JPH05317203A - 壁面移動装置 - Google Patents

壁面移動装置

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JPH05317203A
JPH05317203A JP15143592A JP15143592A JPH05317203A JP H05317203 A JPH05317203 A JP H05317203A JP 15143592 A JP15143592 A JP 15143592A JP 15143592 A JP15143592 A JP 15143592A JP H05317203 A JPH05317203 A JP H05317203A
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JP
Japan
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link
wall surface
motor
connecting shaft
moving device
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP15143592A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Konno
裕之 今野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH05317203A publication Critical patent/JPH05317203A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータの制御の簡略化、部品点数、総重量、
コストの削減、点検保守の容易化を実現する。 【構成】 リンク1とリンク2、リンク2とリンク3、
リンク3とリンク4、リンク4とリンク1の各端部同士
を連結し、リンク機構を構成する。また、リンク1とリ
ンク2の連結軸の中心に吸盤5、リンク2とリンク3の
連結軸の中心に吸盤6、リンク3とリンク4の連結軸の
中心に吸盤7、リンク4とリンク1の連結軸の中心に吸
盤8を各々装着し、各吸盤5〜7を連結軸に対し回転自
在とする。更に、リンク1の端部に移動用のモータ9の
本体部を固定し、該モータ軸をリンク2に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁面移動装置に係り、
特に、1個のモータ(アクチュエータ)の駆動により壁
面を任意の方向へ移動する場合に好適な壁面移動装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、超高層ビル等の建設の増大に伴
い、ビル壁面の塗装作業や洗浄作業等を自動化するため
の壁面移動ロボットが開発されている。この種の壁面移
動ロボットは、ロボット本体を壁面に吸着させるための
吸盤の他に、壁面を縦方向/横方向へ移動させるための
アクチュエータ(エアシリンダ、モータ等)や、昇降用
のアクチュエータ等の機構を装備している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術の壁面移動機構は、ロボットを壁面の縦方向
や横方向へ移動させるための専用のアクチュエータや、
ロボットを壁面に沿って昇降させるための専用のアクチ
ュエータ等、複数のアクチュエータを搭載しているた
め、各種アクチュエータの駆動制御が複雑化すると共
に、部品点数やロボットの総重量が増大し、また、コス
ト高となる不具合があった。更には、機構が複雑なた
め、点検保守が煩雑化する不具合もあった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、前記課題を解決するもので、
ロボットに搭載する移動用アクチュエータを1個に削減
することにより、アクチュエータの制御を簡略化すると
共に、部品点数や総重量やコストを削減し、更に点検保
守の容易化を達成した壁面移動装置の提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、連結軸を介して互いに連結された4本の
リンクからなるパラレルリンク機構と、該パラレルリン
ク機構の連結軸に各々装着された吸盤とを具備してな
り、該吸盤を介して壁面に吸着すると共に、各リンクを
適宜固定または移動させながら壁面を移動するように構
成した壁面移動装置において、前記パラレルリンク機構
の一の連結軸に壁面移動用のモータを配設し、該モータ
の本体部を該連結軸に連結された一方のリンクに固定す
ると共に、該モータの出力軸を該連結軸を介して該連結
軸に連結された他方のリンクに固定した構成としてい
る。
【0006】
【作用】本発明の壁面移動装置によれば、パラレルリン
ク機構の一の連結軸に壁面移動用のモータを配設すると
共に、モータ本体部を連結軸に連結した一方のリンクに
固定し、且つ、モータ出力軸を連結軸に連結された他方
のリンクに固定した構造を採用しているため、即ち、搭
載モータは1個であるため、従来のように複数のモータ
を搭載したものと比較し、モータの制御を簡略化するこ
とができる。これにより、壁面移動装置の部品点数を削
減できるため、これにより、壁面移動装置自体の総重量
を軽量化でき、更には、コストの削減や、点検保守時に
おける作業を容易に実施することが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を適用してなる実施例を図面に
基づき説明する。図1は本実施例の壁面移動装置の構成
を示すものであり、該壁面移動装置は、4本のリンク
1、2、3、4と、壁面移動装置を壁面に吸着固定する
ための4個の吸盤5、6、7、8と、壁面移動装置を壁
面に沿って移動させるための1個の移動用モータ9とを
備える構成とされている。
【0008】壁面移動装置の各部の構造について説明す
ると、リンク1とリンク2の端部同士、リンク2とリン
ク3の端部同士、リンク3とリンク4の端部同士、リン
ク4とリンク1の端部同士が各々連結されている。ま
た、リンク1とリンク2の連結軸の中心には吸盤5が、
リンク2とリンク3の連結軸の中心には吸盤6が、リン
ク3とリンク4の連結軸の中心には吸盤7が、リンク4
とリンク1の連結軸の中心には吸盤8が各々装着されて
おり、各吸盤5〜8は連結軸に対し回転自在とされてい
る。更に、リンク1の、リンク2側の連結軸には、移動
用モータ9が配設されている。更に、各吸盤5〜8の吸
気口(図2参照)には、各吸入装置(図示略)が吸盤内
の空気を吸入するための吸入管K1〜K4が接続されて
いる。
【0009】リンク1とリンク4との間の結合構造の詳
細を説明すると、図2に示す如く、ジョイント10の上
端部の外周には、カラー11、ベアリング12、ベアリ
ングガイド13を介してリンク1が装着されており、リ
ンク1とジョイント10とはベアリング12を介して連
結されることにより、互いに回転自在とされている。ま
た、ジョイント10の上端部は、カラー11に対しナッ
ト14により固定されている。更に、ジョイント10の
中央部外周にはリンク4が固定されている。
【0010】また、ジョイント10の下端部の外周に
は、カラー15、ベアリング16、ベアリングガイド1
7を介して吸盤8が装着されており、吸盤8とジョイン
ト10とはベアリング16を介して連結されることによ
り、互いに回転自在とされている。また、ジョイント1
0の下端部は、カラー15に対しナット18により固定
されている。即ち、リンク間の結合構造を上記の構造と
することにより、リンク1、リンク4、吸盤8は相互に
独立した状態で自由に回転運動を行うことができるよう
になっている。
【0011】更に、吸盤8の内側には、吸盤内部の気密
性を保持するための密閉用カバー19がシール20を介
して装着されており、また、吸盤8の一端側には、上記
吸入装置が空気を吸入するための吸気口21が貫設され
ている。尚、他のリンク間の結合構造も上記と同様構造
のため説明を省略する。
【0012】更に、リンク1とモータ9との間の結合構
造の詳細を説明すると、図3に示す如く、ジョイント1
0’の上端部には、該ジョイント軸線と同軸に凹部22
が形成されており、また、リンク1の上面部には、モー
タ固定用ブラケット23が固定されている。そして、モ
ータ9の出力軸24が凹部22に嵌合され、軸線と直角
方向から止めネジ25により固定されると共に、該モー
タ9の本体部26の端部がモータ固定用ブラケット23
に固定されている。
【0013】即ち、リンク・モータ間の結合構造を上記
の構造とすることにより、リンク1、リンク2、吸盤5
は相互に独立した状態で自由に回転運動を行うことがで
きるようになっている。この場合、モータ9は、リンク
1の固定時にはリンク2を回転させることができ、ま
た、リンク2の固定時にはリンク1を回転させることが
できるようになっている。尚、リンク1とジョイント1
0’、リンク2とジョイント10’、吸盤5とジョイン
ト10’の各結合構造は図2の場合と同様構造のため説
明を省略する。
【0014】次に、上記の如く構成した本実施例の壁面
移動装置の動作を図1及び図4を中心に説明する。
【0015】壁面移動装置をビル等の壁面のX軸方向へ
移動させる場合には、まず、吸盤5と吸盤8とを壁面に
吸着させてリンク1を固定状態とすることにより、壁面
移動装置を図4の状態Aとする。次に、モータ9を駆動
して右回転させることにより、リンク2を図4の時計方
向へ回動させると、壁面移動装置は図4の状態Bとな
る。次に、上記と同様に、吸盤6と吸盤7とを壁面に吸
着させて固定した後、今度はモータ9を左回転させる
と、リンク1を壁面のX軸方向へ移動させることができ
る。
【0016】他方、壁面移動装置を壁面のY軸方向へ移
動させる場合には、まず、吸盤5と吸盤6とを壁面に吸
着させて固定した後モータ9を左回転させるか、また
は、吸盤7と吸盤8とを壁面に吸着させて固定した後モ
ータ9を右回転させると、リンク4、または、リンク2
を壁面のY軸方向へ移動させることができる。これによ
り、壁面移動装置は図4の状態Cとなる。
【0017】上述したように、本実施例によれば、壁面
移動装置に搭載するモータを1個に削減し、上述した制
御で壁面を移動させるため、従来と比較した場合、モー
タの制御を大幅に簡略化することが可能となる。また、
壁面移動装置を構成する部品点数を削減することができ
るため、壁面移動装置の総重量を軽量化できると共に、
コスト削減を図ることが可能となり、更には、点検保守
の容易化を実現することができる。
【0018】尚、本実施例の壁面移動装置を鉄製の壁面
に沿って移動させる場合には、吸盤を電磁石により構成
することも可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パラレルリンク機構の一の連結軸に壁面移動用のモータ
を配設し、モータ本体部を連結軸に連結した一方のリン
クに固定すると共に、モータ出力軸を連結軸に連結され
た他方のリンクに固定する構成としているため、従来の
如く複数のモータを搭載した場合と比較し、モータの制
御を簡易化することが可能となる。従って、壁面移動装
置を構成する部品点数を大幅に削減することが可能とな
り、これにより、壁面移動装置の総重量の軽量化を図る
ことができると共に、コストを低減することができ、更
には、壁面移動装置の点検保守時の作業を容易化するこ
とができ好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の実施例の壁面移動装置の
平面図、図2(b)は側面図である。
【図2】本実施例の両リンク間の結合構造の断面図であ
る。
【図3】本実施例のモータ・リンク間の結合構造の断面
図である。
【図4】本実施例の壁面移動装置の動作を説明するため
の模式図である。
【符号の説明】
1、2、3、4 リンク 5、6、7、8 吸盤 9 モータ 10、10’ ジョイント

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結軸を介して互いに連結された4本の
    リンクからなるパラレルリンク機構と、該パラレルリン
    ク機構の連結軸に各々装着された吸盤とを具備してな
    り、該吸盤を介して壁面に吸着すると共に、各リンクを
    適宜固定または移動させながら壁面を移動するように構
    成した壁面移動装置において、 前記パラレルリンク機構の一の連結軸に壁面移動用のモ
    ータを配設し、該モータの本体部を該連結軸に連結され
    た一方のリンクに固定すると共に、該モータの出力軸を
    該連結軸を介して該連結軸に連結された他方のリンクに
    固定したことを特徴とする壁面移動装置。
JP15143592A 1992-05-19 1992-05-19 壁面移動装置 Withdrawn JPH05317203A (ja)

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JPH05317203A true JPH05317203A (ja) 1993-12-03

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017079888A1 (zh) * 2015-11-10 2017-05-18 深圳市赛亿科技开发有限公司 一种擦玻璃机器人
WO2024055219A1 (zh) * 2022-09-14 2024-03-21 深圳怪虫机器人有限公司 一种用于清洁机器人的定点转向系统

Cited By (3)

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