JPH05319402A - 包装機における折込時のフィルム押え装置 - Google Patents

包装機における折込時のフィルム押え装置

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JPH05319402A
JPH05319402A JP12393592A JP12393592A JPH05319402A JP H05319402 A JPH05319402 A JP H05319402A JP 12393592 A JP12393592 A JP 12393592A JP 12393592 A JP12393592 A JP 12393592A JP H05319402 A JPH05319402 A JP H05319402A
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Yoshiyuki Takahashi
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 フィルムが包装部に供給されると、カム機構
と連動機構G(ワイヤ65等)とにより、フィルム押え
27の挾持体30が動いてフィルムの端縁が挾持され
る。次に、保持機構K(ソレノイド37等)が働く。次
に、物品受台上の物品によりこのフィルムが持ち上げら
れる。そして、各折込部材によりこの物品の下側でフィ
ルムが折り込まれる。この折込みと同調して、まずカム
機構を利用した前記フィルムの挾持が解除される。この
場合、保持機構Kによる挾持は維持れる。その後、この
保持機構Kによる挾持も解除される。 【効果】 機械的なカム機構によりフィルムを大きな力
で挾持できるので、フィルムの抜け落ちを防止すること
ができるとともに、挾持及び挾持解除の時の衝撃が小さ
くなる。また、電気的制御可能な保持機構Kにより挾持
解除を行えるので、その解除タイミング制御が行い易く
なり、フィルムの損傷を防止するとともに、良好な包装
状態を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば生鮮食料品を入
れたトレイをストレッチフィルムにより包装する包装機
において、フィルム折込時にフィルムを押さえる装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
この種の包装用フィルム押え装置としては、例えば特開
昭58−90009号公報に示すものがある。同装置に
おいては、固定側挾持体に対し可動側挾持体がソレノイ
ドのオンオフ制御により接離するようになっている。
【0003】一般に、ソレノイドにおいては、鉄心の移
動距離が大きくなると、力が小さくなる性質を有する。
そのため、包装部において固定側挾持体と可動側挾持体
との間にフィルムを供給できるように可動側挾持体を固
定側挾持体から十分に離すと、フィルムに対する可動側
挾持体の挾持力が小さくなる欠点があった。その反面、
電気的制御が可能であるため、可動側挾持体を動かすタ
イミングは調節し易い。
【0004】そこで、本出願人はソレノイドに代えてク
ラッチ及びブレーキを利用したフィルム押え装置(特開
昭62−39411号公報)を提供した。この装置にお
いては、駆動側回転軸と出力側回転軸とを断続するクラ
ッチと、可動側挾持体に連動する出力側回転軸の回転を
止めてその停止状態を保持するブレーキとを備えてい
る。そして、クラッチが接続されると、出力側回転軸に
駆動側回転軸の回転が伝達され、その回転に伴い可動側
挾持体がワイヤを介してフィルムを挾持する。その後、
クラッチが解放されるとともに出力側回転軸にブレーキ
がかかると、可動側挾持体が前記フィルム挾持状態を保
持する。その状態からブレーキも解放されると、可動側
挾持体が固定側挾持体から離れてフィルムの挾持を解除
する。
【0005】このフィルム押え装置では、駆動側回転軸
のトルクを利用しているため、フィルムの挾持力は大き
くなるが、その反面、クラッチの断続による衝撃も大き
くなる欠点があった。
【0006】ところで、一般に、ストレッチフィルム包
装機においては、包装部に供給されたフィルムが押え装
置により挾持された状態で受台上の物品により持ち上げ
られ、この物品の下側で折込装置によりフィルムが折り
込まれるようになっている。このように包装部のフィル
ムを物品により持ち上げるときや、物品の下側にフィル
ムを折込み始めるときには、フィルムに大きな力がかか
ってフィルムが伸びるため、可動側挾持体によるフィル
ムの挾持力を大きくしなければならない。しかし、それ
以後はフィルムの挾持力を小さくしてもよい。
【0007】一方、挾持しているフィルムを離すタイミ
ングは良好な折込状態を得る上で大変重要である。従っ
て、そのタイミング制御を行い易くする必要がある。本
出願人はこのような点を模索した結果、長所を有効に維
持できかつ欠点を解消できるフィルム押え装置を提供し
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】後記する実施例の図面に
示すように、本発明に係る包装機においては、フィルム
折込装置1内にある包装部Sに供給されたフィルム20
aの端縁がフィルム押え27,28により挾持された状
態で、物品受台24上の物品25によりこのフィルム2
0aが持ち上げられ、この物品25の下側でフィルム2
0aが折り込まれるようになっている。前記フィルム押
え27,28においては、フィルム挾持体30,40と
カム機構Cと連動機構Gと保持機構Kとを備えている。
フィルム挾持体30,40はフィルム20aの挾持位置
と挾持解除位置とを取り得るようになっている。カム機
構Cは原動節57,58と従動節55,56とを有して
いる。連動機構Gはこの従動節55,56の動きを前記
フィルム挾持体30,40に伝達するようになってい
る。保持機構Kは前記フィルム挾持体30,40をフィ
ルム挾持位置で保持できるように電気的に制御可能なも
のであって、例えばソレノイド37や電磁ブレーキ61
を利用している。
【0009】
【作用】さて、フィルム20aが包装部Sに供給される
と、カム機構Cと連動機構Gとにより、フィルム押え2
7,28の挟持体30,40が動いてフィルム20aの
端縁が挟持される。
【0010】次に、保持機構Kが働く。次に、物品受台
24上の物品25によりこのフィルム20aが持ち上げ
られる。そして、各折込部材5,9,14によりこの物
品25の下側でフィルム20aが折り込まれる。
【0011】この折込みと同調して、まずカム機構Cを
利用した前記フィルム20aの挾持が解除される。この
場合、保持機構Kによる挾持は維持される。その後、こ
の保持機構Kによる挾持も解除される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係るフィルム押え
装置を中心にフィルム折込装置とともに図面を参照して
説明する。
【0013】図1,2に示すように、フィルム折込装置
1内の包装部Sにおいて左右の可動板2が機枠3上の各
支持ローラ4によって左右方向へ水平に移動し得るよう
になっている。この両可動板2上に左右の折込部材5が
軸6を中心に水平方向へ回動可能に支持されて後方へ延
設されている。機枠3内の左右両側で回転ベルト7が両
プーリ8間に掛け渡され、この両回転ベルト7間で前折
込部材9の左右両端部9aが連結されている。前折込部
材9の左右両端部9aは機枠3上のレール10に沿って
前後方向へ移動し得るように支持されている。前記両可
動板2には長孔11が前後方向へ延びるように形成さ
れ、前折込部材9の左右両端部9a上にあるガイドピン
12がこの長孔11に係合されている。このガイドピン
12と左右の折込部材5との間でリンク13の両端部が
回動可能に支持されている。そして、回転ベルト7の回
転に伴い、前折込部材9が前後方向へ移動すると、両ガ
イドピン12が長孔11に沿って移動するとともに、リ
ンク13を介して左右の折込部材5が互いに開閉する。
前折込部材9の後方で両レール10間に後折込部材14
がリンク(図示せず)により前後方向へ移動し得るよう
に支持されている。
【0014】なお、詳述しないが、16は包装部Sに隣
接して前折込部材9の前方にあるヒータ、17は前記フ
ィルム折込装置1の上方にある搬出べルトである。1
8,19はそれぞれフィルム給出部であって、いずれか
のものがフィルム給出位置Pに対応するようになってい
る。20,21は搬出ベルト17の上方で設置されたフ
ィルム巻取ロールであって、幅サイズの小さいフィルム
20aが一方のフィルム巻取ロール20から引き出され
て一方のフィルム給出部18に挾持されているととも
に、幅サイズの大きいフィルム21aが他方のフィルム
巻取ロール21から引き出されて他方のフィルム給出部
19に挾持されている。22はこのフィルム給出位置P
上を移動するフィルム引出し体であって、フィルム給出
部18,19に対し接近または離間してフィルム20
a,21aを包装部Sに引き出すようになっている。2
3は前記フィルム折込装置1やフィルム引出し体22の
下方で設置された物品搬送コンベヤ、24はこの物品搬
送コンベヤ23とフィルム折込装置1内の包装部Sとの
間で上下動する物品受台であって、この搬送コンベヤ2
3上に載せた物品(トレイ25に収容物をいれたもの)
が、最下降状態にある物品受台24に向けて搬送される
ようになっている。
【0015】次に、フィルム押え装置26について詳述
する。この装置26は後フィルム押え27と左右の横フ
ィルム押え28とを備えている。なお、前記フィルム引
出し体22は前フィルム押えとしても兼用される。
【0016】図3に示すように、前記後フィルム押え2
7は固定側挾持体29とその下方にある可動側挾持体3
0とを有している。機枠3上の取付板31に一対のレバ
ー32,33が軸32a,33aを中心に回動可能に支
持されて、この両レバー32,33に可動側挾持体30
が軸34により回動可能に支持されている。従って、こ
れらの軸32a,33a,34間で平行クランク機構3
5が構成される。両レバー32,33はリンク36によ
り連動する。保持機構Kとして、機枠3上のソレノイド
37がワイヤ38により一方のレバー32に連結されて
いる。
【0017】図4に示すように、前記左右の横フィルム
押え28は前記フィルム折込装置1の左右の可動板2に
取り付けられ、この可動板2の上側にある固定側挾持体
39と、その下方にある可動側挾持体40とを有してい
る。可動板2に取着されたブラッケット41にはその前
後両側でそれぞれ一対のレバー42,43,44,45
が軸42a,43a,44a,45aにより回動可能に
支持され、この各レバー42,43,44,45に可動
側挾持体40が軸46,47により回動可能に支持され
ている。従って、これらの軸42a,43a,46間と
軸44a,45a,47間で平行クランク機構48,4
9が構成される。後側の両レバー42,43はリンク5
0により連動する。可動側挾持体40は固定側挾持体3
9から下方へ離れるようにばね51により付勢されてい
る。
【0018】図5,6に示すように、機枠3の前側にあ
るボックス52内には原動軸53と従動軸54とが支持
され、この従動軸54にカム機構Cの従動節としての一
対の従動アーム55,56が回動可能に支持されてい
る。原動軸53にはカム機構の原動節としての一対のカ
ム板57,58が一体回転可能に取着され、前記両従動
アーム55,56上にあるカムローラ59,60に対し
当接可能になっている。
【0019】前記従動軸54上には保持機構Kとして電
磁ブレーキ61が取り付けられ、一方の従動アーム56
を従動軸54に対し回動可能にする状態と、回動不能に
する状態とを取り得るようになっている。
【0020】前記ボックス52と後フィルム押え27の
取付板31とにはそれぞれ連結板62,63が取着さ
れ、この両連結板62,63にワイヤチューブ64の両
端部が取着されている。このワイヤチューブ64にはワ
イヤ65が挿通され、このワイヤ65の一端部65aが
一方の従動アーム55に連結されているとともに、その
他端部65bが前記後フィルム押え27のレバー32に
連結されている。
【0021】前記ボックス52と左右の横フィルム押え
28のブラッケット41とにはそれぞれ連結板66,6
7が取着され、この両連結板66,67に二本のワイヤ
チューブ68,69の両端部が取着されている。このワ
イヤチューブ68,69にはそれぞれワイヤ70,71
が挿通され、この両ワイヤ70,71の一端部70a,
71aが他方の従動アーム56に連結されているととも
に、それらの他端部70b,71bが左右の横フィルム
押え28のレバー42に連結されている。
【0022】そして、原動軸53とともに両カム板5
7,58が回転すると、両従動アーム55,56がカム
ローラ59,60を介して揺動し、その動きが各ワイヤ
65,70,71に伝達される。後フィルム押え27に
おいては、ワイヤ65が引かれると、可動側挾持体30
が上動して固定側挾持体29に当接する。一方、ワイヤ
65に対する引張力が解除されると、可動側挾持体30
がその重量により下動して固定側挾持体29から離れ
る。左右の横フィルム押え28においては、両ワイヤ7
0,71が引かれると、可動側挾持体40が上動して可
動側挾持体39に当接する。一方、両ワイヤ70,71
に対する引張力が解除されると、可動側挾持体40がそ
の重量やばね51の弾性力により下動して固定側挾持体
39から離れる。
【0023】なお、前記各平行クランク機構35,4
8,49や各ワイヤ65,70,71などにより、連動
機構Gが構成されている。次に、フィルム折込装置1及
びフィルム押え装置26を中心として包装作用の概略を
説明する。
【0024】トレイ25が物品搬送コンベヤ23により
物品受台24に向けて移動すると、その移動途中でトレ
イ25の長さ及び幅が検出される。例えばトレイ25の
長さが設定長さ以下である場合には、第1のフィルム給
出部18がフィルム給出位置Pに対応するとともに、こ
れに連動してフィルム折込装置1の両可動板2が左右の
折込部材5とともに狭い間隔で設定される。そして、ト
レイ25が物品受台24上で停止する。一方、フィルム
引出し体22は第1のフィルム給出部18に接近してフ
ィルム20aを把持し、その後第1のフィルム給出部1
8から離れて包装部Sにフィルム20aが引き出され
る。このフィルム20aの引出し寸法はトレイ25の幅
に応じて設定される。
【0025】フィルム20aの引出し後、後フィルム押
え27及び左右の横フィルム押え28において、各ワイ
ヤ65,70,71が引かれると、可動側挾持体30,
40が固定側挾持体29,39に当接してフィルム20
aが挾持される。
【0026】次に、後フィルム押え27でソレノイド3
7がオンになってワイヤ38が引かれると、それによる
引張力もフィルム20aに与えられる。これとほぼ同時
に、左右の横フィルム押え28で電磁ブレーキ61がオ
ンになって従動アーム56の揺動が阻止されると、両ワ
イヤ70,71が引かれたままの状態になる。
【0027】次に、物品受台24がトレイ25やカッタ
ー24aとともに包装部Sに上動すると、フィルム20
aがトレイ25により持ち上げられるとともに、カッタ
ー24aによりフィルム20aが切断される。
【0028】その後、トレイ25に対するフィルム20
aの折込みが次のようにして行われる。まず、後退位置
にある後折込部材14に対し前折込部材9が接近する
と、左右の折込部材5が互いに閉じ、トレイ25の下側
にフィルム20aがそれらの折込部材5,9により三方
から折り込まれる。そして、トレイ25が搬出ベルト1
7により上方から押えられた状態で前後の折込部材9,
14がともに前方に移動し、トレイ25の下側にフィル
ム20aが折り込まれて各折込部が互いに重ね合わされ
る。
【0029】この折込みと同調して、前記両カム板5
7,58も回転するため、両揺動アーム55,56に対
するカム板57,58の規制が解除される。従って、後
フィルム押え27では、従動アーム55によりワイヤ6
5に与えられる引張力が解除され、ソレノイド37でワ
イヤ38に与えられる引張力によりフィルム20aに対
する挾持が維持される。また、左右の横フィルム押え2
8では、電磁ブレーキ61の保持力のみによりフィルム
20aに対する挾持が維持される。いずれの場合も、フ
ィルム20aに対する挾持力は小さくなる。そして、前
フィルム押えとして兼用するフィルム引出し体22によ
る把持を解除するとともに、ソレノイド37及び電磁ブ
レーキ61をオフにすると、各ワイヤ38,70,71
に与えられている引張力が解除されて、フィルム20a
に対する挾持も解除される。通常、電磁ブレーキ61が
まずオフになった後、ソレノイド37がオフになる。ソ
レノイド37及び電磁ブレーキ61のオンオフタイミン
グは各種条件により変更する。
【0030】次に、搬出ベルト17が回転するととも
に、前折込部材9がさらに前方へ移動すると、トレイ2
5が前折込部材9上に載せられながらヒータ16に向け
て搬出される。トレイ25は一旦ヒータ16上で停止
し、トレイ25の下側でフィルム20aが熱により密着
される。このようにして包装されたトレイ25は搬出ベ
ルト17の回転により搬出コンベヤ72に送られる。
【0031】一方、トレイ25の長さが設定長さ以上で
ある場合には、第2のフィルム給出部19がフィルム給
出位置Pに対応するとともに、これに連動してフィルム
折込装置1の両可動板2が左右の折込部材5とともに広
い間隔で設定される。そして、基本的包装作用は前述し
た場合と同様であるが、ソレノイド37や電磁ブレーキ
61のオンオフタイミングは変更される。
【0032】特に本実施例の各フィルム押え27,28
においては、機械的要素としてのカム機構C(カム板5
7,58及び従動アーム55,56等)と、電気的要素
(ソレノイド37及び電磁ブレーキ61等)を利用した
保持機構Kとを結合して、それらの長所を有効利用して
いる。すなわち、包装部Sに供給されたフィルム20a
を物品受台24上のトレイ25により持ち上げる時や、
このトレイ25の下側にフィルム20aを折り込む初期
など、フィルム20aに大きな伸張力が加わる場合、前
記機械的要素としてのカム機構Cによりフィルム20a
を大きな力で挾持できるので、フィルム20aを確実に
把持してその抜け落ちを防止することができる。また、
それらの後にはフィルム20aの挾持力をさほど必要と
しないため、カム機構Cによる挾持を解除し、前記電気
的要素のみによりフィルム20aを挾持しているので、
フィルム20aの挾持を解除するタイミング制御が行い
易くなり、フィルム20aの損傷を防止するとともに、
良好な包装状態にすることができる。しかも、カム機構
Cを利用しているので、クラッチの断続を利用する従来
技術と比較して衝撃が小さくなる。
【0033】前記実施例では各フィルム押え27,28
の可動側挾持体30,40に力を伝達する手段としてワ
イヤ38,65,70,71を利用したが、それらのワ
イヤ38,65,70,71に代えて他の機械的伝達手
段を利用してもよい。また、前記フィルム折込装置1や
フィルム押え装置26は各種形式のものの一例を示した
に過ぎず、例えば特開昭58−90009号公報や特開
昭62−39411号公報に示すものなどに応用可能で
ある。
【0034】
【発明の効果】本発明にかかるフィルム押え装置26に
よれば、機械的なカム機構Cによりフィルム20aを大
きな力で挾持できるので、フィルム20aの抜け落ちを
防止することができるとともに、挾持及び挾持解除の時
の衝撃が小さくなる。また、電気的制御可能な保持機構
Kにより挾持解除を行えるので、その解除タイミング制
御が行い易くなり、フィルム20aの損傷を防止すると
ともに、良好な包装状態を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る包装機の概略側面図である。
【図2】本実施例に係るフィルム折込装置を示す一部切
欠平面図である。
【図3】本実施例に係る後フィルム押えにおいてカム機
構以外の部分を示す正面図である。
【図4】(a)は本実施例に係る左右の横フィルム押え
においてカム機構以外の部分を示す正面図であり、
(b)は(a)に示す各横フィルム押えの背面図であ
る。
【図5】前記カム機構を示す一部切欠平面図である。
【図6】同じく側断面図である。
【符号の説明】
1 フィルム折込装置、24 物品受台、25 トレイ
(物品)、5 左右の折込部材、9 前折込部材、14
後折込部材、26 フィルム押え装置、27後フィル
ム押え、28 左右の横フィルム押え、29 固定側挾
持体、30可動側挾持体、32 レバー、33 レバ
ー、35 平行クランク機構、36リンク、37 ソレ
ノイド、38 ワイヤ、39 固定側挾持体、40 可
動側挾持体、42 レバー、43 レバー、44 レバ
ー、45 レバー、48 平行クランク機構、49 平
行クランク機構、50 リンク、55 従動アーム、5
6 従動アーム、57 カム板、58 カム板、61
電磁ブレーキ、65ワイヤ、70 ワイヤ、71 ワイ
ヤ、S 包装部、C カム機構、G 連動機構、K 保
持機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム折込装置(1)内にある包装部
    (S)に供給されたフィルム(20a)の端縁をフィル
    ム押え(27,28)により挾持した状態で、物品受台
    (24)上の物品(25)によりこのフィルム(20
    a)を持ち上げ、各折込部材(5,9,14)によりこ
    の物品(25)の下側でフィルム(20a)を折り込む
    ようにした包装機において、 前記フィルム押え(27,28)にあっては、フィルム
    (20a)の挾持位置と挾持解除位置とを取り得る挾持
    体(30,40)と、 原動節(57,58)及び従動節(55,56)を有す
    るカム機構(C)と、 この従動節(55,56)の動きを前記フィルム挾持体
    (30,40)に伝達してこの挾持体(30,40)を
    フィルム挾持位置とフィルム挾持解除位置とに移動させ
    る連動機構(G)と、 前記フィルム挾持体(30,40)をフィルム挾持位置
    で保持できるように電気的制御可能な保持機構(K)と
    を備えたことを特徴とする包装機における折込時のフィ
    ルム押え装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63272614A (ja) * 1987-04-24 1988-11-10 Nippon Seiki Co Ltd 包装機
JPH01240411A (ja) * 1988-03-10 1989-09-26 Ishida Scales Mfg Co Ltd フイルム包装方法及び装置

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