JPH05318546A - 射出成形機のスクリュ逆転防止方法及び装置 - Google Patents

射出成形機のスクリュ逆転防止方法及び装置

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JPH05318546A
JPH05318546A JP15872892A JP15872892A JPH05318546A JP H05318546 A JPH05318546 A JP H05318546A JP 15872892 A JP15872892 A JP 15872892A JP 15872892 A JP15872892 A JP 15872892A JP H05318546 A JPH05318546 A JP H05318546A
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JP
Japan
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screw
pressure
hydraulic motor
rotation
injection
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JP15872892A
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English (en)
Inventor
Seita Shintaku
清太 新宅
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 射出成形機の射出時におけるスクリュの逆転
を防止する。 【構成】 射出シリンダ16のスクリュ駆動軸14に連
結されて駆動するスクリュ12が、シリンダ10に回転
可能にはめ合わされる。スクリュ駆動軸14は、切換弁
30を介して電磁比例圧力弁24からスクリュ駆動油圧
モータ18に供給される油圧により回転駆動可能であ
る。スクリュ駆動油圧モータ18は、ロータリエンコー
ダ20により回転が検出され、この検出信号は圧力指令
制御装置22に入力される。圧力指令制御装置22は検
出信号に基づいてスクリュ駆動油圧モータ18に負荷す
る油圧を決定し、この信号を電磁比例圧力弁コントロー
ラ26に出力する。電磁比例圧力弁コントローラ26
は、上記決定値に基づいて電磁比例圧力弁24から出力
される油圧を調節して、スクリュ駆動油圧モータ18に
負荷される油圧を制御することによりスクリュ12の逆
転を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機のスクリュ
逆転防止方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】射出成形機のスクリュは、射出時に溶融
樹脂からの反力を受け、逆転しようとする。これを防止
する従来のスクリュ逆転防止装置及び方法としては、ス
クリュ駆動油圧モータにブレーキ機構を設け、スクリュ
が逆転するときにブレーキをかけてこれを防止するもの
や、スクリュ駆動軸にワンウェイクラッチを設けて、ス
クリュが一方向にしか回転できないようにして逆転を防
止するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の射出成形機のスクリュ逆転防止装置及び方法では、
スクリュの逆転を防止するために、ブレーキ機構やワン
ウェイクラッチなど、逆転防止の機能を有する特別の機
構を設ける必要がある。このために、スクリュ駆動装置
は複雑になるとともに高価になるという問題がある。本
発明は、上記課題を解決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、射出工程にお
けるスクリュ駆動油圧モータの回転が0となるようにこ
れに負荷する油圧を制御することにより上記課題を解決
する。すなわち、本発明の射出成形機のスクリュ逆転防
止方法は、射出工程におけるスクリュ駆動油圧モータの
回転を検出し、検出した回転が0となるようにスクリュ
駆動油圧モータに負荷する油圧を制御することにより、
射出時におけるスクリュの逆転を防止するものである。
また、本発明の射出成形機のスクリュ逆転防止装置は、
シリンダ(10)と、シリンダ(10)に回転可能には
め合わされるスクリュ(12)と、スクリュ(12)を
軸方向に駆動可能な射出シリンダ(16)と、スクリュ
(12)を回転駆動可能なスクリュ駆動油圧モータ(1
8)と、を有する射出成形機を対象としたものであり、
スクリュ駆動油圧モータ(18)の回転を検出可能な回
転センサ(20)と、回転センサ(20)からの信号が
入力される圧力指令制御装置(22)と、圧力指令制御
装置(22)からの信号が入力される圧力制御弁コント
ローラ(26)と、圧力制御弁(24)と、油圧源(2
8)と、切換弁(30)と、を有し、圧力指令制御装置
(22)は回転センサ(20)から入力される信号に基
づいて回転を0とするためにスクリュ駆動油圧モータ
(18)に負荷する油圧を決定可能であり、圧力制御弁
コントローラ(26)は、射出工程では圧力指令制御弁
(22)からの指令に基づく作動信号を圧力制御弁(2
4)に出力し、一方、可塑化工程では所定の背圧を指令
する信号を圧力制御弁(24)に出力するように構成さ
れ、圧力制御弁(24)は圧力制御弁コントローラ(2
6)からの信号に応じて油圧を調整可能であり、切換弁
(30)は、可塑化工程では油圧源(28)をスクリュ
駆動油圧モータ(18)に接続するとともに射出シリン
ダ(16)を圧力制御弁(24)に接続するように位置
し、射出工程では油圧源(28)を射出シリンダ(1
6)に接続するとともにスクリュ駆動油圧モータ(1
8)を圧力制御弁(24)に接続するように位置するこ
とを特徴とする。
【0005】
【作用】溶融樹脂の可塑化工程では、切換弁は、油圧源
をスクリュ駆動油圧モータに接続するとともに圧力制御
弁を射出シリンダに接続するように位置する。圧力制御
弁コントローラは、圧力制御弁に所定の背圧を指令する
信号を出力し、背圧を調節する。可塑化が終了すると、
続いて射出工程が開始される。射出工程では、切換弁
は、油圧源を射出シリンダに接続するとともに圧力制御
弁をスクリュ駆動油圧モータに接続するように位置す
る。回転センサはスクリュ駆動油圧モータの回転を検出
し、この検出信号を圧力指令制御装置に出力する。圧力
指令制御装置は、検出信号に基づいて回転を0とするた
めにスクリュ駆動油圧モータに負荷する油圧を決定し、
圧力制御弁コントローラに出力する。圧力制御弁コント
ローラは、この決定値に基づく作動信号を圧力制御弁に
出力する。圧力制御弁では作動信号に基づいて油圧を調
節する。これにより、スクリュは回転を停止した状態を
維持したまま前進し、溶融樹脂がシリンダから射出され
る。
【0006】
【実施例】図1に本発明の射出成形機のスクリュ逆転防
止装置を実施した実施例を示す。射出成形機は、シリン
ダ10と、シリンダ10内に回転可能に配置されるスク
リュ12と、スクリュ12に連結されているスクリュ駆
動軸14と、スクリュ駆動軸14が軸方向に移動可能に
はめ合わされている射出シリンダ16と、射出シリンダ
16に油圧を作用可能なスクリュ駆動油圧モータ18
と、を有している。この射出成形機の作動を制御する装
置は、スクリュ駆動油圧モータ18の回転動作を検出可
能なロータリエンコーダ20(回転センサ)と、ロータ
リエンコーダ20からの信号に基づいて圧力信号を出力
可能な圧力指令制御装置22と、圧力指令制御装置22
からの信号に基づいて電磁比例圧力弁24(圧力制御
弁)に制御信号を出力可能な電磁比例圧力弁コントロー
ラ26(圧力制御弁コントローラ)と、電磁比例圧力弁
24及び油圧源28とそれぞれTポート及びPポートに
接続されて圧油の流れる方向を切換え可能な切換弁30
と、切換弁30のAポートとスクリュ駆動油圧モータ1
8の入口31とを連通する油路32に設けられる逆止め
弁34と、切換弁30のBポートと油路32のうちの逆
止め弁34よりもAポート側の部分とを連通する油路3
6に設けられる絞り弁38及び逆止め弁40と、油路3
6のうちの絞り弁38よりもBポート側の部分と射出シ
リンダ16の油室16aとを連通する油路42と、スク
リュ駆動油圧モータ18の出口43とオイルタンク44
とを連通する油路46と、から構成されている。
【0007】次に本実施例の動作について説明する。可
塑化工程においては、切換弁30は、AポートとPポー
トとが、またBポートとTポートとが、それぞれ連通し
た状態とされている。したがって、油圧源28の油圧は
油路32を介してスクリュ駆動油圧モータ18の入口3
1に作用する。このため、スクリュ12が回転し、樹脂
材料の可塑化が行われる。可塑化の進行に伴って、スク
リュ12は後退し、射出シリンダ16の油室16aに背
圧が発生する。この背圧は、油路42、切換弁30のB
ポート及びTポートを介して電磁比例圧力弁24によっ
て所定の値に制御される。電磁比例圧力弁24の作動
は、電磁比例圧力弁コントローラ26からの信号によっ
て制御される。溶融樹脂の可塑化が完了すると、続いて
射出工程が開始される。射出工程開始と同時に切換弁3
0が切換えられ、切換弁30のPポートとBポートとが
連通される。油圧源28の圧油はPポートからBポート
へ流れ、油路42を通って射出シリンダ16の油室16
aに流入する。射出シリンダ16はスクリュ駆動軸14
を前進させる。これにより、スクリュ駆動軸14と連結
されているスクリュ12も前進して、シリンダ10から
溶融樹脂の射出が行われる。この射出工程中に、油路4
2の圧油の一部は、絞り弁38及び逆止め弁40を通っ
て油路32に供給される。油路32の油圧は、切換弁3
0のAポートとTポートとが接続されているため、電磁
比例圧力弁ントローラ26により次のようにして自動制
御される。すなわち、スクリュ駆動油圧モータ18の回
転はロータリエンコーダ20によって検出され、これか
ら圧力指令制御装置22へ信号が出力される。圧力指令
制御装置22ではロータリエンコーダ20から出力され
た信号に基づいて、スクリュ駆動油圧モータ18の回転
が逆転であれば圧力を上げるように、またスクリュ駆動
油圧モータ18の回転が正転であれば圧力を下げるよう
に、電磁比例圧力弁コントローラ26へ信号を出力す
る。電磁比例圧力弁コントローラ26では、入力された
これらの信号に基づいて、電磁比例圧力弁24を操作す
る信号を出力し、油路32の油圧を調節する。油路32
の油圧はスクリュ駆動油圧モータ18の入口31に供給
されるので、スクリュ駆動油圧モータ18はスクリュ駆
動軸14を駆動してスクリュ12にこれの回転を停止さ
せる向きの駆動トルクを与える。この結果、スクリュ1
2は正転も逆転もしない状態、すなわち停止状態に保持
される。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、射出工程におけるスク
リュ駆動油圧モータの回転が0となるように、これに負
荷する油圧を制御するようにしたので、ブレーキ機構や
ワンウェイクラッチなどを必要とすることなく、スクリ
ュの逆転防止を確実に行うことができる。しかも逆転防
止に必要な機器であるロータリエンコーダ、電磁比例圧
力弁及び電磁比例圧力弁コントローラは、射出成形機に
標準的に備わっている機器である。これにより、スクリ
ュ逆転防止装置を備えた射出成形機の構造が簡単にな
り、価格も低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【符号の説明】
10 シリンダ 12 スクリュ 16 射出シリンダ 18 スクリュ駆動油圧モータ 20 ロータリエンコーダ(回転センサ) 22 圧力指令制御装置 24 電磁比例圧力弁(圧力制御弁) 26 電磁比例圧力弁コントローラ(圧力制御弁コント
ローラ) 28 油圧源 30 切換弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出工程におけるスクリュ駆動油圧モー
    タの回転を検出し、検出した回転が0となるようにスク
    リュ駆動油圧モータに負荷する油圧を制御することによ
    り、射出時におけるスクリュの逆転を防止する射出成形
    機のスクリュ逆転防止方法。
  2. 【請求項2】 シリンダ(10)と、シリンダ(10)
    に回転可能にはめ合わされるスクリュ(12)と、スク
    リュ(12)を軸方向に駆動可能な射出シリンダ(1
    6)と、スクリュ(12)を回転駆動可能なスクリュ駆
    動油圧モータ(18)と、を有する射出成形機の射出時
    のスクリュの逆転を防止するスクリュ逆転防止装置にお
    いて、 スクリュ駆動油圧モータ(18)の回転を検出可能な回
    転センサ(20)と、回転センサ(20)からの信号が
    入力される圧力指令制御装置(22)と、圧力指令制御
    装置(22)からの信号が入力される圧力制御弁コント
    ローラ(26)と、圧力制御弁(24)と、油圧源(2
    8)と、切換弁(30)と、を有し、圧力指令制御装置
    (22)は回転センサ(20)から入力される信号に基
    づいて回転を0とするためにスクリュ駆動油圧モータ
    (18)に負荷する油圧を決定可能であり、圧力制御弁
    コントローラ(26)は、射出工程では圧力指令制御弁
    (22)からの指令に基づく作動信号を圧力制御弁(2
    4)に出力し、一方、可塑化工程では所定の背圧を指令
    する信号を圧力制御弁(24)に出力するように構成さ
    れ、圧力制御弁(24)は圧力制御弁コントローラ(2
    6)からの信号に応じて油圧を調整可能であり、切換弁
    (30)は、可塑化工程では油圧源(28)をスクリュ
    駆動油圧モータ(18)に接続するとともに射出シリン
    ダ(16)を圧力制御弁(24)に接続するように位置
    し、射出工程では油圧源(28)を射出シリンダ(1
    6)に接続するとともにスクリュ駆動油圧モータ(1
    8)を圧力制御弁(24)に接続するように位置するこ
    とを特徴とする射出成形機のスクリュ逆転防止装置。
JP15872892A 1992-05-26 1992-05-26 射出成形機のスクリュ逆転防止方法及び装置 Pending JPH05318546A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980077633A (ko) * 1997-04-22 1998-11-16 오미다다히로 나사 부재의 체결 방법
KR19980077632A (ko) * 1997-04-22 1998-11-16 오미다다히로 체결 장치
CN102305711A (zh) * 2011-08-22 2012-01-04 宁波南方塑料模具有限公司 模具液压测试方法

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JPS6127710U (ja) * 1984-07-25 1986-02-19 三菱自動車工業株式会社 電子制御サスペンシヨン装置

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