JPH11105778A - 自転車用補助駆動モータの制御装置 - Google Patents

自転車用補助駆動モータの制御装置

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JPH11105778A
JPH11105778A JP9269815A JP26981597A JPH11105778A JP H11105778 A JPH11105778 A JP H11105778A JP 9269815 A JP9269815 A JP 9269815A JP 26981597 A JP26981597 A JP 26981597A JP H11105778 A JPH11105778 A JP H11105778A
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JP9269815A
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Katsutoshi Ota
勝利 大田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L50/00Electric propulsion with power supplied within the vehicle
    • B60L50/50Electric propulsion with power supplied within the vehicle using propulsion power supplied by batteries or fuel cells
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    • B60L2200/12Bikes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補助駆動ユニット付き自転車において、バッ
テリの消費を抑え、一回充電当たりの稼動時間を長くす
る。 【解決手段】 バッテリ77を電源としてモータ31に
より補助駆動を発生させる補助駆動ユニットをそなえた
自転車において、運転者の踏力の負荷変動を検出する足
踏みトルク検出機構81と、足踏みトルク検出機構81
より検出された運転者の踏力の負荷変動に対応してパル
ス幅変調信号を出力するパルス幅変調回路63と、パル
ス幅変調回路63からのパルス幅変調信号によりスイッ
チングをしてモータ31へパルス幅変調電流を供給する
出力トランジスタ64とをそなえて自転車用補助駆動モ
ータの制御装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリ駆動車
(バッテリを電源とする車両等)において変動負荷を駆
動するモータの制御装置に関し、特に自転車用補助駆動
モータの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バッテリを電源とした電動車両
(バッテリ駆動車)において、アクセル等の操作により
頻繁に負荷が変動する場合には、直流モータに電源を接
続して連続して電流を流すことにより、モータの駆動制
御をしていた。このようなモータの駆動制御の例として
は、特開昭57−202802号公報に従来例として記
載された技術がある。この技術はバッテリフォークリフ
ト等のバッテリ駆動車の加速制御装置に関するものであ
る。ここで、図6はかかる加速制御装置に用いられる従
来の直流モータの制御回路図、図7は図6に示す制御回
路における加速時の電流波形を示す図である。
【0003】運転者がアクセルペダルを踏み込むと、図
6に示すように、アクセルユニット01からアクセルペ
ダルの踏み込み量に応じた電圧信号が出力される。この
電圧信号が抵抗R1 を介してトランジスタ02のベース
に入力されると、トランジスタ02の出力側はベースに
入力された電圧信号に応じた電流を流す。すると、電流
指令回路03はトランジスタ02の出力側の電流の大き
さに応じた信号を点弧制御回路04に送り、点弧制御回
路04はこの信号に応じてメインサイリスタチョッパ回
路05の点弧角を調整し、モータ07の回転を制御す
る。
【0004】また、切替スイッチ06は、トランジスタ
02の出力電流の最大値を設定するもので、切替スイッ
チ06がオフのときの最大電流をIE 、オンのときの最
大電流をIP とするとIP (IP >IE )となり、これ
らの最大電流IE ,IP の値は、抵抗R3 ,R4 の値に
よって調整可能である。このように切替スイッチ06に
よってモータに供給する最大電流をIE からIP へ切り
替えることにより、モータの駆動制御をエコノミー運転
からパワー運転に切り替えられるようになっている。
【0005】ところが、上述のような従来のバッテリ駆
動車の加速制御装置では、アクセルの踏み込み時に、ト
ランジスタ02の出力電流が、図7に示すように急激に
立ち上がるため、発進時の衝撃が大きく、加えて、電流
消費が増大するためバッテリの消費が速く、バッテリ駆
動車の一回充電当たりの稼働時間が短くなるという課題
があった。
【0006】このため、前記の特開昭57−20280
2号公報では、このような出力電流の急激な立ち上がり
を防止するため、電流回路に並列に抵抗を入れ、この抵
抗回路を切り換えることにより段階的に電流を増減でき
るようにして電流のピークを緩和する方式が提案されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような方式においても、モータに電流を連続して流して
変動負荷を駆動する場合は、モータの電力効率の悪い低
速の範囲では電流損失が大きくなり、したがって、バッ
テリの消費が速くなるという課題があった。特に、補助
駆動ユニット付き自転車の場合は、負荷の変動が大きい
ため、従来のような制御装置を適用した場合は一回充電
当たりの稼動時間が短くなり、補助駆動モータによるア
シスト運転に支障をきたすことになる。
【0008】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、補助駆動ユニット付き自転車において、バッ
テリの消費を抑え、一回充電当たりの稼動時間を長くで
きるようにした、自転車補助駆動モータの制御装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題に対し請求項
1記載の本発明の自転車用補助駆動モータの制御装置
は、バッテリを電源としてモータにより補助駆動を発生
させる補助駆動ユニットをそなえた自転車において、運
転者の踏力の負荷変動を検出する足踏みトルク検出機構
と、該足踏みトルク検出機構より検出された該運転者の
踏力の負荷変動に対応してパルス幅変調信号を出力する
パルス幅変調回路と、該パルス幅変調回路からの該パル
ス幅変調信号によりスイッチングをして該モータへパル
ス幅変調電流を供給する出力トランジスタとをそなえて
構成されていることを特徴としている。
【0010】請求項2記載の本発明の自転車用補助駆動
モータの制御装置は、請求項1記載の制御装置におい
て、該モータがアウタロータをそなえ、該モータ駆動電
流の振動に起因して発生する該モータのトルク変動を、
該モータのアウタロータの慣性により機械的に吸収する
ように構成されていることを特徴としている。請求項3
記載の本発明の自転車用補助駆動モータの制御装置は、
請求項1又は2記載の制御装置において、該バッテリか
ら該モータへの直列回路に該パルス幅変調電流を検出す
る電流センサをそなえるとともに、該パルス幅変調回路
が、該電流センサにより検出された該パルス幅変調電流
に基づいて該パルス幅変調信号をフィードバック制御す
るように構成され、該電流センサが、該パルス幅変調信
号に同調した検出タイミングで、該パルス幅変調信号が
オフのタイミングにのみ該パルス幅変調電流を検出する
ように構成されていることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明すると、図1〜図5は、本発明の一実施
形態の自転車用補助駆動モータの制御装置について示す
図である。まず、本実施形態の自転車用補助駆動モータ
の制御装置が適用される補助駆動ユニット付き自転車に
ついて説明すると、図4はその構成を示す模式的側面図
であり、図5はその動力伝達及び制御系統を示す機能ブ
ロック図である。
【0012】図4に示すように、本実施形態にかかる補
助駆動ユニット付き自転車16は、一般の自転車(パワ
ーアシストなしの自転車)と同様なフレーム18をそな
え、このフレーム18に、モータ31(図5に示す)が
内蔵された補助駆動ユニット30と、モータ31の電源
となるバッテリ77と、運転者のペダルクランク15の
足踏みトルクに応じた補助トルク(足踏みトルクに所定
の比率を乗じたトルク)を発生させるようモータ31の
駆動制御を行なうコントローラ69とが取り付けられて
いる。
【0013】これにより、モータ31にて発生した補助
トルクは運転者のペダル15の足踏みトルクと共に、駆
動側チェンスプロケット4からチェン5を介して後輪1
7と一体回転する従動側チェンスプロケット2に伝えら
れ、後輪17を回転させ、運転者の負担を軽減するよう
になっている。また、駆動ユニット30の内部には足踏
みトルク検出機構81が内蔵されており、足踏みトルク
の大きさに比例した電気信号をコントローラ69に送る
ようになっている。さらに、駆動ユニット30のケーシ
ングには近接感応型の速度センサ89が取り付けられ、
その図示しない感知部は駆動ユニット30に内蔵された
動力伝達系の歯車の歯を検出するようになっており、単
位時間中に速度センサ89の感知部近傍を通過する歯車
の歯数を検出して駆動ユニット30の出力回転速度に置
き換えるようになっている。
【0014】次に図5を参照しながら、駆動ユニット3
0についての説明を行なう。図5に示すように、運転者
がペダルクランク15を踏み込むことにより入力された
足踏みトルクは、一方向クラッチ58及び足踏みトルク
検出機構81を経由して駆動側チェンスプロケット4を
回転させるようになっている。そして、駆動側チェンス
プロケット4の回転はチェン5を介して従動側チェンス
プロケット2に伝達され、従動側チェンスプロケット2
と同軸の後輪ハブに設けられた一方向クラッチ3を介し
て後輪17を回転させるようになっている。
【0015】一方、足踏みトルク検出機構81は足踏み
トルクに比例した電気信号を取り出し、コントローラ6
9に内蔵された演算回路90に送信するようになってい
る。この演算回路90は、足踏みトルクに補助率を乗じ
てモータが出力すべき補助トルクを算出し、コントロー
ラ69に内蔵された電力回路91を介してバッテリ77
から供給される電力を制御し、モータ31の回転制御を
行なうようになっている。そして、モータ31の回転
は、モータ31の図示しない出力軸に直結した減速機4
0によって所要の回転数まで落とされ、一方向クラッチ
55を介して駆動側チェンスプロケットに伝達され、運
転者の足踏みトルクに対する補助トルクが発生するよう
になっている。
【0016】足踏みトルク検出機構81が一定値以下の
足踏みトルクを検出したときは、演算回路90はモータ
31を停止するよう電力回路91に指示を送り、同様
に、速度センサ89が一定速度以上の速度を検出した場
合は、演算回路90はモータ31を停止するよう電力回
路91に指示を送るようになっている。また、自転車が
運転者の足踏みトルクだけで走行する場合は、一方向ク
ラッチ55にて回転が断たれ、駆動側チェンスプロケッ
ト4の回転がモータ31へ伝わることはないようになっ
ている。
【0017】次に本実施形態の自転車用補助駆動モータ
の制御装置について説明すると、図1は本実施形態の自
転車用補助駆動モータの制御装置の制御回路図であり、
図2(a)は図1の制御回路における自転車の駆動トル
クの時間変化を示す図、図2(b)はパルス幅変調(P
WM)信号の時間変化を示す図、図2(c)はモータへ
の出力電流(モータトルク)の時間変化を示す図であ
り、図2(a),(b),(c)の時間軸はそれぞれ対
応している。また、図3(a)は図2(c)の出力電流
の時間変化を示す図の拡大図であり、図3(b)は出力
電流と電流計測タイミングとの関係を示す図である。
【0018】まず、本自転車用補助駆動モータの制御装
置は、図1に示すように、コントローラ69と、コント
ローラ69に信号を入力するトルク下限・補助率設定手
段61と、足踏みトルク検出機構81と、速度センサ8
9と、モータ31と、バッテリ77とから構成されてい
る。なお、トルク下限・補助率設定手段61は、トルク
の下限F0 及び補助率ηを運転者により任意に設定でき
るようにそなえられたものである。また、このトルク下
限・補助率設定手段61の設定によっては、自転車16
の速度に応じて、補助率ηを変更することも可能であ
る。
【0019】さらに、コントローラ69は、演算回路9
0と電力回路91とで構成されており、演算回路90
は、比較回路62と制御回路(パルス幅変調回路)63
とをそなえ、電力回路91は、出力トランジスタ64と
電流センサ65と閉鎖回路66とをそなえている。演算
回路90について説明すると、比較回路62は、足踏み
トルク検出機構81で検出された足踏みトルク信号FL
が入力されるようになっている。そして、図2(a)に
示すように、この足踏みトルク信号FL をトルク下限・
補助率設定手段61を通じて予め決められたトルクの下
限F0 と比較し、下限F0 以上のトルク成分(FL −F
0 )に対して、トルク下限・補助率設定手段61を通じ
て設定された補助率η〔η=FM /(FL −F0 )<
1〕を掛けた値の信号(モータ出力信号FM )を制御回
路63に入力するようになっている。
【0020】制御回路63は、図2(b)に示すよう
に、比較回路62より入力されたモータ出力信号FM
PWM信号(PWM電圧VP )に変換し、電力回路91
にそなえられた出力トランジスタ64のベースに入力す
るようになっている。ただし、速度検出センサ89より
入力された補助駆動中の自転車16の速度が一定値以上
になった場合には、制御回路63はPWM電圧VP の出
力トランジスタ64への入力を中止してモータ31の駆
動を停止するようになっている。これにより、モータア
シスト走行で自転車16が過剰な速度とならないように
処理される。
【0021】次に電力回路91について説明すると、出
力トランジスタ64は、制御回路63より入力されたP
WM電圧VP によりバッテリ77からモータ31への直
列回路をスイッチングして、PWM電流IM をモータ3
1に供給するようになっている。つまり、PWM電圧V
P がオンのときにはスイッチをオンにして、モータ31
にバッテリ77から電圧を供給し、逆にPWM電圧VP
がオフのときにはモータ31への電圧供給を断つように
なっている。
【0022】このとき、PWM電圧VP がオフのときに
はモータ31へのバッテリ77からの電圧供給は断たれ
るが、出力トランジスタ64がオフしたときの電流遮断
によるモータ31電圧の急騰を避けるため、抵抗とフラ
イバックダイオードとを結合して構成された閉鎖回路6
6がモータ31に並列して設けられている。このため、
モータ31のインダクタンスにより、PWM電圧VP
オフになった後もPWM電流IM は直ぐには零とはなら
ずに閉鎖回路66に流れ、緩やかに下降していく。逆に
PWM電圧VP がオンになったときには、再びモータ3
1はバッテリ77からの電圧供給を受け、PWM電流I
M は急激に立ち上がる。
【0023】したがって、図2(b)に示すPWM電圧
P が出力トランジスタ64に入力されると、PWM電
流IM は上述のような変化を示しながら積算されてい
き、図2(c)の実線に示すように、概ねモータ出力信
号FM に対応した波形となる。このようにして、演算回
路90にて演算された通りの補助トルクがモータ31よ
り出力されるようになっている。
【0024】ところが、上述のようにPWM電流IM
PWM電圧VP のオン又はオフにともない急激な上昇又
は緩やかな下降を繰り返しながら推移していくため、P
WM電流IM の時間変化の曲線上には細かな振動が現れ
る。したがって、このPWM電流IM の時間変化の曲線
はそのままモータ31の出力軸トルクの時間変化に対応
しているため、モータ31の出力軸トルクも細かい振動
を伴うことになる。
【0025】そこで、本装置では、モータ31として慣
性の大きなアウタロータ型モータを採用している。つま
り、PWM電圧VP がオフになりPWM電流IM が緩や
かに下降するときの電気的時定数よりも、モータ31の
出力軸トルクの減少によりアウタロータの回転数が下降
するときの機械的時定数のほうが大きくなるようにし
て、PWM電流IM による出力軸トルクの振動成分を、
アウタロータの大きな慣性によって図2(c)の破線で
示すように緩和するようになっている。
【0026】電流センサ65は、バッテリ77からモー
タ31への直列回路上で、閉鎖回路66よりもモータ3
1側に設けられている。この電流センサ65はモータ3
1に供給されるPWM電流IM を検出して、制御回路6
3にフィードバック入力するようになっている。制御回
路63では、このフィードバック信号によりモータ31
に供給されるPWM電流IM が目標値に対して大きいか
小さいか(即ち、差があるか)等を判定し、もし、目標
値との間に差がある場合にはその差が零になるようにP
WM電圧VP の波形を修正するようになっている。
【0027】なお、この電流センサ65の検出タイミン
グは、PWM電圧VP に同調するように設定されてお
り、モータ31の作動信号が休止するタイミング(PW
M電圧VP がオフになったとき)にのみPWM電流IM
を検出して制御回路63にフィードバックするようにな
っている。つまり、図3(a),(b)に示すように、
出力トランジスタ64におけるスイッチングにおいて、
スイッチをオンしたときはPWM電流IM は急激に立ち
上がるのに対し、オフしたときは緩やかに下降するとい
う特性を利用したものであり、電流センサ65は、この
PWM電流IM が緩やかに下降するときにモータ31と
閉鎖回路66との間で流れるモータ31のインダクタン
スによるPWM電流IM を検出するようになっている。
そして、これにより、正確かつ安定したPWM電流IM
の計測値を得ることができるようになっている。
【0028】本発明の一実施形態としての自転車用補助
駆動モータの制御装置は、上述のように構成されている
ので、運転者がペダルクランク15を踏み込むと、足踏
みトルク検出機構81はこのときの足踏みトルクを検出
し、足踏みトルク信号FL を出力する。この足踏みトル
ク信号FL はコントローラ69に内蔵された演算回路9
0に入力される。
【0029】演算回路90では、比較回路62によっ
て、足踏みトルク検出機構81から入力された足踏みト
ルク信号FL を予め設定された下限F0 と比較し、下限
0 以上のトルク成分(FL −F0 )に補助率ηを掛け
て得られたモータ出力信号FMを制御回路63に入力す
る。そして、制御回路63によって、このモータ出力信
号FM をPWM信号(PWM電圧VP )に変換して、電
力回路91にそなえられた出力トランジスタ64へ入力
する。ただし、速度検出センサ89より入力された補助
駆動中の自転車16の速度が一定値以上になった場合に
は、PWM電圧V P の電力回路91への入力を中止して
モータ31の駆動を停止する。
【0030】制御回路63よりPWM電圧VP が入力さ
れると、出力トランジスタ64は、このPWM電圧VP
のオン,オフによってバッテリ77からモータ31への
直列回路をスイッチングし、モータ31にPWM電流I
M を供給する。このように、制御回路63より出力トラ
ンジスタ64へPWM電圧VP が入力され、このPWM
電圧VP がオフのときには出力トランジスタ64におい
てバッテリ77からモータ31への電力供給が断たれる
ため、バッテリ77の電力消費を抑えることができる。
さらに、出力トランジスタ64は飽和領域で動作するこ
とになるため、電流損失が少なく、さらにバッテリ77
の消費を抑えることができる。
【0031】また、このとき、PWM電流IM はPWM
電圧VP のオンにより急激に上昇しオフにより緩やかに
下降するため、PWM電流IM の波形上には細かな振動
が発生する。そして、これにともないモータ31の出力
軸トルクも細かく振動することになるが、モータ31は
慣性の大きなアウタロータ型であるため、この出力軸ト
ルクの振動成分は、アウタロータの大きな慣性によって
機械的に吸収される。したがって、運転者が出力軸トル
クに生じる細かな振動により違和感を感じることはな
い。
【0032】一方、電流センサ65は、モータ31の作
動信号が休止するタイミングで、つまりPWM信号がオ
フになったときに、モータ31と閉鎖回路66との間に
流れるPWM電流IM を検出し、制御回路63にフィー
ドバック入力する。これに対して制御回路63では、こ
のフィードバック信号によりモータ31に供給されるP
WM電流IM が目標値に対して大きいか小さいか等を判
定し、もし、目標値との間に差がある場合にはその差が
零になるようにPWM電圧VP の波形を修正する。
【0033】このように、電流センサ65は、PWM信
号がオフのタイミングにおいてPWM電流IM の検出を
行なうので、PWM電流IM が急激に上昇する領域を避
けて緩やかに下降する領域において検出を行うことがで
き、これにより、正確な電流測定と、高速度なフィード
バック制御が可能となる。また、足踏みトルク検出機構
81及び速度センサ89から入力される検出信号はデジ
タル信号であるが、これらの信号をD/A変換する必要
はなく、PWM信号に変換してデジタル信号のまま直接
制御することができるので、回路構成を簡単にすること
ができる利点もある。
【0034】
【発明の効果】上述のように、請求項1記載の本発明の
自転車用補助駆動モータの制御装置によれば、制御回路
より出力トランジスタへパルス幅変調信号が入力され、
このパルス幅変調信号がオフのときには出力トランジス
タにおいてバッテリからモータへの電力供給が断たれる
ため、バッテリの消費を抑えることができる。さらに、
出力トランジスタは飽和領域で動作することになるた
め、電流損失が少なく、さらにバッテリの消費を抑える
ことができる。
【0035】また、請求項2記載の本発明の自転車用補
助駆動モータの制御装置によれば、パルス幅変調信号に
よるスイッチングにより、パルス幅変調信号には細かな
振動が発生し、これによりモータの出力軸トルクにも細
かな振動が生じるが、モータは慣性の大きいアウタロー
タをそなえているため、高速運転時にはこのアウタロー
タのフライホイール効果により振動は機械的に吸収され
るので、運転者が出力軸トルクに生じる細かな振動より
違和感を感じることはない。
【0036】さらに、請求項3記載の本発明の自転車用
補助駆動モータの制御装置によれば、電流センサは、パ
ルス幅変調信号がオフのタイミングにおいてのみパルス
幅変調電流の検出を行なうので、パルス幅変調電流が急
激に上昇する領域を避けて緩やかに下降する領域におい
て検出を行うことができ、正確なパルス幅変調電流の測
定が可能となる。これにより、パルス幅変調回路は高精
度なパルス幅変調信号のフィードバック制御を行なうこ
とが可能になり、効率的なモータの出力制御が行うこと
ができ、さらにバッテリの消費を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての自転車用補助駆動
モータの制御装置の制御回路図である。
【図2】図1の制御回路における電気的特性を示す図で
あり、(a)は自転車の駆動トルクの時間変化を示す
図、(b)はパルス幅変調信号の時間変化を示す図、
(c)はモータへの出力電流(モータトルク)の時間変
化を示す図であり、(a),(b),(c)の時間軸は
それぞれ対応している。
【図3】電流計測のタイミングを示す図であり、(a)
は図2(c)の拡大図、(b)は出力電流と電流計測タ
イミングとの関係を示す図である。
【図4】本実施形態の自転車用補助駆動モータの制御装
置をそなえた補助駆動ユニット付き自転車の模式的側面
図である。
【図5】本実施形態の自転車用補助駆動モータの制御装
置をそなえた補助駆動ユニット付き自転車の動力伝達及
び制御系統を示す機能ブロック図である。
【図6】従来の直流モータの制御回路図である。
【図7】図6の制御回路における加速時の電流波形を示
す図である。
【符号の説明】
31 モータ 61 トルク下限・補助率設定手段 62 比較回路 63 制御回路(パルス幅変調回路) 64 出力トランジスタ 65 電流センサ 66 閉鎖回路 69 コントローラ 77 バッテリ 81 足踏みトルク検出機構 89 速度センサ 90 演算回路 91 電力回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリを電源としてモータにより補助
    駆動を発生させる補助駆動ユニットをそなえた自転車に
    おいて、 運転者の踏力の負荷変動を検出する足踏みトルク検出機
    構と、 該足踏みトルク検出機構より検出された該運転者の踏力
    の負荷変動に対応してパルス幅変調信号を出力するパル
    ス幅変調回路と、 該パルス幅変調回路からの該パルス幅変調信号によりス
    イッチングをして該モータへパルス幅変調電流を供給す
    る出力トランジスタとをそなえて構成されていることを
    特徴とする、自転車用補助駆動モータの制御装置。
  2. 【請求項2】 該モータがアウタロータをそなえ、 該モータ駆動電流の振動に起因して発生する該モータの
    トルク変動を、該モータのアウタロータの慣性により機
    械的に吸収するように構成されていることを特徴とす
    る、請求項1記載の自転車用補助駆動モータの制御装
    置。
  3. 【請求項3】 該バッテリから該モータへの直列回路に
    該パルス幅変調電流を検出する電流センサをそなえると
    ともに、 該パルス幅変調回路が、該電流センサにより検出された
    該パルス幅変調電流に基づいて該パルス幅変調信号をフ
    ィードバック制御するように構成され、 該電流センサが、該パルス幅変調信号に同調した検出タ
    イミングで、該パルス幅変調信号がオフのタイミングに
    のみ該パルス幅変調電流を検出するように構成されてい
    ることを特徴とする、請求項1又は2記載の自転車用補
    助駆動モータの制御装置。
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