JPH05319080A - 車両用空気調和装置 - Google Patents
車両用空気調和装置Info
- Publication number
- JPH05319080A JPH05319080A JP4130394A JP13039492A JPH05319080A JP H05319080 A JPH05319080 A JP H05319080A JP 4130394 A JP4130394 A JP 4130394A JP 13039492 A JP13039492 A JP 13039492A JP H05319080 A JPH05319080 A JP H05319080A
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- JP
- Japan
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- diffuser
- vehicle
- cylindrical impeller
- air conditioner
- air
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- Pending
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Abstract
根位置を偏心させ、羽根断面を翼型とした上下偏向羽根
を設けることにより、水平面に対して斜め下向きに十分
な送風を行なうことを目的とするものである。 【構成】 吹き出し口4の内側に水平方向を回転軸とし
て回転自在に設けられ、回転軸に対して偏心させた位置
に上下偏向羽根8を設けたものである。
Description
関し、特に自動車の天井下面に設置される自動車用空気
調和装置に関する。
は、装置の前面部に開いた吹き出し口を有しているだけ
であった(例えば、実開昭63−22213号公報)。
ような従来の自動車用空気調和装置では、本体装置の前
方向には送風することができ、また、吹き出し口に取り
付けられた羽根の向きを変化させることにより、送風す
る方向を左右にも変えることができたが、装置の斜め下
方向へは送風することができないという課題を有してい
た。
で、十分な風量かつ大きな角度で本体装置の斜め下方向
へ、送風できる車両用空気調和装置を提供することを目
的とするものである。
めに本発明は、斜め下方向に開いた吹き出し口を有し、
前記吹き出し口の内側に水平方向を軸として回転自在に
設けられ、回転軸に対し偏心させた位置に上下偏向羽根
を設けたものである。
ガイダ、下ディフューザを有するスタビライザによって
構成される風回路において、回転軸に対して羽根位置を
偏心させた上下偏向羽根を設けることにより、装置の風
上側から送られてきた上ディフューザ付近の風は、この
上下偏向羽根の上面に沿って偏向されるとともに、送風
角度を調節することができる。
気調和装置について図面とともに説明する。図1及び図
2は本発明の一実施例を示す正面図、及び断面図で、同
図において、1及び2は、装置の本体装置を構成するそ
れぞれ上ケース、下ケース、3は車室内の空気を吸い込
む吸い込み口、4は吸い込み口から吸い込んだ空気を吹
き出す吹き出し口、5は円筒状羽根車、6は円筒状羽根
車の風下側上部に位置された曲面状のリアガイダ、7は
リアガイダ6に連続し、吹き出し口4に至る上ディフュ
ーザである。8は水平方向に回転自在に取り付けられ、
回転軸に対して羽根位置を偏心させ、羽根断面を翼型と
した上下偏向羽根、9は吹き出しグリルに取り付けられ
た桟、10は円筒状羽根車5、リアガイダ6および上デ
ィフューザ7と風回路をなすスタビライザで、吹き出し
口の下縁部13より立ち上がる下ディフューザ11と連
続する峰部12と、この峰部12から風上側に向かって
円筒状羽根車5に徐々に接近するように設けられた凹曲
面14とから構成されている。そして15は吸い込み口
3から吸い込まれた空気の熱交換を行なうエバポレータ
である。
て説明する。まず吸い込み口3から吸い込まれた空気は
エバポレータ15によって熱交換され、熱交換された空
気は、円筒状羽根車5回転により、発生する強制渦16
により、円筒状羽根車5の中を横断貫流した後に吹き出
し口4より吹き出される。このとき、円筒状羽根車5を
通過した風は、上下偏向羽根8の上面に沿って流れるの
で、上ディフューザ7の曲面から剥離され斜め下向きに
偏向される。(図3に示した矢印a,矢印b,矢印
c)。そして吹き出し口4の下ディフューザ11から桟
9の中央付近を通る風は、矢印a,矢印b,矢印cで示
した斜め下方向に吹き出す風の影響で斜め下向きに吹き
出される(図3に示した矢印d,矢印e)。
上下偏向羽根8の水平面に対する角度を調整することに
よって吹き出し角度を調整できる。すなわち、上下偏向
羽根を水平面に対して十分大きな角度(水平面に対して
約60゜)にすることによってより下向きに吹き出すこ
とができ、また上下偏向羽根を水平にすることにより、
水平方向に送風することも可能になる。
と、風の吹き出し角度の関係について実験を行なったの
で、以下その結果について説明する。
した断面図であり、翼型の形状をしている。また図4に
おいては、上下偏向羽根8の断面の両端をそれぞれA,
Bとし、A,B間の長さをL0=18mm、上下偏向羽
根の吸い込み口側端部のRをR1=1.5mm、下面凹
部のRをR2=80mm、上面凸部のRをR3=80mm
とした。そして図5に示すように吹き出し口4内の上下
偏向羽根8の回転軸心hから、上下偏向羽根8のB部ま
での水平方向の距離L1、垂直方向の距離L2を変化させ
て、吹き出し角度Cの変化を測定した。図5において、
L1=6,9,12,15mm、L2=2,5mmとした
ときの水平面に対する吹き出し角度Cを(表1)に示
す。
うに円筒状羽根車5の軸心eを通る鉛直方向に基準線d
と、吹き出し口4の下縁部13との距離をa、円筒状羽
根車5の軸心eから水平方向に引いた基準線cとスタビ
ライザ10の峰部12との距離をb、円筒状羽根車5の
軸心eからスタビライザ10の峰部12までの距離を
i、下ディフューザ11の立ち上がり角度をα、リアガ
イダ6の曲面はR4、上ディフューザ7の曲面はR5、円
筒状羽根車5の軸心eから上下偏向羽根8の回転軸心ま
での水平方向の距離をf、垂直方向の距離をgとし、そ
れぞれa=59.6mm,b=8.5mm,i=44.
5mm,α=50゜,R4=40mm,R5=80mm,
f=60mm,g=20mmとした。また円筒状羽根車
5は、外径60mm、内径44mmで31枚の羽根を持
つものを使用した。
のL1を9〜15mm、L2を2〜5mmの位置にする
と、十分な吹き出し角度が得られることがわかった。ま
た、水平方向に送風したい場合は、上下偏向羽根8の角
度をb=22゜にすればよい。
車室天井に取り付けた場合の一例を図7に示す。同図に
よれば、同装置は車室天井の中央部に、吹き出し口4が
後部座席に向くように取り付けられている。
却された空気は、さらにリアクーラーに吸い込まれて冷
却され、リアクーラーの上下偏向羽根8を角度60゜に
し、斜め下向きに送風することにより、車室内の空調を
すばやく行なうことができる。また、車室内が快適な温
度に達したら上下偏向羽根8の角度をb=22゜にする
ことによって水平方向に送風することができるので座席
に座っている人に直接風が当たることによって不快感を
感じることもない。
吹き出し口に、回転軸に対して羽根位置を偏心させ、羽
根断面を翼型とした上下偏向羽根を設けることにより、
水平面に対して斜め下向きに十分な送風を行なうことが
できるので、車室内のすばやい空調が可能となる。ま
た、車室内が快適な温度に達したら上下偏向羽根を水平
にすることによって水平方向に送風することができるの
で座席に座っている人に直接風が当たることによって不
快感を感じることもない。
を示す正面図
断面部
断面図
図
Claims (2)
- 【請求項1】互いに対向する側面において一方には吸い
込み口を設け、他方には斜め下方に開いた吹き出し口を
設けたケースと、前記ケース内にはエバポレータと、こ
のエバポレータの風下側に位置する円筒状羽根車と、こ
の円筒状羽根車の風下側上部にリアガイダと、このリア
ガイダに連続し前記吹き出し口に至る上ディフューザ
と、前記円筒状羽根車の下部に設けたスタビライザと、
前記ディフューザとスタビライザによって構成される通
風路と、前記吹き出し口の内側に水平方向を回転軸とし
て回転自在に設けられ、かつ前記回転軸に対して偏心さ
せた上下偏向羽根とを設けた車両用空気調和装置。 - 【請求項2】上下偏向羽根は、上面が凸面であり下面が
凹面であることを特徴とする請求項1記載の車両用空気
調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4130394A JPH05319080A (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 車両用空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4130394A JPH05319080A (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 車両用空気調和装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05319080A true JPH05319080A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=15033265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4130394A Pending JPH05319080A (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 車両用空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05319080A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6078606B1 (ja) * | 2015-09-30 | 2017-02-08 | 富士重工業株式会社 | 自動車用空調装置 |
JP2017132407A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | 株式会社デンソー | 車両用空気吹き出し装置 |
US11773955B2 (en) | 2020-07-01 | 2023-10-03 | Denso Corporation | Rotating component and method for manufacturing the same |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03143724A (ja) * | 1989-10-26 | 1991-06-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 車輌用空気調和装置 |
JPH03267651A (ja) * | 1990-03-16 | 1991-11-28 | Hitachi Ltd | 空気調和機とその吹き出し風向制御方法 |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP4130394A patent/JPH05319080A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JPH03267651A (ja) * | 1990-03-16 | 1991-11-28 | Hitachi Ltd | 空気調和機とその吹き出し風向制御方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6078606B1 (ja) * | 2015-09-30 | 2017-02-08 | 富士重工業株式会社 | 自動車用空調装置 |
JP2017065463A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 富士重工業株式会社 | 自動車用空調装置 |
JP2017132407A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | 株式会社デンソー | 車両用空気吹き出し装置 |
US11773955B2 (en) | 2020-07-01 | 2023-10-03 | Denso Corporation | Rotating component and method for manufacturing the same |
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