JPH0532233Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0532233Y2
JPH0532233Y2 JP13851387U JP13851387U JPH0532233Y2 JP H0532233 Y2 JPH0532233 Y2 JP H0532233Y2 JP 13851387 U JP13851387 U JP 13851387U JP 13851387 U JP13851387 U JP 13851387U JP H0532233 Y2 JPH0532233 Y2 JP H0532233Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
edge
sealant
recess
shaped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP13851387U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6444081U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13851387U priority Critical patent/JPH0532233Y2/ja
Priority to DE19883830758 priority patent/DE3830758A1/de
Publication of JPS6444081U publication Critical patent/JPS6444081U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0532233Y2 publication Critical patent/JPH0532233Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車車体等を構成するパネルのエ
ツジ部に、防錆、シール、保護等のためのシーリ
ング材を塗布するノズルに関するものである。
〔従来の技術及びその問題点〕
自動車車体のフエンダー部に於けるパネルのホ
イールオープニングラインを形成する内曲がりエ
ツジ部や、車体底部に於けるパネル接合部の下向
き突出エツジ部等は、元々塗装皮膜が他の部位よ
りも薄くなる傾向にあることも起因して、走行時
の飛石の衝突等により塗装皮膜が他の部位よりも
比較的剥離し易く、凍結防止剤の塩分付着等も誘
因となつて容易に発錆につながる。
そこで上述のようなパネルエツジ部を、シーリ
ング材、例えば電着塗装皮膜の加熱硬化時に同時
に硬化させることの出来る熱硬化型ゴム系のペー
スト状シーリング材等で特別に被覆保護すること
が考えられる。
このようなシーリング材の塗布用ノズルとし
て、実開昭61−167974号に記載のものがある。こ
の従来のノズルは、ノズルの先端にエツジ部をガ
イドするためのV字状に開く二股部を設け、この
二股部の分岐端部に円形溝状の吐出口を設けたも
のである。
しかしこのノズルによると、シーリング材は円
形溝状の吐出口から吐出するのみであるため、エ
ツジ部の端縁のみに塗布され、エツジ部をその一
定の幅にわたつて均一に包み込むよう塗布するこ
とはできない。また、エツジ部の端縁と円形溝状
の吐出口との位置関係によつて、端縁に塗布され
るシーリング材の厚みが変動し、均一な塗布が容
易でない。
また、実開昭60−31371号に記載のノズルは、
ガイド用の溝と、この溝に対して広がつた円柱状
の吐着部とをノズルの先端に形成し、これらの底
部からシーリング材を供給するものである。この
ノズルによると、吐着部の存在によつて、上述の
ノズルよりも広い範囲でエツジ部の周端縁に塗布
することが可能であるが、シーリング材が吐着部
の底部からのみ供給されるため、エツジ部をその
一定の幅にわたつて均一に塗布することはできな
い。
また、特開昭58−67376号には、ホツトメルト
樹脂の塗布に用いられるノズルが記載されている
が、これを用いた場合でも上述と同様の問題を有
している。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上述の問題に鑑み、パネルエツジ部
に一定の幅にわたつてシーリング材を均一に塗布
するのに好適なノズルを提供するものであつて、
そのための技術的手段は、先端部にU形の凹入部
を有し、当該凹入部の内側面にU形に連続するス
リツト状の吐出口を設け、前記凹入部の奥端に位
置する吐出口の両側管壁部に当該凹入部の深さ方
向の段差を設けてなる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
第5図及び第6図は、本考案のノズル6を用い
た塗布装置の例を示している。これらの図に於い
て、1は側面形状が略直角三角形の操作体であつ
て、その斜辺に沿つて握り部2が形成され、縦側
辺の中間位置から斜め下方へ延出部3が一体に突
設されている。延出部3の下側には当該延出部3
の長さ方向に沿つてガイドレール4が取り付けら
れ、このガイドレール4にスライドベアリングを
介して摺動のみ可能に可動台5が支持されてい
る。
6はシーリング材塗布用のノズルであつて、延
出部3の片側に隣接配置され、可動台5にブラケ
ツト7を介して連結されている。8はガイドレー
ル4と平行なガイドロツドであつて、可動台5に
付設の板材9の遊端部を相対移動可能に貫通する
状態で操作体1の縦側辺下端部に一端が固定さ
れ、当該ガイドロツド8の遊端部に取り付けた座
金8aと板材9との間でガイドロツド8に圧縮コ
イルスプリング10が遊嵌されている。11は、
延出部3の基部上側と操作体1の縦側辺とにわた
つて形成された断面が略L形の摺動案内面であ
る。
ノズル6は、第1図〜第4図に示すように、上
側に摺動案内面11に対向する方向に延出する分
岐管部6aが連設され、この分岐管部6aとノズ
ル本体先端管部6bとの間に凹入部12が形成さ
れている。この凹入部12のU形内側面にはU形
に連続するスリツト状の吐出口13a〜13cが
形成されている。吐出口13a〜13cの内、凹
入部12の奥端に位置する吐出口13bを形成す
る両側管壁部14a,14bには、第3図に示す
ように操作体1の移動方向(矢印X方向)側の管
壁部14aが出つ張るように段差dを付けてい
る。
16はスクレーパーであつて、ノズル本体先端
管部6bの操作体移動方向(矢印X方向)側とは
反対側に当て板17を介して取り付けられ、適当
な硬さを持つゴム板等から構成される。
第5図及び第6図に示すように、操作体1の握
り部2の上端側角部には、シーリング材供給用の
主可撓管18と副可撓管19とを接続する中継金
具20が固着され、副可撓管19の遊端がノズル
6の基部に連通連結されている。21はシーリン
グ材圧送用ポンプのオンオフ制御用押し釦スイツ
チであり、操作体1の握り部2を握つた状態で指
先で操作し得る位置に配設されている。
第7図に示すように、主可撓管18はタンク2
2内のシーリング材23を圧送するポンプ24の
吐出口に接続される。25はバランサー、25a
は吊り索である。
シーリング材塗布作業の対象となる自動車車体
は、例えば第8図に示すように、作業者の頭部高
さ付近にホイールオープニングライン27が位置
するようにコンベヤライン上で吊り下げられてい
る。作業者は操作体1の握り部2を把持し、ノズ
ル6を可動台5と共にスプリング10の付勢力に
抗して後退移動させ、摺動案内面11とノズル6
との間の距離を広げた状態で摺動案内面11をホ
イールオープニングライン27の一端(左端)の
出隅部31に外側より嵌合当接させる。そしてノ
ズル6を可動台5と共にスプリング10の付勢力
で前進移動させ、その先端の凹入部12を第1図
及び第7図に示すように内曲がりエツジ部30に
内側より嵌合させる。
このとき、内曲がりエツジ部30は凹入部12
の上下対向面間の略中央に位置し、そして凹入部
12の奥端で突出している側の管壁部14aが内
曲がりエツジ部30の内側縁にスプリング10の
付勢力で当接する。この状態で、押し釦スイツチ
21を操作してポンプ24を稼動させることによ
り、タンク22内のシーリング材23が主可撓管
18、中継金具20、及び副可撓管19を経由し
てノズル6内に圧送され、当該シーリング材23
が凹入部12の内周で連続するスリツト状の吐出
口13a〜13cより凹入部12内に流出するこ
とになる。
このとき、ノズル6内に於ける各吐出口13a
〜13cまでのシーリング材流出経路の関係か
ら、吐出口13a,13b,13cの順にシーリ
ング材の吐出量が多くなる傾向にあるので、第3
図及び第4図に示すように吐出口13a〜13c
のスリツト幅を吐出口13a,13b,13cの
順に狭くなるように構成して、各吐出口13a〜
13cからのシーリング材の吐出量が等しくなる
ように構成するのが好ましい。
上述のように、ノズル6の凹入部12内にシー
リング材23を吐出させた状態で、操作体1を作
業者の手作業で内曲がりエツジ部30に沿つて第
3図の矢印X方向(右方向)へ移動させる。この
とき操作体1の摺動案内面11が出隅部31から
離れないように、第1図及び第3図に示す矢印Y
方向に操作体1を押しつけ気味に操作することに
より、内曲がりエツジ部30とこれに嵌合する凹
入部12との位置関係を所期通りに維持し得る。
しかして、凹入部12の対向内側面と内曲がり
エツジ部30との間の間隙、及び凹入部12の奥
端に於ける管壁部14a,14b間の段差dの存
在により、凹入部12内に吐出するシーリング材
23は操作体1の移動に伴つて内曲がりエツジ部
30をその上下両側及び端縁の三方から所要厚さ
で包み込むように塗布することになる。そして
又、内曲がりエツジ部30の底面30aに塗布さ
れたシーリング材23は、スクレーパー16によ
つて端縁部が均らされ、内曲がりエツジ部30の
底面30aと塗布されたシーリング材23との間
には見苦しい段差は生じない。
また、第3図に仮想線で示すように、内曲がり
エツジ部30に脹らみ部30bがあつても、ノズ
ル6は可動台5と共にスプリング10の付勢力に
抗して後退移動し得るので、内曲がりエツジ部3
0の端縁に管壁部14aを介して当接しているノ
ズル6は、前後進移動を伴いながら前記脹らみ部
30bの端縁に沿つて移動し、この脹らみ部30
bに於いてもシーリング材23を所期通りに塗布
することが出来る。
上述のような脹らみ部30bを含む内曲がりエ
ツジ部30の端縁に沿つてノズル6を円滑に移動
させることが出来るように、第3図に示すように
凹入部12の奥端の操作体移動方向側の外側面
(管壁部14aの外側面)を曲面から構成し、ノ
ズル6が脹らみ部30b等に引つ掛からないよう
に構成しておくのが望ましい。
スクレーパー16の存在により、内曲がりエツ
ジ部30の底面30aに塗布されるシーリング材
23の端縁を美麗に仕上げることが出来るのであ
るが、反面、このスクレーパー16によつて掻き
取られたシーリング材23がノズル本体先端管部
6bの先端から滴下する恐れがある。これはノズ
ル本体先端管部6bの吐出口13cから吐出され
るシーリング材23の量を十分に抑えることによ
つて防止し得るが、第2図及び第3図に仮想線で
示すように、ノズル本体先端管部6bの先端と内
曲がりエツジ部30の底面30aとの間の隙間を
遮蔽するカバープレート32を配設することは、
前記のような不都合を解消するのに効果的であ
る。尚、カバープレート32はスクレーパー16
と一体に構成することが出来る。
本考案に係るノズル6の応用例は、上述の実施
例に限定されない。例えば自動車車体の底部に於
いて下向きに突出するパネルエツジ部にシーリン
グ材を塗布するための装置にも利用することが出
来、シーリング材塗布対象のパネルエツジ部の位
置や形状等に適合したガイド手段(凹入部12の
中央にパネルエツジ部を位置決めするためのガイ
ド手段)を併用すれば良い。また、凹入部12の
奥端に位置する管壁部14aをパネルエツジ部の
端縁に当接させるのにスプリングを利用したが、
ノズルを把持する作業者の手作業で前記管壁部1
4aをパネルエツジ部の端縁に当接させるように
して使用することも可能である。
〔考案の作用及び効果〕
本考案によれば、凹入部をパネルエツジ部に嵌
合させると共に当該パネルエツジ部の端縁に前記
凹入部の奥端部を当接させた状態で、当該ノズル
をパネルエツジ部に沿つて移動させることによ
り、当該ノズルに供給されるシーリング材を前記
凹入部内に吐出させて前記パネルエツジ部に被覆
塗布させることが出来るのであるが、前記凹入部
の内側面に於いてU形に連続したスリツト状の吐
出口を有するので、この凹入部の間隙をパネルエ
ツジ部の厚さより適当に大きくして、パネルエツ
ジ部の両側面と前記凹入部の対向両側面との間に
間隙が確保される状態で使用することにより、前
記パネルエツジ部が長さ方向に波打つような状況
に於いても、当該パネルエツジ部の両側面にシー
リング材を確実に被覆塗布することが出来る。
勿論、前記凹入部の奥端に位置する吐出口の両
側管壁部に当該凹入部の深さ方向の段差を有せし
めてあるので、この凹入部内に嵌合するパネルエ
ツジ部の端縁と吐出口との間に一定の間隙を確保
させ、当該パネルエツジ部の端縁に対しても一定
厚さにシーリング材を被覆塗布させることが出来
る。
また、従来のように、凹入部の内側面の一箇所
に開口する吐出口から当該凹入部内にシーリング
材を供給するときは、凹入部内の各部位に対する
シーリング材の供給量をコントロールすることが
出来ないが、本考案の構成によれば、U形に連続
するスリツト状の吐出口からシーリング材が吐出
するので、パネルエツジ部を一定幅にわたつて均
一に塗布することが可能であり、また、スリツト
幅を位置に応じて変化させることにより、凹入部
内の各部位に対するシーリング材の吐出量をコン
トロールし、パネルエツジ部の塗布対象幅に対し
必要な厚さにシーリング材を被覆塗布させること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はシーリ
ング材塗布作業状態でのノズルの縦断側面図、第
2図は同じくノズルの側面図、第3図は同じくノ
ズルの横断平面部、第4図は同じくノズルの縦断
正面図、第5図はノズルを用いた塗布装置の側面
図、第6図は同背面図、第7図は塗布装置の使用
方法を示す概略側面図、第8図は自動車車体のフ
エンダー部に於けるホイールオープニングライン
を説明する側面図である。 6……ノズル(シーリング材塗布用ノズル)、
12……凹入部、13a〜13c……吐出口、1
6……スクレーパー、23……シーリング材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端部にU形の凹入部を有し、当該凹入部の内
    側面にU形に連続するスリツト状の吐出口を設
    け、前記凹入部の奥端に位置する吐出口の両側管
    壁部に当該凹入部の深さ方向の段差を設けてなる
    シーリング材塗布用ノズル。
JP13851387U 1987-09-09 1987-09-09 Expired - Lifetime JPH0532233Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13851387U JPH0532233Y2 (ja) 1987-09-09 1987-09-09
DE19883830758 DE3830758A1 (de) 1987-09-09 1988-09-09 Vorrichtung zum aufbringen einer beschichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13851387U JPH0532233Y2 (ja) 1987-09-09 1987-09-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6444081U JPS6444081U (ja) 1989-03-16
JPH0532233Y2 true JPH0532233Y2 (ja) 1993-08-18

Family

ID=31400919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13851387U Expired - Lifetime JPH0532233Y2 (ja) 1987-09-09 1987-09-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0532233Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5781809B2 (ja) * 2011-03-31 2015-09-24 ダイハツ工業株式会社 塗布方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6444081U (ja) 1989-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5368461A (en) Outside corner finishing tool
US5413258A (en) Wiping device for caulking
EP3582905B1 (en) A system for applying a masking material to a substrate
JPH0532233Y2 (ja)
US3346899A (en) Edge trimming device for paint roller
CN114207231B (zh) 用按需滴定法涂覆表面
CA2997948C (en) Automated primer application system
JPH0796105B2 (ja) パネルエッジ部用シーリング材塗布装置
US3962989A (en) Paint spray shield
US5957606A (en) Applicator apparatus for dispensing liquid grout sealant
JPH07100146B2 (ja) パネルエッジ部用シーリング材塗布装置
KR102552025B1 (ko) 실러 도포 장치
CN213676909U (zh) 一种汽车后轮眉装饰件
JPH0315607Y2 (ja)
JP2512380Y2 (ja) 高粘度流体の塗布ガン
JPH053248Y2 (ja)
DE10027043B4 (de) Verfahren und Vorrichtung zum Auftragen von Haftvermittler auf einen Glasscheibenrand
JPH03405Y2 (ja)
JP2565478Y2 (ja) シ−ラ−剤塗布具
JPS6221625Y2 (ja)
JPS61129060A (ja) 塗料塗布装置
JPH0410932Y2 (ja)
JPH03404Y2 (ja)
JPS6249112B2 (ja)
JPS5919645Y2 (ja) 車両用ウエザストリップ