JPH05321437A - タイル張設構築物 - Google Patents

タイル張設構築物

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JPH05321437A
JPH05321437A JP4158758A JP15875892A JPH05321437A JP H05321437 A JPH05321437 A JP H05321437A JP 4158758 A JP4158758 A JP 4158758A JP 15875892 A JP15875892 A JP 15875892A JP H05321437 A JPH05321437 A JP H05321437A
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靖 清野
Koji Kitahara
浩司 北原
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) [目的] 湿式に代る短期にして容易に設置することが
できるタイル張設構築物を提供する。 [構成] 弾性残存の硬質発泡系発泡樹脂製厚肉ブロッ
ク状の発泡ブロック基体10に,窯業タイル20を直付
け張設したタイル張設ユニットBを支柱枠40間に,そ
れぞれ介設枠41を介するように積上げ載設して構築物
Aを構成してある。窯業タイル20の張設は,凹凸嵌合
と弾性硬化型の接着層を介して,発泡ブロック基体10
に衝撃吸収可能に行い,発泡ブロック基体10と支柱枠
40及び介設枠41とはそれぞれこれらを溝内に収容す
るように係合してある。この構成により湿式におけると
同様な外観を有するタイル張設構築物Aを短期且つ容易
に得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,例えば塀,門柱等のエ
クステリア分野において用いられるタイル張設構築物に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種のタイル張設構築物は,一般に構
築現場においてコンクリート乃至コンクリートブロック
製の張設基体を現場施工によって設置した後,モルタル
下地層とモルタル張付層を介して窯業タイルをモルタル
によって張設するようにした湿式によるものとされる。
【0003】また,例えば建物の外壁仕上げに典型的で
あるように,セメント系,圭酸カルシウム系等の下地パ
ネルに対して窯業タイルを接着剤を用いて張設するよう
にした乾式のものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら湿式によ
る場合,湿式であることによって長い工事期間が必要と
なり,また工事のための作業は煩雑となるという問題点
を有する。
【0005】また,上記乾式のタイル張設を適用してこ
の種構築物を構成しようとしても,下地パネルを固定す
るために,結局コンクリート等の躯体を現場施工によっ
て設置することが必要であり,同様の問題点を有するこ
とになる。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で,その解決課題とする処は,乾式によって短期且つ容
易に設置することができ,また,必要に応じてユニット
化することができるタイル張設構築物を提供するにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題に添い,本発明
は上下方向に分割区分した弾性残存の硬質発泡系発泡樹
脂製厚肉ブロック状の発泡ブロック基体に対して窯業タ
イルを衝撃吸収可能に直付け張設するようにし,また発
泡ブロック基体の積上げ載設を介設枠を介して行うとと
もにその側端部に支柱枠を配設して構築物とするもので
あって,即ち本発明は,正背面に水平平行所定間隔多数
の嵌合凹凸を刻設配置したタイル張設面を,左右側面に
支柱枠係合部を,上下面又はその一方に介設枠係合部を
それぞれ具備して弾性残存の硬質発泡系発泡樹脂製厚肉
ブロック状とし且つ最下位側下端を幅厚帯状に地中埋込
みして上下方向に積上げ載設するようにした同幅同厚複
数の発泡ブロック基体と,上記嵌合凹凸に弾発嵌合する
とともに弾性硬化型の接着層を介して上記タイル張設面
に衝撃吸収可能に直付け張設した多数の窯業タイルと,
上記発泡ブロック基体間一連となるように支柱枠係合部
に係合立設した支柱枠と,上記発泡ブロック基体間に介
設し介設枠係合部に係合横設した介設枠とを備えてなる
ことを特徴とするタイル張設構築物(請求項1),請求
項1の最下位側の発泡ブロック基体にタイル張設面と区
画し該タイル張設面下位に位置するように幅厚帯状の地
中埋込部を追加的に備えてなることを特徴とするタイル
張設構築物(請求項2),請求項1又は2の支柱枠係合
部又は介設枠係合部を面内中間位置に配置した長手方向
長尺の溝条とし,支柱枠又は介設枠を溝条内収容状に形
成してなることを特徴とするタイル張設構築物(請求項
3),請求項1乃至3の支柱枠を発泡ブロック基体間又
はこれと窯業系端枠材との連結用の介設支柱枠としてな
ることを特徴とするタイル張設構築物(請求項4),請
求項1乃至4の支柱枠係合部を左右側面の一方又は双方
に代えて又はこれとともにタイル張設面端部の正面又は
背面位置に具備してなることを特徴とするタイル張設構
築物(請求項5)及び請求項1乃至5の発泡ブロック基
体を予めタイル張設面に窯業タイルを直付け張設したタ
イル張設ユニットとして構成してなることを特徴とする
タイル張設構築物(請求項6)に係り且つこれらをそれ
ぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたもので
ある。
【0008】
【実施例】以下実施例を示す図面に従って本発明を更に
具体的に説明すれば,図1乃至図4においてAは門柱を
構成するようにしたタイル張設構築物,10は発泡ブロ
ック基体,20は窯業タイル,40は支柱枠,41は介
設枠をそれぞれ示す。
【0009】発泡ブロック基体10は,正背面にタイル
張設面11を,左右側面に支柱枠係合部15を,上下面
又はその一方に介設枠係合部16をそれぞれ具備した,
例えば横幅1m,高さ35cm,奥行20cmにして中実の
厚肉ブロック状のものとしてあり,タイル張設構築物A
は,この発泡ブロック基体10を上下方向に積上げ載設
するように,本例において同幅同厚にして,更に同高さ
とした多数のものを用いるものとしてある。
【0010】各発泡ブロック基体10は,弾性を残存し
た硬質発泡系発泡樹脂製のものとしてあり,本例にあっ
てこれら発泡ブロック基体10は,いずれも独立気泡に
して断熱材,敷板等に用いられる,例えばJIS A9
511の押出法ポリスチレンフォームを用いて構成せし
めてある。
【0011】本例において,タイル張設面11は,各発
泡ブロック基体10の正背面全面に亘るように形成され
ているが,最下位に位置する最下位側の発泡ブロック基
体10にあっては,正背面の上方にこのタイル張設面1
1を形成する一方,その下位には,該タイル張設面11
と区画して,幅厚帯状フラット面となるように設置した
地中埋込部17を追加的に備えたものとしてある。
【0012】タイル張設面11は,例えばいずれも溝深
さを10mm,溝幅を24mm及び13mmで対とする嵌合溝
条13及びその間の対接突条14とによる嵌合凹凸12
を刻設配置して構成せしめてある。
【0013】窯業タイル20は,例えば横幅23cm弱,
高さ7cm強にして,目地面21を兼ねて段差状となるよ
うに上端背面に突出した,突出高さ24mmの目地嵌合突
条22と,上下中間位置に上記目地嵌合突条22と面一
となるように突出した突出高さ13mmの嵌合突条23と
を備えたものとしてある。
【0014】本例にあって窯業タイル20は,発泡ブロ
ック基体10のタイル張設面11に,予め工場出荷段階
で直付け張設することによって,タイル張設ユニットB
を構成せしめたものとしてあり,このタイル張設ユニッ
トBを現場搬入して構築物Aを形成するものとしてあ
る。
【0015】直付け張設は,窯業タイル20の目地嵌合
突条22及び嵌合及び嵌合突条23をそれぞれ上記発泡
ブロック基体10におけるタイル張設面11の各嵌合溝
条13に嵌入し,その嵌合凹凸12に対して弾発嵌合す
ることによって行うとともに,タイル張設面11全面に
塗布した接着剤による接着層30を介して行うものとし
てある。
【0016】このとき嵌合溝条13と目地嵌合突条22
及び嵌合突条23とは,その寸法を24mm,13mmと一
致したものとしてあるが,上記発泡ブロック基体10は
それ自体弾性残存の硬質発泡系のものとしてある一方
で,窯業タイル20は,焼成に起因する寸法誤差や長手
方向の反りを有しているので,これらによるバラツキを
前提にして上記嵌入を行えば,上記寸法の一致条件下に
おいても,窯業タイル20の嵌合は弾発的のものとな
り,一般にこの弾発嵌合は,窯業タイル20側のバラツ
キを利用することによって行い得る。
【0017】更に直付け張設はタイル張設面11に衝撃
吸収可能に行ってあり,このために接着層30は弾性硬
化型のものとしてあり,本例にあってこの接着層30
は,1液湿気硬化型ウレタン系接着剤を用いることによ
って形成せしめてある。
【0018】構築物Aは,発泡ブロック基体10間の介
設枠41を各介設枠係合部16に係合するとともに,両
端を画するように立設した支柱枠40間に,それぞれ発
泡ブロック基体10の支柱枠係合部15を係合して,タ
イル張設ユニットBを落し込み状に積上げ載設すること
によって構成せしめてある。
【0019】支柱枠係合部15及び介設枠係合部16
は,それぞれ設置面の面内中央縦方向又は横方向一連に
刻設した溝条としてあり,支柱枠40及び介設枠41
は,いずれも嵌入して発泡ブロック基体10の端部側に
おける芯をなすようにした嵌入条42を各一対備えたア
ルミ押出材製のものとしてあり,これによって支柱枠係
合部15及び介設枠係合部16は,それぞれ溝条内収容
状に受入れるように,立設した支柱枠40及び横設した
介設枠41と係合して,いずれもタイル張設ユニットB
の前後左右の移動を防止し,載設状態を維持するように
強固且つ安定した保持固定を行うようにしてある。
【0020】このとき最下位のタイル張設ユニットB
は,その地中埋込部17を地中に埋設してタイル張設面
11が地表に突出するように発泡ブロック基体10を位
置せしめて固定してあり,これによって構築物Aの埋込
み基礎を構成するようにしてある。埋設は,底面に割栗
石を敷設した溝穴に地中埋入部17を挿入した上,コン
クリートを流し込むことによって行ってある。
【0021】図中18は発泡ブロック基体10のタイル
張設面11に部分的に透孔を刳貫いて嵌設したタイル張
設ユニットBの郵便受,50は支柱枠40の嵌入条を同
じく受入れて側端を被覆するように立設した窯業系端枠
材,51は支柱枠40に設けたタッピングホールにネジ
止めしてこれら支柱枠40上端に配設した笠木受材,5
2はこの笠木受材51にスナップイン固定するように上
端を被覆するように載設した飾り笠木を示す。
【0022】図5及び図6は,同じくタイル張設ユニッ
トBによるタイル張設構築物Aによって塀を構成した例
を示したもので,図5は上記と同一構成の発泡ブロック
基体10を用い,各タイル張設ユニットBを水平方向に
上記支柱枠40を介して連結した例であり,また図6
は,同じく上記と同一構成の所定位置の発泡ブロック基
体10のタイル張設面11端部の正面又は背面位置に追
加的に支柱枠係合部15を設け,上記支柱枠40によっ
てタイル張設ユニットBを折曲連結するようにし,更に
本例は一方側面の支柱枠係合部15に加えて,この側面
に併せてタイル張設面11を形成し,同様にこれに窯業
タイル20を直付け張設するようにした例である。
【0023】以上の例によれば,いずれも全体に窯業タ
イル20を張設し,目地面21を備えたタイル張設構築
物Aを,湿式におけると同様の外観をもって極めて短期
且つ簡易に設置することができる。
【0024】図示した例は以上のとおりとしたが,タイ
ル張設構築物は,発泡ブロック基体を上下方向に積上げ
載設した後に窯業タイルを順次直付け張設するようにし
た現場施工型のものとして構成することができ,またこ
の場合及び上記タイル張設ユニットとする場合を含め
て,発泡ブロック基体の積上げ部位をカバーして上下の
発泡ブロック基体に亘るように窯業系タイルを直付け張
設することが可能であり,これにより構築物としての一
体性を向上し得る。後者の場合,この窯業タイル張設に
限って現場で行うようにすればよい。
【0025】また発泡ブロック基体は,支柱枠係合部と
ともに嵌合凹凸を設けて両側面に窯業タイルを上記直付
け張設するようにし,更には最上位の発泡ブロック基体
の頂面においても同様にして,両側面或いは頂面を追加
的に窯業タイル張設のものとして構成してもよい。この
とき,支柱との係合は,支柱係合部を面内中間位置の溝
条とするとともにその位置を内方にずらして,溝条に合
わせた支柱を溝条内収容状とすることにより,窯業タイ
ルの張設が可能となる。
【0026】発泡ブロック基体は,同幅同厚複数のもの
であれば,もとより高さを相互に異ならしめたものとす
ることができ,従って,例えば構築物高さを2乃至3分
割したものとしてもよい。しかしながら,上記例による
発泡ブロック基体のものは,これに窯業タイルを張設し
たタイル張設ユニットとした場合,その重量は16kg程
度のものとなり,人手による積上げ載設が極めて容易化
するので,上記ユニットとするには,この重量を適宜に
設定した上,発泡ブロック基体の寸法及び数を定めるの
がよい。
【0027】上記発泡ブロック基体は,最下位側のもの
にあって地中埋込部をタイル張設面と区画して備えたも
のとしたが,これは,例えば他の発泡ブロック基体と共
通化して,正背面に全面に設けたタイル張設面下方を部
分的に兼用するようにして,該部分を地中に埋込むよう
にしてもよい。
【0028】発泡ブロック基体の材質は,独立気泡にし
て変形に対する抵抗が比較的大きく基体としての強度を
確保し,弾性を残存したものとすれば,他の材質,例え
ばポリエチレン樹脂等の硬質発泡系のものとしてもよ
い。
【0029】発泡樹脂製であるため,発泡ブロック基体
は一般に耐候性を左程期待し難いので,この発泡ブロッ
ク基体は直接の露出部分を残さないように可及的に被覆
したものとすることが必要である。このため,例えば窯
業タイル間に目地を形成する場合,上記の如く目地面を
窯業タイルに設置するようにしたり,また目地材を窯業
タイル間に挿入固定したりすることが好ましい。
【0030】更に,タイル張設面に対する窯業タイルの
弾発嵌合のために,必要に応じてタイル張設面嵌合凹凸
の設定相対寸法を窯業タイルに対してやや小さくするこ
と,抜け止めのために更に,例えばリブと溝とによる係
止手段を嵌合面に設けること,硬質硬化型を避けて接着
層を他の種類による弾性硬化型の接着剤によって形成す
ること,支柱枠又は介設枠をタイル張設面に至らないよ
うに発泡ブロック端部受入れ状のものとすること等を含
めて,本発明の実施に当って発泡ブロック基体,窯業タ
イル,支柱枠,介設枠の具体的形状,材質,構造,これ
らの関係等は,上記発明の要旨に反しない限り様々に変
更することができ,以上に説明したものに殊更限定する
には及ばない。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上のとおり,正背面に水平平
行所定間隔多数の嵌合凹凸を刻設配置したタイル張設面
を,左右側面に支柱枠係合部を,上下面又はその一方に
介設枠係合部をそれぞれ具備して弾性残存の硬質発泡系
発泡樹脂製厚肉ブロック状とし且つ最下位側下端を幅厚
帯状に地中埋込みして上下方向に積上げ載設するように
した同幅同厚複数の発泡ブロック基体と,上記嵌合凹凸
に弾発嵌合するとともに弾性硬化型の接着層を介して上
記タイル張設面に衝撃吸収可能に直付け張設した多数の
窯業タイルと,上記発泡ブロック基体間一連となるよう
に支柱枠係合部に係合立設した支柱枠と,上記発泡ブロ
ック基体間に介設し介設枠係合部に係合横設した介設枠
とを備えてなることを特徴とするから,硬質発泡系の発
泡樹脂製厚肉ブロック状であることにより,軽量で,強
度に優れた発泡ブロック基体を用いて,これに窯業タイ
ルを直付け張設してなる湿式におけると同様な乾式のタ
イル張設構築物を提供することができる。
【0032】またその工事は,支柱枠と介設枠を用いて
発泡ブロック基体を積上げ載設するとともに窯業タイル
を直付け張設すればよく,従って短期且つ容易にこれを
行うことができる。
【0033】このとき発泡ブロック基体は一部これを地
中に埋込みするが,該発泡ブロック基体は,それ自体地
中の水分等で腐食等の劣化を招いたりすることがなく,
基体としての耐久性を充分に確保することができる。
【0034】窯業タイルの直付け張設は,タイル張設面
に衝撃吸収可能になされるから,窯業タイルが衝撃を受
けても,タイル張設面が裏打ち状にこの衝撃を吸収する
ことになり窯業タイルの破損を防止するとともに接着層
は弾性硬化型のものとしたから,衝撃によりこれが破壊
して窯業タイルの剥落を招いたりすることを確実に防止
できる。
【0035】更に発泡ブロック基体は切断,刳貫きが可
能であるので,現場に応じて対応することができるとと
もに,門柱として郵便受,塀としてフェンス等を設置で
き,また発泡ブロック基体は支柱枠及び介設枠と係合し
て積上げ載設されるから,これらにより前後左右の移動
を防止して,転倒したり,外れたりすることなく強固且
つ安定した保持固定を行うことができる。
【0036】請求項2は,上記最下位側の発泡ブロック
基体にタイル張設面と区画し該タイル張設面下位に位置
するように幅厚帯状の地中埋込部を追加的に備えてなる
ことを特徴とするから,上記に加えて地中埋込みのため
の基準出しが容易となる。
【0037】請求項3は,上記支柱枠係合部又は介設枠
係合部を面内中間位置に配置した長手方向長尺の溝条と
し,支柱枠又は介設枠を溝条内収容状に形成してなるこ
とを特徴とするから,同様に上記に加えてこれら支柱枠
や介設枠が表面に露出するのを防止して外観を湿式と同
一としたタイル張設構築物とすることができる。
【0038】請求項4は,上記支柱枠を発泡ブロック基
体間又はこれと窯業系端枠材との連結用の介設支柱枠と
してなることを特徴とするから,同様に上記に加えて側
方に連結延設し,或いは側端を窯業系端枠材で被覆処理
したタイル張設構築物とすることができる。
【0039】請求項5は,上記支柱枠係合部を左右側面
の一方又は双方に代えて又はこれとともにタイル張設面
端部の正面又は背面位置に具備してなることを特徴とす
るから,同じく上記に加えて,L字状の連結延設が可能
なタイル張設構築物とすることができる。
【0040】また請求項6は,上記発泡ブロック基体を
予めタイル張設面に窯業タイルを直付け張設したタイル
張設ユニットとして構成してなることを特徴とするか
ら,同じく上記に加えて工事を一層容易化することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図1 タイル張設構築物の分解斜視図 図2 タイル張設構築物の縦断面図 図3 タイル張設構築物の横断面図 図4 発泡ブロック基体と窯業タイルとの関係を示す一部拡大
縦断面図 図5 タイル張設構築物の連結状態の例を示す横断面図 図6 同じくタイル張設構築物の連結状態の例を示す横断面図
【符号の説明】
A タイル張設構築物 B タイル張設ユニット 10 発泡ブロック基体 11 タイル張設面 12 嵌合凹凸 15 支柱枠係合部 16 介設枠係合部 17 地中埋込部 20 窯業タイル 30 接着層 40 支柱枠 41 介設枠 50 端枠材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04C 1/40 G 7904−2E E04F 13/14 103 F 7023−2E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正背面に水平平行所定間隔多数の嵌合凹
    凸を刻設配置したタイル張設面を,左右側面に支柱枠係
    合部を,上下面又はその一方に介設枠係合部をそれぞれ
    具備して弾性残存の硬質発泡系発泡樹脂製厚肉ブロック
    状とし且つ最下位側下端を幅厚帯状に地中埋込みして上
    下方向に積上げ載設するようにした同幅同厚複数の発泡
    ブロック基体と,上記嵌合凹凸に弾発嵌合するとともに
    弾性硬化型の接着層を介して上記タイル張設面に衝撃吸
    収可能に直付け張設した多数の窯業タイルと,上記発泡
    ブロック基体間一連となるように支柱枠係合部に係合立
    設した支柱枠と,上記発泡ブロック基体間に介設し介設
    枠係合部に係合横設した介設枠とを備えてなることを特
    徴とするタイル張設構築物。
  2. 【請求項2】 請求項1の最下位側の発泡ブロック基体
    にタイル張設面と区画し該タイル張設面下位に位置する
    ように幅厚帯状の地中埋込部を追加的に備えてなること
    を特徴とするタイル張設構築物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の支柱枠係合部又は介設
    枠係合部を面内中間位置に配置した長手方向長尺の溝条
    とし,支柱枠又は介設枠を溝条内収容状に形成してなる
    ことを特徴とするタイル張設構築物。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の支柱枠を発泡ブロック
    基体間又はこれと窯業系端枠材との連結用の介設支柱枠
    としてなることを特徴とするタイル張設構築物。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の支柱枠係合部を左右側
    面の一方又は双方に代えて又はこれとともにタイル張設
    面端部の正面又は背面位置に具備してなることを特徴と
    するタイル張設構築物。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の発泡ブロック基体を予
    めタイル張設面に窯業タイルを直付け張設したタイル張
    設ユニットとして構成してなることを特徴とするタイル
    張設構築物。
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