JPH05321665A - 車両用電動ファン装置 - Google Patents

車両用電動ファン装置

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Publication number
JPH05321665A
JPH05321665A JP15570492A JP15570492A JPH05321665A JP H05321665 A JPH05321665 A JP H05321665A JP 15570492 A JP15570492 A JP 15570492A JP 15570492 A JP15570492 A JP 15570492A JP H05321665 A JPH05321665 A JP H05321665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water temperature
duty ratio
cooling water
signal
dmax
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP15570492A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuro Sugiyama
哲朗 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP15570492A priority Critical patent/JPH05321665A/ja
Publication of JPH05321665A publication Critical patent/JPH05321665A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のラジエータクーリングファンにおい
て、始動時のオルタネータ負荷が急変することなく、無
段階でモータの回転を制御でき電動ファンのエネルギー
効率を向上させることができるとともに電動ファンの騒
音を低下させることができる車両用電動ファン装置を提
供すること。 【構成】 冷却水の水温変化を演算する水温変化演算手
段2と、冷却水の水温と水温変化演算手段2からの冷却
水の水温変化によりデューティー比の最大値を求めるD
max決定手段3と、冷却水温信号6があらかじめ設定さ
れている値を越えると水温変化演算手段2とDmax決定
手段3の出力によりデューティー比信号を出力する制御
手段1と、制御手段1からのデューティー比信号に基づ
いたデューティー比を有するPWM信号をモータ5に出
力するPWM生成手段4とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用電動ファン装置
に係り、とくに自動車のラジエータクーリングファンに
好適な車両用電動ファン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車のラジエータクーリングフ
ァンにおける車両用電動ファン装置はスイッチオンによ
り始動し、冷却水の水温に対して抵抗を用いることによ
りモータ電流を変化させに2段〜3段変速でモータの速
度を制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、モータの出力が大きいと始動時の突入
電流が大きくなり、始動時のオルタネータ負荷が急増す
るために、アイドル中などにエンジンの回転が乱れ、騒
音を発するという不都合があった。そこで、これを防止
するためにモータに徐励式オルタネータを用いると、電
圧の低下が長く続き、ライトが暗くなるという問題点が
あった。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、かかる従来例の有する
不都合を改善し、とくに自動車のラジエータクーリング
ファンにおいて、始動時のオルタネータ負荷が急変する
ことなく、無段階でモータの回転を制御でき電動ファン
のエネルギー効率を向上させることができるとともに電
動ファンの騒音を低下させることができる車両用電動フ
ァン装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では冷却
水の水温変化を演算する水温変化演算手段と、冷却水の
水温と水温変化演算手段からの冷却水の水温変化により
デューティー比の最大値を求めるDmax決定手段と、冷
却水温信号があらかじめ設定されている値を越えると水
温変化演算手段とDmax決定手段の出力によりデューテ
ィー比信号を出力する制御手段と、制御手段からのデュ
ーティー比信号に基づいたデューティー比を有するPW
M信号をモータに出力するPWM生成手段とを具備する
という構成を採っている。これによって前述した目的を
達成しようとするものである。
【0006】
【作用】制御手段は、冷却水の水温tWがあらかじめ設
定されている冷却ファン始動温度tHよりも高くなる
と、水温変化演算手段にて冷却水の水温tWの時間変化
dtW/dtを演算し、さらにDmax決定手段にて冷却水
の水温tWと冷却水の水温tWの時間変化dtW/dtに
よりモータ制御用PWM信号のデューティー比の最大値
Dmaxを求める。
【0007】制御手段は、冷却水の水温tWの時間変化
dtW/dtが小さいすなわち水温の変化がゆるやかな
場合には、数回に分けてモータ制御用PWM信号のデュ
ーティー比がDmaxに変化させるようなデューティー比
信号を出力する。また、冷却水の水温tWの時間変化d
tW/dtが大きいすなわち水温の変化が急な場合に
は、1度にモータ制御用PWM信号のデューティー比を
Dmaxに変化させるようなデューティー比信号を出力す
る。
【0008】PWM生成手段は、制御手段からのデュー
ティー比信号に基づいたデューティー比を有するPWM
信号をモータに出力する。
【0009】
【発明の実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし
図6に基づいて説明する。図1の実施例は、冷却水の水
温変化を演算する水温変化演算手段2と、冷却水の水温
と水温変化演算手段2からの冷却水の水温変化によりデ
ューティー比の最大値を求めるDmax決定手段3と、冷
却水温信号6があらかじめ設定されている値を越えると
水温変化演算手段2とDmax決定手段3の出力によりデ
ューティー比信号を出力する制御手段1と、制御手段1
からのデューティー比信号に基づいたデューティー比を
有するPWM信号をモータ5に出力するPWM生成手段
4とから構成される。
【0010】ここで、PWM信号におけるデューティー
比は、図3に示されるように1周期Tでの「オン」状態
の時間をT1,「オフ」状態の時間をT2とおくと次式
(1)で示される。
【0011】 デューティー比={T1/(T1+T2)}×100=(T1/T)×100 ・・・・・(1)
【0012】次に、本実施例の動作について図2のフロ
ーチャートを用いて説明する。 .スイッチがオンになるとスイッチ信号8が制御手段
1に入力される。
【0013】.制御手段1は、冷却水温信号6を入力
し、冷却水の水温tWとあらかじめ設定されている冷却
ファン始動温度tHとを比較する(図2のS1)。
【0014】.制御手段1は、冷却水の水温tWが冷
却ファン始動温度tHよりも低ければの処理に戻る。
【0015】一方、図3に示されるように冷却水の水温
tWが冷却ファン始動温度tHよりも高くなると、制御手
段1は、水温変化演算手段2にて冷却水の水温tWの時
間変化dtW/dtを演算し、さらにDmax決定手段3に
て図4に示されるように冷却水の水温tWと冷却水の水
温tWの時間変化dtW/dtによりモータ制御用PWM
信号のデューティー比の最大値Dmaxを求める(図2の
S2)。
【0016】また、ここで、制御手段1は、さらにきめ
細かい制御を行う必要がある場合には外気温信号7を入
力し、図5に示されるようにその外気温に対応した係数
を求め、Dmaxに掛けて新たなDmaxとすることもでき
る。
【0017】.制御手段1は、モータ制御用PWM信
号のデューティー比を徐々にDmaxに変化させるように
デューティー比信号を出力する(図2のS3)。
【0018】ここで、図6(a)に示されるように冷却
水の水温tWの時間変化dtW/dtが小さいすなわち水
温の変化がゆるやかな場合には、数回に分けてモータ制
御用PWM信号のデューティー比をDmaxに変化させる
ようにデューティー比信号を出力する。
【0019】また、図6(b)に示されるように冷却水
の水温tWの時間変化dtW/dtが大きい。すなわち水
温の変化が急な場合には、1度にモータ制御用PWM信
号のデューティー比をDmaxに変化させるようにデュー
ティー比信号を出力する。
【0020】.PWM生成手段4は、制御手段1から
のデューティー比信号に基づいてPWM信号をモータ5
に出力する。
【0021】.制御手段1は、冷却水の水温tWとあ
らかじめ設定されている冷却ファン停止温度tLとを比
較する(図2のS4)。
【0022】.制御手段1は、冷却水の水温tWが冷
却ファン停止温度tLより高ければ、再び水温変化演算
手段2にて冷却水の水温tWの時間変化dtW/dtを演
算し、Dmax決定手段3にて図4に示されるように冷却
水の水温tWと冷却水の水温tWの時間変化dtW/dt
によりモータ制御用PWM信号のデューティー比の最大
値Dmaxを求める(図2のS2)。そしての処理に戻
る。
【0023】一方、制御手段1は、図3に示されるよう
に冷却水の水温tWが冷却ファン停止温度tLより低けれ
ば、モータ制御用PWM信号のデューティー比を0にす
るようなデューティー比信号を出力する(図2のS
5)。そして、の処理に戻る。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、始動時のオルタネータ負荷の急変
を防止することができるとともに無段階でモータの回転
を制御でき、これがため、電動ファンのエネルギー効率
を向上させることができるとともに電動ファンの騒音を
低下させることができるという従来にない優れた車両用
電動ファン装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図3】本発明における冷却水の水温とPWM信号のデ
ューティー比の一例としての関係を説明するための説明
図である。
【図4】本発明における冷却水の水温tWと冷却水の水
温変化dtW/dtとデューティー比の最大値Dmaxとの
一例としての関係を説明するための説明図である。
【図5】本発明における外気温と係数の一例としての関
係を説明するための説明図である。
【図6】本発明における冷却水の水温変化とPWM信号
のデューティー比変化の一例としての関係を説明するた
めの説明図である。
【符号の説明】
1 制御手段 2 水温変化演算手段 3 Dmax決定手段 4 PWM生成手段 5 モータ 6 冷却水温信号 7 外気温信号 8 スイッチ信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却水の水温変化を演算する水温変化演
    算手段と、冷却水の水温と前記水温変化演算手段からの
    冷却水の水温変化によりデューティー比の最大値を求め
    るDmax決定手段と、冷却水温信号があらかじめ設定さ
    れている値を越えると前記水温変化演算手段と前記Dma
    x決定手段の出力によりデューティー比信号を出力する
    制御手段とを備え、この制御手段からのデューティー比
    信号に基づいたデューティー比を有するPWM信号をモ
    ータに出力するPWM生成手段を装備したことを特徴と
    する車両用電動ファン装置。
JP15570492A 1992-05-22 1992-05-22 車両用電動ファン装置 Withdrawn JPH05321665A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15570492A JPH05321665A (ja) 1992-05-22 1992-05-22 車両用電動ファン装置

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Publications (1)

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JPH05321665A true JPH05321665A (ja) 1993-12-07

Family

ID=15611696

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JP15570492A Withdrawn JPH05321665A (ja) 1992-05-22 1992-05-22 車両用電動ファン装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19622062A1 (de) * 1995-05-31 1996-12-05 Toyota Motor Co Ltd Vorrichtung zum Steuern eines elektrisch betriebenen Kühlgebläses, welches für eine Motorkühlvorrichtung verwendet wird
KR20030012126A (ko) * 2001-07-30 2003-02-12 현대자동차주식회사 자동차의 쿨링 시스템
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JP2013092128A (ja) * 2011-10-27 2013-05-16 Daihatsu Motor Co Ltd 制御装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990803