JP2515425Y2 - 棒材供給機 - Google Patents

棒材供給機

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JP2515425Y2
JP2515425Y2 JP4006192U JP4006192U JP2515425Y2 JP 2515425 Y2 JP2515425 Y2 JP 2515425Y2 JP 4006192 U JP4006192 U JP 4006192U JP 4006192 U JP4006192 U JP 4006192U JP 2515425 Y2 JP2515425 Y2 JP 2515425Y2
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隆三 伊藤
憲治 佐藤
修史 山田
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IKURA SEIKI SEISAKUSHO CO Ltd
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IKURA SEIKI SEISAKUSHO CO Ltd
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  • Special Conveying (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
  • Turning (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一般的には、棒材供給
機に関し、特に、棒材供給機の材料棚に棒材を供給する
ための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】棒材供給機においては、加工すべき複数
の棒材を収容するための材料棚をフレームに設け、かか
る材料棚に整列された棒材を、順次、ガイド部材に供給
するための機構が、例えば、特開昭62−208802号から知
られている。しかして、材料棚は、通常、旋盤のスピン
ドルの回転軸線よりも上に設置され、収容した材料をガ
イド部材を介してスピンドルの軸線と整合するレベルま
で落とし込む構成になっていたので、材料を材料棚に載
置するためには、通常、床面から1m程の高さに位置決
めされているスピンドルの回転軸線を越えて材料を持ち
上げる必要があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、重量が
嵩む所謂太物材の場合、例えば、重量50kg(全長約2
Mにおいて直径約50mm)を越えるような棒材において
は、棒材を材料棚まで持ち上げる作業は、もはや一人で
は容易になし得ないばかりか、これを一人で行おうとす
れば本人のみならず周囲で作業する者の危険さえ生ず
る。
【0004】そこで、本考案は、特に多数の太物材を棒
材供給機に供給する際の作業性の向上と安全性の確保
を、棒材供給機の保守のし易さを損なうことなく実現す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の上記目的は、棒
材を旋盤に供給すべく、旋盤の加工軸線に沿って棒材を
送る棒材送り部材と、前記棒材送り部材の下方に配置さ
れ、加工すべき複数の棒材が載置される材料棚と、前記
棒材送り部材の側方に配置され、前記材料棚に載置され
た棒材を一本つづ受入れ、前記棒材を前記加工軸線に沿
って案内するための樋と、前記材料棚上の棒材を上昇さ
せる搬送装置と、前記搬送装置によって上昇された棒材
を前記樋に投入する投入装置とを備え、前記材料棚は、
前記棒材送り部材の第1の側方領域から棒材を載置可能
に配置され、前記搬送装置は、前記第1の側方領域と反
対側の前記棒材送り部材の第2の側方領域に配置され、
前記搬送装置は、棒材を保持する保持具と、前記保持具
を上昇させる保持具昇降装置とを備え、前記投入装置
は、前記材料棚に隣接する位置に上昇した前記保持具か
ら前記樋に前記棒材を移動させる棒材移動手段を備える
ことを特徴とする棒材供給機をを提供することによって
達成される。
【0006】
【作用】本考案によれば、加工すべき棒材が材料棚に収
容されると、収容された棒材は、次いで、搬送装置の保
持具に受け入れられ、保持具昇降装置によって所定の高
さまで上昇された後、棒材移動手段によって樋に投入さ
れる。棒材が投入されると、樋は棒材を旋盤の加工軸線
に沿って案内し、次いで、棒材は棒材送り部材によって
旋盤の加工軸線に沿って旋盤に向けて搬送される。
【0007】旋盤に搬送された棒材の加工が終了し、引
き続いて加工すべき棒材を樋に投入するとき、搬送装置
は、ワンピッチだけピッチ作動され、棒材を保持した後
続の保持具が所定の高さまで上昇され、棒材は、再び、
棒材移動手段によって樋に投入される。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例に係る棒材供給機につ
いて詳細に説明する。図1を参照すると、スタンド2、
2に固定されたフレーム3を有する棒材供給機1が概略
的に示されている。フレーム3の頂面にはその幅方向に
延びるレール4が設けられ、レール4と相補する溝を備
えた摺動部材5がレール4と係合している。摺動部材5
は、長手方向に延びるガイドレール6の底面に固定さ
れ、ガイドレール6は、摺動部材5及びレール4によっ
てフレーム3の幅方向に摺動自在に支持されている。フ
レーム3の頂面にはまた、その幅方向に延びるピストン
ロッド(図示せず)を有するエアシリンダ7が配設さ
れ、ピストンロッドはガイドレール6の摺動部材5に適
当な手段(図示せず)を介して連結されている。従っ
て、ガイドレール6は、エアシリンダ7がピストンロッ
ドを伸縮することによって棒材供給機1の幅方向に移動
される。
【0009】フレーム3は更に、その前端部分、すなわ
ち、図1において右端部分に、棒材振れ止め機構8を有
する。この棒材振れ止め機構8は、その前方に位置する
旋盤のスピンドル(図示せず)の軸線Cと整列し、加工
すべき棒材を軸線Cに沿って回転自在に支持するための
ものである。水平支持バー9を夫々備えた垂直支持バー
10、10が、棒材供給機の後端部及び棒材振れ止め機
構8の手前でフレーム3に固定され、ガイドビーム11
が、ガイドレール6よりも上方で水平支持バー9、9に
取付けられ、水平支持バー9、9間にて軸線Cと平行に
延びている。このガイドビーム11の下面には、下方に
突出した係合部12を有するロッドレスシリンダ13が
摺動自在に取付けられている。
【0010】スライダ14がLMガイド15を介してガ
イドレール6に摺動自在に取付けられ、このスライダ1
4には、ロッドレスシリンダ13の係合部12を受入れ
ることができる切欠部が形成されている。スライダ14
にはまた、送り矢16の後端部固定され、送り矢16
は、ガイドレール6の前端部に固定された案内部材17
を貫通し前方に延びる。
【0011】図2に示すように、棒材供給機の長手方向
に延びる樋18が、ガイドレール6と平行に位置決めさ
れ、摺動部材5によってガイドレール6と連結されてい
る。従って、図2に示すスライダ14及び送り矢16
は、その軸線C1 が旋盤のスピンドルの軸線Cと一致す
るように配置されているけれども、エアシリンダ7を作
動させ、ガイドレール6を棒材供給機1の幅方向(図2
において下方向)に移動させることによって、樋18の
軸線C2 を軸線Cと一致させることができる。軸線C2
が軸線Cと一致するように樋18が移動したとき、ガイ
ドレール6のスライダ14は、図2に仮想線で示す位置
に退避する。
【0012】一次送り部材19が、樋18に摺動自在に
収容され、ロッドレスシリンダ13の係合部12と係合
するための、スライダ14と同じ寸法形状の切欠部を有
する。図3に示すように、フレーム3にはステー20の
内端が固定され、ステー20の外端にはコンベア支持板
21が固定されている。コンベア支持板21には一対の
ピローブロック22が固定され、下方のピローブロック
22には、適当な電動機(図示せず)に連結された駆動
軸23が回転自在に支持され、上方のピローブロック2
2には遊動軸23’が回転自在に支持されている。各軸
23、23’にはスプロケット24が取付けられ、これ
らのスプロケット24にはチェーン25が巻き掛けられ
ている。チェーン25には、加工すべき棒材を受け取る
ための複数のL形ブラケット26が取付けられている。
【0013】これら、コンベア支持板21、ピローブロ
ック22、駆動軸23、スプロケット24、チェーン2
5、L形ブラケット26及び図示しない電動機等により
棒材Wの搬送装置が構成されており、係る搬送装置は、
図3においてフレーム3の右側方(第2の側方領域)に
設けられている。コンベア支持板21にはまたシリンダ
装置27が取付けられ、シリンダ装置27のピストンロ
ッドには第1リンク28の一端が枢着されている。第1
リンク28の他端はピン29を中心に回動自在に支持さ
れると共に、第2リンク30の一端に固定され、第2リ
ンク30の他端は突き出しアーム31の一端に枢着され
ている。
【0014】スタンド2、2間には、フレーム3よりも
低く、従って、太物材を持ち上げるのに苦にならない所
定の高さに、加工すべき棒材を収容するためのプール棚
32が、図3においてフレーム3の左側方(第1の側方
領域)に設けられている。加工すべき材料Wは、プール
棚32に手指で投入され、次いで、L形ブラケット26
に受け入れられ、電動機(図示せず)により駆動軸2
3、スプロケット24及びチェーン25を介してL形ブ
ラケット26を上方に移動させることによって、所定の
高さHまで運ばれる。次いで、シリンダ装置27のピス
トンロッドの伸長させることによって、第1、2リンク
28、30をピン29を中心に図3で見たときに反時計
方向に回動させ、これにより、突き出しアーム31を軸
線Cに向けて(図3において左方向に)変位させ、高さ
Hまで持ち上げられた棒材WをL形ブラケット26から
押し出す。ブラケット26と軸線C2 上に位置する樋1
8との間には案内33が配置され、L形ブラケット26
から押し出された棒材Wは、案内33上を転動して樋1
8内に投入される。
【0015】棒材Wが樋18に収容されると、エアシリ
ンダ7が作動し、ガイドレール6及び樋18が摺動部材
5によって幅方向(図2で見て下方)に移動され、樋1
8は、図3に実線で示す棒材投入位置から破線で示す供
給位置に移動される。この結果、樋18の軸線C2 が旋
盤のスピンドルの軸線Cと整合し、スライダ14、送り
矢16の軸線C1 は軸線Cから側方に変位することにな
る。
【0016】樋18が軸線C上の供給位置に移動すると
き、ロッドレスシリンダ13の係合部材12に一次送り
部材19の切欠部が嵌まり込む。次いで、ロッドレスシ
リンダ13がガイドビーム11を棒材振れ止め機構8に
向かって摺動され、ロッドレスシリンダ13に係合した
一次送り部材19が、その前端で樋18に収容された棒
材Wを旋盤に向けて押圧し、棒材Wの後端が位置P(図
2)を越えるまで棒材Wを前進させる。しかる後、ロッ
ドレスシリンダ13が後退され、一次送り部材19は初
期の位置、すなわち、後退位置に戻される。
【0017】次いで、再びエアシリンダ7は作動され
る。ガイドレール6及び樋18は、図2に示す棒材投入
位置に戻されスライダ14及び送り矢16は、軸線C上
に整列される。かかるスライダ14の移動によって、ロ
ッドレスシリンダ13の係合部材12にスライダ14の
切欠部が嵌まり込む。引き続くロッドレスシリンダ13
の作動によってスライダ14及び送り矢16が前方に付
勢され、これにより、棒材Wは旋盤に供給される。旋盤
による棒材Wの加工が終了すると、ロッドレスシリンダ
13、スライダ14及び送り矢16は後退される。
【0018】引き続いて加工すべき棒材Wを樋18に投
入するとき、電動機(図示せず)、駆動軸23、スプロ
ケット24及びチェーン25は、ワンピッチだけピッチ
作動され、棒材Wを保持した後続のブラケット26が高
さHまで上昇される。次いで、シリンダ装置27、第
1、2リンク28、30及び突き出しアーム31は、前
述の如く作動され、これにより、かかるブラケット26
から棒材Wが押し出されて樋18に投入される。尚、こ
のような投入動作は、作業時間短縮の観点から、樋18
が供給位置から棒材投入位置に戻った直後に行っても良
い。
【0019】
【考案の効果】本考案による棒材供給機においては、加
工すべき棒材、特に重量が嵩む太物材を、通常、床面か
ら1m程の高さに位置決めされる旋盤の加工軸線の高さ
まで手指で持ち上げる必要がないので、棒材を材料棚に
載置する作業を一人でも簡単、安全に行うことができ
る。
【0020】また、材料棚を、棒材送り部材の第1の側
方領域から棒材を載置可能に配置し、搬送装置を、第1
の側方領域と反対側の棒材送り部材の第2の側方領域に
配置したため、材料棚を棒材送り部材の前記第2の側方
領域に配置したものと比較して有利である。というの
は、スペースの有効利用の観点から、後者の場合には、
棒材送り部材を壁に隣接して配置する必要があるが、こ
の場合には、棒材送り部材の保守が困難になるからであ
り、保守を容易にするためには棒材送り部材を壁から離
さなければならないが、このような配置ではスペースの
有効利用を図ることができないのである。他方、本考案
のような構成にすれば、搬送装置を壁際に隣接して配置
することができるのでスペースの有効利用が図れること
は勿論、棒材送り部材の保守も容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による棒材供給機の概略側面図である。
【図2】図1に示す棒材供給機の平面図である。
【図3】図1及び図2に示す棒材供給機の概略正面図で
ある。
【符号の説明】
1 棒材供給機 2 スタンド 3 フレーム 4 レール 5 摺動部材 6 ガイドレール 7 エアシリンダ 8 棒材振れ止め機構 9 水平支持バー 10 垂直支持バー 11 ガイドビーム 12 係合部 13 ロッドレスシリンダ 14 スライダ 15 LMガイド 16 送り矢 17 案内部材 18 樋 19 一次通り部材 20 ステー 21 コンベア支持板 22 ピローブロック 23 駆動軸 23’ 遊動軸 24 スプロケット 25 チェーン 26 L形ブラケット 27 シリンダ装置 28 第1リンク 29 ピン 30 第2リンク 31 突き出しアーム 32 プール棚 33 案内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒材を旋盤に供給すべく、旋盤の加工軸
    線に沿って棒材を送る棒材送り部材と、 前記棒材送り部材の下方に配置され、加工すべき複数の
    棒材が載置される材料棚と、 前記棒材送り部材の側方に配置され、前記材料棚に載置
    された棒材を一本つづ受入れ、前記棒材を前記加工軸線
    に沿って案内するための樋と、 前記材料棚上の棒材を上昇させる搬送装置と、 前記搬送装置によって上昇された棒材を前記樋に投入す
    る投入装置とを備え、 前記材料棚は、前記棒材送り部材の第1の側方領域から
    棒材を載置可能に配置され、 前記搬送装置は、前記第1の側方領域と反対側の前記棒
    材送り部材の第2の側方領域に配置され、前記搬送装置
    は、棒材を保持する保持具と、前記保持具を上昇させる
    保持具昇降装置とを備え、 前記投入装置は、前記材料棚に隣接する位置に上昇した
    前記保持具から前記樋に前記棒材を移動させる棒材移動
    手段を備えることを特徴とする、 棒材供給機。
JP4006192U 1992-06-11 1992-06-11 棒材供給機 Expired - Lifetime JP2515425Y2 (ja)

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CN106976200B (zh) * 2017-04-17 2023-03-21 深圳华数机器人有限公司 一种用于棒料的自动分料装置及注塑机
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