JP4452523B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

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本発明は、毛髪のツヤ、まとまり性、セット力、感触を向上させる、洗い流さないタイプの毛髪化粧料に関する。
近年、ヘアカラー等による化学処理や、ブロー等による物理処理の影響で、毛髪表面のキューティクルの剥離や、毛髪内部脂質の流出による毛髪内部の空洞化などが起こり、結果として、毛髪がパサつく、指通りが悪い、髪がまとまらない、ツヤがなくなるといったことが生じると言われている。
現在主に使用されている、洗い流さないタイプの毛髪化粧料としては、毛髪にまとまり性を付与し、パサつきを防止するため、ワックス、高級アルコール、界面活性剤等を含有させたヘアクリームタイプなど乳化系の商品、あるいは皮膜形成ポリマー(セットポリマー)を含有させたジェルなどがある。このような毛髪化粧料は、毛髪表面に油脂やポリマー類を付着させ、まとまり性の悪さや、パサつきといった問題を一時的に解決することはできるが、毛髪のツヤやまとまり性を本質的に改善できるものではなかった。
毛髪の改質を目的とした毛髪化粧料はいくつか知られているが、毛髪の内部に働きかけることによる改質を試みたものとして、特定の有機酸と有機溶剤を用いたものが知られている(例えば、特許文献1〜4参照)。これらは、硬く扱い難い毛髪を柔軟化して、髪のまとまりを促すものである。
本発明は、毛髪を本質的に改質し、毛髪のツヤ、まとまり性を向上させ、かつ、感触に優れた、洗い流さないタイプの毛髪化粧料を提供することを目的とする。
特開平7-112921号公報 特開平6-172131号公報 特開平9-301831号公報 特開平6-298625号公報
本発明者らは、有機ジカルボン酸及び浸透を促進する有機溶剤を含有する毛髪化粧料に、更に平面構造を有する特定の化合物を配合することにより、上記有機酸や有機溶剤の毛髪への浸透が促進され、毛髪のハリ・コシ、滑らかさ、柔らかさが更に向上することを見出した。
すなわち本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C)
(A) 炭素数2〜8の有機ジカルボン酸又はその塩
(B) 芳香族アルコール、N-アルキルピロリドン、アルキレンカーボネート、ポリプロピレングリコール、ラクトン及び環状ケトンからなる群より選ばれる、ClogPが−2〜3である有機溶剤
(C) 没食子酸、没食子酸プロピル、ジ-n-ブチルヒドロキシトルエン(BHT)及びブチルヒドロキシアニソール(BHA)から選ばれる化合物
を含有し、水で20重量倍に希釈したときの25℃におけるpHが2〜5である洗い流さないタイプの毛髪化粧料を提供するものである。
更に、本発明は、上記毛髪化粧料を用いて毛髪を処理する毛髪改質方法を提供するものである。なお、本発明において、毛髪の改質とは、毛髪のハリ・コシ、滑らかさ、柔らかさを向上させることをいう。
本発明の毛髪化粧料は、カラーリングやパーマ、過度のドライヤー乾燥の繰り返しによって損傷を受け、パサついて乾燥がちな髪に対し、ツヤ、まとまり、しなやかさ、弾力感を付与することができる。
成分(A)の炭素数2〜8の有機ジカルボン酸としては、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、シュウ酸、リンゴ酸、酒石酸等が挙げられる。これらのうち、炭素数3以上であるもの、特にヒドロキシジカルボン酸であるリンゴ酸、酒石酸のほか、マロン酸、コハク酸が好ましいものとして挙げられ、とりわけリンゴ酸が好ましい。これら有機ジカルボン酸の塩としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニア、有機アミン化合物との塩が挙げられる。
これら成分(A)は2種以上を併用してもよく、その含有量は、毛髪の内部改質(空洞補修など)効果、セット持ち向上効果、まとまり改善効果の点から、本発明の毛髪化粧料中の0.01〜30重量%が好ましく、更には0.1〜20重量%、特に0.5〜10重量%が好ましい。
成分(B)の有機溶剤としては、次の(b1)〜(b5)から選ばれるものが挙げられる。
(b1) 一般式(1)で表される芳香族アルコール
Figure 0004452523
〔式中、R1は基R2−Ph−R3−(R2;水素原子、メチル基又はメトキシ基,R3;結合手又は炭素数1〜3の飽和若しくは不飽和の二価の炭化水素基,Ph;パラフェニレン基)を示し、Y及びZは水素原子又は水酸基を示し、p、q及びrは0〜5の整数を示す。ただし、p=q=0であるときは、Zは水素原子ではなく、またR1は基R2−Ph−ではない。〕
(b2) 窒素原子に炭素数1〜18のアルキル基が結合したN-アルキルピロリドン
(b3) 炭素数2〜4のアルキレンカーボネート
(b4) 数平均分子量100〜1000のポリプロピレングリコール
(b5) 一般式(2)、(3)又は(4)で表されるラクトン又は環状ケトン
Figure 0004452523
〔式中、Xはメチレン基又は酸素原子を示し、R4及びR5は相異なる置換基を示し、a及びbは0又は1を示す。〕
成分(B)である有機溶剤のうち、(b1)としては、ベンジルアルコール、シンナミルアルコール、フェネチルアルコール、p-アニシルアルコール、p-メチルベンジルアルコール、フェノキシエタノール、2-ベンジルオキシエタノール等が挙げられる。(b2)としては、N-メチルピロリドン、N-オクチルピロリドン、N-ラウリルピロリドン等が挙げられる。(b3)としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等が挙げられる。(b4)の数平均分子量100〜1000のポリプロピレングリコールとしては、数平均分子量100〜500のもの、特に重合度2〜5のものが好ましい。(b5)において、一般式(2)〜(4)中のR4及びR5としては、直鎖、分岐鎖又は環状のアルキル基、水酸基、スルホン酸基、リン酸基、カルボキシ基、フェニル基、スルホアルキル基、リン酸アルキル基、カルボキシアルキル基等が好ましく、なかでもγ-ラクトンの場合にはγ位、δ-ラクトンの場合にはδ位(すなわちヘテロ酸素原子の隣接メチレン)に置換した、炭素数1〜6の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基等が好ましい。また、化合物(2)〜(4)の水溶性を増大させたい場合には、R4又はR5としてスルホン酸基、リン酸基、カルボキシ基等の酸性基やこれらが置換したアルキル基を有するのが好ましい。(b5)のうち、ラクトンとしては、γ-ブチロラクトン、γ-カプロラクトン、γ-バレロラクトン、δ-バレロラクトン、δ-カプロラクトン、δ-ヘプタノラクトン等が挙げられるが、ラクトンの安定性の点から、γ-ラクトン、特にγ-ブチロラクトン、γ-カプロラクトンが好ましい。(b5)のうち、環状ケトンとしては、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、シクロヘプタノン、4-メチルシクロヘプタノン等が挙げられる。
特に好ましい成分(B)として、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、プロピレンカーボネート及びプロピレングリコール(数平均分子量300〜500、特に400)が挙げられる。
また、本発明で用いる成分(B)は、25℃で液体であることが好ましく、またClogPが−2〜3であることが必要であり、浸透促進の点から、−1〜2であることが好ましい。ここで、ClogPとは、オクタノール相と水相の間での物質の分配を表す尺度である、下式で定義されるオクタノール-水-分配係数(logP)の計算値をいい、ケミカルレビューズ,71巻,6号(1971)にその例が記載されている。
logP=log([物質]Octanol/[物質]Water
〔式中、[物質]Octanolは1-オクタノール相中の物質のモル濃度を、[物質]Waterは水相中の物質のモル濃度を示す。〕
主な成分(B)のClogPを具体的に示すと、ベンジルアルコール(1.1)、2-ベンジルオキシエタノール(1.2)、2-フェニルエタノール(1.2)、1-フェノキシ-2-プロパノール(1.1)、ポリプロピレングリコール400(0.9)、炭酸プロピレン(-0.41)、γ-ブチロラクトン(-0.64)である。
成分(B)は、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、使用感、毛髪のツヤと改質効果の促進(弾性の向上、耐湿性の向上等)の点から、本発明の毛髪化粧料中の0.1〜40重量%が好ましく、更には0.5〜10重量%、特に1〜5重量%が好ましい。
成分(C)は、没食子酸、没食子酸プロピル、ジ-n-ブチルヒドロキシトルエン(BHT)及びブチルヒドロキシアニソール(BHA)から選ばれる。これらは、平面的な構造を有することにより、成分(A)の有機ジカルボン酸又はその塩、成分(B)の有機溶剤の毛髪内部への浸透を促進し、その効果をより向上させるものであり、なかでも、BHTとBHAが好ましい。
成分(C)は、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、本発明の毛髪化粧料中の0.0001〜10重量%が好ましく、更には0.005〜5重量%、特に0.01〜2重量%が好ましい。
成分(A)の有機ジカルボン酸又はその塩と成分(B)の有機溶剤の重量比率は、毛髪の内部改質(空洞補修など)効果、セット持ち向上、まとまり改善効果などを効果的に発現させるために、(A):(B)=10:1〜1:7、特に4:1〜1:3の範囲であることが好ましい。
成分(B)の有機溶剤と成分(C)の化合物の重量比率は、成分(C)の毛髪内への浸透を促進し、毛髪のハリ・コシ、セットの持続性の向上などを効果的に発現させるために、2000:1〜2:1、特に500:1〜5:1の範囲であることが好ましい。
更に、本発明の毛髪化粧料は、エタノールを含有することができる。エタノールは、成分(B)の可溶化あるいは安定分散に寄与する。更に、成分(A)と(C)の可溶化にも寄与し、これにより、毛髪への浸透が促進される。エタノールの含有量は、本発明の毛髪化粧料中の0.01〜50重量%、特に1〜20重量%が好ましい。また、エタノールと成分(B)の重量比率は、毛髪への成分(A)〜(C)の浸透促進の点から、エタノール:成分(B)=40:1〜2:1、特に20:1〜3:1の範囲であることが好ましい。
本発明の毛髪化粧料には、更に、整髪性の向上、粘度の調整、安定性、毛髪塗布時の付着性向上、感触改善、及び毛髪改質効果早期発現の観点から、セットポリマーを含有させてもよい。このようなポリマーとしては、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体、ビニルピロリドン/酢酸ビニル/プロピオン酸ビニル三元共重合体、ビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート(四級塩化)共重合体、ビニルピロリドン/アクリレート/(メタ)アクリル酸共重合体、ビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート/ビニルカプロラクタム共重合体等のポリビニルピロリドン系高分子化合物;メチルビニルエーテル/無水マレイン酸アルキルハーフエステル共重合体等の酸性ビニルエーテル系高分子化合物;酢酸ビニル/クロトン酸共重合体、酢酸ビニル/クロトン酸/ネオデカン酸ビニル共重合体、酢酸ビニル/クロトン酸/プロピオン酸ビニル共重合体等の酸性ポリ酢酸ビニル系高分子化合物;(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸/アクリル酸アルキルエステル/アルキルアクリルアミド共重合体等の酸性アクリル系高分子化合物;N-メタクリロイルエチル-N,N-ジメチルアンモニウム・α-N-メチルカルボキシベタイン/メタクリル酸ブチル共重合体、アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル/アクリル酸オクチルアミド共重合体等の両性アクリル系高分子化合物;アクリルアミド・アクリルエステル系四元共重合体等の塩基性アクリル系高分子化合物;カチオン性セルロース誘導体等のセルロース誘導体;ヒドロキシプロピルキトサン、カルボキシメチルキチン、カルボキシメチルキトサン等のキチン・キトサン誘導体などが挙げられる。
これらのセットポリマーは、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができ、またその含有量は、本発明の毛髪化粧料中の0.1〜10重量%、特に0.5〜5重量%が好ましい。
本発明の毛髪化粧料には、コンディショニング効果の更なる向上のため、シリコーン類及び油剤から選ばれるコンディショニング成分を含有させることができる。シリコーン類としては、ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、メチルフェニルポリシロキサン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン等が挙げられる。なかでも、ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーンが好ましい。ジメチルポリシロキサンは、毛髪に良好な潤滑性を付与することができ、ポリエーテル変性シリコーンは、毛髪に滑らかさを付与することができ、アミノ変性シリコーンは、毛髪にしっとり感を付与することができる。本発明においては、求める性能に応じて、各種のシリコーン類を単独で又は2種以上を使用することができる。ジメチルポリシロキサンとしては、求める感触に応じて5mm2/s程度の粘度のものから、エマルションとして供給される場合が多い1000万mm2/s程度の粘度のものまで使用できるが、5000〜1000万mm2/s、特に5万〜1000万mm2/sのものが好ましい。ポリエーテル変性シリコーンは、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体の総称であり、種々のHLBを有するものが知られているが、市販品としては、信越化学工業社のシリコーンKF351A、同KF353A、同KF6008、同KF6016、同KF6011、同KF6012、東レ・ダウコーニング・シリコーン社のSH3771C、同3773C、同3775C等が挙げられる。アミノ変性シリコーンとしては、アモジメチコーンオイル又はそのエマルションが好ましく、市販品としては、東レ・ダウコーニング・シリコーン社のアモジメチコーンエマルションSM8704Cや、東芝シリコーン社のKT-1989、XF42-B1989等が挙げられる。
シリコーン類の含有量は、指通り性や、べたつき感のなさの点から、本発明の毛髪化粧料中の0.05〜20重量%が好ましく、更には0.1〜10重量%、特に0.5〜5重量%が好ましい
油剤は、乾燥後の毛髪まとまり感向上のために使用される。油剤としては、スクワレン、スクワラン、流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、α-オレフィンオリゴマー、流動バラフィン、シクロパラフィン等の炭化水素類;ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、アボガド油、オリーブ油等のグリセリド類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、マイクロクリスタリンワックス、セレシンワックス、カルナウバロウ等のロウ類;セチルアルコール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール等の高級アルコール類;ミリスチン酸オクチルドデシル、ラウリン酸ヘキシル、乳化セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレイル、2-エチルヘキサン酸ヘキサデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸トリデシル等のエステル類;カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ヤシ油脂肪酸、イソステアリル酸、イソパルミチン酸等の高級脂肪酸類;その他イソステアリルグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテルなどが挙げられる。これらの中で、スクワレン、スクワラン、流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、α-オレフィンオリゴマー等の分岐炭化水素類が特に好ましい。
油剤の含有量は、まとまりの良さや、べたつき感の無さの点から、本発明の毛髪化粧料中の0.05〜20重量%が好ましく、更には0.1〜10重量%、特に0.5〜5重量%が好ましい。
本発明の毛髪化粧料には、溶剤の可溶化、分散性等を含めた系の安定性、及び感触向上の点から、界面活性剤を含有させることができる。界面活性剤としては、カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、アニオン性界面活性剤のいずれをも使用できる。
カチオン界面活性剤としては、次の一般式(5)で表される第4級アンモニウム塩が挙げられる。
Figure 0004452523
〔式中、R6及びR7は各々独立して水素原子、炭素数1〜28のアルキル基又はベンジル基を示し、同時に水素原子又はベンジル基となる場合、及び、炭素数1〜3の低級アルキル基となる場合を除く。Z-はアニオンを示す。〕
ここでR6及びR7は、その一方が炭素数16〜24、更には22のアルキル基、特に直鎖アルキル基であるのが好ましく、また他方は炭素数1〜3の低級アルキル基、特にメチル基であるのが好ましい。アニオンZ-としては、塩化物イオン、臭化物イオン等のハロゲン化物イオン;エチル硫酸イオン、炭酸メチルイオン等の有機アニオン等が挙げられ、ハロゲン化物イオン、特に塩化物イオンが好ましい。
カチオン界面活性剤としては、モノ長鎖アルキル四級アンモニウム塩が好ましく、具体的には、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化アラキルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム等が挙げられ、特に塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムが好ましい。
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、高級脂肪酸ショ糖エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、高級脂肪酸モノ又はジエタノールアミド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、アルキルサッカライド系界面活性剤、アルキルアミンオキサイド、アルキルアミドアミンオキサイド等が挙げられる。これらのうち、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が好ましく、ポリオキシエチレンアルキルエーテルが特に好ましい。
両性界面活性剤としてはイミダゾリン系、カルボベタイン系、アミドベタイン系、スルホベタイン系、ヒドロキシスルホベタイン系、アミドスルホベタイン系等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル又はアルケニルエーテル硫酸塩、アルキル又はアルケニル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、飽和又は不飽和脂肪酸塩、アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、α-スルホン脂肪酸塩、N-アシルアミノ酸型界面活性剤、リン酸モノ又はジエステル型界面活性剤、スルホコハク酸エステル等が挙げられる。上記界面活性剤のアニオン性残基の対イオンとしては、ナトリウムイオン、カリウムイオン等のアルカリ金属イオン;カルシウムイオン、マグネシウムイオン等のアルカリ土類金属イオン;アンモニウムイオン;炭素数2又は3のアルカノール基を1〜3個有するアルカノールアミン(例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン等)を挙げることができる。またカチオン性残基の対イオンとしては、塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン等のハロゲン化物イオン、メトサルフェートイオン、サッカリネートイオンを挙げることができる。
これらのうち、感触の点から、カチオン界面活性剤が好ましい。界面活性剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用でき、溶剤の可溶化、油剤の乳化等を含めた系の安定性の点から、その含有量は、本発明の毛髪化粧料中の0.01〜10重量%、特に0.05〜3重量%が好ましい。
更に、本発明の毛髪化粧料には、多価アルコールを含有させることができる。多価アルコールは、成分(B)の可溶化、安定分散に寄与し、また、成分(B)と相乗的に働き、ツヤや毛髪の改質効果の向上を促進する。多価アルコールとしては、エチレングリコール、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ジプロピレングリコールなどが挙げられ、特にグリセリンが好ましい。多価アルコールは、単独で又は2種以上を組み合わせて使用でき、またその含有量は、本発明の毛髪化粧料中の0.1〜10重量%、特に0.5〜5重量%が好ましい。
本発明の毛髪化粧料には、上記成分のほか、通常の毛髪化粧料に用いられる成分を目的に応じて適宜配合できる。このような成分としては、例えば抗フケ剤;ビタミン剤;殺菌剤;抗炎症剤;防腐剤;キレート剤;ソルビトール、パンテノール等の保湿剤;染料、顔料等の着色剤;ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ポリエチレングリコール、粘土鉱物等の粘度調整剤;成分(A)以外の有機酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のpH調整剤;植物エキス類;パール化剤;香料;色素;紫外線吸収剤;成分(C)以外の酸化防止剤;その他エンサイクロペディア・オブ・シャンプー・イングリーディエンツ〔ENCYCLOPEDIA OF SHAMPOO INGREDIENTS (MICELLE PRESS)〕に記載されている成分等が挙げられる。
本発明の毛髪化粧料は、成分(A)及び(B)の毛髪への浸透吸着を促進すると共に、毛髪にツヤ、柔軟性、まとまり、しなやかさを付与する観点より、毛髪に適用する際のpH(水で20重量倍に希釈時,25℃)が2〜5に調整されるが、pH2.5〜4、特にpH3〜4であるのが好ましい。
本発明の毛髪化粧料の形態は、液状、ゲル状、ペースト状、クリーム状、ワックス状等、適宜選択できるが、溶剤として、水又は低級のアルコール、特に水を用いた液状のものが好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、ヘアスタイリング剤、ヘアコンディショニング剤等として用いるのが好ましい。剤型としては、ポンプスプレー、エアゾールスプレー、ポンプフォーム、エアゾールフォーム、ジェル、ローション等が挙げられる。
更に本発明の毛髪化粧料を毛髪に塗布後、加温することにより、成分(A)及び(B)の毛髪内部への浸透を促進することができる。加温には、ドライヤー、ヒーター、コテ等を使用することができる。温度としては、60℃以上、特に70℃以上が好ましい。
以下の実施例のうち、実施例3、5及び6は参考例であって、特許請求の範囲に包含されるものではない。
以下の実施例において、pHは、水で20重量倍に希釈したときの25℃における値を示す。
実施例1
表2に示す毛髪化粧料を調製し、「セット性」、「ハリ・コシ向上効果」、「まとまり性」、「感触」、及び「ツヤ」の評価を行った。これらの結果を表2に示す。
(評価方法)
「セット性」の評価
1)評価毛束
パーマ、ヘアカラー等の化学処理を行っていない日本人女性の毛髪を用いて、長さ10cm、幅1.5cm、重さ1gの毛束を作り、ブリーチ処理(花王社製,ラビナス カラーアピール イナズマブリーチ使用)を2回行い、セット性評価毛束とする。
2)毛束の処理
・洗髪前評価(7回処理)
評価毛束をシャンプー(花王社製,ラビナス デザイニングシャンプー)し、タオルドライした後、本発明品又は比較品(以下「処理剤」という)0.1gを均一に塗布し、70℃の温風で10分間乾燥させた。この処理を計6回繰り返した。次に上記と同様にシャンプー、タオルドライ、処理剤の塗布後、毛束を直径4cmの円柱に巻きつけ、70℃の温風で10分間乾燥させた。
・洗髪後評価
毛髪表面の処理剤を洗浄した後のセット保持性を評価することにより、髪の内部の改質効果を調べた。上記洗髪前評価の終了後、各毛束をシャンプー、タオルドライし、処理剤をつけずに、直径4cmの円柱に巻きつけ、70℃の温風で10分間乾燥させた。
3)評価の手順及び基準
セットされた毛束を円柱から外し、毛束にくし(リングコーム)を20回通じて毛束をばらばらにした。これを恒温恒湿箱(25℃,98%RH)に吊し、セット保持力を判定した。判定は、吊された毛束の長さ(束ねた部分から毛先までの距離)を測定し、吊した直後の毛束の長さをセット保持率100%、カールのない元の毛束の長さ(10cm)をセット保持率0%とし、30分後における毛束の長さの相対値(%)、すなわちセット保持率を下記の式により求めた。
Figure 0004452523
「ハリ・コシ向上効果」、「まとまり性」、「感触(滑らかさ、しっとり感、柔らかさ、ごわつき、べとつき)」及び「ツヤ」の評価
1)評価毛束
パーマ、ヘアカラー等の化学処理を行っていない日本人女性の毛髪を用いて、長さ25cm、重さ6gの毛束を作り、ブリーチ処理(花王社製,ラビナス カラーアピール イナズマブリーチ使用)を2回行い、評価毛束とする。
2)毛束の処理
・洗髪前評価
評価毛束をシャンプー(花王社製,ラビナス デザイニングシャンプー)し、タオルドライした後、処理剤0.6gを均一に塗布し、70℃の温風でリングコームを用いてくし通ししながら10分間乾燥させた。この処理を計7回繰り返した。
・洗髪後評価
髪の内部の改質効果を調べるために、上記洗髪前評価を終了した各毛束をシャンプー、タオルドライし、70℃の温風でリングコームを用いてくし通ししながら10分間乾燥させた。
3)評価基準
専門パネラー5名により、表1に示す基準に従って官能評価を行い、評価点の平均値を表2に示した。
Figure 0004452523
Figure 0004452523
以上の結果から、本発明は、既存技術のようにごわついたり、べとついたりすることなく、良好なセット性、ハリ・コシ向上効果、まとまり性、感触向上効果が達成できることが確認できた。また、洗髪により表面付着成分を除去した後も効果が持続するほか、毛髪内部の空洞がなくなっているなど、毛髪が改質されている効果も確認できた。
実施例2(ポンプスプレー)
(重量%)
リンゴ酸 4.0
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.25
グリセリン 1.0
2-ベンジルオキシエタノール 2.5
エタノール 4.5
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.5
BHT 0.15
香料 0.02
水 残量
水酸化ナトリウム(pH調整剤) pH3.7に調整
実施例3(ポンプミスト)
(重量%)
リンゴ酸 3.5
マロン酸 1.0
2-ベンジルオキシエタノール 2.5
ポリビニルピロリドン 3.0
エタノール 10
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.5
没食子酸プロピル 0.2
香料 0.05
水 残量
水酸化ナトリウム(pH調整剤) pH3.7に調整
実施例4(ヘアジェル)
(重量%)
リンゴ酸 2.5
コハク酸 1.5
グリセリン 2.0
2-ベンジルオキシエタノール 2.5
ヒドロキシエチルセルロース 2.0
エタノール 8.0
BHT 0.12
香料 0.05
水 残量
水酸化ナトリウム(pH調整剤) pH3.7に調整
実施例5(ヘアローション)
(重量%)
リンゴ酸 4.0
乳酸 1.0
グリセリン 1.0
2-ベンジルオキシエタノール 2.5
エタノール 7.0
BHA 0.07
香料 0.02
水 残量
水酸化ナトリウム(pH調整剤) pH3.7に調整
実施例6(ヘアローション)
(重量%)
リンゴ酸 2.5
乳酸 2.5
2-ベンジルオキシエタノール 2.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.1
ポリエチレングリコール400 0.45
エタノール 4.5
没食子酸 0.1
香料 0.02
水 残量
水酸化ナトリウム(pH調整剤) pH3.7に調整
実施例7(ポンプフォーム)
(重量%)
リンゴ酸 2.5
乳酸 2.5
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(16E.O.) 1.0
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.1
グリセリン 1.0
2-ベンジルオキシエタノール 2.5
エタノール 5.5
BHT 0.01
没食子酸プロピル 0.08
香料 0.02
水 残量
水酸化ナトリウム(pH調整剤) pH3.7に調整

Claims (6)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C)
    (A) リンゴ酸又はその塩:0.5〜5重量%
    (B) ベンジルアルコール又は2-ベンジルオキシエタノール:0.1〜5重量%
    (C) ジ-n-ブチルヒドロキシトルエン(BHT):0.01〜2重量%
    を含有し、水で20重量倍に希釈したときの25℃におけるpHが2〜5である洗い流さないタイプのヘアスタイリング剤又はヘアコンディショニング剤。
  2. 更に、セットポリマーを含有する請求項1記載のヘアスタイリング剤又はヘアコンディショニング剤。
  3. 更に、シリコーン類及び油剤から選ばれるコンディショニング成分を含有する請求項1又は2記載のヘアスタイリング剤又はヘアコンディショニング剤。
  4. 更に、カチオン界面活性剤を含有する請求項1〜3のいずれかに記載のヘアスタイリング剤又はヘアコンディショニング剤。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のヘアスタイリング剤又はヘアコンディショニング剤を毛髪に塗布後、加温する毛髪改質方法。
  6. 60℃以上に加温する請求項5記載の毛髪改質方法。
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