JPH0531741B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、通例、プラスチツク材料製の細長い
担持材及び少なくとも１個の試験部を有する試験
片の製法及びその試験片に関する。その製造のた
めに、広幅の担持材帯上に、その縦縁部と平行し
て、試験部材料帯を配置し、この担持材帯に、情
報記憶のためのデータ量を与え全帯状物を製造方
向に対して直角に切断して多数の細長い試験片と
する。

従来の技術水準 ヨーロツパ特許出願公開第73056号明細書中に
は、この種の方法及び相応する分析用試験片が記
載されている。この種の試験片を用いると、殊に
医学上の目的のための分析測定を、特に簡単な取
扱い法で実施することができる。例えば、尿試験
片は、一般に液体中に短時間浸漬し、引続き簡単
に水切りされる。

血液検査のためには、この試験部上に通例は血
液１滴をのせ、試験部に完全に吸収された後残り
を拭い去る。この試験部内で、そこに存在する試
薬とのせられた体液の内容物質との間の化学反応
が行なわれる。生じる変色は従来は肉眼で評価さ
れていたが、現在では、変色の定量的評価のため
に、適当な装置も提供されている。特に、反応経
過後の試験部の反射度合を１種以上の波長で測定
することのできる反射光度計が使用される。試験
部は、通例、適当な試薬で含浸され、乾燥され
た、張りのある又はシート上に積層された紙もし
くはフリース又は反応膜より成る。個々の製造バ
ツチの評価のための基準となるデータを記憶及び
検出するために、公知試験片では、下側に線暗号
が設けられている。この線暗号は、バツチに特有
の情報、殊に被検物質の濃度と反射度との関係を
計算するための適当な数学的関数を有する。この
関数曲線の位置、バツチに特有の修正等に関する
情報は、相応する反射測定装置で読み取ることが
でき、殊にマイクロプロセツサーを用いて適当な
方法で処理することができる。

多くの簡単な試験に対して線暗号を用いる暗号
化で充分であるが、種々の血液及び血清パラメー
タ用の試験片の開発は、少なくとも500ビツトの
規模のデータ量の記憶を必要とする。しかしなが
ら、約10cmの長さを有する現存種類の試験片で
は、線暗号を用いては僅かに50ビツトの規模のデ
ータ量を記憶できるだけであり、より多くのデー
タ量は、相応して長い試験片を前提とするか又は
線を極めて細くしなければならず、実際には、こ
のために好適な印刷系又は刻印系は存在しない。

試験片上に多量のデータを施与する可能性を求
める際に、この製品の及びその製作の特殊性から
生じる困難な周辺条件に注意すべきである。第１
に、試験片上には、その寸法の小さいことに基づ
き、データを施与するための場所は非常に僅かで
ある。典型的な１試験片上では、情報施与に利用
できる長さは約４cmに限られている。従つて、高
い情報密度が必要である。第２に、試験片は、非
常に多くの片数で製造される製品である事実、更
に製造法は迅速かつ価格的に好適に行なわれるべ
きであるという事実がある。典型的な方法では試
験片は約400片／minで製造され、従つて暗号付
けも相応する速度で施与されるべきである。試験
片製作の環境条件は、情報施与の敏感な方法にと
つて不適当である。

発明が解決しようとする問題点 従つて、本発明の目的は、前記種類の試験片を
製造するために、殊に少なくとも500ビツトの規
模のデータ量を合理的かつ経費的に有利に施与す
ることを可能とする方法を提供することである。
データ量は、確実にこの試験片上に配置されるべ
きであり、評価装置中での関数に応じた走査は、
容易な取扱い性で保証されるべきである。多くの
片数での試験片の合理的製作に関連して、データ
量の施与は、短時間で行なわれるべきである。

問題を解決するための手段 この課題は、前記種類の方法において、次のよ
うにして解決される：担持材帯のその２本の縦縁
部に、一連の等間隔の切欠き部を設け、担持材帯
上に磁化可能な材料層を施与し、かつデータ量の
書込みを、前記層中に、全帯状物の製造方向（こ
れはその縦方向と一致する）に対して直角に行な
う。本発明により製造した試験片は、データ量が
その縦方向に施与されている磁化可能な材料層を
有し、その担持材は、その両端にそれぞれ切欠き
部を有する特徴を有する。この切欠き部は、円形
の穴であるのが有利である。以後、表現の簡略化
のために、「切欠き部」の代りに「穴」を使用す
る。

本発明方法では、高い生産量で、少なくとも
500ビツトの規模の大きいデータ量の確実な施与
の際にも試験片を確実に製造することができる。
一連の穴により、製造時の担持材帯もしくは全帯
状物の良好な案内が達成される。この帯状物の２
本の縦縁部に一連の穴を設け、この際穴を有利に
相互に対向させると、それぞれ製造方向に対して
直角の２個の相互に対向している穴により、それ
ぞれの試験片の縦方向の規定された軸が与えられ
る。この軸は、製造方向に対して直角に存在し、
前記の磁化可能な層中へのデータ量の施与は前記
の方向で、非常に正確に行なわれる。評価装置を
用いるデータ量の読み取りのためには、前記の双
方の穴により、正確に幾何学的な軸が与えられて
いる。製造時の記録方向と読取り方向との間の角
度ずれ（Winkelversatz）は特に簡単な方法でさ
けられる。担持材帯の一連の穴もしくは、完成試
験片のそれぞれ端部に存在する穴は、帯状物もし
くは試験片の正確な位置合せ及び心合わせを行な
う。本発明によれば、この帯状物を、それぞれ、
製造方向に対して直角に、双方の一連の穴の等間
隔の穴の間で切断して、それぞれ細長い試験片を
切り出す。

特に重要な構成では、全帯状物の切断の前に、
検査のために施与データ量を読み、この際、欠陥
の確認の後に適当なマークを付して、切断後に欠
陥を有する試験片を選別することができるように
することにある。この種のマーク付与は、殊に、
簡単かつ確実な選別を可能にするために、着色点
の形で行なわれる。しかしながら、他のマーク付
与、例えば肉眼では見えない例えば磁気によるマ
ーク付与を用いることもできる。

特別な構成では、予め製造された磁気テープの
形の磁化可能な材料層が接着、融着又は類似法に
より施与される。本発明の範囲において、これ
は、試験部材料帯の施与の前、間又は後に行なう
ことができる。予め製造された磁気テープと担持
材帯との結合は、特別な経費を必要とせず、この
際、磁気テープ自体は経費上有利に仕上げるかも
しくは張ることができる。本発明の範囲で、担持
材帯上に直接施こされた磁気層も存在する。

特別なもう１つの構成では、磁化可能な材料層
を、その搬送方向に対して直角に上面に設けられ
た試験部材料から一定間隔を有するように、担持
材上に配置する。殊に、これは担持材の下面に配
置する。従つて、磁気層と試験部材料との間には
適当な間隔があり、製造時の不所望の相互の影響
はさけられる。例えば、磁気テープの施与のため
に必要な加熱は試験部材料には影響を及ぼさな
い。

製造時に高い生産高を得るために、少なくとも
２個の記録ヘツドを用いて同時に少なくとも２個
のデータ量の磁気飛跡が製造方向に対して直角に
記録される。この、後からは簡単に思われる手段
により、この試験片の製造時の生産高の著るしい
増加が達成される。

この方法を実施するための簡単な構成の装置を
得るために、データ量の施与は全帯状物の静止状
態の間に行なう。全帯状物の移動は、データ量の
施与と操業サイクルを同時化して行ない、この
際、製造方向の移動は何度も繰り返し停止され、
この休止の間にデータ量が施与される。記録ヘツ
ド並びに場合によつては読取りヘツドは、適当な
装置で、搬送方向に対して直角にのみ運動可能で
あるべきであるから、そのかぎりにおいて、比較
的低い経費が必要である。本発明の範囲におい
て、記録ヘツドを有する往復台（Schlitten）又
は類似物がデータ量の施与の後にその出発位置に
戻されたら、帯状物全体の送りを行なう。

主要な構成においては、新しいデータ量の施与
の際に、同時に、先の工程で施与さたデータ量も
読まれる。これによつて、適当な読取りヘツドを
用いる読取りのために、付加的時間を必要としな
い。記録−及び読取りヘツドは適当な１装置によ
り一緒に運動され、そのかぎりにおいて、僅かな
装置経費を必要とするにすぎない。

特別な構成においては、製造の間にデータ量を
入れる記録速度は、評価装置中で試験片のデータ
量を読む読取り速度よりも、所定の係数だけ大き
い。単位時間当りの大きい個数の製造もしくは
個々の試験片の経費上有利な製作が、これにより
達成され、この際、精度の高い迅速な装置を得る
ための経費は、相応する数の測定片に割り合てる
ことができる。これに反して、評価装置は、比較
的簡単な構成を有していてよく、この際、低い読
取り速度に基づくデータ量の走査に関する高すぎ
る要求を設定すべきではない。

この方法を実施するための機能的に適合し、信
頼しうる装置を得るために、駆動装置に担持材帯
の製造方法に対して直角に運動しうる往復台（こ
れの上に、データ量の施与のための少なくとも１
個の記録ヘツドを有する）を設けることが提案さ
れる。こ駆動装置は、前記帯状物の静止状態時に
記録ヘツドの横運動を行ない、同時にデータ量を
も施与するように、制御される。

この後、帯状物は製造方向で更に搬送され、同
時に記録ヘツドを有する往復台もその出発位置に
戻される。半連続的生産が達成されるが、この
際、本発明によるこのストツプ−ゴー作業（stop
−go−Betriebsweise）に基づき、駆動装置に関
する簡単な構造が達成される。

有利なもう１つの態様ではは、運動可能な往復
台上に少なくとも２個の記録−及び読取りヘツド
が配置されていて、これらは全帯状物の搬送方向
で、相互に一定間隔を有している。この際、この
間隔は、担持材を有する帯の穴間隔に合わされて
いる。これによつて合理的な製作が確保される。

特別な１実施例では、この往復台は、正弦駆動
装置（Sinusantrieb）により運動可能であり、こ
の装置は駆動軸の表面上に、往復台に対する正弦
波形の案内路を有する。この駆動軸は、特有の回
転方向のみに回転し、この際、往復台は搬送方向
に対して直角に往復運動する。

この種の駆動装置が高い機能安全性を確保し、
簡単な構造で、迅速かつ信頼しうるデータ量の施
与を可能とすることは明らかである。

正弦駆動装置の使用時に、記録ヘツドを有する
往復台は非直線的な速度で運動するので、この有
利な実施形では、記録工程の律動（Takt）を往
復台運動に相応して同時化するための装置を備え
ている。このことは、この往復台と堅固に結合し
ている殊に、往復台運動速度に比例する律動頻度
数を得るための光学的線トランスジユーサーを包
含する。この拍子は、磁気テープ上にデジタル情
報を記録するために使用され、これは、ゆつくり
な往復台運動の帯域ではゆつくり、かつ、早い往
復台運動の帯域では早く行なわれる。これによ
り、結果的に、試験片上の情報の施与は、非直線
的往復運動にもかかわらず、空間的に直線的であ
る。

往復台と結合した直線物尺は、往復台駆動装置
を電気的に、往復台運動が磁気記録のために利用
される帯域で直線的に行なわれるように調節する
ために使用することもできる。

データ量の書込みの際に、帯状物の規定された
心合わせ及び担持材での被覆を確実にするため
に、更に、有利な空気力学的装置を用いて、この
帯状物を基台又は類似物に押し付けることが提案
される。これにより達成される前記帯状物の平担
な被覆は、記録ヘツド及び磁気層との間の良好な
接触を確保する。

特別な実施形では、この記録ヘツドは、弾性の
ばね素子を用いて運動可能な往復台上に配置され
ていて、これは、一方で、製造方向に対する直角
な正確な心合わせ及び他方で、この帯状物上への
方向での適当な押し付け力を与える。場合によつ
ては、この押し付け力を得るために、付加的ばね
素子を備えていてもよい。もう１つの特別な態様
では、この弾性ばね素子は、製造方向に対して直
角に、かつ記録−及び読み取りヘツドから間隔を
とつて切欠き部を有する板ばねとして構成されて
いてよい。この種の板ばねは、一方で、搬送方向
に対して直角な記録−又は読取りヘツドの所定の
心合わせをする。更に、この切欠き部に基づき、
板ばねの縦軸のまわりの充分な旋回性が得られ、
そのかぎりにおいて、非平担性等への適合性が可
能にされる。データ量の記録時の高い信頼性が達
成される。

更に、本発明の特徴及び利点を添付図面につき
詳述している実施例から明らかにする。

第１図は、本発明方法を実施するための装置と
製品との関係を原理的に示す略示図であり、 第２図は、記録−及び読取りヘツドを有し、搬
送方向に対して直角に運動しうる、往復台を有す
る特別な駆動装置の平面図であり、 第３図は、第２図の駆動装置の、製造方向で、
第２図の−−線にそつた部分の断面図であ
り、 第４図は第３図の数個の記録−及び読取りヘツ
ドを有する往復台のプレートのの方向から見た
平面図であり、 第５図は第４図のプレートの側面図である。

第１図は、本発明方法を実施するための装置と
製品との関係を原理的に略示している平面図であ
る。ローラ２の上に担持材帯が配置されていて、
これは矢印３で示されている製造方向で巻き戻し
可能である。この帯状物４は、その縦縁部８，１
０に、それぞれ一連の等間隔の穴１２，１４を有
する。この帯状物４と、試験部材料帯１６が結合
して全帯状物１７を形成しており、この際、試験
部材料帯は担持材料帯４よりも実質的に狭い。こ
こで見える帯状物４の下側１８には、磁気テープ
の形の磁化可能な材料の層２０が施こされる。こ
のことは、ここで略示されているローラ２１，２
２を用いてかつ／又は融着によるか又はその他の
方法で行なうことができる。磁化可能な層の施
与、前記の一連の穴あけ及び試験部材料と担持材
帯との結合はそれぞれ有利な順序で実施すること
ができ、場合によつては、別の操作工程でかつ／
又は異なる場所で実施することもできる。

駆動装置２４は、担持材帯４を、層２０及び試
験部材料帯と一緒に連行する。この駆動装置２４
は、適当な搬送装置を有し、これは穴１２，１４
との共同作業で帯状物を製造方向に搬送すること
を可能にする。更に、この駆動装置２４は、製造
方向６に対して直角に往復運動しうる往復台２６
を有し、これは、それぞれのデータ量を磁化可能
な材料層２０に与えるための少なくとも１個の記
録ヘツドを有する。往復台の矢印２８方向への運
動の際にデータ量が施与され、この際同時的に、
帯状物は静止している。引続き、この帯状物４は
更に搬送され、同時に、往復台２６は、反対方向
に、当初位置まで戻される。

製造方法で駆動装置の後に、切断装置３０が存
在し、これにより個々の試験片３２が切り出され
る。本発明方法により製造されるこれらの細長い
試験片３２は、それぞれその端部に１個の穴１
２，１４を有する。これらの穴１２，１４は、デ
ータ量の記録の際及び評価装置中でのデータ量の
評価の際にも決定的である引出し方向を定める。
前記の一連の穴により、駆動装置に対する帯状物
４の正確な心合わせが達成され、これにより、記
録時の高い角度正確性が確保される。切断装置を
用いる切断時に、製造に基づく不正確さが現われ
る場合にも、引出し方向は試験片中の穴１２，１
４により定められて予め与えられるので、この不
正確さは、評価装置中でのデータ量の読取りの際
の正確さに対する影響を有しない。

第２図は、搬送方向６に対して直角に運動する
往復台２６の案内のための、２本の案内棒３４，
３６を有する、駆動装置２４の特別な実施形を部
分的に示している。駆動軸３８は、連結器４０を
介して、ここに図示されていない電気モータと連
結している。駆動軸の回転は、往復台を矢印２８
の方向で往復運動させる作用をする。後になお詳
述する正弦駆動を行なうのが有利であるが、本発
明の範囲内で、他の駆動系を使用することもでき
る。

第３図は、第２図の駆動装置の−線にそつ
た部分断面を有する側面図を示している。駆動軸
３８の外面上に部分的に正弦波形の案内路４２が
付いている。この案内路４２は、この図面の面の
後で結び付いている。往復台２６は、案内路４２
と咬合つているローラ４４を有する。１回転方向
に駆動軸３８が回転する際に、往復台２６は、必
要な往復運動を行なう。本発明によれば、データ
量の記録を、往復台の実質的に一様な運動の際に
行なう。所定の駆動装置により、重い往復台は、
同時に、非常に迅速に運動することができ、高い
作業速度を達成するために精確に案内することが
できる。データ量の施与は往復台２６の運動に応
じて同時化し、この際、記録ヘツドの運動は直線
物尺で走査される。この図面中には、水平の基台
４８上に垂直に存在するプレート４６が認められ
る。帯状物４の前記の穴１２，１４内に突入する
円錐形ピン５０により、帯状物４の所定の心合わ
せを行なう。基台４８内には、この基台への帯状
状物４の空気による吸引を可能とする穴５２が存
在する。ここで、このプレート４６の下側には記
録ヘツド５４が見える。

第４図は、往復台のプレート４６の平面図であ
り、ここでは、製造方向（矢印６）に隣接して、
それぞれ記録ヘツド５４ ５個並びに、読取りヘ
ツド５６ ５個が配置されている。記録ヘツド５
４により、同時に５本の飛跡で、平行の５個のデ
ータ量が記録される。ここに記載されていない帯
状物４の、最初の記録ヘツド５４と最初の読取り
ヘツド５６との間の間隔５８に相応する搬送の後
に、前記の磁気飛跡は、磁気層中の読取りヘツド
５６の直下に存在する。引続く往復台の運動及び
更に磁気飛跡の記録の際に、読取りヘツド５６に
より、予め記録された磁気飛跡のデータ量が読み
取られる。この際欠陥が確認されると、相応する
マークが付され、帯状物の切断の後に相応する試
験片を選別することができる。記録−及び読取り
ヘツド５４，５６は縦長の板ばね６０上に配置さ
れていて、記録及び読取りヘツド５４，５６の側
面にくびれ部もしくは切欠き部６２を有する。記
録−もしくは読取りヘツド５４，５６のカルダン
類似の懸架が達成され、この際、板ばね６０の縦
軸６４の方向で、所定の心合わせが確保される。
他方、前記縦軸６４のまわりの、かつ図面に対し
て鉛直のヘツドの充分な運動性も与えられてい
る。縦軸６４は、本発明の範囲で、相互に対向し
ている担持材帯の穴で規定された軸と一列になつ
ていることが確認される。データ量の記録方向
は、担持材帯の相互に対向している穴により規定
される引出し方向と充分に一致し、記録時の角度
誤差は確実にさけられる。

第５図は、合計10個の記録−もしくは読取りヘ
ツド５４，５６を有するプレート４６の側面図で
ある。磁気層上の記録−及び読取りヘツド５４，
５６の確実な突き合わせを確保するために、前記
板ばねに付加的に、それぞれ、更に、矢印６６の
方向で、緊密な接触を得るために、個々のヘツド
を磁気層に押しつけるばね素子を備えていてよ
い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法を実施する装置と製品との
関係を原理的に略示している平面図、第２図は、
記録−及び読取りヘツドを有し、搬送方向に対し
て直角に運動しうる往復台を有する駆動装置の平
面図、第３図は第２図の駆動装置の、製造方向で
第２図の−線にそつた部分の断面図、第４図
は、第３図の数個の記録−及び読取りヘツドを有
する往復台のプレートのの方向から見た平面
図、第５図は、第４図のプレートの側面図であ
る。 ２…ローラ、４…担持材帯、６…製造方向、
８，１０…縁部、１２，１４…切欠き部、１６…
試験部材料帯、１７…全帯状物、２０…磁化可能
な材料層、２４…駆動装置、２６…往復台、３０
…切断装置、３２…試験片、３４，３６…案内
棒、３８…駆動軸、４２…案内路、４４…ロー
ラ、５４…記録ヘツド、５６…読取りヘツド、６
０…ばね素子。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 広幅の担持材帯４上に、これに対して平行
   に、試験部材料帯１６を配置し、この担持材帯４
   に、試験片の評価に必要な情報を記憶するための
   データ量を与え、かつ全帯状物１７を製造方向６
   に対して直角に切断して、多数の細長い試験片３
   ２にすることにより、細長い担持材及び試験部を
   有する試験片を製造する方法において、(a)担持材
   帯４は、その１縦縁部８の領域内に、一連の等間
   隔の第１切欠き部１２を、かつ第２の縦縁部１０
   の領域内に一連の等２間隔の第切欠き部１４を有
   し、(b)この担持材帯４上に、磁化可能な材料層２
   ０を施こし、(c)データ量を、製造方向に対して直
   角に、磁化可能な材料層２０内に書込み、この
   際、担持材帯を少なくとも各々１個の第１及び第
   ２切欠き部を用いて位置合わせ及び心合わせを
   し、(d)全帯状物１７を、多数の試験片３２に切断
   して、各々の試験片が少なくとも各々１個の第１
   及び第２切欠き部１２，１４を各々のその端部に
   有するようにすることを特徴とする、試験片の製
   法。 ２ 全帯状物１７の切断の前に、書込まれたデー
   タ量を試験目的のために読み、その際欠陥の確認
   の後にマーク付けして、欠陥のある試験片を切断
   の後にマークにより選別可能にする、特許請求の
   範囲第１項記載の方法。 ３ 磁気可能な材料層２０を、予め製造された磁
   気テープの形で、接着又は融着により施こす、特
   許請求の範囲第１項又は第２項記載の方法。 ４ 磁化可能な材料層２０を、試験部材料帯１６
   から離して、有利にこれと相対している担持材帯
   ４の面上に施こす、特許請求の範囲第１項から第
   ３項までのいずれか１項に記載の方法。 ５ 少なくとも２個の記録ヘツド５４を用いて、
   同時に少なくとも２本のデータ量の磁気飛跡を、
   製造方法６に対して直角に書き込む、特許請求の
   範囲第１項から第４項までのいずれか１項に記載
   の方法。 ６ データ量の書込み及び前以つて書込まれたデ
   ータ量の読み取りを、全帯状物が静止している間
   に行なう、特許請求の範囲第１項から第５項まで
   のいずれか１項記載の方法。 ７ 担持材帯４を、データ量の書込みの間に書込
   みのために使用される記録ヘツの領域内で有利に
   空気により、平らな基台４８に押し付ける、特許
   請求の範囲第１項から第６項までのいずれか１項
   に記載の方法。 ８ データ量の書込みのために使用される記録−
   ヘツド５４を、一方で製造方向６に対して直角に
   正確に心合わせをし、他方で、担持材帯４の層に
   所定の押し付け力を与える弾性のばね素子６０に
   より往復台２６上に配置させる、特許請求の範囲
   第１項から第７項までのいずれか１項に記載の方
   法。 ９ 第１端部及び第２端部及び第１面及び第２面
   を有し、かつ第１面上の第１端部の近くに少なく
   とも１個の試験部を有する細長い平面状担持材を
   有する体液の成分を分析測定するための試験片に
   おいて、磁化可能な材料の層中に試験片の評価の
   ために役立つデータ量をその縦方向で書き込まれ
   ている磁化可能な材料の層及び各端部の領域内
   に、分析評価時に試験片の心合わせ及び位置合わ
   せのために使用可能であるように構成されている
   各々１個の切欠き部を有することを特徴とする、
   体液成分の分析測定用試験片。 １０ 磁気帯状物が接着又は融着により施与され
   ている、特許請求の範囲第９記載の試験片。