JPH0531829Y2 - - Google Patents

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JPH0531829Y2
JPH0531829Y2 JP1989026077U JP2607789U JPH0531829Y2 JP H0531829 Y2 JPH0531829 Y2 JP H0531829Y2 JP 1989026077 U JP1989026077 U JP 1989026077U JP 2607789 U JP2607789 U JP 2607789U JP H0531829 Y2 JPH0531829 Y2 JP H0531829Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンパクトカメラなどの内部に高密
度な実装を要求されるFPC(フレキシブル・プリ
ント回路基盤)またはFFC(フレキシブル・フラ
ツトケーブル)等の板状回路体を接続するための
無挿抜力コネクタに関する。
[従来の技術] この種のコネクタとしては、第8図及び第9図
に示すように、インシユレータ1とこのインシユ
レータ1に組込まれた導電性のコンタクト3とを
有したものがある。インシユレータ1には一側面
に大きな溝部5が形成されている。コンタクト3
は、接触バネ片7とこの接触バネ片7の一側に保
持部9を介して接続された端子部11とを有して
いる。接触バネ片7はインシユレータ1の溝部5
の内部に設けられている。溝部5の底壁部には保
持部9が固定されている。端子部11はインシユ
レータ1の下方にのびている。
一方、このインシユレータ1には、このインシ
ユレータ1と同じ材料により作られているスライ
ダ13が組合わされている。このスライダ13は
接触バネ片7の先端部分を溝部5の一側壁に向け
て押圧するためのものである。第8図の状態で
は、溝部5の一側壁に沿つて挿入されている
FPCまたはFFC等の板状回路体15の導体部に
接触バネ片7の接点部17がスライダ13によつ
て押圧接触させられている。
スライダ13をインシユレータ1から引き出す
と、接触バネ片7に対する押圧力が開放され、接
触バネ7は自己復元力により第9図の状態にな
る。したがつて第9図の状態では、スライダ13
の孔19を通して板状回路体15をインシユレー
タ7の溝部5の内側壁と接触バネ片7との間に対
し簡単に挿抜できる。即ち、挿抜力を実質的に零
にできる。なお、スライダ13の傾斜面21は接
触バネ片7の先端部を押圧するための部分であ
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、接触バネ片7には、固有抵抗値
は低いがバネ性に劣つた銅合金が一般に用いられ
ているため、所定のバネ性をもたらすにはコンタ
クト3の寸法が大きくならざるを得ない。このた
め、コネクタも大きくなつてしまうために、高密
度な実装には不向きである。
それ故、本考案の課題は小型で高密度の実装が
可能な板状回路体用無挿抜コネクタを提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、導電性のコンタクトおよびア
オリ止め部をモールドインして成型したインシユ
レータと、先端より内側へと折り返して一体的に
延在するバネ片を形成した金属性の弾性を有する
カバーとから成り、上記インシユレータの対の側
面に形成した突起部と、上記カバーの対の側面に
形成した穴とを係合することによつて、上記カバ
ーを上記インシユレータに対して回転可能とし、
上記インシユレータの溝部に設けた上記コンタク
トの接触バネ片より延在する接点部と上記カバー
のバネ片との間に板状回路体を挿入し、上記カバ
ーに形成したフツク部を、上記アオリ止め部に設
けた係止受部に係止させることによつて、上記板
状回路体を接続するようにした板状回路体用無挿
抜力コネクタが得られる。
[実施例] 第1図乃至第5図は本考案のコネクタの一実施
例を示している。
図示のコネクタは、インシユレータ35には、
両端部のアオリ止め部33と、これらの間にイン
シユレータ35とこのインシユレータ35に取付
けた金属性のカバー39とを有している。複数の
導電性のコンタクト31とモールドインにより固
定されている。アオリ止め部33と各コンタクト
31は互いに並行に設けられている。カバー9は
先端より内側へと折り返して一体的に延在するよ
うに形成されたバネ片37を有し、後述するよう
に回動可能にされている。バネ片37はカバー3
9の前端から湾曲しつつ折返され、カバー39の
内面(下面)に対向している。アオリ止め部33
はインシユレータ35の前方及び後方に延出して
いる。このアオリ止め部33はプリント回路基板
に半田付けされる。
インシユレータ35には一側面に大きな溝部4
1が形成されている。インシユレータ35の対の
側面には、第6図及び第7図にも示すように、こ
れらの側面の後部に円柱状の突起部43が形成さ
れている。一方、カバー39の対の側面板44の
後部には係合穴45が形成されている。これらの
係合穴45はインシユレータ35の突起部43に
嵌合されている。この結果、カバー39はインシ
ユレータ35にその突起部43を軸として回転可
能に接続されている。
アオリ止め部33には側方へ突出した係合受部
46が設けられている。これらの係合受部46
に、カバー39の対の側面板44の前端部に形成
されているフツク部47が係合することによつ
て、カバー39はインシユレータ35にその上面
を覆つた状態に固定される。
コンタクト31は、インシユレータ35の中央
の穴49の内部に設けられた接触バネ片51を有
している。この接触バネ片51の先端部は、上方
に向けて曲げられ、接点部53とされている。ま
た接触バネ片37の中間部分はコンタクト31の
接点部53に向けて突出している。さらに、コン
タクト31は接触バネ片51に接続してインシユ
レータ35に固定されている保持部55と、この
保持部55からインシユレータ35の外方にのび
ている端子部57とを有している。
また、カバー39は電気を通す必要がないため
に、バネ性を優先した材料を用いている。このた
め、カバー39のバネ片37により接触に必要な
接触圧を発生することができる。したがつてコン
タクト31はFPCまたはFFC等の板状回路体5
9とコネクタの製造公差を吸収できる程度のバネ
性を有していればよい。
板状回路体59の接続を得るには、先ず、カバ
ー39を突起部43を中心として第1図や第2図
における時計回りに回動させて第2図の状態を
得、インシユレータ35の溝部41に板状回路体
59を挿入する。この挿入作業は実質的に抵抗な
く行なうことができる。その後、先端と逆方向、
即ち、反時計回りにカバー39を回動させる。す
ると、インシユレータ35の斜面61にフツク部
47が摺動し、斜面61の反力の分力によつてフ
ツク部47は外方へ押し開けられる。フツク部4
7は斜面61を乗り越えた後に復元し係止受部4
6に係止される。この結果、カバー39はインシ
ユレータ35と一体になる。
この状態では、カバー39のバネ片37によつ
て接触に必要な接触圧を発生する。そして板状回
路体59の導体部は、接触バネ片51の接点部5
3に片面で接触する。
フツク部47を指で外方へ押し開けて係止受部
45との係合を外し、カバー39を開くことで、
板状回路体59を実質的に抵抗なく抜き出すこと
も可能である。
なお板状回路体59としては、FPCとFFCを
例示したが、その他の板状に構成された回路体で
あつてもよい。
[考案の効果] 以上実施例により説明したように、本考案の板
状回路体用無挿抜力コネクタによれば、薄型化で
き、小型で高密度な実装が可能になる。殊に、金
属弾性材のカバーに対し、先端より内側へと折り
返して一体的に延在するバネ片を形成し、カバー
を固定用と共にコンタクトの接点部及び板状回路
体間に接触力を与える付勢用としているので、バ
ネ片とコンタクトの接点部との間に板状回路体を
挿入した状態にあつて、板状回路体及び接点部の
安定的接触に必要な付勢力がバネ片によつて与え
られる。この結果、コネクタ本体の面積寸法を大
きくすることなくバネ片の大きさを適宜選択する
ことにより、小型で接続の信頼性の高い板状回路
体用無挿抜力コネクタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による板状回路体用
無挿抜力コネクタの断面図、第2図は第1図のコ
ネクタの平面図、第3図は第1図のコネクタの正
面図、第4図は第1図のコネクタの底面図、第5
図は第1図のコネクタのカバーを開いた状態の断
面図、第6図は第1図のコネクタの一部斜視図、
第7図は第6図のコネクタのカバーを取外した状
態の斜視図、第8図は従来のコネクタの断面図、
第9図は第8図のコネクタのスライダを引き出し
た状態の断面図である。 1……インシユレータ、3……コンタクト、7
……接触バネ片、13……スライダ、31……コ
ンタクト、35……インシユレータ、37……バ
ネ片、39……カバー、43……突起部、47…
…フツク部、59……板状回路体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導電性のコンタクトおよびアオリ止め部をモー
    ルドインして成型したインシユレータと、先端よ
    り内側へと折り返して一体的に延在するバネ片を
    形成した金属性の弾性を有するカバーとから成
    り、上記インシユレータの対の側面に形成した突
    起部と、上記カバーの対の側面に形成した穴とを
    係合することによつて、上記カバーを上記インシ
    ユレータに対して回転可能とし、上記インシユレ
    ータの溝部に設けた上記コンタクトの接触バネ片
    より延在する接点部と上記カバーのバネ片との間
    に板状回路体を挿入し、上記カバーに形成したフ
    ツク部を、上記アオリ止め部に設けた係止受部に
    係止させることによつて、上記板状回路体を接続
    するようにしたことを特徴とする板状回路体用無
    挿抜力コネクタ。
JP1989026077U 1989-03-09 1989-03-09 Expired - Lifetime JPH0531829Y2 (ja)

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JPH02117682U JPH02117682U (ja) 1990-09-20
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