JP3004159U - フロントガラスの水滴付着防止装置 - Google Patents

フロントガラスの水滴付着防止装置

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JP3004159U
JP3004159U JP1994005055U JP505594U JP3004159U JP 3004159 U JP3004159 U JP 3004159U JP 1994005055 U JP1994005055 U JP 1994005055U JP 505594 U JP505594 U JP 505594U JP 3004159 U JP3004159 U JP 3004159U
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章 石橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のワイパー装置の如く運転者の視界を邪
魔することのないフロントガラスの水滴付着防止装置を
提供することを目的とする。 【構成】 フロントガラス1に雨等の水滴が付着するの
を防止あるいは除去するフロントガラスの水滴付着防止
装置で、この装置が、フロントガラス1下縁部に上端側
に向けて設けられた噴射ノズル2と、この噴射ノズル2
へ圧縮空気を供給するためのコンプレッサー6と、圧縮
空気供給管3,4,7を具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案は、車両(フロントガラスを有する走行車両あるいは水上車両をいう )のフロントガラス部分に装着し雨あるいは飛沫等の該フロントガラスへの付着 を防止するとともに付着した雨あるいは飛沫等を除去するためのフロントガラス の水滴付着防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】
従来、自動車等のフロントガラスの下方部位には、雨あるいは飛沫等が付着し たのを除去するため、所謂ゴム製のブレードが揺動するワイパー装置が付設され ていた。
【0003】 ところが、上記ワイパー装置の場合には、ブレード部分がフロントガラス前面 で左右に揺動して視界を邪魔し、雨天での運転の困難性を増長することとなって いた。
【0004】 また、自動車のデザイン上もワイパーの無い方がスッキリさせることができる 。
【0005】 なお、現在、化学的にフロントガラスに付着する水滴の相対的な表面張力を増 加させ、ワイパー装置無くして、走行できるようにした化学製品も販売されてい るが、この種の化学製品は、定期的に且つ頻繁にフロントガラスに塗布しなけれ ば効果が得られないという欠点がある。
【0006】 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたもので、従来のワイパー装置の如 く運転者の視界を邪魔することのないフロントガラスの水滴付着防止装置を提供 することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願考案にかかるフロントガラスの水滴付着防止装置は、フロントガラスに雨 等の水滴が付着するのを防止あるいは除去するフロントガラスの水滴付着防止装 置であって、 このフロントガラスの水滴付着防止装置が、フロントガラス下縁部に該フロント ガラス上端側に向けて設けられた圧縮空気の噴射口と、この噴射口へ圧縮空気を 供給するためのコンプレッサーと、上記噴射口とコンプレッサーとを接続する圧 縮空気供給管を具備することを特徴とする。
【0008】 そして、上記フロントガラスの水滴付着防止装置において、前記噴射口がフロ ントガラス幅方向に列設された小径の複数の噴射ノズル先端の噴射口によって構 成され、且つこの噴射ノズルが先端部で基端側に比べて縮径されていることが、 フロントガラスに付着しようとする水滴を有効に防止あるいは除去する上で好ま しい構成となる。
【0009】 また、上記フロントガラスの水滴付着防止装置において、上記噴射口とコンプ レッサーの間に該噴射口への供給圧力を可及的に一定にするための貯圧タンクが 介装されていると、噴射口に一定の圧力を安定的に供給するのに寄与する。
【0010】 さらに、上記フロントガラスの水滴付着防止装置において、上記噴射ノズルと 各噴射ノズルに圧縮空気を供給する圧縮空気供給管とがパネル状になった部材に 一体的に形成され、このパネル状の部材がフロントガラスの下縁に配設されてい ることが、噴射ノズルのフロントガラスに対する配置位置精度を高めて水滴付着 防止効果をさらに向上させるとともに、生産および組立,調整作業を容易にし製 造工数を削減する上で好ましい構成となる。
【0011】 さらにまた、上記フロントガラスの水滴付着防止装置において、上記噴射ノズ ルが圧縮空気供給管側に対して脱着自在に構成されていると、噴射ノズルに詰ま りが生じたとき簡単に交換することにより元の状態にもどすことができる。
【0012】 また、上記フロントガラスの水滴付着防止装置において、上記噴射ノズルが揺 動手段により左右に揺動自在に構成されていると、噴射ノズルの間隔を噴射エリ アに対して粗にしても、フロントガラス全体に有効にエアカーテンを形成するこ とができる。
【0013】 また、フロントガラスにウォッシャ液を噴射するウォッシャ液噴射ノズルが上 記パネル状の部材に形成された噴射ノズルより反フロントガラス側に一体的に形 成されていることが、ウォッシャ液のフロントガラスへの噴射を邪魔せずに高い 洗浄効果を得る上で好ましく、且つ生産上および組立工数を削減する上で好まし い構成となる。
【0014】
【作用】
しかして、本願考案にかかるフロントガラスの水滴付着防止装置によれば、噴 射口からフロントガラス表面に圧縮空気が噴射される結果、フロントガラス表面 にエアカーテンが形成され、このエアカーテンによってフロントガラスに付着し ようとする水滴あるいは飛沫の該付着を防止し、またフロントガラスに既に付着 している水滴あるいは飛沫がある場合には、これらをエアカーテンにより吹き飛 ばすことができ、フロントガラスに有効な視界を確保することができる。
【0015】
【実施例】
以下、本願考案の実施例を図面に基づいてより詳細に説明する。図1は本願考 案にかかるフロントガラスの水滴付着防止装置を具備した自動車の要部を示す斜 視図、図2は図1のフロントガラス部分の拡大側面図である。
【0016】 図1において、フロントガラス1の下方には、五本の噴射ノズル2が該フロント ガラス1の下縁に沿って該フロントガラス1の幅方向(通常車両の幅方向)に間 隔をもって列設され、この列設された五本の噴射ノズル2の噴射口によってフロ ントガラスへ圧縮空気を噴射するための噴射口が形成されている。上記各噴射ノ ズル2は、図2に図示するように、角度的にはフロントガラス1の傾斜角度αよ りやや小さい角度となり、フロントガラス1前面方に有効にエアカーテンが形成 されるよう構成されている。
【0017】 ところで、上記列設された各噴射ノズル2の基端(下端)はフロントガラス1下 縁に沿って幅方向に延びる圧縮空気供給管3に接続され、この圧縮空気供給管3 は圧縮空気供給管4を介して貯圧タンク5に接続されている。
【0018】 そして、上記貯圧タンク5は、圧縮空気供給管7により、コンプレッサー6に接 続され、該コンプレッサー6から圧縮空気を供給されるよう構成されている。
【0019】 そして、このコンプレッサー6は、図示しないが、電磁クラッチを介してベルト 機構により自動車のクランク軸から動力を得て運転可能になっており、運転席に 設けられた電気スイッチのON−OFF操作により、電磁クラッチが断続して、 必要なときに、電気スイッチをONにすることによりコンプレッサー6を稼働で きるよう構成されている。また、上記貯圧タンク5には圧力スイッチが付設され 、所定の圧力に上がると上記電磁クラッチを自動的にOFFにし、所定の圧力以 下に下がると電磁クラッチを自動的にONにして、貯圧タンク5に適正圧力の圧 縮空気が貯蔵されるよう構成されている。
【0020】 しかして、このように構成された本フロントガラスの水滴付着防止装置によれ ば、雨天になると、運転者は、運転席の図示しない上記電気スイッチをONにす ると、電磁クラッチが作動してコンプレッサー6が稼働し、貯圧タンク5に所定 圧力の圧縮空気を生成する。この生成された圧縮空気は、上記圧縮空気供給管4 を通って圧縮空気供給管3に供給され、この圧縮空気供給管3から噴射ノズル2 へ供給された圧縮空気は、該噴射ノズル2先端の噴射口からフロントガラスの前 面に噴射され、このフロントガラス前面にエアカーテンを形成する。
【0021】 このため、前方からフロントガラスに向かって落下する雨あるいは前方から飛散 してくる飛沫は、このエアカーテンに遮られて、フロントガラス1への付着が有 効に阻止され、フロントガラスの視界が確保される。また、フロントガラス1に 既に付着している雨あるいは飛沫は、上記下方から噴出される圧縮空気により上 方へ吹き飛ばされ、フロントガラスの視界が確保される。
【0022】 ところで、上記実施例において、噴射ノズル2部分のみ取り替え可能な構成に しておくと、噴射ノズル2の噴射口に詰まりが生じたときに、新しいものと取り 替えることができ、有効な噴射ノズルの詰まり対策となる。また、上記実施例で は、噴射ノズル2を五本のみ列設しているが、このような構成の場合、噴射ノズ ル2を揺動手段により左右に適宜角度揺動するよう構成しておくと、少ない噴射 ノズル数でもってフロントガラス前面に有効にエアカーテンを形成することがで きる。そして、揺動させる上記適宜角度は、噴射ノズルの配置間隔により、また 噴射ノズルのフロントガラスへの有効吹き出しエリア(面積)により、決定され るが、上記実施例の場合には、概ね10〜15°程度であればよい。また、上記 揺動手段は、周知の機構、例えば、ワイパー装置の揺動機構によって構成するこ とができる。
【0023】 また、上記実施例では、噴射ノズル2を五本のみ列設したが、これに代えて、よ り小径の噴射ノズル2を図3に図示するように、多数列設してもよく、この構成 では、フロントガラス前面により均一なエアカーテンを形成することができる。
【0024】 この場合、図3に図示するように各噴射ノズル2と圧縮空気を供給する圧縮空気 供給管3をパネル状にプラスチック等により一体的に形成すると、フロントガラ ス1に対して各噴射ノズル2の位置決め精度が高まり、且つフロントガラス1下 縁部への組付けと位置調整が容易になるとともに、製造が容易になり、実施する 上でより好ましい構成となる。なお、図3において、4は貯圧タンク5と圧縮空 気供給管3を接続する圧縮空気供給管、7はコンプレッサー6と上記貯圧タンク 5とを接続する圧縮空気供給管である。
【0025】 また、上記各実施例において、噴射ノズルの先端部を基端部に対して縮径させ た構成にしておくと、より圧力の高い圧縮空気をフロントガラス側へ噴射するこ とができる。
【0026】 さらに、上記実施例では言及していないが、フロントガラスを洗浄するために 所謂「ウォッシャ液」をフロントガラスに噴射するウォッシャ液噴射ノズルは、 上記圧縮空気の噴射ノズル2(図1〜図3参照)のフロントガラス1側に設置す る(つまり、噴射ノズル2が、ウォッシャ液噴射ノズルの反フロントガラス側に 位置する構成とする)ことが、上記エアカーテンに邪魔されずに高い洗浄効果を 得る上で望ましい。そして、この場合、上記図3の実施例において、隣接する噴 射ノズル2の間に、該噴射ノズル2よりフロントガラス1に近づけてウォッシャ 液噴射ノズルを配設することが、これら噴射ノズル2とウォッシャ液噴射ノズル の位置関係を正確にし、より高い洗浄効果と実施を容易にする上で好ましい。
【0027】
【考案の効果】
本願考案に係るフロントガラスの水滴付着防止装置によれば、上述のように従 来のワイパー装置が不要となるため、雨天時の運転においてフロントガラス前面 で視界の妨げとなるものがなくなり、しかも、フロントガラスに落下あるいは飛 来する飛沫を有効に防止あるいは除去することが可能となり、雨天時において晴 天時に近い視界を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願考案の1実施例にかかるフロントガラス
の水滴付着防止装置を具備した自動車の要部を示す斜視
図である。
【図2】 図1のフロントガラス部分の拡大側面図であ
る。
【図3】 本願考案の他の実施例にかかるフロントガラ
スの水滴付着防止装置を具備した自動車の要部を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1…フロントガラス 2…噴射ノズル 5…貯圧タンク 6…コンプレッサー

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントガラスに雨等の水滴が付着する
    のを防止あるいは除去するフロントガラスの水滴付着防
    止装置であって、 このフロントガラスの水滴付着防止装置が、フロントガ
    ラス下縁部に該フロントガラス上端側に向けて設けられ
    た圧縮空気の噴射口と、この噴射口へ圧縮空気を供給す
    るためのコンプレッサーと、上記噴射口とコンプレッサ
    ーとを接続する圧縮空気供給管を具備することを特徴と
    するフロントガラスの水滴付着防止装置。
  2. 【請求項2】 前記噴射口がフロントガラス幅方向に列
    設された小径の複数の噴射ノズル先端の噴射口によって
    構成され、且つこの噴射ノズルが先端部で基端側に比べ
    て縮径されていることを特徴とする請求項1記載のフロ
    ントガラスの水滴付着防止装置。
  3. 【請求項3】 前記噴射口とコンプレッサーの間に該噴
    射口への供給圧力を可及的に一定にするための貯圧タン
    クが介装されていることを特徴とする請求項1あるいは
    2に記載のフロントガラスの水滴付着防止装置。
  4. 【請求項4】 前記噴射ノズルと各噴射ノズルに圧縮空
    気を供給する圧縮空気供給管とがパネル状になった部材
    に一体的に形成され、このパネル状の部材がフロントガ
    ラスの下縁に配設されていることを特徴とする請求項2
    あるいは3に記載のフロントガラスの水滴付着防止装
    置。
  5. 【請求項5】 前記噴射ノズルが圧縮空気供給管側に対
    して脱着自在に構成されていることを特徴とする請求項
    1から請求項4までのいずれか1の項に記載のフロント
    ガラスの水滴付着防止装置。
  6. 【請求項6】 前記噴射ノズルが揺動手段により左右に
    揺動自在に構成されていることを特徴とする請求項1か
    ら請求項5までいずれか1の項に記載のフロントガラス
    の水滴付着防止装置。
  7. 【請求項7】 フロントガラスにウォッシャ液を噴射す
    るウォッシャ液噴射ノズルが前記噴射ノズルより反フロ
    ントガラス側に一体的に形成されていることを特徴とす
    る請求項4記載のフロントガラスの水滴付着防止装置。
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