JPH05322941A - 交流計測装置の調整方法 - Google Patents

交流計測装置の調整方法

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JPH05322941A
JPH05322941A JP12748792A JP12748792A JPH05322941A JP H05322941 A JPH05322941 A JP H05322941A JP 12748792 A JP12748792 A JP 12748792A JP 12748792 A JP12748792 A JP 12748792A JP H05322941 A JPH05322941 A JP H05322941A
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JP
Japan
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input signal
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zero
zero point
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JP12748792A
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English (en)
Inventor
Ichiro Kamata
一郎 鎌田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 調整をするための回路(零点、増幅度)を取
り外し、この調整を一度にCPU20により行う。求め
た零点補正値B及び増幅度補正値Cを不揮発性メモリ2
5に記憶しておき、実際に計測するときにはA/Dコン
バータ19によりA/D変換した生の値に上記補正値
B、Cを加味して計測する。 【効果】 調整するための回路が不要となり、調整をC
PU20が行うため時間を短縮することができ、零点調
整を増幅度調整と同時に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、交流電圧、交流電流
等を入力する交流計測装置の調整方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の交流計測装置の調整方法を図8を
参照しながら説明する。図8は、従来の交流計測装置の
構成を一部回路図で示すブロック図である。
【0003】図8において、1及び2は入力端子、3は
入力端子1、2に接続された増幅回路、8は増幅回路3
に接続された調整回路、19は調整回路8に接続された
A/Dコンバータ、20はA/Dコンバータ19に接続
されたCPU、21はROM、22はRAMである。
【0004】また、増幅回路3は、抵抗4、帰還抵抗
6、7、演算増幅器5から構成される。さらに、13及
び18は調整抵抗(VR1、VR2)である。
【0005】まず、入力端子1、2を短絡しておいて、
調整回路8の出力が0Vとなるように、調整抵抗13を
調整する。また、例えば、入力端子1、2に定格値など
のある値を入力したときに理論値(VR)となるように
調整抵抗18を調整する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
交流計測装置の調整方法では、調整するための回路が必
要であり、調整が煩雑であるので、調整に長時間を要す
るという問題点があった。
【0007】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、調整するための回路を不要とし、
調整を自動的に行うために、調整時間を短縮することが
できる交流計測装置の調整方法を得ることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る交流計測装置の調整方法は、次に掲げるステップを含
むものである。 〔1〕 A/Dコンバータにより交流入力信号をアナロ
グからディジタルに変換するA/D変換ステップ。 〔2〕 所定時間の前記交流入力信号の正負の面積が同
一になるように増幅回路の零点補正値を求める零点補正
値演算ステップ。 〔3〕 零点補正をした所定時間の前記交流入力信号の
実効値を求めて理論値と同一になるように前記増幅回路
の増幅度補正値を求める増幅度補正値演算ステップ。
【0009】この発明の請求項2に係る交流計測装置の
調整方法は、次に掲げるステップを含むものである。 〔1〕 A/Dコンバータにより交流入力信号をアナロ
グからディジタルに変換するA/D変換ステップ。 〔2〕 所定時間の前記交流入力信号の正負の面積が同
一になるように増幅回路の零点補正値を求める零点補正
値演算ステップ。 〔3〕 零点補正をした所定時間の前記交流入力信号の
実効値を求めて理論値と同一になるように前記増幅回路
の増幅度補正値を求める増幅度補正値演算ステップ。 〔4〕 前記零点補正値及び前記増幅度補正値が所定範
囲外のときにはその旨の表示を行う異常表示ステップ。
【0010】
【作用】この発明の請求項1に係る交流計測装置の調整
方法においては、A/D変換ステップにおいて、A/D
コンバータにより交流入力信号がアナログからディジタ
ルに変換される。また、零点補正値演算ステップにおい
て、所定時間の前記交流入力信号の正負の面積が同一に
なるように増幅回路の零点補正値が求められる。さら
に、増幅度補正値演算ステップにおいて、零点補正をし
た所定時間の前記交流入力信号の実効値が求められて理
論値と同一になるように前記増幅回路の増幅度補正値が
求められる。
【0011】この発明の請求項2に係る交流計測装置の
調整方法においては、A/D変換ステップにおいて、A
/Dコンバータにより交流入力信号がアナログからディ
ジタルに変換される。また、零点補正値演算ステップに
おいて、所定時間の前記交流入力信号の正負の面積が同
一になるように増幅回路の零点補正値が求められる。さ
らに、増幅度補正値演算ステップにおいて、零点補正を
した所定時間の前記交流入力信号の実効値が求められて
理論値と同一になるように前記増幅回路の増幅度補正値
が求められる。そして、異常表示ステップにおいて、前
記零点補正値及び前記増幅度補正値が所定範囲外のとき
にはその旨の表示が行われる。
【0012】
【実施例】 実施例1.この発明の実施例1の実施に使用される交流
計測装置の構成を図1を参照しながら説明する。図1
は、この発明の実施例1を示すブロック図であり、入力
端子1、2、増幅回路3、A/Dコンバータ19〜RA
M22は上述した従来の計測装置のものと同様である。
なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0013】図1において、23は調整スイッチ、24
は調整スイッチ23に接続された入力回路、25は不揮
発性メモリである。
【0014】つぎに、前述した実施例1を図2、図3、
図4及び図5を参照しながら説明する。図2及び図5
は、この発明の実施例1の調整モード及び計測モードの
動作を示すフローチャートである。また、図3及び図4
は、この発明の実施例1の増幅回路の零点と増幅器の補
正値を求める演算を示す図である。
【0015】入力端子1、2にある値(例えば、定格
値)を入力しておき、このときに一度に零点と増幅度を
調整する。具体的には、CPU20により交流入力信号
をを一定時間、一定時間間隔(例えば、60Hzの交流
の場合、16.6msの間に0.26ms間隔)でA/
D変換を行い、その各値を加算した値及び2乗平均した
値から調整値(補正値)を求める。
【0016】図2のステップ30において、入力端子
1、2にある値を入力し、この値をVRとする。
【0017】ステップ31において、調整スイッチ23
が押される。
【0018】ステップ32において、交流入力信号を一
定時間、一定周期でA/D変換し、増幅回路3の零点補
正値Bと増幅度補正値Cを求める。
【0019】すなわち、零点補正値Bは、式1が成り立
つように決める。 Σ(Ai+B)=0 … 式1 [ただし、i=1〜64]
【0020】つまり、図3に示すように、零点補正値B
は、交流入力信号の波形の正負の面積が同じになるよう
に決定する。
【0021】また、増幅度補正値Cは、式2が成り立つ
ように決める。 √{(1/64)×Σ(Ai+B)2}×C=VR … 式2 [ただし、i=1〜64]
【0022】つまり、図4に示すように、増幅度補正値
Cは、補正した(Ai+B)により実効値を求め、これ
が理論値VRになるように決定する。
【0023】ステップ33において、零点補正値B及び
増幅度補正値Cを不揮発性メモリ25に記憶する。
【0024】つづいて、図5のステップ40において、
計測モードの交流入力信号を入力端子1、2から入力
し、増幅回路3を経てA/Dコンバータ19により一定
時間、一定周期でA/D変換する。
【0025】ステップ41において、不揮発性メモリ2
5に記憶されている零点補正値B及び増幅度補正値Cを
用いて、式3にしめすように、真の値Vを求める。 V=√{(1/64)×Σ(Ai+B)2}×C … 式3 [ただし、i=1〜64]
【0026】この発明の実施例1は、前述したように、
調整モードのときは、入力端子1、2に所定の値を入力
して、そのときに零点と増幅度の誤差を求め、補正値
B、Cとして不揮発性メモリ25に記憶しておき、計測
モードのときには、記憶しておいた補正値B、Cを使用
して逆補正を行う。
【0027】すなわち、調整をするための回路(零点、
増幅度)を取り外し、この調整を一度にCPU20によ
り行う。求めた零点補正値B及び増幅度補正値Cを不揮
発性メモリ25に記憶しておき、実際に計測するときに
はA/Dコンバータ19によりA/D変換した生の値に
上記補正値B、Cを加味して計測するので、調整するた
めの回路が不要となり、調整をCPU20が行うため時
間を短縮することができ、零点調整を増幅度調整と同時
に行うことができるという効果を奏する。
【0028】実施例2.この発明の実施例2の実施に使
用する交流計測装置の構成を図6を参照しながら説明す
る。図6は、この発明の実施例2の実施に使用する交流
計測装置を示すブロック図であり、入力端子1〜不揮発
性メモリ25は上述した図1に示す装置のものと同様で
ある。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示
す。
【0029】図6において、26はCPU20に接続さ
れた出力回路、27は出力回路26に接続された表示器
である。
【0030】つぎに、前述した実施例2を図7を参照し
ながら説明する。図7は、この発明の実施例2の調整モ
ードの動作を示すフローチャートである。
【0031】図7のステップ50〜52及び55は、図
2のステップ30〜32及び33と同様である。
【0032】ステップ53及び54において、求めた零
点補正値B及び増幅度補正値Cが所定の範囲内、つま
り、抵抗等の回路要素のバラツキを含めた理論的誤差の
範囲内か否かを判断し、上記補正値が範囲外の場合には
その旨の表示を出力回路26を通して表示器27により
行う。
【0033】この発明の実施例2は、前述したように、
求めた補正値B、Cがある範囲をはずれた場合は、表示
器27により回路不良としてその旨の表示を行う。従っ
て、実施例1の作用効果の外に、さらに、不良品の発見
を容易にすることができるという効果を奏する。
【0034】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る交流計測装置
の調整方法は、以上説明したとおり、A/Dコンバータ
により交流入力信号をアナログからディジタルに変換す
るA/D変換ステップと、所定時間の前記交流入力信号
の正負の面積が同一になるように増幅回路の零点補正値
を求める零点補正値演算ステップと、零点補正をした所
定時間の前記交流入力信号の実効値を求めて理論値と同
一になるように前記増幅回路の増幅度補正値を求める増
幅度補正値演算ステップとを含むので、調整するための
回路を不要にでき、調整を自動的に行うために、調整時
間を短縮することができるという効果を奏する。
【0035】この発明の請求項2に係る交流計測装置の
調整方法は、以上説明したとおり、A/Dコンバータに
より交流入力信号をアナログからディジタルに変換する
A/D変換ステップと、所定時間の前記交流入力信号の
正負の面積が同一になるように増幅回路の零点補正値を
求める零点補正値演算ステップと、零点補正をした所定
時間の前記交流入力信号の実効値を求めて理論値と同一
になるように前記増幅回路の増幅度補正値を求める増幅
度補正値演算ステップと、前記零点補正値及び前記増幅
度補正値が所定範囲外のときにはその旨の表示を行う異
常表示ステップとを含むので、調整するための回路を不
要にでき、調整を自動的に行うために、調整時間を短縮
することができ、さらに、不良品の発見を容易にするこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を実施するために使用する
交流計測装置を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例1の調整モードの動作を示す
フローチャートである。
【図3】この発明の実施例1を示す図である。
【図4】この発明の実施例1を示す図である。
【図5】この発明の実施例1の計測モードの動作を示す
フローチャートである。
【図6】この発明の実施例2を実施するために使用する
交流計測装置を示すブロック図である。
【図7】この発明の実施例2の調整モードの動作を示す
フローチャートである。
【図8】従来の調整方法を実施するために使用する交流
計測装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、2 入力端子 3 増幅回路 19 A/Dコンバータ 20 CPU 23 調整スイッチ 24 入力回路 25 不揮発性メモリ 26 出力回路 27 表示器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A/Dコンバータにより交流入力信号を
    アナログからディジタルに変換するA/D変換ステッ
    プ、所定時間の前記交流入力信号の正負の面積が同一に
    なるように増幅回路の零点補正値を求める零点補正値演
    算ステップ、及び零点補正をした所定時間の前記交流入
    力信号の実効値を求めて理論値と同一になるように前記
    増幅回路の増幅度補正値を求める増幅度補正値演算ステ
    ップを含むことを特徴とする交流計測装置の調整方法。
  2. 【請求項2】 A/Dコンバータにより交流入力信号を
    アナログからディジタルに変換するA/D変換ステッ
    プ、所定時間の前記交流入力信号の正負の面積が同一に
    なるように増幅回路の零点補正値を求める零点補正値演
    算ステップ、零点補正をした所定時間の前記交流入力信
    号の実効値を求めて理論値と同一になるように前記増幅
    回路の増幅度補正値を求める増幅度補正値演算ステッ
    プ、並びに前記零点補正値及び前記増幅度補正値が所定
    範囲外のときにはその旨の表示を行う異常表示ステップ
    を含むことを特徴とする交流計測装置の調整方法。
JP12748792A 1992-05-20 1992-05-20 交流計測装置の調整方法 Pending JPH05322941A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08327673A (ja) * 1995-05-31 1996-12-13 Hioki Ee Corp 波形記録計における波形データの演算処理方法
JP2003248023A (ja) * 2002-02-21 2003-09-05 Mitsubishi Electric Corp 電子式交流電流計
JP2007322145A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Hioki Ee Corp 交流信号測定器、およびそのオフセット調整方法
WO2018146844A1 (ja) * 2017-02-09 2018-08-16 理化工業株式会社 ゼロクロス検出装置及びゼロクロス検出方法

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