JPH05318529A - エアバッグ装置のモジュールカバーの製造方法 - Google Patents
エアバッグ装置のモジュールカバーの製造方法Info
- Publication number
- JPH05318529A JPH05318529A JP4128730A JP12873092A JPH05318529A JP H05318529 A JPH05318529 A JP H05318529A JP 4128730 A JP4128730 A JP 4128730A JP 12873092 A JP12873092 A JP 12873092A JP H05318529 A JPH05318529 A JP H05318529A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- product
- module cover
- ejector pin
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Air Bags (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製品取出時における製品のズレを防止する。
【構成】 金型2、3を用いてインナ層1を形成し、そ
の後、金型3を金型4と交換し、アウタ層5を形成す
る。インナ層1の裏面には筒部6が突設されており、エ
ジェクタピン7の先端が該筒部6に嵌合している。 【効果】 製品取出時の製品のズレが防止される。その
ため、製品を取出機で効率良く取り出すことができる。
また、製品の傷付きも防止される。
の後、金型3を金型4と交換し、アウタ層5を形成す
る。インナ層1の裏面には筒部6が突設されており、エ
ジェクタピン7の先端が該筒部6に嵌合している。 【効果】 製品取出時の製品のズレが防止される。その
ため、製品を取出機で効率良く取り出すことができる。
また、製品の傷付きも防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の衝突時にエアバ
ッグを展開させて乗員を保護するためのエアバッグ装置
のモジュールカバーの製造方法に関する。
ッグを展開させて乗員を保護するためのエアバッグ装置
のモジュールカバーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エアバッグ装置は、車両の衝突時にエア
バッグを展開させて乗員を保護するための装置であり、
折り畳まれたエアバッグと、該エアバッグを保持するリ
テーナ又はコンテナと、該エアバッグを覆うモジュール
カバーと、該エアバッグを展開させるためのインフレー
タ(ガスジェネレータ)などを備えている。このエアバ
ッグ装置の主なものとして、ステアリングに取り付けら
れる運転席用のエアバッグ装置と、インストルメントパ
ネルに取り付けられる助手席用エアバッグ装置とがあ
る。
バッグを展開させて乗員を保護するための装置であり、
折り畳まれたエアバッグと、該エアバッグを保持するリ
テーナ又はコンテナと、該エアバッグを覆うモジュール
カバーと、該エアバッグを展開させるためのインフレー
タ(ガスジェネレータ)などを備えている。このエアバ
ッグ装置の主なものとして、ステアリングに取り付けら
れる運転席用のエアバッグ装置と、インストルメントパ
ネルに取り付けられる助手席用エアバッグ装置とがあ
る。
【0003】第3、4図は運転席用エアバッグ装置のモ
ジュールカバーの製造方法の一例を示す模式的な縦断面
図であり、まず、コア金型2とカバー金型3よりなる成
形型のキャビティに熱可塑性合成樹脂を射出し、硬質合
成樹脂製インナ層1を成形する。
ジュールカバーの製造方法の一例を示す模式的な縦断面
図であり、まず、コア金型2とカバー金型3よりなる成
形型のキャビティに熱可塑性合成樹脂を射出し、硬質合
成樹脂製インナ層1を成形する。
【0004】次いで、金型3を外し、代わりに金型3よ
りも少し大きなキャビティを有する金型4を金型2に係
合させる。そして、合成樹脂を射出し、軟質なアウタ層
5を成形する。その後、金型2、4を脱型してモジュー
ルカバーを取り出す。なお、このような2色成形法(又
は3色以上の多色成形法)以外の単色成形法も採用され
ている。また、補強材をインサートすることもある。
りも少し大きなキャビティを有する金型4を金型2に係
合させる。そして、合成樹脂を射出し、軟質なアウタ層
5を成形する。その後、金型2、4を脱型してモジュー
ルカバーを取り出す。なお、このような2色成形法(又
は3色以上の多色成形法)以外の単色成形法も採用され
ている。また、補強材をインサートすることもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のエアバッグ装置
のモジュールカバーの製造方法においては、脱型時に製
品がズレてしまい、取出機でうまく取り出せないことが
あった。
のモジュールカバーの製造方法においては、脱型時に製
品がズレてしまい、取出機でうまく取り出せないことが
あった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のエアバッグ装置
のモジュールカバーの製造方法は、成形用金型のキャビ
ティに合成樹脂を射出成形するエアバッグ装置のモジュ
ールカバーの製造方法において、該金型からエジェクタ
ピンを突出させた状態で射出成形及び脱型を行ない、成
形物のズレを該エジェクタピンで防止するようにしたこ
とを特徴とするものである。
のモジュールカバーの製造方法は、成形用金型のキャビ
ティに合成樹脂を射出成形するエアバッグ装置のモジュ
ールカバーの製造方法において、該金型からエジェクタ
ピンを突出させた状態で射出成形及び脱型を行ない、成
形物のズレを該エジェクタピンで防止するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】かかる本発明のエアバッグ装置のモジュールカ
バーの製造方法によると、エジェクタピンが製品を拘束
する。そのため、製品のズレが防止される。
バーの製造方法によると、エジェクタピンが製品を拘束
する。そのため、製品のズレが防止される。
【0008】
【実施例】第1図は実施例に係るエアバッグ装置のモジ
ュールカバーの製造方法を示す要部断面図、第2図は製
造されたモジュールカバーを裏側からみた斜視図であ
る。本実施例でも金型2、3(金型3は第1図では図示
なし。)を用いてインナ層1を形成し、その後、金型3
を金型4と交換し、アウタ層5を形成する。インナ層1
の裏面には筒部6が突設されており、エジェクタピン7
の先端が該筒部6に嵌合している。
ュールカバーの製造方法を示す要部断面図、第2図は製
造されたモジュールカバーを裏側からみた斜視図であ
る。本実施例でも金型2、3(金型3は第1図では図示
なし。)を用いてインナ層1を形成し、その後、金型3
を金型4と交換し、アウタ層5を形成する。インナ層1
の裏面には筒部6が突設されており、エジェクタピン7
の先端が該筒部6に嵌合している。
【0009】かかるエアバッグ装置のモジュールカバー
の製造方法によると、脱型時の製品のズレがエジェクタ
ピン7により防止され、取出機で製品を容易に取り出す
ことができる。また、金型が製品を傷付けることも防止
される。なお、金型3をカバー金型4に交換する際のイ
ンナ層1のズレも防止される。
の製造方法によると、脱型時の製品のズレがエジェクタ
ピン7により防止され、取出機で製品を容易に取り出す
ことができる。また、金型が製品を傷付けることも防止
される。なお、金型3をカバー金型4に交換する際のイ
ンナ層1のズレも防止される。
【0010】本発明のその他の工程は従来例と同様であ
る。
る。
【0011】第2図において、モジュールカバー8は、
該モジュールカバー8をコンテナに取り付けるための取
付片9、10、11、12を有している。13はステア
リングスポークとの係合部である。また、14はエアバ
ッグの折り畳み体を側方から囲む立壁部であり、その外
側において、モジュールカバー背面部分にリブ15、1
6が設けられている。このリブ15、16の交点部に前
記筒部6が設けられている。なお、筒部6の代わりに円
柱状のボス部を突設し、該ボス部にエジェクタピンの先
端を外嵌させることも考えられるが、このようにする
と、ボス部が位置するモジュールカバーの表側の部分に
ヒケが生じるおそれがあるため、上記の如く筒部6を設
ける。
該モジュールカバー8をコンテナに取り付けるための取
付片9、10、11、12を有している。13はステア
リングスポークとの係合部である。また、14はエアバ
ッグの折り畳み体を側方から囲む立壁部であり、その外
側において、モジュールカバー背面部分にリブ15、1
6が設けられている。このリブ15、16の交点部に前
記筒部6が設けられている。なお、筒部6の代わりに円
柱状のボス部を突設し、該ボス部にエジェクタピンの先
端を外嵌させることも考えられるが、このようにする
と、ボス部が位置するモジュールカバーの表側の部分に
ヒケが生じるおそれがあるため、上記の如く筒部6を設
ける。
【0012】上記実施例は運転席用エアバッグ装置のモ
ジュールカバーの製造方法に関するものであるが、本発
明は助手席用エアバッグ装置の平板状のモジュールカバ
ーの製造方法にも適用できる。
ジュールカバーの製造方法に関するものであるが、本発
明は助手席用エアバッグ装置の平板状のモジュールカバ
ーの製造方法にも適用できる。
【0013】上記実施例は2色成形法に関するものであ
るが、3色以上の多色成形法であっても、また、単色成
形法であっても良い。さらに補強材をインサートする場
合であっても適用できる。
るが、3色以上の多色成形法であっても、また、単色成
形法であっても良い。さらに補強材をインサートする場
合であっても適用できる。
【0014】
【発明の効果】以上の通り、本発明のエアバッグ装置の
モジュールカバーの製造方法によると製品取出時の製品
のズレが防止される。そのため、製品を取出機で効率良
く取り出すことができる。また、製品の傷付きも防止さ
れる。
モジュールカバーの製造方法によると製品取出時の製品
のズレが防止される。そのため、製品を取出機で効率良
く取り出すことができる。また、製品の傷付きも防止さ
れる。
【図1】本発明の実施例に係るエアバッグ装置のモジュ
ールカバーの製造方法を示す要部断面図である。
ールカバーの製造方法を示す要部断面図である。
【図2】エアバッグ装置のモジュールカバーの裏面斜視
図である。
図である。
【図3】従来例に係るエアバッグ装置のモジュールカバ
ーの製造方法を示す断面図である。
ーの製造方法を示す断面図である。
【図4】従来例に係るエアバッグ装置のモジュールカバ
ーの製造方法を示す断面図である。
ーの製造方法を示す断面図である。
【符号の説明】 1 インナ層 2,3,4 金型 5 アウタ層 6 筒部 7 エジェクタピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 31:58 4F
Claims (1)
- 【請求項1】 成形用金型のキャビティに合成樹脂を射
出成形するエアバッグ装置のモジュールカバーの製造方
法において、該金型からエジェクタピンを突出させた状
態で射出成形及び脱型を行ない、成形物のズレを該エジ
ェクタピンで防止するようにしたことを特徴とするエア
バッグ装置のモジュールカバーの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4128730A JPH05318529A (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | エアバッグ装置のモジュールカバーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4128730A JPH05318529A (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | エアバッグ装置のモジュールカバーの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05318529A true JPH05318529A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=14992036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4128730A Pending JPH05318529A (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | エアバッグ装置のモジュールカバーの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05318529A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1016012A (ja) * | 1996-06-28 | 1998-01-20 | Pentel Kk | 射出成形装置のランナー取り出し装置 |
JP2009274406A (ja) * | 2008-05-19 | 2009-11-26 | Ishizaki Honten:Kk | 装飾部品およびその製造方法 |
JP2018134783A (ja) * | 2017-02-21 | 2018-08-30 | 株式会社イノアックコーポレーション | 樹脂成形品及びその製造方法 |
-
1992
- 1992-05-21 JP JP4128730A patent/JPH05318529A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1016012A (ja) * | 1996-06-28 | 1998-01-20 | Pentel Kk | 射出成形装置のランナー取り出し装置 |
JP2009274406A (ja) * | 2008-05-19 | 2009-11-26 | Ishizaki Honten:Kk | 装飾部品およびその製造方法 |
JP2018134783A (ja) * | 2017-02-21 | 2018-08-30 | 株式会社イノアックコーポレーション | 樹脂成形品及びその製造方法 |
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