JPH0532307A - 材料取扱装置 - Google Patents

材料取扱装置

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JPH0532307A
JPH0532307A JP19216091A JP19216091A JPH0532307A JP H0532307 A JPH0532307 A JP H0532307A JP 19216091 A JP19216091 A JP 19216091A JP 19216091 A JP19216091 A JP 19216091A JP H0532307 A JPH0532307 A JP H0532307A
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JP
Japan
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cassette
crane
lifts
lift
horizontal frame
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Application number
JP19216091A
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English (en)
Inventor
Goro Fukugami
五郎 福神
Masaaki Toyama
正明 外山
Kikuo Moriya
菊雄 守屋
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収納効率を十分良く構成された立体倉庫に、
省力的に材料を出し入れでき、自動化が可能な構成とし
た材料取扱装置を提供する。 【構成】 棚17に支持されているカセット1内の材料
Wを主として取り扱う材料取扱装置であって、棚17に
対し水平方向に接近、離間可能なクレーン本体21と、
クレーン本体21の縦柱23に沿い昇降自在な左右のリ
フト25,25と、リフト25へこれから突出、没入可
能に設けられてこの突出によりカセット1の左右部又
は、横フレーム27の左右部に係合してカセット1ある
いは、横フレーム27を支承する係合部材43と、横フ
レーム27上にてその長手方向に夫々横移動して材料W
又は、カセット1を支承する一対の材料用フック29,
31とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カセットに収納され
て棚に段状に支承されている材料を、省力的に出し入れ
などするための材料取扱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、立体的に材料を収納する立体倉庫
としては、図示は省略したが、立設された複数本の縦柱
から夫々左右に複数の横棒を枝状に張り出して棚に形成
したものが一般的であり、棒鋼材などの材料を複数の横
棒へ橋架して載置し、クレーンなどを用いてこの棚から
材料を出し入れしている。
【0003】そして、収納効率を上げるために、1本の
横棒の長手方向に複数本の材料を載置しようとすると、
1本の横棒上のこれら複数本の材料から所望の1本の材
料をクレーンにて例えば取り出す操作は、容易ではな
い。
【0004】即ち、横棒の最も手前側の材料から順次取
り出すことになるため、奥側の材料の取り出しは、これ
よりも手前側の材料を一旦他の位置へ移してから行うこ
とになる。
【0005】このため1本の横棒には材料は1本だけ載
置する構造が一般的となっていて、収納効率は良くない
ものである。
【0006】そのうえ、立設された複数本の縦柱と、こ
れから夫々左右に張出している複数の横棒の間にクレー
ンのフックを移動させるなどの操作は、極めて面倒であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特に近年は、材料の切
断、加工機への材料の供給、加工済み品の搬出など、材
料の出し入れなど、材料の取扱を取り巻く作業は完全自
動化が進んできている。
【0008】ところが材料の収納、取扱のみは依然とし
て、人手にたよっているため、機械加工などの全体の自
動化、省力化によるメリットは必ずしも十分に得られて
いるとは言い難い。
【0009】しかも上記のように、従来の立体倉庫は、
材料の収納効率は良くないうえ、棚からの材料の取り出
しなどのクレーン操作が極めて面倒となっている。
【0010】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ため、収納効率を十分良く形成された立体倉庫に、省力
的に材料を出し入れでき、自動化が可能な構成とした材
料取扱装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
この発明は、棚に支持されているカセット内の材料を主
として取り扱う材料取扱装置であって、棚に対し水平方
向に接近、離間可能なクレーン本体と、クレーン本体の
縦柱に沿い昇降自在な左右のリフトと、リフトへこれか
ら突出、没入可能に設けられてこの突出によりカセット
の左右部又は、横フレームの左右部に係合してカセット
あるいは、横フレームを支承する係合部材と、横フレー
ム上にてその長手方向に夫々横移動して材料又は、カセ
ットを支承する一対の材料用フックとを有したクレーン
を備えている材料取扱装置に構成した。
【0012】そして、カセット内の材料の両端位置を検
出する端部検出部材と、上記フックの位置を検出するフ
ック位置検出部材とを備え、端部検出部材とフック位置
検出部材の検出値に基づき、クレーンによるカセットへ
の所望の材料の出し入れを自動制御する材料取扱装置に
構成した。
【0013】また、加工機などへ材料を移送する送材体
により支承される材料を、持ち上げ動作と横移動動作と
により送材体の左右方向へ横移しするようにしたバッフ
ァテーブルを設け、送材体上の材料の左右方向の移送位
置決めのための移送ガイドをバッファテーブルに形成し
ている材料取扱装置に構成した。
【0014】
【作用】棚に対しクレーン本体を接近し、リフトを上昇
或は下降動作して棚上の所望のカセットにリフトを近ず
け、検出部材を突出動作すると、該カセットの左右部に
係合部材が係合して、カセットはリフトに支承され、こ
のカセットはクレーンにより材料の搬送などに都合の良
い所定の位置へ移される。
【0015】又、横フレームの左右部へ係合部材を突出
させてこの横フレームをリフトに結合し、横フレーム上
の一対の材料用フックを横移動する操作により、例えば
カセットから材料を出し入れできる。
【0016】これらにより、棚に支持されているカセッ
ト内の材料を容易、かつ、能率良く所定の位置に取出
し、或は、材料を棚に収納できる。
【0017】そして、端部検出部材によりカセット内の
材料の両端位置を検出し、フック位置検出部材によりフ
ックの位置を検出して、端部検出部材とフック位置検出
部材の検出値に基づき、クレーンによるカセットへの所
望の材料の出し入れを自動制御することができる。
【0018】また、バッファテーブルの持ち上げ動作に
より送材体上から材料を持ち上げ、この材料を横移動動
作することにより、送材体の左右一方へ材料は横移しさ
れる。
【0019】このように、クレーンなどを用いずに材料
を送材体へ容易に横移しでき、バッファテーブルに形成
してある移送ガイドをそのまま使用して材料は左右方向
の位置決めがなされ、ただちに材料の移送が可能とな
る。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例を、図に基づき説明
する。
【0021】図1は、この発明の実施例を、材料切断シ
ステムに適用した斜視図である。
【0022】例示した材料切断システムは、材料Wを収
納したカセット1を、上下方向に多数、段状に配設して
支承している立体倉庫3と、立体倉庫3へのカセット1
の出し入れ及び、カセット1への材料Wの出し入れを行
うクレーン5と、加工機の一例としての切断機7と、立
体倉庫3の入口側から切断機7の前まで送材方向Aに材
料Wを移送する移送体としての例えばローラコンベア9
とによって構成されている。
【0023】そして、カセット1から取り出した材料W
をローラコンベア9の左右一方の側方に載置しておき、
クレーン5を用いずにこの材料Wをローラコンベア9へ
横移しするためのバッファテーブル11と、切断された
切断材または残材を切断機7から引き出して取り去るア
ンロード装置13が、付加設備されている。
【0024】例示した立体倉庫3は、倉庫フレーム15
の内側に細幅の棚17を、上下方向に多数、段設して、
この左右の棚17,17によってカセット1の長手方向
の左右部を支持する構造である。
【0025】立体倉庫3へのカセット1の出し入れ及
び、カセット1への材料Wの出し入れや搬送を行うクレ
ーン5として例示したものは、立体倉庫3の倉庫フレー
ム15の左右外側にて送材方向Aに対し直角方向に配設
した送行レール19,19と、送行レール19,19上
を、図示しない走行用モータにて走行するクレーン本体
21と、クレーン本体21の4本の縦柱23に沿い昇降
自在な左右のリフト25,25と、リフト25,25へ
後述のように取外し可能に取付けられた横フレーム27
と、横フレーム27上にてその長手方向に夫々横移動し
て材料W又は、カセット1を支承する一対の材料用フッ
ク29,31とによって構成され、横フレーム27をリ
フト25,25から取外して後述のようにショットピン
43(図2,3,4参照)をリフト25へ没入させた状
態では、立体倉庫3に収納されているカセット1の外側
方を、リフト25,25が通過できるように、横フレー
ム27の長さは設定されている。
【0026】リフト25の構造の一例を、図2に一部縦
断側面図で、図3に一部横断平面図で、図4に一部縦断
正面図で、夫々示した。
【0027】リフト25は、クレーン本体21に取付け
てある昇降用モータ33により巻き上げされる昇降ワイ
ヤ35に係止され、溝形の縦柱23内にて転接する左右
及び前後のローラ37,39を備えていて、昇降用モー
タ33により上下する。
【0028】クレーン5の横フレーム27をリフト25
へ取外し可能に取付けるための構造として図4に例示し
たものは、リフト25に明けたピン穴41に出入り可能
に嵌合したショットピン43を、ピン用モータ45にて
駆動されるウォームギヤ47とこのショットピン43に
形成したラック49との噛み合い動作により突出し、あ
るいは、リフト25内へ没入するものである。
【0029】リフト25から突出したショットピン43
は、クレーン5の横フレーム27のピン穴41へ嵌合し
て横フレーム27はリフト25,25に結合され、嵌合
されているショットピン43をリフト25内へ没入する
と、横フレーム27は、リフト25,25から取外しで
きる。
【0030】カセット1にもこのショットピン43が嵌
合できるピン穴53が明けてあり、横フレーム27の場
合と同様にリフト25に結合可能に構成している。
【0031】横フレーム27とこれの上で長手方向に移
動する一対の材料用フック29,31の構造の一例を、
図5に正面図で、図6に平面図で、図5のVII −VII 線
断面図を図7に夫々示した。
【0032】横フレーム27は、I形の断面を持ち、ク
レーン5の左右のリフト25,25の間へ略密接して挿
入可能な長さに形成し、I形の下部部材55へ上下から
転接するローラ57を、材料用フック29,31は備え
ている。
【0033】横フレーム27には、フック用モータ5
9,61が設けてあり、一方の材料用フック29は、フ
ック用モータ59により駆動される駆動スプロケット6
3と従動スプロケット65とに巻きかけたチェン67に
係止され、他方の材料用フック31は、フック用モータ
61により駆動される駆動スプロケット69と従動スプ
ロケット71とに巻きかけたチェン73に係止されてい
る。
【0034】材料用フック29,31は、挾持している
材料Wを所定位置に係合させるためにV溝79を有す
る。
【0035】材料用フック29,31の位置は、フック
用モータ59,61と夫々一体に回転するロータリ型の
位置検知用エンコーダ75,77によって計測される。
【0036】材料用フック29,31の夫々の横移動動
作のほか、クレーン本体21の走行動作、リフト25,
25の昇降動作は、クレーン本体21などのこれら各部
材の位置を、図示は省略したが例えばマイクロスイッ
チ、光電スイッチ、エンコーダなどにより検出して、所
望位置へ制御装置79により自動制御する構成としてい
る(図1参照)。
【0037】例えば、材料用フック29,31の位置
は、立体倉庫3内に置かれているカセット1の或る基準
位置Pを原点にして、図5に示すように夫々、位置a1
2 として制御装置79に記憶されている。
【0038】図1に例示した横フレーム27は、上記図
5乃至図の横フレーム27の左右部に縦フレーム81を
取付けたものである。
【0039】カセット1は、クレーン5の左右のリフト
25,25の間へ略密接して挿入可能な長さに形成され
ていて、図8に平面図で、図9に縦断正面図で夫々示す
ように、細幅の受板83をすのこ状に配置し、受板83
に設けたV溝85に材料W1 ,W2 …(あるいは残材、
切断材)を載置する構造である。
【0040】そして、これら材料W1 ,W2 …が載置さ
れている位置を、図示は省略したが例えばマイクロスイ
ッチ、光電スイッチ、エンコーダなどにより検出して、
カセット1内での所望位置への載置や所望位置からの取
り出しのための、クレーン5の材料用フック29,31
の夫々の横移動動作を自動制御する構成としている。
【0041】例えば、カセット1に載置した材料W1
2 の位置は、このカセット1の或る基準位置Pを原点
にして、図8に示すように夫々、位置b1 ,b2 とし
て、また、夫々の長さを、L1 ,L2 として、制御装置
79に記憶されている。
【0042】ここで、位置b1 と、位置b2 は、材料用
フック29,31とがカセット1や隣の材料W2 に接触
することなく、材料W1 をこのカセット1から挾持でき
るように設定されることになっている。
【0043】カセット1から取り出した材料Wをローラ
コンベア9の左右一方の側方に載置しておき、クレーン
5を用いずにこの材料Wをローラコンベア9へ横移しす
るためのバッファテーブル11を、図10に平面図を、
図12にその正面図を、夫々示した。
【0044】例示したバッファテーブル11は、送材方
向Aに対し、すのこ状に配設した多数の受板87(縦板
89によって一体に結合される)と、受板87に連結し
たピストンロッド91により、送材方向Aに対し直交す
る方向にこの受板87を移動するシリンダ93と、支点
ピン95により枢支されてローラ97が受板87の下辺
に接するレバー99と、レバー99に連結したピストン
ロッド101により、送材方向Aに対し直交する方向に
このレバー99を移動するシリンダ103と、ローラコ
ンベア9上の材料W1 を送材方向Aに案内するローラか
らなる移送ガイド105とによって構成されている。
【0045】受板87には、これに載置される材料
1 ,W2 …の位置決め用の溝107が複数個、形成さ
れ、夫々の溝107に対応する移送ガイド105が、受
板87に設けてあり、これにより、図示例では、送材方
向Aに直交して3列に材料を載置可能である。クレーン
5の走行区域の範囲は、安全柵111によって囲われて
いる(図1参照)。
【0046】次に上記の構成による材料取扱動作を、立
体倉庫3内のカセット1から所望の材料Wをローラコン
ベア9上に取り出す場合を例として説明する。
【0047】リフト25,25から横フレーム27は外
しておき、ショットピン43はリフト25内に没入され
ておく。
【0048】図示しない押釦操作により取り出されるべ
き材料Wが指定されると、クレーン本体23は走行して
立体倉庫3内の所望のカセット1を支持している縦柱2
3に接近し、リフト25,25が上昇又は下降して該カ
セット1の横にリフト25の支点ピン15がくる位置に
てリフト25は停止する。
【0049】ショットピン43がリフト25内に没入し
ている状態では、立体倉庫3に収納されているカセット
1の外側方を、リフト25,25が通過できるので、図
14に例示のように、動作開始位置Pからまっすぐに所
望のカセット1の位置Rへ移動できるため、従来のクレ
ーンのように、材料用フックが立体倉庫内のカセットに
接触するのを避けるためにカセットの間をくぐり抜けて
動作開始位置Pから一旦位置Qへ上昇し、そして位置R
へ横移動するという迂回動作を、この実施例ではなくす
ことができ、クレーン5のアイドルタイムは低減され
る。
【0050】そして、ピン用モータ45が駆動されてウ
ォームギヤ47とラック49との噛み合い動作により、
支点ピン15は突出してピン穴53に嵌合し、カセット
1はリフト25,25により支持される。
【0051】次にリフト25が少し上昇してカセット1
が持ち上げられて柵17から離れ、そしてこのカセット
1が該柵17から離れるようにクレーン本体23を少し
走行して立体倉庫3内のカセット1の下方から外れた位
置までクレーン本体21を移動し、次にリフト25を十
分上昇してこのカセット1を立体倉庫3の最上位のカセ
ット1よりも上位とし、そして、クレーン本体21が立
体倉庫3から離れる方向に走行して、リフト25を下降
してローラコンベア9の側方にあるカセット支持台10
9の上へ、カセット1をのせる。
【0052】そして、ピン用モータ45が駆動されてウ
ォームギヤ47とラック49との噛み合い動作により、
支点ピン15はカセット1内に没入してカセット1はリ
フト25,25から解放される。
【0053】カセット1内から所望の材料Wの取り出し
操作は、予めリフト25,25にクレーン5の横フレー
ム27を結合しておく。
【0054】即ち、横フレーム27のピン穴41の横に
リフト25の支点ピン15を位置させ、ピン用モータ4
5を駆動して支点ピン15を突出させてピン穴41に嵌
合する。
【0055】そして、リフト25,25をカセット1の
近くまで下降し、次にカセット1から取り出されるべき
材料W1 の上方位置にクレーン本体21を走行移動し、
該材料W1 の位置b1 と、その長さL1 とに対応して材
料用フック29,31を横フレーム27上で夫々移動す
る。
【0056】次にリフト25,25が下降して材料用フ
ック29,31が材料W1 の両端外方に来ると、材料用
フック29,31は互いに接近方向へ横移動して材料W
1 を挾持する。
【0057】リフト25,25を上昇してカセット1か
ら材料W1 を持ち上げ、クレーン本体21の走行と材料
用フック29,31の同一方向横移動とリフト25,2
5の下降動作とによりバッファテーブル11の上にこの
材料W1 を乗せ、材料用フック29,31を横移動して
材料W1 を解放するとバッファテーブル11に材料W1
は載置される。
【0058】バッファテーブル11には、図10のよう
にローラコンベア9の上を含めて一時に3列に材料
1 ,W2 ,W3 を載置することができる。
【0059】ローラコンベア9上の材料W1 は、そのま
まで送材方向Aへ送材でき、ほかの材料W2 とW3 は、
バッファテーブル11の動作により、順次、ローラコン
ベア9上へ横移しできる。
【0060】即ち、図10において、ローラコンベア9
上の材料W1 を送材した後、図12のピストンロッド1
01をシリンダ103へ引込み動作すると、レバー99
は右回りしてローラ97は受板87を持ち上げる。
【0061】この状態でピストンロッド91をシリンダ
93から突出させると、受板87は材料W2 ,W3 を載
置したまま、右方へ移動して、材料W2 はローラコンベ
ア9の上方位置にくる。
【0062】そこでピストンロッド101をシリンダ1
03から突出動作すると、レバー99は左回りして受板
87は下降し、図11のように材料W2 はローラコンベ
ア9に乗り、この材料W2 は、受板87に設けてある移
送ガイド105により、送材方向Aにおける左右方向の
位置決めがなされ、引き続いて送材される。
【0063】残る材料W3 も、図10の位置から受板8
7を、上記と同様に持ち上げて左方へ移動し、次に下降
動作させることにより、ローラコンベア9に乗せること
ができる。
【0064】このように、バッファテーブル11へ載置
された材料W1 ,W2 ,W3 を、クレーン5を用いない
で順次、ローラコンベア9上へ横移しできるため、クレ
ーン5による材料取扱の効率は向上される。
【0065】バッファテーブル11の持ち上げ機構は、
前記図12のほか、図13に例示するように、受板11
3に形成した傾斜部115とピストンロッド101にて
横移動する移動板117に形成した傾斜部119との係
合によるカム121を用いることもでき、このほか、種
々の公知機構を使用できる。
【0066】上記図示例における立体倉庫3、ローラコ
ンベア9、切断機7、アンロード装置13などのレイア
ウトは、必要により、図示しない他の設置のものに適宜
変更してもこの発明の目的は達成されるものである。
【0067】
【発明の効果】以上のようにこの発明の材料取扱装置に
よれば、棚に対しクレーン本体を接近し、リフトを上昇
或は下降動作して棚上の所望のカセットにリフトを近ず
け、検出部材を突出動作すると、該カセットの左右部に
係合部材が係合して、カセットはリフトに支承され、こ
のカセットはクレーンにより材料の搬送などに都合の良
い所定の位置へ移される。
【0068】又、横フレームの左右部へ係合部材が突出
されてこの横フレームをリフトに結合し、横フレーム上
の一対の材料用フックを横移動する操作により、例えば
カセットから材料を出し入れできる。
【0069】これらにより、棚に支持されているカセッ
トを能率良く棚上から出し入れでき、さらに、カセット
内の材料を容易、かつ、能率良く所定の位置に取り出
し、あるいはカセット内へ収納できる。
【0070】そして、端部検出部材によりカセット内の
材料の両端位置を検出し、フック位置検出部材によりフ
ックの位置を検出して、端部検出部材とフック位置検出
部材の検出値に基づき、クレーンによるカセットへの所
望の材料の出し入れを自動制御することができる。
【0071】また、バッファテーブルの持ち上げ動作に
より送材体から材料を持ち上げ、この材料を横移動動作
することにより、送材体の左右一方へ材料は横移しされ
る。
【0072】このように、クレーンなどを用いずに材料
を送材体へ容易に横移しでき、バックファテーブルに形
成してある移送ガイドをそのまま使用して材料は左右方
向の位置決めがなされ、ただちに材料の移送が可能とな
って、送材準備作業の能率は向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の材料取扱装置の1実施例を示す斜視
図である。
【図2】上記実施例に使用したリフトの一例を示す一部
縦断側面図である。
【図3】図2の一部横断平面図である。
【図4】図2の一部縦断正面図である。
【図5】上記実施例に使用した横フレームと材料用フッ
クの一例を示す正面図である。
【図6】図5の正面図である。
【図7】図5のVII −VII 線断面図である。
【図8】上記実施例に使用するカセットの平面図であ
る。
【図9】図8の縦断正面図である。
【図10】上記実施例に使用するバッファテーブルの一
例を示す平面図である。
【図11】図10のバッファテーブルの他の動作状態の
平面図である。
【図12】図10のバッファテーブルの一部縦断正面図
である。
【図13】バッファテーブルの他の実施例を示す一部縦
断正面図である。
【図14】上記実施例における立体倉庫内のクレーンの
動きの一例の説明図である。
【符号の説明】
1 カセット 5 クレーン 7 切断機(加工機) 9 ローラコンベア(送材体) 11 バッファテーブル 17 棚 23 クレーン本体 25 リフト 27 横フレーム 29,31 材料用フック 43 ショットピン(係合部材) 75 77 位置検知用エンコーダ(フック位置検出部
材) 105 移送ガイド W,W1 ,W2 材料

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棚に支持されているカセット内の材料を
    主として取り扱う材料取扱装置であって、棚に対し水平
    方向に接近、離間可能なクレーン本体と、クレーン本体
    の縦柱に沿い昇降自在な左右のリフトと、リフトへこれ
    から突出、没入可能に設けられてこの突出によりカセッ
    トの左右部又は、横フレームの左右部に係合してカセッ
    トあるいは、横フレームを支承する係合部材と、横フレ
    ーム上にてその長手方向に夫々横移動して材料又は、カ
    セットを支承する一対の材料用フックとを有したクレー
    ンを備えていることを特徴とする材料取扱装置。
  2. 【請求項2】 カセット内の材料の両端位置を検出する
    端部検出部材と、上記フックの位置を検出するフック位
    置検出部材とを備え、端部検出部材とフック位置検出部
    材の検出値に基づき、クレーンによるカセットへの所望
    の材料の出し入れを自動制御するよう構成したことを特
    徴とする請求項1記載の材料取扱装置。
  3. 【請求項3】 加工機などへ材料を移送する送材体によ
    り支承される材料を、持ち上げ動作と横移動動作とによ
    り送材体の左右一方へ横移しするようにしたバッファテ
    ーブルを設け、送材体上の材料の左右方向の移送位置決
    めのための移送ガイドを、バッファテーブルに形成した
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の材料取扱装置。
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