JPH05293850A - エアバッグ装置のモジュールカバーの製造方法 - Google Patents
エアバッグ装置のモジュールカバーの製造方法Info
- Publication number
- JPH05293850A JPH05293850A JP4081925A JP8192592A JPH05293850A JP H05293850 A JPH05293850 A JP H05293850A JP 4081925 A JP4081925 A JP 4081925A JP 8192592 A JP8192592 A JP 8192592A JP H05293850 A JPH05293850 A JP H05293850A
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- Japan
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- inner layer
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- gate
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- Pending
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- Air Bags (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アウタ層成形用の金型のゲート近傍における
強度も十分に高いモジュールカバーの製造方法を提供す
る。 【構成】 金型２、３を用いてインナ層１を形成し、そ
の後、金型３ａを金型４ａと交換し、アウタ層５を形成
する。アウタ層形成用金型のゲート４Ｇの近傍部分にお
いてインナ層１の肉厚をその周囲部分のインナ層１の肉
厚よりも大きくしている。６はインナ層１のうち肉厚の
部分を示している。 【効果】 アウタ層の形成用のゲート近傍部においても
インナ層が十分に厚く、それ故に強度の高いモジュール
カバーを製造できる。
強度も十分に高いモジュールカバーの製造方法を提供す
る。 【構成】 金型２、３を用いてインナ層１を形成し、そ
の後、金型３ａを金型４ａと交換し、アウタ層５を形成
する。アウタ層形成用金型のゲート４Ｇの近傍部分にお
いてインナ層１の肉厚をその周囲部分のインナ層１の肉
厚よりも大きくしている。６はインナ層１のうち肉厚の
部分を示している。 【効果】 アウタ層の形成用のゲート近傍部においても
インナ層が十分に厚く、それ故に強度の高いモジュール
カバーを製造できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の衝突時にエアバ
ッグを展開させて乗員を保護するためのエアバッグ装置
のモジュールカバーの製造方法に関する。詳しくは硬質
な合成樹脂よりなるインナ層と軟質な合成樹脂よりなる
アウタ層とを有するモジュールカバーの射出成形による
製造方法に関する。
ッグを展開させて乗員を保護するためのエアバッグ装置
のモジュールカバーの製造方法に関する。詳しくは硬質
な合成樹脂よりなるインナ層と軟質な合成樹脂よりなる
アウタ層とを有するモジュールカバーの射出成形による
製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】エアバッグ装置は、車両の衝突時にエア
バッグを展開させて乗員を保護するための装置であり、
折り畳まれたエアバッグと、該エアバッグを保持するリ
テーナ又はコンテナと、該エアバッグを覆うモジュール
カバーと、該エアバッグを展開させるためのインフレー
タ（ガスジェネレータ）などを備えている。このエアバ
ッグ装置の主なものとして、ステアリングに取り付けら
れる運転席用のエアバッグ装置と、インストルメントパ
ネルに取り付けられる助手席用エアバッグ装置とがあ
る。
バッグを展開させて乗員を保護するための装置であり、
折り畳まれたエアバッグと、該エアバッグを保持するリ
テーナ又はコンテナと、該エアバッグを覆うモジュール
カバーと、該エアバッグを展開させるためのインフレー
タ（ガスジェネレータ）などを備えている。このエアバ
ッグ装置の主なものとして、ステアリングに取り付けら
れる運転席用のエアバッグ装置と、インストルメントパ
ネルに取り付けられる助手席用エアバッグ装置とがあ
る。
【０００３】第３、４図は運転席用エアバッグ装置のモ
ジュールカバー製造方法を示す模式的な縦断面図であ
り、まず、コア金型２とカバー金型３よりなる成形型の
キャビティに熱可塑性合成樹脂を射出し、硬質合成樹脂
製インナ層１を成形する。なお、コア金型２は割型２
ａ，２ｂ，２ｃよりなる。
ジュールカバー製造方法を示す模式的な縦断面図であ
り、まず、コア金型２とカバー金型３よりなる成形型の
キャビティに熱可塑性合成樹脂を射出し、硬質合成樹脂
製インナ層１を成形する。なお、コア金型２は割型２
ａ，２ｂ，２ｃよりなる。
【０００４】次いで、金型３を外し、代わりに金型３よ
りも少し大きなキャビティを有する金型４を金型２に係
合させる。そして、金型４のゲート４Ｇから合成樹脂を
射出し、軟質なアウタ層５を成形する。その後、金型
２、４を脱型してモジュールカバーを取り出す。なお、
インナ層１の表面は、アウタ層の合成樹脂の熱によって
若干溶融（melt）し、インナ層とアウタ層とが溶着す
る。
りも少し大きなキャビティを有する金型４を金型２に係
合させる。そして、金型４のゲート４Ｇから合成樹脂を
射出し、軟質なアウタ層５を成形する。その後、金型
２、４を脱型してモジュールカバーを取り出す。なお、
インナ層１の表面は、アウタ層の合成樹脂の熱によって
若干溶融（melt）し、インナ層とアウタ層とが溶着す
る。
【０００５】図示はしないが、助手席用エアバッグ装置
も同様の２色成形法（又は３色以上の多色成形法）によ
り製造される。
も同様の２色成形法（又は３色以上の多色成形法）によ
り製造される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記の如くアウタ層５
を成形すべくゲート４Ｇから合成樹脂を金型キャビティ
内に射出すると、ゲート４Ｇの近傍のインナ層１が多量
に溶融してしまい、該ゲート４Ｇの近傍のインナ層の肉
厚が小さくなり、その部分の強度が低くなってしまうと
いう問題があった。
を成形すべくゲート４Ｇから合成樹脂を金型キャビティ
内に射出すると、ゲート４Ｇの近傍のインナ層１が多量
に溶融してしまい、該ゲート４Ｇの近傍のインナ層の肉
厚が小さくなり、その部分の強度が低くなってしまうと
いう問題があった。
【０００７】本発明のエアバッグ装置のモジュールカバ
ーの製造方法は、このアウタ層成形用の金型のゲート近
傍における強度も十分に高いモジュールカバーの製造方
法を提供することを目的とするものである。
ーの製造方法は、このアウタ層成形用の金型のゲート近
傍における強度も十分に高いモジュールカバーの製造方
法を提供することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明のエアバッグ装置
のモジュールカバーの製造方法は、硬質合成樹脂よりな
るインナ層を射出成形し、次いで該インナ層を被装する
軟質合成樹脂よりなるアウタ層を射出成形するエアバッ
グ装置のモジュールカバーの製造方法において、該イン
ナ層のうち該アウタ層を成形するための金型のゲート近
傍部分の肉厚をその周囲部分の肉厚よりも大としたこと
を特徴とするものである。
のモジュールカバーの製造方法は、硬質合成樹脂よりな
るインナ層を射出成形し、次いで該インナ層を被装する
軟質合成樹脂よりなるアウタ層を射出成形するエアバッ
グ装置のモジュールカバーの製造方法において、該イン
ナ層のうち該アウタ層を成形するための金型のゲート近
傍部分の肉厚をその周囲部分の肉厚よりも大としたこと
を特徴とするものである。
【０００９】
【作用】かかる本発明のエアバッグ装置のモジュールカ
バーの製造方法によると、アウタ層成形用金型のゲート
から熱い合成樹脂がキャビティ内に射出され、この熱い
合成樹脂によって該ゲート近傍のインナ層が溶融したと
しても、該ゲート近傍のインナ層の肉厚を大きくしてあ
るので、インナ層に十分な厚さを残存させることができ
る。
バーの製造方法によると、アウタ層成形用金型のゲート
から熱い合成樹脂がキャビティ内に射出され、この熱い
合成樹脂によって該ゲート近傍のインナ層が溶融したと
しても、該ゲート近傍のインナ層の肉厚を大きくしてあ
るので、インナ層に十分な厚さを残存させることができ
る。
【００１０】
【実施例】第１図は実施例に係るエアバッグ装置のモジ
ュールカバーの製造方法を示す要部断面図である。本実
施例でも金型２、３（金型３は第１図では図示なし。）
を用いてインナ層１を形成し、その後、金型３を金型４
と交換し、アウタ層５を形成する。アウタ層形成用金型
のゲート４Ｇの近傍部分においてインナ層１の肉厚をそ
の周囲部分のインナ層１の肉厚よりも大きくしている。
６はインナ層１のうち肉厚の部分を示している。
ュールカバーの製造方法を示す要部断面図である。本実
施例でも金型２、３（金型３は第１図では図示なし。）
を用いてインナ層１を形成し、その後、金型３を金型４
と交換し、アウタ層５を形成する。アウタ層形成用金型
のゲート４Ｇの近傍部分においてインナ層１の肉厚をそ
の周囲部分のインナ層１の肉厚よりも大きくしている。
６はインナ層１のうち肉厚の部分を示している。
【００１１】かかるエアバッグ装置のモジュールカバー
の製造方法によると、ゲート４Ｇから熱い合成樹脂が射
出されてゲート４Ｇ近傍のインナ層１が溶融しても、イ
ンナ層１の残存肉厚が十分に大きいものとなる。そのた
め、モジュールカバーのゲート４Ｇ近傍の強度も十分に
高いものとなる。
の製造方法によると、ゲート４Ｇから熱い合成樹脂が射
出されてゲート４Ｇ近傍のインナ層１が溶融しても、イ
ンナ層１の残存肉厚が十分に大きいものとなる。そのた
め、モジュールカバーのゲート４Ｇ近傍の強度も十分に
高いものとなる。
【００１２】本発明のその他の工程は従来例と同様であ
る。
る。
【００１３】上記実施例は運転席用エアバッグ装置のモ
ジュールカバーの製造方法に関するものであるが、本発
明は第２図の如く、助手席用エアバッグ装置の平板状の
モジュールカバーの製造方法にも適用できる。第２図に
おいて、金型１２のキャビティ内にアウタ層１５の形成
用の熱い合成樹脂がゲート１２Ｇから射出される。この
キャビティ内のインナ層１３は、該ゲート１２Ｇ近傍部
分の肉厚がその周囲部分の肉厚よりも大となっている。
１４は肉厚部を示す。
ジュールカバーの製造方法に関するものであるが、本発
明は第２図の如く、助手席用エアバッグ装置の平板状の
モジュールカバーの製造方法にも適用できる。第２図に
おいて、金型１２のキャビティ内にアウタ層１５の形成
用の熱い合成樹脂がゲート１２Ｇから射出される。この
キャビティ内のインナ層１３は、該ゲート１２Ｇ近傍部
分の肉厚がその周囲部分の肉厚よりも大となっている。
１４は肉厚部を示す。
【００１４】この第２図の方法によっても、ゲート１２
Ｇの近傍のインナ層１３の残存肉厚が十分に大きなモジ
ュールカバーを製造できる。
Ｇの近傍のインナ層１３の残存肉厚が十分に大きなモジ
ュールカバーを製造できる。
【００１５】
【発明の効果】以上の通り、本発明のエアバッグ装置の
モジュールカバーの製造方法によると、アウタ層の形成
用のゲート近傍部においてもインナ層が十分に厚く、そ
れ故に強度の高いモジュールカバーを製造できる。
モジュールカバーの製造方法によると、アウタ層の形成
用のゲート近傍部においてもインナ層が十分に厚く、そ
れ故に強度の高いモジュールカバーを製造できる。
【図１】本発明の実施例に係るエアバッグ装置のモジュ
ールカバーの製造方法を示す要部断面図である。
ールカバーの製造方法を示す要部断面図である。
【図２】別の実施例に係るエアバッグ装置のモジュール
カバーの製造方法を示す要部断面図である。
カバーの製造方法を示す要部断面図である。
【図３】従来例に係るエアバッグ装置のモジュールカバ
ーの製造方法を示す断面図である。
ーの製造方法を示す断面図である。
【図４】従来例に係るエアバッグ装置のモジュールカバ
ーの製造方法を示す断面図である。
ーの製造方法を示す断面図である。
１ インナ層 ２，３，４ 金型 ４Ｇ ゲート ５ アウタ層 ６ 肉厚の大きな部分 １１，１２ 金型 １２Ｇ ゲート １４ 肉厚の大きな部分
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｌ 22:02
Claims (1)
- 【請求項１】 硬質合成樹脂よりなるインナ層を射出成
形し、次いで該インナ層を被装する軟質合成樹脂よりな
るアウタ層を射出成形するエアバッグ装置のモジュール
カバーの製造方法において、該インナ層のうち該アウタ
層を成形するための金型のゲート近傍部分の肉厚をその
周囲部分の肉厚よりも大としたことを特徴とするエアバ
ッグ装置のモジュールカバーの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4081925A JPH05293850A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | エアバッグ装置のモジュールカバーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4081925A JPH05293850A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | エアバッグ装置のモジュールカバーの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05293850A true JPH05293850A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=13760042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4081925A Pending JPH05293850A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | エアバッグ装置のモジュールカバーの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05293850A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996025308A1 (en) * | 1995-02-14 | 1996-08-22 | Winget, Larry, J. | Unitary composite air bag cover and method of making same |
-
1992
- 1992-04-03 JP JP4081925A patent/JPH05293850A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996025308A1 (en) * | 1995-02-14 | 1996-08-22 | Winget, Larry, J. | Unitary composite air bag cover and method of making same |
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