JPH05317399A - 消臭材料 - Google Patents
消臭材料Info
- Publication number
- JPH05317399A JPH05317399A JP4123181A JP12318192A JPH05317399A JP H05317399 A JPH05317399 A JP H05317399A JP 4123181 A JP4123181 A JP 4123181A JP 12318192 A JP12318192 A JP 12318192A JP H05317399 A JPH05317399 A JP H05317399A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- activated carbon
- flavin
- micropores
- reducing
- deodorizing material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高効率で長寿命の消臭材料を得ることができ
る。 【構成】 フラビンモノヌクレオチド３１とハイドロサ
ルファイトナトリウム３２を溶解した水に、活性炭繊維
２１を浸漬し、乾燥して得た消臭材料は、還元型フラビ
ンモノヌクレオチドを活性炭繊維２１に担持している。
る。 【構成】 フラビンモノヌクレオチド３１とハイドロサ
ルファイトナトリウム３２を溶解した水に、活性炭繊維
２１を浸漬し、乾燥して得た消臭材料は、還元型フラビ
ンモノヌクレオチドを活性炭繊維２１に担持している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は悪臭を消臭する消臭材
料に関するものである。
料に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２は、例えば刊行物｛Ｊ．Ｏｄｏｒ
Ｃｏｎｔｒｏｌ ｖｏｌ．１５ Ｎｏ．７０（１９２
６）Ｐ．２９〜３３｝に示されている、従来の消臭材料
である活性炭の一部分の断面図であり、図において２１
は活性炭、２２はミクロポアである。活性炭は気流中に
臭気分子が含まれると、そのミクロポアへ臭気分子を物
理吸着して消臭する。
Ｃｏｎｔｒｏｌ ｖｏｌ．１５ Ｎｏ．７０（１９２
６）Ｐ．２９〜３３｝に示されている、従来の消臭材料
である活性炭の一部分の断面図であり、図において２１
は活性炭、２２はミクロポアである。活性炭は気流中に
臭気分子が含まれると、そのミクロポアへ臭気分子を物
理吸着して消臭する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の消臭材料は上記
のように構成されているので、ミクロポアが臭気分子を
吸着し飽和するともはや消臭をおこなわず寿命が短いと
いう課題があった。
のように構成されているので、ミクロポアが臭気分子を
吸着し飽和するともはや消臭をおこなわず寿命が短いと
いう課題があった。
【０００４】この発明は、かかる課題を解決するために
なされたもので、高効率で長寿命の消臭材料を得ること
を目的とする。
なされたもので、高効率で長寿命の消臭材料を得ること
を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明の消臭材料は、
還元型フラビン系化合物を担持した活性炭繊維からな
る。
還元型フラビン系化合物を担持した活性炭繊維からな
る。
【０００６】
【作用】この発明において、還元型フラビン系化合物と
空気中の酸素の作用によってスーパーオキシドが生じ、
ミクロポアに吸着した臭気分子が分解され、ミクロポア
内がいつも清浄に保たれているので活性炭の吸着力は大
きくなり、消臭能力と寿命を向上させることができる。
空気中の酸素の作用によってスーパーオキシドが生じ、
ミクロポアに吸着した臭気分子が分解され、ミクロポア
内がいつも清浄に保たれているので活性炭の吸着力は大
きくなり、消臭能力と寿命を向上させることができる。
【０００７】
【実施例】図１はこの発明の一実施例の消臭材料の一部
分の断面図であり、２１は活性炭、２２はミクロポア、
３１はフラビンモノヌクレオチド、３２はアスコルビン
酸である。臭気分子例えばアセトアルデヒドは、活性炭
２１のミクロポア２２に添着したアスコルビン酸３１に
よりフラビンモノヌクレオチド３２が還元されて得られ
た還元型フラビンと酸素から生じたスーパーオキシドの
作用により次式のように反応し、
分の断面図であり、２１は活性炭、２２はミクロポア、
３１はフラビンモノヌクレオチド、３２はアスコルビン
酸である。臭気分子例えばアセトアルデヒドは、活性炭
２１のミクロポア２２に添着したアスコルビン酸３１に
よりフラビンモノヌクレオチド３２が還元されて得られ
た還元型フラビンと酸素から生じたスーパーオキシドの
作用により次式のように反応し、
【０００８】
【化１】
【０００９】消臭される。その結果ミクロポア中に吸着
したアセトアルデヒドは除去され、高効率長寿命効果を
引き起こすことができる。
したアセトアルデヒドは除去され、高効率長寿命効果を
引き起こすことができる。
【００１０】この発明に係わる還元型フラビン系化合物
は、フラビン系化合物を還元する還元剤をフラビン系化
合物と混合することにより得ることができる。上記フラ
ビン系化合物としては、例えばリボフラビン、フラビン
モノヌクレオチドおよびフラビンアデニンジヌクレオチ
ド等を用いることができ、上記還元剤としては、例えば
ハイドロサルファイトナトリウムおよびアスコルビン酸
等を用いることができる。
は、フラビン系化合物を還元する還元剤をフラビン系化
合物と混合することにより得ることができる。上記フラ
ビン系化合物としては、例えばリボフラビン、フラビン
モノヌクレオチドおよびフラビンアデニンジヌクレオチ
ド等を用いることができ、上記還元剤としては、例えば
ハイドロサルファイトナトリウムおよびアスコルビン酸
等を用いることができる。
【００１１】実施例１．０．５重量部のフラビンモノヌ
クレオチドと０．５重量部のハイドロサルファイトナト
リウムを１００重量部の水に溶解し、活性炭繊維｛商品
名：クラクティブＦＴ３００−２０，クラレケミカル
（株）製｝０．５重量部をこのものに浸漬し、よくしぼ
って１００℃のオーブン中で１時間乾燥してこの発明の
一実施例の消臭材料を得る。風速０．２ｍ／ｓで濃度１
０００ｐｐｂのアセトアルデヒドをこの消臭材料に流し
たところ（入り口濃度ー出口濃度）／入り口濃度によっ
て表される消臭効率は７０％であった。
クレオチドと０．５重量部のハイドロサルファイトナト
リウムを１００重量部の水に溶解し、活性炭繊維｛商品
名：クラクティブＦＴ３００−２０，クラレケミカル
（株）製｝０．５重量部をこのものに浸漬し、よくしぼ
って１００℃のオーブン中で１時間乾燥してこの発明の
一実施例の消臭材料を得る。風速０．２ｍ／ｓで濃度１
０００ｐｐｂのアセトアルデヒドをこの消臭材料に流し
たところ（入り口濃度ー出口濃度）／入り口濃度によっ
て表される消臭効率は７０％であった。
【００１２】実施例２．０．５重量部のリボフラビンと
０．３重量部のアスコルビン酸を１００重量部の水に溶
解し、活性炭繊維｛商品名：クラクティブＦＴ３００−
２０、クレケミカル（株）製｝０．５重量部をこのもの
に浸漬し、よくしぼって１００℃のオーブン中で１時間
乾燥してこの発明の他の実施例の消臭材料を得る。風速
０．２ｍ／ｓで濃度１０００ｐｐｂのアセトアルデヒド
をこの消臭材料に流したところ消臭効率は８０％であっ
た。
０．３重量部のアスコルビン酸を１００重量部の水に溶
解し、活性炭繊維｛商品名：クラクティブＦＴ３００−
２０、クレケミカル（株）製｝０．５重量部をこのもの
に浸漬し、よくしぼって１００℃のオーブン中で１時間
乾燥してこの発明の他の実施例の消臭材料を得る。風速
０．２ｍ／ｓで濃度１０００ｐｐｂのアセトアルデヒド
をこの消臭材料に流したところ消臭効率は８０％であっ
た。
【００１３】比較例１．実施例１において、浸漬処理を
施さない活性炭繊維｛商品名クラクティブＦＴ３００−
２０，クラレケミカル（株）製｝を用いる他は実施例１
と同様に、風速０．２ｍ／ｓで濃度１０００ｐｐｂのア
セトアルデヒドを流したところ消臭効率は２０％であっ
た。
施さない活性炭繊維｛商品名クラクティブＦＴ３００−
２０，クラレケミカル（株）製｝を用いる他は実施例１
と同様に、風速０．２ｍ／ｓで濃度１０００ｐｐｂのア
セトアルデヒドを流したところ消臭効率は２０％であっ
た。
【００１４】
【発明の効果】この発明は、以上説明したとおり、還元
型フラビン系化合物を担持した活性炭繊維からなるもの
を用いることにより、高効率で長寿命の消臭材料を得る
ことができる。
型フラビン系化合物を担持した活性炭繊維からなるもの
を用いることにより、高効率で長寿命の消臭材料を得る
ことができる。
【図１】この発明の一実施例の消臭材料の断面図であ
る。
る。
【図２】従来の消臭材料の断面図である。
２１ 活性炭 ２２ ミクロポア ３１ フラビン系化合物 ３２ 還元剤
Claims (1)
- 【請求項１】 還元型フラビン系化合物を担持した活性
炭繊維からなる消臭材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4123181A JPH05317399A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 消臭材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4123181A JPH05317399A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 消臭材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05317399A true JPH05317399A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=14854199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4123181A Pending JPH05317399A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 消臭材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05317399A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108499337A (zh) * | 2018-03-18 | 2018-09-07 | 国润生物科技（深圳）有限公司 | 一种高效去除含氮污染气体型空气净化剂组合物 |
| JP6950067B1 (ja) * | 2020-10-15 | 2021-10-13 | ユシロ化学工業株式会社 | 光触媒組成物、光触媒組成物溶液、光触媒部材、光触媒組成物の使用方法、及び空間除菌方法 |
| WO2022080101A1 (ja) * | 2020-10-15 | 2022-04-21 | ユシロ化学工業株式会社 | 光触媒組成物、光触媒組成物溶液、光触媒部材、光触媒組成物の使用方法、及び空間除菌方法 |
| JP2023025385A (ja) * | 2021-08-10 | 2023-02-22 | ユシロ化学工業株式会社 | 光触媒組成物、光触媒組成物溶液、光触媒部材、及び空間除菌方法 |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP4123181A patent/JPH05317399A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108499337A (zh) * | 2018-03-18 | 2018-09-07 | 国润生物科技（深圳）有限公司 | 一种高效去除含氮污染气体型空气净化剂组合物 |
| JP6950067B1 (ja) * | 2020-10-15 | 2021-10-13 | ユシロ化学工業株式会社 | 光触媒組成物、光触媒組成物溶液、光触媒部材、光触媒組成物の使用方法、及び空間除菌方法 |
| WO2022080101A1 (ja) * | 2020-10-15 | 2022-04-21 | ユシロ化学工業株式会社 | 光触媒組成物、光触媒組成物溶液、光触媒部材、光触媒組成物の使用方法、及び空間除菌方法 |
| JP2022065439A (ja) * | 2020-10-15 | 2022-04-27 | ユシロ化学工業株式会社 | 光触媒組成物、光触媒組成物溶液、光触媒部材、光触媒組成物の使用方法、及び空間除菌方法 |
| JP2023025385A (ja) * | 2021-08-10 | 2023-02-22 | ユシロ化学工業株式会社 | 光触媒組成物、光触媒組成物溶液、光触媒部材、及び空間除菌方法 |
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