JP2845893B2 - 空気の清浄方法 - Google Patents
空気の清浄方法Info
- Publication number
- JP2845893B2 JP2845893B2 JP63138323A JP13832388A JP2845893B2 JP 2845893 B2 JP2845893 B2 JP 2845893B2 JP 63138323 A JP63138323 A JP 63138323A JP 13832388 A JP13832388 A JP 13832388A JP 2845893 B2 JP2845893 B2 JP 2845893B2
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- Japan
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- air
- oxygen
- ozone
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- odorless
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- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は空気の清浄方法に関し、詳しくは悪臭の発生
する場所等における生活環境を改善するために、空気を
清浄化する方法に関する。
する場所等における生活環境を改善するために、空気を
清浄化する方法に関する。
従来、空気の清浄化を目的として室内で使用されるオ
ゾン発生機は、原料の空気を除湿しないで導入すると、
オゾン発生量は湿度に応じて変動する。そのため、シリ
カゲル等の吸着剤を用いて除湿を行うことが提案されて
いるが、短時間で飽和してしまい頻繁に交換しなければ
ならないという不都合がある。また、圧力再生方式(P.
S.A.)を採用して乾燥空気を得る方法は、装置の大き
さ,重量等の理由から簡便に使用するには不適当である
上に、空中に浮遊している微粒子等を除去出来ないとい
う問題がある。
ゾン発生機は、原料の空気を除湿しないで導入すると、
オゾン発生量は湿度に応じて変動する。そのため、シリ
カゲル等の吸着剤を用いて除湿を行うことが提案されて
いるが、短時間で飽和してしまい頻繁に交換しなければ
ならないという不都合がある。また、圧力再生方式(P.
S.A.)を採用して乾燥空気を得る方法は、装置の大き
さ,重量等の理由から簡便に使用するには不適当である
上に、空中に浮遊している微粒子等を除去出来ないとい
う問題がある。
空中に浮遊している微粒子には喘息,花粉病などの原
因となるものが含まれており、カビ等の発生原因となる
湿度と共に、その除去は生活環境を改善するために不可
欠である。さらに、オゾン発生機を用いて酸素富化され
た空気を供給することも重要なことであるが、従来はこ
れらを組合せて効率よく空気を清浄化する方法が開発さ
れていなかった。
因となるものが含まれており、カビ等の発生原因となる
湿度と共に、その除去は生活環境を改善するために不可
欠である。さらに、オゾン発生機を用いて酸素富化され
た空気を供給することも重要なことであるが、従来はこ
れらを組合せて効率よく空気を清浄化する方法が開発さ
れていなかった。
本発明は、孔径の異なる複数の膜を組み合わせた膜フ
ィルターを用い、室内空気を除湿すると共に浮遊微粒子
を除去し、かつ、該空気中の窒素等の一部を捕捉して酸
素を濃縮乃至富化せしめた後、該空気をオゾン発生機に
導入し、オゾンを生成すると共に未利用の空気を該生成
オゾンと接触させて無臭化し、次いで過剰のオゾンを酸
化マンガン,酸化鉛及び活性炭から選ばれた触媒を用い
て分解し、分解により生じた酸素を前記無臭化空気と混
ぜて酸素を富化せしめることにより、除湿,無臭かつ酸
素富化された空気を得ることを特徴とする空気の清浄方
法を提供するものである。
ィルターを用い、室内空気を除湿すると共に浮遊微粒子
を除去し、かつ、該空気中の窒素等の一部を捕捉して酸
素を濃縮乃至富化せしめた後、該空気をオゾン発生機に
導入し、オゾンを生成すると共に未利用の空気を該生成
オゾンと接触させて無臭化し、次いで過剰のオゾンを酸
化マンガン,酸化鉛及び活性炭から選ばれた触媒を用い
て分解し、分解により生じた酸素を前記無臭化空気と混
ぜて酸素を富化せしめることにより、除湿,無臭かつ酸
素富化された空気を得ることを特徴とする空気の清浄方
法を提供するものである。
室内空気の除湿は各種の方法で行うことが出来るが、
湿度の除去と共に前述の浮遊微粒子(特に0.5μm以上
の粒径のもの)をも除去するためには、孔径の異なる複
数の膜を組合せた膜フィルターを使用する。この際、膜
を適切に選択することにより空気中の窒素等の一部を捕
捉して酸素を濃縮乃至富化することができる。
湿度の除去と共に前述の浮遊微粒子(特に0.5μm以上
の粒径のもの)をも除去するためには、孔径の異なる複
数の膜を組合せた膜フィルターを使用する。この際、膜
を適切に選択することにより空気中の窒素等の一部を捕
捉して酸素を濃縮乃至富化することができる。
除湿と共に浮遊微粒子も除かれた空気はオゾン発生機
に導入され、オゾンの生成に供される。次いで、未利用
の空気を生成オゾンと接触させることにより、該空気中
の有臭成分を除去して無臭とする。すなわち、オゾンの
酸化力を利用して臭気成分であるインドール,スカトー
ル,メルカプタン,アルデヒド,チオエーテル等を分解
して無臭化せしめる。
に導入され、オゾンの生成に供される。次いで、未利用
の空気を生成オゾンと接触させることにより、該空気中
の有臭成分を除去して無臭とする。すなわち、オゾンの
酸化力を利用して臭気成分であるインドール,スカトー
ル,メルカプタン,アルデヒド,チオエーテル等を分解
して無臭化せしめる。
一方、オゾンの人間に対する許容限界濃度は0.1ppm
(vol)とされているので、残存するオゾンは酸化マン
ガン,酸化鉛及び活性炭から選ばれた触媒を用いて分解
して上記濃度以下とすると共に、分解により生じた酸素
は前記無臭化空気と混ぜて酸素を富化せしめる。
(vol)とされているので、残存するオゾンは酸化マン
ガン,酸化鉛及び活性炭から選ばれた触媒を用いて分解
して上記濃度以下とすると共に、分解により生じた酸素
は前記無臭化空気と混ぜて酸素を富化せしめる。
このようにして除湿、無臭かつ酸素富化された清浄空
気は室内に放出される。
気は室内に放出される。
次に、本発明の実施例を示す。
実施例 悪臭のある空気を本発明の方法により処理して清浄空
気を得た。以下に処理前後における有臭成分の濃度と本
発明法による該成分の除去率を示す。
気を得た。以下に処理前後における有臭成分の濃度と本
発明法による該成分の除去率を示す。
表1 濃度(ppm) 有 臭 成 分 処理前 処理後 除去率(%) アンモニア 0.23 0.15 35.0 メチルメルカプタン 0.20 0.04 80.0 硫化水素 0.30 0.04 86.7 硫化メチル 0.010 0.008 20.0 二硫化メチル 0.020 0.002 90.0 アセトアルデヒド 0.050 0.041 18.0 〔発明の効果〕 本発明によれば、悪臭の発生する場所等における空気
を簡便に清浄化することができ、除湿、悪臭かつ酸素富
化された空気が得られる。そのため、生活環境を改善
し、快適な生活が可能となる。
を簡便に清浄化することができ、除湿、悪臭かつ酸素富
化された空気が得られる。そのため、生活環境を改善
し、快適な生活が可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61L 9/015
Claims (1)
- 【請求項1】孔径の異なる複数の膜を組み合わせた膜フ
ィルターを用い、室内空気を除湿すると共に浮遊微粒子
を除去し、かつ、該空気中の窒素等の一部を捕捉して酸
素を濃縮乃至富化せしめた後、該空気をオゾン発生機に
導入し、オゾンを生成すると共に未利用の空気を該生成
オゾンと接触させて無臭化し、次いで過剰のオゾンと酸
化マンガン,酸化鉛及び活性炭から選ばれた触媒を用い
て分解し、分解により生じた酸素を前記無臭化空気と混
ぜて酸素を富化せしめることにより、除湿,無臭かつ酸
素富化された空気を得ることを特徴とする空気の清浄方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63138323A JP2845893B2 (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | 空気の清浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63138323A JP2845893B2 (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | 空気の清浄方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01308566A JPH01308566A (ja) | 1989-12-13 |
JP2845893B2 true JP2845893B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=15219219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63138323A Expired - Lifetime JP2845893B2 (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | 空気の清浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2845893B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6449244U (ja) * | 1987-09-21 | 1989-03-27 | ||
JPH0192229U (ja) * | 1987-12-07 | 1989-06-16 |
-
1988
- 1988-06-07 JP JP63138323A patent/JP2845893B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01308566A (ja) | 1989-12-13 |
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