JPH05320027A - 毛髪化粧料組成物及びそれを用いた発泡性毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料組成物及びそれを用いた発泡性毛髪化粧料

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JPH05320027A
JPH05320027A JP15010192A JP15010192A JPH05320027A JP H05320027 A JPH05320027 A JP H05320027A JP 15010192 A JP15010192 A JP 15010192A JP 15010192 A JP15010192 A JP 15010192A JP H05320027 A JPH05320027 A JP H05320027A
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cosmetic composition
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Naoki Suzuki
直樹 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 陽イオン性界面活性剤、オルガノポリシロキ
サン及び一般式 【化1】 (R1はC8〜24の炭化水素基、R2はC1〜3のアルキル
基又はヒドロキシアルキル基、nは0〜5)で表わされ
るアミンオキシドを含有する毛髪化粧料組成物、及びこ
の組成物と常圧での沸点が0〜40℃の液状有機物とを
伸縮性加圧容器に封入して成る使用時に発泡を開始する
発泡性毛髪化粧料。 【効果】 使用時にのびが良く、ふくよかな感触を付与
し、かつ仕上り後の毛髪に滑らかな感触を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用時における毛髪の
ふくよかさ付与等に特徴を有する新規な毛髪化粧料組成
物及びそれを用いた発泡性毛髪化粧料に関する。さらに
詳しくいえば、使用時においてはのび及びふくよかな感
触の付与に優れ、かつ仕上り後の毛髪に対しては滑らか
な感触の付与を約束する、ヘアブロー、ヘアクリーム、
ヘアリンス、ヘアトリートメントなどに有効に利用でき
る毛髪化粧料組成物及びこのものを含有し、かつ使用時
に発泡を開始することにより、毛髪へののびをさらに向
上させた毛髪化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、毛髪は分泌された皮脂などに覆わ
れているが、石けんや合成系の洗浄剤で洗髪すると皮脂
は必要以上に除去され、その結果洗髪後の毛髪は滑らか
さが失われ、パサパサした硬い感触となり、ブラシの通
りが悪くなって枝毛が生じやすくなる。
【0003】したがって、このような洗髪後の不都合を
解決するために、各種のヘアリンスやヘアトリートメン
トが洗髪後の毛髪処理剤として使用されている。これら
のヘアリンスやヘアトリートメントの多くは、ジアルキ
ルジメチルアンモニウムクロリドやアルキルトリメチル
アンモニウムクロリドなどの第四級アンモニウム塩を主
成分としている。これらの成分は、洗髪後の毛髪のキシ
ミ等の防止にある程度の効果が期待できるので好んで用
いられているが、使用時における毛髪のふくよかな仕上
り後の滑らかさにまだまだ難があり、さらに改善された
ものが求められている。
【0004】また、近年、おしゃれ意識の高揚とともに
ヘアドライヤーなどの熱器具、ヘアパーマ、ヘアカラー
などの薬剤の使用が多くなってきており、その結果毛髪
が損傷を受ける頻度が高くなってきている。毛髪の損傷
は毛髪の滑らかさを低下させ、ブラシ通りを悪くする。
【0005】このようなブラシ通りを改善するために、
毛髪に滑らかさを付与する成分を上述の第四級アンモニ
ウム塩と併用することが試みられている。その代表的な
成分はオルガノポリシロキサンを併用すると、使用時に
おける毛髪へののびが不十分になるとともに、使用時に
おける毛髪のふくよかさが劣化するという別の不都合が
生じてくる。
【0006】また、ヘアリンスやヘアトリートメントの
効果を補ったり、ヘアスタイル作りの際のブラッシング
やドライヤーによる損傷を防止するため、ヘアブロー剤
やヘアクリームなどのすすがないタイプの毛髪化粧料が
使用されている。このような毛髪化粧料においても、の
びとふくよかさが良いこと、髪を滑らかに仕上げること
は重要な課題である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとでなされたものであって、使用時における良
好なのびとふくよかな感触の付与とに優れ、かつ仕上り
後の毛髪に滑らかな感触を付与することができる毛髪化
粧料組成物、及びそれを用いた発泡性の毛髪化粧料を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記目的を
達成するために鋭意研究を重ねた結果、陽イオン性界面
活性剤、オルガノポリシロキサン及び特定のアミンオキ
シドを含有する組成物が使用時にのびが良く、ふくよか
な感触を付与し、かつ仕上り後の毛髪に滑らかな感触を
付与しうること、及びこの組成物と特定の沸点の液状有
機物質とを伸縮性加圧容器に封入した毛髪化粧料は、使
用時に発泡を開始することにより、毛髪へののびがより
良好であることを見出し、この知見に基づいて本発明を
完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、(A)陽イオン性界
面活性剤、(B)オルガノポリシロキサン及び(C)一
般式
【化3】 (式中のRは炭素数8〜24の炭化水素基、Rは炭
素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、n
は0又は1〜5の整数である)で表わされるアミンオキ
シドの中から選ばれた少なくとも1種を含有することを
特徴とする毛髪化粧料組成物、及びこの組成物と常圧で
の沸点が0〜40℃の液状有機物とを伸縮性加圧容器に
封入して成る使用時に発泡を開始する発泡性毛髪化粧料
を提供するものである。
【0010】本発明の毛髪化粧料組成物において、
(A)成分として用いられる陽イオン性界面活性剤とし
ては、従来毛髪化粧料において慣用されているもの、例
えば、セチルトリメチルアンモニウムブロミド、ステア
リルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメ
チルアンモニウムメチルサルフェート、ジステアリルジ
メチルアンモニウムクロリド、ジオレイルジメチルアン
モニウムブロミド、セチルベヘニルジメチルアンモニウ
ムメチルサルフェート、ステアリルジメチルベンジルア
ンモニウムクロリドなどの第四級アンモニウム塩、ステ
アロイルリジンブチルエステル・塩酸塩、N‐ヤシ油脂
肪酸アシルL‐アルギニンエチル・DL‐ピロリドンカ
ルボン酸塩、ラウロイル‐オルニチンプロピルエステル
・酢酸塩などのモノ‐N‐長鎖アシル塩基性アミノ酸低
級アルキルエステル塩、デシルグアニジン酢酸塩、2‐
グアニジノエチルラウリルアミド塩酸塩、2‐グアニジ
ノブチルステアロアミド・DL‐ピロリドンカルボン酸
塩などのグアニジン誘導体などが挙げられる。これらの
陽イオン性界面活性剤は1種用いてもよいし、2種以上
を組み合わせて用いてもよい。
【0011】本発明組成物において、(B)成分として
用いられるオルガノポリシロキサンとしては、従来化粧
品に慣用されているもの、例えばメチルポリシロキサ
ン、高重合メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリ
シロキサン、ジメチルシロキサン・メチルアルキロキシ
シロキサン共重合体、メチルハイドロジエンポリシロキ
サン、シリコーン樹脂、ジメチルシロキサン・メチル
(アミノアルキル)シロキサン共重合体、ジメチルシロ
キサン・メチル(カルボキシアルキル)シロキサン共重
合体、ジメチルシロキサン・メチル(ヒドロキシアルキ
ル)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチル
(ポリオキシアルキレン)シロキサン共重合体などが挙
げられるが、これらの中で特に水不溶性のメチルポリシ
ロキサン及びメチルフェニルポリシロキサンが好適であ
る。これらのオルガノポリシロキサンは1種用いてもよ
いし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0012】該オルガノポリシロキサンとして水不溶性
のメチルポリシロキサンやメチルフェニルポリシロキサ
ンを用いる場合、これらを組成物中に均質に配合するた
めに、有機概念図上のαが5〜25℃である非イオン性
界面活性剤を含有させるのが望ましい。このような非イ
オン性界面活性剤としては、例えばイソステアリン酸2
‐ヘキサデシル、2‐エチルヘキサン酸セチル、ジステ
アリン酸プロピレングリコール、ミリスチン酸イソプロ
ピル、ジステアリン酸ジエチレングリコール、モノステ
アリン酸プロピレングリコール、コレステロール、ポリ
オキシエチレン(3)トリイソステアリン酸グリセリル
などが挙げられる。これらの中で特に、ミリスチン酸イ
ソプロピル、モノステアリン酸プロピレングリコールを
代表とするアルコールのモノ脂肪酸エステルが好まし
い。
【0013】本発明組成物においては、(C)成分とし
て一般式
【化4】 (式中のR、R及びnは前記と同じ意味をもつ)で
わ表されるアミンオキシドが用いられる。前記一般式
(I)におけるRの炭素数8〜24の炭化水素基は直
鎖状のものでも分枝鎖を有するものでもよく、また、飽
和のものであってもよいし、不飽和のものであってもよ
い。このようなアミンオキシドとしては、例えばデシル
プロピルメチルアミンオキシド、ラウリルジメチルアミ
ンオキシド、ステアリルジメチルアミンオキシド、オレ
イルジメチルアミンオキシド、ドコセニルジメチルアミ
ンオキシド、イソステアリルジメチルアミンオキシド、
ポリオキシエチレン(3)ステアリルジメチルアミンオ
キシド、ステアリルジエタノールアミンオキシドなどが
挙げられるが、これらの中で一般式
【化5】 (式中のRは炭素数8〜18の直鎖状アルキル基であ
る)で表わされる化合物が好適である。これらのアミン
オキシドは1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせ
て用いてもよい。
【0014】本発明組成物には、所望に応じ、従来毛髪
化粧料に慣用されている各種の添加成分、例えば溶剤、
油分、乳化剤、増粘剤、湿潤剤、ふけ止め剤、酸化防止
剤、キレート剤、紫外線吸収剤、香料、着色料などを配
合することができる。該溶剤としては、例えばエタノー
ル、1,3‐ブチレングリコール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、グリセリンなどを用いるこ
とができる。油分としては、従来毛髪化粧料に慣用され
ているもの、例えばマイクロクリスタンワックス、パラ
フィンワックス、ラノリン油、ビーズワックス、ジャパ
ンワックス、ショ糖ワックスなどのワックス類、流動パ
ラフィン、α‐オレフィンオリゴマー、スクワラン、ス
クワレンなどの炭化水素油、セタノール、ステアリルア
ルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコ
ール、硬化ヒマシ油誘導アルコール、ベヘニルアルコー
ルなどの直鎖状若しくは分岐状で飽和若しくは不飽和の
無置換又はヒドロキシ置換高級アルコール、パルミチン
酸、ミリスチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、ヒドロ
キシステアリン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸、ヒ
マシ油脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、牛脂脂肪酸などの直鎖状
若しくは分枝状で飽和若しくは不飽和の無置換又はヒド
ロキシ置換高級脂肪酸、オリーブ油、ヤシ油、なたね
油、パーム油、パーム核油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、
落下生油、牛脂、水素添加牛脂、ホホバ油、硬化ホホバ
油などを挙げることができる。
【0015】乳化剤としては、従来毛髪化粧料に慣用さ
れているもの、例えばグリセリンモノステアレート、ソ
ルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンセチル
エーテル、ポリオキシエチレングリセリントリステアレ
ート及びポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート
などを挙げることができ、増粘剤としては、例えばデン
プン、アルギン酸、カラギーナン、グアガム、メチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ニトロセルロ
ース、カチオン化セルロース、カチオン化デンプン、カ
チオン化グアガムなどの天然高分子化合物及びその誘導
体、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコールなどの合成
高分子化合物、ポリエチレングリコール高級脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンメチルグルコシド高級脂肪酸
エステルなどのポリオキシアルキレンポリオールの高級
脂肪酸エステルなどを挙げることができる。
【0016】また、湿潤剤としては、例えばヘキシレン
グリコール、ポリエチレングリコール、ピログルタミン
酸ナトリウム、グリセリンなどを、ふけ止め剤として
は、イオウ、硫化セレン、ジンクピリジウム‐1‐チオ
ール‐N‐オキシド、サリチル酸、1‐ヒドロキシ‐2
‐ピリドン化合物などを、酸化防止剤としては、例えば
BHA、BHT、γ‐オリザノールなどを挙げることが
できる。さらに、キレート剤としては、例えばエチレン
ジアミン四酢酸、クエン酸、エタン‐1‐ヒドロキシ‐
1,1‐ジホスホン酸及びこれらの塩を挙げることがで
き、紫外線吸収剤としては、例えば2‐ヒドロキシ‐4
‐メトキシベンゾフェノンに代表されるベンゾフェノン
誘導体、2‐(2′‐ヒドロキシ‐5′‐メチルフェニ
ル)‐ベンゾトリアゾールに代表されるベンゾトリアゾ
ール誘導体、ケイ皮酸エステルなどを挙げることができ
る。
【0017】本発明の発泡性毛髪化粧料は、前記組成物
と常圧での沸点が0〜40℃の範囲にある液状有機物と
を伸縮性加圧容器に封入したものであって、使用時に発
泡を始めることにより、髪へののびがさらに良好である
という特徴を有している。該液状有機物としては、化粧
品に用いうるもの、例えばn‐ペンタン、2‐メチルブ
タン、2,2‐ジメチルプロパン、シクロブタンなどの
直鎖状又は分岐鎖状の飽和炭化水素類、1‐ペンテン、
2‐ペンテン、2‐メチル‐1‐ブテン、3‐メチル‐
1‐ブテン、2‐メチル‐2‐ブテン、フラン、1,4
‐ペンタジエン、1‐ブチンなどの不飽和炭化水素類、
エチルメチルエーテル、ジエチルエーテルなどのエーテ
ル化合物、ジクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、
1,1‐ジクロロエチレン、1‐クロロプロピレン、2
‐クロロプロピレン、1‐クロロ‐2‐フルオロエチレ
ン、1‐ブロモ‐2‐フルオロエチレン、臭化メチルな
どのハロゲン化合物、ギ酸メチルなどが挙げられる。
【0018】本発明においては、これらの液状有機物
は、前記組成物とともに伸縮性加圧容器、例えばゴムの
伸縮力などを利用した加圧容器に封入し、使用時に発泡
を始めるようにすることが必要である。これによって髪
へののびがさらに良好となる。したがって、液化石油ガ
ス、ジクロロジフルオロメタン、トリクロロトリフルオ
ロエタン、窒素、酸素、亜酸化窒素のような圧縮ガスな
どのスプレー噴射剤は、毛髪に塗布する以前に泡状とな
るためかえって毛髪へののびが悪くなり、本発明におい
ては用いられない。
【0019】
【発明の効果】本発明の毛髪化粧料組成物は使用時にの
びが良く、ふくよかな感触を付与し、かつ仕上り後の毛
髪に滑らかな感触を付与することができ、ヘアブロー、
ヘアクリーム、ヘアリンス、ヘアトリートメントなどに
好適に用いられる。また、この組成物を含有する本発明
の発泡性毛髪化粧料は、使用時に発泡を開始することに
より、毛髪へののびが極めて良好であるという特徴を有
している。
【0020】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。
【0021】実施例1 市販のシャンプーで洗髪後、表1に示す組成の毛髪化粧
料10gを毛髪に塗布し、軽くすすいだのち、ハンドド
ライヤーで乾かした。この操作中における使用している
際ののび、使用している際のふくよかさ及び仕上り後の
毛髪の滑らかさについて熟練パネラー5名により次の判
定基準に従って評価した。 ◎:対照品に比べ、明らかに優れる。○:対照品に比
べ、やや優れる。△:対照品に比べ、同等である。×:
対照品に比べ、劣る。
【0022】なお、対照品としては次の組成物を用い
た。 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0重量% セトステアリルアルコール 3.0重量% プロピレングリコール 6.0重量% 精製水 90.0重量% 性能の評価結果を表1に示す。
【0023】実施例2〜9、比較例1〜3 表1に示す組成の毛髪化粧料を調製し、実施例1と同様
にしてその性能を評価した。その結果を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】表1の結果より、陽イオン性界面活性剤、
オルガノポリシロキサン及びアミンオキシドを配合した
本発明の毛髪化粧料(実施例1〜9)は、いずれも使用
する際にのびが良くふくよかな感触を与え、仕上り後の
毛髪に滑らかな感触を付与する効果が高いものであっ
た。これらに対し、上記3種類の必須成分のうちいずれ
かを含有しない毛髪化粧料(比較例1〜3)は、使用時
ののび、同ふくよかさ、仕上り後の毛髪の滑らかさのい
ずれかが本発明のものに比較して劣るものであった。
【0026】実施例10〜18 表2に示す組成の12種類の毛髪化粧料を調製して、ゴ
ム製の伸縮性加圧容器に封入し、その性能を実施例1と
同様にして評価した。その結果を表2に示す。
【0027】
【表2】
【0028】表2の結果より、陽イオン性界面活性剤、
オルガノポリシロキサン、アミンオキシド及び常圧での
沸点が0〜40℃の化粧品に用いうる液状有機物を配合
し、ゴムの伸縮力を利用した加圧容器に封入した本発明
の毛髪化粧料(実施例10〜18)は、いずれも使用す
る際にのびが良くふくよかな感触を与え、仕上り後の毛
髪に滑らかな感触を付与する効果が高いものであった。
これらに対し、オルガノポリシロキサン、陽イオン性界
面活性剤、アミンオキシドのうちいずれかを含有しない
毛髪化粧料(比較例4〜6)は、使用時のふくよかさ、
仕上り後の毛髪の滑らかさのいずれかが実施例に比較し
て劣るものであった。
【0029】実施例19 リンス剤 (a) 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0重量% ジメチルポリシロキサン(100万CS) 0.5 ラウリルジメチルアミンオキシド 3.0 モノステアリン酸プロピレングリコール 5.0 ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.1 ヒドロキシエチルセルロース 0.5 ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲン(分子量400) 0.3 パラオキシ安息香酸メチル 0.2 パラオキシ安息香酸プロピル 0.05 プロピレングリコール 5.0 香料 0.5 精製水 78.85重量% (b)2‐メチルブタン 5.0 100.0
【0030】前記組成の(a)成分95.0重量%を冷
却しながら、これに(b)成分の2‐メチルブタン5.
0重量%を加え、均一になるまでかきまぜたのち、エク
セル社製のゴムの伸縮力を利用した加圧容器に封入し
た。このリンス剤を実施例1と同様の方法で評価したと
ころ、使用する際にのびが良く、ふくよかな感触を与
え、かつ仕上り後の毛髪に滑らかな感触を付与する効果
が高いものであった。
【0031】実施例20 トリートメント剤 (a) 2‐グアニジノブチルラウリルアミド塩酸塩 1.0重量% ジメチルポリシロキサン(10万CS) 1.0 ヤシ油アルキルジメチルアミンオキシド 3.0 モノステアリン酸グリセリル 2.0 セチルアルコール 2.0 モノステアリン酸プロピレングリコール 5.0 ヒドロキシエチルセルロース 0.5 ジペンタエリトリット脂肪酸エステル 0.5 〔イソステアリン酸:12‐ヒドロキシステアリン酸: ロジン酸=5:5:1(モル)〕 安息香酸 0.1 グリセリン 6.0 香料 0.5 精製水 74.4 (b)2‐メチルブタン 4.0 100.0
【0032】前記組成の(a)成分96.0重量%を冷
却しながら、これに(b)成分の2‐メチルブタン4.
0重量%を加え、均一になるまでかきまぜたのち、エク
セル社製のゴムの伸縮力を利用した加圧容器に封入し
た。このトリートメント剤を実施例1と同様の方法で評
価したところ、使用する際にのびが良く、ふくよかな感
触を与え、かつ仕上り後の毛髪に滑らかな感触を付与す
る効果が高いものであった。
【0033】実施例21 ヘアブロー剤 (a) 塩化セチルトリメチルアンモニウム 0.2重量% ジメチルポリシロキサン(500CS) 0.5 ポリオキシエチレン(3)ステアリルジメチルアミンオキシド 0.5 ポリオキシエチレン(40)ブチルエーテル 1.0 ステアリン酸加水分解コラーゲン(分子量400) 1.0 モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0 ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 0.5 エタノール 30.0 香料 0.2 精製水 60.1 (b)2‐メチルブタン 4.0 100.0
【0034】前記組成の(a)成分96.0重量%を冷
却しながら、これに(b)成分の2‐メチルブタン4.
0重量%を加え、均一になるまでかきまぜたのち、エク
セル社製のゴムの伸縮力を利用した加圧容器に封入し
た。このヘアブロー剤を実施例1と同様の方法で評価し
たところ、使用する際にのびが良く、ふくよかな感触を
与え、かつ仕上り後の毛髪に滑らかな感触を付与する効
果が高いものであった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)陽イオン性界面活性剤、(B)オ
    ルガノポリシロキサン及び(C)一般式 【化1】 (式中のRは炭素数8〜24の炭化水素基、Rは炭
    素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、n
    は0又は1〜5の整数である)で表わされるアミンオキ
    シドの中から選ばれた少なくとも1種を含有することを
    特徴とする毛髪化粧料組成物。
  2. 【請求項2】 アミンオキシドが、一般式 【化2】 (式中のRが炭素数8〜18の直鎖状アルキル基であ
    る)で表わされる化合物の中から選ばれた少なくとも1
    種である請求項1記載の毛髪化粧料組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の組成物と常圧での
    沸点が0〜40℃の液状有機物とを伸縮性加圧容器に封
    入して成る使用時に発泡を開始する発泡性毛髪化粧料。
JP15010192A 1992-05-19 1992-05-19 毛髪化粧料組成物及びそれを用いた発泡性毛髪化粧料 Pending JPH05320027A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002015852A3 (en) * 2000-08-23 2002-07-25 Unilever Plc Hair treatment compositions
JP2014152105A (ja) * 2013-02-05 2014-08-25 Seniru Laboratories:Kk ノンエアゾール型泡状毛髪化粧料

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