JPH0531807A - 保護フイルムの貼着構造並びにその貼着方法 - Google Patents

保護フイルムの貼着構造並びにその貼着方法

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JPH0531807A
JPH0531807A JP19202791A JP19202791A JPH0531807A JP H0531807 A JPH0531807 A JP H0531807A JP 19202791 A JP19202791 A JP 19202791A JP 19202791 A JP19202791 A JP 19202791A JP H0531807 A JPH0531807 A JP H0531807A
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JP
Japan
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film
roll
glass plate
sticking
cut line
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JP19202791A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Kanda
芳文 神田
Kazuhiko Manabe
和彦 真鍋
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Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】板状体、例えばガラス板の表面に表面保護用の
フイルムを貼着する構造と、好適なその貼着方法を提供
する。 【構成】接着層を有したフイルムをロールで挟持しつつ
引き出し、押圧転動するロールで板状体に貼着するフイ
ルムに、前記板状体の周縁内部の位置でかつ周縁とほぼ
平行に切り筋を付与した構造と、前記フイルムを繰り出
す方向の縦切り筋を突切り状とし、該縦切り筋に直角な
横切り筋をミシン目状とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板状体、例えばガラス
板面に貼着する保護用フイルムの貼着構造並びにその貼
着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】板状体の表面にプラスチックフイルムを
貼着して表面保護を行うものとしては、例えば実公昭62
-20277号公報には、板ガラスの表面に撥水性を有する合
成樹脂膜を形成し、この合成樹脂膜の上に、裏面に粘着
剤を塗布した薄いシート状のフイルムを貼着させたフイ
ルム貼着板ガラスが開示され、特開平1-233789号公報の
フイルム貼着方法および装置には、フイルム貼着後の基
板が開示され、その状態は額縁状に貼着、すなわち基板
の周縁を除いて中央部にフイルムを貼付けているものが
開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】フイルムを貼着した
板状体、例えばガラス板は、ガラスの破損時に飛散する
のを防止、省エネを目的とする熱線反射フイルムを貼着
したもの等の外に保管搬送、窓枠あるいは壁面に設けた
開口部への取付け時に発生する擦り傷防止等に使用され
ており、実公昭62-20277号公報のように板状体の全面に
貼着している場合は、保管、搬送においては充分にその
役目を果たすが、取付け時においてはフイルムを剥がし
て開口部に挿入着するため、挿着時に発生する不慮の事
故等からの処理面の損傷、挿着後完成時までの他の工事
による損傷等が懸念され、特開平1-233789号公報のフイ
ルム貼着方法および装置に開示された額縁状に内部のみ
の貼着では、窓枠あるいは壁面に設けた開口部への取付
け時にはその役割は発揮するが、保管、運搬時において
ガラス板周縁の露出部に損傷を与える問題があった。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明はかかる問題点
に鑑みてなしたもので、従来からのロールによる貼着方
法でフイルムの板状体周縁に付与した縦、横の切り筋に
何ら影響されずにフイルムを貼着できることを目的とし
て、接着層を有したプラスチックフイルムを板状体に貼
着した保護フイルムの貼着構造において、前記フイルム
に前記板状体の周縁内部の位置でかつ周縁とほぼ平行に
切り筋を付与した保護フイルムの貼着構造と、接着層を
有したプラスチックフイルムを押さえロールと案内ロー
ルとで挟持して引き出し、押圧転動するプレスロールで
板状体に前記フイルムを貼着する保護フイルムの貼着方
法において、前記プラスチックフイルムを繰り出す方向
の縦切り筋を突切り状とし、該縦切り筋に直角な横切り
筋をミシン目状として貼着するようにした保護フイルム
の貼着方法を提供する。
【0005】
【作用】縦切りの切り目を連続とし、横切りをミシン目
のごとく不連続切断とすることにより、フイルムの貼着
中に生ずるフイルムの張力で切り筋は分離せず、貼着後
のフイルムは目的に応じて例えば板状体の周縁部のみを
剥がし、内部のフイルムを残留せしめることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明のフイルムを貼着したガラス
板の斜視図、図2は一部を切欠したフイルムの貼着時を
示すガラス板の斜視図、図3は本発明方法を実施するた
めの一例を示す装置の一部縦断説明図、図4は一部を切
欠する図3における縦切り部の正面図、図5は図3のA
ーA視の平面図を示す。
【0007】ガラス板1の片面に貼着するフイルム2
は、該フイルムの送り出し方向に沿い、かつ前記ガラス
板1の端縁に沿って平行に付与する縦切り筋3、3と、
該縦切り筋に直角、かつ前記ガラス板1の端縁に沿って
ほぼ平行に付与した横切り筋4、4からなる。
【0008】ガラス板1にフイルム2を貼着せしめる装
置は、コンベアフレーム5に複数の搬送ロール6が並設
軸着し、該ロールは駆動用チエーン7により回転してガ
ラス板1を搬送せしめるが、搬送ロール6、6間に該ロ
ールの上面と同レベルに上面を合わせた回転駆動するプ
レス受けロール8を設け、該プレス受けロールの上方に
は該ロールと一対で回転し図示されないシリンダーで下
方に押圧せしめ回転駆動するプレスロール9を配設し、
該プレスロールと前記プレス受けロール8とにより搬送
ロール6上のガラス板1を押圧しながら回転して矢印方
向の下流より上流へ搬送せしめ、その上流側には、コン
ベアフレーム5間を横行して後述のガラス板1に貼着し
たフイルム2を切断する周知の横切り切断機10を設け、
またその下流側の搬送ロール6、6間にはガラス板1の
位置を確認するセンサー30を配設する。
【0009】並設する搬送ロール6の両脇上には前記コ
ンベアフレーム5に固着して枠組一体なフレーム16を設
け、該フレーム間に片面に粘着面を有するプラスチック
フイルム2を捲回した回転自在なフイルムリボン11と、
フリーに回転して前記フイルム2を案内するガイドロー
ル12と、フリーに回転してシリンダー13により摺動する
押さえロール14と前記プレスロール8と同期回転し、回
転数をカウントする図示されないパルスジエネレーター
を搭載の案内ロール15とを配設し、該押さえロールと前
記案内ール15とでフイルム2を挟持状に押さえつつリボ
ン状のフイルム2をプレスロール9へと移送する。
【0010】ガイドロール12と案内ロール15との間で前
記フレーム16、16間には上下一対のガイド17、17を架設
し、該ガイドの上下間で幅方向のフレーム16、16間には
該フレームに架設、かつその側面のブラケットに載置す
るサーボモーター18により回転せしめられるネジ付き回
転軸19を設け、該回転軸にはガイド17、17に沿って横
行、かつシリンダー20により上下動自在な切り刃21付き
の縦切り部22を両脇側の各々に螺合配設するが、サーボ
モーター18の回転により一対の縦切り部22は別々に横行
し、互いに指定する位置まで制御しつつ遠近作動を行
い、フイルム2の幅、すなわち縦切り部22の横行位置を
設定する。
【0011】フイルム2が垂下する案内ロール15とプレ
スロール9との間で該プレスロールの下流側にはフレー
ム16、16間に架設する取付部材28に固着せしめた横切り
部23を、その上流側には受け具25を配設するが、横切り
部23の構成は上下流方向に摺動するピストンの摺動源と
なるシリンダー26を取付部材28に固定し、摺動するピス
トンの先端には該シリンダーを挟んで配設するガイド部
材27、27に沿って摺動する鋸刃状の鋭利な刃部24を連結
し、該刃部はピストンの摺動により前記受け具25に嵌入
脱する。
【0012】以下、本発明の作用を説明する。前もって
ガラス板1のサイズ、フイルム2のトリミング幅のデー
ターを図示されない制御器に入力するとサーボモーター
18、18の駆動により回転軸19が回転し、該回転軸により
縦切り部22、22はガイド17、17に沿って横行し、所定の
位置に停止して縦切り部の切り刃21は縦切り幅を設定す
る。
【0013】チエーン7により回転する搬送ロール6、
6・・上をガラス板1は下流側より上流側に向かって移
動するが、フイルム2はシリンダー13の作動により回転
する案内ロール15に当接の押さえロール14によりフイル
ム2を挟持、かつフイルムリボン11からガイドロール12
を経由して引き出し、フイルム2の先端は案内ロール15
と同期回転するプレス受けロール8と図示されないシリ
ンダーで降下し前記プレス受けロール8と押圧回転する
プレスロール9とで搬送ロール6で移動中のガラス板1
と重合し、上下に配設するプレス受けロール8およびプ
レスロール9間をガラス板1が通過する間にフイルム2
は該ガラス板の全面に貼着せしめる。
【0014】フイルム2を貼着せしめる前にフイルム2
への切り筋3、特に4の付与は、プレス受けロール8の
下流側手前に配設するセンサー30上を通過すると、案内
ロール15の回転に伴い該ロールに搭載する図示されない
パルスジエネレーターが、横切り部23の位置にガラス板
1の先端側横切り筋4を付与するフイルム2の位置と一
致するまで回転数をカウントした時点で案内ロール15と
同期のプレスロール9、プレス受けロール8、搬送ロー
ル6・・の回転を停止させ、次にシリンダー26を作動さ
せて横切り部23の刃部24はガイド部材27、27に沿って突
出し、該刃部はその前方に前もって縦切り筋3を付与し
て垂下するフイルム2に衝接、突き刺して受け具25に挿
入、引き続きシリンダー26の逆作動により刃部24は後退
して受け具25とフイルム2から離間すると、停止してい
た案内ロール15やプレスロール9、プレス受けロール
8、搬送ロール6・・等を始動せしめガラス板1の先端
はプレスロール9に噛み込みフイルム2を順次送り出し
て貼着する。
【0015】縦切り筋3をフイルム2に付与せしめる縦
切り部22は、次のガラス板1の設定幅変更点に到達する
とシリンダー20が作動し、切り刃21を上昇せしめてフイ
ルム2より離脱すると案内ロール15やプレスロール9、
プレス受けロール8、搬送ロール6・・等も停止、次の
データーを入力して縦切り部22を移動すれば停止中の案
内ロール15やプレスロール9、プレス受けロール8、搬
送ロール6・・等が作動し、前記案内ロール15に搭載す
る図示されないパルスジエネレーターの信号で縦切り筋
3の未切断部分の通過後、縦切り部22のシリンダー20が
作動し切り刃21が降下しフイルム2に縦切り筋3を付与
する。
【0016】移動するフイルム2がガラス板1後端側の
横切り筋4点に到達すると駆動する各ロール15、8、9
および搬送ロール6・・は停止し、その間に前記同様横
切り部のシリンダー26が作動し、フイルム2に横切り筋
4を付与せしめ、しかる後停止中の該ロールは再び始動
して次のガラス板1の先端側横切り筋4の位置に到達す
れば前記各ロール15、8、9、6が停止し横切り部23が
作動してミシン目の横切り筋4を付与し、再度の前記ロ
ール15、8、9、6の回転によりガラス板1後端がプレ
ス受けロール8、プレスロール9を通過し、再び該ロー
ルの停止中に横切り切断機10によりフイルム2を切断す
る。
【0017】押さえロール14と案内ロール15、プレス受
けロール8とプレスロール9とによりフイルム2を移送
と転圧して順次ガラス板1にフイルム2を貼着せしめる
が、押さえロール14と案内ロール15とがフイルム2の全
幅を挟持しつつ転動することにより縦切り筋3の部分は
分離することなく密着状態で移動し、横切り筋4はガラ
ス板1にプレスロール9がフイルム2を押圧して移動せ
しめる張力に対しミシン目状の切り目により分離するこ
となく連続状態で貼着する。
【0018】ガラス板1の全面にフイルム2を貼着する
と、プレスロール9と搬送ロール66・・の回転停止と
連動して横切り切断機10が横行して間隔をおいて並列に
移動するガラス板1、1間のフイルム2を切断し、図2
のような周端より突出する耳部を有するフイルム付きガ
ラス板が形成されて搬送され、プレスロール9、押さえ
ロール14および縦切り部22は再び作動し、次のガラス板
1にフイルム2を貼着する繰り返し作動を行い、一方図
2に示すようにガラス板1の周縁より外方に突出したフ
イルム2の耳部は、該ガラス板の鋭利なエッジを利用し
て手作業で簡単に切り落し、図1のようにガラス板1の
周縁内部に切り筋3、4を形成した保護用フイルム付き
のガラス板1となる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、板状体の全面にフイルムを貼
着させていることにより、保管、移送、取付け等の取扱
い時に擦り傷等の損傷を防止し、フイルムの所望の位置
に切り筋を付与することにより窓枠等の施工時に該当部
分のみのフイルムを簡単に除去でき、縦切り筋を突切
り、横切り筋をミシン目状とすること、さらにフイルム
のエッジを避けて該切り筋を付与していることにより貼
着時にフイルムの分離が無く、所期の目的を容易に達成
することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】フイルムを貼着したガラス板の斜視図を示す。
【図2】一部を切欠したフイルムの貼着時を示すガラス
板の斜視図。
【図3】本発明方法を実施するための一例を示す装置の
一部縦断説明図。
【図4】一部を切欠する図3における縦切り部を示す正
面図。
【図5】図3のAーA視の平面図を示す。
【符号の説明】
1・・ガラス板 2・・フイルム 3・・縦切り筋
4・・横切り筋

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接着層を有したプラスチックフイルムを板
    状体に貼着した保護フイルムの貼着構造において、前記
    フイルムに前記板状体の周縁内部の位置でかつ周縁とほ
    ぼ平行に切り筋を付与したことを特徴とする保護フイル
    ムの貼着構造。
  2. 【請求項2】接着層を有したプラスチックフイルムを押
    さえロールと案内ロールとで挟持して引き出し、押圧転
    動するプレスロールで板状体に前記フイルムを貼着する
    保護フイルムの貼着方法において、前記プラスチックフ
    イルムを繰り出す方向の縦切り筋を突切り状とし、該縦
    切り筋に直角な横切り筋をミシン目状として貼着するよ
    うにしたことを特徴とする保護フイルムの貼着方法。
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