JPH0532186Y2 - - Google Patents
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- JPH0532186Y2 JPH0532186Y2 JP1986107975U JP10797586U JPH0532186Y2 JP H0532186 Y2 JPH0532186 Y2 JP H0532186Y2 JP 1986107975 U JP1986107975 U JP 1986107975U JP 10797586 U JP10797586 U JP 10797586U JP H0532186 Y2 JPH0532186 Y2 JP H0532186Y2
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- vacuum
- evacuation
- valve
- tank
- vacuum processing
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- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
真空処理装置内の排気を行う真空引き装置に関
しこの明細書では、通常の排気に先立つ予備排
気、いわゆる粗引きを急速に行うことについての
開発研究の成果を述べる。
しこの明細書では、通常の排気に先立つ予備排
気、いわゆる粗引きを急速に行うことについての
開発研究の成果を述べる。
熱処理における真空炉および物理的蒸着処理に
おける高真空処理槽など、高真空雰囲気を必要と
する真空処理装置には、該装置内の排気を行う真
空引き装置が付帯されている。
おける高真空処理槽など、高真空雰囲気を必要と
する真空処理装置には、該装置内の排気を行う真
空引き装置が付帯されている。
(従来の技術)
ところで最近、真空蒸着や、スパツタリング、
イオンプレーテイングなどの物理的蒸着(PVD)
が各分野で採用されている。
イオンプレーテイングなどの物理的蒸着(PVD)
が各分野で採用されている。
例えば鉄鋼分野においては、金属ストリツプの
表面特性、すなわち耐食性、耐摩耗性および表面
硬さなどの改良を目的として、TiNやTiCなどの
セラミツクスの被覆処理が行われている。
表面特性、すなわち耐食性、耐摩耗性および表面
硬さなどの改良を目的として、TiNやTiCなどの
セラミツクスの被覆処理が行われている。
なかでも一方向性けい素鋼板の表面に、張力付
与被膜としてTiNやANなどを被成すること
が鉄損の改善に有効であることがわかり、該鋼板
への蒸着処理を工業的規模で実施するべく検討し
ているが、解決すべき種々の問題が残されてい
て、その1つに高真空処理槽内の真空引きに要す
る時間がある。
与被膜としてTiNやANなどを被成すること
が鉄損の改善に有効であることがわかり、該鋼板
への蒸着処理を工業的規模で実施するべく検討し
ているが、解決すべき種々の問題が残されてい
て、その1つに高真空処理槽内の真空引きに要す
る時間がある。
すなわち高真空処理槽内の蒸発源の補充、該処
理槽の清掃やメンテナンスなどのために、槽内を
大気開放する必要があり、その後槽内の大気を排
気して高真空雰囲気にしなければならない。
理槽の清掃やメンテナンスなどのために、槽内を
大気開放する必要があり、その後槽内の大気を排
気して高真空雰囲気にしなければならない。
高真空処理槽内の排気は、まず油回転ポンプ
(ロータリーポンプ)により粗引きを行い、つい
で油拡散ポンプにより高真空引きを行う(金属表
面技術協会編「金属表面技術便覧」日刊工業新聞
社(昭54−12−20)P.542参照)。
(ロータリーポンプ)により粗引きを行い、つい
で油拡散ポンプにより高真空引きを行う(金属表
面技術協会編「金属表面技術便覧」日刊工業新聞
社(昭54−12−20)P.542参照)。
したがつて真空引きには長時間を要し、連続処
理を行う場合の大きな障害となつている。
理を行う場合の大きな障害となつている。
(考案が解決しようとする問題点)
そこで粗引きを短時間で行うことのできる真空
引き装置を提供することが、この考案の目的であ
る。
引き装置を提供することが、この考案の目的であ
る。
(問題点を解決するための手段)
この考案は、高真空雰囲気を必要とする真空処
理装置に付帯して該真空処理装置の排気を行う真
空引き装置であつて、上記真空処理装置にバルブ
を介して連通し、該バルブを閉じているときには
高真空に保たれ、バルブを開いたときに真空処理
装置の予備排気を行う真空タンクと、上記真空処
理装置にバルブを介して連通し、上記予備排気後
の排気を行う真空ポンプとからなる急速真空引き
装置である。
理装置に付帯して該真空処理装置の排気を行う真
空引き装置であつて、上記真空処理装置にバルブ
を介して連通し、該バルブを閉じているときには
高真空に保たれ、バルブを開いたときに真空処理
装置の予備排気を行う真空タンクと、上記真空処
理装置にバルブを介して連通し、上記予備排気後
の排気を行う真空ポンプとからなる急速真空引き
装置である。
さてこの考案に従う急速真空引き装置を第1図
に示す。なお第1図には、真空処理装置の一例と
して、イオンプレーテイング装置を併示した。
に示す。なお第1図には、真空処理装置の一例と
して、イオンプレーテイング装置を併示した。
図中1はイオンプレーテイング装置の高真空処
理槽、2はけい素鋼板などの基板、3は基板2を
マイナスに印加する基板用電源、4は蒸発源、5
は蒸発源4の加熱用電源、6はシヤツター、そし
て7はアースである。
理槽、2はけい素鋼板などの基板、3は基板2を
マイナスに印加する基板用電源、4は蒸発源、5
は蒸発源4の加熱用電源、6はシヤツター、そし
て7はアースである。
また8はロータリーポンプ、9は油拡散ポン
プ、10は真空タンク、11は真空タンク10に
連通されたロータリーポンプ、12〜16はバル
ブ、17は大気開放用のバルブ、そして18,1
9は圧力計である。
プ、10は真空タンク、11は真空タンク10に
連通されたロータリーポンプ、12〜16はバル
ブ、17は大気開放用のバルブ、そして18,1
9は圧力計である。
(作用)
次に高真空処理槽1を真空引きする際の手順に
ついて説明する。
ついて説明する。
まず高真空処理槽1内にて蒸着処理を行つてい
る場合は、バルブ15および17を閉じ、バルブ
12〜14は開け、ロータリーポンプ8および油
拡散ポンプ9により高真空処理槽1内の真空度が
一定となるよう逐次真空引きを行う。
る場合は、バルブ15および17を閉じ、バルブ
12〜14は開け、ロータリーポンプ8および油
拡散ポンプ9により高真空処理槽1内の真空度が
一定となるよう逐次真空引きを行う。
一方上記の蒸着処理の間に、バルブ16を開い
てロータリーポンプ11により真空タンク10内
の排気を行い、圧力計19の検出値が所定の真空
度を示した際にバルブ16が閉じ、かつロータリ
ーポンプ11の作動が停止するよう自動制御がな
される。
てロータリーポンプ11により真空タンク10内
の排気を行い、圧力計19の検出値が所定の真空
度を示した際にバルブ16が閉じ、かつロータリ
ーポンプ11の作動が停止するよう自動制御がな
される。
そして例えば蒸発源4の補充時期となり高真空
処理槽1を大気開放する場合は、バルブ12〜1
4を閉じ、バルブ17を開ける。
処理槽1を大気開放する場合は、バルブ12〜1
4を閉じ、バルブ17を開ける。
その後所定の作業を行つてから、バルブ17を
閉じる。ついでバル14,15を開く。このとき
真空タンク10はすでに高真空に保持されている
ため、高真空処理槽1内の圧力は急速に低下し、
該槽1と真空タンク10の内部圧力は等しくな
る。そして圧力計18,19との検出値が等しい
ことを確認した後、バルブ15を閉じ、バルブ1
3を開いてロータリーポンプ8を起動し、ついで
バルブ12を開いて油拡散ポンプ9のヒーター9
aを作動させて高真空処理槽1内の排気を所定の
真空度まで行う。
閉じる。ついでバル14,15を開く。このとき
真空タンク10はすでに高真空に保持されている
ため、高真空処理槽1内の圧力は急速に低下し、
該槽1と真空タンク10の内部圧力は等しくな
る。そして圧力計18,19との検出値が等しい
ことを確認した後、バルブ15を閉じ、バルブ1
3を開いてロータリーポンプ8を起動し、ついで
バルブ12を開いて油拡散ポンプ9のヒーター9
aを作動させて高真空処理槽1内の排気を所定の
真空度まで行う。
なお以上の操作は制御装置によつて自動運転に
することもでき、また手動操作としてもよい。
することもでき、また手動操作としてもよい。
(考案の効果)
この考案によれば、真空引きに際して粗引きを
急速で行うことができるため、真空引きに要する
時間を短縮することが可能である。
急速で行うことができるため、真空引きに要する
時間を短縮することが可能である。
第1図は、この考案の好適例を示す急速真空引
き装置の説明図である。 1……高真空処理槽、2……基板、3……基板
用電源、4……蒸発源、5……加熱用電源、6…
…シヤツター、7……アース、8……ロータリー
ポンプ、9……油拡散ポンプ、10……真空タン
ク、11……ロータリーポンプ、12〜17……
バルブ、18,19……圧力計。
き装置の説明図である。 1……高真空処理槽、2……基板、3……基板
用電源、4……蒸発源、5……加熱用電源、6…
…シヤツター、7……アース、8……ロータリー
ポンプ、9……油拡散ポンプ、10……真空タン
ク、11……ロータリーポンプ、12〜17……
バルブ、18,19……圧力計。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 高真空雰囲気を必要とする真空処理装置にバル
ブを介して連通し、該バルブを閉じた状態での排
気によつて内部を高真空とした後、バルブを開い
て真空処理装置の予備排気に供する真空タンク
と、 上記真空処理装置にバルブを介して連通し、上
記予備排気後の排気を司る真空ポンプとからなる
急速真空引き装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986107975U JPH0532186Y2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986107975U JPH0532186Y2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6316832U JPS6316832U (ja) | 1988-02-04 |
JPH0532186Y2 true JPH0532186Y2 (ja) | 1993-08-18 |
Family
ID=30984740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986107975U Expired - Lifetime JPH0532186Y2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0532186Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55116432A (en) * | 1979-03-02 | 1980-09-08 | Anelva Corp | Vacuum apparatus |
-
1986
- 1986-07-16 JP JP1986107975U patent/JPH0532186Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55116432A (en) * | 1979-03-02 | 1980-09-08 | Anelva Corp | Vacuum apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6316832U (ja) | 1988-02-04 |
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