(中
継)距離が制限される。分散を有する光ファイバを伝搬
して歪みを受けた信号を波形整形する光等化器として
は、従来、図15に示すようなマイクロ波ストリップラ
インが知られている。図15において、41,42は金
属導体、43は誘電体である。
【0003】マイクロ波ストリップラインの伝搬遅延特
性は、図16に示すように、信号周波数fが高くなるに
つれて伝搬遅延時間τが大きくなる(伝搬速度が遅くな
る)。ただし、図16において、lMSはストリップライ
ンの長さである。図16の遅延特性は、前記の光ファイ
バの遅延特性とは逆であるから、光信号を光電変換器
(光検出器)によって電気信号に変換した後に、ストリ
ップラインを通すことによって光ファイバの分散を相殺
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の構造の光等化器では、光信号を一旦電気信号に
変換して波形整形するために、全光中継を行うことがで
きないという問題があった。また、信号周波数fが高く
なると、ストリップラインの導体損失が増加するという
問題があった。
【0005】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、本発明の目的は、分散を有する光フ
ァイバを伝搬して歪みを受けた信号を光信号のままで波
形整形することを可能とし、大容量・長距離光通信に適
した光等化器を提供することにある。
【0006】本発明の前記ならびにその他の目的及び新
規な特徴は、本明細書及び添付図面により明らかにす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の(1)の手段は、二本の光導波路がその一
部分で、互いに光結合を起こす程度に近接している方向
性結合器において、出力側の二本の導波路の結合部から
等しい位置に周期が一定で、かつ光の伝搬定数が変化し
ている第1型チャープ回折格子が設けられていることを
特徴とする。
【0008】本発明の(2)の手段は、二本の光導波路
がその一部分で、互いに光結合を起こす程度に近接して
いる方向性結合器において、出力側の二本の導波路の結
合部から等しい位置に光の伝搬定数が一定で、かつ周期
が変化している第2型チャープ回折格子が設けられてい
ることを特徴とする。
【0009】本発明の(3)の手段は、前記(1)の手
段の方向性結合器とチャープ回折格子を有する第1型光
導波路、あるいは前記(2)の手段の方向性結合器とチ
ャープ回折格子を有する第2型光導波路をそれぞれ一対
とし、これが二対以上設けられ、チャープ回折格子が設
けられていない光導波路同士が順次接続されていること
を特徴とする。
【0010】
【作用】前述の手段によれば、周期Λが一定で、かつ光
の伝搬定数βが変化している第1型チャープ回折格子、
あるいは光の伝搬定数βが一定で、かつ周期Λが変化し
ている第2型チャープ回折格子においては、周波数の異
なる光はチャープ回折格子の異なる位置で反射される。
したがって、キャリア光の波長やチャープ回折格子の構
造パラメータを適当に選ぶことによって任意の伝搬遅延
特性を実現することができる。これによって、光信号を
電気信号に変換することなく光ファイバの分散を相殺す
ることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0012】〔実施例1〕図1は、本発明の実施例1の
光等化器の要部の概略構成を説明するための図である。
本実施例1の光等化器は、方向性結合器の出力側の二本
の導波路の結合部から等しい位置に周期Λが一定で、か
つ光の伝搬定数βが緩やかに変化している第1型チャー
プ回折格子が設けられているものである。同図1に示す
ように、本実施例1の光等化器は、入力側光導波路1,
2、出力側光導波路3,4、結合率50%の3dB方向
性結合器5、及び第1型チャープ回折格子6,7とから
構成されている。
【0013】第1型チャープ回折格子6,7は、図2に
示すように、屈折率n1の光導波路のコア幅をz=0〜
Lの区間だけテーパ状に変化させ、一定の周期Λの回折
格子をコア上にエッチングで作製し、これを屈折率n0
のクラッドで覆って構成されている。
【0014】図3は、コア厚2t=7μm、比屈折率差
Δ=0.75%の光導波路において、コア幅をz=0〜
L(=1cm)の区間にわたって2a=7〜6.5μm
に変化させたときの、等価屈折率neff(z)=β
(z)/k(kは波数,k=2π/λ)、及び等価屈折
率の変化分Δn=neff(z)−neff(0)を波長λ=
1.55μm帯の光に対して求めたものである。図3よ
り、コア幅をテーパ状に変化させることによって伝搬定
数βを緩やかに変化させられることがわかる。
【0015】いま、図1に示す第1型チャープ回折格子
6,7の振幅反射率をrとする。このとき、入力側光導
波路1から入射した光(電界振幅をA0とする)は、3
dB方向性結合器5によって1/2ずつ出力側光導波路
3,4に導かれる。出力側光導波路3,4に導かれた光
は、それぞれ第1型チャープ回折格子6,7で反射を受
け3dB方向性結合器5の側へ反射される。このとき3
dB方向性結合器5を介した4つの光導波路1,2,
3,4の間の光伝搬の様子は、図4(a)及び図4
(b)のように表される。
【0016】まず、左から右への光伝搬の様子を示す図
4(a)においては、
【0017】
【数1】
【0018】
【数2】
【0019】である。次に、A1及びB1はそれぞれ第1
型チャープ回折格子6,7によって反射率rで反射さ
れ、図4(b)に示すように、3dB方向性結合器5を
再び通って入力側光導波路1,2に向かって進行する。
入射側光導波路に戻る光の電界振幅A2、B2は次のよう
に表される。
【0020】
【数3】
【0021】
【数4】
【0022】上式より、入力側光導波路1から入射され
第1型チャープ回折格子6,7によって反射された光
は、すべて入力側光導波路2に導かれ、そのときの電界
振幅伝達率Hは、
【0023】
【数5】
【0024】で与えられることが分かる。
【0025】第1型チャープ回折格子6,7の反射率r
は、回折格子の周期をΛ、結合係数をκG、テーパ光導
波路の長さをL、等価屈折率の変化分をΔn、ブラッグ
中心波長をλ0とすると以下のように求められる。
【0026】まず、第1型チャープ回折格子6,7にお
いて+z方向に進む進行波をA(z)、−z方向に進む
反射波をB(z)とすると、これらの電界成分の間には
次のような連立微分方程式が成り立つ。
【0027】
【数6】
【0028】
【数7】
【0029】回折格子の結合係数κ12は、
【0030】
【数8】
【0031】と表される。ここで、κG、Λ、θは一般
にはzの関数である。κG、Λが一定でθが、
【0032】
【数9】
【0033】で与えられるときには、図2に示すような
第1型チャープ回折格子を表し、κG、β(すなわちn
eff)が一定でθが、
【0034】
【数10】
【0035】で与えられるときには、後述する図8に示
す第2型チャープ回折格子を表す。式(8)を(6)、
(7)に代入すると次式が得られる。
【0036】
【数11】
【0037】
【数12】
【0038】ただし、ψは、
【0039】
【数13】
【0040】である。いま、ローカル(local)な反射
率ρ(z)を、
【0041】
【数14】
【0042】とおくと、式(11)、(12)よりdρ
/dzは、
【0043】
【数15】
【0044】で与えられる。ここで、σは、
【0045】
【数16】
【0046】である。z≧Lにおいて回折格子は存在し
ないので反射波は無い。したがって、境界条件はB
(L)=0、すなわち、
【0047】
【数17】 ρ(L)=0 (17) である。式(17)の境界条件の元における微分方程式
(15)の解は、Runge-Kutta法等を用いて求めること
ができる。回折格子の振幅反射率は、式(14)より、
【0048】
【数18】
【0049】と表される。したがって、図1において入
力側光導波路1から入射され、第1型チャープ回折格子
6,7によって反射され、入力側光導波路2に導かれる
光の電界振幅伝達率Hは、
【0050】
【数19】 H = −jr = −jρ(0) (19) で与えられる。
【0051】光の伝搬遅延特性は、電界振幅伝達率Hの
位相角をarg(H)、光の角周波数をωとすると、
【0052】
【数20】
【0053】で与えられる。ただし、Im[ ]は虚数部
を表す。
【0054】図5は、Λ=0.534μm、L=1(c
m)、κGL=8、neff(L/2)=1.4519、Δ
n=0.0002、ブラッグ中心波長λ0=1.55(μ
m)のときの図1の光等化器の相対遅延時間τ(式(2
0)から一定遅延時間を差し引いた相対的な遅延時
間)、及び光強度反射率|H|2をブラッグ中心周波数
0(=c/λ0:cは光速)からの相対周波数に対して
示したものである。いま、キャリアの波長(レーザ光源
の無変調時の波長)を図5の矢印の様にf0から約13
GHz離れた値(λL=1.5499μm)に設定する
と、図1の光等化器の相対遅延時間τ、及び光強度反射
率|H|2は図6のようになる。
【0055】図6から分かるように、本実施例1の光等
化器の伝搬遅延特性は信号周波数fが高くなるにつれて
伝搬遅延時間τが大きくなる(伝搬速度が遅くなる)特
性を有している。これは、光ファイバの遅延特性とは逆
であり、第1型チャープ回折格子及びキャリアの波長を
適当に選ぶことによって光ファイバの分散を相殺するこ
とができることが分かる。
【0056】〔実施例2〕図7は、本発明の実施例2の
光等化器の要部の概略構成を説明するための図である。
【0057】本実施例2の光等化器は、方向性結合器の
出力側の二本の導波路の結合部から等しい位置に光の伝
搬定数βが一定で、かつ周期Λが緩やかに変化している
第2型チャープ回折格子が設けられているものである。
同図7に示すように、本実施例2の光等化器は、入力側
光導波路8,9、出力側光導波路10,11、結合率5
0%の3dB方向性結合器12、及び第2型チャープ回
折格子13,14とから構成されている。
【0058】第2型チャープ回折格子13,14は、図
8に示すように、屈折率n1の光導波路のコア上にz=
0〜Lの区間だけ、周期が緩やかに変化する回折格子を
エッチングで作製し、これを屈折率n0のクラッドで覆
って構成されている。前述のように、第2型チャープ回
折格子は、式(10)で記述され、これを式(11)〜
(19)に代入すれば、図7の光等化器の伝搬遅延特性
は、式(20)で与えられる。
【0059】図9は、Λ(L/2)=0.534μm、
L=1(cm)、κGL=8、neff=1.4519、Δ
Λ=0.074(nm)、ブラッグ中心波長λ0=1.5
5(μm)のときの図7の光等化器の相対遅延時間τ、
及び光強度反射率|H|2をブラッグ中心周波数f0(=
c/λ0:cは光速)からの相対周波数に対して示した
ものである。いま、キャリアの波長を図9の矢印の様に
0から約13GHz離れた値(λL=1.5499μ
m)に設定すると、図7の光等化器の相対遅延時間τ、
及び光強度反射率|H|2は図10のようになる。図1
0から分かるように、本実施例2の光等化器の伝搬遅延
特性は、信号周波数fが高くなるにつれて伝搬遅延時間
τが大きくなる(伝搬速度が遅くなる)特性を有してい
る。これは、光ファイバの遅延特性とは逆であり、第2
型チャープ回折格子及びキャリアの波長を適当に選ぶこ
とによって光ファイバの分散を相殺することができるこ
とが分かる。
【0060】〔実施例3〕図11は、本発明の実施例3
の光等化器の要部の概略構成を説明するための図であ
る。
【0061】本実施例3の光等化器は、方向性結合器と
第1型チャープ回折格子を有する光導波路を一対とし、
これが二対以上設けられ、チャープ回折格子が設けられ
ていない光導波路同士が順次接続された光等化器を示し
たものである。同図11に示すように、本実施例3の光
等化器は、光導波路15,16,17,21,22,2
3,27、結合率50%の3dB方向性結合器18,2
4、及び第1型チャープ回折格子19,20,25,2
6とから構成されている。光導波路15から入射され、
第1型チャープ回折格子19,20によって反射された
光は、すべて光導波路21に導かれ、さらに第1型チャ
ープ回折格子25,26によって反射されて光導波路2
7に導かれる。このときの電界振幅伝達率HNは、対数
をN(図11ではN=2)とすると、式(19)より、
【0062】
【数21】
【0063】で与えられることが分かる。したがって、
光の伝搬遅延特性は、
【0064】
【数22】
【0065】となり、本発明の実施例1又は2の光等化
器の遅延時間(式(20))のN倍にできることが分か
る。
【0066】〔実施例4〕図12は、本発明の実施例4
の光等化器の要部の概略構成を説明するための図であ
る。
【0067】本実施例4の光等化器は、方向性結合器と
第2型チャープ回折格子を有する光導波路を一対とし、
これが二対以上設けられ、チャープ回折格子が設けられ
ていない光導波路同士が順次接続されたものである。同
図12に示すように、本実施例4の光等化器は、光導波
路28,29,30,34,35,36,40、結合率
50%の3dB方向性結合器31,37、及び第2型チ
ャープ回折格子32,33,38,39とから構成され
ている。光導波路28から入射され、第2型チャープ回
折格子32,33によって反射された光は、すべて光導
波路34に導かれ、さらに第2型チャープ回折格子3
8,39によって反射されて光導波路40に導かれる。
このときの電界振幅伝達率は、本発明の実施例3で述べ
たように対数をN(図12ではN=2)とすると、式
(22)のようになり、本発明の実施例1又は2の光等
化器の遅延時間(式(20))のN倍にできることが分
かる。
【0068】前記本実施例1乃至4の光等化器の作製
は、石英系光導波路を用いて行った。まず、Si基板上
に火炎堆積法によってSiO2下部クラッド層を堆積
し、次に、Ge2をドーパントとして添加したSiO2
ガラスのコア層を堆積した後に、電気炉で透明ガラス化
した。次に、前記設計に基づくマスクパターンを用いて
コア層をエッチングしてコア部分、及び第1型あるいは
第2型チャープの回折格子を作製した。
【0069】図13は、長さ120kmの(波長λ=
1.3μmに零分散を有する)光ファイバの伝搬遅延特
性(図中ファイバと記してある曲線)を本発明の実施例
1の光等化器の伝搬遅延特性(図中光等化器と記してあ
る曲線)によって相殺したもの(図中ファイバ+光等化
器と記してある曲線)である。本発明の実施例2の光等
化器で長さ120kmの(波長λ=1.3μmに零分散
を有する)光ファイバの伝搬遅延特性を相殺した場合に
も、図13と同様の結果が得られた。
【0070】また、図14は、長さ240kmの光ファ
イバの伝搬遅延特性(図中ファイバと記してある曲線)
をN=2とした本発明の実施例3又は4の光等化器の伝
搬遅延特性(図中光等化器と記してある曲線)によって
相殺したもの(図中ファイバ+光等化器と記してある曲
線)である。
【0071】なお、実施例1,2,3,4では、同じタ
イプ(型)のチャープ回折格子同志を組み合わせたが、
異なるタイプのチャープ回折格子同志を組み合わせても
同様な効果が得られることは言うまでもない。
【0072】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更し得
ることはいうまでもない。
【0073】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、チャープ回折格子及びキャリアの波長を適当に選ぶ
ことによって任意の伝搬遅延特性を実現することができ
る。したがって、光信号を電気信号に変換することな
く、光ファイバは分散を相殺することができ、大容量・
長距離光通信において大きな利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の光等化器の要部の概略構
成を説明するための図、
【図2】 本実施例1の第1型チャープ回折格子の部分
拡大図、
【図3】 本実施例1のコア厚2t=7μm、比屈折率
差Δ=0.75%の光導波路において、コア幅をz=0
〜L(=1cm)の区間にわたって2a=7〜6.5μ
mに変化させたときの、等価屈折率neff(z)=β
(z)/k、及び等価屈折率の変化分Δn=n
eff(z)−neff(0)を波長λ=1.55μm帯の光
に対して示した図、
【図4(a)】 図1における光の進行を説明するため
の図、
【図4(b)】 図1における光の進行を説明するため
の図、
【図5】 第1型チャープ回折格子の伝搬遅延特性の計
算例を示す図、
【図6】 本実施例1の光等化器の伝搬遅延特性の計算
例を示す図、
【図7】 本発明の実施例2の光等化器の要部の概略構
成を説明するための図、
【図8】 本実施例2の第2型チャープ回折格子の部分
拡大図、
【図9】 本実施例2の第2型チャープ回折格子の伝搬
遅延特性の計算例を示す図、
【図10】 本実施例2の光等化器の伝搬遅延特性の計
算例を示す図、
【図11】 本発明の実施例3の光等化器の要部の概略
構成を説明するための図、
【図12】 本発明の実施例4の光等化器の要部の概略
構成を説明するための図、
【図13】 長さ120kmの光ファイバの伝搬遅延特
性を本発明の実施例1又は2の光等化器の伝搬遅延特性
によって相殺した結果を示す図、
【図14】 長さ240kmの光ファイバの伝搬遅延特
性をN=2とした本発明の実施例3又は4の光等化器の
伝搬遅延特性によって相殺した結果を示す図、
【図15】 従来のマイクロ波ストリップラインを用い
た光等化器の構造を示す図、
【図16】 マイクロ波ストリップラインの伝搬遅延特
性を示す図。
【符号の説明】
1,2…入力側光導波路、3,4…出力側光導波路、5
…結合率50%の3dB方向性結合器、6,7…第1型
チャープ回折格子、8,9…入力側光導波路、10,1
1…出力側光導波路、12…結合率50%の3dB方向
性結合器、13,14…第2型チャープ回折格子、15
…入力側光導波路、16,17…出力側光導波路、1
8,24…結合率50%の3dB方向性結合器、19,
20,25,26…第1型チャープ回折格子、21…二
つの方向性結合器を接続する導波路、22,23…光導
波路、27…出力側光導波路、28…入力側光導波路、
29,30…出力側光導波路、31,37…結合率50
%の3dB方向性結合器、32,33,38,39…第
2型チャープ回折格子、34…二つの方向性結合器を接
続する導波路、35,36…光導波路、40…出力側光
導波路、41,42…金属導体、43…誘電体。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二本の光導波路がその一部分で、互いに
    光結合を起こす程度に近接している方向性結合器におい
    て、出力側の二本の導波路の結合部から等しい位置に周
    期が一定で、かつ光の伝搬定数が変化している第1型チ
    ャープ回折格子が設けられていることを特徴とする光等
    化器。
  2. 【請求項2】 二本の光導波路がその一部分で、互いに
    光結合を起こす程度に近接している方向性結合器におい
    て、出力側の二本の導波路の結合部から等しい位置に光
    の伝搬定数が一定で、かつ周期が変化している第2型チ
    ャープ回折格子が設けられていることを特徴とする光等
    化器。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載の方向性結合器とチ
    ャープ回折格子を有する第1型光導波路、あるいは請求
    項2項に記載の方向性結合器とチャープ回折格子を有す
    る第2型光導波路をそれぞれ一対とし、これが二対以上
    設けられ、チャープ回折格子が設けられていない光導波
    路同士が順次接続されていることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の光等化器。
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