JPH05319405A - エンドシールの形成方法および装置 - Google Patents

エンドシールの形成方法および装置

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JPH05319405A
JPH05319405A JP4123309A JP12330992A JPH05319405A JP H05319405 A JPH05319405 A JP H05319405A JP 4123309 A JP4123309 A JP 4123309A JP 12330992 A JP12330992 A JP 12330992A JP H05319405 A JPH05319405 A JP H05319405A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一面が粘着面とされた連続帯状の材料テープ
1から、簡単かつ効率的に一端に非粘着性撮み部13をも
つエンドシールを形成する方法およびその装置を提供す
ること。 【構成】 上記材料テープ1を連続的に搬送しつつ、所
定間隔おきに所定長さ範囲を粘着面どうしが互いに接着
するように折り畳んで撮み部13を形成するとともに、上
記撮み部の直前部分または直後部分を切断するようにし
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、エンドシールの形成
方法および装置に関し、リールに巻き取られた電子部品
用キャリヤテープの端末部に、このキャリヤテープがほ
どけないように止めておくために付属させるエンドシー
ルを、効率的に形成しうるように構成したものに関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】小型
のトランジスタあるいはチップ型の電子部品等は、いわ
ゆるキャリヤテープに等間隔に保持され、かつこのキャ
リヤテープをリールに巻き取った状態で出荷される。ユ
ーザにおいては、かかるキャリヤテープのリールを電子
部品のマウンタに装填し、このリールから繰り出したキ
ャリヤテープを連続的に搬送しながら、これに収納され
た電子部品を一つづつ取り出しながら電子回路等への自
動装填を行う。
【0003】上記キャリヤテープTは、図8に示すよう
に、電子部品を収容する凹穴aが長手方向等間隔にエン
ボス状に形成されたエンボステープTaと、各凹穴内の
電子部品が外部に飛び出さないように各凹穴の開口を封
止するべく上記キャリヤテープの上面に添着された封止
テープTbとを備えている。上記エンボステープTa
は、ある程度の保形性をもった樹脂材料によって形成さ
れる一方、上記封止テープTbは可撓性のある薄状樹脂
フィルム等で形成される。各凹穴内に電子部品が装填さ
れると、そのエンボステープTaの上面には、上記封止
テープTbが接着によって添着される。
【0004】ところで、上記のようにして各凹穴内に電
子部品が装填されたキャリヤテープTは、上記封止テー
プが外向きになるようにして、リールに巻き取られて出
荷されるが、このリールにおける最外周部を形成するべ
き上記キャリヤテープの端末部は、次のように処理され
るのが通常である。
【0005】すなわち、図9に表れているように、エン
ボステープTaの周端部をTa′から封止テープTbが
さらに所定長さ延出させられ、こうして延出させられた
封止テープの先端部にエンドシールsが接続される。こ
のエンドシールsは、その下面が粘着面となっており、
これによって上記封止テープTbの端末部をロール状に
巻き取られたキャリヤテープの最外周部に付着させてロ
ールのほどけを防止する。
【0006】上記エンドシールsは、単に一面が粘着面
とした帯状のシールであるだけでなく、その端部には、
非粘着性の撮み部bが設けられる。ユーザ側においてこ
のエンドシールsを剥がしてロール状のエンボステープ
Tの先端部を繰り出す作業の便宜性を考慮したものであ
る。上記のような非粘着性の撮み部bをもつエンドシー
ルsの形成は、従来、次の二つの方法によって行われて
いた。
【0007】すなわち、その一つは、図10に表れてい
るように、一定長さの帯状のシール基材cの端部に、粘
着材を塗布しない領域dを設けるという方法である。こ
のようなエンドシールは、図10に表れているように、
離型紙からなる帯状の台紙eに、上記のように端部に粘
着材を塗布せずに非接着性の撮み部bを形成したエンド
シールを、各独立に添着した状態で供給される。そして
その二つ目は、図11に表れているように、一面全面に
接着剤を塗布して粘着面とした一定長さ帯状のシール基
材cの粘着面の端面にのみ紙f等を貼付し、この部分を
非粘着性の撮み部としたものである。
【0008】しかしながら、上記の従来のエンドシール
の形成方法のいずれについても、その形成にコストがか
かり、また、かかるエンドシールを自動的にリール状に
巻かれたキャリヤテープの外周部に貼着するべく供給す
るための装置を構成するには、きわめて複雑な機構が必
要であった。
【0009】本願発明は、上記の事情のもとで考え出さ
れたものであって、一端に非粘着性の撮み部が形成され
たエンドシールを、低コストで形成することができ、し
かも、リールに巻かれたキャリヤテープの最外周部に対
する貼着の自動化を容易になしうるように構成したエン
ドシールの形成方法および装置を提供することをその課
題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。すな
わち、本願の請求項1に記載した発明は、一面を粘着面
とした所定長さの帯状シールの前端または後端に非粘着
性の撮み部をもつエンドシールを形成する方法であっ
て、(a) 一面を粘着面とした材料テープを連続的に搬送
しつつ、所定間隔おきに、所定長さ範囲を粘着面どうし
が互いに接着するように折り畳んで撮み部を形成するス
テップ、(b) 上記撮み部の直前部分または直後部分を切
断するステップ、を含むことを特徴としている。
【0011】そして、本願の請求項2に記載した発明
は、上記請求項1の方法において、上記ステップ(a)
は、上記材料テープにたるみ部を設け、粘着面側からエ
アブローして粘着面が凹となるように屈曲させつつ、こ
の屈曲部を一対の挟圧部材間に挟圧することによって行
い、上記ステップ(b) は、上記撮み部を形成した材料テ
ープを外周に凹部をもつ回転担持ローラに上記撮み部が
上記凹部に対応するように掛け回し搬送しつつ、上記回
転担持ローラの外周側からカッタを上記凹部に向けて作
用させることによって行うようにしたことを特徴として
いる。
【0012】さらに、本願の請求項3に記載した発明
は、一面を粘着面とした所定長さの帯状シールの前端ま
たは後端に非粘着性の撮み部をもつエンドシールを形成
する装置であって、(a) 一面を粘着面とした材料テープ
を連続的に搬送しつつ、所定間隔おきに、所定長さ範囲
を粘着面どおしが互いに接着するように折り畳んで撮み
部を形成する撮み部形成手段と、(b) 上記撮み部の直前
部分または直後部分を切断する切断手段と、を備えるこ
とを特徴としている。
【0013】さらに、本願の請求項4に記載した発明
は、上記請求項3に記載した装置において、上記撮み部
形成手段は、材料テープのたるみ部に粘着面側からエア
を噴射して上記材料テープに粘着面が凹となる屈曲部を
形成するエアブロー装置と、上記屈曲部を挟圧する一対
の挟圧部材とを含んでおり、上記切断手段は、上記撮み
部が形成された材料テープが掛け回され、上記撮み部と
対応する凹部を外周にもつ回転担持ローラと、この回転
担持ローラの外周側から上記凹部内に進出して上記材料
テープを切断するカッタとを含むことを特徴としてい
る。
【0014】
【発明の作用および効果】一面を粘着面とした材料テー
プが撮み部形成工程に搬送されてくると、たとえば、粘
着面側からエアブローすることによって上記材料テープ
の所定の部位がその粘着面が凹となるように屈曲され、
この屈曲部が一対の挟圧部材によって前後から挟圧され
ることにより、粘着面どうしが互いに接着するように折
り畳まれた非粘着性の撮み部が形成される。
【0015】こうして撮み部が形成された材料テープ
は、次に切断工程に運ばれ、上記撮み部の直前部分また
は直後部分を切断することにより、所定長さの帯状シー
ルの前端または後端に非粘着性の撮み部をもつエンドシ
ールが形成される。上記撮み部の直前部分を切断する
と、エンドシールの前端部に撮み部が形成されることに
なり、上記撮み部の直後部分を切断すると、エンドシー
ルの後端部に撮み部が形成されることになる。
【0016】このように、本願発明のエンドシールの形
成方法によれば、一面を粘着面とした材料テープから、
端部に非粘着性の撮み部をもつエンドシールが効率的に
形成されるのであり、エンドシールの供給コストが従来
に比較して著しく低減される。また、本願発明のエンド
シールの形成装置は、撮み部形成手段と、切断手段とが
比較的簡単に構成され、したがってかかる構成をキャリ
ヤテープのリール巻き取り装置に付属させて簡便に設け
ることができ、リール状に巻かれたキャリヤテープ外周
部に対するエンドシールの貼着工程を自動的に行うこと
が可能となる。
【0017】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。図1は、本願発明
のエンドシールの形成方法を実施するための装置の一例
の全体構成を概略的に示している。
【0018】図示しない材料テープロールから引き出さ
れた連続的な材料テープ1は、搬送ローラ2,3を掛け
回されて撮み部形成手段4に導入される。上記材料テー
プ1は、たとえば、クラフト紙からなる基材テープの一
面に粘着材を塗布したものが用いられる。図1において
材料テープ1の下面が粘着面である。したがって、上記
2個の搬送ローラ2,3のうち、材料テープ1の粘着面
側が掛け回される搬送ローラ2の外周面は、樹脂コーテ
ィングによる滑らかな面とされており、材料テープ1の
粘着面が粘性付着しないように手当てしてある。
【0019】上記撮み部形成手段4は、上記材料テープ
1の直線状搬送経路に沿って移動させられる一対の挟圧
部材5,6を備えている。材料テープ1の搬送方向後方
側に位置する第一挟圧部材5は、上記材料テープ1の搬
送方向に往復駆動させられるキャリヤ7上に支持されて
いる。材料テープ1の搬送方向前方側に位置する挟圧部
材6は、図示しない支持機構によって材料テープ1の搬
送方向に所定距離往復移動可能に支持されており、常時
図1に実線で示す基準位置に戻るように弾力付勢されて
いる。
【0020】上記第一挟圧部材5の前面挟圧面5aと、
上記第二挟圧部材6の後面挟圧面6aは、上記材料テー
プ1の搬送経路に対して材料テープの搬送方向前方側に
傾斜させられている。
【0021】上記第一挟圧部材5を支持するキャリヤ7
には、先端に押圧ローラ8を支持するアーム9が軸10
を中心として揺動可能に支持されている。また、このア
ーム9は、ローラ8が第一挟圧部材5の下面に材料テー
プ1を介して当接する状態と、ローラ8が図4に示すよ
うに第一挟圧部材5の下面から離間する状態が選択され
るが、上記押圧ローラ8が第一挟圧部材5の下面との間
に材料テープ1を弾性挟圧しうるように、ばね11によ
って反時計回り方向に付勢されている。また、この押圧
ローラ8は、図示しないワンウェイクラッチより、図1
の時計回り方向にのみ回転し、反時計回り方向には回転
しないようにその回転方向が規制されている。さらに
は、この押圧ローラ8の周面は、材料テープ1の粘着面
に当接するため、すでに説明した搬送ローラ2と同様、
樹脂コーティング等による滑らかな面としてあり、材料
テープ1の粘着面が粘性付着しないようにしてある。
【0022】符号12は上記一対の挟圧部材5,6の各
挟圧面5a,6aの間に位置する材料テープ1の粘着面
に向けてエアを噴射するためのエアノズルを示してい
る。
【0023】上記撮み部形成手段4は、次のように作動
する。材料テープ1が所定距離送られて停止すると、図
2に示すように、上記エアノズル12からエアが噴射さ
れながら、上記キャリヤ7が前進する。このキャリヤ7
の前進にともない、これに支持される第一挟圧部材5お
よび押圧ローラ8が前進するが、この押圧ローラ8は、
反時計回り方向には回転しないから、この押圧ローラ8
と第一挟圧部材5の下面との間に挟まれる材料テープ1
は、上記キャリヤ7の前進とともに前方へ送られる。か
かる材料テープ1の前方移動にともない、一対の挟圧部
材5,6の間に位置する材料テープ1にはたるみが生じ
るが、上記エアノズル12によるエアの噴射を受けてい
るから、かかる材料テープ1のたるみ部分は、必ず、図
2に示すように、下面粘着面が凹となるように屈曲する
ことになる。
【0024】そうして、さらに上記キャリヤが前進する
と、上記の屈曲部分は、図3に示すように、上記一対の
挟圧部材5,6の各挟圧面5a,6a間に挟圧され、粘
着面どうしが互いに接着するように折り畳まれた撮み部
13が形成される。
【0025】なお、上記搬送ローラ2,3は、上記のよ
うにキャリヤ7が前進をして上記撮み部13が形成され
るまでの間、材料テープ1の上記第一挟圧部材5と上記
押圧ローラ8に挟まれた状態での前進を許容するよう
に、回転可能状態となる。そして、図3に示すように、
一対の挟圧部材5,6によって撮み部13を形成した後
は、搬送ローラ2,3は停止状態となり、それ以上の材
料テープ1の前進が阻止される。
【0026】図3に示すように材料テープ1の屈曲部が
一対の挟圧部材5,6によって挟圧されて折り畳まれた
後は、上記キャリヤ7は、図4に示すように上記押圧ロ
ーラ8を退避させた状態で、さらに所定距離前進する。
そうすると、材料テープ1の前進動は上記搬送ローラ
2,3が停止状態となっていることにより阻止されてい
るから、挟圧面5a,6aが対接状態となったままこれ
ら挟圧部材5,6が前進動をすると、図4に示すよう
に、上記撮み部13は上記両挟圧面5a,6aから抜け
出るとともに、第一挟圧部材5の下面によって搬送テー
プ1の搬送方向に向けて折り畳まれた状態となる。この
ようにして撮み部13が形成された材料テープ1は、さ
らに前方に搬送されて、上記撮み部13の直後部分を切
断するための切断手段14に送られる。
【0027】なお、上記のように形成された撮み部13
が充分前方に送られると、上記キャリヤ7は、図1に示
す初期状態に復帰動する。なお、このとき、押圧ローラ
8は時計回り方向に回転自由であるから、かかるキャリ
ヤ7の復帰動によって材料テープ1が後方に引っ張られ
ることはない。
【0028】上記切断手段14は、上記撮み部形成手段
4を経て直線状に搬送される材料テープ1がその粘着面
を下にして巻き掛けられる回転担持ローラ15を備え
る。この回転担持ローラ15の周面には、直径方向に対
向するようにして、2箇所の凹部16,16が形成され
ている。この回転担持ローラ15は、上記撮み部形成手
段4の作動と同期して、材料テープ1に形成された各撮
み部13が各凹部16,16と対応するようにして巻き
掛けられるように制御駆動される。そして、この回転担
持ローラ15に対する入り口部付近から所定の中心角度
範囲にわたり、この回転担持ローラ15の周面とわずか
な隙間を介して対向するガイド板17が設けられてお
り、前述したように、材料テープ1に対してその搬送方
向前方に折り畳まれた撮み部13が起立または後方回動
することなく、前方に送られるようにしてある。
【0029】上記回転担持ローラ15の半径方向外方の
所定位置には、上記凹部16,16に向けて進出するこ
とにより、材料テープ1を切断することができるカッタ
装置18が配置されている。材料テープ1が巻き掛けら
れた回転担持ローラ15が回転し、その凹部16が上記
カッタ装置18と対応するように位置したとき、上記カ
ッタ装置18が作動して、材料テープ1を切断する(図
5参照)。この回転担持ローラ15の凹部16が上記カ
ッタ装置18を作動するべき位置に到達したか否かは、
回転原点センサ19がもう一方の凹部をたとえば光学的
に検出する等して判断される。
【0030】上述したように、材料テープ1に形成され
た撮み部13は、搬送方向前方側に折り畳まれるように
され、上記ガイド板17によってこのように前方折り曲
げ状態が維持されるので、この撮み部13の直後部分を
上記カッタ手段18によって切断することが可能とな
る。なお、上記回転保持ローラ15の外周面も、樹脂コ
ーティングをするなどすることにより、材料テープ1が
粘性付着しないように手当てしてある。
【0031】上記切断手段14の作動により、後端部に
非粘着性の撮み部13が形成されたエンドシール20が
完成する。本実施例においては、上記のようにして回転
担持ローラ15上で完成させられるエンドシール20
を、自動的にキャリヤテープリールの周部に貼着しうる
ように、さらに次の構成を付加している。
【0032】すなわち、上記回転担持ローラ15に隣接
して、保持ローラ21が設けられ、上記完成されたエン
ドシール20をこの保持ローラ21上に移し替え、この
保持ローラ21を対象物に押し付けることにより、上記
エンドシール21を対象物に貼着できるようにしてい
る。上記回転担持ローラ15上で出来上がったエンドシ
ール20を保持ローラ21上に移し替えるために、次の
ような手段が採用されている。
【0033】すなわち、図6に良く表れているように、
上記回転担持ローラ15と上記保持ローラ21の隣接部
に向けて、エアを噴射するエアノズル22が配置され、
上記凹部16上にオーバハングする後続エンドシールの
前端部を上記エアノズルから噴射されるエアの動圧によ
って回転担持ローラ15の外周面から引き剥がすように
なし、一方、保持ローラ21の周面には、適当箇所にバ
キュームホール24を設け、上記のようにして回転担持
ローラ15から引き剥がされて保持ローラ21の周面に
付着した後続するエンドシールの前端非接着面をこのバ
キューム力によって保持しつつ、巻き取ってゆくのであ
る。
【0034】この保持ローラ21の外周に対向する所定
の定位置には、この保持ローラ21の周面に移し替えら
れて付着するエンドシール20の先端部を検出するセン
サ23が設けられており、こうして検出されるエンドシ
ールの先端位置情報に基づき、このエンドシール20を
貼着するべき対象物であるキャリヤテープリールとの位
置関係を調節し、そしてこの保持ローラ21を図示しな
いキャリヤテープリール2の周面に押し付けることによ
り、上記エンドシールを対象物に貼着するのである。
【0035】以上説明したように、上記実施例に係るエ
ンドシールの形成方法ならびにこの方法を実施する装置
によれば、安価な材料テープ1から連続的に後端部に撮
み部をもつエンドシールが形成され、したがって、かか
るエンドシール20の形成コストが従来に比較して格段
に低減される。
【0036】また、実施例に示したように、こうして効
率的に形成されるエンドシールを自動的にキャリヤテー
プリールの周部に貼着する機構を簡単に構成することが
でき、このことも、キャリヤテープに担持した形態での
電子部品の出荷形態を効率よく達成することに寄与する
ことになる。
【0037】もちろん、この発明の範囲は、上述した実
施例に限定されることはない。実施例では、保持ローラ
21を設けて形成されたエンドシールを自動的に対象物
に貼着するようにしたが、かかる機構を設けるかどうか
は選択的な事項である。
【0038】また、実施例では、材料テープ1に形成し
た撮み部13の直後部分を切断するようにしているが、
撮み部13の直前部分を切断するようにしてもよい。こ
の場合、撮み部13は、材料テープ1に対して後方に折
り畳まれるようにして回転担持ローラ15上に送ること
が必要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例の全体構成図である。
【図2】撮み部形成手段の作動説明図であり、キャリヤ
7ないし第一挟圧部材5が前進しはじめた状態を示す。
【図3】撮み部形成手段の作動説明図であり、キャリヤ
がさらに前進して第一、第二挟圧部材5,6間に撮み部
13が折り畳み形成された状態を示す。
【図4】撮み部形成手段の作動説明図であり、キャリヤ
がさらに前進して撮み部13が前方に折り畳まれた状態
を示す。
【図5】切断手段の作動説明詳細図である。
【図6】回転担持ローラ上で形成されたエンドシールが
保持ローラに移し替えられる様子を示す説明図である。
【図7】エンドシールの完成図である。
【図8】エンドシールを貼着するべきキャリヤテープの
一例を示す斜視図である。
【図9】エンドシールが貼着されたキャリヤテープの説
明図である。
【図10】従来のエンドシールの一例の説明図である。
【図11】従来のエンドシールの一例の説明図である。
【符号の説明】
1 材料テープ 4 撮み部形成手段 5 第一挟圧部材 6 第二挟圧部材 12 エアノズル 13 撮み部 14 切断手段 15 回転担持ローラ 16 凹部 18 カッタ装置 20 エンドシール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面を粘着面とした所定長さの帯状シー
    ルの前端または後端に非粘着性の撮み部をもつエンドシ
    ールを形成する方法であって、 (a) 一面を粘着面とした材料テープを連続的に搬送しつ
    つ、所定間隔おきに、所定長さ範囲を粘着面どうしが互
    いに接着するように折り畳んで撮み部を形成するステッ
    プ、 (b) 上記撮み部の直前部分または直後部分を切断するス
    テップ、を含むことを特徴とする、エンドシールの形成
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法において、 上記ステップ(a) は、上記材料テープにたるみ部を設
    け、粘着面側からエアブローして粘着面が凹となるよう
    に屈曲させつつ、この屈曲部を一対の挟圧部材間に挟圧
    することによって行い、 上記ステップ(b) は、上記撮み部を形成した材料テープ
    を外周に凹部をもつ回転担持ローラに上記撮み部が上記
    凹部に対応するように掛け回し搬送しつつ、上記回転担
    持ローラの外周側からカッタを上記凹部に向けて作用さ
    せることによって行うようにしたことを特徴とする、エ
    ンドシールの形成方法。
  3. 【請求項3】 一面を粘着面とした所定長さの帯状シー
    ルの前端または後端に非粘着性の撮み部をもつエンドシ
    ールを形成する装置であって、 (a) 一面を粘着面とした材料テープを連続的に搬送しつ
    つ、所定間隔おきに、所定長さ範囲を粘着面どおしが互
    いに接着するように折り畳んで撮み部を形成する撮み部
    形成手段と、 (b) 上記撮み部の直前部分または直後部分を切断する切
    断手段と、を備えることを特徴とする、エンドシールの
    形成装置。
  4. 【請求項4】 上記撮み部形成手段は、材料テープのた
    るみ部に粘着面側からエアを噴射して上記材料テープに
    粘着面が凹となる屈曲部を形成するエアブロー装置と、
    上記屈曲部を挟圧する一対の挟圧部材とを含んでおり、 上記切断手段は、上記撮み部が形成された材料テープが
    掛け回され、上記撮み部と対応する凹部を外周にもつ回
    転担持ローラと、この回転担持ローラの外周側から上記
    凹部内に進出して上記材料テープを切断するカッタとを
    含むことを特徴とする請求項3の装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8080300B2 (en) 1998-06-23 2011-12-20 3M Innovative Properties Company Tape roll tab application method and article

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US8080300B2 (en) 1998-06-23 2011-12-20 3M Innovative Properties Company Tape roll tab application method and article

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