JP2652104B2 - 光ファイバジャイロ - Google Patents

光ファイバジャイロ

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JP2652104B2
JP2652104B2 JP4126218A JP12621892A JP2652104B2 JP 2652104 B2 JP2652104 B2 JP 2652104B2 JP 4126218 A JP4126218 A JP 4126218A JP 12621892 A JP12621892 A JP 12621892A JP 2652104 B2 JP2652104 B2 JP 2652104B2
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JP
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optical fiber
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loop
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太郎 山田
竜治 臼井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバジャ
イロに関し、特に、光干渉型ジャイロに適用して振動外
乱による検出誤差を減少した光ファイバジャイロに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2は光干渉型ジャイロの従来例の基本
的な構成を示す図である。レーザ発振器その他の光源1
0から光ファイバ11に導かれた光L0 は、光分配結合
器12により右廻り光L1 と左廻り光L2 とに分配さ
れ、入出射路13および14を介して環状光学路である
光ファイバループ15に入射され、これをそれぞれ右廻
りおよび左廻りに伝播して光ファイバループ15から出
射光L3 およびL4 として出射され、これら出射光L3
およびL4 は光分配結合器12により結合され、互に干
渉した干渉光L5 として光電変換器16に受光され、電
気信号に変換されるに到る。
【0003】光ファイバループ15は光ファイバジャイ
ロのセンシング部であり、コイルボビンに対して数10
mの光ファイバが数10回〜数100回程度ループ状に
巻かれて構成される。この光ファイバループ15に対し
てその周方向に加速度が印加されない状態においては、
光ファイバループ15から出射される出射光L3 と出射
光L4 との間の位相差はほぼ零であるが、光ファイバル
ープ15の軸心周りに角速度Ωが印加されると、光ファ
イバループ15を伝播してきた出射光L3 と出射光L4
との間にサニャック効果による位相差が生ずる。光干渉
型ジャイロはこの位相差による干渉光の信号を計測する
ことにより光ファイバループ15に印加される角速度Ω
を知ることができる。
【0004】この光ファイバジャイロは上述した図2に
示される1組の光ファイバジャイロが1枚の基板に一体
的に取り付けられて1ブロック化される。図3は基板1
に光ファイバループ15を取り付けた状態を示し、光源
10、光ファイバ11ないし14、光分配結合器12、
光電変換器16その他の部品は記載を省略している。実
際は、3組の光ファイバジャイロのブロックが取り付け
台3に固定され、これら3ブロックの光ファイバループ
15の中心軸線6が互に直交する3軸上に位置して取り
付けられる。これにより、あらゆる方向の角速度を検知
することができる。基板1は金属その他の剛性の大なる
材料により構成され、4周の側縁は下方に折り曲げて垂
下部が形成され、これを介して取り付け台3に固定され
る。4は垂下部の下面、即ち基板1の取り付け台3への
対接面を示す。基板1はこの対接面4の複数箇所におい
て図示しない接着剤或はビスその他の固定部材により取
り付け台3に固定されている。
【0005】ところで、図2により図示説明される光干
渉型ジャイロの従来例の更に前代の従来例の基板1は垂
下部を有しない単なる平板であった。この平板を介して
これに担持される光ファイバループ15を含む光ファイ
バジャイロの構成部品を取り付け台3に固定していた。
この場合、平板下面の全面或は複数点において取り付け
台3に固定するのであるが、何れにしても単なる平板の
基板1を取り付け台3の精密な水平表面に平行を保って
固定することは困難であり、これに起因して誤差信号を
発生していた。ここで、上述の通り基板1の側縁に垂下
部を形成し、これを介して基板1を取り付け台3に固定
することにより、基板1を取り付け台3の精密な水平表
面に平行を保って固定することが容易となった。
【0006】図3により図示説明される基板1の側縁に
垂下部を形成した光ファイバジャイロにおいて、光ファ
イバループ15の軸線6方向に関して、この光ファイバ
ループ15の基板1への投影面を符号5により示すと
き、基板1の対接面4は上述した投影面5より軸線6方
向からみて外側に位置しており、基板1はこの対接面4
の複数箇所において図示しない接着剤或はビスその他の
固定部材により取り付け台3に固定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図3により図示説明さ
れる光ファイバジャイロは、環状光学路であるループ1
5として光ファイバを使用するものであり、振動外乱に
影響され易いという欠点を有する。即ち、光ファイバル
ープ15に対してその軸線6の方向に振動が加えられる
と、光ファイバループ15はその重心を中心として図4
に示される如く変位する。なお、図4は撓みを少し誇張
して表示している。
【0008】基板1は金属材料その他の材料を使用して
剛性を大きく設計されているが、実際は僅かながら撓
む。基板1が撓むことにより光ファイバジャイロのセン
シング部である光ファイバループ15の全体も撓むこと
となり、加速度入力状態にはないにも係わらず加速度入
力がなされているのと同様の信号を出力し、誤差を発生
する。この発明は、この問題を解決した光ファイバジャ
イロを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の光ファイバジ
ャイロは、光源と、コイルボビンに光ファイバを巻回し
て構成して成る光ファイバループと、光源からの光を光
ファイバループに対して右廻り光と左廻り光として分配
すると共に、光ファイバループを伝播する右廻り光と左
廻り光とを1つの光に結合して干渉させる光分配結合器
と、光分配結合器から出力される干渉光を電気信号に変
換する光電変換器を有し、光源、光分配結合器、光ファ
イバループ、光電変換器を共通の基板に一体的に取り付
け、この基板を更に取り付け台に固定した光ファイバジ
ャイロにおいて、基板は側縁を下方に折り曲げて垂下部
を形成し、その下面を取り付け台への対接面とし、光フ
ァイバループの軸線方向に関する基板への投影面は基板
の取り付け台への対接面内に選定され、基板はこの対接
面の全面において固定部材により取り付け台に固定され
たものである。
【0010】
【作用】この構成によれば、光ファイバループ15の軸
線6方向に振動外乱が加えられて基板1が撓もうとして
も、基板1はその対接面4の範囲内は取り付け台3に固
定されているので撓むことはできず、光ファイバループ
15のボビン2以外の部分のみが図1において点線で示
される如く撓む。従って、ボビン2も撓むことはないの
で、この振動外乱により光ファイバループ15に入力が
あったと同様な信号が生じることはなく、誤った角速度
信号を発生することを回避することができる。
【0011】
【実施例】この発明の実施例を図1を参照して説明す
る。図1の部品について、図3における部品と共通する
部品には共通する参照符号を付している。この発明にお
いては、基板1の側縁を下方に折り曲げて垂下部40を
形成し、その下面を取り付け台への対接面4とし、光フ
ァイバループ15の基板1への投影面5がこの対接面4
内に選定されるものである。ここで、ボビン2の下面は
この投影面5が基板1に対する取り付け面とされてい
る。基板1はこの対接面4の複数箇所において図示され
ないビスその他の固定部材により取り付け台3に固定さ
れ、或は対接面4の全面において接着剤により接合固定
される。図1の実施例においては、基板1の対接面4は
従来例と比較してより広く形成されている。取り付け台
3はその3面が厳密に互に直交して構成され、これら3
面に上述した各ブロックである光ファイバジャイロがそ
れぞれ固定される。
【0012】ここで、光ファイバジャイロにおいて、取
り付け台3に最終的に取り付けられる部品は言うまでも
なく光ファイバループ15およびこれを巻回した中空の
ボビン2である。光ファイバループ15は、光ファイバ
ジャイロのセンシング部であり、外乱を受けないために
これを巻回した中空のボビン2は剛性の大なる部材に取
り付ける必要がある。即ち、基板1は一般に剛性は大で
あると共に、小型軽量であることを要請されている。こ
の発明は、この双方の要請を満足しようとして「基板1
は側縁を下方に折り曲げて垂下部40を形成し、その下
面を取り付け台への対接面4とし、光ファイバループ1
5の軸線6方向に関する基板1への投影面5は、この基
板1の取り付け台3への対接面4内に選定され、基板1
はこの対接面4の全面において固定部材により取り付け
台3に固定」するものである。
【0013】以上の通り、この発明に依れば、基板1の
側縁を下方に折り曲げて垂下部40を形成することによ
り、基板1が垂下部40を形成せずにこれが単なる平板
であると、図3および図4により図示説明される従来例
の更に前代の従来例の示す欠点である基板1を取り付け
台3の精密な水平表面に平行を保って固定することがで
きないという問題を回避することができる。そして、基
板1が単なる平板ではなくしてこれに垂下部40を形成
することにより、基板1を小型軽量であると共に剛性を
大とする一般的な効果をも奏する。
【0014】更に、基板1の側縁を下方に折り曲げて垂
下部40を形成する構成に、光ファイバループ15の軸
線6方向に関する基板1への投影面5は、この基板1の
取り付け台3への対接面4内に選定され、基板1はこの
対接面4の全面において取り付け台3に固定する構成を
付加することにより、取り付け台3から基板1を介して
振動外乱が加わった場合に基板1の取り付け台3に固定
されていない部分のみが図1に示される如く共振するに
到り、基板1の取り付け台3に固定されている部分であ
る対接面4は振動外乱とは無関係とすることができる効
果を奏す。従って、光ファイバループ15は振動外乱に
より変形することはなくなり、この変形に起因する加速
度検出誤差を減少した安定な光ファイバジャイロを構成
することができる。
【0015】なお、この発明は光ファイバループ15と
して真円形に限らず、楕円形などの場合にも適用でき
る。
【0016】
【発明の効果】以上の通りであって、この発明は、基板
1の側縁に垂下部40を形成し、これを介して基板1を
取り付け台3に固定することにより、基板1を小型軽量
であると共に剛性を大とする一般的な効果を奏する上
に、基板1を取り付け台3の精密な水平表面に平行を保
って固定することが容易となるという効果を奏する。そ
して、更にボビン2の基板1に対する取り付け面が、基
板1の取り付け台3に対する取り付け面以内とすること
により、取り付け台3から基板1を介して加わる振動外
乱に起因するボビン2の変形が阻止され、これに起因す
る加速度検出誤差を減少した安定な光ファイバジャイロ
を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる光ファイバジャイロの一例の
一部分を示す断面図。
【図2】従来の光ファイバジャイロの光学的回路図を示
す平面図。
【図3】従来の光ファイバジャイロの一例の一部分を示
す断面図。
【図4】従来の光ファイバジャイロの光ファイバループ
が振動したときの撓み状態を示す図3と同様の断面図。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、 コイルボビンに光ファイバを巻回して構成して成る光フ
    ァイバループと、 光源からの光を光ファイバループに対して右廻り光と左
    廻り光として分配すると共に、光ファイバループを伝播
    する右廻り光と左廻り光とを1つの光に結合して干渉さ
    せる光分配結合器と、 光分配結合器から出力される干渉光を電気信号に変換す
    る光電変換器を有し、 光源、光分配結合器、光ファイバループ、光電変換器を
    共通の基板に一体的に取り付け、この基板を更に取り付
    け台に固定した光ファイバジャイロにおいて、 基板は側縁を下方に折り曲げて垂下部を形成し、その下
    面を取り付け台への対接面とし、 光ファイバループの軸線方向に関する基板への投影面は
    基板の取り付け台への対接面内に選定され、基板はこの
    対接面の全面において固定部材により取り付け台に固定
    された光ファイバジャイロ。
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JPH05322585A JPH05322585A (ja) 1993-12-07
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH025008A (ja) * 1988-06-24 1990-01-09 Japan Aviation Electron Ind Ltd ファイバジャイロ用光カプラの構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH025008A (ja) * 1988-06-24 1990-01-09 Japan Aviation Electron Ind Ltd ファイバジャイロ用光カプラの構造

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