JPH0532190U - 自動車用アウトサイドミラーの水滴除去装置 - Google Patents

自動車用アウトサイドミラーの水滴除去装置

Info

Publication number
JPH0532190U
JPH0532190U JP8306191U JP8306191U JPH0532190U JP H0532190 U JPH0532190 U JP H0532190U JP 8306191 U JP8306191 U JP 8306191U JP 8306191 U JP8306191 U JP 8306191U JP H0532190 U JPH0532190 U JP H0532190U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning liquid
air
nozzle
mirror
mirror glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8306191U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2558997Y2 (ja
Inventor
昇三 鬼頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP1991083061U priority Critical patent/JP2558997Y2/ja
Publication of JPH0532190U publication Critical patent/JPH0532190U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2558997Y2 publication Critical patent/JP2558997Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用アウトサイドミラーガラスの表面に
付着した雨滴を、より低圧のエアーを使用した場合でも
より確実に除去できる水滴除去装置を提供する。 【構成】 この水滴除去装置は、ミラーガラス6の周辺
部に形成されたノズル20と、洗浄液タンク(不図示)
と、洗浄液タンクの洗浄液をノズルに供給するためのポ
ンプ(不図示)と、ノズル20にエアーを供給するための
コンプレッサ(不図示)とを備えている。これらの各装置
から供給される各洗浄液とエアーとは、別管路を経て、
上述したノズル20内に形成されたノズル開口内の送水
通路16と送風通路18へと夫々案内される。ここで、
送水通路16から送られてきた洗浄液は、送風通路18
から送られてきたエアーによってミラーガラス表面全体
に飛散せしめられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案、自動車用アウトサイドミラーの水滴除去装置に関し、詳しくは、該ミ ラー表面に洗浄液と空気とを噴出させることにより該ミラー表面に付着した水滴 を除去するための水滴除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、朝露や夜霧、又は降雨時における雨滴等が自動車用ミラーの表 面に付着すると後方の視認性が低下する。ミラー表面に付着したこれらの水滴を 除去して後方の視認性を確保するために、従来より、それらの水滴を除去するた めの種々の装置が提供されている。
【0003】 例えば、車体内部に設けられた洗浄液タンクに収容された洗浄液を、ポンプを 使って車体に取り付けられた左右各ミラーのミラーガラス表面上にノズルより滴 下又は噴出させることにより、ミラーガラス表面に付着した雨滴を除去するタイ プの液体噴射式雨滴除去装置や、車体内部に取り付けられたエアコンプレッサに より供給された高圧の空気を、車体に取り付けられた左右各ミラーガラス周辺部 に取り付けられたノズルから該ミラーガラス表面上に吹きつけることにより水滴 を吹き飛ばすタイプのエアー吹き付け式雨滴除去装置(例えば、特開昭61−2 85157号公報や特開昭56−163931号公報等参照)等を挙げることが できる。これらの装置は、一般的にミラーバイザー内に、ミラーガラス保持板に より背後より保持しかつその周縁係止部でミラーガラス周縁を包持してなるミラ ーアセンブリーを備えてなる自動車用アウトサイドミラーに適用される。
【0004】 ところで、上記エアー吹き付け式雨滴除去装置においては、ミラーガラス表面 に付着した雨滴をより確実に吹き飛ばすには、特にノズルからより遠く離れたと ころに付着した雨滴を吹き飛ばすには、より高圧のエアーが必要とされる。しか し、これを実現するにはより強力で大型のコンプレッサが車体内部に取り付けら れねばならず、車体内部におけるコンプレッサの搭載スペースの問題が生じてい た。あるいは、仮にこれが実現できたとしても、高圧のエアーを使用することか ら生じる、ノズル付近におけるエアー吹き出しノズルが高くなるなど、更なる問 題点を生じていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従って、本考案の解決すべき技術的課題は、より低圧のエアーを使用した場合 であってもミラーガラス表面に付着した雨滴をより確実に除去できるようにする ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段・作用・効果】
上記課題を解決するために、本考案によれば以下の構成の自動車用アウトサイ ドミラーの水滴除去装置が提供される。 すなわち、この雨滴除去装置に適用される自動車用アウトサイドミラーは、ミ ラーバイザー内に、ミラーガラスを保持板により背後より保持しかつその周縁係 止部でミラーガラス周縁を包持してなるミラーアセンブリーを備えている。この 装置は、保持板の周縁係止部の上部所定位置に形成されたノズルと、洗浄液タン クと、洗浄液タンクの洗浄液をノズルに供給するためのポンプと、ノズルにエア ーを供給するためのコンプレッサとを備えている。上記ノズルは、ミラーガラス の表面上部に沿って開口するノズル開口と該ノズル開口に夫々挿通する洗浄液用 の送水通路及びエアー用の送風通路とを保持板周縁上部所定位置に形成してなり 、これによって、送水通路より送られてくる洗浄液を送風通路より送られてくる エアーによりミラーガラス表面全体に飛散させるようにしている。
【0007】 上記構成によれば、同一ノズル開口内に送水通路と送風通路とが設けられてい るので、送風通路を通してエアーが供給されると、該ノズル開口内に気流を生じ て送水通路を通して供給された洗浄液は液滴状態でより遠方へ飛ばされる。この ように飛散せしめられた各液滴がミラーガラス表面に付着すると、これらの液滴 はエアーによってミラーガラス表面上をさらに遠方へと連れ持って行かれるが、 各液滴はその進路の途中にある水滴を次々に吸収し、成長しながら落下する性質 を有しているので、ミラーガラス表面に付着した雨滴は洗浄液と共に洗い流され る。エアーよりも質量の大きい洗浄液は、低圧のエアーを使用しても液滴状態で より遠くまで飛散せしめることができる。従って、ミラーガラス表面に付着した 雨滴は、より低圧のエアーを使用した場合であってもより確実に除去される。
【0008】 上記構成において、上記ミラーガラスは、その表面全面を撥水処理面として形 成することが好ましい。このようにすれば、水滴はミラーガラス表面で弾かれる ため、水滴除去効果は一層増す。
【0009】
【実施例】
以下に、本考案の一実施例を図1〜6に従って詳細に説明する。 図1は、自動車用アウトサイドミラー2に本実施例に係る水滴除去装置を適用 した例を示している。 図に示されるように、本装置は、エアコンプレッサ11と洗浄液タンクとを車 体内部に備えている。これらのものは、夫々独立した管路、すなわち、エアー管 路8と洗浄液管路10とにより、車体に取り付けられたところの図2に示すよう なアウトサイドミラー2に接続されている。さらに、エアー管路8の途中には車 体内部に取り付けられた空気溜め13と該空気溜め13に接続されてこの空気溜 め13から放出されるエアーを制限するためのバルブとが、また洗浄液管路10 の途中には車体に取り付けられたチェックバルブ付きポンプが備えられている。 上記エアコンプレッサ11と上記ポンプによって、エアーと洗浄液タンク内の洗 浄液が夫々、エアー管路8と洗浄液管路10を通してアウトサイドミラー2に供 給される。
【0010】 このアウトサイドミラー2の拡大図を図2に、その要部正面図を図3に、そし て図3のIV−IV線断面図を図4に示している。 図4に最も良く示されるように、このアウトサイドミラー2は、ミラーバイザ ー4と、該バイザー内に収納されたミラーガラス6と該ミラーガラス6を背面よ り保持する背面保持板22とを備えたミラーアセンブリーとから構成されている 。このミラーガラス6は、その周縁部において、背面保持板22と一体成形化さ れたL字状の周縁係止部26により包持されている。
【0011】 図に示されるように、上記周縁係止部26には、ミラーガラス6の表面上部に 沿って開口するノズル開口24を有するノズル20が形成されている。このノズ ル開口内には、図3に最も良く示されるように、送水通路16と送風通路18と が所定間隔を隔てて背面保持板周縁上部所定位置に形成されている。 図4に示されるように、上記ノズル20の背側部には、同図に示すように、接 続管28が嵌合されており、その接続管28の一端には、上記エアー管路8の一 端が接続されている。
【0012】 一方、上記ノズル開口内における送水通路16は図4と同様の断面構造を有し ており、この送水通路16は、上記エアー管路8と同様に接続管28を介して、 上記洗浄液管路10に接続されている。上記両接続管28と上記両管路8,10 との接続状態を図5に示している。 上記したように、本実施例においては同一ノズル開口内に送水通路16と送風 通路18とが形成されているが、図3に最も良く示すように、送水通路16は送 風通路18よりも上方にかつミラーガラス6の中心寄りに形成されている。図2 に示されるように、上記送水通路16より送られてきた洗浄液を送風通路18よ り送られてきたエアーによってミラーガラス表面全体を含む角度でミラーガラス 表面に向けて飛散させるべく、上記ノズル開口24は、ミラーガラス6の径方向 外方から内方へ向けて上記角度で広がる形状として形成されている。
【0013】 ところで、図1に示す水滴除去装置において、エアーバルブの開閉装置と洗浄 液ポンプとは、夫々不図示のコントローラを介して操作スイッチに電気的に接続 されている。この操作スイッチをオンにし続けると、洗浄液ポンプが作動して、 洗浄液タンク内の洗浄液が吸い上げられる。この洗浄液は洗浄液管路10を通っ て上記周縁係止部26に形成されたノズル内の送水通路16へと案内される。該 洗浄液は、重力の作用を受けてこのノズル20からミラーガラス表面下部に向け て滴下される。所定時間経過後、上記コントローラによりエアーバルブが開かれ る。このエアーは、エアー管路8を通って上記ノズル内の送風通路18へと案内 され、該エアーはこのノズル20からミラーガラス表面に向けて噴出される。こ のとき、ミラーガラス表面下部に向けて滴下されていた上記洗浄液は、ノズル内 における風圧の影響を受けてミラーガラス表面全体に飛散せしめられる。この段 階でスイッチをオフにすると、洗浄液ポンプが停止して、洗浄液のノズル20へ の供給は断たれる。しかし、上記コントローラによって、この後暫らくの間、エ アーバルブは開かれたままとなり、引き続きエアーはノズル20よりミラーガラ ス表面に噴出される。これによって、ミラーガラス表面に付着している液滴は、 風圧によって反ノズル方向へと押しやられ、ミラーガラス表面から除去される。 これらの一連の作動時間は、長くても2秒程度で終了する。
【0014】 上記ノズル20から噴出される洗浄液とエアーとの時間的関係を図6に示して いる。 なお、上記ミラーガラス表面全体に撥水処理を施しておくことが好ましいこと は言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係る自動車用アウトサイ
ドミラーの水滴除去装置の管路システムを示す説明図で
ある。
【図2】 図1に示されたアウトサイドミラーの拡大正
面図である。
【図3】 図2に示されたアウトサイドミラーの要部を
拡大した一部破断正面図である。
【図4】 図3に示されたアウトサイドミラー要部のI
V−IV線断面図である。
【図5】 図3に示されたアウトサイドミラー要部の背
面図である。
【図6】 洗浄液とエアーとの噴出時間の関係を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
2 アウトサイドミラー 4 ミラーバ
イザー 6 ミラーガラス 8 エアー管
路 10 洗浄液管路 12 ステー 14 水滴 16 送水通
路 18 送風通路 20 ノズル 22 背面保持板 24 ノズル
開口 26 周縁係止部 28 接続管

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラーバイザー(4)内に、ミラーガラス
    (6)を保持板(22)により背後より保持しかつその周縁
    係止部(26)でミラーガラス周縁を包持してなるミラー
    アセンブリーを備えてなる自動車用アウトサイドミラー
    (2)の水滴除去装置において、 保持板(22)の周縁部(26)の上部所定位置に形成され
    たノズル(20)と、 洗浄液タンクと、 洗浄液タンクの洗浄液をノズル(20)に供給するための
    ポンプと、 ノズル(20)にエアーを供給するためのコンプレッサ
    (11)とを備え、 ノズル(20)は、ミラーガラス(6)の表面上部に沿って
    開口するノズル開口(24)と該ノズル開口(24)に夫々
    連通する洗浄液用の送水通路(16)及びエアー用の送風
    通路(18)とを保持板周縁上部所定位置に形成してな
    り、かつ送水通路(16)より送られてくる洗浄液を送風
    通路(18)より送られてくるエアーによりミラーガラス
    表面全体に飛散させるようにしたことを特徴とする自動
    車用アウトサイドミラー(2)の水滴除去装置。
  2. 【請求項2】 上記ミラーガラス(6)表面の全面が撥水
    処理面として形成されたことを特徴とする請求項1記載
    の自動車用アウトサイドミラー(2)の水滴除去装置。
JP1991083061U 1991-10-14 1991-10-14 自動車用アウトサイドミラーの水滴除去装置 Expired - Lifetime JP2558997Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991083061U JP2558997Y2 (ja) 1991-10-14 1991-10-14 自動車用アウトサイドミラーの水滴除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991083061U JP2558997Y2 (ja) 1991-10-14 1991-10-14 自動車用アウトサイドミラーの水滴除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0532190U true JPH0532190U (ja) 1993-04-27
JP2558997Y2 JP2558997Y2 (ja) 1998-01-14

Family

ID=13791676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991083061U Expired - Lifetime JP2558997Y2 (ja) 1991-10-14 1991-10-14 自動車用アウトサイドミラーの水滴除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2558997Y2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5815557U (ja) * 1981-07-23 1983-01-31 永井 博之 サイドミラ−自動クリ−ン装置
JPS61285157A (ja) * 1985-06-12 1986-12-15 Nec Ic Microcomput Syst Ltd 自動車用サイドミラ−
JP3040273U (ja) * 1997-02-06 1997-08-15 承達 林 腰ひねり運動機能付き事務用椅子

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5815557U (ja) * 1981-07-23 1983-01-31 永井 博之 サイドミラ−自動クリ−ン装置
JPS61285157A (ja) * 1985-06-12 1986-12-15 Nec Ic Microcomput Syst Ltd 自動車用サイドミラ−
JP3040273U (ja) * 1997-02-06 1997-08-15 承達 林 腰ひねり運動機能付き事務用椅子

Also Published As

Publication number Publication date
JP2558997Y2 (ja) 1998-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20010054655A1 (en) Cleaning device
US7040328B2 (en) Fluid/air burst washing system
JP2001171491A (ja) 車載カメラ装置及び車載カメラの洗浄方法
JP2016074415A (ja) 自動車のガラス張り表面を払拭するフロントガラスワイパー、ワイピングシステムおよびワイピング方法
US5046449A (en) Vehicle spray apparatus
KR20180013073A (ko) 고압 에어 와이퍼 장치
JPH0532190U (ja) 自動車用アウトサイドミラーの水滴除去装置
CN211685004U (zh) 车载摄像头清洗装置与集成式车载清洗系统
KR100194193B1 (ko) 자동차 백미러용 물방울 제거장치
JPH0554124U (ja) 自動車のウィンドウォッシャノズル装置
JP2599188Y2 (ja) サイドミラー等の視野保持装置
KR20070022998A (ko) 차량용 와셔액 재활용 장치
CN218703139U (zh) 一种多路径喷水单元及雨刮
CN215663189U (zh) 后视镜及汽车
KR20020029155A (ko) 자동차 유리의 물방울 제거장치
KR200144782Y1 (ko) 빗물제거장치가 설치된 승용차용 후사경
CN218258077U (zh) 一种用于风挡玻璃的气压清障装置及具有其的车辆
JPH10216581A (ja) スピードスプレーヤ
JPH07309213A (ja) フロントガラスの清浄装置
JP3004159U (ja) フロントガラスの水滴付着防止装置
JP3062642U (ja) 自動車用エアーワイパー装置
KR200312956Y1 (ko) 자동차 사이드미러와 차창의 물방울 제거장치
KR100434743B1 (ko) 차량 유리용 빗물제거장치
JPS6242603Y2 (ja)
KR200269084Y1 (ko) 자동차용 사이드미러의 수분 및 이물질 제거장치