JP2007217372A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘアカラー等の傷みの蓄積による毛髪の跳ねやうねりを傷む前の状態に回復させて、また毛髪のツヤ、なめらかさ、まとまり性に優れた毛髪化粧料、特にヘアスタイリング剤、ヘアコンディショニング剤等の洗い流さない毛髪化粧料を提供すること。
【解決手段】特定構造を有する四級アンモニウム塩、有機溶剤、及びカチオン性界面活性剤を含有する洗い流さないタイプの毛髪化粧料である。
【選択図】なし

Description

本発明は、特定のカチオン性化合物を含むヘアスタイリング剤などの洗い流さないタイプの毛髪化粧料及びこれを用いた毛髪改質方法に関する。
毛髪は、太陽光による紫外線や熱、乾燥等の影響を常に受けるとともに、日々の洗髪やブラッシング、ドライヤーの熱等によりパサつきがちである。また、近年では、髪色を変えたり(ヘアカラー)、髪型を変化させたり(パーマ等)するなど、髪の外観の変化を楽しむことが一般化し、これら施術の実施頻度が高くなっている。毛髪は、カラーリングやパーマ等の施術を繰り返し行うことにより、毛髪表面のキューティクルの剥離や、毛髪内部脂質の流出から空洞化等の損傷が生じ、また、毛髪表面の摩擦が増大することにより、洗髪時・乾燥時に毛髪同士が絡まりやすくなる。特に、傷みの蓄積した毛先では、力学物性的損傷や表面摩擦の増大に加えて、毛髪本来の形とは異なるうねりが生じ、髪の向きがばらばらの方向に向いた状態、すなわち浮き毛や跳ね毛となり、結果として、毛髪がパサつく、指通りが悪い、髪がまとまらない、ツヤやなめらかさがなくなるといったことが生じると言われている。
汎用的な洗い流さないタイプの毛髪化粧料としては、例えば毛髪にまとまり性を付与し、パサつきを防止するため、ワックス、高級アルコール、界面活性剤等を含有させたヘアクリームタイプなど乳化系の商品、あるいは皮膜形成ポリマー(セットポリマー)を含有させたジェルなどがある。このような毛髪化粧料は、毛髪表面に油脂やポリマー類を付着させることにより、見た目のぱさつき感やまとまり性の悪さを一時的に解決することはできるが、毛髪のツヤやまとまり性、また本質的な浮き毛や跳ね毛を改善できるものではなかった。
また、毛髪の改質のため、毛髪内部への働きかけによる改質を試みた毛髪化粧料として、特定の有機酸と有機溶剤を用いたものが知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。しかし、これらの技術は、毛髪のツヤ、まとまり性を向上させる改質効果には優れるものの、洗い流さない毛髪化粧料として使用した場合には、十分に柔軟性が得られず、反面塗布後にべたつく、乾燥後の毛髪に重い感触が残る等の問題を生じる場合がある。そこで、一般的なシリコーン類を感触向上剤として配合することが行われている。しかし、シリコーン類の使用で感触は改善されるものの、有機酸と有機溶剤による毛髪の改質効果(ツヤ、まとまり性等)を妨げてしまうという問題があった。
さらに、毛髪に柔軟性を付与し、かつ縺れを抑制することを目的に、ナフタレンスルホン酸等の芳香族スルホン酸を併用する試みが行われている(特許文献4)。しかし、ヘアカラー等により損傷した毛髪の表面摩擦を低減させて、髪に柔軟性や滑り性を付与することはできるが、傷みの蓄積により生じる毛髪のうねりを緩和し、かつ毛髪のツヤ、まとまり性、セット性を向上させるには不十分であった。
特開2004−189727号公報 特開平6−172131号公報 特開平6−298625号公報 特開2003−81781号公報
そこで、本発明は、ヘアカラー等の傷みの蓄積による毛髪の跳ねやうねりを傷む前の状態に回復させることができ、また毛髪のツヤ、なめらかさ、及びまとまり性に優れた毛髪化粧料、特にヘアスタイリング剤、ヘアコンディショニング剤等の洗い流さない毛髪化粧料を提供することを目的とする。
本発明者は、特定構造を有する四級アンモニウム塩、有機溶剤、及びカチオン性界面活性剤を含有する洗い流さないタイプの毛髪化粧料を用いることで、上記目的が達成されることを見出した。
すなわち、本発明は、下記成分(A)〜(C)を含有する洗い流さないタイプの毛髪化粧料を提供するものである。
(A) 一般式(1)で表される四級アンモニウム塩
Figure 2007217372
(式中、R1は炭素数6〜12の飽和若しくは不飽和の炭化水素基、R2およびR3は同一または異なってもよい炭素数1〜3のアルキル基を示し、n=0〜2の整数、m=1又は2を示し、またX-はハロゲンイオンを示す。)
(B) 成分(b1)芳香族アルコール、成分(b2)N−アルキルピロリドン、成分(b3)アルキレンカーボネート、成分(b4)ポリプロピレングリコール、成分(b5)ラクトン及び/又は環状ケトンからなる群より選ばれる少なくとも1種の有機溶剤、及び
(C) 一般式(2)で表されるカチオン性界面活性剤
Figure 2007217372
(式中、R4及びR5は各々独立して水素原子、炭素数1〜28のアルキル基又はベンジル基を示し、同時に水素原子、ベンジル基、炭素数1〜6の低級アルキル基となることはなく、また、水素原子、ベンジル基、炭素数1〜6の低級アルキル基の組合せとなることはない。An-はアニオンを示す。)
本発明の毛髪化粧料は、ヘアカラーなどの傷みの蓄積による毛髪の跳ねやうねりを傷む前の状態に回復させる効果に優れ、毛髪のツヤ、なめらかさ、及びまとまり性に優れるとともに、柔軟な感触や弾力性にも優れる。特にヘアスタイリング剤、ヘアコンディショニング剤等、セット用の洗い流さないタイプの毛髪化粧料に有用である。
本発明の毛髪化粧料に用いられる成分(A)は、特定構造を有する四級アンモニウム塩であり、具体的には下記一般式(1)で表される。
Figure 2007217372
式中、R1は炭素数6〜12の飽和若しくは不飽和の炭化水素基、R2およびR3は同一または異なってもよい炭素数1〜3のアルキル基を示し、n=0〜2の整数、m=1又は2を示し、またX-はハロゲンイオンを示す。R1で示される炭化水素基は、具体的には、アルキル基、芳香族炭化水素基、アラルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アルキルアミノ基、などが挙げられる。これらの炭化水素基は、直鎖状、分岐状、環状のいずれであってもよい。R1としては、アルキル基が好ましく、炭素数は、8〜12が特に好ましい。R2及びR3は、直鎖状、分岐状のいずれであってもよく、メチル基、エチル基が特に好ましい。R2及びR3は同一であることが好ましい。nは、0又は1であることが好ましい。
また、X-はハロゲンイオンを示す。ハロゲンイオンとしては、フッ素イオン、塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオンが挙げられる。
成分(A)は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができ、その含有量は、ヘアカラー等の傷みの蓄積による毛髪の跳ねやうねりを傷む前の状態に回復させる機能、及びうねりの改善、まとまり性の向上、なめらかさの観点から、本発明の毛髪化粧料中に0.1〜5質量%が好ましく、0.5〜3.5質量%がより好ましく、1〜3質量%がさらに好ましい。
本発明に用いられる成分(B)の有機溶剤は、他の成分の毛髪への浸透を促進することができ、下記成分(b1)〜成分(b5)から選ばれる少なくとも1種が好ましい。
成分(b1) 下記一般式(4)で表される芳香族アルコール。
Figure 2007217372
式中、R7はR8−Ph−R9−基(R8;水素原子、メチル基又はメトキシ基,R9;炭素数1〜3の飽和若しくは不飽和の二価の炭化水素基、Ph;パラフェニレン基)を示し、Y及びZは水素原子又は水酸基を示し、p、q及びrは0〜5の整数を示す。ただし、p=q=0であるときは、Zは水酸基である。
成分(b1)の芳香族アルコールとしては、例えば、ベンジルアルコール、シンナミルアルコール、フェネチルアルコール、p−アニシルアルコール、p−メチルベンジルアルコール、フェノキシエタノール、2−ベンジルオキシエタノール等が挙げられる。
成分(b2) N−アルキルピロリドン
ピロリドン環の窒素原子に炭素数1〜18のアルキル基が結合したものが好ましい。具体的には、N−メチルピロリドン、N−オクチルピロリドン、N−ラウリルピロリドン等が挙げられる。
成分(b3) アルキレンカーボネート
炭素数2〜4を有するものが好ましい。具体的には、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート等が挙げられる。
成分(b4) ポリプロピレングリコール
数平均分子量は100〜1000が好ましく、200〜500がさらに好ましい。
成分(b5) 下記一般式(5)、(6)又は(7)で表されるラクトン及び/又は環状ケトン類
Figure 2007217372
式中、Yはメチレン基又は酸素原子を示し、R8及びR9は下記に例示される置換基であって、相異なる置換基を示し、a及びbは0又は1を示す。
一般式(5)〜(7)のR10及びR11としては、直鎖、分岐鎖又は環状のアルキル基、水酸基、スルホン酸基、リン酸基、カルボキシ基、フェニル基、スルホアルキル基、リン酸アルキル基、カルボキシアルキル基等が好ましく、中でもγ−ラクトンの場合にはγ位、δ−ラクトンの場合にはδ位(すなわちヘテロ酸素原子の隣接メチレン)に置換した、炭素数1〜6の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基等が好ましい。また、成分(b5)の水溶性を向上させたい場合には、R10又はR11は、スルホン酸基、リン酸基、カルボキシ基等の酸性基やこれらが置換したアルキル基であることが好ましい。
成分(b5)のうち、ラクトンとしては、γ−ブチロラクトン、γ−カプロラクトン、γ−バレロラクトン、δ−バレロラクトン、δ−カプロラクトン、δ−ヘプタノラクトン等が挙げられ、ラクトンの安定性の点から、γ−ブチロラクトン、γ−カプロラクトン等のγ−ラクトンが好ましい。また、成分(b5)のうち、環状ケトンとしては、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、シクロヘプタノン、4−メチルシクロヘプタノン等が挙げられ、成分(A)をより多く浸透させる観点より、γ−ブチロラクトンが好ましい。また、ラクトンと環状ケトンとを組み合わせて用いてもよい。
上記のうち、特に好ましい成分(B)の有機溶剤としては、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、プロピレンカーボネート、数平均分子量300〜500、特に400であるプロピレングリコール等が挙げられる。
また、本発明で用いる成分(B)の有機溶剤は、25℃で液体であることが好ましく、またClogPが−2〜3であることが好ましく、浸透促進の点から、−1〜2であることがより好ましい。ここで、ClogPとは、下記オクタノール相と水相の間での物質の分配を表す尺度であり、下記式logPで定義されるオクタノール-水-分配係数の計算値で示される(ケミカルレビューズ,71巻,6号(1971)に記載)。
logP=log([物質]Octanol/[物質]Water
上記式中、[物質] Octanolは1−オクタノール相中の物質のモル濃度を、[物質] Waterは水相中の物質のモル濃度を示す。
好ましい成分(B)のClogPは、ベンジルアルコール(1.1)、2−ベンジルオキシエタノール(1.2)、2−フェニルエタノール(1.2)、ポリプロピレングリコール400(0.9)、炭酸プロピレン(−0.41)、γ-ブチロラクトン(−0.64)、N−メチルピロリドン(−0.54)である。
成分(B)は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。その含有量は、使用感、毛髪のツヤと改質効果の促進(弾性の向上、耐湿性の向上等)の点から、本発明の毛髪化粧料中の0.1〜40質量%が好ましく、0.5〜10質量%がより好ましく、1〜5質量%がさらに好ましい。
本発明に用いられる成分(C)は、下記一般式(2)で表されるカチオン性界面活性剤であり、成分(A)及び成分(B)と併用することにより、感触の向上に有用となる成分である。
Figure 2007217372
式中、R4及びR5は各々独立して水素原子、炭素1〜28のアルキル基又はベンジル基を示す。ただし、同時に水素原子、ベンジル基、炭素数1〜6の低級アルキル基となることはなく、また、水素原子、ベンジル基、炭素数1〜6の低級アルキル基から選ばれる2種の組合せとなることはない。R4及びR5は、その一方が炭素数16〜24、更には22のアルキル基、特に直鎖アルキル基であるのが好ましく、また他方は炭素数1〜3の低級アルキル基、特にメチル基であるのが好ましい。
また、An-はアニオンを示す。例えば、塩化物イオン、臭化物イオン等のハロゲン化物イオン、エチル硫酸イオン、炭酸メチルイオン等の有機アニオン等が挙げられ、ハロゲン化物イオン、中でも塩化物イオンがより好ましい。
このようなカチオン性界面活性剤としては、モノ長鎖アルキル四級アンモニウム塩が好ましく、具体的には、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ミリスチルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化アラキルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化2−デシルテトラデシルトリメチルアンモニウム、塩化2−ドデシルヘキサデシルトリメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ジ(2−ヘキシルデシル)ジメチルアンモニウム等の塩化ジアルキル(C12−18)ジメチルアンモニウム塩、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム等が挙げられ、特に塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキル(C12−18)ジメチルアンモニウムが好ましい。
これら成分(C)は単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。また、その含有量は、まとまり性、なめらかさを向上させるために、本発明の毛髪化粧料中の0.01〜10質量%が好ましく、0.05〜3質量%がより好ましく、0.1〜1質量%がさらに好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、ヘアカラー等の傷みの蓄積により生じるうねりの抑制効果を向上させる目的で、成分(D)として、ヒドロキシカルボン酸、ジカルボン酸及び芳香族カルボン酸から選ばれる有機酸、又はその塩を含有することができる。ヒドロキシカルボン酸としては、グリコール酸、乳酸、ヒドロキシアクリル酸、オキシ酪酸、グリセリン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、サリチル酸等が挙げられ、ジカルボン酸としては、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、リンゴ酸、酒石酸等が挙げられる。また、芳香族カルボン酸としては、サリチル酸、安息香酸等が挙げられる。なかでもα-ヒドロキシカルボン酸が好ましく、特に乳酸、リンゴ酸が好ましい。これらの塩としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニア、有機アミン化合物との塩が挙げられる。
このような有機酸は単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。その含有量は、過度の損傷を受けた毛髪の見た目のうねりを抑制する効果、空洞補修等による毛髪を内部から改質する効果、セットの持続性を向上させる効果、及びまとまり性を改善させる効果を向上させる観点から、本発明の毛髪化粧料中の0.01〜30質量%が好ましく、0.1〜20質量%がより好ましく、0.5〜10質量%がさらに好ましい。また、これと同様の観点から、上記有機酸又はその塩と成分(B)の有機溶剤との質量比率は、有機酸又はその塩:有機溶剤=10:1〜1:7が好ましく、さらに4:1〜1:3の範囲とすることが好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、更に成分(E)として、オルガノポリシロキサンセグメント(e1)と、該オルガノポリシロキサンセグメント(e1)のケイ素原子の少なくとも1個に結合するカチオン性窒素原子を含むアルキレン基と、下記一般式(3)で表されるN−アシルアルキレンイミンの繰り返し単位とからなるカチオン性ポリ(N−アシルアルキレンイミン)セグメント(e2)とを含むカチオン変性オルガノポリシロキサンを含有することができる。
Figure 2007217372
式中、R6は水素原子、炭素数1〜22のアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基又はアリール基を示し、nは2又は3の数を示す。R6としては、水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基;フェニルアルキル基、ナフチルアルキル基等のアラルキル基;フェニル基、ナフチル基、アルキル置換フェニル基等のアリール基を好ましく例示することができ、メチル基、エチル基がより好ましい。
前記オルガノポリシロキサンにおいては、前記オルガノポリシロキサンセグメント(e1)とカチオン性ポリ(N−アシルアルキレンイミン)セグメント(e2)との質量比(e1)/(e2)が、98/2〜40/60であるのが好ましく、94/6〜60/40であるのがより好ましい。また、前記カチオン変性シリコーンポリマーの重量平均分子量は50,000〜500,000が好ましく、100,000〜300,000がより好ましい。
成分(E)のカチオン変性オルガノポリシロキサンにおいて、オルガノポリシロキサンセグメント(e1)とカチオン性ポリ(N−アシルアルキレンイミン)セグメントとの結合において介在するヘテロ原子を含むアルキレン基としては、窒素原子、酸素原子及び/又は硫黄原子を1〜3個含む炭素数2〜20のアルキレン基が挙げられる。その具体例としては、式(8)で表される基が挙げられる。
Figure 2007217372
成分(E)のカチオン変性オルガノポリシロキサンとしては、ポリ(N−ホルミルエチレンイミン)オルガノシロキサン、ポリ(N−アセチルエチレンイミン)オルガノシロキサン、ポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)オルガノシロキサン等が挙げられる。
オルガノポリシロキサンは、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。また、その含有量は、毛髪うねり改善効果を減殺することなく感触を向上させる観点から、本発明の毛髪化粧料中の0.1〜10質量%が好ましく、0.2〜5質量%がより好ましい。
カチオン変性オルガノポリシロキサンは、公知の方法、例えば、特開平2−276824号公報、特開平4−85334号公報、特開平4−85335号公報、特開平5−112423号公報、特開平7−133352号公報等に記載の方法により得ることができる。
本発明の毛髪化粧料は、更に、整髪性の向上、粘度の調整、安定性、毛髪塗布時の付着性向上、感触の向上、及び毛髪の改質効果を早期に発現させる観点から、セットポリマーを含有してもよい。このようなセットポリマーとしては、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体、ビニルピロリドン/酢酸ビニル/プロピオン酸ビニル三元共重合体、ビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート(四級塩化)共重合体、ビニルピロリドン/アクリレート/(メタ)アクリル酸共重合体、ビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート/ビニルカプロラクタム共重合体等のポリビニルピロリドン系高分子化合物;メチルビニルエーテル/無水マレイン酸アルキルハーフエステル共重合体等の酸性ビニルエーテル系高分子化合物;酢酸ビニル/クロトン酸共重合体、酢酸ビニル/クロトン酸/ネオデカン酸ビニル共重合体、酢酸ビニル/クロトン酸/プロピオン酸ビニル共重合体等の酸性ポリ酢酸ビニル系高分子化合物;(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸/アクリル酸アルキルエステル/アルキルアクリルアミド共重合体等の酸性アクリル系高分子化合物;N−メタクリロイルエチル−N,N−ジメチルアンモニウム・α−N−メチルカルボキシベタイン/メタクリル酸ブチル共重合体、アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル/アクリル酸オクチルアミド共重合体等の両性アクリル系高分子化合物;アクリルアミド・アクリルエステル系四元共重合体等の塩基性アクリル系高分子化合物;カチオン性セルロース誘導体等のセルロース誘導体;ヒドロキシプロピルキトサン、カルボキシメチルキチン、カルボキシメチルキトサン等のキチン・キトサン誘導体などが挙げられる。
これらのセットポリマーは、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができ、またその含有量は、使用直後のセット性を向上のため、本発明の毛髪化粧料中の0.1〜10質量%が好ましく、0.5〜5質量%がより好ましく、0.5〜3質量%が更に好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、更に、各種シリコーン類を含有することができる。具体的には、下記一般式(9)
Figure 2007217372
(式中、R12は独立にメチル基もしくはヒドロキシル基を示し、dは1〜20000の整数を示す。)で表されるジメチルポリシロキサンが挙げられる。数平均重合度dは、感触向上のため、1〜20000が好ましく、3〜20000がより好ましく、5〜15000が更に好ましい。
ジメチルポリシロキサンとしては、KF96A−5000cs、KF96H−6000cs(以上、信越化学工業(株))、TSF451−5000A、TSF451−6000A(以上、GE東芝シリコーン(株))、SH200C−5000cs(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株))から市販されているものが使用できる。また、その分散粒子の平均粒径が100μm未満であり、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の液状の環状シリコーンと混合して市販されているものを用いてもよい。また、界面活性剤と併用してエマルションの形態にしたものも用いることができる。
さらに、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、アルキル変性シリコーン等も使用できる。これらのシリコーン類は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができ、また、その含有量は、髪のなめらかさ、指通りの良さ、ツヤの付与の点から、本発明の毛髪化粧料中の0.1〜7質量%が好ましく、0.2〜6質量%がより好ましく、0.5〜5質量%がさらに好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、乾燥後の毛髪まとまり感向上のために、さらに油剤を含有することができる。油剤としては、スクワレン、スクワラン、流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー、流動パラフィン、シクロパラフィン等の炭化水素類;ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、アボガド油、オリーブ油等のグリセリド類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、マイクロクリスタリンワックス、セレシンワックス、カルナウバロウ等のロウ類;セチルアルコール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール等の高級アルコール類;ミリスチン酸オクチルドデシル、ラウリン酸ヘキシル、乳化セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレイル、2−エチルヘキサン酸ヘキサデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸トリデシル等のエステル類;カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ヤシ油脂肪酸、イソステアリル酸、イソパルミチン酸等の高級脂肪酸類;その他イソステアリルグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテルなどが挙げられる。これらの中で、スクワレン、スクワラン、流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー等の分岐炭化水素類が特に好ましい。
これらの油剤は、単独又は2種以上を組み合わせて使用することができ、また、油剤の含有量は、まとまり性の向上、べたつき感の低減の観点から、本発明の毛髪化粧料中の0.05〜20質量%が好ましく、0.1〜10質量%がより好ましく、0.5〜5質量%がさらに好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、溶剤の可溶化、分散性等を含めた系の安定性、及び感触の向上の点から、成分(C)として本発明に用いられるカチオン性界面活性剤以外に、界面活性剤を含有することができる。界面活性剤としては、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、及びアニオン性界面活性剤を使用することができる。
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、高級脂肪酸ショ糖エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、高級脂肪酸モノ又はジエタノールアミド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、アルキルサッカライド系界面活性剤、アルキルアミンオキサイド、アルキルアミドアミンオキサイド等が挙げられる。これらのうち、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が好ましく、ポリオキシエチレンアルキルエーテルが特に好ましい。
両性界面活性剤としてはイミダゾリン系、カルボベタイン系、アミドベタイン系、スルホベタイン系、ヒドロキシスルホベタイン系、アミドスルホベタイン系等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル又はアルケニルエーテル硫酸塩、アルキル又はアルケニル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、飽和又は不飽和脂肪酸塩、アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、α−スルホン脂肪酸塩、N−アシルアミノ酸型界面活性剤、リン酸モノ又はジエステル型界面活性剤、スルホコハク酸エステル等が挙げられる。上記界面活性剤のアニオン性残基の対イオンとしては、ナトリウムイオン、カリウムイオン等のアルカリ金属イオン;カルシウムイオン、マグネシウムイオン等のアルカリ土類金属イオン;アンモニウムイオン;炭素数2又は3のアルカノール基を1〜3個有するアルカノールアミン(例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン等)を挙げることができる。またカチオン性残基の対イオンとしては、塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン等のハロゲン化物イオン、メトサルフェートイオン、サッカリネートイオンを挙げることができる。
これら界面活性剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用でき、溶剤の可溶化、油剤の乳化等を含めた系の安定性の点から、成分(C)として本発明に用いられるカチオン性界面活性剤を除く界面活性剤の合計の含有量は、本発明の毛髪化粧料中の0.01〜10質量%が好ましく、0.05〜3質量%がより好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、更に溶媒としてエタノールを含有することができる。その含有量は、毛髪へのなじみやすさの観点から、本発明の毛髪化粧料中の0.1〜20質量%が好ましく、0.05〜15質量%がより好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、更に多価アルコールを含有することができる。多価アルコールは、成分(B)の有機溶剤の可溶化、安定分散に寄与し、また、成分(B)と相乗的に働き、ツヤや毛髪の改質効果の向上を促進する。多価アルコールとしては、エチレングリコール、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコールなどが挙げられ、特にグリセリンが好ましい。多価アルコールは、単独で又は2種以上を組み合わせて使用でき、またその含有量は、本発明の毛髪化粧料中の0.1〜10質量%が好ましく、0.5〜5質量%がより好ましい。
本発明の毛髪化粧料には、上記成分のほか、通常の毛髪化粧料に用いられる成分を目的に応じて適宜配合することができる。このような成分としては、例えば抗フケ剤;ビタミン剤;殺菌剤;抗炎症剤;キレート剤;ソルビトール、パンテノール等の保湿剤;染料、顔料等の着色剤;ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ポリエチレングリコール、粘土鉱物等の粘度調整剤;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のpH調整剤;植物エキス類;パール化剤;香料;色素;紫外線吸収剤;酸化防止剤;その他エンサイクロペディア・オブ・シャンプー・イングリーディエンツ(ENCYCLOPEDIA OF SHAMPOO INGREDIENTS (MICELLE PRESS))に記載されている成分等が挙げられる。
本発明の毛髪化粧料は、成分(A)及び(B)の毛髪への浸透吸着を促進するとともに、毛髪にツヤ、まとまり、滑らかさを付与する観点より、毛髪に適用する際のpH、すなわち、水で20質量倍に希釈した時の25℃におけるpHは、pH2.5〜8が好ましく、pH3〜5.5がより好ましく、pH3〜4がさらに好ましい。
本発明の毛髪化粧料の形態は、液状、ゲル状、ペースト状、クリーム状、ワックス状等、適宜選択できるが、溶剤として、水又は低級のアルコール、特に水を用いた液状のものが好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、ヘアスタイリング剤、ヘアコンディショニング剤等として用いるのが好ましい。剤型としては、ポンプスプレー、エアゾールスプレー、ポンプフォーム、エアゾールフォーム、ジェル、ローション等が挙げられる。
エアゾール型毛髪化粧料とする場合には、成分(A)〜(C)、及び任意成分からなる毛髪化粧料を原液とし、噴射剤と共に耐圧容器に充填することにより製造される。噴射剤としては、液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル(DME)、炭酸ガス、窒素ガス、これらの混合物等が挙げられる。これらのうち、液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル(DME)が好ましい。また、HFC−152a等の代替フロンを使用することもできる。噴射剤の量は、原液と噴射剤の質量比で、原液:噴射剤=5:95〜99:1の範囲が好ましく、30:70〜70:30の範囲がより好ましい。また、耐圧容器内の圧力が25℃の温度で0.15〜0.45MPaになるように調整するのが好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、毛髪に適用した後、加温することを特徴とする毛髪改質法に用いることにより、成分(A)及び(B)の毛髪内部への浸透を促進させることができる。加温には、ヘアアイロン、ドライヤー、ヒーター、コテ等を使用することができる。設定温度としては、60℃以上が好ましく、70℃以上がより好ましい。
また、日常生活において、本発明の毛髪化粧料による処理を日々繰り返すことで、ヘアカラー等の傷の蓄積による毛髪の跳ねやうねりを傷む前の状態に回復させ、毛髪のツヤ、なめらかさ、まとまり性をより向上させることができる。
実施例1〜3及び比較例1、2
表2に示す毛髪化粧料を調製し、「うねりの改善効果」、「まとまり性」、「感触(なめらかさ)」、及び「ツヤ」の評価を行った。これらの結果を表2に示す。
(1)評価毛束
パーマ、ヘアカラー等の化学処理を行っていない日本人女性の毛髪を用いて、長さ25cm、重さ6gの毛束を作り、ブリーチ処理(花王(株),ラビナス カラーアピール イナズマブリーチ使用)を4回行い、洗髪と乾燥を720回繰り返して行い、評価毛束とする。
(2)毛束の処理
・洗髪前評価
評価毛束をシャンプー(花王(株)、ラビナス デザイニングシャンプー)し、タオルドライした後、表2の毛髪化粧料0.6gを均一に塗布し、70℃の温風でリングコームを用いて、くし通ししながら10分間乾燥させた。この処理を計7回繰り返した。
・洗髪後評価
髪の内部の改質効果を調べるために、上記洗髪前評価を終了した各毛束をシャンプー、タオルドライし、70℃の温風でリングコームを用いて、くし通ししながら10分間乾燥した。
(3)評価基準
専門パネラー5名により、表1に示す基準に従って官能評価を行い、評価点の平均値を求めた。
Figure 2007217372
Figure 2007217372
*1,四級アンモニウム塩A−1
Figure 2007217372
*2,四級アンモニウム塩A−2
Figure 2007217372
*3: エラストマーOS−96 (花王(株))
実施例4(ポンプスプレー)
(重量%)
リンゴ酸 4.0
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.25
グリセリン 1.0
2−ベンジルオキシエタノール 2.5
エタノール 4.5
ポリエーテル変性シリコーン *4 0.8
四級アンモニウム塩A−2 1.5
ジメチルポリシロキサン *5 1.3
香料 0.02
水酸化ナトリウム(pH調整剤) pH3.7に調整
水 残量
*4:KF−353A 信越化学工業(株)
*5:シリコーンKF96A−5000 信越化学工業(株)
実施例5(ポンプミスト)
(重量%)
リンゴ酸 3.5
マロン酸 1.0
2−ベンジルオキシエタノール 2.5
ポリビニルピロリドン 3.0
エタノール 10.0
四級アンモニウム塩A−1 2.3
香料 0.05
水 残量
水酸化ナトリウム(pH調整剤) pH3.7に調整
実施例6(ヘアージェル)
(重量%)
リンゴ酸 2.5
コハク酸 1.5
グリセリン 2.0
2−ベンジルオキシエタノール 2.5
ヒドロキシエチルセルロース 2.0
エタノール 10.0
四級アンモニウム塩A−1 1.2
香料 0.05
水 残量
水酸化ナトリウム(pH調整剤) pH3.7に調整
実施例7(ヘアーローション)
(重量%)
リンゴ酸 4.0
乳酸 1.0
グリセリン 1.0
2−ベンジルオキシエタノール 2.5
エタノール 10.0
四級アンモニウム塩A−2 1.5
ジメチルポリシロキサン *6 1.6
香料 0.05
水酸化ナトリウム(pH調整剤) pH4.0に調整
水 残量
*6:シリコーンKM−9716 信越化学工業(株)
実施例8(ヘアローション)
(重量%)
リンゴ酸 2.5
乳酸 2.5
2−ベンジルオキシエタノール 2.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.1
ポリエチレングリコール400 0.45
エタノール 4.5
四級アンモニウム塩A−2 1.25
カチオン変性オルガノポリシロキサン *7 1.5
水酸化ナトリウム(pH調整剤) pH3.7に調整
水 残量
*7: エラストマーOS−95 花王(株)
実施例9(ポンプフォーム)
(重量%)
リンゴ酸 2.5
乳酸 2.5
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(16E.O.) 1.0
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.1
グリセリン 1.0
2−ベンジルオキシエタノール 2.5
エタノール 4.5
四級アンモニウム塩A−1 1.25
ポリエーテル変性シリコーン *4 1.2
ジメチルポリシロキサン *5 1.2
香料 0.02
水酸化ナトリウム(pH調整剤) pH3.7に調整
水 残量
実施例4〜9のスタイリング剤等は、いずれも、ヘアカラー等の傷みの蓄積による毛髪の跳ねやうねりを傷む前の状態に回復させて、また毛髪のツヤ、なめらかさ、まとまり性に優れるものであった。

Claims (5)

  1. 下記成分(A)〜(C)を含有する洗い流さないタイプの毛髪化粧料。
    (A) 一般式(1)で表される四級アンモニウム塩
    Figure 2007217372
    (式中、R1は炭素数6〜12の飽和若しくは不飽和の炭化水素基、R2及びR3は同一又は異なってもよい炭素数1〜3のアルキル基を示し、n=0〜2の整数、m=1又は2を示し、またX-はハロゲンイオンを示す。)
    (B) 成分(b1)芳香族アルコール、成分(b2)N−アルキルピロリドン、成分(b3)アルキレンカーボネート、成分(b4)ポリプロピレングリコール、成分(b5)ラクトン及び/又は環状ケトンからなる群より選ばれる少なくとも1種の有機溶剤、及び
    (C) 一般式(2)で表されるカチオン性界面活性剤
    Figure 2007217372
    (式中、R4及びR5は各々独立して水素原子、炭素数1〜28のアルキル基又はベンジル基を示し、同時に水素原子、ベンジル基、炭素数1〜6の低級アルキル基となることはなく、また、水素原子、ベンジル基、炭素数1〜6の低級アルキル基の組合せとなることはない。An-はアニオンを示す。)
  2. さらに、成分(D)としてヒドロキシカルボン酸、ジカルボン酸及び芳香族カルボン酸から選ばれる少なくとも1種の有機酸又はその塩を含有する請求項1に記載の毛髪化粧料。
  3. さらに、成分(E)としてオルガノポリシロキサンセグメント(e1)と該オルガノポリシロキサンセグメント(e1)のケイ素原子の少なくとも1個に結合するカチオン性窒素原子を含むアルキレン基と、下記式(3)で表されるN−アシルアルキレンイミンの繰り返し単位とからなるカチオン性ポリ(N−アシルアルキレンイミン)セグメント(e2)とを含むカチオン変性オルガノポリシロキサンを含有する請求項1又は2に記載の毛髪化粧料。
    Figure 2007217372
    (式中、R6は水素原子、炭素数1〜22のアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基又はアリール基を示し、nは2又は3の整数を示す。)
  4. 水で20質量倍に希釈した時の25℃におけるpHが2.5〜8である請求項1〜3のいずれかに記載の毛髪化粧料。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の毛髪化粧料を毛髪に適用した後、加温することを特徴とする毛髪改質方法。
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