JPH0532242Y2 - - Google Patents

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JPH0532242Y2
JPH0532242Y2 JP8011588U JP8011588U JPH0532242Y2 JP H0532242 Y2 JPH0532242 Y2 JP H0532242Y2 JP 8011588 U JP8011588 U JP 8011588U JP 8011588 U JP8011588 U JP 8011588U JP H0532242 Y2 JPH0532242 Y2 JP H0532242Y2
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JP
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sliding door
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cutting
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column
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、柱の表面に当接させるべき引戸の端
面を、当該柱表面に隙間なく当接するように切削
矯正するための切削装置に関するものである。
(従来の技術) 柱の歪みや引戸を支持する敷居と柱との間の直
角度の狂い等によつて、引戸を閉じたときに当該
引戸の端面と柱表面との間に隙間が生じる場合が
ある。このような場合、前記柱表面に当接させる
べき引戸の端面を当該柱表面に形状に倣つて切削
矯正することが行われるが、従来は、柱表面に引
戸端面を当接させた状態で当該柱表面の形状に倣
つて引戸側面に切削線を人為的に書き込み、この
後、引戸を外して端面を前記切削線の位置まで切
削していた。
(考案が解決しようとする課題) 上記のような従来の方法では、前記切削線の書
き込みや当該切削線の位置まで正確に切削するこ
とに或る程度の熟練技術が必要であり、しかも引
戸端面の切削矯正作業全体として多大の手間と時
間を要する欠点があつた。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記のような従来の問題点を解決する
ために、電動鉋手段と移動操作用ハンドルとを備
えた本体の一側に、柱表面に対し少なくとも柱長
さ方向の2箇所で移動可能に当接する移動ガイド
部を設け、前記本体の他側には、当該本体の移動
に伴つて前記柱表面に対向する引戸の端面を切削
するための前記電動鉋手段の回転切削刃物を配設
して成る引戸端面切削装置を提案するものであ
る。
(考案の作用) 使用に際しては、引戸を閉じて当該引戸端面と
柱表面との間に生じる隙間が最も大きくなる箇
所、即ち引戸側から見て柱表面が最も凹んでいる
箇所を見定め、当該箇所に於ける柱表面に前記本
体の移動ガイド部を当接させた状態で引戸を前記
柱表面側へ移動させ、当該引戸の端面が前記電動
鉋手段の回転切削刃物によつて切削される位置で
適当な方法により引戸を固定する。係る状態で、
前記移動ガイド部が柱表面から離間しないように
注意しながら、前記移動操作用ハンドルで前記本
体を全長にわたつて柱長さ方向に手作業で移動さ
せる。この結果、前記回転切削刃物が前記柱の表
面から一定間隔離れた位置を当該柱表面に倣つて
移動することになるから、柱表面の引戸側に突出
した部分に対向する引戸端面が当該柱表面の形状
に倣つて切削される。
(考案の効果) 上記のように引戸端面を柱表面の形状に倣つて
切削することにより、柱の歪みや引戸を支持する
敷居と柱との間の直角度の狂い等によつて引戸を
閉じたときに当該引戸の端面と柱表面との間に生
じる隙間を無くすことが出来るのであるが、本考
案の切削装置を使用することにより、従来のよう
な切削線の書き込みも不要となり、しかも引戸を
外すことなく引戸端面の切削矯正作業を極めて簡
単容易且つ正確に行うことが出来、作業能率も大
幅に向上させることが出来る。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を添付の例示図に基づ
いて説明する。
第1図〜第3図に於いて、1は電動鉋手段2と
移送操作用ハンドル3とを備えた本体であつて、
その一側には、並列状に軸支された2本のガイド
ローラー4a,4bから成る移動ガイド部5が設
けられ、他側には前記電動鉋手段2の回転切削刃
物6が配設されている。前記電動鉋手段2の回転
切削刃物6は、前記2本のガイドローラー4a,
4bの軸心を結ぶ仮想線を底辺とする2等辺三角
形の頂点相当位置に、本体前壁1aから一部が突
出するように前記ガイドローラー4a,4bと平
行に軸支されており、本体側壁1bの外側に取り
付けられたモーター7の駆動軸8に、当該モータ
ー7のある側とは反対側でタイミングベルト9及
びプーリー10a,10bを介して連動連結され
ている。前記移動操作用ハンドル3は前記モータ
ー7に取り付けられており、当該モーター7をオ
ンオフ操作する押し釦スイツチ11を装備してい
る。図では、ループ状のハンドル3を示したが、
その形状や本体1に対する取り付け位置及び取り
付け向き等は図示例に限定されない。例えば前記
モーター7を本体1に内装した場合には、ハンド
ル3を本体1に直接取り付けても良い。12は本
体1内に設けた切削屑吐出ガイドであり、前記本
体側壁1bに開口する切削屑吐出口12aに回転
切削刃物6から飛散する切削屑を誘導する。この
切削屑吐出口12aは、本体側壁1c等、他の適
当な箇所に開口させることも出来る。
13は、必要に応じて設けられる回転切削刃物
6の切削深さ調整手段であつて、本体前壁1aの
回転切削刃物6に隣接する箇所に設けられた迫り
出し摺動体14とこの迫り出し摺動体14を移動
させる螺軸15とから構成され、前記螺軸15を
その回転操作部15aによつて回転させ、この螺
軸15に螺嵌する雌ねじ部14aを介して前記迫
り出し摺動体14を回転切削刃物6に接近する方
向に移動させて迫り出させることにより、前記回
転切削刃物6の切削深さが浅くなり、前記螺軸1
5を逆転させて前記迫り出し摺動体14を後退さ
せることにより、前記回転切削刃物6の切削深さ
が深くなる。
16は、必要に応じて設けられる緩衝手段であ
つて、前記回転切削刃物6に対し切削深さ調整手
段13のある側とは反対側の本体前壁1aに、ガ
イドフレーム17を介して一定範囲内で出退移動
自在の保持された可動体18と、この可動体18
を突出方向に付勢するスプリング19とから構成
されている。
次に使用方法を説明すると、第4図に示すよう
に柱20,21間で敷居22と鴨居23との間に
嵌め込まれた2枚の引き違い引戸24,25は、
夫々端面24a,25aに於いて柱20,21の
表面20a,21aに当接することになるが、例
えば柱20が歪んでいる場合、第5図に示すよう
に引戸24を閉じた場合に当該引戸端面24aと
柱表面20aとの間に生じる隙間が最も広くなる
箇所の柱表面。即ち図示例では柱表面20aの上
端部に、2本のガイドローラー4a,4bが柱長
さ方向に対し直交する向きで当接するように、ハ
ンドル3によつて支持した前記本体1を配置させ
る。
係る状態で引戸24を柱20側へ移動させてそ
の端面24aを前記本体1の回転切削刃物6に当
接させる。そしてこの位置から引戸24が少なく
とも後退移動しないように、例えば引戸24の後
端と柱21との間に所定長さの調整した突つ張り
材26を介在させる等の方法で引戸24を固定す
る。この突つ張り材26は、その都度木材を寸法
切りして調達しても良いが、ねじ等による長さ調
整可能な専用部品として構成しておくのが望まし
い。又、突つ張り材26を引戸24の上下両端部
と柱21との間の上下2箇所に配置することも出
来る。
上記のような引戸24を固定したならば、当該
引戸端面24aの上端部と柱表面20aとの間に
前記のように介在させた本体1を、モーター7で
回転切削刃物6を回転駆動した状態でハンドル3
により柱20の長さ方向に下降移動させる。この
ときガイドローラー4a,4bは柱表面20aか
ら離間しないように、ハンドル3で本体1を柱表
面20aの方へ押しつけるようにしておく。この
結果、柱表面20aから一定間隔離れた位置を当
該柱表面20aの形状に倣つて移動する回転切削
刃物6が前記引戸端面24aを切削し、当該引戸
端面24aが柱表面20aの形状と凹凸正反対の
合同形状に切削矯正される。
上記にように端面24aは切削矯正された引戸
24は、閉じたときに柱表面20aに対し隙間な
く当接させることが出来る。
尚、柱20が引戸24の側へ突曲するように歪
んでいる場合を例にとつて説明したが、第5図に
仮想線で示すように柱20が反対側へ突曲するよ
うに歪んでいる場合は、引戸端面24aとの間の
隙間が柱20の略中央位置で最大となるので、切
削矯正作業の開始点は引戸端面24aの略中央位
置となる。又、柱20そのものは歪んでいなくと
も、柱20の上端が引戸24側へ接近するように
倒れている場合には、引戸端面24aの下端部が
切削矯正作業の開始点となり、逆の方向に柱20
は倒れている場合は、引戸端面24aの上端部が
切削矯正作業の開始点となる。
切削矯正作業開始前に引戸24を閉じたとき柱
表面20aとの間に生じる隙間の最大広さが前記
回転切削刃物6による切削許容深さよりも大きい
場合には、複数回に分けて引戸端面24aを切削
しなけらばならない。この場合は、前記回転切削
刃物6による最大切削深さは許容範囲内に収まる
ように、切削矯正作業開始時の引戸20の固定位
置を柱20から適当に後退させておき、1回目の
切削が完了すれば引戸24を柱20の方へ適当量
移動させて固定し、2回目の切削を行うようにす
れば良い。
このようなことを避けるためには、前記回動切
削刃物6の最大切削深さを充分に大きくしておく
ことが望ましい。このためには、回転切削刃物6
の突出量(切削深さ)を調整する切削深さ調整手
段13を使用する代わりに、第6図に示すように
回転切削刃物6の切削進行方向側のガイド面27
aを構成するガイド盤27を、切削進行方向に対
する直交方向に平行姿勢を保つて出退移動出来る
ようにスライドガイドロツド28を介して支持す
ると共に、スプリング29により進出方向に付勢
しておき、通常は前記ガイド面27aが回転切削
刃物6の表面と略面一か又は若干突出した位置に
あるように構成し、引戸端面24aを切り込んで
いくときに引戸端面24aによつて押圧される前
記ガイド盤27がスプリング29に抗して退入す
るように構成しておけば、ガイド盤27が最大限
退入したときの回転切削刃物6の突出量(切削深
さ)を非常に大きくすることが出来る。
尚、第6図及び第7図に示すように、前記移動
ガイド5を構成する2本のガイドローラー4a,
4bの間隔を出来る限り広くして安定性を高めた
り、モーター7の駆動軸8に直接回転切削刃物6
を取り付けて前記タイミングベルト9及びプーリ
ー10a,10bを省いたり、ハンドル3の向き
や形状を変えるようなことは、必要に応じて行う
ことが出来る。
尚、移動ガイド5を2本のガイドローラー4
a,4bによつて構成したが、柱長さ方向に適当
長さを有する橇板を使用することも出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は縦断側面図、第2図は横断平面図、第
3図は正面図、第4図は引き違い引戸を示す正面
図、第5図は引戸端面の切削作業方法を説明する
概略正面図、第6図は別の実施例を示す縦断側面
図、第7図は同横断平面図である。 1……本体、2……電動鉋手段、3……ハンド
ル、4a,4b……ガイドローラー、5……移動
ガイド、6……回転切削刃物、7……モーター、
13……切削深さ調整手段、16……緩衝手段、
20,21……柱、20a,20b……柱表面、
24,25……引戸、24a,25a……引戸端
面、26……突つ張り材、27……ガイド盤、2
9……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電動鉋手段と移動操作用ハンドルとを備えた本
    体の一側に、柱表面に対し少なくとも柱長さ方向
    の2箇所で移動可能に当接する移動ガイド部を設
    け、前記本体の他側には、当該本体の移動に伴つ
    て前記柱表面に対向する引戸の端面を切削するた
    めの前記電動鉋手段の回転切削刃物を配設して成
    る引戸端面切削装置。
JP8011588U 1988-06-16 1988-06-16 Expired - Lifetime JPH0532242Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8011588U JPH0532242Y2 (ja) 1988-06-16 1988-06-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8011588U JPH0532242Y2 (ja) 1988-06-16 1988-06-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH022102U JPH022102U (ja) 1990-01-09
JPH0532242Y2 true JPH0532242Y2 (ja) 1993-08-18

Family

ID=31304958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8011588U Expired - Lifetime JPH0532242Y2 (ja) 1988-06-16 1988-06-16

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JP (1) JPH0532242Y2 (ja)

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JPH022102U (ja) 1990-01-09

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