JPH05317676A - 界面活性剤 - Google Patents

界面活性剤

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JPH05317676A
JPH05317676A JP4146282A JP14628292A JPH05317676A JP H05317676 A JPH05317676 A JP H05317676A JP 4146282 A JP4146282 A JP 4146282A JP 14628292 A JP14628292 A JP 14628292A JP H05317676 A JPH05317676 A JP H05317676A
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JP
Japan
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surfactant
general formula
sugar
carbon atoms
fatty acid
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JP4146282A
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Yasuhiro Akaha
康宏 赤羽
Kenji Isobe
賢治 磯部
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Lion Corp
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人体に対し低刺激性であり、起泡力に優れた
新規な糖誘導体界面活性剤を提供する。 【構成】 一般式 【化1】 (式中、R1は炭素数1〜3のアルキル基又はHを示
す)で表わされる糖誘導体に含まれる少なくとも1つの
水酸基を、一般式 R2−O−(AO)m−CH2COO−
(2) (式中、R2は炭素数8〜18のアルキル基又はアルケ
ニル基、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシド、m
は1〜10の数を各示す)で示されるエーテル脂肪酸残
基で置換した構造を有する糖エステルからなる界面活性
剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な糖エステルからな
る界面活性剤に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】従来、糖誘導体を界面活性
剤として用いることは知られており、このような界面活
性剤は低刺激性であることから、食器用洗浄剤等として
利用されている(特開平1−304198号、特開平3
−174498号など)。一方、この様な糖誘導体界面
活性剤をさらに化学的に修飾し、より界面活性能を高め
る研究が成されており、例えばアルキルグリコシドへの
アルキレンオキシドの付加体(特公表平1−50130
3号)やアルキルグルコシドへのカルボキシル基導入体
(特開平1−226896号、特開平3−28759
5)などが開発されているが、未だ工業的に利用される
には至っていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、人体に対し
低刺激性でかつ起泡力に優れた新規な糖誘導体界面活性
剤を提供することをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明によれば、一般式
【化1】 (式中、R1は炭素数1〜3のアルキル基又はHを示
す)で表わされる糖誘導体に含まれる少なくとも1つの
水酸基を、一般式 R2−O−(AO)m−CH2COO− (2) (式中、R2は炭素数8〜18のアルキル基又はアルケ
ニル基、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシド、m
は1〜10の数を各示す)で示されるエーテル脂肪酸残
基で置換した構造を有する糖エステルからなる界面活性
剤(以下、界面活性剤Aという)が提供される。また、
本発明によれば、一般式
【化2】 (式中、R3は炭素数1〜3のアルキル基、AOは炭素
数2〜4のアルキレンオキシド、nは1〜6の数を示
す)で表わされる糖誘導体に含まれる少なくとも1つの
水酸基を、一般式 R4COO− (4) (式中、R4は炭素数8〜18のアルキル基又はアルケ
ニル基を示す)で表わされる脂肪酸残基で置換した構造
を有する糖エステルからなる界面活性剤(以下、界面活
性剤Bという)が提供される。以下、これらの界面活性
剤A及びBについて詳述する。
【0005】(界面活性剤A)前記一般式(1)で表わ
される糖誘導体において、そのR1は炭素数1〜3のア
ルキル基又は水素原子を示す。このアルキル基R1とし
ては、メチル、エチル及びプロピルが包含される。この
一般式(1)の糖誘導体としては、例えば、D−グルコ
ース、α,β−メチル−D−グルコシド、α,β−エチ
ル−D−グルコシド、α,β−プロピル−D−グルコシ
ドが挙げられる。また、前記一般式(2)で表わされる
エーテル脂肪酸残基において、そのR2は、直鎖状又は
分岐状の高級アルキル基又はアルケニル基であるが、そ
の炭素数は、通常、8〜18、好ましくは12〜18で
ある。また、そのAOはアルキレンオキシドであるが、
その炭素数は2〜4であり、エチレンオキシド、プロピ
レンオキシド、ブチレンオキシド又はそれらの混合物を
包含する。
【0006】本発明の糖エステル界面活性剤Aは、前記
一般式(1)で表わされる糖誘導体に含まれる少なくと
も1個の水酸基、好ましくは1〜2個、より好ましくは
1個を、前記一般式(2)で表わされるエーテル脂肪酸
残基で置換したものである。本発明の界面活性剤におい
て、そのアルキル基R1の炭素数は3以下であることが
必要で、その炭素数が4以上になると、得られる界面活
性剤は起泡力の劣ったものになる。また、R2の炭素数
が8未満では起泡力が低下する傾向を示し、一方、R2
の炭素数が18より大きくなると溶解性が低下する傾向
を示す。AOの付加モル数mは1〜10、好ましくは2
〜8である。AOの付加モル数mが10を超えるように
なると起泡力が低下する傾向を示す。
【0007】本発明の界面活性剤Aは、一般式(1)の
糖誘導体と、一般式(2)のエーテル脂肪酸残基に対応
するエーテル脂肪酸とを常法によりエステル化反応させ
ることによって得ることができる。このエステル化反応
においては、触媒として、硫酸、塩酸、p−トルエンス
ルホン酸、水酸化ナトリウム、炭酸塩などを用いること
ができる。この場合、糖誘導体にα,β−メチル−D−
グルコシド、α,β−エチル−D−グルコシド、α,β
−プロピル−D−グルコシドを用いる場合には、酸触媒
を用いるとそのグルコシド結合が切断される場合がある
ことから、水酸化ナトリウム、炭酸塩等のアルカリ触媒
を用いることが好ましい。さらにこのエステル化反応に
おいては、溶媒として、N,N−ジメチルホルムアミド
やシクロヘキサン等の有機溶媒を用いることにより効率
的にエステル化反応を行なうことができる。一般式
(1)の糖誘導体の水酸基にエステル結合させるエーテ
ル脂肪酸の数は両者の混合比を変化させることによりコ
ントロールでき、理論上4〜5個までのエーテル脂肪酸
を結合させることができるが、そのエーテル脂肪酸の結
合数は好ましくは1〜2であり、より好ましくは1であ
る。さらにモノエステル体のみを得るには、クロロホル
ム/メタノールを溶離溶液としてエステル化生成物をシ
リカゲルクロマトグラフィー処理することによりモノエ
ステル体を単離することができる。 (界面活性剤B)一般式(3)で表わされる糖誘導体に
おいて、そのアルキル基R3は炭素数1〜3のアルキル
基を示し、メチル、エチル、及びプロピルが包含され
る。また、そのAOはアルキレンオキシドであるが、そ
の炭素数は2〜4であり、エチレンオキシド、プロピレ
ンオキシド、ブチレンオキシド又はそれらの混合物を包
含する。AOの付加モル数nは1〜6、好ましくは2〜
4である。一般式(3)の糖誘導体としては、例えば、
トリエチレングリコールモノメチルエーテル−α,β−
D−グルコシド、トリエチレングリコールモノエチルエ
ーテル−α,β−D−グルコシド、テトラエチレングリ
コールモノメチルエーテル−α,β−D−グルコシド、
ペンタエチレングリコールモノメチルエーテル−α,β
−D−グルコシド、ヘキサエチレングリコールモノメチ
ルエーテル−α,β−D−グルコシド等が挙げられる。
また、前記一般式(4)で表わされる脂肪酸残基におい
て、そのR4は、直鎖状又は分岐状の高級アルキル基又
はアルケニル基であるが、その炭素数は、通常、8〜1
8、好ましくは12〜18である。この脂肪酸残基とし
ては、例えば、オクタン酸、デカン酸、ラウリル酸、ミ
リスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸
などから誘導されるものが挙げられる。
【0009】本発明の糖エステル界面活性剤Bは、前記
一般式(3)で表わされる糖誘導体に含まれる少なくと
も1個の水酸基、好ましくは2〜3個、より好ましくは
1個を前記一般式(4)で表わされる脂肪酸残基で置換
したものである。本発明の界面活性剤Bにおいて、その
AO付加モル数は6以下にすることが必要で、7以上に
なると、起泡力が低下する傾向を示す。また、R4の炭
素数が8未満では起泡力が低下し、一方、R4の炭素数
が18より大きくなると溶解性が低下する傾向を示す。
本発明の界面活性剤Bは、一般式(3)の糖誘導体と、
一般式(4)の脂肪酸残基に対応する脂肪酸とを常法に
よりエステル化反応させることによって得ることができ
る。このエステル化反応においては、触媒として、前記
した酸触媒やアルカリ触媒を用いることができるが、酸
触媒を使用した場合はそのグルコシド結合が切断される
可能性があるので、水酸化ナトリウム、炭酸塩などのア
ルカリ触媒を使用することが好ましい。また、この様な
エステル形成は酵素(リパーゼ)を用いても行なうこと
が可能である。糖誘導体の水酸基に形成させるエステル
基の数としては、好ましくは1〜2であり、より好まし
くは1である。
【0010】
【発明の効果】本発明の糖エステルからなる界面活性剤
A及びBは、起泡力にすぐれるとともに、低刺激性であ
るという利点を有し、各種の用途に使用される。本発明
の界面活性剤A及びBは、液体洗浄剤における界面活性
剤成分として有利に適用される。このような液体洗浄剤
において、その界面活性剤A又はBの使用割合は、液体
洗浄剤としての効果が得られる濃度であればいかなる濃
度で配合してもよいが、好ましくは1〜50重量%、よ
り好ましくは5〜40重量%である。50重量%を越え
ると溶解性に問題があり、一方1重量%未満では良好な
泡立ちを与えない。なお、本発明の界面活性剤A又はB
を含む液体洗浄剤には、洗浄剤補助成分として通常用い
られる各種の成分を本発明の効果を損なわない範囲にお
いて任意に併用することができる。例えば、プロピレン
グリコール、グリセリン、ソルビトール等の保湿剤、メ
チルセルロース、ポリオキシエチレングリコールジステ
アレート、エタノール等の粘度調整剤、メチルパラベ
ン、ブチルパラベン等の防腐剤、グリチルリチン酸カリ
ウム、酢酸トコフェロール等の抗炎症剤、その他、殺菌
剤、パール化剤、酸化防止剤、香料、色素、紫外線吸収
剤などを必要に応じて配合することができる。さらに、
このような液体洗浄剤においては、他の界面活性剤を併
用することも可能である。例えばポリオキシエチレンア
ルキルエーテル硫酸塩等のアニオン性界面活性剤やアミ
ノ酸系界面活性剤、スルホコハク酸系界面活性剤、タウ
レート系界面活性剤、高級脂肪酸塩等を併用することが
できる。また、非イオン性界面活性剤として、アルキル
サッカライド系界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル系界面活性剤などを好ましく併用することが
できる。
【0011】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
【0012】製造例1 ポリオキシエチレン(4.5)ラウリルエーテル酢酸4
42g(1モル)にメタノール1000g、触媒として
硫酸1gを加え75℃で2時間還留した後10重量%水
酸化ナトリウム水溶液で中和(pH7)した後、過剰の
メタノールを除去してポリオキシエチレン(4.5)ラ
ウリルエーテル酢酸メチルエステルを450g(収率9
9%)を得た。これにα−メチル−D−グルコシド19
4g(1モル)、触媒として炭酸カリウム5g、反応溶
媒としてN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)10
00mlを加え、80℃、4時間減圧下(25mmH
g)反応させた。反応後pHを7に調製し、DMFを除
去した後、クロロホルム/メタノール(5:1)に溶解
させシリカカラムクロマトグラフィーによりモノエステ
ル体340gを得た。収率55%。
【0013】製造例2 ポリオキシエチレン(5.0)ミリスチルエーテル酢酸
470g(1モル)にメタノール1000g、触媒とし
て1gのp−トルエンスルホン酸を加え75℃で2時間
還留した後、10重量%水酸化ナトリウム水溶液で中和
(pH7)した後、過剰のメタノールを除去し、ポリオ
キシエチレン(5.0)ミリスチルエーテル酢酸メチル
エステル480g(収率99%)を得た。これにα−メ
チル−D−グルコシド582g(3モル)、触媒として
水酸化ナトリウムを5g、反応溶媒としてシクロヘキサ
ノン1000mlを加え、80℃で4時間、減圧下(2
5mmHg)で反応させた。反応後pHを7に調製し、
シクロヘキサノンを除去した後、クロロホルム/メタノ
ール(5:1)に溶解させ、不溶化したα−メチル−D
−グルコシドを除去し、さらにシリカカラムクロマトグ
ラフィーにより精製した。得られたモノエステル体の収
量380g。収率59%。
【0014】製造例3 α−メチル−D−グルコシド194g(1モル)にトリ
エチレングリコールモノメチルエーテル1642g(1
0モル)、触媒としてp−トルエンスルホン酸5gを加
え、100℃、減圧下(25mmHg)で4時間反応さ
せた後、20重量%水酸化ナトリウム水溶液で中和(p
H7)し、その後過剰のトリエチレングリコールモノメ
チルエーテルを除去し、トリエチレングリコールモノメ
チルエーテル−α,β−D−グルコシドを315g得
た。収率97%。これにラウリン酸メチルエステルを2
14g(1モル)、触媒として炭酸カリウム2g、反応
溶媒としてDMFを1000ml加え、100℃で減圧
下(25mmHg)、6時間反応させた。硫酸で中和
(pH7)した後、DMFを除去し、クロロホルム/メ
タノール(5:1)に溶解させ、シリカカラムクロマト
グラフィーにより精製した。得られたモノエステル体の
収量320g。収率61%。
【0015】製造例4 D−グルコース180g(1モル)にトリエチレングリ
コールモノメチルエーテル1642g(10モル)、触
媒としてp−トルエンスルホン酸5gを加え、100℃
で減圧下(25mmHg)、4時間反応させた後、20
重量%水酸化ナトリウム水溶液で中和(pH7)し、そ
の後過剰のトリエチレングリコールモノメチルエーテル
を除去し、トリエチレングリコールモノメチルエーテル
−α,β−D−グルコシド315g(収率97%)を得
た。これにミリスチン酸メチルエステルを242(1モ
ル)、触媒として炭酸カリウム2gを加え、70℃で減
圧下(25mmHg)、4時間反応させた。硫酸で中和
(pH7)後、クロロホルム/メタノール(5:1)に
溶解させシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し
た。得られたモノエステル体の収量260g。収率49
%。
【0016】次に、前記製造例1で得られたモノエステ
ル体についての1H−NMR(δppm、CDCl3、内
部標準;TMS)及びIR(cm-1、NaCl板)のチ
ャートをそれぞれ図1、図2に示す。 (1H−NMR) 4.5〜3ppm:ピラノール骨格水素、エチレングリ
コールメチレン基水素、ドデシロキシ基1位メチレン水
素、メチルグルコシドのメチル基水素 1.57ppm :ドデシロキシ基2位メチレン水素 1.26ppm :ドデシル基メチレン水素 0.88ppm :ドデシル基メチル基水素 (IR)(cm-1) 3420(OH)、2940(CH)、1740(CO
O)、1150〜1070(COC)
【0017】次に、製造例3で得られたモノエステル体
についての1H−NMR(δppm、CDCl3、内部標
準;TMS)及びIR(cm-1、NaCl板)のチャー
トをそれぞれ図3、図4に示す。 (1H−NMR) 4〜3ppm :ピラノール骨格水素、エチレングリ
コールメチレン基水素、モノメチルエーテルのメチル基
水素 2.36ppm :ラウリン酸α位メチレン水素 1.62ppm :ラウリン酸β位メチレン水素 1.26ppm :ラウリン酸メチレン水素 0.88ppm :ラウリン酸メチル基水素 (IR)(cm-1) 3420(OH)、2940(CH)、1740(CO
O)、1150〜1070(COC)
【0018】実施例1 下記表1に示す界面活性剤について、その起泡力、タン
パク変性について試験した。性能評価は以下の方法に従
った。
【0019】評価方法 (1)起泡力 1重量%の界面活性剤水溶液(3度硬水)20mlを1
00ml容量のエプトン管に入れ30℃にて10秒間に
20回上下に振盪し、3分後の泡の体積(ml)を測定
してこれを起泡力とした。 (2)タンパク変性 100ppmの牛血清アルブミンをリン酸バッファー
(pH7.0)下、1000ppmの界面活性剤水溶液
中に24時間室温放置した後、円偏光二色性(220n
m値)を測定し、界面活性剤不含水中で同様に放置した
場合の値からの減少量(%)を求めた。減少量の少ない
ものをより低刺激な界面活性剤と判定した。
【0020】
【表1】 A〜B:製造例1の本発明品 C:製造例2の本発明品 D:製造例3の本発明品 E:製造例4の本発明品 F〜G:ミリスチン酸K塩 H:ドデシル硫酸Na塩
【0021】実施例2 食器用洗浄剤 (組成) 製造例1の本発明品 15.0(重量%) 高級アルコールポリオキシエチレン(P=5) 硫酸エステルソーダ 3.0 n−ドデシルジメチルアミンオキシド 1.0 ポリエチレングリコール1000 1.0 エタノール 1.0 黄色203号 微 量 香料 〃 イオン交換水 バランス 上記組成の食器用洗浄剤(pH7.5)を製造した。こ
の食器用洗浄剤は泡立ちが良く、使用後の手荒れを感じ
させないものであった。
【0022】実施例3 食器用洗浄剤 (組成) 製造例3の本発明品 13.0(重量%) 高級アルコールポリオキシエチレン(P=4) 硫酸エステルソーダ 5.0 ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド 2.0 エタノール 3.0 ポリエチレングリコール1000 2.0 黄色203号 微 量 香料 〃 イオン交換水 バランス 上記組成の食器用洗浄剤(pH6.5)を製造した。こ
の食器用洗浄剤は泡立ちが良く、使用後の手荒れを感じ
させないものであった。
【0023】実施例4 ボディシャンプー (組成) 製造例2の本発明品 25(重量%) ラウリン酸カリウム 10 プロピレングリコール 10 β−カロチン 微量 香料 〃 イオン交換水 バランス 上記組成のボディシャンプー(pH6.5)を製造し
た。このボディシャンプーは泡立ちが良く、皮膚の感触
も良好なものであった。
【0024】実施例5 ボディシャンプー (組成) 製造例4の本発明品 20(重量%) 高級アルコールポリオキシエチレン(P=5) 硫酸エステルソーダ 7 プロピレングリコール 10 黄色4号 微量 香料 〃 イオン交換水 バランス 上記組成のボディシャンプー(pH7.0)を製造し
た。このボディシャンプーは泡立ちが良く、皮膚の感触
も良好なものであった。
【0025】実施例6 シャンプー (組成) 製造例1の本発明品 30(重量%) ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 2 ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 5 黄色203号 微量 香料 〃 イオン交換水 バランス 上記組成のシャンプー(pH6.0)を製造した。この
シャンプーは泡立ちも良く、毛髪のきしみ感もない良好
なものであった。
【0026】実施例7 シャンプー (組成) 製造例3の本発明品 25(重量%) 高級アルコールポリオキシエチレン(P=4) 硫酸エステルソーダ 7 プロピレングリコール 5 黄色4号 微量 香料 〃 イオン交換水 バランス 上記組成のシャンプー(pH6.0)を製造した。この
シャンプーは泡立ちも良く、毛髪のきしみ感もない良好
のものであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造例1で得られたモノエステル体の1H−N
MRのチャート
【図2】製造例1で得られたモノエステル体のIRのチ
ャート
【図3】製造例3で得られたモノエステル体の1H−N
MRのチャート
【図4】製造例3で得られたモノエステル体のIRのチ
ャート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、R1は炭素数1〜3のアルキル基又はHを示
    す)で表わされる糖誘導体に含まれる少なくとも1つの
    水酸基を、一般式 R2−O−(AO)m−CH2COO− (式中、R2は炭素数8〜18のアルキル基又はアルケ
    ニル基、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシド、m
    は1〜10の数を各示す)で示されるエーテル脂肪酸残
    基で置換した構造を有する糖エステルからなる界面活性
    剤。
  2. 【請求項2】 一般式 【化2】 (式中、R3は炭素数1〜3のアルキル基、AOは炭素
    数2〜4のアルキレンオキシド、nは1〜6の数を各示
    す)で表わされる糖誘導体に含まれる少なくとも1つの
    水酸基を、一般式 R4COO− (式中、R4は炭素数8〜18のアルキル基又はアルケ
    ニル基を示す)で表わされる脂肪酸残基で置換した構造
    を有する糖エステルからなる界面活性剤。
JP4146282A 1992-05-13 1992-05-13 界面活性剤 Pending JPH05317676A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7888406B2 (en) 2000-07-19 2011-02-15 Seiko Epson Corporation Saccharide-alkyleneoxy derivative and ink

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7888406B2 (en) 2000-07-19 2011-02-15 Seiko Epson Corporation Saccharide-alkyleneoxy derivative and ink

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