JPH05321676A - 内燃機関の吸気制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸気制御装置

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JPH05321676A
JPH05321676A JP4128447A JP12844792A JPH05321676A JP H05321676 A JPH05321676 A JP H05321676A JP 4128447 A JP4128447 A JP 4128447A JP 12844792 A JP12844792 A JP 12844792A JP H05321676 A JPH05321676 A JP H05321676A
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valve
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祐一 外薗
Masanobu Yamashita
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Abstract

(57)【要約】 【目的】吸気系をスワールモード、吸気吹き返し防止モ
ード、高速時モードの3つに切り換える吸気制御弁手段
をもつものにおいて、吸気制御弁手段の位置を2段階切
換のみで3つのモードをもつ吸気系を達成する。 【構成】吸気主通路14に設けた絞り弁22が所定開度22A
以下の時にスワール用の副通路13の上流開口部132 が絞
り弁上流に位置するようにし、それ自身が第2の位置で
は吸気主通路14と副通路13を共に遮断し第1の位置では
両通路13、14を共に開放する吸気制御弁21を備え、第2
の位置での吸気制御弁21を迂回する通路15にはリード弁
19を設け、前記制御弁21を、機関低速且つ絞り弁が前記
所定開度以下の時及び高速時には第1の位置に、低速且
つ絞り弁が所定開度以上の時には第2の位置をとるよう
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機関低速・低負荷時に
は燃焼室内スワールを生成させるスワールモード、機関
低速・高負荷時には吸気吹き返しを防止する吹き返し防
止モード、高速時には大量の吸気を燃焼室に供給させる
高速時モードの3つのモードを選択的に切り換える内燃
機関の吸気制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高速時の吸気量を通過させることのでき
る吸気主通路と、スワール生成用の吸気副通路と、途中
に吸気上流から下流への流れのみを許容する一方弁を設
置した一方向通路とを備え、機関低速・低負荷時には吸
気副通路を、機関低速・高負荷時は一方向通路を、高速
時は吸気主通路をそれぞれ選択する内燃機関の吸気制御
装置が本出願人によって提案されている(特願平4−9
371号)。
【0003】このような内燃機関の吸気制御装置では、
低速・低負荷時には吸気副通路からの吸気流によるスワ
ール流で以て燃焼を改善し、低速・高負荷時にはその時
に顕著となる吸気吹き返しを一方向通路に設けた一方弁
にて防止し、充填効率の低下を防ぎ、高速時にはその時
に必要な大量の吸気を燃焼室に供給することができる。
【0004】図6によって従来の吸気制御装置を説明す
ると、2はシリンダヘッド、4は燃焼室、5は吸気弁、
8は燃料噴射弁、9は吸気ポート、10は吸気管であ
る。吸気管10は次の3つの通路から構成されている。
第1の通路は吸気主通路14であって、高速時に必要な
量の空気が通過できる通路径を有している。燃料噴射弁
8より上流側の吸気主通路14内には、回動可能な吸気
制御弁21Pが設置されている。
【0005】第2の通路は吸気制御弁21Pをバイパス
する通路15Pであって、その途中には吸気上流から下
流への流れのみを許容するリード弁19Pが設けられて
いる。このリード弁19Pは小流量(機関低速・低負荷
時程度の流量)の時には開弁されずに、所定流量(機関
低速・高負荷時程度の流量)の時に開弁されるような弾
性力を有している。
【0006】第3の通路は上流開口部を吸気制御弁21
Pの近傍に有し、その下流開口部を燃焼室4内にスワー
ル流を生成すべく吸気ポート9に有する吸気副通路13
Pである。
【0007】吸気制御弁21Pは図示しない駆動装置に
て、その位置を3段階に停止させることができる。まず
その第1段停止位置L(図中点線)をとることで、吸気
副通路13Pの上流開口部が吸気制御弁21Pの上流に
位置される。第2段停止位置M(図中1点鎖線)をとる
ことで、吸気副通路13Pの上流開口部は吸気制御弁2
1Pの下流に位置される。尚、吸気制御弁21Pが第
1、第2段位置をとる時は、共に吸気主通路14が閉塞
されるようになっている。そして、第3段停止位置N
(図中の実線)は吸気主通路14を連通状態となす位置
である。
【0008】そして、駆動装置は、吸気制御弁21P
を、機関低速・低負荷時には第1段停止位置に、機関低
速・高負荷時には第2段停止位置に、機関高速時には第
3段停止位置をとるように図示しない制御手段にて制御
されている。
【0009】以上のような吸気制御装置の作用を説明す
る。吸気制御弁21Pが第1段停止位置Lをとる機関低
速低負荷時には、リード弁19Pがそれ自身の弾性力で
閉弁されているため、吸気流は全て吸気副通路13Pに
流れ、従って燃焼室内にスワールを生成できる。
【0010】吸気制御弁21Pが第2段停止位置Mをと
る機関低速高負荷時は、吸気副通路13Pの上流開口部
が吸気制御弁21Pの下流になるが、その時の吸気流量
でリード弁19Pが開弁されるため、吸気上流からの吸
気流はリード弁19Pを介して通路15Pを経由し、吸
気ポート9内から燃焼室に達することになる。そして、
低速高負荷時に著しくなる吸気吹き返しは、リード弁1
9Pによってその流れを阻止されるのである。
【0011】機関高速時は吸気制御弁21Pが第3段停
止位置Nをとり、高速時に要求される大吸気量が燃焼室
内に供給される。
【0012】このように、吸気制御弁21Pの位置を3
段階に制御することで吸気系を3つのモードに切り換え
ることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、吸気制御弁
21Pを3段階に切り換えるには、吸気制御弁21P駆
動用のアクチュエータに例えばステップモータを用い、
そのステップ数を3段階に制御することが考えられる。
しかし、ステップ数を3段階にすることで制御が複雑に
なったり、ステップモータ自体にコストがかかるという
問題を生じる。
【0014】一方、ステップモータを用いないで3つの
モードで吸気系を切り換えるには、吸気制御弁を2つ設
けてそれぞれを電磁ソレノイドで開閉制御することも考
えられるが、この場合は吸気制御弁を2つ設けることで
構造が複雑になったり、高速時の吸気圧損が増大するの
で好ましくない。
【0015】そこで本発明の解決せんとする目的は、開
閉制御される吸気制御弁と、吸気絞り弁とを利用して吸
気系を3つのモードに切り換え、吸気制御弁の制御を簡
略にすることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明における内燃機関の吸気制御装置では、機関
燃焼室に通じるとともに機関高速時に必要な吸気量を通
過させることのできる吸気主通路を有し、前記吸気主通
路の内部には吸気絞り弁を有し、前記吸気絞り弁の開度
が所定値以下の時にはその上流開口部が前記吸気絞り弁
の上流に位置されその下流開口部は燃焼室内にスワール
を生成すべく設置された吸気副通路を有するとともに、
それ自身が第1の位置にある時は吸気主通路及び吸気副
通路を共に連通状態にし、第2の位置にある時には前記
吸気絞り弁下流の吸気主通路及び吸気副通路を遮断する
吸気制御弁手段を有し、第2の位置にある前記吸気制御
弁手段を迂回して燃焼室内に吸気を供給するとともにそ
の内部には吸気上流から下流への流れのみを許容する一
方弁手段を設置した一方向通路を有し、更に前記吸気制
御弁手段を、機関高速時または機関低速時であっても前
記吸気絞り弁の開度が前記所定値以下の時は第1の位置
に制御し、機関低速時且つ吸気絞り弁の開度が前記所定
値以上である時には第2の位置に制御することを特徴と
している。
【0017】
【作用】機関低速時で且つ吸気絞り弁が前記所定開度以
下であれば、吸気副通路の上流開口部が吸気絞り弁上流
に位置され、しかも前記吸気制御弁が第1の位置に制御
されるので、吸気流は全て吸気副通路より燃焼室に供給
される。
【0018】機関低速時で且つ吸気絞り弁が前記所定開
度以上であれば、前記吸気制御弁は第2の位置に制御さ
れ、従って吸気流は一方向通路を介して燃焼室に供給さ
れる。
【0019】機関高速時は前記吸気絞り弁が第1の位置
に制御され、吸気絞り弁の開度が前記所定値以上であれ
ば吸気流は吸気主通路より燃焼室に供給される。
【0020】このように、第1の位置と第2の位置とに
切り換えられる吸気制御弁手段と吸気絞り弁とが協働し
て吸気系を3つのモードに切り換えることができる。
【0021】
【実施例】図1により本発明に基づく実施例を説明す
る。尚、従来技術と同一の構成のものは図6と同じ番号
を付して説明を省略する。1はシリンダブロック、3は
ピストン、6は排気弁、7は点火プラグである。また、
Dは分岐集合部であって、吸気上流から流入する吸気流
は分岐集合部Dから図示しない他の気筒へも分配されて
いる。
【0022】吸気弁5を介して燃焼室4に通じる吸気主
通路14の通路断面積は、高速時の吸気量を通過させる
ことができるように設定されている。一方、吸気主通路
14に並行して吸気副通路13が設けられている。吸気
副通路13は吸気主通路14に比較して小さい断面積を
有するものであるが低負荷時の吸気量を通過させるには
十分な断面積を与えられている。
【0023】吸気副通路13の下流開口部13aは燃焼
室4内にスワールを生成可能に設置(例えば下流開口部
13aは燃焼室4ボア接線方向に向かって開口されてよ
い)され、その上流は吸気副通路デリバリ13Dにて図
示しない他気筒からの吸気副通路と合流し、更に第1上
流開口部131と第2上流開口部132とに分岐され、
吸気管10内に設けられた吸気絞り弁22の近傍に開口
されている。吸気絞り弁22はアクセルペダル24に連
動され、アクセルペダル24の踏み込み量に応じて吸気
絞り弁22の開度が制御される。
【0024】ここで、第1上流開口部131は常時吸気
絞り弁22の上流に位置されるように、第2上流開口部
132は吸気絞り弁22の開度が全閉時(図中実線)に
は吸気絞り弁22の下流になり、開度が大きくなるにつ
れて徐々に吸気絞り弁22の上流に位置する部分が増加
し、所定開度22A(点線)の時に第2上流開口部13
2が全て吸気絞り弁22の上流になるよう設けられてい
る。なお、吸気絞り弁22が所定開度22Aに達するま
で吸気絞り弁22のまわりの隙間から吸気流がリークす
ることのないよう吸気絞り弁22周りには球面加工22
Bが施されている。つまり、所定開度22A以上になる
までは吸気絞り弁22が回動されても吸気主通路14は
閉塞されたままである。
【0025】吸気主通路14と吸気副通路13とは吸気
流線方向に延設される隔壁11にて互いに分離されてい
る(この様子は図2にも示されている)。隔壁11の一
部には連通路14aが設けられ、連通路14aにて吸気
主通路14と吸気副通路13が互いに連通されている。
更に、連通路14aを閉塞状態(以下第1の位置:実
線)・連通状態(以下第2の位置:点線)に切り換える
吸気制御弁21が連通路14a内に、シャフト210に
て回動可能に設置されている。25は吸気制御弁21の
駆動アクチュエータとしての電磁ソレノイドである。電
磁ソレノイド25は機関回転数を検出するNEセンサ2
7とスロットル開度を検出する負荷センサ28から得ら
れた検出値をもとに制御手段29にてON/OFF制御
されて吸気制御弁21を第1の位置と第2の位置とで切
り換えている。
【0026】また、この実施例では第1上流開口部13
1、第2下流開口部132間の吸気副通路13内にはス
テップモータ26にて開度制御される周知のアイドルス
ピード制御弁23が設置されており、アイドル運転時に
機関回転数が所望の値に保たれるように制御手段29に
よってその開度が制御されている。
【0027】連通路14aの図面上方には吸気制御弁2
1より上流の吸気主通路14から分岐開口部20にて分
岐し、吸気制御弁21下流の合流部16にて吸気主通路
14と合流する通路15が形成されている。分岐開口部
20はステー部材20aにて上流側と下流側に分離され
ている。分岐開口部20の上流側部分、下流側部分それ
ぞれには吸気主通路14から通路15への流れのみを許
容するリード弁19がその一端をボルト17にて固定さ
れ取りつけられている。以下通路15を一方向通路と呼
ぶことにする。
【0028】リード弁19の設置状態を、図1中のX−
X断面図の図3にて示す。分岐開口部20の上流側、下
流側それぞれには、リード弁19が3枚ずつ取りつけら
れている。分岐開口部20の上流側、下流側からリード
弁19を介して流れる吸気量は、機関低速・高負荷時に
十分な量となるように設定されている。尚、図3中のは
1点鎖線は、連通路14aを示している。
【0029】更に、図1のY−Y断面図の図4に、吸気
副通路13と吸気主通路14と一方向通路15が示され
ている。吸気制御弁21は、実線の第1の位置と点線の
第2の位置とを選択的にとるよう制御される。
【0030】吸気制御弁21におけるシャフト210の
片側には大面部211を、反対側には小面部212を有
している。大面部211及び小面部212は、吸気制御
弁21が第2の位置の時においてそれぞれ吸気主通路1
4、吸気副通路13を遮断するに十分な形状をしてい
る。吸気制御弁21の長さAは吸気主通路14の上壁1
4Uから吸気副通路13の下壁13Lまでの距離から吸
気制御弁21が回動に必要なクリアランスを差し引いた
値で決められてよい。
【0031】吸気制御弁21が第1の位置の時には、連
通路14aを閉塞することができる。吸気制御弁21に
より連通路14aを閉塞している様子が図3中に示され
ている(図3中の点線が第1の位置をとる吸気制御弁2
1である)。この実施例では、連通路14aの開口部は
吸気制御弁21の長さAとほぼ同一であるが、連通路1
4aの開口部は小面部212の回動を妨げず且つ吸気制
御弁21が第2の位置にある時に連通路14aが閉塞さ
れれば大きさはこの限りでない。
【0032】次に制御フローを説明する。このプログラ
ムは所定時間毎に発生する時間割り込みルーチンであ
る。図5によると、501はプログラムの開始点で、5
02でNEセンサ27や負荷センサ28からの検出値
(それぞれN、L)を読み込んでいる。なお、L0 は吸
気絞り弁22が図1中の点線のような開度22Aをとる
時の負荷センサ28の検出値である。503ではNが所
定値N0 (およそ4000回転程度でよい)に比較して
小さいか否かを判定している。YESであれば次のステ
ップ504にてLが所定値L0 に比較して大きいか否か
を判定している。YESであればステップ505にて吸
気制御弁21を第2の位置にするよう電磁ソレノイド2
5に制御信号を発する。
【0033】一方、ステップ503にてNOの場合はス
テップ507にて吸気制御弁21を第1の位置するよう
電磁ソレノイド25に制御信号を発する。ステップ50
4にてNOの場合はステップ506にてその時のL、N
に見合った開度をアイドル制御弁23がとるようステッ
プモータ26に制御信号を発する。尚、ステップ506
においては、吸気絞り弁22が全閉(アイドル)時であ
ればアイドル制御弁23の開度は機関回転数Nがアイド
ル維持回転数近傍に収束するように制御され、また吸気
絞り弁22が全閉時でないならアイドルスピード制御弁
23は全開の開度をとるよう制御される。そして、ステ
ップ507にて吸気制御弁21を第1の位置するよう電
磁ソレノイド25に制御信号を発する。
【0034】ステップ505、507を経てステップ5
08にて本ルーチンを終了する。
【0035】以上のように構成された実施例では、機関
のアイドル運転時には吸気絞り弁22は全閉(図中で実
線)されており、またアイドル回転数は所定値N0 に比
較して低いので、吸気制御弁21は図中実線のように第
1の位置をとるよう制御される。この状態では吸入空気
は吸気副通路13の第1上流開口部131からアイドル
スピード制御弁23にて流量を制御されて吸気副通路1
3から燃焼室4内に吸入され、燃焼室4内にスワール流
を形成する。
【0036】アイドル状態から低負荷運転へ移行し、吸
気絞り弁22の開度が増大すると、第2上流開口部13
2が吸気絞り弁22の上流に位置するようになる。吸気
絞り弁22の開度が所定値L0 以下の低負荷運転域で且
つ機関回転数が所定値N0 以下であれば、吸気絞り弁2
2は球面加工22Bにより吸気主通路14を閉塞させた
ままであるとともに、吸気制御弁21がアイドル時と同
様、第1の位置に保持されたままであり、やはり燃焼室
4内にスワール流を形成できる。そして、この時は第2
上流開口部132から流入する空気量が第1上流開口部
131から流入する空気量に加えられるので、アイドル
時に比較して吸入空気量を増大させることができる。
【0037】吸気絞り弁22を更に踏み込み吸気絞り弁
22開度Lが所定値L0 以上になると、機関回転数が所
定値N0 以下であれば、吸気制御弁21は第2の位置を
とるよう制御される。この時に吸気主通路14と吸気副
通路13は共に吸気制御弁21にて閉塞され、一方向通
路15のリード弁19を通過して流入する吸気のみが燃
焼室4内に吸入される。低速高負荷時は吸気吹き返しが
著しくなるものの、吸気制御弁21が第2の位置にある
ために吹き返し流は一方向通路15内を逆流しようとし
てもリード弁19によって上流に吹き抜けることがなく
なる。
【0038】機関回転数Nが所定値N0 以上になると、
吸気制御弁21が再び第1の位置に制御される。この
時、吸気絞り弁22の開度が所定値L0 以上の高負荷運
転時であれば、吸気主通路14は連通状態となり、従っ
て高速時に必要な吸入空気量を燃焼室4内に供給でき
る。
【0039】また、本実施例では、機関高速・低負荷運
転時(回転数がN0 以上で吸気絞り弁22開度Lが所定
値L以下の時)は吸気副通路13を通過した吸気が燃焼
室4内に流入され、燃焼室内にスワールを生成すること
になる。これにより、従来の3モード吸気系に比較して
高速・低負荷時の燃焼が改善される。特に本実施例を車
両用内燃機関に適用した場合では、高い車速で定常走行
をする時のような機関高速・低負荷運転時に燃焼改善効
果が得られ、燃費の向上が期待できるのである。
【0040】以上の実施例では、ひとつの吸気制御弁2
1で吸気主通路14と吸気副通路13とを同時に閉塞・
連通切換をしていたが、別の実施例として図1のような
連通路14aを特に設けず、吸気主通路14と吸気副通
路13内とをそれぞれ閉塞できる第1バルブ、第2バル
ブを設け、第1、第2バルブそれぞれを、一方が開弁さ
れている時は他方も開弁され(第1の位置)、逆に一方
が閉弁されている時は他方も閉弁され(第2の位置)る
ようにギヤリンク機構等にて連動させ、第1の位置、第
2の位置の切換制御を図5の制御フローに従わせても本
願発明の範中である。
【0041】
【発明の効果】吸気主通路内に1つだけ設けた吸気制御
弁を第1の位置と第2の位置とに切り換えるだけで3モ
ード吸気系を達成することができ、従って吸気制御弁の
駆動アクチュエータの構造及びその制御機構を簡単にで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるシステム図。
【図2】図1のW−W断面図。
【図3】図1のX−X断面図。
【図4】図1のY−Y断面図。
【図5】本実施例の制御フローチャート。
【図6】従来技術図面。
【符号の説明】
9・・・・・・吸気ポート 13・・・・・吸気副通路 14・・・・・吸気主通路 15・・・・・一方向通路 19・・・・・リード弁 21・・・・・吸気制御弁 22・・・・・吸気絞り弁 23・・・・・アイドルスピード制御弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関燃焼室に通じるとともに機関高速時
    に必要な吸気量を通過させることのできる吸気主通路を
    有し、前記吸気主通路の内部には吸気絞り弁を有し、前
    記吸気絞り弁の開度が所定値以下の時にはその上流開口
    部が前記吸気絞り弁の上流に位置されその下流開口部は
    燃焼室内にスワールを生成すべく設置された吸気副通路
    を有するとともに、それ自身が第1の位置にある時は吸
    気主通路及び吸気副通路を共に連通状態にし、第2の位
    置にある時には前記吸気絞り弁下流の吸気主通路及び吸
    気副通路を遮断する吸気制御弁手段を有し、第2の位置
    にある前記吸気制御弁手段を迂回して燃焼室内に吸気を
    供給するとともにその内部には吸気上流から下流への流
    れのみを許容する一方弁手段を設置した一方向通路を有
    し、更に前記吸気制御弁手段を、機関高速時または機関
    低速時であっても前記吸気絞り弁の開度が前記所定値以
    下の時は第1の位置に制御し、機関低速時且つ吸気絞り
    弁の開度が前記所定値以上である時には第2の位置に制
    御することを特徴とする内燃機関の吸気制御装置。
JP4128447A 1992-05-21 1992-05-21 内燃機関の吸気制御装置 Expired - Lifetime JP2900702B2 (ja)

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