JPH03267651A - 空気調和機とその吹き出し風向制御方法 - Google Patents

空気調和機とその吹き出し風向制御方法

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JPH03267651A
JPH03267651A JP2064225A JP6422590A JPH03267651A JP H03267651 A JPH03267651 A JP H03267651A JP 2064225 A JP2064225 A JP 2064225A JP 6422590 A JP6422590 A JP 6422590A JP H03267651 A JPH03267651 A JP H03267651A
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JP
Japan
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air
wind direction
plate
air conditioner
direction plate
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Application number
JP2064225A
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English (en)
Inventor
Shigeki Karashi
茂樹 唐司
Masatake Yamakawa
山川 正剛
Hiroshi Kogure
博志 小暮
Motoo Morimoto
森本 素生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/08Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、空気調和機に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の空気調和機では、暖房時に吹出流と室内空気の温
度差による浮力の影響で足元まで温風力1到達しない場
合が有った。
その対策として、特開昭63−263333号公報に記
載されているように、吹出口の周辺に吹き出し空気によ
り周囲空気を誘引させる誘引装置を取付けることにより
、吹き出し空気と周囲空気との摩擦を小さくし、吹き出
し空気の到達距離を長くする技術が公知である。
他の対策として、特開昭62−255739号公報に記
載されているように、送風ファンの下流に配置した熱交
換器の上端面と箱体天井部との間にバイパス空間を形成
して、暖房運転時には熱交換器を通過しないバイパス風
により比重の軽い温風を上昇しないように抑える方法が
公知である。
さらに空気調和機において結露防止技術では、特開昭6
3−113246号公報に記載されているように、吹出
口の上部と下部の壁にバイパス流路を設け、これから主
流の一部を強制流出させて吹出口の上下からの巻込流を
防止するというものが公知である。
いずれの公知例においても、風向板が吹出口に備えられ
、吹出口からの吹出流の風向を制御するのに利用されて
いる様子が開示されている。
また、特開昭62−194126号公報には、空気調和
機の吹出口に装備された風向板が三ケ月状の形状を有し
、風向板の上端の高さでの主流流路面積を概ね主流側対
副流側とで5対1の割合になるように風向板を回転位置
させ、主流の一部を主流とは反対側の風向板面沿いに副
流として流し、吹出口で主流と副流とを合流させる構成
が示されている。
〔発明が解決しようとする1lliiO従来の空気調和
機においては、吹出口に設けられている風向板が吹出流
の抵抗板に成って風向を変えるのであるが、その風向板
の先端部背面近傍に負圧による2次流れが生じる(コア
ンダ効果)。
この2次流れが生じると、主流が負圧方向に曲げられる
と共に流速が低下する。
特開昭62−194126号公報に示されたものは、副
流の流路面積が下流に行くに従い広がるから、主流の一
部を副流に利用しても副流の勢いは吹出口にあっては弱
まり、その上、副流の中の風向板面沿いに流れる流れだ
けが風向板の下端部に生じる渦状の2次流れに近づくに
すぎず、副流によるその2次流れの解消作用は望めない
このために、やはり主流が負圧方向に曲げられると共に
流速が低下する傾向がでやすい。
このようになると、暖房時の吹出流である温風が足元ま
で到達しにくくなる傾向になる。
このようなことに成ると、空気調和機による暖房の快適
性や暖房効率が損なわれる。
従って、本発明の第1目的は、暖房の快適性や暖房効率
を向上する空気調和機を提供することに有り、第2目的
は空気調和機の吹出主流が負圧方向に曲げられると共に
流速が低下することを極力抑制することの出来る風向板
を提供することに有り、第3目的は暖房の快適性や暖房
効率を向上する空気調和機の風向制御方法を提供するこ
とに有る。
〔課題を解決するための手段〕
上記第1目的を達成するための第1手段は、室内への吹
き出し空気を受ける配置で風向板を備えた空気調和機に
おいて、前記風向板にバイパス流路を吹き出し方向が前
記風向板の前記室内側端方向に向けて設けられている空
気調和機であり、同じく第2手段は、室内への吹き出し
空気を受ける配置で風向板を備えた空気調和機において
、前記風向板に吹き出し方向を前記風向板による2次流
れ発生場所部分に向けた前記吹き出し空気のバイパス流
路を備えたことを特徴とした空気調和機であり、上記第
2目的を達成するための第3手段は、空気調和機の室内
への空気吹出口に配置される風向板において、前記風向
板に、吹出方向を前記風向極端方向に向けたバイパス流
路を備えている空気調和機用風向板であり、上記第3目
的を達成するための第4手段は、空気調和機からの室内
へ吹き出される空気の流れを風向板に当ててその流れの
方向を矯正する空気調和機の風向制御方法において、前
記風向板に当たる空気の流れの少なくとも一部を前記風
向板内を通して前記矯正された流れの方向側の前記向風
極端方向に向けて誘導することを特徴とした空気調和機
の風向制御方法であり、上記第1目的を達成するための
第5手段は、室内空気の吸い込み口と、前記吸い込み口
からの吸い込み空気を浄化するフィルタと、浄化後の前
記空気に対して熱交換する熱交換器と、熱交換後の前記
空気に動圧を与える貫流ファンとを水平方向において高
さ方向の配置がラップするように装備され、それらの高
さよりも下方部分に装備されて動圧が与えられた前記空
気の吹き出し口と、前記吹き出し口に前記動圧が与えら
れた前記空気が当たる配置で配備された風向板と、前記
風向板に設けられており前記動圧が与えられた前記空気
の一部を前記風向板で変更された空気流れの方向に有る
前記風向極端方向に吹き出し口を向けられたバイパス流
路とが装備されている空気調和機であり、同じく第6手
段は、第1手段または第2手段において、前記風向板は
、前面板と裏面板とを前記バイパス流路と成る隙間を開
けて相互に固定されていることを特徴とした空気調和機
であり、同じく第7手段は、第1手段または第2手段に
おいて、前記風向板は、前記バイパス流路と成る隙間を
開けて配備された複数枚の板から成ることを特徴とした
空気調和機であり、同じく第8手段は、第1手段または
第2手段において、前記風向板は、前記バイパス流路と
成る隙間を開けて配備された前面板と裏面板とから成り
、前記前面板と裏面板とは整流板により相互に固定され
ていることを特徴とした空気調和機であり、同じく第9
手段は、第1手段または第2手段において、バイパス流
路は風向板に貫通孔を開けて形成されていることを特徴
とした空気調和機であり、同じく第10手段は、第1手
段または第2手段において、バイパス流路の吸い込み入
口の開口面積を吹き出し出口の開口面積よりも広くされ
ていることを特徴とした空気調和機であり、同じく第1
1手段は、第1手段または第2手段において、前記風向
板に前記吹き出し空気を通す1次側と室内空気を通す2
次側との複数のバイパス流路を備えたことを特徴とした
空気調和機であり、同じく第12手段は、第1手段また
は第2手段において、前記風向板は上下多段に複数枚装
備され、前記複数枚の内の最上段または最下段または最
上段と最下段の風向板にバイパス流路が装備されている
ことを特徴とした空気調和機であり、同じく第13手段
は、第1手段または第2手段において、空気調和機に前
記風向板を暖房運転位置と冷房運転位置と吹き出し口閉
鎖位置との間で回転自在に取り付け、前記吹き出し口閉
鎖位置状態での開口残部を閉じる広さの駆動板を前記開
口残部へ出退自在に装備したことを特徴とした空気調和
機である。
〔作用〕
第1手段によれば、空気調和機から室内への吹き出され
る空気の内の一部の吹出流がバイパス流路を通過して風
向極端近傍に吹き出して、他部の吹出流が吹き出される
ときに風向極端近傍に生じようとする負圧状況を解消す
る。
第2手段によれば、空気調和機から室内への吹き出され
る空気の内の一部の吹出流がバイパス流路内を通過して
風向板から吹き出して、他部の吹出流が吹き出されると
きに生じようとする2次流の発生を解消する。
第3手段によれば、空気調和機の空気吹出口に風向板を
装備して使用すると、空気調和機から室内への吹き出さ
れる空気の内の一部の吹出流を風向板の入口から吸い込
んでバイパス流路内に通過させて吹出口から風向極端近
傍に吹き出させ、そのバイパス流路からの吹出流で他部
の吹出流が吹き出されるときに生じようとする風向極端
近傍の負圧状況を解消出来る。
第4手段によれば、空気調和機から室内への吹き出され
る空気の内の一部の吹出流が風向板内を通過して風向極
端近傍に吹き出して、他部の吹出流が吹き出されるとき
に生じようとする風向極端近傍の負圧を他部の吹出流の
動圧に近づけて負圧状況を解消する。
第5手段によれば、室内空気の吸い込み口から吸い込ん
だ空気をフィルタに通して浄化し、浄化後の前記空気を
熱交換器に通して熱を伝え、その後に熱交換後の前記空
気は、貫流ファンにより動圧が与えられて吹き出し口か
ら室内へ吹き呂される。その吹き呂される際に、前記動
圧が与えられた前記空気流の一部が風向板に装備された
バイパス流路を通過して前記風向極端方向にバイパス流
路の吹き出し口から吹き出され、前記風向極端近傍の負
圧状況を軽減する。
第6手段によれば、第1手段または第2手段による作用
に加えて、空気調和機から室内への吹き出される空気の
内の一部の吹出流が前面板と裏面板との間の隙間をバイ
パス流路として流れて風向極端近傍から吹き出され、風
向極端近傍の負圧状態を解消するうえ、前面板と裏面板
とは相互に固定されているから、そのバイパス流路幅が
変わること無くバイパス流の予期せぬ速度の狂いが無い
第7手段によれば、第1手段または第2手段による作用
に加えて、空気調和機から室内への吹き出される空気の
内の一部の吹出流が複数枚の板の間の隙間をバイパス流
路として流れて風向極端近傍から吹き出され、風向極端
近傍の負圧状態を解消する。
第8手段によれば、第1手段または第2手段による作用
に加えて、空気調和機から室内への吹き出される空気の
内の一部の吹出流が前面板と裏面板との間の隙間をバイ
パス流路として流れて風向極端近傍から吹き出され、風
向極端近傍の負圧状態を解消するうえ、前面板と裏面板
とは相互に固定されているから、そのバイパス流路幅が
変わること無くバイパス流の予期せぬ速度の狂いが無い
、とともに前記前面板と裏面板とを固定する整流板は整
流効果も有り、バイパス流の偏向や乱れが無くて、風向
極端近傍の2次流の破壊に効果的となる。
第9手段によれば、第1手段または第2手段による作用
において、風向板に開けた貫通孔がバイパス流路の作用
を成す。
第10手段によれば、第1手段または第2手段による作
用に加えて、バイパス流路の吸い込み入口に入った空気
流は、その入口よりも出口が狭いから加速されて吹き呂
され、風向極端近傍の2次流の破壊に効果的となる。
第11手段によれば、第1手段または第2手段による作
用に加えて、空気調和機からの吹出流の一部を1次側の
バイパス流路を通して吹き出した際の誘因効果により2
次側のバイパス流路に室内の空気が通り、1次側のバイ
パス流路からの吹き出し速度と同程度の3次側バイパス
流が吹きで、空気調和機から吹き出した暖房吹出流を比
較的比重の重い室内空気による2次側バイパス流で包込
んで暖房吹出流の浮上を抑制して暖房吹出流の到達距離
を大きくする作用が得られる。
第12の手段によれば、第1手段または第2手段による
作用に加えて、吹出口が大きい場合には風向板を上下多
段に複数枚吹出口に設けるが、この場合には最上段と最
下段との風向板によるコアンダ効果が吹出口からの吹出
流の風向の予期せぬ偏向をもたらす主な原因になるから
、最上段または最下段または最上段と最下段の風向板に
バイパス流路が装備されてそのバイパス流路からの吹出
流で風向極端近傍の2次流れの発生を抑制してコアンダ
効果による予期せぬ風向の偏向を阻止する作用が得られ
る。
第13の手段によれば、第1手段または第2手段による
作用に加えて、風向板を回転させて風向を冷暖房運転時
に合わせて最適化でき、且つ風向板を吹き出し口閉鎖位
置へ回転させ、さらにそれでも残っている開口部を、運
転時には関口部から退避していた駆動板をその開口残部
に進出させて駆動板と風向板とで吹出口を閉鎖する作用
が得られる。
〔実施例〕
空気調和機は、第1図(C)に示す室内ユニット1と、
室外ユニットから成る型式のものと、その室内外各ユニ
ットが一体と成っている形式のものとがある。また、室
内ユニット1には室内の天井や側壁などの高所に据付ら
れる形式のものと、床に据付られる形式のものとが有る
本発明による第1実施例は次のとおりである。
第1図(c)に示す室内ユニット1は、高所に据付られ
る形式のもので、ケーシング7の前面には室内空気の吸
込口2が存在し、その吸込口2には格子グリルが嵌めら
れている。その吸込口2の下方に配備された風向板は室
内ユニット1の側壁32に風向板8の回転軸を人手によ
る力で回転させることが出来、風向板8の自重や吹出口
10からの風圧では回転しないようにきつく嵌め込まれ
る。
その吹出口10は、第1図(a)のように、吸込口2の
下方に取り付いた露受皿6とケーシング7下端の間に開
口している。吸込口2の裏側にはフィルタ3が備えられ
、そのフィルタ3の裏側には露受皿6の上方に熱交換器
4が備えられ、その熱交換器4の裏側には電動モータ駆
動の貫流ファン5が備えられ、これらは水平方向でラッ
プする配置を有している。
風向板8は、前面板17と裏面板18との端部を側板4
0に接着して前面板17と裏面板18との相対位置関係
を固定しである。その側板40には回転軸9が固定され
ている。前面板17と裏面板18との相対位置関係を決
める際には矢印で示した吸込流13が前面板17と裏面
板18との隙間を通って吹出流14として吸い込み側と
は反対側の風向板8の端部へ通過できるバイパス流路1
2が形成できるように前面板17と裏面板18との隙間
間隔を置く、その隙間間隔は、第3図で示すように、吹
き出し方向にいくに従い流動抵抗が少なく滑らかに狭め
られていくように位置決めする。風向板8の前面板17
と裏面板18とは概ね飛行機のばねの断面に類似した流
線型をしており、随のことは、冷房運転時の吹出流14
の抵抗体と成ることを極力抑制すること等に貢献出来る
前面板17のバイパス流路12側の面は吸込流13の流
れを吹出流14方向に滑らかに効率良く方向変換出来る
ように凹湾曲面に仕上げられている。同じ目的により裏
面板18のバイパス流路12側の面は吸込流13の流れ
を吹出流14方向に滑らかに効率良く方向変換出来るよ
うに凸曲面に仕上げられている。
このような構成において、貫通ファン5が回転駆動され
ると、室内の空気が吸込口2から室内ユニット1内へ吸
い込まれ、フィルタ3により浄化されてから熱交換器4
を通過する。その熱交換器4を通過しているうちに空気
は暖房運転時にあつては熱交換器4から熱を受は取り昇
温する。冷房運転時にはその逆に空気が熱交換器4によ
り冷却される。空気を熱交換器4で加熱ないしは冷却す
る際に熱交換器4に付着して生じる水滴は露受皿6に滴
下して受は止められて床に降下しない。
暖房運転時には、風向板8を概ね第1図(a)の様に垂
直な姿勢位置に回転軸9を中心に回転させて置く。
暖房運転時には、熱交換器4を通って来た空気が回転駆
動中の貫通ファン5により動圧を受けて勢い良く吹出口
10から下方へ吹きでて行く1貫通ファン5により動圧
を受けた空気の流れは、−部が吸込流13としてバイパ
ス流路12内を通過して、そのバイパス流路12の流路
面積の絞り込みにより加速されて吹出流14となり、そ
の他の空気の流れは風向板8により風向が変えられて第
1図(a)で示す白抜き矢印の様に主流11と成って、
室内へ吹き出される。主流11が吹き出される際には風
向板8の下端近傍であって主流11通路の反対側の風向
板8面側に第1図(a)中に点線矢印で示したようにコ
アンダ効果による2水流15を生じて負圧環境を生成し
ようとする。その負圧環境が生じると主流11が垂直方
向から水平方向へと風向が偏向される。しかし、その2
水流15はバイパス流路12からの吹出流14により生
成が妨害されて風向板8下端近傍の負圧状態が解消され
主流11の動圧に近づく、このために、主流11はコア
ンダ効果の影響を受けること無く正確な所望する方向へ
浮力の影響少なく吹き出して、主流11の下方への到達
距離が長くなる。
ここでコアンダ効果について本発明との関連とともに説
明する。
第2図(a)に示すように、主流11の流れの中に主流
11の流線と直交させて壁26を立て置くと主流11の
動圧により主流11の下流側の壁面近傍に、第2図(a
)に示すように、負圧領域27が生じて主流11を巻き
込むような2水流15が発生する。このようになると、
主流11は第2図(b)に示すように、壁面に付着する
ような流れに偏向されて主流11の勢力が下流側へ継続
されにくい、このため、主流11は減速され且つ風向が
偏向される。このように主流11の流線が壁26に付着
するような現象がここで云うコアンダ効果である。
本発明の根本原理は主流11に大きな影響を与えるコア
ンダ効果を空気調和機の吹出流14の到達距離を長くす
る観点で解消することに有り、模式的にその解消のため
の根本原理を第2図(、)に示す構造に置き換えて示せ
ば、第2図(c)の如くである。
すなわち、主流11の流れの中に主流11の流線と直交
させて壁26を立て置く、その壁26には主流11の流
線と平行に壁26の前面と裏面とをバイパスさせる多数
個の貫通孔28が備えられる。このようにすると第2図
(a)に生じようとする負圧領域27は貫通孔28から
主流11の一部である分流が負圧領域にバイパス流29
として通りぬけて負圧領域と2水流15の発生を抑制し
、コアンダ効果を低減する。
第1実施例では風向板8の下端背面側にコアンダ効果に
より2水流15が生じてその2水流15により主流11
が風向板8の背面側に引かれることを、バイパス流路1
2からの吹出流14でその2水流15の発生を防止して
主流11の最大速度の低下を抑制し、温風の到達距離を
長くすることが出来る。
第1実施例は前面板17と裏面板18とを使用して一個
の風向板8を構成しであるが、−枚の板にバイパス流路
12と成る貫通孔を設けられる構成であっても良い。
第1実施例では、バイパス流路12への空気の流入を貫
流ファン5で動圧を加えた空気の流れにたよることから
、貫流ファン5からの風量に合わせて、大流量になれば
バイパス流路12からは高速の空気が吹き出し、低流量
の場合には低速の空気が吹き出すという自己制御型構造
と成っている。
バイパス流路12からの吹出流14の吹き出し速度Vo
は、風向板8の吸い込み部の面積AIと吹き出し部の面
積Aoと吸込流13の吸い込み速度V、により次式で求
められる。
Vo=(Ai/Ao) ・Vt バイパス流路12からの吹出流14の吹き出し速度は、
風向板8の吹出し部の面積Aoを可変することで容易に
変えることができる。
ここで、空気調和機の据付られた室内の暖房時における
数値解析による気流特性結果を第4図。
第5図、第6図(a)、第6図(b)に基づいて説明す
る。
第4図にバイパス流路12からの吹出流14の速度Vo
と主流11の角度の関係を示しである。
一方、暖房運転時は、水平線からの主流の角度θを70
度程度に設定すると吹出流14と室内空気との温度差等
による浮力の影響を防止できると云われている。風向板
8を垂直にしてバイパス流路12からの吹出流14を垂
直下方に向けた際には、バイパス流路12からの吹出流
14の速度vOを零とした場合には主流11の角度θが
70度未満であるのに対してバイパス流路12からの吹
出流14の速度Voを4 m / sにすることで主流
11の角度θが70度と成り、浮力の影響を防止するに
はバイパス流路12からの吹出流14の速度Voを4m
/s以上にすることが好ましいことが第4図から判る。
主流11の流速分布を第1図(a)中に示した吹出口1
0の奥行き距離り範囲で主流11と平行な方向へ300
■(Mの距離)下流方向での流速として示すと、平板の
従来の風向板を利用した場合には、最高速度近傍を距離
L=Oとして表すと、第5図中の点線で示す分布と成る
0本発明の実施例では、第5図中の実線曲線で示す分布
と成る。
このように1本発明の実施例によれば、従来に比べて、
吹き出し流速の流速分布が鋭角的に制御されるから、最
大速度が従来に比較して概ね18%上昇する。これは、
バイパス流路12からの吹出流14により2水流15を
破壊し、主流11の速度低下を防止したためである。そ
のため、従来よりも主流11の到達距離が長くなる。
第6図は従来例を、第7図は本発明の例を示し、縦2.
3m、横3.5mの室内断面での空気調和機の室内ユニ
ット1からの吹き出し高温領域16を2次元解析で求め
て斜線を施すことにより示しである。この場合は、吹き
出し風量を8 m / win 。
風向板8は垂直状態、吹き出し温度40度、室内温度2
0度を条件としている。これからも判るように、本発明
の例では、従来例に比べて、室内ユニット1から吹き出
される温風が浮力の影響で上昇する傾向を抑制出来、温
風が床、すなわち足元近くまで近づきやすい。吹き出し
角度θについても、従来例で64度であるのにたいして
本発明の例では70度であり、浮力による影響を抑制す
るに好具合な状況が得られる。
本発明の第1実施例では、回転軸9を中心に風向板8を
回転できるので、空気調和機を冷房運転する場合には手
動にて風向板8を上方へほぼ水平と成るように回転させ
ておく。このことにより室内ユニット1からの吹出口1
0が水平方向にも開き冷却された空気が水平方向へ長く
到達するようにできる。
本発明の第2実施例は、第1実施例の風向板8を変更し
たもので、その変更点は、第8図のように、前面板17
と裏面板18とは途中部分が整流板19によりつながれ
ている点である。他は本発明の第1実施例と同じである
第2実施例にれば、整流板19により前面板17と裏面
板18とが結合状態に有るから風向板8としての強度が
向上する。このことにより、バイパス流や主流11の勢
力で前面板17や裏面板18が振動したりして騒音を発
することや、その振動とともに前面板17や裏面板18
が湾曲等の変形を来たしてバイパス流路12の流路断面
形状が変形してバイパス流の勢力が変化する等の悪影響
を良く防止できる。その他については第1実施例と同じ
である。
本発明の第3実施例は、第1実施例と風向板8を変更し
たもので、その変更点は、第9図のように、第1の実施
例と同様なバイパス流路12を1次側バイパス流路12
aとして備え、風向板8を構成するメンバーである前面
板17の瓦裏面板18側(室内に面する側)に2次側バ
イパス流路12bを設けた点である。この2次側バイパ
ス流路12bは室内空気を直接に吸い込み入口が室内側
に開口し、吹出口が1次側バイパス流路12aと同方向
に向けられている。この2次側バイパス流路12bは吹
出口に向かって滑らかに流路面積が絞り込まれている。
2次側バイパス流路12bを設けるに際しては、合成樹
脂を型枠に入れて作成するほかに、前面板17のさらに
前面に2次側バイパス流路12bとなる隙間を開けて追
加の板を配備し、その追加の板を第1実施例で示した側
板40に設定設置するなどの作成方法が考えられる。
第3実施例によれば、第1実施例と同様に1次側バイパ
ス流路12aからの吹出流14で主流11の下方への到
達距離を長くできる上、1次側バイパス流路12aから
の吹出流14の影響で室内空気が吸込流21として2次
側バイパス流路12bの入口に入り、流路12が絞られ
ることで加速され、下方へ吹出流22として吹き出され
る。
この2次側バイパス流路12bからの吹出流22は1次
側バイパス流路12aからの吹出流14や主流11とは
相対的に低温で比重が重いがために、浮き上がる傾向が
少なくて主流11の浮き上がりを抑制する。このために
、より良く主流11の下方への到達距離が長くなる。こ
の他は第1実施例と同様である。
本発明の第4実施例では、第1実施例を変更したもので
、その変更点は、第10図(a)、(b)。
(c)のように、風向板8とその回転軸9を第1実施例
よりもケーシング7よりに備えている。さらには、室内
ユニット1の側壁32には回転軸31が風向板8の回転
軸9と同様に取付けられ、その回転軸31に駆動板23
が固定されている。
露受皿6の下面はその駆動板23がはまるようにへこま
されている。
第4実施例では、空気調和機を使用しない場合には、第
10図(a)のように、吹出口10を塞ぐような配置で
駆動板23と風向板8とが一直線上に並ぶように駆動板
23と風向板8を回転させて置く。このようにすると、
吹出口10が駆動板23と風向板8とで塞がれて、室内
ユニット1の美観が向上すると共に埃の室内ユニット1
への侵入を防止出来て信頼性が向上する。空気調和機を
暖房運転する時には、第1o図(b)のように。
駆動板23を上の方へ回転させて露受皿6の下面へ駆動
板23の厚みの半分はど埋没するように露受皿6の下面
へ密着させ、さらには風向板8を垂直になるように回転
させて置く、このようにすると、主流11は下方に向け
て吹き出し、第1実施例の場合と同様に風向板8のバイ
パス流路12がらの吹出流14により、主流11の下方
への到達距離が長くなる。空気調和機を冷房運転する場
合には、第10図(C)のように、駆動板23と風向板
8共に上方へ回転させておき、吹出口10を水平方向へ
も開く、このようにするとケーシング7の形状から貫流
ファン5で動圧を加えられた冷却済み空気が主流11と
してほぼ水平方向に吹き出す。その他は第1実施例と同
様である。
第5実施例は、第1実施例を変更したもので、その変更
点は、第11図(a)、(b)、(c)のように、風向
板8とその回転軸9を第1実施例よりもケーシング7よ
りに備えている。さらには、室内ユニット1の側壁40
には回転軸33が風向板8の回転軸9と同様に取付けら
れ、その回転軸33に駆動板23が固定されている。ケ
ーシング7の下面はその駆動板23がはまるようにへこ
まされている。
第5実施例では、空気調和機を使用しない場合には、第
11図(a)のように、駆動板23と風向板8とを回転
して置く。このようにすると、吹出口10が駆動板23
と風向板8とで塞がれて、室内ユニット1の美観が向上
すると共に埃の室内ユニット1への侵入を防止出来て信
頼性が向上する。空気調和機を暖房運転する時には、第
11図(b)のように、駆動板23をケーシング7の下
方向へ回転させて駆動板23の厚みの半分はど埋没する
ようにケーシング7の下面へ密着させ、さらには風向板
8を垂直になるように回転させて置く。このようにする
と、主流11は下方へ向けて吹き出し、第1実施例の場
合と同様に風向板8のバイパス流路12からの吹出流1
4により、主流11の下方への到達距離が長くなる。空
気調和機を冷房運転する場合には、第11図(c)のよ
うに、駆動板23をケーシング7の下面方向へ回転させ
て、さらには風向板8を上方へ回転させて、吹出口10
を水平方向へも開く、このようにするとケーシング7の
形状から貫流ファン5で動圧を加えられた冷却済み空気
が主流11としてほぼ水平方向に吹き出す。この例では
、駆動板23がケーシング7側に回転収納できるから風
向板8を室内より配置出来て第4実施例よりも吹出口1
0を広く確保できる。その他は第1実施例と同様である
第6実施例は、第1実施例を変更したもので、その変更
点は、第12図(a)、(b)、(C)のように、風向
板8とその回転軸9を第1実施例よりもケーシング7よ
りに備えている。さらには、室内ユニット1の両側壁4
0には水平な駆動板23の両端がスライド自在に組み込
まれて吹出口10とケーシング7の下面との間で引き出
し自在としである。
第6実施例では、空気調和機を使用しない場合には、第
12図(a)のように、風向板8を斜めに回転して置き
、駆動板23を吹出口lO力方向引き出して吹出口10
が駆動板23と風向板8とで塞がれている。このように
すると、室内ユニット1の美観が向上すると共に埃の室
内ユニット1への侵入を防止出来て信頼性が向上する。
空気調和機を暖房運転する時には、第12Wi(b)の
ように、駆動板23を吹出口10からケーシング7の下
面方向へ押し戻してケーシング7の下面へ密着させ、さ
らには風向板8を垂直になるように回転させて置く。こ
のようにすると、主流11は下方へ向けて吹き出し、第
1実施例の場合と同様に風向板8のバイパス流路12か
らの吹出流14により、主流の下方への到達距離が長く
なる。空気調和機を冷房運転する場合には、第12図(
c)のように、駆動板23をケーシング7の下面方向へ
押し戻して、さらには風向板8を上方へ回転させて、吹
出口10を水平方向へも開く。このようにするとケーシ
ング7の形状から貫流ファン5で動圧を加えられた冷却
済み空気が主流11としてほぼ水平方向に吹き呂す、こ
の例では、駆動板23がケーシング7側にスライド収納
できるから風向板8を室内より配置出来て第4実施例よ
りも吹出口10を広く確保できる。その他は第1実施例
と同様である。
第7実施例は、第13図に示されるように、室内の天井
に室内ユニット24が埋め込まれている形式の空気調和
機に本発明を適用した例である。
第7実施例は、空気調和機の室内ユニット24が室内の
天井に埋め込まれており、その室内ユニット24は、吸
込口2から吸い込んだ室内空気を熱交換器4を通して図
示していないファンによる動圧力で吹出口10から主流
11として吹き出るように構成される。その吹出口10
には、吹出口10内面または吹出口に近い部材に固定な
いしは回転軸を用いて回転自在に装着された風向板8を
有する。風向板8は斜めに向けられており、主流11が
吸込口2近傍へ近づかないようにされる。
このような第7実施例では、主流11が吹き出る際に生
じる風向板8下端近傍の2水流15の発生を風向板8の
バイパス流路12から吹きでた吹出流14で抑制して下
方への到達距離を長くし、主流11の風向をも正確に制
御する。このようにすると、主流11の向きが風向板8
の裏側、すなわち吸込口2側に偏向しないことや主流1
1の下方への到達距離を長くし吹き出した後の主流11
空気が十分に暖房に供せられてがら吸込口2に入る。従
って、吹き出した主流11空気が吸込口2方向へ廻り込
んで吹き呂し後早い時点で吸込口2に吸い込まれてしま
うというショートサーキットの発生を防止出来る。ショ
ートサーキットの発生を防止出来ることにより、空気調
和作業効果が良好に成る。
第8実施例は、第14図(a)(b)に示されている。
この実施例は、本発明を空気調和機の室内ユニットが室
内の床の上に据えられる形式の床置き型空気調和機に本
発明を適用した例である。この例では、吸込口2と吹出
口10とを室内ユニットの正面に備える型式のものであ
り、室内二二ツトの内部構造はいずれの従来公知の構成
であっても良い。
吹出口10には4枚の風向板8が上下多段に備わる。い
ずれの風向板8も、暖房運転時を想定して下方へ主流1
1を案内するように傾けられている。
各風向板8のうち最下段の風向板8は、室内ユニットの
内側に開かれた入口と室内側に開かれた出口とを有する
バイパス流路12を備えている。
このバイパス流路12は室内方向にゆくに従い次第に絞
られた流路の形状を有している。
第8実施例では、吹出口10から吹き出ようとする空気
のうちの一部が吸込流としてバイパス流路12内に入り
、室内方向へ主流11とほぼ平行に吹きだされる。主流
11が吹き出る際に最下段の風向板8の室内側突端近傍
には2水流15が生じて主流11をより一層下方側へ偏
向させようとする。しかし、バイパス流路15からの吹
出流14がその2水流15を崩壊させるから、主流11
の到達距離が長くなるとともに、主流11が下方に偏向
しすぎて室内ユニットの吸込口2へ吹き出し直後の空気
が吸い込まれるというショートサーキットが防止できる
〔発明の効果〕
請求項1の発明によれば、空気調和機の吹き出し主流の
速度低下と偏向を抑制することが出来るから、主流の到
達距離が長くなり、快適な空気調和環境が得られる。
請求項2の発明によれば、風向板に付随する2次流れを
消滅して、その2次流れによる主流の速度や向きに関し
て悪影響を抑制できるから、空気調和機による快適な環
境が得られる。
請求項3の発明によれば、空気調和機の吹き畠し主流の
速度低下と偏向を抑制して、主流の到達距離を長くし、
快適な空気調和環境を得るのに好適な風向板が提供でき
る。
請求項4の発明によれば、風向板で矯正された風向を風
向板を通して吹き出させた空気の流れによりその矯正方
向を途しく維持するから、空気調和機からの吹出流の所
望する正しい方向に維持して快適な空気調和環境を得る
方法を提供できる。
請求項5の発明によれば、空気調和機から室内へ吹き出
された吹出流の速度低下と偏向を抑制して、主流の到達
距離を長くし、快適な空気調和環境が得られる空気調和
機を提供できる。
請求項6の発明によれば、請求項1または2の発明によ
る効果に加えて、2面の板面を相互固定の関係にして風
向板の強度をあげ騒音防止や流路断面積に変化をきたさ
ないバイパス流路を形成できる。
請求項7の発明によれば、請求項1または2の発明によ
る効果に加えて、複数枚の板面を利用して簡単にバイパ
ス流路を構成できる。
請求項8の発明によれば、請求項1または2の発明によ
る効果に加えて、2面の板面を整流板で相互固定の関係
にして風向板の強度をあげ騒音防止や流路断面積に変化
をきたさない、且つ整流板で極′力均等な吹き呂し量と
成るバイパス流路を形成できる。
請求項9の発明によれば、請求項1または2の発明によ
る効果を、風向板に貫通孔を開けてバイパス流路として
利用することで達成できる。
請求項10の発明によれば、請求項1または2の発明に
加えて、バイパス流路からの吹出流速が増して請求項1
または2の発明による効果を助長する効果が得られる。
請求項11の発明によれば、1次側バイパス流路を利用
して請求項1または2の発明による効果を達成し、それ
に加えて、2次側バイパス流路から吹き出した室内空気
を利用してさらに一層主流の到達距離を長くし、快適な
空気調和環境が得られる。
請求項12の発明によれば、請求項1または2の発明に
よる効果に加えて、空気調和機の吸込口への吹出流のシ
ョートサーキットが抑制され、空気調和機効果が良くな
るという効果が得られる。
請求項13の発明によれば、請求項1または2の発明に
よる効果に加えて、空気調和機の吹出口を極力全面閉鎖
に近い状態にすることが出来るから、空気調和機の美観
を向上出来る上に、埃侵入を抑制して空気調和機の信頼
性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の第1実施例による空気調和機の
室内ユニットの吹出口近傍の断面図、第1図(b)は第
1図(a)の風向板の部分斜視図、第1図(c)は本発
明の第1実施例による空気調和機の室内ユニットの部分
斜視図、第2図(a)は流体中の壁により引き起こされ
る負圧領域の概念図、第2図(b)は流体中の壁により
引き起こされるコアンダ効果による流線の表示図、第2
図(c)は第2図(b)の壁にくふうを凝らしてコアン
ダ効果を崩壊させた場合の流線の表示図、第3図は第1
図(a)に示された風向板の縦断面図、第4図は本発明
の実施例における空気調和機の暖房運転時の主流角度に
およぼすバイパス流速度の関係を示したグラフ図、第5
図は空気調和機の主流の速度分布を従来例は点線曲線で
本発明の実施例は実線曲線でそれぞれ示したグラフ図、
第6図は従来例の空気調和機による室内の高温領域の分
布を示した解析図、第7図は本発明の実施例の空気調和
機による室内の高温領域の分布を示した解析図、第8図
は本発明の第2実施例による空気調和機用の風向板の部
分斜視図、第9図は本発明の第3実施例による空気調和
機用の風向板の縦断面図、第10図(a)は本発明の第
4実施例による空気調和機用室内ユニットの運転休止時
の吹出口近傍の縦断面図、第10図(b)は同じく暖房
時の縦断面図、第10図(c)は同じく冷房時の縦断面
図、第11図(a)は本発明の第5実施例による空気調
和機用室内ユニットの運転休止時の吹出口近傍の縦断面
図、第11図(b)は同じく暖房時の縦断面図、第11
図(c)は同じく冷房時の縦断面図、第12図(a)は
本発明の第6実施例による空気調和機用室内ユニットの
運転休止時の吹出口近傍の縦断面図、第12図(b)は
同じく暖房時の縦断面図、第12図(C)は同じく冷房
時の縦断面図、第13図は本発明の第7実施例による空
気調和機用室内ユニットの吹出口近傍の縦断面図、第1
4図(a)は本発明の第7実施例による空気調和機用室
内ユニットの吹出口近傍の斜視図、第14図(b)は本
発明の第7実施例による空気調和機用室内ユニットの吹
出口近傍の縦断面図である。 1・・・室内ユニット、2・・・吸込口、3・・・フィ
ルタ、4・・熱交換器、6・・・露受皿、5・・・貫通
ファン、7・・・ケーシング、8・・・風向板、9・・
・回転軸、10・・・吹出口、11・・・主流、12・
・・バイパス流路、lla・・・1次側バイパス流路、
12b・・・2次側バイパス流路、13・・・吸込流、
14・・・吹出流、15・・・2次流、16・・・高温
領域、17・・・前面板、18・・・裏面板、19・・
・整流板、21・・・吸込流、22・・・吹出流、23
・・・駆動板、31・・・回転軸、32・・・側壁、3
3第 1 図(a) 1室内ユニット 第 1 図(b) 第 図(a) 11主流 ン 第 図(b) 第 図(C) 第 図(C) 9回転軸 第 図 第 4 図 バイパス流吹出し速度Va (m/s) 第 図 第 図 第 図 100 00 距離(mm) 第 図 第 9 図 17前面板 4o側板 第11 図(a) 第11 図(b) 第11 図(C) 33回転軸 第 10図(a) 8風向板 第10図(b) 主流 第10図(C) 第12図(a) 第12図(b) 第12図(C) 第13図 第14図(a) 第14図(b) 手続補正書 平成 (自発) 3年2 月/う−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、室内への吹き出し空気を受ける配置で風向板を備え
    た空気調和機において、前記風向板にバイパス流路を吹
    き出し方向が前記風向板の前記室内側端方向に向けて設
    けられている空気調和機。 2、室内への吹き出し空気を受ける配置で風向板を備え
    た空気調和機において、前記風向板に吹き出し方向を前
    記風向板による2次流れ発生場所部分に向けた前記吹き
    出し空気のバイパス流路を備えたことを特徴とした空気
    調和機。 3、空気調和機の室内への空気吹出口に配置される風向
    板において、前記風向板に、吹出方向を前記風向極端方
    向に向けたバイパス流路を備えている空気調和機用風向
    板。 4、空気調和機から室内へ吹き出される空気の流れを風
    向板に当ててその流れの方向を矯正する空気調和機の風
    向制御方法において、前記風向板に当たる空気の流れの
    少なくとも一部を前記風向板内を通して前記矯正された
    流れの方向側の前記風向極端方向に向けて誘導すること
    を特徴とする空気調和機の風向制御方法。 5、室内空気の吸い込み口と、前記吸い込み口からの吸
    い込み空気を浄化するフィルタと、浄化後の前記空気に
    対して熱交換する熱交換器と、熱交換後の前記空気に動
    圧を与える貫流ファンとを水平方向において高さ方向の
    配置がラップするように装備され、それらの高さよりも
    下方部分に装備されて動圧が与えられた前記空気の吹き
    出し口と、前記吹き出し口に前記動圧が与えられた前記
    空気が当たる配置で配備された風向板と、前記風向板に
    設けられており前記動圧が与えられた前記空気の一部を
    前記風向板で変更された空気流れの方向に有る前記風向
    板端方向に吹き出し口を向けられたバイパス流路とが装
    備されている空気調和機。 6、請求項1または請求項2において、前記風向板は、
    前面板と裏面板とを前記バイパス流路と成る隙間を開け
    て相互に固定されていることを特徴とする空気調和機。 7、請求項1または請求項2において、前記風向板は、
    前記バイパス流路と成る隙間を開けて配備された複数枚
    の板から成ることを特徴とした空気調和機。 8、請求項1または請求項2において、前記風向板は、
    前記バイパス流路と成る隙間を開けて配備された前面板
    と裏面板とから成り、前記前面板と裏面板とは整流板に
    より相互に固定されていることを特徴とした空気調和機
    。 9、請求項1または請求項2において、バイパス流路は
    風向板に貫通孔を開けて形成されていることを特徴とし
    た空気調和機。 10、請求項1または請求項2において、バイパス流路
    の吸い込み入口の開口面積を吹き出し出口の開口面積よ
    りも広くされていることを特徴とした空気調和機。 11、請求項1または請求項2において、前記風向板に
    前記吹き出し空気を通す1次側と室内空気を通す2次側
    との複数のバイパス流路を備えたことを特徴とした空気
    調和機。 12、請求項1または請求項2において、前記風向板は
    上下多段に複数枚装備され、前記複数枚の内の最上段ま
    たは最下段または最上段と最下段の風向板にバイパス流
    路が装備されていることを特徴とする空気調和機。 13、請求項1または請求項2において、空気調和機に
    前記風向板を暖房運転位置と冷房運転位置と吹き出し口
    閉鎖位置との間で回転自在に取り付け、前記吹き出し口
    閉鎖位置状態での開口残部を閉じる広さの駆動板を前記
    開口残部へ出退自在に装備したことを特徴とする空気調
    和機。
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