JPH06300791A - ポテンショメータ乗算回路とその回路を用いた電力計 - Google Patents

ポテンショメータ乗算回路とその回路を用いた電力計

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JPH06300791A
JPH06300791A JP6041556A JP4155694A JPH06300791A JP H06300791 A JPH06300791 A JP H06300791A JP 6041556 A JP6041556 A JP 6041556A JP 4155694 A JP4155694 A JP 4155694A JP H06300791 A JPH06300791 A JP H06300791A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定の分解能でより良好な線形性を持つポテ
ンショ乗算回路を提供することを目的とする。 【構成】 本回路は2つの乗算モジュールを具備し、各
モジュールは、そのモジュールの出力信号と入力信号の
振幅比を調整するための制御可能なポテンショメータを
少なくとも1つ具備し、前記各ポテンショメータは、実
質的に等価な特性をもち、同じ方法で制御され、その結
果前記乗算モジュールの前記振幅比は実質的に常に等し
い。第1乗算モジュールは入力信号として、第1電圧信
号を受け、前記2つの演算数の積に比例する出力信号を
出力し、第2乗算モジュールは入力信号として、基準電
圧を受け、出力信号としてフィードバック信号を出力す
る。その信号は第2の信号値に等しくなるようにサーボ
制御される。本発明は電気エネルギの測定器にも使用で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2つの電圧信号を乗算す
る電気回路に関する。本発明の特別な応用はエネルギ消
費、例えば、幹線への加入者のエネルギ消費を測定する
AC電気エネルギ測定器にある。このような状況の下
で、乗算されるべき電圧信号は電圧とその測定器の下流
に設けられる電気設備によって構成される負荷に供給さ
れる電流を表わしている。
【0002】
【従来の技術】対数及び指数応答をもつ増幅器を用い
た、完全なアナログ電圧乗算回路は従来より知られてい
る。前記したような増幅器は非線形性と乗算される信号
の大きさが小さくなるにつれて大きくなるオフセットを
生じさせるような温度補正及び時間補正が必要である。
このような補正はその回路の全作動範囲にわたって正確
に実行することは困難である。
【0003】ポテンショメータ乗算回路は従来から知ら
れている。その回路においては、乗算される1つの電圧
は、ポテンショメータ・ワイパーの位置を制御するため
に用いられるデジタル数値に変換される。ポテンショメ
ータは乗算されるもう一方の電圧を受け取り、その積に
比例する信号を出力する。高い分解能が要求されるとき
は、ポテンショメータは多数の直列に接続された抵抗を
具備しなければならない。回路の応答が線形であること
を保証するためには、種々の抵抗は出来る限り均一な特
性をもたなければならない。ポテンショメータの抵抗の
数が多くなればなる程、上記条件を達成することは困難
となる。従って、従来のポテンショメータ回路は分解能
と精度を同時に最適化することが困難であるという問題
があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は所定の分
解能でより良好な線形性を持つポテンショ乗算回路を提
供することであり、特に、集積回路で製作する場合に適
するものである。
【0005】本発明の回路は2つの乗算モジュールを具
備し、各モジュールは、そのモジュールの出力信号と入
力信号の振幅比を調整するための制御可能なポテンショ
メータを少なくとも1つ具備し、前記各ポテンショメー
タは、1組のスイッチと接続されている抵抗の直列の配
列によって構成され、前記各スイッチは前記配列の対応
するノードと前記ポテンショメータの共通出力との間に
接続されるものにおいて、そのポテンショメータは、実
質的に等しく、シーケンシャル制御装置によって同じ方
法で制御され、その結果前記乗算モジュールの前記振幅
比は実質的に常に等しいという特性を持ち、第1乗算モ
ジュールは入力信号として、第1電圧信号を受け、前記
2つの演算数の積に比例する出力信号を出力し、第2乗
算モジュールは入力信号として、基準電圧を受け、出力
信号としてフィードバック信号を出力し、その回路は更
に、前記フィードバック信号を前記第2電圧信号と比較
する手段であって、フィードバック信号と第2電圧信号
との間に重大な差があるときは、前記振幅比を相応する
方法で変更するための前記シーケンス制御装置に印加す
る訂正信号を発生させる手段を具備することを特徴とす
る。
【0006】2つの乗算モジュールの振幅比が等しいこ
とから、応答は線形となる。振幅比は等価な特性を持つ
ポテンショメータの同じ列の抵抗にのみ依存しているた
めに、高い精度で振幅比を等しくすることができる。特
に集積回路の技術を用いれば、調整を必要としない最も
高い精度のものが幾何学的に類似し、隣接し、及び交互
に重ねられている2つの抵抗値を整合させることで得ら
れる。このように、2つのモジュールの振幅比は、対に
なっているポテンショメータの同じ列の抵抗を整合させ
ることにより、実質的に等しくすることができる。振幅
比が等しい精度は、ポテンショメータが多くの抵抗を持
つことにより、更に大きくなる。それらの振幅比の差
は、対になっている個々の抵抗値の比を平均化した誤差
である。統計的には、抵抗の数が多くなればなるほど、
この平均誤差の値は小さくなる。
【0007】本発明は、また、負荷におけるAC電気エ
ネルギの消費を測定する測定器を提供するものである。
この測定器は負荷に印加される電圧に比例した電圧信号
と負荷を流れる電流に比例した電圧信号とを出力する手
段と、その2つの電圧信号の算術積に比例する電力信号
を出力する上述したタイプの乗算回路と、負荷において
消費された電気エネルギを指示するものを出力する電力
信号を用いた手段とを具備している。
【0008】
【実施例】図1及び2に示されている電気回路は各々、
2つの乗算モジュールM1とM2を含んでいる。第1モジ
ュールM1は入力信号として乗算する第1演算数を表わ
している電圧信号V1を受取り、V1に比例し、振幅比が
1=|Vs/V1|である出力信号Vsを出力する。第2
モジュールM2は入力信号として、一定の規準電圧Vr
受取り、出力信号として、Vrに比例し、振幅比がk2
|V'2/Vr|であるフィードバック信号V'2を出力す
る。
【0009】前記比Vs/V1及びV'2/Vrはクロック
信号Hによってクロックされているシーケンシャル制御
装置LCIによって調整されている。前記回路はまた、
2つのコンパレータC1とC2を含んでいる。各コンパレ
ータは各々2つの入力端を持っており、第2モジュール
2からの出力であるフィードバック信号V'2と乗算さ
れる第2演算数を表わす電圧V2を受取る。コンパレー
タC1は差(V2−V'2)が正のときはその差を表わす信
号C+を出力する。コンパレータC2は差(V2−V'2
が負のときに、その差を表わす信号C-を出力する。こ
れら2つの信号C+とC-は、両者とも訂正信号で、それ
らはシーケンシャル制御装置LCIの増加入力端子と減
少入力端子に印加される。
【0010】制御装置LCIは1つのカウンタを含んで
おり、そのカウンタは、各クロック周期毎に、訂正信号
+に対応する値によってインクリメントされ、訂正信
号C-に対応する値によってデクリメントされる。クロ
ック信号Hの周期は電圧信号V2の変動の時間 スケール
よりも小さく選ばれる。シーケンシャル制御装置は以下
に説明するように、カウンタの値の関数としてモジュー
ルM1とM2を制御している。
【0011】図1に示す実施例において、2つのモジュ
ールM1とM2は各々、1つのポテンショメータP1また
はP2によって構成されている。ポテンショメータP1
2の構造は同じである。
【0012】各ポテンショメータは直列接続された抵抗
11,R12,……R1m[R21,R22,……R2m]の配列
を含んでおり、その配列はモジュールが入力信号V
1[Vr]を受取る端子X1[X2]と接地されている反対
側端子Y1[Y2]との間に接続されている。また、反対
側端子はm+1個のスイッチI10,I11,……I1m[I
20,I21,……I2m]からなるスイッチセットに接続さ
れている。スイッチI1j[I2j](0<j<m)は抵抗
1jとR1(j+1)[R2jとR2(j+1)]の間に設けられて対
応する配列のノードとポテンショメータの刷子を形成し
ている共通出力CP1[CP2]との間に接続されてい
る。スイッチI10[I20]は、端子Y1[Y2]を構成し
ている配列の対応するノードと出力CP1[CP2]との
間に接続されている。スイッチI1m[I2m]は端子X1
[X2]を構成している配列の対応するノードとその出
力端CP1[CP2]との間に接続される。
【0013】範囲1〜mにある各インデックスjに対し
て、抵抗R1jとR2jはペアにされて、実質的に同一の特
性(抵抗)を持つようにされている。前記回路が集積し
た形で製作される場合は、各々の抵抗は1つのシリコン
の帯で、ドーピングが制御され、数10ミクロンのオー
ダの寸法のもので構成してもよい。その場合には、対に
なっている抵抗は可能な範囲で類似の幾何学的特性をも
ち、それらは物理的に交互に重ねるような方法で配置さ
れる。範囲0〜mにある各jに対して、スイッチI1j
2jはシーケンシャル制御装置LCTによって与えられ
る信号Qjによって制御され、同じ位置(開又は閉)を
とる。従って、乗算モジュールの振幅比k1とk2は常に
実質的に等しい。
【0014】シーケンシャル制御装置LCIはそのカウ
ンタの値の関数として、以下の方法で信号Q0,Q1,…
…Qmを発生する。即ち、閉じているスイッチI1j,I
2jのペアが常に唯1つだけ存在することを保証するよう
な方法である。コンパレータC1とC2及び制御装置LC
Iは絶えず、振幅比k1を値V2/Vrに接近するように
サーボ制御する。このようにして回路の出力信号V
sは、1/mオーダの精度でV×V2/Vrに等しくな
る。コンパレータC1とC2が信号V2とV'2の間を検出
可能である重要な誤差はオーダがVr/mである。
【0015】1つポテンショメータの抵抗の数mは所望
の精確さの関数として選択される。もし、全ての抵抗が
正確に同じ抵抗値をもつことができるならば、k1=k2
=j/mである。ここでjは考えている時間に閉じてい
るスイッチのペアのインデックスを示す。実際には、多
数の抵抗について複写したような特性を得ることは困難
である。しかし、ポテンショメータP1とP2の同一列の
抵抗を対にするように構成することによって、例え比k
1とk2が値j/mから僅かにずれている場合であって
も、比k1とk2の間に非常に良好な整合を得ることは可
能である。更に、上に述べた統計的な理由から、比k1
とk2の整合は抵抗の任意の対の抵抗値の整合よりもず
っとよくなる。
【0016】図1に示した実施例では、少なくともVr
が正である場合は、出力信号Vsは常に電圧信号V1と同
じ符号を持つ。その結果、この回路は2つの象限(V2
>0)において乗算の実効を可能にする。
【0017】図1に示した類似の回路を4象限にわたっ
て乗算の実行をするように利用する可能性が、推察され
るかも知れない。このことは、単に、ポテンショメータ
1とP2の端子Y1とY2を接地しないで、各々に、第1
電圧信号V1の反 転(−V1)と規準電圧Vrの反転(−
r)を前記端子に印加することによって可能である。
その場合は、4象限にわたる乗算は同様な方法で得られ
るが、しかし、分解能は抵抗の数が同じmの場合の半分
となる。
【0018】図2は4象限にわたる乗算を実行する別の
実施例を示している。この回路において、第1乗算モジ
ュールM1は可変ゲインの増幅器A1を含んでいる。この
増幅器の入力はポテンショメータP1の出力CP1に接続
されており、出力信号Vsを出力する。一方、第2乗算
モジュールM2は可変ゲインの増幅器A2を含んでいる。
この増幅器の入力は規準電圧Vrを受け取り、出力はポ
テンショメータP2の端子X2に接続されている。前記増
幅器A1とA2の各々のゲインは、シーケンス制御装置L
CIによって出力される2値符号制御信号CSに応答し
て、+1又は−1の値をとることができる。このように
して、信号CSが比Vs/V1とV'2/Vrの符号を制御
している。
【0019】制御装置LCIは増幅器A2のゲインが−
1又は+1に等しくなるように符号制御信号CSを発生
する。また、そのカウンタの値は各々負又は正である。
この場合に、増幅器A1に同じ符号が印加され、その結
果V1とV2の符号に関係なくVs=+V1×V2/Vrとな
る。(このことはまた、Vs=−V1×V2/Vrの場合
に、A1に反対の符号のゲインを持たせることも可能で
ある。)
【0020】図3は図2の第2乗算モジュールの変更し
た実施例を示す。図3に示すモジュールM2は、ポテン
ショメータP2に加えて、第2のポテンショメータP3
含んでいる。ポテンショメータP3はポテンショメータ
1とP2と実質的には同じ構造をしている。即ち、抵抗
31,R32,……R3mは2つの端子X3とY3の間に直列
に接続され、スイッチI30,I31,……I3mは共通出力
CP3に接続されている。ポテンショメータP2は端子X
2は規準電圧Vrを受取り、ポテンショメータP3の対応
する端子X3はインバータB2からの出力で得られる規準
電圧の反転(− Vr)を受取る。
【0021】スイッチIsrは、そのモジュールの出力信
号V'2が生じる端子を、制御装置LCIからの符号制御
信号CSに応答して、2つのポテンショメータP2とP3
の2つの出力CP2とCP3の一方又は他方と選択的に接
続される。出力CP2は電圧がk2×Vrであり、一方出
力CP3は電圧が−k2×Vrで、電圧信号V2の関数とし
てスイッチI3rにより選択された特定の出力である。
【0022】図4は、図3のインバータB2を置き換え
るために使用されるインバータの有利な実施方法を示
す。このインバータは増幅器D2を含んでいる。この増
幅器の正入力は接地されており、負入力はそのモジュー
ルの2つのポテンショメータP 2とP3の直列接続された
抵抗の配列の2つの対応する終端をY2とY3に接続され
ている。一方、ポテンショメータP2の端子X2は規準電
圧Vrを受取るように接続されている。このような方法
で、ポテンショメータP2の全ての抵抗はインバータの
入力抵抗を構成し、一方、ポテンショメータP3の全て
の抵抗はインバータのフィードバック抵抗を構成してい
る。これら2つの全抵抗は非常に高い精度まで抵抗値が
同じである。というのは、それらの個々の抵抗は対にさ
れており、各配列における抵抗の数が、対になった抵抗
間の見逃し誤差を統計的に減少させている。
【0023】図2から4は符号制御を備えた乗算モジュ
ールを実行する4つの方法を示している。図2に示すモ
ジュールM1とM2は、ポテンショメータを2倍にすると
いう要求はしないで、従って最小の領域を必要とする、
符号制御を備えた乗算器を提供する。図3に示すモジュ
ールM2はより高い精度であるという特長を持ってい
る。これは、インバータ(ゲインが−1の増幅器)が制
御されたゲインを持つ増幅器よりも小さな歪しか生じさ
せないからである。
【0024】精度はインバータが入力抵抗とフィードバ
ック抵抗を利用するときは、更に最適化される。これら
の抵抗はポテンショメータの全抵抗を構成しており(図
4)、その抵抗値は構成によって実際には等しくなるよ
うにされている。実際には、期待されている前述の性質
により、その回路の2つのモジュールの各々は図2から
4に示されたいずれかの構造をとることが可能であり、
それらの2つのモジュールが同一の構造を持つ必要はな
い。
【0025】図5は本発明の乗算回路18を利用した電
力計を示す。この電力計は、アナログ測定電圧信号V1
とV2を発生させる手段を含んでいる。この電圧信号の
各々は電力消費を測定する負荷10に流れる電流に比例
し、そして負荷の両端子の電圧に比例する。
【0026】図5の線図は生線端子(位相線端子)Ph
と中性線端子Nから、単相ACで電力が供給される負荷
に対応している。しかしながら、電力計は単に、1つの
表示器にそれらの出力を供給する前に、そのコンポーネ
ントを複製するだけで多相電力源にも適用することがで
きる。
【0027】V1を発生する手段は負荷10を流れる電
流を流し、差動増幅器12と連結した直列抵抗S(シャ
ント)を含む。差動増幅器12の入力は抵抗Sの端子と
接続されており、出力は第1電圧信号V1を出力する。
2を発生する手段はV2を出力する中間点をもつ分割ブ
リッジR1−R2を含んでいる。R1とR2の抵抗はV2
乗算回路の操作に適合するように選ばれる。
【0028】回路18は4つの象限にわたって信号V1
とV2を乗算する。例えば、それは図2に示されている
ように構成されるかも知れないし、図3と4の変更例を
選択的に含んでもよい。回路18は規準電圧Vrとクロ
ック16からのクロック信号Hを受ける。瞬時電力を表
わす回路18の出力信号Vsが電圧−周波数変換器24
に印加される。変換器24はクロック信号Hによってク
ロックされ、Vsの連続値を各々がエネルギーの定量を
表わすパルスに変換する。これらのパルスはエネルギー
の正負によって即ち、Vsの符号によって出力F+とF-
に印加する。
【0029】変換器24は通常の構造をもつものでもよ
い。特に、換算係数は発生器26と連結された入力アナ
ログ積分器を含んでいてもよい。換算係数発生器はVs
と出力周波数Fの間の換算係数を決定する。図5に示す
実施例においては、出力表示器は、エネルギー消費量が
所定量(例えば1wh)だけ増加する度毎に光パルスを放
つランプ34と、合計カウンタ32を具備している。
【0030】ブロック28はパルスF+とF-の出力周波
数を分周するために設けられている。その目的は、第1
に、ランプ34を制御し、表示されるべき各インクレメ
ントに対して出力線30にパルスを出力することであ
り、第2に、合計カウンタ32の最小の重大なディジッ
トの1単位の増加に対応する個々のインクレメントに対
して1つのパルスを提供することで、そしてそのパルス
は合計カウンタ32に接続されている出力線36に出力
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の乗算回路の実施例の回路図を示す。
【図2】 本発明の乗算回路の実施例の回路図を示す。
【図3】 図2の回路の乗算モジュールの別の実施例を
示す。
【図4】 図2の回路の乗算モジュールの別の実施例を
示す。
【図5】 本発明の電力計の回路図を示す。
【符号の説明】 C1,C2…コンパレータ CP1,CP2…出力線 H…クロック信号 LCI…シーケンシャル制御装置 M1,M2…乗算モジュール P1,P2,P3…ポテンショメータ R11,R12…R1m;R21,R22,……R2m…抵抗配列 V1,V2…乗算される演算電圧 Vr…規準電圧 Vs…出力信号 10…負荷 12…差動増幅器 18…乗算器 24…電圧/周波数変換器 28…周波数分周器 32…合計カウンタ 34…ランプ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1電圧信号と第2電圧信号を表わす2
    つの演算数を乗算する電気回路であって、第1の乗算モ
    ジュールと第2の乗算モジュールを具備し、前記各モジ
    ュールは、そのモジュールの出力信号と入力信号の振幅
    比を調整するための制御可能なポテンショメータを少な
    くとも1つ具備し、前記各ポテンショメータは、1組の
    スイッチと接続されている抵抗の直列の配列によって構
    成され、前記各スイッチは前記配列の対応するノードと
    前記ポテンショメータの共通出力との間に接続されるも
    のにおいて、 前記ポテンショメータは、実質的に等しく、シーケンシ
    ャル制御装置によって同じ方法で制御され、その結果前
    記乗算モジュールの前記振幅比は実質的に常に等しいと
    いう特性を持ち、 前記第1乗算モジュールは入力信号として、前記第1電
    圧信号を受け、前記2つの演算数の積に比例する出力信
    号を出力し、 前記第2乗算モジュールは入力信号として、基準電圧を
    受け、出力信号としてフィードバック信号を出力し、 前記回路は更に、前記フィードバック信号を前記第2電
    圧信号と比較する手段であって、前記フィードバック信
    号と前記第2電圧信号との間に重大な差があるときは、
    前記振幅比を相応する方法で変更するための前記シーケ
    ンス制御装置に印加する訂正信号を発生させる手段を具
    備することを特徴とするポテンショメータ乗算回路。
  2. 【請求項2】 2つの象限にわたって乗算をするための
    乗算回路であって、前記第1乗算モジュールは、単一の
    ポテンショメータを具備し、その抵抗配列の1つの端子
    は前記第1電圧を入力し、反対側端子は接地されてお
    り、前記第1乗算モジュールの出力信号はそのモジュー
    ルの前記第1ポテンショメータの出力側から取り出すも
    のであり、 前記第2乗算モジュールは単一のポテンショメータを具
    備しており、その抵抗配列の1つの端子は規準電圧に昇
    圧されており、反対側端子は接地されており、前記フィ
    ードバック信号は前記第2乗算モジュールの前記単一ポ
    テンショメータの出力から取り出すことができることを
    特徴とする請求項1記載のポテンショメータ乗算回路。
  3. 【請求項3】 4つの象限にわたって乗算するための乗
    算回路であって、前記第1乗算モジュールは、単一のポ
    テンショメータを具備しており、その抵抗配列の1つの
    端子は前記第1電圧信号を受け取り、反対側の端子は前
    記第1電圧信号の反転を受け取り、前記第1乗算モジュ
    ールの出力信号はその第1モジュールの出力から取り出
    すものであり、 前記第2乗算モジュールは単一のポテンショメータを具
    備しており、その抵抗配列の1つの端子は規準電圧に昇
    圧されており、反対側端子は前記規準電圧の反転に降圧
    されており、前記フィードバック信号は前記第2乗算モ
    ジュールの前記単一ポテンショメータの出力から取り出
    すことを特徴とする請求項1記載のポテンショメータ乗
    算回路。
  4. 【請求項4】 4象限にわたって乗算をする乗算回路で
    あって、前記各乗算モジュールは各々、その乗算モジュ
    ールの入力信号と出力信号の比の符号を定めるための制
    御可能な符号選択手段を具備しており、前記第1及び第
    2乗算モジュールの前記符号選択手段は前記シーケンシ
    ャル制御装置によって共通に制御され、前記比の個々の
    符号の間に一定の関係を保証するものであることを特徴
    とする請求項1に記載のポテンショメータ乗算回路。
  5. 【請求項5】 前記乗算モジュールの少なくとも1つが
    単一のポテンショメータと制御可能なゲインを持つ増幅
    器によって構成される符号選択手段を具備し、そのゲイ
    ンは前記シーケンシャル制御装置からの符号制御信号に
    応じて値+1又は−1をとり、前記モジュールの前記入
    力信号は前記制御可能なゲインをもつ増幅器を介して、
    前記単一ポテンショメータの前記抵抗配列の1つの端子
    に印加されていることを特徴とする請求項4に記載のポ
    テンショメータ乗算回路。
  6. 【請求項6】 前記乗算モジュールの少なくとも1つは
    単一のポテンショメータと制御可能なゲインをもつ増幅
    器によって構成される符号選択手段を具備し、その符号
    が前記シーケンシャル制御装置からの符号制御信号に応
    じて値+1又は−1をとり、前記制御可能ゲインをもつ
    増幅器は前記単一ポテンショメータの出力に接続された
    入力をもち、前記モジュールの出力信号を発生する出力
    をもつことを特徴とする請求項4記載のポテンショメー
    タ乗算回路。
  7. 【請求項7】 前記乗算モジュールの少なくとも1つ
    が、2つのポテンショメータと符号選択手段を具備し、
    前記符号選択手段はスイッチによって構成され、前記ス
    イッチは前記モジュールの前記出力信号が発生される端
    子を選択的に、前記モジュールの前記ポテンショメータ
    の2つの各々の出力のうちいずれか一方に接続するもの
    であり、前記モジュールの前記入力信号は第1に、前記
    ポテンショメータの1つの前記抵抗配列の1つの端子に
    印加され、第2に、前記ポテンショメータの他の1つの
    前記抵抗配列の対応する端子に、インバータを介して印
    加され、前記ポテンショメータの各々の抵抗配列の他の
    端子は接地電位であることを特徴とする請求項4に記載
    のポテンショメータ乗算回路。
  8. 【請求項8】 前記インバータは、オペアンプからな
    り、その正入力が接地され、負入力が前記モジュールの
    2つのポテンショメータの抵抗配列の対応する2つの端
    子に接続されており、その出力は前記モジュールの1つ
    の前記ポテンショメータの直列接続された抵抗の配列の
    前記反対側端子に接続されており、前記モジュールの前
    記他のポテンショメータの直列接続された抵抗の配列の
    反対側端子は前記モジュールの入力信号を受け取ること
    を特徴とする請求項7に記載のポテンショメータ乗算回
    路。
  9. 【請求項9】 負荷におけるAC電気エネルギの消費を
    測定する測定器であって、前記測定器は前記負荷に印加
    される電圧に比例した電圧信号と前記負荷を流れる電流
    に比例した電圧信号とを出力する手段と、前記2つの電
    圧信号の算術積に比例する電力信号を出力する乗算回路
    と、前記負荷において消費された電気エネルギを指示す
    るものを出力する電力信号を用いた手段とを具備し、前
    記乗算回路は請求項3〜8のいずれか1項に記載されて
    いるものであることを特徴とする測定器。
JP6041556A 1993-03-12 1994-03-11 ポテンショメータ乗算回路とその回路を用いた電力計 Withdrawn JPH06300791A (ja)

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US5446374A (en) 1995-08-29
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