JPH05322037A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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Publication number
JPH05322037A
JPH05322037A JP13232992A JP13232992A JPH05322037A JP H05322037 A JPH05322037 A JP H05322037A JP 13232992 A JP13232992 A JP 13232992A JP 13232992 A JP13232992 A JP 13232992A JP H05322037 A JPH05322037 A JP H05322037A
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JP
Japan
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turning
shift
speed change
automatic transmission
inhibition
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Application number
JP13232992A
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English (en)
Inventor
Masayuki Yasuoka
正之 安岡
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 旋回時に変速を禁止する自動変速機の変速制
御装置において、旋回脱出後の変速に対する運転者の違
和感を低減すること。 【構成】 旋回を変速禁止開始条件とする変速禁止開始
手段fを設けると共に、車両挙動条件である非旋回条件
にエンジン駆動力の変化を要求するアクセル操作条件を
加えて変速禁止解除条件とする変速禁止解除手段gを設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、旋回時に変速を禁止す
る自動変速機の変速制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、旋回時に変速を禁止する自動変速
機の変速制御装置としては、例えば、特開平3−201
65号公報に記載のものが知られている。
【0003】上記従来出典には、旋回を検出して変速を
禁止し、その後、非旋回を検出した場合、直ちにもしく
は一定の遅れを設けて変速禁止の解除をする旋回時変速
禁止制御技術が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動変速機の変速制御装置にあっては、変速禁止解
除条件が時間的な遅れを設けていようとも非旋回という
車両挙動条件のみとなっている為、車速やアクセル開度
等により判断される変速位置が変速禁止開始時と変速禁
止解除時とで異なっている場合、変速禁止の解除に伴っ
て不意の変速が行なわれることになり、旋回からの脱出
後の変速に対し運転者に違和感を与えてしまうという問
題がある。
【0005】本発明は、上記のような問題に着目してな
されたもので、旋回時に変速を禁止する自動変速機の変
速制御装置において、旋回脱出後の変速に対する運転者
の違和感を低減することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の自動変速機の変速制御装置では、旋回を変速禁
止開始条件とする変速禁止開始手段を設けると共に、車
両挙動条件である非旋回条件にエンジン駆動力の変化を
要求するアクセル操作条件を加えて変速禁止解除条件と
する変速禁止解除手段を設けた。
【0007】即ち、図1のクレーム対応図に示すよう
に、エンジン及び車両状況検出手段aからの入力情報に
基づいて自動変速機bの変速位置を最適に制御する自動
変速機変速制御手段cと、車両の旋回を検出する旋回検
出手段dと、アクセル操作量相当値を検出するアクセル
操作量相当値検出手段eと、車両旋回が検出されると変
速禁止開始指令を前記自動変速機変速制御手段cに対し
て出力する変速禁止開始手段fと、変速禁止開始指令の
出力後、非旋回を検出し、かつ、検出されるアクセル操
作量相当値がエンジン駆動力の変化を要求するアクセル
操作を示す時、変速禁止解除指令を前記自動変速機変速
制御手段cに対して出力する変速禁止解除手段gとを備
えていることを特徴とする。
【0008】
【作用】直進走行時には、自動変速機変速制御手段cに
おいて、エンジン及び車両状況検出手段aからの入力情
報に基づいて自動変速機bの変速位置が最適に制御され
る。
【0009】直進走行から旋回走行への移行時には、変
速禁止開始手段fにおいて、旋回検出手段dによって車
両旋回が検出されると変速禁止開始指令が自動変速機変
速制御手段cに対して出力され、変速禁止制御が開始さ
れる。
【0010】そして、旋回走行から直進走行への移行時
には、変速禁止開始指令の出力後、旋回検出手段dによ
って非旋回が検出され、かつ、アクセル操作量相当値検
出手段eによって検出されるアクセル操作量相当値がエ
ンジン駆動力の変化を要求するアクセル操作を示す時、
変速禁止解除指令が自動変速機変速制御手段cに対して
出力され、変速禁止制御が解除される。
【0011】従って、エンジン及び車両状況検出手段a
からの入力情報に基づいて決められる自動変速機bの変
速位置が、旋回に入る変速禁止開始時と非旋回に移行し
た時とで異なっている場合、エンジン駆動力の変化を要
求するアクセル操作という運転者操作条件を変速禁止解
除条件に含めていることで、非旋回→アクセル操作→変
速禁止解除→変速という作動となり、非旋回となったら
運転者のアクセル操作有無にかかわらず変速禁止が解除
されて変速が行なわれる場合に比べ、旋回脱出後の変速
に対する運転者の違和感が低減されることになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】(第1実施例)まず、構成を説明する。
【0014】図2は本発明第1実施例の電子制御型自動
変速機の変速制御装置を示すハードシステム図である。
【0015】電子制御型自動変速機1は、エンジン2の
出力軸に連結されていて、変速位置に応じて各摩擦要素
への作動圧油路を切り換える2つのシフトバルブを有す
るコントロールバルブユニット3が設置されている。
【0016】前記コントロールバルブユニット3には、
2つのシフトバルブを作動させるシフトソレノイドAと
シフトソレノイドBが設けられ、両シフトソレノイド
A,Bは、所定の入力情報に基づいて自動変速機1の変
速位置を最適に制御するA/Tコントローラ4(自動変
速機変速制御手段に相当)からの指令により作動する。
【0017】前記A/Tコントローラ4には、アクセル
開度センサ5及び車速センサ6(両センサ5,6はエン
ジン及び車両状況検出手段に相当;アクセル開度センサ
5はアクセル操作量相当値検出手段にも相当)と、操舵
角センサ7(旋回検出手段に相当)と、その他のセンサ
・スイッチ類8から電気的信号により制御に必要な情報
が入力される。
【0018】前記A/Tコントローラ4には、例えば、
図3に示すようなシフトスケジュールが記憶設定されて
いて、両センサ5,6により検出されたアクセル開度及
び車速とシフトスケジュールに基づいて自動変速機1の
変速位置(ギヤ位置)を決め、決められたギヤ位置が得
られる指令が前記両シフトソレノイドA,Bに出力され
る。尚、4速のギヤ位置は、図4に示すように、両シフ
トソレノイドA,Bに対するON,OFFの組み合わせ
により得るようにしている。
【0019】前記A/Tコントローラ4には、後述する
ように、変速禁止開始手段と変速禁止解除手段に相当す
る旋回時変速禁止制御プログラムが組み込まれている。
【0020】次に、作用を説明する。
【0021】(A) 旋回時変速禁止制御作動 図5は第1実施例装置のA/Tコントローラ4で行なわ
れる旋回時変速禁止制御作動の流れを示すフローチャー
トで、以下、各ステップについて説明する。
【0022】ステップ50では、例えば、操舵角センサ
からの信号により旋回状態かどうかが判断される。
【0023】ステップ51では、旋回フラグflag_1がfl
ag_1=0から旋回中であることを示すflag_1=1に書き
換えられる。
【0024】ステップ52では、変速禁止の指令が出力
される。
【0025】ステップ53では、flag_1=1かどうかが
判断される。
【0026】ステップ54では、アクセル開度Astが1/
8 以下かどうかが判断される。
【0027】ステップ55では、変速禁止を解除する指
令が出力される。
【0028】ステップ56では、flag_1=1がflag_1=
0に書き換えられると共に、flag_2=1がflag_2=0に
書き換えられる。
【0029】ステップ57では、非旋回フラグflag_2が
非旋回中であることを示すflag_2=1かどうか判断され
る。
【0030】ステップ58では、アクセル開度Astが計
測され、この値が非旋回アクセル開度初期値Ast1 とし
て設定される。
【0031】ステップ59では、非旋回フラグflag_2が
flag_2=0から非旋回中であることを示すflag_2=1に
書き換えられる。
【0032】ステップ58aでは、アクセル開度Astが
計測され、この値が非旋回アクセル開度現在値Ast2
して設定される。
【0033】ステップ58bでは、非旋回アクセル開度
現在値Ast2 と非旋回アクセル開度初期値Ast1 との差
の絶対値が演算され、|Ast2 −Ast1 |≧1/8 かどう
かが判断される。
【0034】このフローチャートで、ステップ50〜ス
テップ52は変速禁止開始手段に相当し、ステップ50
並びにステップ53〜ステップ59は変速禁止解除手段
に相当する。
【0035】(B) 直進走行時 直進走行時には、図5のフローチャートにおいて、ステ
ップ50→ステップ53→終了という流れとなり、変速
禁止制御は行なわれず、通常の変速制御が行なわれるこ
とになる。
【0036】つまり、両センサ5,6により検出された
アクセル開度及び車速とシフトスケジュールに基づいて
自動変速機1のギヤ位置を決め、決められたギヤ位置が
得られる指令を両シフトソレノイドA,Bに出力する通
常の変速制御が行なわれる。
【0037】従って、直進走行時には、エンジン情報で
あるアクセル開度及び車両情報である車速の入力情報に
基づいて自動変速機1のギヤ位置が最適に制御されるこ
とになる。
【0038】(C) 旋回走行時 直進走行から旋回走行への移行時には、図5のフローチ
ャートにおいて、ステップ50→ステップ51→ステッ
プ52→終了という流れとなり、車両旋回が検出される
と変速禁止開始指令が出力され、変速禁止制御が開始さ
れる。
【0039】そして、車両旋回が検出されている限り
は、図5のフローチャートにおいて、ステップ50→ス
テップ51→ステップ52→終了という流れが繰り返さ
れることになり変速禁止制御が維持される。
【0040】さらに、旋回走行から直進走行へ移行する
と、図5のフローチャートにおいて、ステップ50→ス
テップ53→ステップ54という流れとなり、ステップ
54でのアクセル開度条件を満足しない場合には、ステ
ップ54からステップ57へと進み、変速禁止制御が維
持される。
【0041】そして、例えば、非旋回直前から車両を加
速するためにアクセルを踏み込み、車速が十分と判断し
て運転者がアクセル足離し操作を行ない、ステップ54
でのアクセル開度条件(Ast≦1/8 )を満足すると、図
5のフローチャートにおいて、ステップ54からステッ
プ55→ステップ56→終了へと進む流れとなり、ステ
ップ55で変速禁止解除指令が出力され、変速禁止制御
が解除される。
【0042】従って、アクセル開度情報及び車速情報に
基づいて決められる自動変速機1のギヤ位置が、旋回に
入る変速禁止開始時と非旋回に移行した時とで異なって
いる場合で、例えば、図3に示すように、旋回に入る変
速禁止開始時のa点では目標ギヤ位置が3速で、非旋回
に移行した時のb点では目標ギヤ位置が4速である場
合、b点ではアクセル開度条件(Ast≦1/8 )を満足し
ていない為、変速禁止がそのまま維持され、その後、運
転者がアクセル足離し操作を行ない、ステップ54での
アクセル開度条件(Ast≦1/8 )を満足するc点で、変
速禁止が解除されると同時に3速から4速へとアップシ
フトされることになる。
【0043】つまり、旋回→変速禁止→非旋回→アクセ
ル操作→変速禁止解除→変速という作動となり、非旋回
となったら運転者のアクセル操作有無にかかわらず変速
禁止が解除されて変速が行なわれる場合に比べ、旋回脱
出後の変速に対する運転者の違和感が低減されることに
なる。
【0044】また、ステップ58bでは、非旋回アクセ
ル開度現在値Ast2 と非旋回アクセル開度初期値Ast1
との差の絶対値が演算され、|Ast2 −Ast1 |≧1/8
かどうかが判断される。そして、アクセル操作量がこれ
を満足しない時には、ステップ58bから終了へと進
み、変速禁止が維持される。また、運転者がアクセル踏
み込み操作を行ない、|Ast2 −Ast1 |≧1/8 を満足
すると、ステップ58b→ステップ55→ステップ56
→終了へと流れ、ステップ55では、変速禁止解除指令
が出され、変速禁止制御が解除される(ダウンシフ
ト)。
【0045】次に、効果を説明する。
【0046】(1)旋回時に変速を禁止する自動変速機
の変速制御装置において、旋回を変速禁止開始条件とす
ると共に、車両挙動条件である非旋回条件にアクセル開
度条件を加えて変速禁止解除条件とする装置とした為、
旋回脱出後の変速に対する運転者の違和感を低減するこ
とが出来る。
【0047】(第2実施例)次に、第2実施例装置につ
いて説明する。
【0048】まず、構成を説明する。
【0049】構成的には、第1実施例装置と同様である
ので、図示並びに説明を省略する。
【0050】次に、作用を説明する。
【0051】(A) 旋回時変速禁止制御作動 図6は第2実施例装置のA/Tコントローラ4で行なわ
れる旋回時変速禁止制御作動の流れを示すフローチャー
トで、以下、各ステップについて説明する。
【0052】ステップ60では、例えば、操舵角センサ
からの信号により旋回状態かどうかが判断される。
【0053】ステップ61では、旋回フラグflag_1がfl
ag_1=0から旋回中であることを示すflag_1=1に書き
換えられる。
【0054】ステップ62では、変速禁止の指令が出力
される。
【0055】ステップ63では、flag_1=1かどうかが
判断される。
【0056】ステップ64では、flag_2=1かどうかが
判断される。
【0057】ステップ65では、アクセル開度Astが計
測され、この値が非旋回アクセル開度初期値Ast1 とし
て設定される。
【0058】ステップ66では、非旋回フラグflag_2が
flag_2=0から非旋回中であることを示すflag_2=1に
書き換えられる。
【0059】ステップ67では、アクセル開度Astが計
測され、この値が非旋回アクセル開度現在値Ast2 とし
て設定される。
【0060】ステップ68では、非旋回アクセル開度現
在値Ast2 と非旋回アクセル開度初期値Ast1 との差の
絶対値が演算され、|Ast2 −Ast1 |≧1/8 かどうか
が判断される。
【0061】ステップ69では、変速禁止を解除する指
令が出力される。
【0062】ステップ70では、flag_1=1がflag_1=
0に書き換えられると共に、flag_2=1がflag_2=0に
書き換えられる。
【0063】このフローチャートで、ステップ60〜ス
テップ62は変速禁止開始手段に相当し、ステップ60
並びにステップ63〜ステップ70は変速禁止解除手段
に相当する。
【0064】(B) 直進走行時 直進走行時には、図6のフローチャートにおいて、ステ
ップ60→ステップ63→終了という流れとなり、変速
禁止制御は行なわれず、第1実施例装置と同様に、通常
の変速制御が行なわれエンジン情報であるアクセル開度
及び車両情報である車速の入力情報に基づいて自動変速
機1のギヤ位置が最適に制御されることになる。
【0065】(C) 旋回走行時 直進走行から旋回走行への移行時には、図6のフローチ
ャートにおいて、ステップ60→ステップ61→ステッ
プ62→終了という流れとなり、車両旋回が検出される
と変速禁止開始指令が出力され、変速禁止制御が開始さ
れる。
【0066】そして、車両旋回が検出されている限り
は、図6のフローチャートにおいて、ステップ60→ス
テップ61→ステップ62→終了という流れが繰り返さ
れることになり変速禁止制御が維持される。
【0067】さらに、旋回走行から直進走行へ移行する
と、移行最初の制御周期では、図6のフローチャートに
おいて、ステップ60→ステップ63→ステップ64→
ステップ65→ステップ66という流れとなり、ステッ
プ65での非旋回アクセル開度初期値Ast1 の設定とス
テップ66でのflag_2=1の設定がなされ、次からの制
御周期では、図6のフローチャートにおいて、ステップ
60→ステップ63→ステップ64→ステップ67→ス
テップ68という流れとなり、ステップ68では|Ast
2 −Ast1 |≧1/8 かどうかが判断され、このアクセル
操作条件を満足しない時には、ステップ68から終了へ
と進み、変速禁止制御が維持される。
【0068】そして、例えば、運転者が所定量のアクセ
ル踏み込み操作を行なったりアクセル足離し操作を行な
い、ステップ68でのアクセル操作条件(|Ast2 −A
st1 |≧1/8 )を満足すると、図6のフローチャートに
おいて、ステップ68からステップ69→ステップ70
→終了へと進む流れとなり、ステップ69で変速禁止解
除指令が出力され、変速禁止制御が解除される。
【0069】従って、アクセル開度情報及び車速情報に
基づいて決められる自動変速機1のギヤ位置が、旋回に
入る変速禁止開始時と非旋回に移行した時とで異なって
いる場合、非旋回に移行した時点では変速禁止がそのま
ま維持され、その後、運転者がアクセル踏み込み操作や
アクセル足離し操作を行ない、ステップ68でのアクセ
ル操作条件(|Ast2 −Ast1 |≧1/8 )を満足した時
点で、変速禁止が解除されると同時に、例えば、3速か
ら2速へとダウンシフトされたり、3速から4速へアッ
プシフトされることになる。
【0070】つまり、旋回→変速禁止→非旋回→アクセ
ル操作→変速禁止解除→変速という作動となり、非旋回
となったら運転者のアクセル操作有無にかかわらず変速
禁止が解除されて変速が行なわれる場合に比べ、旋回脱
出後の変速に対する運転者の違和感が低減されることに
なる。
【0071】次に、効果を説明する。
【0072】(1)旋回時に変速を禁止する自動変速機
の変速制御装置において、旋回を変速禁止開始条件とす
ると共に、車両挙動条件である非旋回条件にアクセル操
作条件(|Ast2 −Ast1 |≧1/8 )を加えて変速禁止
解除条件とする装置とした為、旋回脱出後の変速に対す
る運転者の違和感を低減することが出来る。
【0073】(2)運転者操作条件としてアクセル操作
条件(|Ast2 −Ast1 |≧1/8 )とし、アクセル操作
量が所定量以上となった時点で変速禁止が解除される装
置としている為、アクセルを少しでも踏み込む操作をす
ると運転者の加速意思と判断されてダウンシフトが許可
されるし、アクセルを少しでも足離し操作をすると運転
者の減速意思と判断されてアップシフトが許可される。
【0074】(第3実施例)次に、第3実施例装置につ
いて説明する。
【0075】まず、構成を説明する。
【0076】構成的には、第1実施例装置と同様である
ので、図示並びに説明を省略する。
【0077】次に、作用を説明する。
【0078】図7は第3実施例装置のA/Tコントロー
ラ4で行なわれる旋回時変速禁止制御作動の流れを示す
フローチャートで、ステップ71を除いて、図6に示す
第2実施例装置のA/Tコントローラ4でのステップと
同様であるので、対応するステップに同一符号を付して
説明を省略する。
【0079】ステップ71では、非旋回アクセル開度現
在値Ast2 と非旋回アクセル開度初期値Ast1 との差の
絶対値が演算され、|Ast2 −Ast1 |≧(1−Ast1)
/2かどうかが判断される。
【0080】従って、第2実施例装置が非旋回への移行
時点での非旋回アクセル開度初期値Ast1 の大きさにか
かわらず一定開度の1/8 開度だけのアクセル操作量があ
れば変速禁止を解除する例であったのに対し、この第3
実施例装置では、非旋回への移行時点での非旋回アクセ
ル開度初期値Ast1 の大きさに応じて変速禁止を解除す
る基準となるアクセル操作量の大きさを可変としてい
る。
【0081】つまり、非旋回アクセル開度初期値Ast1
が大きい時には、小さなアクセル操作量で変速禁止を解
除し、非旋回アクセル開度初期値Ast1 が小さい時に
は、大きなアクセル操作量で変速禁止を解除されること
になる。
【0082】次に、効果を説明する。
【0083】この第3実施例装置では、第2実施例装置
の(1),(2)の効果に下記の効果が加えられる。
【0084】(3)非旋回アクセル開度初期値Ast1
大きい時には、小さなアクセル操作量で変速禁止を解除
し、非旋回アクセル開度初期値Ast1 が小さい時には、
大きなアクセル操作量で変速禁止を解除するというよう
に、非旋回アクセル開度初期値Ast1 の大きさに応じて
変速禁止を解除する基準となるアクセル操作量の大きさ
を可変とした為、低開度ではエンジン2の開度に対する
出力のゲインが高く、高開度ではエンジン2の開度に対
する出力のゲインが低いことに対応させ、低開度ではア
クセル操作による駆動力の変化に重点をおき、高開度で
は変速により駆動力の変化を補うことで、運転者の駆動
力変化に対する期待を満足させることができる。
【0085】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本発明に含まれる。
【0086】例えば、実施例では、エンジン駆動力の変
化を要求するアクセル操作として、第1実施例では所定
以下のアクセル開度とし、第2及び第3実施例では、所
定のアクセル操作量とする例を示したが、アクセル操作
速度やアクセル操作加速度としても良いし、また、これ
らのアクセル操作モードを適宜組み合わせてエンジン駆
動力の変化を要求するアクセル操作を判断しても良い。
【0087】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明にあって
は、旋回時に変速を禁止する自動変速機の変速制御装置
において、旋回を変速禁止開始条件とする変速禁止開始
手段を設けると共に、車両挙動条件である非旋回条件に
エンジン駆動力の変化を要求するアクセル操作条件を加
えて変速禁止解除条件とする変速禁止解除手段を設けた
為、旋回脱出後の変速に対する運転者の違和感を低減す
ることが出来るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動変速機の変速制御装置を示すクレ
ーム対応図である。
【図2】第1実施例の電子制御型自動変速機の変速制御
装置を示すハードシステム図である。
【図3】第1実施例装置のA/Tコントローラに予め設
定されているシフトスケジュールを示す図である。
【図4】第1実施例装置の変速制御でのギヤ位置とシフ
トソレノイドのON/OFFとの対応表を示す図であ
る。
【図5】第1実施例装置のA/Tコントローラで行なわ
れる旋回時変速禁止制御作動の流れを示すフローチャー
トである。
【図6】第2実施例装置のA/Tコントローラで行なわ
れる旋回時変速禁止制御作動の流れを示すフローチャー
トである。
【図7】第3実施例装置のA/Tコントローラで行なわ
れる旋回時変速禁止制御作動の流れを示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
a エンジン及び車両状況検出手段 b 自動変速機 c 自動変速機変速制御手段 d 旋回検出手段 e アクセル操作量相当値検出手段 f 変速禁止開始手段 g 変速禁止解除手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン及び車両状況検出手段からの入
    力情報に基づいて自動変速機の変速位置を最適に制御す
    る自動変速機変速制御手段と、 車両の旋回を検出する旋回検出手段と、 アクセル操作量相当値を検出するアクセル操作量相当値
    検出手段と、 車両旋回が検出されると変速禁止開始指令を前記自動変
    速機変速制御手段に対して出力する変速禁止開始手段
    と、 変速禁止開始指令の出力後、非旋回を検出し、かつ、検
    出されるアクセル操作量相当値がエンジン駆動力の変化
    を要求するアクセル操作を示す時、変速禁止解除指令を
    前記自動変速機変速制御手段に対して出力する変速禁止
    解除手段と、 を備えていることを特徴とする自動変速機の変速制御装
    置。
JP13232992A 1992-05-25 1992-05-25 自動変速機の変速制御装置 Pending JPH05322037A (ja)

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