JPH05322586A - 光ファイバジャイロ - Google Patents

光ファイバジャイロ

Info

Publication number
JPH05322586A
JPH05322586A JP12621992A JP12621992A JPH05322586A JP H05322586 A JPH05322586 A JP H05322586A JP 12621992 A JP12621992 A JP 12621992A JP 12621992 A JP12621992 A JP 12621992A JP H05322586 A JPH05322586 A JP H05322586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
light
substrate
light source
fiber loop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12621992A
Other languages
English (en)
Inventor
Taro Yamada
太郎 山田
Ryuji Usui
竜治 臼井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP12621992A priority Critical patent/JPH05322586A/ja
Publication of JPH05322586A publication Critical patent/JPH05322586A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gyroscopes (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバジャイロが光源10などの発熱に
よって諸性能が劣化するのを回避する。 【構成】 光源10、光分配結合器12、光ファイバル
ープ15、光電変換器16などの光ファイバジャイロ本
体を構成する電子部品が1枚の基板1に取り付けられ、
この基板1が取付構造体3に取り付けられた光ファイバ
ジャイロにおいて、光源10は熱伝導度の大きい放熱板
5に取り付けられ、光ファイバループ15は熱伝導度の
小さい材料から成るコイルボビン2上に巻装され、この
ボビン2は基板1と一体に形成され、放熱板5はその周
縁が基板1に対して接着剤により固定されたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光ファイバジャイロに
関し、特に光干渉型ジャイロに適用して好適なものであ
って、これに使用される光源などの発熱部品による熱に
より、諸性能が劣化するのを回避したものである。
【0002】
【従来の技術】図4は光干渉型ジャイロの基本的な構成
を示す図である。レーザ発振器などの光源10から光フ
ァイバ11に導かれた光L0 は、光分配結合器12によ
り右廻り光L1 と左廻り光L2 とに分配され、入出射路
13,14を介して光ファイバループ(環状光学路)1
5に入射され、これをそれぞれ右廻り,左廻りに伝播し
て光ファイバループ15から出射光L3 ,L4 として出
射され、これら出射光L 3 ,L4 は光分配結合器12に
より結合され、互いに干渉し合った干渉光L5 として光
電変換器16に受光され、電気信号に変換される。
【0003】光ファイバループ15は光ファイバジャイ
ロのセンシング部であり、コイルボビンに対して数10
mの光ファイバが数10回〜数100回程度ループ状に
巻かれて構成される。この光ファイバループ15に、そ
の周方向に加速度が印加されない状態では、光ファイバ
ループ15からの出射光L3 とL4 との間の位相差はほ
ぼ零であるが、光ファイバループ15の軸心周りに角速
度Ωが印加されると、光ファイバループ15を伝播して
きた出射光L3 ,L4 の間にサグナック効果による位相
差が生ずる。光干渉型ジャイロはこの位相差による干渉
光の信号を計測することで、光ファイバループ15に印
加されている角速度Ωを知ることができる。
【0004】この光ファイバジャイロは上述した図4で
示す1組の装置が1枚の共通の基板上に一体的に取り付
けられて1ブロック化される。図3では基板1上に光フ
ァイバループ15を取り付けた状態を示し、その他の光
源10、光ファイバ11,13,14、光分配結合器1
2、光電変換器16などは省略してある。実際上は3個
のブロックが取付構造体3に固定され、この場合光ファ
イバループ15の中心軸線6が各ブロックに関して互い
に直交する3軸上に位置するように選定されることによ
り、あらゆる方向の角速度が検知できるように構成され
ている。
【0005】基板1は金属などの剛性を有する材料から
構成され、その四周の側縁は下方に折り曲げられて取付
構造体3に固定される。4はカバーを示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した構成におい
て、取付構造体3は金属などの熱伝導度の大きい金属材
で構成され、内部には電子回路が内蔵されているのでそ
の発熱が取付構造体3を介して金属からなる基板1に伝
達される。また基板1には光源10などの発熱部品を取
り付けてあるので、これらにより基板1は加熱される。
一方基板1は大気に接しているので冷却され、基板1の
熱の授受は活発となって大きな熱変動を生じる。
【0007】光ファイバジャイロのセンシング部である
光ファイバループ15は、そのコイルボビン2の底面の
全面が基板1に取り付けられているため、ボビン2が熱
伝導度の小さな材料から構成されているにもかかわら
ず、光ファイバループ15が急激な温度変動を受け、ま
たは不均一な温度分布となって上述した右回り光と左回
り光とに位相差を生じ、零点出力のドリフトとなってジ
ャイロの性能の劣化を招く問題点があった。
【0008】なおコイルボビン2の底面の一部を基板1
に取り付けて熱の伝導が小さくなるように構成すれば、
上述した光ファイバループ15への熱伝導が小さくなる
が、この場合には光ファイバループ15が振動などの外
乱に弱くなって撓み易くなり、これによる誤差入力が生
じるようになるので、コイルボビン2の底面はその全面
にわたって確実に基板1に固定する必要がある。またコ
イルボビン2の底部の厚みを大きくすることによって熱
伝導を小さくできるが、この場合はジャイロ本体が大型
化する問題点がある。この発明は上述した問題点を解決
した光ファイバジャイロを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めこの発明では、光源10と、コイルボビン2に光ファ
イバを巻装して構成して成る光ファイバループ15と、
光源10からの光を光ファイバループ15に対し、右廻
り光と左廻り光として分配すると共に、光ファイバルー
プ15を伝播してきた右廻り光と左廻り光とを1つの光
に結合して干渉させる光分配結合器12と、この光分配
結合器12からの干渉光を電気信号に変換する光電変換
器16とを少なくとも有する光ファイバジャイロにおい
て、光源10などの発熱部品は熱伝導度の大きい放熱板
5に取り付けられ、光ファイバループ15は、熱伝導度
の小さい材料をもって構成され、かつ基板1と一体また
は別体に形成されたコイルボビン2上に巻装され、放熱
板5はその周縁が基板1に固定されたものである。
【0010】
【作用】この発明では、光源10などの発熱部品を取り
付けた放熱板5の周縁が基板1に固定されており、即ち
放熱板5が小面積で基板1に接触しているので、発熱部
品からの発熱がセンシング部である光ファイバループ1
5に伝導される量を極力抑えてジャイロの諸特性が劣化
するのが回避される。
【0011】
【実施例】この発明に係わる光ファイバジャイロの一例
を図1を参照して説明する。但し図3との対応部分には
同一符号を付加してその説明を省略する。この発明では
上述したコイルボビン2は熱伝導度の小さい材料例えば
セラミックあるいはプラスチックをもって構成され、光
源10が熱伝導度の大きい金属板などの放熱板5に取り
付けられ、この放熱板5の周縁が接着剤または取り付け
用ビスなどにより基板1に固定されたものである。
【0012】図1に示す例では、コイルボビン2を基板
1と一体に構成し、この基板1のコイルボビン2の内面
と対応する部分に段部7を有する透孔8を設け、この段
部7に円形の放熱板5の周縁を例えば接着剤により固定
した場合を示しており、従って図1では示されていない
が図4で説明した光ファイバ11,13,14、光分配
結合器12、光電変換器16などもこの基板1に取り付
けられる。
【0013】この構成によれば、光ファイバループ15
のコイルボビン2(この例では基板1と同じ)が熱伝導
度の小さい材料で構成され、光源10などの発熱部品を
取り付けた放熱板5の周縁が基板1に固定されているの
で、光源10から光ファイバループ15へ伝達される熱
量を極めて小さく抑えることができ、光ファイバジャイ
ロの性能の劣化を招くことを回避できる。
【0014】図2はこの発明の他の実施例を示すもの
で、図1との対応部分には同一符号を付してその説明を
省略する。この例では、放熱板5の下面の一部を下方に
延長させ、この延長部9を取付構造体3に接触させてこ
の放熱板の熱を取付構造体3にも伝導させてこれからも
大気へ放熱させるようにしており、宇宙空間などの真空
環境下において放熱量が小さいと考えられる場合などに
使用して好適である。なお光ファイバループ15は真円
に限らず、楕円その他の形状の場合にも適用できること
は明かである。
【0015】
【発明の効果】この発明に係わる光ファイバジャイロに
よれば、光源などの発熱部品からの発熱を放熱板から効
果的に放散させることができ、かつ発熱部品および外界
からの温度変化によるセンシング部である光ファイバル
ープへの熱伝導を遮断し、温度変動による諸特性の劣化
を抑制することができる効果がある。またコイルボビン
の厚みを増す必要がないので大型化するおそれもない。
また基板とコイルボビンとを一体化することにより、ジ
ャイロ本体を小型化できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる光ファイバジャイロの一例の
一部分を示す断面図。
【図2】この発明に係わる光ファイバジャイロの他の例
の一部分を示す断面図。
【図3】従来の光ファイバジャイロの一例の一部分を示
す断面図。
【図4】従来の光干渉型ジャイロの基本的な構成を示す
図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、 コイルボビンに光ファイバを巻装して構成して成る光フ
    ァイバループと、 上記光源からの光を上記光ファイバループに対し、右廻
    り光と左廻り光として分配すると共に、上記光ファイバ
    ループを伝播してきた上記右廻り光と上記左廻り光とを
    1つの光に結合して干渉させる光分配結合器と、 この光分配結合器からの干渉光を電気信号に変換する光
    電変換器とを少なくとも有する光ファイバジャイロにお
    いて、 上記光源などの発熱部品は熱伝導度の大きい放熱板に取
    り付けられ、 上記光ファイバループは、熱伝導度の小さい材料をもっ
    て構成され、上記基板と一体または別体に形成されたコ
    イルボビン上に巻装され、 上記放熱板はその周縁が上記基板に固定されたことを特
    徴とする光ファイバジャイロ。
JP12621992A 1992-05-19 1992-05-19 光ファイバジャイロ Pending JPH05322586A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12621992A JPH05322586A (ja) 1992-05-19 1992-05-19 光ファイバジャイロ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12621992A JPH05322586A (ja) 1992-05-19 1992-05-19 光ファイバジャイロ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05322586A true JPH05322586A (ja) 1993-12-07

Family

ID=14929695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12621992A Pending JPH05322586A (ja) 1992-05-19 1992-05-19 光ファイバジャイロ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05322586A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH026712A (ja) * 1988-06-20 1990-01-10 Tokyo Keiki Co Ltd 光ファイバージャイロ装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH026712A (ja) * 1988-06-20 1990-01-10 Tokyo Keiki Co Ltd 光ファイバージャイロ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2000064018A1 (fr) Module laser a semi-conducteur
JPH04179180A (ja) 短波長レーザ光源
JPH0868999A (ja) 液晶表示用バックライト装置
JPH05322586A (ja) 光ファイバジャイロ
JPH05336043A (ja) 光通信ユニット
JPH026712A (ja) 光ファイバージャイロ装置
JP2013182954A (ja) 光通信モジュール
JP2004258621A (ja) プロジェクタ用液晶表示装置
JP2004128291A (ja) 半導体レーザモジュールおよび光伝送器
JPH11266000A (ja) 撮像装置
JPH08313270A (ja) 光ファイバジャイロの構造
JP3241176B2 (ja) 光パッケージ
JP2652104B2 (ja) 光ファイバジャイロ
JP2941298B2 (ja) 光素子モジュール
JPH0772352A (ja) 光半導体素子のフリップチップ実装構造
JP2835468B2 (ja) リングレーザジャイロ装置
JPH05299777A (ja) 光半導体モジュール
JPH04151512A (ja) 光ファイバジャイロ,並びに,当該光ファイバジャイロを有するナビゲーションシステムおよび移動体
JPS62234390A (ja) 半導体レ−ザ機器
JP2004146630A (ja) 光モジュール
JPH08313271A (ja) 光ファイバコイル
JPH11112923A (ja) 光ディスクカメラ装置
JP2001013379A (ja) 光モジュール
JP3277222B2 (ja) 光ファイバコイルの支持構造
JP2968550B2 (ja) 光モジュールの気密構造

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960806